JP4017133B2 - 画像形成装置の用紙後処理装置 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機・プリンタ等の画像形成装置に別体または一体で隣接させて使用する画像形成装置の用紙後処理装置に関する。詳しくは、画像形成装置から排出される用紙を後処理手段に搬送し、そこで用紙を揃えて綴じるなど適宜後処理を施してから、排紙トレイ上に排出する用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の用紙後処理装置の中には、たとえば図7に示すように、図中符号1の画像形成装置の横に隣接して備え、装置本体2内に排紙トレイ3を上下多段に配列して設け、それら排紙トレイの図中左側に、用紙を垂直方向下方に搬送する搬送手段4を設け、搬送手段4と排紙トレイ3との間に、後処理手段5を、各排紙トレイと対応する高さ位置で停止できるように昇降自在に配設したものがある。
【0003】
搬送手段4は、上下に配設するローラ4a間に搬送ベルト4bを掛け渡し、その搬送ベルトに沿って上下多段に切替爪4cなどを備える。
【0004】
後処理手段5は、用紙整合トレイ5aと、用紙整合トレイ上に用紙を排出する入口ローラ5b・5cと、用紙整合トレイ5a上で用紙を綴じるステープラ5dと、綴じた用紙束を排紙トレイ3へ排出する出口駆動ローラ5eと出口従動ローラ5fなどを備える。出口従動ローラは、支軸5gを中心として回動自在に設けるアーム5hの一端に取り付けて出口駆動ローラ5eに対して接離自在に設ける。
【0005】
そして、使用時は、画像形成装置1から排出される記録済用紙を、図中点線で矢示する水平搬送路6を通して搬送し、さらに搬送ベルト4bで下方へ搬送し、切替爪4cを選択的に作動して、たとえば最上段の排紙トレイ位置に待機させた後処理手段5の入口ローラ5b・5c間に送り込み、それらローラで用紙整合トレイ5aと排紙トレイ3の上に跨るように排出する。
【0006】
そうして、用紙が所定枚数スタックされると、ステープラ5dを作動し、用紙束に綴じ針を打って綴じる。綴じ処理後、アーム5hを回動して出口従動ローラ5fを出口駆動ローラ5eに押し当て、それら出口ローラで用紙束を最上段の排紙トレイ3上に排出していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、そのような従来の用紙後処理装置では、上述のように装置本体2内に、排紙トレイ3と搬送手段4と後処理手段5を横に並べて配設するため、図7中左右の横幅が大きくなり、それだけ装置全体が大型になるという課題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで、請求項1に記載の発明は、
上下のローラ間に搬送ベルトを掛け渡し、その搬送ベルトで画像形成装置から排出される用紙を上ローラのまわりを通して垂直方向下方に搬送する搬送手段と、
その搬送手段に沿って上下多段に設ける複数の排紙トレイと、
それら排紙トレイと前記搬送手段との間に設け、各排紙トレイと対応する高さ位置で停止可能に昇降し、前記搬送手段で搬送されてきた用紙に後処理を施し、その後処理後の用紙を対応する前記排紙トレイ上に排出する後処理手段と、
を備える画像形成装置の用紙後処理装置において、
前記搬送手段の前記上ローラを下ローラより大径とするとともに、
前記後処理手段にそれとともに昇降する複数のコロを設けて、それらの複数のコロと前記上下のローラとに前記搬送ベルトを掛け渡し、
前記複数のコロのうちの第1のコロと前記上ローラとで前記搬送ベルトを張り渡すとともに、
前記複数のコロのうちの第2のコロを、前記第1のコロと前記上ローラ間のベルト部分と、前記上ローラと前記下ローラ間のベルト部分との間の幅内に設けて、その第2のコロと前記下ローラとの間で前記搬送ベルトを張り渡し、
前記2つのベルト部分の間の幅内に前記後処理手段の一部を入り込ませてなる、ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置の用紙後処理装置において、前記上ローラと前記第1のコロ、前記第2のコロと前記下ローラ、前記上ローラと前記下ローラとで張り渡す前記搬送ベルトのベルト部分を互いに平行としてなる、ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、この発明による画像形成装置の用紙後処理装置の概略構成図である。
