JPH0594501U - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH0594501U
JPH0594501U JP4063792U JP4063792U JPH0594501U JP H0594501 U JPH0594501 U JP H0594501U JP 4063792 U JP4063792 U JP 4063792U JP 4063792 U JP4063792 U JP 4063792U JP H0594501 U JPH0594501 U JP H0594501U
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JP
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bladder
shell
gas
liquid
accumulator
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JP4063792U
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井 克 実 松
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラダ取付部材と内シェルとを一体化し、ひい
ては部品点数を削減して製造能率を改善し、またブラダ
が損傷を受ることを回避する。 【構成】ブラダ(20)によって内部空間がガス室(11A) と
液体室(11B) とに区画されたシェル(11)の内部に配設し
てガス室(11A) を少なくとも2つのガス小室(11A1,11
A2) に区画するための内シェル(12)の外周面に形成され
たブラダ取付部(12a) によってブラダ(20)の周縁部(21
B) をシェル(11)の内周面に対して押圧し保持する。 【効果】ブラダ取付部材と内シェルとを一体化でき、ひ
いては部品点数を削減して製造能率を改善でき、またブ
ラダが損傷を受ることを回避できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブラダによって内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの 内部に内シェルを配設することによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画 してなるアキュムレータに関し、特に、内シェルの外周面に形成されたブラダ取 付部によってブラダの周縁部をシェルの内周面に対して押圧し保持してなるアキ ュムレータに関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のアキュムレータとしては、シェルの内周面に対しブラダの周縁 部を押圧して配設するためのブラダ取付部材とは別体の内シェルをシェルの内部 にブラダ取付部材とともに配設してガス室を複数のガス小室に区画してなるもの が提案されていた。
【0004】
【解決すべき問題点】
しかしながら、従来のアキュムレータでは、ブラダ取付部材とは別体の内シェ ルをシェルの内部に配設していたので、(i) 部品点数が多く製造能率を改善でき ない欠点があり、また(ii)ブラダ取付部材と内シェルとの当接部に無用の間隙が 生じ易く、ブラダが過度に移動したときにブラダ取付部材と内シェルとの間の間 隙に陥入して損傷され易い欠点があった。
【0005】 そこで、本考案は、これらの欠点を除去する目的で、内シェルの外周面に形成 されたブラダ取付部によってブラダの周縁部をシェルの内周面に対して押圧し保 持することによりブラダ取付部材と内シェルとを一体化してなるアキュムレータ を提供せんとするものである。
【0006】
【考案の構成】
【0007】
【問題点の解決手段】
本考案により提供される問題点の解決手段は、 「ブラダによって内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの内部に 内シェルを配設することによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画し てなるアキュムレータにおいて、内シェルの外周面に形成されたブラダ取付 部(12a) によってブラダの周縁部をシェルの内周面に対して押圧し保持して なることを特徴とするアキュムレータ」 である。
【0008】
【作用】
本考案にかかるアキュムレータ用ブラダは、ブラダによって内部空間がガス室 と液体室とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設することによりガス室を 少なくとも2つのガス小室に区画してなるアキュムレータであって、上述の[問 題点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に、内シェルの外周 面に形成されたブラダ取付部によってブラダの周縁部をシェルの内周面に対して 押圧し保持しているので、 (i) ブラダ取付部材と内シェルとを一体化する作用 をなし、ひいては (ii) 部品点数を削減して製造能率を改善する作用 をなし、また (iii) ブラダが損傷を受ることを回避する作用 をなす。
【0009】
【実施例】
次に、本考案にかかるアキュムレータについて、その好ましい実施例を挙げ、 添付図面を参照しつつ、具体的に説明する。
【0010】 しかしながら、以下に説明する実施例は、本考案の理解を容易化ないし促進化 するために記載されるものであって、本考案を限定するために記載されるもので はない。
【0011】 換言すれば、以下に説明する実施例において開示される各要素は、本考案の精 神ならびに技術的範囲に属する全ての設計変更ならびに均等物置換を含むもので ある。
