JPH0592822A - シートフイーダ - Google Patents

シートフイーダ

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JPH0592822A
JPH0592822A JP3071953A JP7195391A JPH0592822A JP H0592822 A JPH0592822 A JP H0592822A JP 3071953 A JP3071953 A JP 3071953A JP 7195391 A JP7195391 A JP 7195391A JP H0592822 A JPH0592822 A JP H0592822A
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JP
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suction
sheet
edge
sheet feeder
edge piece
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Application number
JP3071953A
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English (en)
Inventor
Hartmut K Sauer
ハルトムート ザウエル カール
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KBA Notasys SA
Original Assignee
De la Rue Giori SA
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Filing date
Publication date
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/08Separating articles from piles using pneumatic force
    • B65H3/12Suction bands, belts, or tables moving relatively to the pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/19Specific article or web
    • B65H2701/1912Banknotes, bills and cheques or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 中間マガジンまたはバッファ蓄積部として使
用できるように全体構成され、高い信頼度でシートの個
別分離ができるシートフィーダの提供。 【構成】 シートフィーダBはバッファ蓄積部として設
計され、垂直に積み重ねたシートを受けるベース26を
有したマガジン24を備える。シートの積重体Sの端縁
片Rに沿って移動するエンドレスベルト18は分離部材
1を取着し、湾曲吸引面を備え、そのあとに複数のスペ
ーサ11がある。最下部のシートの端縁片は、湾曲吸引
面に吸引されることにより残りの積重体から離れるよう
に下向きに曲げられる。そしてそのあとのスペーサがそ
の上に接し、その上に残りの積重体が支持される。端縁
片のそばを分離部材が通過したのち、端縁片はスペーサ
の下面に接触し、残りの積重体から離れるように完全に
曲げられ、この位置でエンドレスベルト18が短時間静
止し、調節可能な吸引ヘッド31によってその位置から
端縁片がコンベアベルト35に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートフィーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シートフィーダの運転で最も頻繁に生じ
るエラーのひとつは、互いに積重しかつ付着した2枚の
シートが、同時に積重体から持ち上げられ運び出される
ことである。請求項1の前文で述べた形式の公知のシー
トフィーダ(米国特許公報A-3885784号、及び西独特許
公報A−201069号)の場合、この課題を解決するため
に、吸引開口部を備え、かつシート面に平行な旋回軸に
取り付けられた振動作動レバーを、まず積重体に押し付
け、次に、吸引開口部を吸引空気源に接続したあとで、
直接吸引される最初のシートのみを取り出せる速度で積
重体から離れるように上記レバーを旋回させる構造にし
ている。2枚のシートがある程度付着していたとして
も、あとのシートは慣性によって、この急激な動きに追
随できなくなるというのが趣旨である。この場合、積重
体のシートは連続して鉛直方向に積載され、その下端は
マガジンの前方向に上り傾斜したベースの上にある。そ
して、シートの積重体は、その後部を支える押し板によ
って、F字形に形成された上記のレバー方向に前方へ押
されている。F字形レバーの2本の平行なリムは、吸引
開口部を備えるとともに、実際の分離部材を形成する。
吸引によってレバーに付着したシートは、残りの積重体
から持ち上げた位置で、連続循環式のエンドレスシート
