JPH059421B2 - - Google Patents

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JPH059421B2
JPH059421B2 JP60250497A JP25049785A JPH059421B2 JP H059421 B2 JPH059421 B2 JP H059421B2 JP 60250497 A JP60250497 A JP 60250497A JP 25049785 A JP25049785 A JP 25049785A JP H059421 B2 JPH059421 B2 JP H059421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
catalyst
aromatic
primary amine
carbon monoxide
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60250497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62111960A (ja
Inventor
Takao Ikarya
Masanori Itagaki
Masatsugu Mizuguchi
Itaru Sakai
Osamu Tajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
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Priority to KR1019860007290A priority patent/KR890005036B1/ko
Priority to US06/902,527 priority patent/US4678856A/en
Priority to DE8686112169T priority patent/DE3683232D1/de
Priority to CA000517404A priority patent/CA1251221A/en
Priority to EP86112169A priority patent/EP0217166B1/en
Publication of JPS62111960A publication Critical patent/JPS62111960A/ja
Priority to US07/420,364 priority patent/USRE34137E/en
Publication of JPH059421B2 publication Critical patent/JPH059421B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、尿素類の製造方法の改良に関す
る。 〔従来技術〕 尿素類を製造する方法として、アミンと一酸化
炭素とをコバルトカルボニル、酢酸銀、イオウ、
セレン、白金族金属などの触媒を用いて反応させ
る方法が提案されている。 また、ルテニウム錯体触媒下で、ニトロベンゼ
ンと一酸化炭素とを、水素の存在下で反応させる
と、ジフエニル尿素とアニリンが生成することが
知られている。 前述した、アミンと一酸化炭素による尿素類の
製造方法において、コバルトカルボニル又は酢酸
銀を用いる方法は、尿素類の収率及び選択率があ
まり高くない。また、イオウ又はセレンを用いる
方法は、一般的には収率及び選択率は高いが触媒
成分の分離回収に繁雑な操作を必要とする。白金
族金属を用いる方法は、例えば特公昭53−41123、
特開昭58−144363などに提案されている。前者の
ものは収率が最高60%程度と低い。また、後者の
ものでは、触媒系が主金属触媒であるパラジウム
の他に、ハロゲン化合物及び酸素ガスを含む複雑
なものであり、触媒の回収に煩雑な操作を必要と
するとともに、耐食性の優れた高価な材料を使用
しなければならない問題がある。 一方、Inorg Chem,342(1970)には、ルテ
ニウム錯体触媒により、ニトロベンゼンと一酸化
炭素とを、水素の存在下で反応させると、ジフエ
ニル尿素が得られるが、この反応は反応速度が小
さく、大量のアニリンの生成が避けられないと記
されている。 〔発明が解決しようとする技術的課題〕 この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので
その目的とするところは、尿素類の収率が高く、
しかも大きな反応速度で反応を行う効率のよい尿
素類の製造方法を提供するものである。またこの
発明の目的は、反応後の生成物と触媒成分との分
離を容易にする尿素類の製造方法を提供するもの
である。 更にこの発明の目的は、触媒及び助触媒として
のハロゲン化合物を使用しないことにより、高価
な材料の使用を不必要とする尿素類の製造方法を
提供することである。 〔技術的課題を解決するための手段〕 この発明は、芳香族第一アミンと芳香族ニトロ
化合物と一酸化炭素とを触媒、好ましくは白金族
金属を含む化合物を主体とする触媒、とくに好ま
しくはルテニウム錯体化合物及びロジウム錯体化
合物の1種又は2種以上の触媒を用いて反応させ
る際に、該芳香族第一アミンを芳香族ニトロ化合
物1モルに対して5モル以上加えて、芳香族第一
アミンを反応原料かつ溶媒として使用することを