【0012】
この用紙後処理装置10は、たとえば図中符号11で示す画像形成装置の横に隣接して備える。
【0013】
そして、用紙後処理装置10は、その縦長箱状を外装ケース16の底面四隅にキャスタ12を取り付け、頂面にプルーフトレイ部16aを設ける。また、図中右の側面上側に、上記画像形成装置11の排紙口と一致する給紙口13を設ける一方、図中左の側面上側に、大量スタック用の排紙トレイ14を昇降自在に取り付ける。さらに、その大量スタック用排紙トレイ14の下側に、同トレイと同様に先端側を上に基端側を下にそれぞれ傾けて、排紙トレイ15a〜15eを上下多段に取り付けてなる。
【0014】
外装ケース16内には、その図中手前側と奥側に支持板(図示省略)を備え、それら支持板で以下に説明する構成部品のほとんどを支持する。そして、上記給紙口13とプルーフトレイ部16aとの間に、第1の搬送路Aを形成する。
【0015】
第1の搬送路Aには、順次、入口コロ17、搬送コロ18、切替爪19、排紙ローラ対21を設ける。入口コロ17と搬送コロ18は、搬送手段20に備える搬送ベルト25に圧接して設ける。搬送手段20は、搬送ベルト25を、図1中上下に離して設ける駆動側の上ローラ22と従動側の下ローラ23と、さらに2つのコロ70・71間に掛け渡してなる。
【0016】
そして、第1の搬送路Aの切替爪19位置から、搬送ベルト25の図中左側にそれに沿って下向きに、記録済用紙をステープルユニット(この発明でいう「後処理手段」)Sへ搬送する第2の搬送路Bを形成する。
【0017】
ステープルユニットSは、図1中手前側と奥側で互いに対向して設ける側板26を備える。そして、それら対向側板26を不図示の取付部材を介して駆動ベルト27に取り付けてなる。駆動ベルト27は、図中上下に設ける駆動ローラ28と従動ローラ29間に掛け渡す。そして、不図示の駆動源からの駆動力を伝達してステープルユニットSを、各排紙トレイ14・15a〜15eと対応する高さ位置で停止できるように昇降自在に支持する。
【0018】
また、ステープルユニットSは、対向側板26間上側に、図中右の入口側を一部湾曲させた水平搬送路Cを設け、そこに入口側から順に、用紙ガイド爪31、搬送ローラ対32、用紙通過検知センサ33、排出ローラ対34を設ける。なお、排出ローラ対34の下ローラには、それと同軸にブラシローラ36を設ける。
【0019】
さらに、ステープルユニットSには、水平搬送路Cから排出する用紙をスタックする用紙整合トレイ30を備えるとともに、その用紙整合トレイの図1中右斜め下方に、スタック用紙を綴じるステープル35を備える。
【0020】
用紙整合トレイ30は、図2に示すように、ほぼ四角い横長な薄箱形状につくり、図中矢印aで示す用紙の排出方向先端側の中央に、図示しないが、トレイ出し入れ口をあける一方、その反対の基端側中央にプーリ取付凸部30aを形成する。そして、図1に示すように、排紙トレイ14・15a〜15eと同じ角度で、先端側を上に基端側を下に傾けて設置する。
【0021】
この用紙整合トレイ30は、上面に、図2でも示すように、用紙の両側を揃える一対のジョガーフェンス38を、排出方向aと直交する幅方向bに対向して移動自在に設ける。さらに、図1に示すように、ジョガーフェンス38の右斜め下側に用紙受け39を立設してなる。
【0022】
また、用紙整合トレイ30には、用紙受け39と反対の先端側の幅方向中央に、排紙駆動ローラ41を設ける。排紙駆動ローラ41の上側には、その排紙駆動ローラ41に対して排紙従動ローラ42を接離自在に設ける。
【0023】
さらに、用紙整合トレイ30の上側で、その排紙従動ローラ41と排出ローラ対34との間に、タタキコロ45を備える。タタキコロ45は、軸芯にスポンジを巻いて形成し、用紙整合トレイ30の上面に対して接離自在に設ける。
【0024】
そして、用紙後処理装置10では、用紙整合トレイ30内ほぼ中央に、図2では引き出して示すが、延長トレイ40を、前記トレイ出し入れ口を通して排出方向a前後に出し入れ自在に設ける構成とする。
【0025】
そのため、この用紙後処理装置10では、延長トレイ40を出し入れ可能とすべく、用紙整合トレイ30の基端側の下方に、ワイヤ繰出し巻取り機構Tを備える。
【0026】