【0012】 (添付図面の説明)
【0013】 図1は、本考案にかかるアキュムレータの一実施例を示すための断面図である 。
【0014】 図2は、図1に示した実施例の製造要領を示すためのフローチャート図である 。
【0015】 図3は、図1に示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特 に、内シェル12を示している。
【0016】 図4は、図1に示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特 に、内シェル12のガス案内孔12b に対して弁体15を配設し内シェル組立体とした 状態を示している。
【0017】 図5は、図1に示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特 に、内シェル12の外周面に形成されたブラダ取付部12a にブラダ20の周縁部21B を組み付けてブラダ組付体とした状態を示している。
【0018】 図6は、図1に示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特 に、ブラダ組付体が内部に配設されたシェル素体11* を製造装置30に含まれた下 型32の凹所に対して載置しかつオイルポート14を製造装置30に含まれた把持部材 31で把持して吊り下げておき、製造装置30に含まれた上型33を把持部材31にそっ て下型32に向けて接近せしめることにより、シェル素体11* のオイルポート取付 開口11a*を縮小しようとしている状態を示している。
【0019】 図7は、図1に示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特 に、ブラダ組付体が内部に配設されたシェル素体11* を製造装置30に含まれた下 型32の凹所に対して載置しかつオイルポート14を把持部材31で把持して吊り下げ ておき、製造装置30に含まれた上型33を把持部材31にそって下型32に向けて接近 せしめ、シェル素体11* のオイルポート取付開口11a*を縮小せしめることにより 、アキュムレータ素体10* を作製した状態を示している。
【0020】 図8は、図1示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特に 、製造装置30に含まれた上型33を把持部材31によそって移動し下型32から離間せ しめたのちアキュムレータ素体10* に含まれたオイルポート14を把持部材31に把 持しつつシェル11のオイルポート取付開口11a に熔接した状態を示している。
【0021】 図9は、図1示した実施例の製造要領を説明するための断面図であって、特に 、製造装置30に含まれた把持部材31および下型32から取り外しシェル11のガス室 11A に不活性ガスを充填して封入することにより、本考案にかかるアキュムレー タ10を作製し終えた状態を示している。
【0022】 (実施例の構成)
【0023】 まず、図1を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施例について 、その構成を詳細に説明する。
【0024】 10は、本考案にかかるアキュムレータであって、後述のブラダ20によってシェ ル11の内部空間がガス室11A と液体室11B とに区画され、かつガス室11A が内シ ェル12によって第1のガス小室11A1と第2のガス小室11A2とに区画されている。 すなわち、本考案にかかるアキュムレータ10は、シェル11の内周面に対しブラダ 20 の周縁部21B の外周面を当接するよう内シェル12の外周面に形成されたブラダ 取付部12a によってその弾性取付部21a をシェル11の内周面に向けて押圧するこ とにより、ブラダ20をシェル11の内周面に配設し、シェル11の内部空間をガス室 11A と液体室11B とに区画している。内シェル12は、シェル11の内周面に形成さ れた係止段部11c に一面の周縁部を係止することにより、シェル11の内部に固定 されている。
【0025】 シェル11のガス室11A (すなわちガス小室11A1,11A2)には、適宜の不活性ガス (たとえば窒素ガス) が、ガス供給口11b から充填されたのち、閉鎖部材 (いわ ゆる“ガスプラグ”)13 およびシール部材 (ここではOリング) 13a によってそ のガス供給口11b を閉鎖することにより、封入されている。
【0026】 シェル11の液体室11B には、後述のポペット23によって内側開口が閉鎖可能な 液体案内孔14a を備えたオイルポート (すなわち液体出入口部材)14 をオイルポ ート取付開口11a に配設することにより、適宜の液体供給源(図示せず)が連通 可能とされている。すなわち、シェル11の液体室11B は、オイルポート14の先端 部の外周面もしくは内周面 (ここでは外周面) に形成されたネジ部14b に対して 液体供給管(図示せず)のネジ部を螺合することによって、液体案内孔14a およ び液体供給管を介し適宜の液体供給源に連通されており、その液体供給源の液体 圧に応じて適宜の量の液体(たとえばブレーキ液,水あるいはオイル)が供給さ れている。
【0027】 内シェル12には、ガス小室11A1,11A2 の間でガスの連通を可能とするためのガ ス案内孔12b が形成されている。ガス案内孔12b には、液体室11B の液体圧が急 速に高まりガス小室11A2からガス小室11A1へガスが短時間のうちに移動しようと したとき、それを阻止する目的で、弁体15が配設されている。
【0028】 オイルポート14は、内側端面の外周部が拡張されており、シェル11のオイルポ ート取付開口11a に配設されたのち熔接される際し不具合を回避するよう配慮さ れている。
