JPH06254268A - ウレタンフォ−ムクッション体及びその製法 - Google Patents
ウレタンフォ−ムクッション体及びその製法Info
- Publication number
- JPH06254268A JPH06254268A JP5071174A JP7117493A JPH06254268A JP H06254268 A JPH06254268 A JP H06254268A JP 5071174 A JP5071174 A JP 5071174A JP 7117493 A JP7117493 A JP 7117493A JP H06254268 A JPH06254268 A JP H06254268A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane foam
- groove
- fastener
- cover
- cushion body
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 各種のクッション体に用いられるカバ−掛け
容易な面ファスナ−付のウレタンフォ−ムクッション体
及びその製法の提供。 【構成】 成型モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流
し込んで成型されたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品2
0よりなるクッション体であって、クッション体表面に
形成された溝の底部に面ファスナ−を接着し、当該面フ
ァスナ−の両側に取りつけられたメタルテ−プ13,1
4が、溝の底部より立ち上がる側面に接着されているこ
とを特徴とする面ファスナ−付ウレタンフォ−ムクッシ
ョン体、その製法。 【効果】 モ−ルド成型品にカバ−掛けする際、カバ−
を溝内に押し込むことにより面ファスナ−の雄雌嵌合が
なされてカバ−掛けが簡単になせる。
容易な面ファスナ−付のウレタンフォ−ムクッション体
及びその製法の提供。 【構成】 成型モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流
し込んで成型されたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品2
0よりなるクッション体であって、クッション体表面に
形成された溝の底部に面ファスナ−を接着し、当該面フ
ァスナ−の両側に取りつけられたメタルテ−プ13,1
4が、溝の底部より立ち上がる側面に接着されているこ
とを特徴とする面ファスナ−付ウレタンフォ−ムクッシ
ョン体、その製法。 【効果】 モ−ルド成型品にカバ−掛けする際、カバ−
を溝内に押し込むことにより面ファスナ−の雄雌嵌合が
なされてカバ−掛けが簡単になせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のクッション体に
用いられるカバ−掛け容易な面ファスナ−付のウレタン
フォ−ムクッション体及びその製法にかかるものであ
る。
用いられるカバ−掛け容易な面ファスナ−付のウレタン
フォ−ムクッション体及びその製法にかかるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ウレタンフォ−ムクッション体は車両の
座席をはじめとし、各種のクッション体として広く使用
されている。これらのクッション体は一般には成型モ−
ルド内にフォ−ム原液を流し込むことによって製造さ
れ、得られたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品を基材と
して、各種のバネ材と複合された後、カバ−掛けされて
クッション体とされている。しかるに、クッション体と
しての特性を更に向上させるため、或いは意匠的な向上
を目的として、ウレタンフォ−ム中に埋設され、或いは
ウレタンフォ−ムの裏側に配設した吊りワイヤとカバ−
との間を吊り込み材等によって連結し、例えばクッショ
ン体の表面に溝状の凹部を形成するのが一般的である。
座席をはじめとし、各種のクッション体として広く使用
されている。これらのクッション体は一般には成型モ−
ルド内にフォ−ム原液を流し込むことによって製造さ
れ、得られたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品を基材と
して、各種のバネ材と複合された後、カバ−掛けされて
クッション体とされている。しかるに、クッション体と
しての特性を更に向上させるため、或いは意匠的な向上
を目的として、ウレタンフォ−ム中に埋設され、或いは
ウレタンフォ−ムの裏側に配設した吊りワイヤとカバ−
との間を吊り込み材等によって連結し、例えばクッショ
ン体の表面に溝状の凹部を形成するのが一般的である。
【0003】図1はその一例を示すクッション体の断面
図であり、図2はカバ−掛けの際の拡大断面図である。
図中、1はウレタンフォ−ムモ−ルド成型品であり、2
は成型の際にモ−ルド表面に設けられた突条によって形
成された溝である。この溝2は、前記したようにクッシ
ョン体としての特性を向上させるため、或いは意匠上の
構造を目的として設けられたものである。
図であり、図2はカバ−掛けの際の拡大断面図である。
