JPH0591815U - 発泡成形型のインサート保持用マグネット部材の取付構造 - Google Patents

発泡成形型のインサート保持用マグネット部材の取付構造

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JPH0591815U
JPH0591815U JP4103592U JP4103592U JPH0591815U JP H0591815 U JPH0591815 U JP H0591815U JP 4103592 U JP4103592 U JP 4103592U JP 4103592 U JP4103592 U JP 4103592U JP H0591815 U JPH0591815 U JP H0591815U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面ファスナーなどのインサートを型面に確実
に保持せしめるだけでなく、成形の熱などによって変形
および変質しても手軽にかつ迅速にマグネット部材を交
換取付することのできる発泡成形型のインサート保持用
マグネット部材の取付構造を提供する。 【構成】 発泡成形型30の所定位置にインサートIを
固定保持するマグネット部材10の取付構造であって、
前記マグネット部材はインサートを吸着する吸着面を有
するプラスチックマグネット11より構成され、かつ該
マグネット部材はホルダ20に交換可能に保持されてい
るとともに、前記ホルダは成形型の所定位置に着脱自在
に装置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は発泡成形型の改良に関し、特にはインサート保持用マグネット部材 の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、自動車用座席などにあっては、発泡成形品よりなるクッション体に 表皮材を被せた構造からなるが、着座姿勢の維持あるいは装飾のために、座席表 面を凹陥形状とすることがある。
【0003】 このような構造の座席にあっては、前記凹陥形状部で表皮材がクッション体か ら浮き上がるのを防ぐためクッション体の陥没形状部に面ファスナーなどの表皮 固定用のインサート部材を固着し、該面ファスナーに表皮材の裏面を係合固定す る工夫がなされている。
【0004】 かかる面ファスナーが一体に固着されたクッション体を成形するための発泡成 形型の一例を図4に示す。 図示されるように、成形品キャビティ41を有する成形型40の所定キャビテ ィ面に凹所42を設けて、該凹所42内に複数個の円形マグネット45,45, …が配設される。 一方、面ファスナーなどのインサート部材50は、図5に示されるように、そ の型面側にあらかじめ磁性体51を挿入することによって、前記成形型40の円 形マグネット45に吸着保持されて成形型の型面の所定位置に保持される。
【0005】 しかしながら、かかる円形マグネット45は着磁力が弱く、凹陥部の曲面形状 に沿って確実に面ファスナー50を固定することが困難であった。特に、座席用 のクッション体などは複雑な凸凹曲面を有しているため、成形の際に前記面ファ スナー50が浮き上がりやすく製品不良を生じる原因となっていた。 また、図示されるように、面ファスナー50において円形マグネット45と接 しない部分が浮き上がったり、さらには成形時にウレタンなどの発泡材料が入り 込んで面ファスナー50が波打った状態になるという問題があった。
【0006】 そこで、本考案者らは、着磁力が大きくかつ成形型の凸凹形状に合わせて切削 加工されたプラスチックマグネットを使用することを見出したのであるが、この プラスチックマグネットは着磁力が強い反面熱に弱いため、樹脂材料の発泡熱に よって変形あるいは変質することがあった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した問題点に鑑み提案されたものであって、面ファスナーなど のインサート部材を型面に確実に保持することができるだけでなく、成形の熱な どによって変形および変質しても手軽にかつ迅速にマグネット部材を交換取付す ることのできる発泡成形型のインサート保持用マグネット部材の取付構造を提供 しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、発泡成形型の所定位置にインサートを固定保持するマ グネット部材の取付構造であって、前記マグネット部材はインサートを吸着する 吸着面を有するプラスチックマグネットより構成され、かつ該マグネット部材は ホルダに交換可能に保持されているとともに、前記ホルダは成形型の所定位置に 着脱自在に装置されていることを特徴とする発泡成形型のインサート保持用マグ ネット部材の取付構造に係る。
【0009】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案のインサート保持用マグネット部材の取付構造の一例を示す発 泡成形型の要部斜視図、図2は図1に示されたインサート保持用マグネット部材 の分解斜視図、図3はこの考案のインサート保持用マグネット部材の成形型への 取付状態を示す発泡成形型の断面図である。
【0010】 図1に示されるように、この考案の発泡成形型のインサート保持用マグネット 部材10は発泡成形型30の所定位置に設けられた凹所31に、ホルダ20に保 持された状態で取り付けられている。
【0011】 インサート保持用マグネット部材10は、公知のプラスチックマグネット11 よりなる。 このプラスチックマグネット11は吸着するインサート部材の全面を保持可能 な大きさに形成されているとともに、その上面が成形型の所定位置の型面形状に 切削加工されたインサート吸着面12を構成している。