【0029】 20は、本考案にかかるアキュムレータ10に組み込みガス室11A と液体室11B と を互いに区画するためのブラダであって、中央部21A と中央部21A の無負荷状態 における突出方向に向けて端面が形成された周縁部21B と中央部21A および周縁 部21B を互いに連結するための彎曲反転部21C とを包有しておりゴムなどの適宜 の弾性材料によって形成された弾性材料層21と、ガス透過性能の低い適宜の材料 によって作成されており所望に応じ弾性材料層21の内部に対して配設されたガス 遮蔽層22と、オイルポート14の液体案内孔14a に吸い込まれることを回避する目 的で弾性材料層21の中央部21A の外表面(すなわち前述の液体室11B 側に位置す る表面)に対して配設されたポペット23とを、備えている。
【0030】 ブラダ20の弾性材料層21には、ブラダ20が内シェル12の外周面によって前述の ごとくシェル11の内周面に対して取付けられたとき、シェル11の内周面との間で 十分のシールを確保できるよう、(i) 周縁部21B の端面にそって延長された厚肉 の弾性取付部21a が、ゴムなどの適宜の弾性材料によって、周縁部21B の内周面 (すなわち前述のガス室11A 側に位置する表面)に形成されており、また(ii)周 縁部21B の端面にそって延長された弾性突部21b が、同様に、周縁部21B の外周 面に形成されている。
【0031】 ブラダ20のガス遮蔽層22は、図示することを省略してあるが、通常、織布(た とえばメリヤスなど)あるいは不織布などの補強材の少なくとも一面に対し、ポ リビニルアルコール樹脂,ポリフッ化ビニル樹脂あるいは塩化ビニリデン樹脂な どで作製されたガス透過性能の低い樹脂膜あるいは金属箔からなる少なくとも一 層のガス遮蔽膜を配設することによってによって形成されている。しかしながら 、ガス遮蔽層22では、所望により、補強材を省略してもよい。
【0032】 (実施例の製造要領)
【0033】 また、図1ないし図9を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施 例について、その製造要領を説明する。
【0034】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第1工程において、 図3に示した内シェル12の中央部に形成されたガス案内孔12b に対し弁体15を周 知の要領で配設し、内シェル組立体とする。
【0035】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第2工程において、 図4に示した内シェル組立体で内シェル12の外周面に形成されたブラダ取付部12 a に対し、図5に示したごとく、ブラダ20の周縁部21B を組み付け、ブラダ組付 体とする。
【0036】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第3工程において、 図6に示したごとく、シェル素体11* が製造装置30に含まれた下型32の凹所に載 置され、かつオイルポート14のネジ部14b が製造装置30に含まれた把持部材31に よって把持されることによりオイルポート14が吊り下げられる。ちなみに、シェ ル素体11* には、予め、ガス室11A と液体室11B との間を区画し、かつガス室11 A をガス小室11A1,11A2 に区画する目的で、ブラダ組立体が配設されている。ブ ラダ組立体は、内シェル12の一面の周縁部をシェル素体11* の内周面に形成され た係止段部11c に当接されている。
【0037】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第4工程において、 製造装置30に含まれた下型32の凹所に載置されたシェル素体11* のオイルポート 取付開口11a*に向けて上型33が移動されることにより、図7に示したごとく、シ ェル素体11* のオイルポート取付開口11a*が上型33の凹所によって縮小され、オ イルポート14の外周面に接近され、アキュムレータ素体10* とされる。
【0038】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第5工程において、 シェル素体11* のオイルポート取付開口11a*がオイルポート14の外周面に接近さ れてアキュムレータ素体10* とされたのち、上型33が把持部材31にそって上方へ 移動されて待機せしめられ、把持部材31によってオイルポート14を把持した状態 で図8に示したごとくシェル素体11* のオイルポート取付開口11a*に対しオイル ポート14の外周面を熔接せしめる。
【0039】 本考案にかかるアキュムレータ10を製造するに際しては、第6工程において、 アキュムレータ素体10* が製造装置30に含まれた把持部材31および下型32から取 り外され、シェル11のガス室11A に対し不活性ガスを充填しガスプラグ13および シール部材13a をガス供給口11b に配設して封入することにより、図9に示した ごとく、本考案にかかるアキュムレータ10とされる。
【0040】 本考案にかかるアキュムレータ10は、図1に示したごとく、オイルポート14の ネジ部14b に液体供給管のネジ部を螺合することによって適宜の液体供給源に連 通され、液体供給源の液体圧の変動を緩和するために供される。
【0041】 (実施例の作用)
【0042】 更に、図1を参照しつつ、本考案にかかるアキュムレータの一実施例について 、その作用を詳細に説明する。
【0043】 無負荷時の動作
【0044】 本考案にかかるアキュムレータ10は、液体供給源 (図示せず) の液体圧が適度 の大きさであってブラダ20が図1に示したごとく無負荷状態にある場合、ブラダ 20 が、彎曲反転部21C で反転し中央部21A で一側(すなわちガス室11A に相当す る側)に向け周縁部21B の端面と同一方向に突出している。