図中、1はウレタンフォ−ムモ−ルド成型品であり、2
は成型の際にモ−ルド表面に設けられた突条によって形
成された溝である。この溝2は、前記したようにクッシ
ョン体としての特性を向上させるため、或いは意匠上の
構造を目的として設けられたものである。
【0004】そして、カバ−3はこの溝2に沿って溝2
内に引き込まれるものであって、カバ−3の裏面に設け
られた吊り込み材4と、溝2に対向してフォ−ム体内に
埋設された吊りワイヤ5間とをホグリング6等で固定
し、カバ−3を溝2内に吊り込むこととされている。し
かるに、このカバ−3の吊り込み作業は製造工程上多く
の工数を必要とし、そればかりでなく、このための部品
も多く、コストアップは避けられないものとなってい
た。
内に引き込まれるものであって、カバ−3の裏面に設け
られた吊り込み材4と、溝2に対向してフォ−ム体内に
埋設された吊りワイヤ5間とをホグリング6等で固定
し、カバ−3を溝2内に吊り込むこととされている。し
かるに、このカバ−3の吊り込み作業は製造工程上多く
の工数を必要とし、そればかりでなく、このための部品
も多く、コストアップは避けられないものとなってい
た。
【0005】近年に至り、ウレタンフォ−ムモ−ルド成
型品へのカバ−掛けに際して、いわゆる面ファスナ−を
用いることが提案されているが、この場合にあっても、
面ファスナ−をウレタンフォ−ムモ−ルド成型品の表面
にフォ−ム成型時に一体に接着させてなるものであり、
面ファスナ−を用いたカバ−掛けは製造工程の簡略化と
はなっているが、前記したような溝内への吊り込み作業
は依然として行われている。
型品へのカバ−掛けに際して、いわゆる面ファスナ−を
用いることが提案されているが、この場合にあっても、
面ファスナ−をウレタンフォ−ムモ−ルド成型品の表面
にフォ−ム成型時に一体に接着させてなるものであり、
面ファスナ−を用いたカバ−掛けは製造工程の簡略化と
はなっているが、前記したような溝内への吊り込み作業
は依然として行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の技術に鑑みてなされたものであって、ウレタンフ
ォ−ムモ−ルド成型品の溝内へのカバ−吊り込みに、面
ファスナ−を採用したクッション体及びその製法を提供
するものである。
従来の技術に鑑みてなされたものであって、ウレタンフ
ォ−ムモ−ルド成型品の溝内へのカバ−吊り込みに、面
ファスナ−を採用したクッション体及びその製法を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、面ファ
スナ−付のウレタンフォ−ムクッション体であって、成
型モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流し込んで成型
されたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品よりなるクッシ
ョン体であって、クッション体表面に形成された溝の底
部に面ファスナ−を接着し、当該面ファスナ−の両側に
取りつけられたメタルテ−プが、溝の底部より立ち上が
る側面に接着されていることを特徴とするものである。
そして、通常は面ファスナ−及びメタルテ−プは、ウレ
タンフォ−ム原液のフォ−ム化の際の接着力を利用する
のがよい。
スナ−付のウレタンフォ−ムクッション体であって、成
型モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流し込んで成型
されたウレタンフォ−ムモ−ルド成型品よりなるクッシ
ョン体であって、クッション体表面に形成された溝の底
部に面ファスナ−を接着し、当該面ファスナ−の両側に
取りつけられたメタルテ−プが、溝の底部より立ち上が
る側面に接着されていることを特徴とするものである。
そして、通常は面ファスナ−及びメタルテ−プは、ウレ
タンフォ−ム原液のフォ−ム化の際の接着力を利用する
のがよい。
【0008】又、本発明の第2は、面ファスナ−付のウ
レタンフォ−ムクッション体の製法にかかるものであ
り、成型モ−ルドの表面に突条を形成し、当該突条の頂
面に面ファスナ−の裏側を上にむけて載置し、更にこの
面ファスナ−の両側縁に取り付けられたメタルテ−プを
前記突条の側面に当接し、この両者を磁力によって保持
し、しかる後モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流し
込んで成型したことを特徴とするものである。
レタンフォ−ムクッション体の製法にかかるものであ
り、成型モ−ルドの表面に突条を形成し、当該突条の頂
面に面ファスナ−の裏側を上にむけて載置し、更にこの
面ファスナ−の両側縁に取り付けられたメタルテ−プを
前記突条の側面に当接し、この両者を磁力によって保持
し、しかる後モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液を流し
込んで成型したことを特徴とするものである。
【0009】そして、ここで用いられる面ファスナ−
は、一般的に雄雌の嵌合が可能となるベルベット式雄部
材と、ベルベット式雌部材とよりなり、これらの部材の
何れをウレタンフォ−ムの溝内に接着してもよい。
は、一般的に雄雌の嵌合が可能となるベルベット式雄部
