JPH0592494A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

Info

Publication number
JPH0592494A
JPH0592494A JP3254944A JP25494491A JPH0592494A JP H0592494 A JPH0592494 A JP H0592494A JP 3254944 A JP3254944 A JP 3254944A JP 25494491 A JP25494491 A JP 25494491A JP H0592494 A JPH0592494 A JP H0592494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
metal foil
film
base material
impregnated base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3254944A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Kimura
規久男 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3254944A priority Critical patent/JPH0592494A/ja
Publication of JPH0592494A publication Critical patent/JPH0592494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の積層板、特に連続製造方法で得られる
積層板は気泡を内蔵し易く、層間剥離しやすい欠点があ
るので、気泡内蔵がなく、層間剥離のない積層板の製造
方法を提供することを目的とする。 【構成】 所要枚数の長尺樹脂含浸基材をスクイズラミ
ネート後、その上面及び又は下面に金属箔を配し、樹脂
含浸基材側入口に余剰樹脂除去用フイルムを配してか
ら、該フイルムと金属箔間に樹脂を供給して樹脂溜まり
を発生させ、フイルムは残し樹脂含浸基材と金属箔とを
ラミネートした長尺積層体を連続的に移行させつつ硬化
させた後、所要寸法に切断することを特徴とする積層板
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器、電気機器、
コンビュ−タ−、通信機器等に用いられる積層板の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気機器等に用いられる積層板
は、樹脂含浸基材と金属箔とからなる積層体を多段プレ
スを用い1〜2時間加熱加圧成形して得られるため、樹
脂含浸基材中に気泡が存在していても長時間の加熱加圧
成形で積層体外に排出されるので、硬化物である積層板
には気泡が残留せず緻密な積層板が得られていた。しか
るに積層板を連続的に製造しようとする場合は、硬化工
程で長時間を費やすことは設備が長大なものとなり実際
不可能である。このためラミネート時に樹脂を供給し、
ラミネート時に空気が巻き込まれるのを防止することが
試みられ、気泡内蔵を阻止することはできたが樹脂が樹
脂含浸基材間に侵入し層間剥離を発生させる欠点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに、積層板を連続的に製造する場合には、気泡内蔵が
なく、層間剥離のない積層板を得ることは困難であっ
た。本発明は従来の技術における上述の問題点に鑑みて
なされたもので、その目的とするところは気泡内蔵がな
く、層間剥離のない積層板の製造方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所要枚数の長
尺樹脂含浸基材をスクイズラミネート後、その上面及び
又は下面に金属箔を配し、樹脂含浸基材側入口に余剰樹
脂除去用フイルムを配してから、該フイルムと金属箔間
に樹脂を供給し樹脂溜まりを発生させ、フイルムは残し
樹脂含浸基材と金属箔とをラミネートした長尺積層体を
連続的に移行させつつ硬化させた後、所要寸法に切断す
る事を特徴とする積層板の製造方法のため、上記目的を
達成することができたもので、以下本発明を詳細に説明
する。
【0005】本発明に用いる長尺樹脂含浸基材は、ガラ
ス、セラミック、アスベスト等の無機質繊維や、ビニル
アルコ−ル、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリフ
エニレンサルフアイド、ポリフエニレンオキサイド、フ
ッ素樹脂等の有機質繊維や木綿等の天然繊維からなる織
布、不織布、ネット、マット、紙等である。基材に含浸
させる樹脂としては、フエノ−ル、エポキシ、不飽和ポ
リエステル、ポリイミド、ポリアミド、ポリフエニレン
オキサイド、ポリフエニレンサルフアイド、ポリブタジ
エン、ジアリルフタレート、ビニルエステル、エポキシ
アクリレート、フッ素樹脂等の単独、変性物、混合物が
用いられ、必要に応じてタルク、クレ−、炭酸カルシュ
ウム、水酸化アルミニュ−ム、シリカ等の無機質粉末充
填剤や、ガラス繊維、アスベスト繊維、パルプ繊維、合
成繊維、セラミック繊維等の繊維質充填剤を添加するこ
とができる。勿論樹脂には必要に応じて硬化剤、架橋
剤、重合開始剤、モノマー等の希釈剤、着色剤等を添加
することができる。又上記樹脂はそのまま用いてもよい
が、好ましくは減圧脱泡してから用いることが樹脂含浸
基材中に気泡を発生させ難いので望ましいことである。
更に樹脂は同一の樹脂のみによる含浸でもよいが、同系
樹脂又は異系樹脂により1次含浸、2次含浸というよう
に含浸を複数にし、より含浸が均一になるようにしても
よい。かくして基材に樹脂を含浸して得た長尺樹脂含浸
基材の所要枚数をスクイズラミネートして樹脂量の調整
と重ね合わせを行った後、その上面及び又は下面に銅、
アルミニュウム、真鍮、ニッケル、鉄等の単独、合金、
複合箔の金属箔を配し、樹脂含浸基材側入口にポリエス
テル、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニレンサルフ
ァイド、フッソ樹脂等の余剰樹脂除去フイルムを配して
から、該フイルムと金属箔間に樹脂を供給して樹脂溜ま
りを発生させフイルムは残し樹脂含浸基材と金属箔とを
ラミネートした長尺積層体を連続的に移行させつつ加熱
炉、乾燥機等で硬化させるものである。かくすることに
より気泡内蔵のない、層間剥離のない積層板を得ること
ができるものである。スクイズロールとしては金属製、
ゴム製、樹脂製或いは金属ロール表面にゴムや樹脂をラ
イニングしたものでもよく任意である。金属箔としては
金属箔の片面に接着剤層を設けておき、より接着性を向