【0045】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b を閉鎖しておらず、ガス小 室11A1,11A2 が互いに連通されている。
【0046】液体圧が減少するときの動作…液体吐出動作
【0047】 これに対し、液体供給源の液体圧が現在の状態 (たとえば図1に示した無負荷 状態) に比べて減少する場合、本考案にかかるアキュムレータ10は、ブラダ20の 中央部21A が液体室11B 側(すなわち“吐出方向”)へ向けて移動し、その両面 に印加された圧力(すなわちガス室11A のガス圧と液体室11B の液体圧と)が互 いに平衡した位置で停止する。ブラダ20の中央部21A の移動に伴なって、シェル 11の液体室11B の液体が、オイルポート14の液体案内孔14a を介して液体供給源 に向けて排出される。
【0048】 液体供給源の液体圧が更に減少する場合、本考案にかかるアキュムレータ10は 、ブラダ20の中央部21A (すなわちポペット23)が、液体室11B 側(すなわち“ 吐出方向”)へ向けて移動してオイルポート14に当接され、オイルポート14の液 体案内孔14a を閉鎖する。
【0049】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b を閉鎖しておらず、ガス小 室11A1,11A2 が互いに連通されている。このため、ガス小室11A2の容積がブラダ 20 の移動に伴なって拡大されるにつれ、ガス小室11A2には、ガス小室11A1からガ スが供給される。
【0050】液体圧が緩慢に増加するときの動作…液体吸入動作 (その1)
【0051】 また、液体供給源の液体圧が現在の状態 (たとえば図1に示した無負荷状態) に比べて緩慢に増加する場合、本考案にかかるアキュムレータ10では、液体が、 液体供給源から液体供給管を介してオイルポート14の液体案内孔14a に供給され る。これに伴なって、シェル11の液体室11B には、オイルポート14の液体案内孔 14a から液体が供給されるので、液体圧が緩慢に増加する。
【0052】 シェル11の液体室11B における液体圧の緩慢な増加に応じ、ブラダ20の中央部 21A は、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて緩慢に移動し、その両 面に印加された圧力(すなわちガス室11A のガス圧と液体室11B の液体圧と)が 互いに平衡した位置で停止する。
【0053】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b を閉鎖することがなく、ガ ス小室11A1,11A2 が互いに連通されている。このため、ガス小室11A2の容積がブ ラダ20の移動に伴なって縮小されるにつれ、ガス小室11A1には、ガス小室11A2か らガスが供給される。この結果、ガス小室11A1のガス圧は、ガス小室11A2のガス 圧に等しく維持されている。また、ブラダ20は、弁体15および内シェル12に接触 されるまで、移動される。
【0054】液体圧が急速に増加するときの動作…液体吸入動作 (その2)
【0055】 加えて、液体供給源の液体圧が現在の状態 (たとえば図1に示した無負荷状態 ) に比べて急速に増加する場合、本考案にかかるアキュムレータ10では、液体が 、液体供給源から液体供給管を介してオイルポート14の液体案内孔14a に急速に 供給される。これに伴なって、シェル11の液体室11B には、オイルポート14の液 体案内孔14a から液体が急速に供給されるので、液体圧が急速に増加する。
【0056】 シェル11の液体室11B における液体圧の急速な増加に応じ、ブラダ20の中央部 21A は、ガス室11A 側(すなわち“吸入方向”)へ向けて急速に移動し、その両 面に印加された圧力(すなわちガス室11A のガス圧と液体室11B の液体圧と)が 互いに平衡した位置で停止する。
【0057】 このとき、弁体15は、内シェル12のガス案内孔12b を閉鎖するので、ガス小室 11A1,11A2 が互いに隔離される。この結果、ガス小室11A2のガス圧は、ガス小室 11A1のガス圧よりも高くなる。また、ブラダ20は、液体室11B の液体圧がガス小 室11A2のガス圧に等しくなった位置まで移動して停止する。
【0058】
【考案の効果】
上述より明らかなように、本考案にかかるアキュムレータは、ブラダによって 内部空間がガス室と液体室とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設するこ とによりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画してなるアキュムレータであ って、[問題点の解決手段]の欄に明示したごとく構成されており、特に、内シ ェルの外周面に形成されたブラダ取付部によってブラダの周縁部をシェルの内周 面に対して押圧し保持しているので、 (i) ブラダ取付部材と内シェルとを一体化できる効果 を有し、ひいては (ii) 部品点数を削減して製造能率を改善できる効果 を有し、また (iii) ブラダが損傷を受ることを回避できる効果 を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるアキュムレータの一実施例を示
すための断面図である。
【図2】図1に示した実施例の製造要領を示すためのフ
ローチャート図である。