ワイヤ繰出し巻取り機構Tは、用紙整合トレイ30の幅方向bに沿って、基端を前記対向側板26で支持するプーリ軸46を備え、プーリ取付凸部30aの真下で同プーリ軸46上にプーリ47・48・49をそれぞれ固定する。そして、プーリ軸46の先端に固定したホイールギヤ52を、駆動モータ55のウォームギヤ55aに噛み合わせてなる。
【0027】
また、用紙整合トレイ30には、図3に示すように、プーリ取付凸部30aの立上げ片30bの内面に、2本の金属製案内棒53の一端をそれぞれ溶接等で固定し、それら案内棒を互いに平行に排出方向aに設ける。そして、各案内棒53を通してそれらに圧縮ばね54を装着してなる。
【0028】
一方、延長トレイ40は、この例では、図4に示すように、それぞれ樹脂製の第1トレイ50と第2トレイ51とを備えて構成する。
【0029】
第1トレイ50は、図3でも示すように、両縁をL状に曲げ起こして断面ほぼコ形状に形成する。そして、底面上に、その一側に2つの先細な貫通細筒部50aを互いに平行に設け、他側にも同様な貫通細筒部50bを1つ設ける。また、底面には、それら貫通細筒部の両側に細長い溝穴50cを設けてなる。なお、第1トレイ50の左右の外側面には、それぞれ上下に走行コロ57を取り付けてなる。
【0030】
第2トレイ51は、図4に示すように、両縁を下向きに折り曲げて断面コ状をなす用紙載置台51aと、その先端に、それと直交する方向に延びる延出受け51bを設けて、全体にほぼT形状に形成する。延出受け51bには、その両端縁にワイヤ掛け穴62を設けてなる。
【0031】
用紙載置台51aは、前記第1トレイ50より若干幅を小さく形成し、その中に、前記案内棒53と同様な案内棒58を配し、同用紙載置部の先端内面に案内棒58の一端を固定して直線的に設ける。そして、案内棒58を通してそれに圧縮ばね59を装着してなる。なお、用紙載置台51aの左右の外側面には、それぞれ上下に走行コロ61を取り付けてなる。
【0032】
そして、ステープルユニットSでは、第1トレイ50は、用紙整合トレイ30内で、図5に示すように、貫通細筒部50a内に案内棒53を圧縮ばね54とともに挿入し、同圧縮ばねを、貫通細筒部50aの内周に有する不図示の円周壁に先端を当てて圧縮し、案内棒53のみ貫通細筒部50aを貫通して配設する。
【0033】
また、この第1トレイ50内に第2トレイ51を差し込み、貫通細筒部50b内に第2トレイ51の案内棒58を圧縮ばね59とともに挿入し、同圧縮ばねを、貫通細筒部50b内の円周壁に先端を当てて圧縮し、案内棒58のみ貫通細筒部50bを貫通して配設する。
【0034】
そして、第2トレイ51には、その基端に設ける不図示のワイヤ掛止め部に、図2に示すように、ワイヤ60の一端を掛け止める。しかして、ワイヤ60を、第1トレイ50内を通し、同トレイ内に設けるプーリ64に掛けて用紙整合トレイ30内から引き出し、前記圧縮ばね54・59に抗してプーリ48に巻き取ってなる。そうして、常時は、延長トレイ40を用紙整合トレイ30内に引き込んで排出方向a前方に繰り出し可能に収納してなる。
【0035】
さらに、ステープルユニットSでは、第2トレイ51のワイヤ掛け穴62に、それぞれワイヤ65・66の一端を掛け止める。そして、それらワイヤを、第1トレイ50内を通して用紙整合トレイ30内から引き出し、プーリ取付凸部30aの両側面に設けるプーリ67に掛けて、それぞれ圧縮ばね54・59に抗してプーリ47・49に巻き取ってなる。
【0036】
なお、ステープルユニットSでは、図2に示すように、第2トレイ51の先端に検知用フィラ部51eを図中下向きに設ける一方、そのフィラ部51eを検知するフォトセンサ69を用紙整合トレイ30の下方に設置してなる。
【0037】
そして、上述した用紙後処理装置10において、図1に示した画像形成装置11から排出される記録済用紙を、仕分けしたり綴じたりしない場合は、それら用紙は、給紙口13から入れて、搬送ベルト25とで第1の搬送路Aを通して搬送し、そのまま排紙ローラ対21でプルーフトレイ部16a上へ排出する。
【0038】
一方、記録済用紙を綴じて製本処理する場合は、予め切替爪19を回動して搬送ルートを第2の搬送路Bに切り替える。また、駆動ベルト27を回動し、ステープルユニットSを予め指定した排紙トレイ位置、たとえば最下段の排紙トレイ15eと対応する高さ位置に移動して待機する。
【0039】