コンベアによって取り出せる平面内にある。このシート
コンベアは吸引部材を等間隔で取り付けたエンドレスチ
ェーンからなる。振動レバーの吸引開口部及びシートコ
ンベアの吸引部材は、管を介して分配弁に接続される。
分配弁はシートコンベアと同期して回転し、所定時の適
性位置における吸引効果をオンオフする。したがって、
回転カム盤によって駆動される振動レバーの吸引開口部
は、振動レバーが積重体を押圧する後方位置になったと
きに吸引空気源に接続される。レバーが積重体から上昇
した前方位置に達したのちに、レバーの吸引効果は遮断
される。このときシートは、所定時にこの位置で吸引空
気源に接続された通過移動する吸引部材に吸着され、運
搬される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後方位置から前方位置
に0.01秒以内にこのレバーを動かそうとして、急激に振
動するレバーとその駆動部によって、そして、レバーの
調節およびチェーンコンベアの吸引部材に作用する吸引
効果の制御の調節は精密にすべきであることにより、こ
の公知のシートフィーダは比較的複雑な構造になる。シ
ートを1枚ずつにするのを慣性効果のみに依存している
ため、2枚のシートの付着力について、2枚目のシート
の慣性が付着力に打ち克つのに1枚目のシートを持ち上
げる速度が実際に十分かどうかの問題がある。さらに、
マガジン内の積重体の後方に継続的に作用する押し板が
設けられているので、この公知のシートフィーダのマガ
ジンは中間マガジンまたはバッファ蓄積部に使用できな
い。中間マガジンまたはバッファ蓄積部とは、同期した
動作サイクルで運転できない、または同じ処理速度で運
転できない2台のシート処理装置の間に設置されるマガ
ジンとして定義できる。知られているように、バッファ
蓄積部は、第1の処理装置から来るシートを中間的に、
かつ連続的に蓄積し、同時に、第2の処理装置の処理速
度に対応する動作サイクルで第2の処理装置にシートを
1枚ずつ送るように設定しなければならない。
【0004】本発明は、高い信頼度でシートを個別分離
でき、さらに、中間マガジンまたはバッファ蓄積部とし
て使用できるように全体構成を設計した、シートを個別
分離するための装置の提供を目的とし、請求項1の前文
内に記載された形式のシートフィーダを単純化し、改善
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明にも
とづき、請求項1の特徴部分に特定される機能によって
実現される。すなわち本発明が提供するシートフィーダ
は、シートの積重体を受けるマガジンと、複数の可動式
分離部材によってシート群を個別分離する装置であっ
て、分離すべきシートに接触しかつ該シートを残りの積
重体から分離するための、吸引空気源に接続可能な吸引
開口部付きの吸引面を備えた装置と、分離したシートを
搬出するシートコンベア、とを具備したシートフィーダ
において、前記マガジンは、1枚ずつ上積みして実質的
鉛直に積重するシート群を受けるように設定され、か
つ、前記マガジン下方の一部のみに延びるとともに前記
積重体の端縁片を自由にするベースを備え; 湾曲した吸
引面を備えた前記複数の分離部材は、前記自由な端縁片
の前方を通過可能なように、前記端縁片の長さより大き
い距離だけ相互に離間して、エンドレスベルトに固定さ
れ; 前記吸引面の移動方向前方の縁部は、前記端縁片の
面に平行に向けられ、かつ前記吸引面はそれ自体の後方
縁部方向へ、前記面に対する傾斜角度が一定増加するよ
うに該面から湾曲して離間し、これにより最下部のシー
トの端縁片が、前記湾曲した吸引面に吸引されるに従い
残りの積重体から下方へ離れるように徐々に屈曲せら
れ; 前記エンドレスベルトには、前記各分離部材の移動
方向下流において少なくとも2つのスペーサを取着し、
該スペーサの相互間の距離及びそれぞれが隣接する分離
部材との距離は前記端縁片の長さの半分よりも小さく、
かつ、前記スペーサは最下部のシートの前記屈曲した端
縁片と残りの積重体との間を通って移動し; そして、前
記シートの積重体の真下に前記スペーサのみが存在する
前記エンドレスベルトの位置において一端縁片を完全分
離した後に、個別分離されたシートはその移送位置にあ
るとともに前記シートコンベアによって取り出されるこ
と、を特徴とするものである。
【0006】請求項1で特定された形式の吸引面を有す
る分離部材自体は、実際には束になった紙片とくに銀行
券の計数装置の事例(欧州特許公報A−311567号)で同
じ形式のものがすでに知られている。しかしこの事例で
は、これらの分離部材が分離部材の吸引面で保持されて
いる紙片の領域がそのあとで到着する分離部材に接して
おり、この方法で計数された束の全ての紙片が滑動面と
して設計された分離部材の他の側の上を連続的に通過す
る。この事例でも、束になった紙片が水平のマガジン内
に垂直に置かれる。そして束の後に接している押し板に
よって分離部材に押される。それゆえ、バッファ蓄積部
として動作する本発明にもとづくシートフィーダは、こ
の紙片計数装置から示唆されない。
【0007】本発明にもとづくシートフィーダの本質的
利点は、滑動する分離部材の吸引面が特別な曲面になっ