【図3】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図4】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図5】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図6】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図7】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図8】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【図9】図1に示した実施例の製造要領を示すための断
面図である。
【符号の説明】10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アキュムレータ 11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シェル 11* ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シェル素体 11A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス室 11B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体室 11a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート取付開口 11b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス供給口 11c ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止段部 12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・内シェル 12a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブラダ取付部 12b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス案内孔 13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガスプラグ 13a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シール部材 14・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート 14A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルポート組付体 14a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・液体案内孔 14b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネジ部 15・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弁体20・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ブラダ 21・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性材料層 21A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中央部 21B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周縁部 21C ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・彎曲反転部 21a ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性取付部 21b ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性突部 22・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガス遮蔽層 23・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポペット30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 製造装置 31・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・把持部材 32・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・下型 33・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上型

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラダによって内部空間がガス室と液体室
    とに区画されたシェルの内部に内シェルを配設すること
    によりガス室を少なくとも2つのガス小室に区画してな
    るアキュムレータにおいて、内シェルの外周面に形成さ
    れたブラダ取付部(12a) によってブラダの周縁部をシェ
    ルの内周面に対して押圧し保持してなることを特徴とす
    るアキュムレータ。
JP4063792U 1992-05-21 1992-05-21 アキュムレータ Pending JPH0594501U (ja)

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