そして、記録済用紙が画像形成装置11から排出されると、その用紙は、前述のように給紙口13から入って第1の搬送路Aを通るが、今度は、切替爪19で途中から第2の搬送路Bへ案内し、搬送ベルト25で第2の搬送路Bを通して垂直方向下向きに搬送し、さらに用紙ガイド爪31でステープルユニットSの水平搬送路Cへ導き、搬送ローラ対32でその水平搬送路Cを搬送する。
【0040】
そして、排出用紙が水平搬送路Cを通るとき、用紙先端を用紙通過検知センサ33で検知すると、図2に示す駆動モータ55を駆動してプーリ軸46を回転し、プーリ47〜49を回転する。そして、プーリ48からワイヤ60を繰り出すとともに、プーリ47・49からそれぞれワイヤ65・66を繰り出す。
【0041】
すると、前記圧縮ばね54・59により、図1および図2に示すように、用紙整合トレイ30から、延長トレイ40の第1トレイ50が前記走行コロ57を回転しながら繰り出され、第1トレイから、第2トレイ51が前記走行コロ61を回転しながら繰り出される。そして、延長トレイ40を、排紙トレイ15e上で用紙整合トレイ30から所定長さだけ突出した状態とする。
【0042】
このとき、用紙後処理装置10では、延長トレイ40は、排出用紙Pの長さサイズに合わせて繰り出すように制御する。たとえば排出用紙PがB5の場合は、図6に示すように、延長トレイ40は、その先端の延出受け51bを、B5用紙の先端位置まで繰り出す。一方、A4サイズの用紙の場合は、図6中鎖線で示すように、延長トレイ40は、延出受け51bを、A4用紙の先端位置まで繰り出す。
【0043】
そして、用紙整合トレイ30と、そのように繰り出した延長トレイ40の上に、排出用紙Pを前記水平搬送路Cから排出ローラ対34で排出して乗せる。そうして、その用紙を用紙受け39で受けて、順次スタックする。
【0044】
そのような排出時、排出用紙Pは、排出方向a左右両側をワイヤ65・66の上に乗せて受けるとともに、先端側を延長トレイ40の延出受け51bの上に乗せて垂れ下がらないように受けるようにする。
【0045】
また、この排出時に、前記ブラシローラ36を排出用紙Pに接触し、用紙の浮き上がりを押さえる。また、用紙戻し方向に回転しているタタキコロ45で用紙を1枚ずつ叩き付ける。そして、そのように回転体を叩き付けることにより用紙を用紙受け39に寄せて揃える。さらに、用紙幅サイズに応じて前記ジョガーフェンス38を移動して用紙束の左右側縁を揃える。
【0046】
しかる後、ステープル35を作動し、用紙束を、その排出方向a後端縁に綴じ針を打って綴じる。
【0047】
綴じ処理が終わると、図2に示す駆動モータ55を逆駆動し、プーリ47〜49を逆回転してワイヤ60をプーリ48で巻き取るとともに、ワイヤ65・66をそれぞれプーリ47・49で巻き取る。そして、前記圧縮ばね54・59に抗して、延長トレイ40の第1トレイ50を、前記走行コロ57を回転しながら用紙整合トレイ30内に引き込むとともに、第2トレイ51を、前記走行コロ61を回転しながら第1トレイ50内に引き込み、延長トレイ40を用紙整合トレイ30に収納する。そうして、フィラ部51eをフォトセンサ69で検知したとき、第2トレイ51の引き込みを止める。
【0048】
しかる後、図1で示した排紙従動ローラ42を、用紙束を介して排紙駆動ローラ41に押し当てる。そして、排紙駆動ローラ41を回転駆動し、綴じ処理後の用紙束を排紙トレイ15eの上へ排出する。
【0049】
なお、用紙後処理装置10において、排出用紙Pを綴じずに仕分けのみして排出する場合は、延長トレイ40は、用紙整合トレイ30に引き込んで収納状態のままとし、上記のように押し当て状態とした排紙ローラ41・42間に、排出用紙Pを通して水平搬送路Cから、前記排紙トレイに選択的に排出する。
【0050】
さて、上述した用紙後処理装置10において、搬送手段20は、図1に示すように、駆動側の上ローラ22として比較的大径なローラを用い、下ローラ23として比較的小径なローラを用い、それら上下ローラ22・23を前記支持板間に設けるローラ軸72・73上に取り付ける。
【0051】
一方、コロ70・71は、それぞれステープルユニットSの対向側板26間で、ローラ軸72・73と平行に設けるコロ軸74・75上に取り付ける。
【0052】
それらコロ軸のうち一方のコロ軸74は、用紙ガイド爪31の真下で、対向側板26間に設け、他方のコロ軸75は、一方のコロ軸74より図1中右側の下ローラ23寄りに配置して対向側板26間に設ける。