ていることにより、最も下のシートの端縁片をその上に
乗っている積重体から、単に離れるように曲げるだけで
なく、ねじり曲げにする。そのあとで積重体から離れた
位置であとのスペーサによって保持される。それによっ
てこのスペーサが端縁片を最初に、さらに離すように曲
げることができる。当然、最も下のシートに付着する可
能性がある次のシートの端縁片が、曲げられて出されて
いる端縁片によって、最初にある程度引き出されること
があるが、ねじり変形には追随できない。むしろ、その
固有の弾性ないし曲げ剛性によってこの最も下の端縁片
から離れて、最も下の端縁片が最大の変形になる前に元
の位置にはね返って戻る。したがって、1枚ずつにする
のに、ねじり変形に対するシートの反撥力を用いる。吸
引面の後端の最大傾斜角度を少なくとも10°、好まし
くは15°〜25°の値で適当に選ぶことにより、1枚
ずつにできないエラー率を事実上ゼロに低下できる。分
離部材の通過後、スペーサが端縁片を持ち上げた位置に
保持し、コンベアベルトのグリッパが直接つかんで遠方
に運搬できるようにするか、または、調節可能な吸引ヘ
ッドによって最初に残りの積重体から取り出し、その後
にコンベアベルトによって運搬できるようにできる。
【0008】シートはマガジンの上側に積み重ねられ、
マガジンの下側から取り出すので、本発明にもとづくシ
ートフィーダはバッファ蓄積部として容易に使用しう
る。例えば、シートの番号印字機と切断機の間に置き、
番号を印字したシートを個々の紙片、いわゆる個別ブラ
ンクに切断する。そのような銀行券のシートの処理装置
は同一出願人の欧州特許公報B−167196号に開示され
る。本発明の有利な展開は付属の各請求項により示され
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を、図面を参照しつつその実施
例によって、より詳細に説明する。図1によると、異な
る動作速度または異なる動作サイクルで作動する2台の
処理ステーションAおよびCの間のバッファ蓄積部とし
てシートフィーダBが設置される。この実施例では、銀
行券として印刷して供給されたシートが処理される。ス
テーションAは例えばシートの番号印字機であり、各シ
ートの銀行券に一連番号が印字される。シートフィーダ
Bにおいて、シートは中間的に蓄積され、シートフィー
ダのマガジンに上から積み重ねられ、下から取り出され
る。そして、例えば、ステーションCは概略的にのみ示
される切断ステーションであって、シートは個々の銀行
券に切断される。シートの番号印字機と下流の切断ステ
ーションを用いて銀行券のシートを処理する装置が例え
ば同一出願人の欧州特許公報B−167196号に開示され
る。
【0010】図1〜図3に示すように、ステーションA
およびシートフィーダBは共通フレーム21に取り付け
られ、チェーングリッパシステムによってお互いに接続
される。チェーングリッパシステムは一般に、スプロケ
ット23の上を走り、かつグリッパ22a を有するグリ
ッパチェーン22を備える。図1〜図3では、スプロケ
ット23がグリッパチェーンの一端に示される。番号を
印字されたシートWが1枚ずつこのチェーングリッパシ
ステムの助けによって、ステーションAから矢印F1の
方向にシートフィーダBへ運ばれる。シートフィーダB
で、シートWは上から矢印F2の方向に上が開いたマガ
ジン24へ落ちる。そして、そこでシートの積重体Sを
形成する。ローラ25がマガジン24内にシートを積重
ねやすくしている。マガジン24はベース26を備え
る。ベース26はサポート21a に取り付けられ(図
7)、積重体の下側の一部にしか伸びていなくて、前端
の端縁片Rが自由端のままになっている。シートの到着
方向からみて、後部壁27、両側壁28(図2および図
3)、およびガイドレール29によって形成される前部
の壁があり、それについては後述する。図1にもとづく
と、端縁片は図面の面に垂直になっており、端縁片に沿
って、エンドレスチェーン18の形でエンドレスベルト
が配置される。エンドレスチェーン18の移動経路は、
図4に示すように実質的に長方形になっている。このチ
ェーン18には分離部材1とスペーサ11が組合わせら
れて取付けられる。スペーサ11についてはあとでさら
に詳細に示すが、スペーサ11の上側が上向きに傾斜
し、その上にシートの積重体Sの端縁片Rが乗って、そ
れによって、斜め上向きに曲げられる。チェーン18の
案内のために、その一方がモータ20によって駆動され
る2個のスプロケット19(図1)、横方向のガイドレ
ール38(図4)、下側ガイドレール39、およびシー
トの積重体Sの端縁片Rに沿って走る上側の直線状ガイ
ドバー40が役立つ。あとで述べるように、シートの積
重体Sの下側を滑るときに、分離部材1が最も下のシー
トの端縁片を残りの積重体から離れるように曲げる構造
になっている。そして、後続のスペーサは、移送位置に
おいてシートをシートコンベアによってステーションC
に運び出せるように配置された曲げられた端縁片を保持
する。
【0011】この実施例では、シートコンベアは2個の
間欠作動式吸引ヘッド31およびエンドレスコンベアベ
ルト35からなる。2個の吸引ヘッド31はそれぞれが
軸33のまわりに旋回できるレバー32の上にあり(図