上させることもできる。フイルムとしては厚みが0.0
1〜0.1mmのものが取扱易く便利である。フイルム
と金属箔間に供給する樹脂としては、樹脂含浸基材に用
いたものと同じ樹脂を用いることが好ましいが、特に限
定するものではない。供給樹脂は上部についてはコーテ
ィングロールを用い、ドクターロールやバー等で樹脂供
給量を調整することが望ましい。下部についてはキスロ
ールを用いることが望ましい。ラミネートロールについ
ては通常用いられるものをそのまま用いることができ
る。硬化後は所要寸法に切断して積層板を得るものであ
る。長尺積層体の硬化は無圧であり、樹脂、基材、厚さ
等で、硬化時間、硬化温度を選択することができる。
【0006】以下本発明を実施例に基づいて説明する。
【0007】
【実施例】厚み0.2mm、幅105cmの長尺ガラス
布に、減圧脱泡した過酸化ベンゾイル含有不飽和ポリエ
ステル樹脂を含浸させたもの7枚をステンレス鋼製スク
イズロール間を通して樹脂量が45%になるように調
整、重ね合わせた後、その上下面に厚み0.035mm
の接着剤付銅箔の接着剤側を樹脂含浸基材と対向させて
配し、樹脂含浸基材側入口に厚み0.05mmのポリエ
ステル樹脂フイルムを配してから、フイルムと銅箔との
間に上部についてはドクターロール付コーティングロー
ルで、下部についてはキスロールで各々樹脂含浸基材に
用いた樹脂と同じ樹脂を適量供給して樹脂溜まりを発生
させ、フイルムは残し樹脂含浸基材と金属箔とをステン
レス鋼製ラミネートロールでラミネートした長尺積層体
を硬化炉に連続的に送り、140℃で20分間、無圧で
加熱硬化させた後、100×100cm毎にカッターで
切断して厚み1.6mmの両面銅張積層板を得た。
【0008】
【比較例1】実施例と同じ長尺樹脂含浸基材7枚をスク
イズラミネート後、樹脂を供給せず樹脂溜まりを発生さ
せることなく銅箔とラミネートした以外は実施例と同様
に処理して厚み1.6mmの銅張積層板を得た。
【0009】
【比較例2】ポリエステル樹脂フイルムを用いない以外
は、実施例と同様に処理して厚み1.6mmの銅張積層
板を得た。
【0010】実施例及び比較例1と2の積層板の性能は
第1表のようである。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述したごとく構成されてい
る。特許請求の範囲に記載した構成を有する積層板の製
造方法においては、気泡内蔵がなく層間剥離のない積層
板が得られ本発明の優れていることを確認した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要枚数の長尺樹脂含浸基材をスクイズ
    ラミネート後、その上面及び又は下面に金属箔を配し、
    樹脂含浸基材側入口に余剰樹脂除去フイルムを配してか
    ら、該フイルムと金属箔間に樹脂を供給して樹脂溜まり
    を発生させ、フイルムは残し樹脂含浸基材と金属箔とを
    ラミネートした長尺積層体を連続的に移行させつつ硬化
    させた後、所要寸法に切断する事を特徴とする積層板の
    製造方法。
JP3254944A 1991-10-02 1991-10-02 積層板の製造方法 Pending JPH0592494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3254944A JPH0592494A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3254944A JPH0592494A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592494A true JPH0592494A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17272030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3254944A Pending JPH0592494A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0592494A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023102309A1 (en) * 2021-12-02 2023-06-08 Plx, Inc. Self-aligning active retroreflector system and method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023102309A1 (en) * 2021-12-02 2023-06-08 Plx, Inc. Self-aligning active retroreflector system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05261814A (ja) 熱可塑性の複合材料に装飾模様を転写する為の型押法
JPH0592494A (ja) 積層板の製造方法
JPH0592495A (ja) 積層板の製造方法
JPH0592493A (ja) 積層板の製造方法
JPH0655655A (ja) 積層板の製造方法
JPS6042567B2 (ja) 電気用積層板の製造方法
JP3275496B2 (ja) 金属箔張り積層板の製造方法
JPH0758453A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH06286052A (ja) 積層板の製造方法
JPH06335978A (ja) 積層板の製造方法
JPH0397545A (ja) 積層板の製造方法
JPH02235629A (ja) 積層板の製造方法
JPH06170971A (ja) 積層板の製造方法
JPH06286057A (ja) 積層板の製造方法
JPH0371837A (ja) 積層板の製造方法
JPH06286056A (ja) 積層板の製造方法
JPH05245974A (ja) 積層板
JPH05318656A (ja) 積層板の製造方法
JPH0489253A (ja) 片面銅張り積層板の製造方法
JPH03126552A (ja) 積層板の製造方法
JPH05162216A (ja) 積層板の製造方法
JPH06170975A (ja) 積層板の製造方法
JPH01123745A (ja) 積層板の製造方法
JPH06170974A (ja) 積層板の製造方法
JPH05200897A (ja) 積層板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20001017