特徴とする尿素類の製造方法である。 この反応は以下の一般式に従つて進行すると考
えられる。 芳香族第一アミンとしては、アニリン類、アミ
ノナフタレン類、アミノアンスラセン類、アミノ
ビフエニル類などがあり、具体的な化合物とし
て、アニリン、o−,m−、及びp−トルイジ
ン、o−,m−、及びp−クロロアニリン、α及
びβナフチルアミン、2−メチル−1−アミノナ
フタレン、ジアミノベンゼン、トリアミノベンゼ
ン、アミノトルエン、ジアミノトルエン、アミノ
ピリジン、ジアミノピリジン、アミノナフタリ
ン、ジアミノナフタリン並びにこれらの異性体更
にはこれらの混合物などが挙げられる。 芳香族モノニトロ化合物としては、ニトロベン
ゼン類、ニトロナフタレン類、ニトロアンスラセ
ン類、ニトロビフエニル類あるいは少なくとも1
個の水素が他の置換基、例えば、ハロゲン原子、
シアノ基、脂環基、芳香族基、アルキル基、アル
コキシ基、スルホキシド基、スルホン基、カルボ
ニル基、エステル基、アミド基などによつて置換
されているニトロ化合物などがあり、具体的な化
合物としてニトロベンゼン、o−,m−、及びp
−ニトロトルエン、o−ニトロ−p−キシレン、
2−メチル−1−ニトロナフタレン、o−,m
−、及びp−クロロニトロベンゼン、1−ブロモ
−4−ニトロベンゼン、並びにこれらの異性体更
にはこれの混合物などが挙げられる。ただし、芳
香族第一アミンに対応するニトロ化合物を用いる
方が好ましい。 一酸化炭素は、純粋なものであつてもよく、又
窒素、アルゴン、ヘリウム、炭酸ガス、炭化水
素、ハロゲン化炭化水素などを含むものであつて
もよい。 白金族金属を含む化合物は、ルテニウム、ロジ
ウム、パラジウム、白金などの白金族元素と一酸
化炭素、ホスフイン類等の配位子又は有機基を有
する有機金属化合物類などとの化合物であるが、
ハロゲン元素を含まないものが望ましい。具体的
には、Ru3(CO)12,H4Ru4(CO)12,Ru(CO)3
(PPh32,Ru(CO)3(dppe),{Ru(CO)2
(HCO2)P(C−C6H1132,Ru(acac)3などのル
テニウム錯体化合物、Rh6(CO)16,RhH(CO)
(PPh33,Rh(acac)(CO)(PPh3),Rh(acac)
(CO)2,Rh(acac)3などのロジウム錯体化合物な
どが挙げられる。ただし、dppeはジフエニルホ
スフイノエタン、acacはアセチルアセトナート
を示す。 また、これら白金族金属化合物にコバルト、
鉄、ロジウム、パラジウム等を複合して使用する
こともできる。 反応温度は通常30〜300℃、好ましくは120〜
200℃の温度範囲で行なわれる。反応圧力は1〜
500Kg/cm2、好ましくは1〜150Kg/cm2の範囲であ
り、反応時間は他の条件によつて異なるが、通常
数分〜数時間である。 また、この反応においては、反応原料である芳
香族第一アミンを、芳香族ニトロ化合物との反応
当量(1:1)に比べて大過剰量、すなわち芳香
族ニトロ化合物1モルに対して芳香族第一アミン
を5モル以上に加えて、反応原料であるとともに
実質的に溶媒としての機能を持つようにする。 〔発明の作用、効果〕 この発明方法で得られた尿素類は、溶媒である
芳香族アミン、芳香族ニトロ化合物に対する溶解
度が小さい。このため、反応終了後の溶液を室温
程度に冷却するだけで生成した尿素類が結晶とし
て析出してくる。従つてこの溶液を過すること
により尿素類を固形物として効率よく得られる。
一方触媒は液中に溶解しているので、これをそ
のまま再使用でき、経済的である。反応後、室温
に冷却することにより、反応系が固化する場合、
反応混合物中のN,N′−ジ置換ウレア以外の成
分は、トルエン、ベンゼン等の溶剤で洗浄するこ
とにより、容易に分離でき、N,N′−ジ置換ウ
レアのみを単独で取出すことができる。また、
液は、溶剤を留去した後、再度反応に供すること
ができる。 この反応においては、触媒として、トルエン、
シクロヘキサンなどこの反応に関与しない化合物
を用いることも可能である。しかし、原料である
芳香族第一アミン濃度を大きくすると反応速度が
大きくなることから、芳香族第一アミンを大過剰
に加え、実質的に溶媒として用いることにより、
大きな反応速度で反応を行うことができる。 また、この発明ではハロゲン化合物を使用する
必要がないので材料の腐食が極めて少なく、高価
な材料を使用する必要がなくなる。 更にこの反応は副反応が少なく、高い収率で尿
素類を得ることができる。 〔実施例〕 実施例 1 内容積200ml、電磁攪拌式オートクレーブに、
ニトロベンゼン3.71g、アニリン40.0ml、Ru3
(CO)120.509gを入れ、系内を一酸化炭素で置換
した後、一酸化炭素を50Kg/cm2となるように圧入
した。攪拌しながら160℃で1.5時間反応させた。
反応終了後、室温まで冷却し、排気後反応溶液を
過してN,N′−ジフエニル尿素の結晶5.42gを
得た。液を液体クロマトグラフイーで分析した
ところ、N,N′−ジフエニル尿素が0.37g含ま
れ、ニトロベンゼンは検出されなかつた。 N,N′−ジフエニル尿素の収率は、単離され
たもののみにおいて85%、溶液中に存在するもの
まで含めると91%である。触媒のターンオーバー
頻度は84〔mol−PhNO2/mol−Ru・hr〕であ
る。 実施例 2〜5 次に、実施例1で示したものと同様の装置操作
においてN,N′−ジフエニル尿素の生成実験を