3および図7)、エンドレスコンベアベルト35は方向
変更ローラ36の上を走り、グリッパ37を備える(図
1)。吸引ヘッド31は曲げられた端縁片をコンベアベ
ルト35の有効範囲に引下げ、グリッパ37がこの端縁
片をつかみ、積重体Sの下からシートを引き出し、ステ
ーションCにそれを運搬できるようにする。このため
に、吸引ヘッド31が曲げられた端縁片に接触する上方
位置で吸引空気源(図示せず)に接続される。これによ
り、この端縁片は吸引ヘッド31に吸引される。下方位
置に達したあとで、シートがグリッパ37に引き渡さ
れ、吸引空気源が遮断状態に戻る。シートを1枚ずつに
することについては図7〜図10を参照しつつ、あとで
より詳細に説明する。
【0012】図4に示したように、チェーン18に取り
付けられた分離部材1同志の距離が端縁片Rの長手方向
の積重体Sの寸法より大きくなっている。2個の分離部
材の間にはスペーサ11が取り付けられるが、本実施例
ではそれぞれの場合に14個のスペーサ11が相互にせ
まい間隔で均等に分布する。もらろん、これらのスペー
サ11の数は処理されるシートの最大寸法に依存する。
原則として、小さなシートの場合、各分離部材1の後に
少なくとも2個のスペーサ11があれば十分であり、各
スペーサ間の距離およびそれが隣接する分離部材1から
の距離が端縁片の長さの半分より小さい。それでシート
の移送位置では端縁片の下にはスペーサ以外のものがな
い。
【0013】図11および図12は分離部材1とスペー
サ11との異なる2つの斜視図である。とくに図13〜
図17に示したように、分離部材1にはチェーン18に
結合するのに役立つ締結孔2a のついた締結フランジ
2、後部平面7、およびその反対側の突き出し部分があ
る。この突き出し部分の上側には後部平面7に平行な連
続の溝7a がある。前記の溝の端縁片の下に接触する表
面領域が隣接する。表面領域は厳密には3セクションか
らなり、分離部材の移動方向からみて、前の傾斜面3と
2つのセクション5a, 5bで形成され、吸引開口部9を
有した吸引面5がある。吸引面の前端4がまず平面セク
ション5a に接する。本実施例では平面セクション5a
には1個のみの吸引開口部9がある。そのあとで曲面セ
クション5b がある。ここには8個の吸引開口部9があ
る。分離部材が端縁片の下側に沿ってすべるとき、前端
4と平面セクション5a は端縁片に平行になる。そして
平面セクション5a はこの端縁片に接触する。曲面セク
ション5b の領域内で吸引面は端縁片の平面から離れる
ように、その後端8の方向に曲がる。平面セクション5
a に対するその傾斜角の増加が一定になるように曲が
る。この実施例では、最大傾斜角度、すなわち、平面セ
クション5a と後端8の間の角度は、10°〜30°の
間、好ましくは15°〜25°の間になっている。本実
施例では約20°であり、積重体の端縁片がスペーサの
上に乗ったときにマガジン内で上方に曲げられる角度に
対応する。曲面セクション5b の前端4a と吸引面の側
端6は端縁片に平行な共通平面内にあり、分離部材に沿
って滑る間に、この端縁片が曲面の吸引面に吸引されな
がら、残りの積重体から離れるように段々に下向きに曲
げられる。
【0014】吸引効果を生じるために、分離部材1の平
面セクション5a が積重体の最も下のシートの端縁片と
接触するやいなや、吸引開口部9が吸引空気源に短時間
接続する。このために、吸引開口部9には内部チャネル
10と分離部材の後部平面7に開口している開口部9’
が接続する。後部平面7は吸引バー41(図7)に沿っ
てチェーンガイド内をすべる。吸引バー41内の小さな
チューブ42が吸引空気配管に接続され、スロット43
に開口する(図6)。本実施例では、このスロット43
の長さが相互に隣接した開口部9’の3個分に相当す
る。それで、それぞれの場合に、分離部材の通過中に3
個のみの吸引開口部9が吸引バー上に端縁片を吸い付け
る。吸引面の長さにより、例えば6個〜12個の吸引開
口部9が用意され、それぞれの場合に、そのうちの2個
〜5個が吸引効果を発揮する。
【0015】図18〜図21に示されるスペーサ11も
同様に締結用開口部12a のついた締結フランジ12、
後部平面17、及び横方向突出部分を備える。突出部分
は、また、後部平面に平行な上部溝17a と積重体の下
に接触する領域がある。この領域の上側は上側傾斜面1
3と隣接する平坦な接触面14からなる。そして、その
下側は、下側傾斜面15と隣接する平坦な位置決め面1
6からなる。上側傾斜面13と下側傾斜面15が前方に
先細になるくさびを形成する。図20に示すように、平
面図ではその前端が斜めになっている。接触面14がシ
ートの積重体の端縁片に平行である。
【0016】チェーンの移動方向を基準に、分離部材1
と後続のスペーサ11を考えた場合、下側傾斜面15を
含む平面は分離部材1の後端8に平行になっており、こ
の後端より上方に僅かな距離だけ離れる。それゆえ、こ
の下側傾斜面15が前方の分離部材1の吸引面5に吸引
されるシートの端縁片に接触して、端縁片がスペーサの
下側位置決め面16に接触する。その結果として、端縁
片の残りの積重体からの分離を完了する。スペーサがさ
らに移動する間、その接触面14上に残りの積重体が支