【0053】
そして、用紙後処理装置10では、搬送ベルト25を掛けたとき、第1の左コロ70と上ローラ22間のベルト部分25aと、上ローラ22と下ローラ23間のベルト部分25bとを平行に張り渡すとともに、第2の右コロ71と下ローラ23間のベルト部分25cと、上下ローラ間の前記ベルト部分25bとを平行に張り渡す。そうして、搬送手段20の下部に凹部80を形成し、そこにステープル35を入り込ませてステープルユニットSを設置してなる。
【0054】
なお、上述した例では、コロ70・71を2つ設けるが、コロは、3つ以上用いてステープル35など後処理手段の一部が搬送手段に入り込めるように搬送ベルト25を掛け渡すようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
したがって、請求項1に記載の発明によれば、搬送手段の上ローラを大径とする一方、下ローラを小径とするとともに、その小径な下ローラと、大径な上ローラと、後処理手段に設けるコロとに搬送ベルトを掛け渡して後処理手段の一部を搬送手段側に入り込ませる構成とするため、その入り込ませた分だけ装置全体を小型にすることができる。
【0056】
請求項2に記載の発明によれば、加えて、前記コロを2つとし、搬送ベルトを掛け渡したとき、一方のコロと前記上ローラ間のベルト部分と、上ローラと下ローラ間のベルト部分とを平行とし、他方のコロと下ローラ間のベルト部分と、その下ローラと上ローラ間の前記ベルト部分とを平行にとすることにより、後処理手段の一部を搬送手段側に入り込ませるスペースを容易に形成し、装置全体の小型化をより効果的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の用紙後処理装置の概略構成図である。
【図2】その用紙後処理装置に備えるステープルユニットの斜視図である。
【図3】そのステープルユニットに備える用紙整合トレイの一部と、延長トレイの第1トレイを示す斜視図である。
【図4】その延長トレイの第1トレイと第2トレイを示す斜視図である。
【図5】その延長トレイの第1トレイを用紙整合トレイにセットした状態を示す斜視図である。
【図6】長さサイズの違う排出用紙に応じて延長トレイを繰り出す状態を示す斜視図である。
【図7】従来の用紙後処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 用紙後処理装置
11 画像形成装置
14・15a〜15e 排紙トレイ
20 搬送手段
22 上ローラ
23 下ローラ
25 搬送ベルト
25a〜25c ベルト部分
26 対向側板
70・71 コロ
74・75 コロ軸
S ステープルユニット(後処理手段)
Claims (2)
- 上下のローラ間に搬送ベルトを掛け渡し、その搬送ベルトで画像形成装置から排出される用紙を上ローラのまわりを通して垂直方向下方に搬送する搬送手段と、
その搬送手段に沿って上下多段に設ける複数の排紙トレイと、
それら排紙トレイと前記搬送手段との間に設け、各排紙トレイと対応する高さ位置で停止可能に昇降し、前記搬送手段で搬送されてきた用紙に後処理を施し、その後処理後の用紙を対応する前記排紙トレイ上に排出する後処理手段と、
を備える画像形成装置の用紙後処理装置において、
前記搬送手段の前記上ローラを下ローラより大径とするとともに、
前記後処理手段にそれとともに昇降する複数のコロを設けて、それらの複数のコロと前記上下のローラとに前記搬送ベルトを掛け渡し、
前記複数のコロのうちの第1のコロと前記上ローラとで前記搬送ベルトを張り渡すとともに、
前記複数のコロのうちの第2のコロを、前記第1のコロと前記上ローラ間のベルト部分と、前記上ローラと前記下ローラ間のベルト部分との間の幅内に設けて、その第2のコロと前記下ローラとの間で前記搬送ベルトを張り渡し、
前記2つのベルト部分の間の幅内に前記後処理手段の一部を入り込ませてなる、画像形成装置の用紙後処理装置。 - 前記上ローラと前記第1のコロ、前記第2のコロと前記下ローラ、前記上ローラと前記下ローラとで張り渡す前記搬送ベルトのベルト部分を互いに平行としてなる、請求項1に記載の画像形成装置の用紙後処理装置。
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