行つた結果を表1に示す。
【表】
【表】 実施例 6 仕込をニトロベンゼン1.80g、アニリン40.0
ml、Ru(acac)30.0800gとし、反応温度160℃、
CO仕込50Kg/cm2、反応時間2.0時間として、実施
例1と同様に実験を行つた。得られた結晶は2.80
gであり液中にはニトロベンゼンは検出され
ず、N,N′−ジフエニル尿素が0.27g含まれてい
た。 N,N′−ジフエニル尿素の収率は、単離され
たもののみにおいて90%溶液中に存在するものま
で含めると99%である。触媒のターンオーバー頻
度は36〔mol−PhNO2/mol−Ru・hr〕である。 実施例 7 仕込を、ニトロベンゼン2.32g、アニリン40.0
ml、Ru(CO)3(PPh320.0817gとし、反応温度
160℃、CO仕込50Kg/cm2、反応時間1.5時間とし
て、実施例1と同様に実験を行つた。得られた結
晶は3.38gであり、液中にはニトロベンゼンは
検出されず、N,N′−ジフエニル尿素が0.31g含
まれていた。 N,N′−ジフエニル尿素の収率は、単離され
たもののみにおいて85%溶液中に存在するものま
で含めると93%である。触媒のターンオーバー頻
度は109〔mol−PhNO2/mol−Ru・hr〕である。 比較例 1 内容積200mlの電磁攪拌式オートクレーブにニ
トロベンゼン3.82g、アニリン2.85g、トルエン
34.58g、Ru3(CO)120.10gを入れ、系内を一酸化
炭素で置換した後、一酸化炭素を50Kg/cm2となる
ように圧入した。攪拌しながら160℃で6時間反
応させた。反応終了後室温まで冷却し、排気後反
応溶液を過してN,N′−ジフエニル尿素の結
晶5.91gを得た。液を液体クロマトグラフイー
で分析したところ、ニトロベンゼンは検出されな
かつた。 N,N′−ジフエニル尿素の単離収率は90%で
あり、触媒のターンオーバー頻度は11〔mol−
PhNO2/mol−Ru・hr〕である。 比較例 2 内容積200mlの電磁攪拌式オートクレーブにニ
トロベンゼン3.82g、アニリン2.85g、溶媒とし
てトルエンの代りにメタノール30.00g、Ru3
(CO)120.18gを入れ系内を一酸化炭素で置換した
後、一酸化炭素を50Kg/cm2となるように圧入し
た。攪拌しながら160℃で6時間反応させた。反
応終了後室温まで冷却し、排気後反応溶液を液体
クロマトグラフイーで分析した。その結果ニトロ
ベンゼン基準のN,N′−ジフエニル尿素の収率
は4%であり、N−フエニルカルバミン酸メチル
の収率は61%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 芳香族第一アミンと芳香族ニトロ化合物と一
    酸化炭素とを触媒を用いて反応させる際に、該芳
    香族ニトロ化合物1モルに対して芳香族第一アミ
    ンを5モル以上加えて、芳香族第一アミンを反応
    原料かつ溶媒として使用することを特徴とする尿
    素類の製造方法。 2 触媒が白金族金属を含む化合物を主体とする
    触媒である特許請求の範囲第1項に記載の尿素類
    の製造方法。 3 白金族金属を含む化合物の触媒が、ルテニウ
    ム錯体化合物及びロジウム錯体化合物の1種又は
    2種以上である特許請求の範囲第2項に記載の尿
    素類の製造方法。
JP60250497A 1985-09-04 1985-11-08 尿素類の製造方法 Granted JPS62111960A (ja)

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JP60250497A JPS62111960A (ja) 1985-11-08 1985-11-08 尿素類の製造方法
KR1019860007290A KR890005036B1 (ko) 1985-09-04 1986-09-01 방향족 우레탄 및 그 중간생성물의 제조방법
US06/902,527 US4678856A (en) 1985-09-04 1986-09-02 Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof
DE8686112169T DE3683232D1 (de) 1985-09-04 1986-09-03 Verfahren zur herstellung von aromatischen urethanen und eines zwischenproduktes.
CA000517404A CA1251221A (en) 1985-09-04 1986-09-03 Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof
EP86112169A EP0217166B1 (en) 1985-09-04 1986-09-03 Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof
US07/420,364 USRE34137E (en) 1985-09-04 1989-10-12 Method of manufacturing aromatic urethane and intermediate product thereof

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