持される。
【0017】図5,図7及び図8にはチェーン18のた
めのガイドバー40が示される。チェーン18はマガジ
ン24に隣接し、積重体の端縁片Rに沿って設置され
る。そして、下限がガイドバー40の面40a で、上限
が前記ガイドバーに結合された補助バー44である案内
溝内で走行する。分離部材1とスペーサ11は組み合わ
せられてボルト46によってチェーン18に結合され、
その一部がガイドレール29によって、端縁片に沿って
動くように案内される。ガイドレール29はガイドバー
40の上側領域に中間バー45を介して結合される。ガ
イドレール29は、分離部材及びスペーサのそれぞれの
上側の溝7a 及び17a において、その下向きに傾斜し
た端部29a に係合する。これらの溝の垂直の境界面
は、ガイドレール29の内側平面と、ガイドバー40の
内側を滑る分離部材及びスペーサのそれぞれの後部平面
7及び17a に案内される。
【0018】図6にも示されるように、チェーン18の
移動方向からみて、端縁片の始めの部分で吸引バー41
がガイドバー40の下側部分に挿入される。吸引バー4
1のスロット43が小さなチューブ42に接続されてい
る。小さなチューブ42はガイドバー40を通って、そ
の一部が吸込配管(示されていない)を介して吸引空気
源に接続されている。結果として、分離部材1が通過す
る間にそれぞれの場合に、3個の吸引開口部9がつぎつ
ぎと、まず、吸引面5の平面セクション5a 上の吸引開
口部が始めになって開口部9’とチャネル10を介して
吸引空気源に接続されていく。
【0019】同時にガイドレール29の外面がマガジン
24の前の壁を形成し、シートの前端がその壁面に当た
るようにしてマガジンに落下する。そうすることで、シ
ートの前端が湾曲した保持ばね30の下に入る。湾曲し
た保持ばね30はガイドレール29に固定され、マガジ
ンに落下する間にシートの前端が上方に逃げないように
している。
【0020】1枚ずつにする操作の概略を図7〜図10
を参照して示す。図7は、分離部材1が積重体の下に入
り始め、平面セクション5a が一番下の端縁片R’に接
触し始める瞬間を示す。直前でスペーサ11のみが積重
体の下にあるときに、前のシートの端縁片R”が下側位
置の吸引ヘッド31によって下方に曲げられており、コ
ンベアベルト35のグリッパ37を閉じることによって
保持の引継ぎが行われる。同時に吸引ヘッド31が吸引
空気源から遮断される。図8は分離部材1の吸引面5が
吸引バー41のスロット43を通過する間に端縁片R’
が分離部材1の吸引面5に吸引された直後の段階を示
す。同時に、グリッパ37が前に1枚だけにしたシート
Wを積重体の下から引き出す。この実施例の場合、シー
トWはスピンドル33に取り付けられたローラ34上を
ころがり、その後の輸送ではOリング48が付いている
上部ローラ47で案内される。以上は図9に示される。
ローラ34および47は省略することも可能である。
【0021】図9はその後の分離操作を示し、分離部材
に吸引されて、曲げられた端縁片R’があとのスペーサ
11に接触して該当するあとのスペーサ11の下側傾斜
面15により、残りの積重体からさらに分離される。
【0022】図10は位置決め段階を示し、端縁片R’
が残りの積重体から完全に分けられて、スペーサ11の
下側位置決め面16に接触する。この移送位置では、積
重体の下には分離部材1が無く、積重体はスペーサ11
の接触面14上に支持される。そして、端縁片R’を吸
引ヘッド31に吸引できるようになり、吸引ヘッド31
が上側位置に旋回し、吸引空気源に接続できるようにな
る。この移送位置ではシートが平坦な形になる。そのプ
ロセスが続くとともに、端縁片R’が吸引ヘッドによっ
て下向きに曲げられる。そして、図7及び図8で端縁片
R”とシートWについて説明したように、コンベアベル
ト35のグリッパ37に保持の引継ぎが行われ、コンベ
アベルト35がエンドレスチェーン18の内側空間を通
ってシートを運び出す。
【0023】前記移送位置は図10に示され、チェーン
18は短期間、例えば数百ミリ秒間静止する。それで吸
引ヘッド31が最も下のシートを確実に保持できる。チ
ェーンがこのように静止している間に、2個のスペーサ
11が2個の吸引ヘッドに合う高さに位置して、吸引ヘ
ッドの上側吸引位置で端縁片がこれらのスペースの位置
決め面に押し付けられる。しかしながら、チェーンのこ
の位置でなくてもよく、端縁片の吸引の際、2個の吸引
ヘッドは2個のスペーサの間に位置してもよい。
【0024】上記のシートフィーダを用いて4000枚/時
までの1枚ずつにできることが認められている。これは
番号印字機とシート切断機の動作速度の現在の条件に適
合する。好ましくは、マガジン内の積重体は約4枚から
40枚の間に常にあるべきである。
【0025】スペーサ11から分離部材1までの距離お
よびスペーサ11相互間の距離は分離部材の吸引面5の
長さより小さいことが好ましく、とくに長さの半分より
小さいことが好ましい。それによって曲げられた端縁片
がその全長に亙って保持され、移送位置への位置決めが
良好になる。この実施例では、この距離は吸引面の長さ
の3分の1より若干長く、または分離部材ないしスペー
サの長さのほぼ3分の1である。