【0012】 ホルダ20は分割可能な第一ホルダ21および第二ホルダ22よりなり、それ ぞれのホルダ21および22の上部にインサート保持枠25,27が形成されて いる。 このホルダ20は、図2に示されるように、前記プラスチックマグネット11 をその両側面11a,11aから挟持しかつ、ボルト26,26によって一体に 固定され、前記インサート保持枠25,27およびプラスチックマグネット11 のインサート吸着面12とによって、インサートの保持部13が構成される。符 号23は第一ホルダのねじ孔、24は第二ホルダのねじ孔、29はプラスチック マグネット11に形成されたねじ孔である。
【0013】 図3からよりよく理解されるように、ホルダ20によって挟持されたマグネッ ト部材10は、成形型30の所定位置に形成された凹所31に嵌め込まれるとと もに、磁性体16を備えた面ファスナーなどのインサート材Iがインサート保持 部13に配され、その吸着面12に吸着保持される。符号17はファスナー基材 、18は表皮材と係着されるループ状係合子、19は保護フィルムである。
【0014】 前記凹所31にはホルダ20の取付基台32が形成されていて、ボルト36を 当該取付基台32を介して前記ホルダ20の底部28に螺着することによって、 前記マグネット部材10が成形型30の所定位置に確実にかつ着脱自在に装置さ れる。
【0015】 そのため、内装されたプラスチックマグネット11が発泡時の発熱によって変 形もしくは変質しても、ホルダ20を成形型より取り外し該ホルダ20を分解す ることによって傷んだマグネットを容易にかつ直ちに交換することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の発泡成形型のインサート保持用マグネ ット部材の取付構造によれば、プラスチックマグネットがホルダによって交換可 能に保持されるとともに、該ホルダが成形型に着脱自在に装置されているので、 マグネット部材が変形、変質、または破損した場合でも交換が容易で作業性も良 好である。
【0017】 またプラスチックマグネットは高い着磁力を有しかつ切削加工が容易であるた め、複雑な凸凹形状を有する座席クッション体などの形状を忠実に再現すること ができるだけでなく、面ファスナーをその全面で確実に保持することができるの で、ファスナーの浮き上がりもなく精度の高い製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のインサート保持用マグネット部材の
取付構造の一例を示す発泡成形型の要部斜視図である。
【図2】図1に示されたインサート保持用マグネット部
材の分解斜視図である。
【図3】この考案のインサート保持用マグネット部材の
成形型への取付状態を示す発泡成形型の断面図である。
【図4】一般的なインサート保持用マグネット部材が設
けられた発泡成形型の斜視図である。
【図5】面ファスナーの保持状態の一例を示す従来の発
泡成形型の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 インサート保持用マグネット部材 11 プラスチックマグネット 12 吸着面 20 ホルダ 30 発泡成形型
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:04 105:20 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡成形型の所定位置にインサートを固
    定保持するマグネット部材の取付構造であって、 前記マグネット部材はインサートを吸着する吸着面を有
    するプラスチックマグネットより構成され、かつ該マグ
    ネット部材はホルダに交換可能に保持されているととも
    に、前記ホルダは成形型の所定位置に着脱自在に装置さ
    れていることを特徴とする発泡成形型のインサート保持
    用マグネット部材の取付構造。
JP1992041035U 1992-05-22 1992-05-22 発泡成形型のインサート保持装置 Expired - Fee Related JP2574064Y2 (ja)

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JPH0591815U true JPH0591815U (ja) 1993-12-14
JP2574064Y2 JP2574064Y2 (ja) 1998-06-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3736098A1 (en) * 2019-05-10 2020-11-11 Arrival Limited Method for creating cargo carrying platforms used with automated guided vehicle robots

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3736098A1 (en) * 2019-05-10 2020-11-11 Arrival Limited Method for creating cargo carrying platforms used with automated guided vehicle robots

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JP2574064Y2 (ja) 1998-06-11

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