【0026】吸引されたシートの端縁片が吸引面の側端
6のまわりに曲げられるだけでなく、同時にこの側端6
に平行に想像された直線のまわりにねじられるというこ
とは、分離部材の湾曲した吸引面5の特別な設計によっ
て実現される。紙、とくに銀行券の弾性力は、一般に、
直線的な曲げ変形の場合よりもねじり変形の場合の方が
大きい。吸引された端縁片に以前に僅かに付着してい
て、吸引された端縁片とともに引き出された次のシート
の端縁片は、1枚だけにするはずのシートの端縁片が最
大のねじり変形に達する前に、元の位置に確実に戻る。
すなわち、引き出される可能性があった次のシートの端
縁片はその固有の弾性によってこの変形に追随できな
い。ストロボスコープによる露光を用いて、この極端に
早い発生経過を確認できた。
【0027】上記のシートフィーダの場合、分離部材1
の吸引面の平面セクション5a とスペーサ11の平面の
接触面14はマガジン24のベース26に対して約20
°だけ傾いており、マガジン24の端縁片Rが対応する
傾斜状態になり、1枚だけに分けられたあとで、移送位
置に正確に水平に置かれる。即ち1枚にされたシートが
平坦な形になる。
【0028】しかしながら、図22〜図25にもとづく
修正実施例では、分離部材1’とスペーサ11’の設計
が、分離部材の吸引面の平面セクション5a とスペーサ
の接触面14がマガジンのベース26と共通平面になる
ようになっていて、マガジン内の全てのシートが1枚の
上面に他の1枚が平坦に置かれているようになってい
る。1枚ずつにわけるためには、上記と全く同じ方法
で、最も下の端縁片R’が分離部材1の吸引面の湾曲に
よって水平状態から下の方に曲げられて、移送位置(図
25)では、残りのシートに対して下向きに傾く。図2
2〜図25は図7〜図10に示した段階に対応するので
説明をくりかえさない。同じ部分は同じ参照符号で示さ
れる。
【0029】図22〜図25にもとづく修正例の場合、
図1〜図21を参考に上記で示したシートフィーダとは
異なり、図22に概略的に示すように、1枚に分けたシ
ートWはコンベアベルト35’のグリッパ37’に直接
引き渡され、吸引ヘッドが省略されている。移送位置内
でスペーサ11の位置決め面に載っている端縁片R’を
グリッパ37’が把持できるように、コンベアベルトは
2個のスペーサ11’の中間の空間を走る。図22の表
示では、1枚に分けたシートWはグリッパ37’によっ
て積重体の下から少し引き出されている。さらに、図2
2〜図25のシートフィーダは異なる設計のチェーンガ
イドを有している。積み重ねられたシートの前端はマガ
ジンの前壁29’に支えられている。そして、僅かに異
なる設計の分離部材1’とスペーサ11’の案内はガイ
ドレールの機能をもつ吸引バー41上で直接行われる。
本発明は上記各実施例に限定されず、部分の設計と配
置、さらに使用するスペーサの数についても多様な変形
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】2台のシート処理ステーションの間にバッファ
蓄積部として配置された本発明にもとづくシートフィー
ダの概略的側面図である。
【図2】図1で矢印IIの方向から見た場合の、シートを
充填したシートフィーダのマガジンの概略的平面図であ
り、シートを供給するグリッパチェーンのグリッパを省
略して示す。
【図3】図1で矢印III の方向から見た場合の、マガジ
ンの別の平面図であり、エンドレスベルトのスペーサ上
に置かれているガイドレールを省略して示す。そして、
2枚のシートを点線で示し、そのうちの1枚はマガジン
内にあり、つぎのシートがすでにマガジン上のグリッパ
チェーンによって部分的に移動されている状態の図であ
る。
【図4】図3の矢印IVの方向で見た概略図であり、エン
ドレスベルトを分離部材とスペーサを備えたエンドレス
チェーンの形で示す。
【図5】図4の右上のチェーンの部分にチェーン用のガ
イドバーを付け、ガイドレールを省略した拡大図であ
る。
【図6】図7の線VI−VIに沿った部分断面図で、ガイド
バーに挿入された吸引バーと1枚に分けられて運び出さ
れたシートのためのガイドローラを示す。
【図7】図5の線 VII−VII に沿った断面図で、その位
置の分離部材を示し、分離部材がシートの積重体の端縁
片に接触し始めた状態を示す。
【図8】僅かに遅い時点のガイドバーの同じ場所の断面
図であり、僅かに前進した分離部材が吸引用配管に接続
され、最も下のシートの端縁片を吸引する状態を示す。
【図9】より遅い時点の同じ場所の断面図であり、スペ
ーサがシートの端縁片を残りの積重体から分離する状態
を示す。
【図10】同じ場所の断面図であり、曲げられた端縁片
がスペーサの下側の移送場所にあって、吸引ヘッドに引
き渡されている状態を示す。
【図11】分離部材とその後に配置されたスペーサの前
方からの斜視図である。
【図12】上方から見た図11の2部品の別の斜視図で
ある。
【図13】分離部材の正面図である。
【図14】図13の矢印XIV の方向で見た同一物の側面
図である。
【図15】分離部材の平面図である。
【図16】図13の線 XVI−XVI 上の分離部材の断面図
である。
【図17】図13の線XVII−XVIIに沿った断面図であ
る。
【図18】スペーサの正面図である。
【図19】図18の矢印IXX の方向で見た同一物の側面
図である。
【図20】スペーサの平面図である。
【図21】図19の線 XXI−XXI に沿った断面図であ
る。
【図22】向きの異なる分離部材とスペーサと異なるチ
ェーンガイドを有し、1枚に分けたシートをチェーング
リッパに直接移すシートフィーダの修正実施例の図で、
図7に対応した断面図である。
【図23】シートを1枚に分けている間の図22の実施
例の連続的な動作状態を示す図で、図8の対応図であ
る。
【図24】図23と同様の図で、図9の対応図である。
【図25】図23と同様の図で、図10の対応図であ
る。
【符号の説明】
1…分離部材 5…吸引面 9…吸引開口部 11…スペーサ 18…エンドレスベルト 24…マガジン 26…ベース 31…吸引ヘッド 35…コンベアベルト 37…グリッパ R…端縁片 S…シート積重体 W…シート

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの積重体(S) を受けるマガジン(2
    4)と、複数の可動式分離部材(1) によってシート群を個
    別分離する装置であって、分離すべきシートに接触しか
    つ該シートを残りの積重体から分離するための、吸引空
    気源に接続可能な吸引開口部(9) 付きの吸引面(5) を備
    えた装置と、分離したシートを搬出するシートコンベ
    ア、とを具備したシートフィーダにおいて、 前記マガジン(24)は、1枚ずつ上積みして実質的鉛直に
    積重するシート群を受けるように設定され、かつ、前記
    マガジン下方の一部のみに延びるとともに前記積重体の
    端縁片(R) を自由にするベース(26)を備え、 湾曲した吸引面(5) を備えた前記複数の分離部材(1)
    は、前記自由な端縁片の前方を通過可能なように、前記
    端縁片(R) の長さより大きい距離だけ相互に離間して、
    エンドレスベルト(18)に固定され、 前記吸引面(5) の移動方向前方の縁部(4) は、前記端縁
    片の面に平行に向けられ、かつ前記吸引面はそれ自体の
    後方縁部(7) 方向へ、前記面に対する傾斜角度が一定増
    加するように該面から湾曲して離間し、これにより最下
    部のシートの端縁片(R')が、前記湾曲した吸引面に吸引
    されるに従い残りの積重体から下方へ離れるように徐々
    に屈曲せられ、 前記エンドレスベルト(18)には、前記各分離部材(1) の
    移動方向下流において少なくとも2つのスペーサ(11)を
    取着し、該スペーサの相互間の距離及びそれぞれが隣接
    する分離部材(1) との距離は前記端縁片の長さの半分よ
    りも小さく、かつ、前記スペーサは最下部のシートの前
    記屈曲した端縁片(R')と残りの積重体との間を通って移
    動し、そして、 前記シートの積重体(S) の真下に前記スペーサ(11)のみ
    が存在する前記エンドレスベルト(18)の位置において一
    端縁片(R')を完全分離した後に、個別分離されたシート
    (W) はその移送位置にあるとともに前記シートコンベア
    によって取り出されること、を特徴とするシートフィー
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記エンドレスベルト(18)が断続的に可
    動であり、かつ、前記の位置で一時的に静止することを
    特徴とする請求項1記載のシートフィーダ。
  3. 【請求項3】 前記各分離部材(1) は、移動方向前方部
    分の上側に前記前方縁部(4) に達する前方上り傾斜部
    (3) を備え、かつ、前記吸引面(5) の前部分としての平
    面セクション(5a)及びその後方の曲面セクション(5b)を
    備え、前記平面セクション(5a)は、前記端縁片に平行に
    向けられるとともに少なくとも1つの吸引開口部(9) を
    備えることを特徴とする請求項1または2記載のシート
    フィーダ。
  4. 【請求項4】 前記マガジン(24)のベース(26)に面する
    側縁部(6) および前記各分離部材(1) の吸引面(5) の曲
    面セクション(5b)の前縁部(4a)が共通面内にあることを
    特徴とする請求項3記載のシートフィーダ。
  5. 【請求項5】 前記吸引面(5) の移動方向後縁部(8) が
    前記端縁片の面に対して有する最大傾斜角度は10°〜
    30°、好ましくは15°〜25°であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1つに記載のシートフィー
    ダ。
  6. 【請求項6】 前記各スペーサ(11)は、前方向へ徐々に
    細くなるとともに上方傾斜部(13)及び下方傾斜部(15)に
    よって形成される移動方向前方のくさび形領域を備え、
    分離部材(1) に後続するスペーサ(11)内で前記下方傾斜
    部(15)が存在する平面は、この分離部材(1) の湾曲吸引
    面(5) の後縁部(8) に平行移動するとともに後縁部(8)
    の上方にわずかに離間して位置し、そして、前記くさび
    形領域は、上側の平坦な接触面(14)と下側の平坦な位置
    決め面(16)とによって形成され、前記接触面(14)が前記
    マガジン(24)内に位置した積重体(S) の端縁片を支持す
    るとともに、前記位置決め面(16)がこの積重体から離れ
    るように屈曲した一端縁片(R')に接触することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか1つに記載のシートフィー
    ダ。
  7. 【請求項7】 前記分離部材(1) と後続する前記スペー
    サ(11)との間の距離は、前記吸引面(5) の長さより小さ
    く、好ましくは、吸引面(5) の長さの半分より小さいこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のシ
    ートフィーダ。
  8. 【請求項8】 前記エンドレスベルト(18)は、前記端縁
    片に隣接した前記マガジンの側面に沿って動き、前記分
    離部材(1) 及び前記スペーサ(11)がこのマガジン側面の
    下方縁部の下に係合し、前記シートコンベアは、個別分
    離したシート(W) をエンドレスベルト(18)の移動方向に
    垂直に、エンドレスベルト(18)によって包囲された内部
    空間を通って運び出すことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1つに記載のシートフィーダ。
  9. 【請求項9】 前記マガジン側面はガイドレール(29)の
    平坦な外方面によって形成され、前記ガイドレール(29)
    が前記端縁片に沿った経路方向に前記分離部材(1) 及び
    前記スペーサ(11)を案内することを特徴とする請求項8
    記載のシートフィーダ。
  10. 【請求項10】 前記シートコンベアは、グリッパ(37)
    を備えたコンベアベルト(35)であり、前記グリッパ(37)
    が移送位置で残りの積重体から離れるように曲げられた
    前記端縁片(R')をつかむことを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1つに記載のシートフィーダ。
  11. 【請求項11】 前記シートコンベアは、屈曲した前記
    端縁片(R')を移送位置で吸引する上方位置と、吸引され
    た端縁片がスペーサ(11)から離れるように曲げられる下
    方位置との間で移動可能な調節式の吸引ヘッド(31)を備
    え、さらに、下方位置で該吸引ヘッド(31)によって保持
    された端縁片(R')をつかむグリッパ(37)の付いたコンベ
    アベルト(35)を備えることを特徴とする請求項1〜9の
    いずれか1つに記載のシートフィーダ。
  12. 【請求項12】 前記エンドレスベルト(18)は、移送位
    置で一時的に静止し、かつこの位置で前記吸引ヘッド(3
    1)がスペーサ(11)の下に位置することを特徴とする請求
    項1〜9のいずれか1つに記載のシートフィーダ。
  13. 【請求項13】 前記端縁片(R)を通過する際に、前記
    各分離部材(1) は、吸引開口部(9) に接続されたチャネ
    ル(10)が開口する外表面(7) によって、吸引空気源に接
    続された長手方向の開口部(43)を有する吸引バー(41)に
    沿って摺動し、該吸引バー(41)は、エンドレスベルトの
    移動方向からみて端縁片(R)の前方領域に沿って取り付
    けられ、かつ、それぞれの場合において吸引開口部(9)
    の一部のみ、例えば、合計6〜12個の吸引開口部のう
    ちの2〜5個のみに通じる長さを備えることを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれか1つに記載のシートフィー
    ダ。
  14. 【請求項14】 前記マガジン(24)のベース(26)に隣接
    する前記端縁片の末端区域に沿って、前記シート積重体
    (S) の下方にローラ(34)を取着し、最下部のシートが移
    送の際に該ローラ(34)に巻き取られることを特徴とする
    請求項1〜13のいずれか1つに記載のシートフィー
    ダ。
  15. 【請求項15】 前記スペーサ(11)の接触面(14)及び前
    記分離部材(1) の吸引面(5) の平面セクション(5a)は、
    前記マガジン(24)のベース(26)の面に対して上方に傾斜
    し、これにより、マガジン内に位置したシート積重体
    (S) の端縁片が上方斜めに曲げられ、この傾斜角度を、
    好ましくは、分離部材(1) の吸引面(5)の最大傾斜角度
    に等しくして、シート(W) を移送位置内で平坦な状態に
    することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに
    記載のシートフィーダ。
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