材と、ベルベット式雌部材とよりなり、これらの部材の
何れをウレタンフォ−ムの溝内に接着してもよい。
【0010】
【作用】本発明の第1にあっては、ウレタンフォ−ムモ
−ルド成型品に形成された溝内に面ファスナ−が一体に
接着されている。従って、このモ−ルド成型品にカバ−
掛けする際、カバ−の裏側に面ファスナ−の一方を予め
備えておき、この部位を溝内に押し込むことにより面フ
ァスナ−の雄雌嵌合がなされてカバ−掛けが簡単になせ
るものである。
−ルド成型品に形成された溝内に面ファスナ−が一体に
接着されている。従って、このモ−ルド成型品にカバ−
掛けする際、カバ−の裏側に面ファスナ−の一方を予め
備えておき、この部位を溝内に押し込むことにより面フ
ァスナ−の雄雌嵌合がなされてカバ−掛けが簡単になせ
るものである。
【0011】又、面ファスナ−の両側縁に備えられたメ
タルテ−プは、成型時の面ファスナ−の位置ずれを防止
することも勿論であるが、面ファスナ−にフォ−ム原液
が流れ込んで面ファスナ−表面をフォ−ムで埋めてしま
うのを防止するためと、更には、面ファスナ−をはさむ
平滑なメタルテ−プの存在によって、カバ−側の面ファ
スナ−の嵌め込みを容易とし、面ファスナ−同士の接触
を完全とする機能をもたらす。
タルテ−プは、成型時の面ファスナ−の位置ずれを防止
することも勿論であるが、面ファスナ−にフォ−ム原液
が流れ込んで面ファスナ−表面をフォ−ムで埋めてしま
うのを防止するためと、更には、面ファスナ−をはさむ
平滑なメタルテ−プの存在によって、カバ−側の面ファ
スナ−の嵌め込みを容易とし、面ファスナ−同士の接触
を完全とする機能をもたらす。
【0012】本発明の第2にあっては、モ−ルドの表面
にフォ−ム成型品に溝を形成するための突条を形成する
ものであり、突条の頂面がフォ−ム成型品の溝の底面と
なる。そしてこの突条の頂面に面ファスナ−を裏面を上
向きにして載置する。又、このメタルテ−プの両側縁に
はメタルテ−プが取付けられており、これが突条の側面
に当接されて、磁力によって保持される。
にフォ−ム成型品に溝を形成するための突条を形成する
ものであり、突条の頂面がフォ−ム成型品の溝の底面と
なる。そしてこの突条の頂面に面ファスナ−を裏面を上
向きにして載置する。又、このメタルテ−プの両側縁に
はメタルテ−プが取付けられており、これが突条の側面
に当接されて、磁力によって保持される。
【0013】突条の側面とメタルテ−プとの関係は、磁
性を付与させて保持させることとなるが、通常は突条側
に磁性を付与するが、場合によっては、メタルテ−プ側
に磁性を付与することもできる。
性を付与させて保持させることとなるが、通常は突条側
に磁性を付与するが、場合によっては、メタルテ−プ側
に磁性を付与することもできる。
【0014】かかる状態を保持させつつウレタンフォ−
ム原液がモ−ルド内にも流し込まれ、フォ−ム化してモ
−ルド成型品を得るものであり、フォ−ム化の際の接着
力を利用して面ファスナ−及びメタルテ−プが成型品の
溝底面に一体化させることとなるのである。このメタル
テ−プは、その表面が露呈した状態でウレタンフォ−ム
成型品の溝内に同様に埋め込まれて一体化されるもので
ある。
ム原液がモ−ルド内にも流し込まれ、フォ−ム化してモ
−ルド成型品を得るものであり、フォ−ム化の際の接着
力を利用して面ファスナ−及びメタルテ−プが成型品の
溝底面に一体化させることとなるのである。このメタル
テ−プは、その表面が露呈した状態でウレタンフォ−ム
成型品の溝内に同様に埋め込まれて一体化されるもので
ある。
【0015】
【実施例】以下、図面をもって更に詳細に説明する。図
3は本発明で用いられる面ファスナ−の斜視図である。
図中、11は溝内にて接着される面ファスナ−(雌)を
示し、このファスナ−部12の両側縁には柔軟なメタル
テ−プ13、14が接着されている。又、15はカバ−
の裏側に取付けられる面ファスナ−(雄)である。
3は本発明で用いられる面ファスナ−の斜視図である。
図中、11は溝内にて接着される面ファスナ−(雌)を
示し、このファスナ−部12の両側縁には柔軟なメタル
テ−プ13、14が接着されている。又、15はカバ−
の裏側に取付けられる面ファスナ−(雄)である。
【0016】図4は、本発明の第1である面ファスナ−
付ウレタンフォ−ムクッション体の拡大断面図である。
又、図5は、このクッション体とカバ−とを一体としよ
うとする際の断面図である。そして、図6は、本発明の
面ファスナ−付ウレタンフォ−ムクッション体を利用し
た車両用クッション体の断面図である。図中、20はモ
−ルド成型によって得られたウレタンフォ−ム成型品で
あり、21はこのウレタンフォ−ムモ−ルド成型品20
の表面に形成された溝である。そして、この溝21内に
は面ファスナ−(雌)11が接着されており、溝21の
底面にファスナ−部12が溝21の側面にメタルテ−プ
13、14がウレタンフォ−ム内に埋入されて露呈して
いる。
付ウレタンフォ−ムクッション体の拡大断面図である。
又、図5は、このクッション体とカバ−とを一体としよ
うとする際の断面図である。そして、図6は、本発明の
面ファスナ−付ウレタンフォ−ムクッション体を利用し
た車両用クッション体の断面図である。図中、20はモ
−ルド成型によって得られたウレタンフォ−ム成型品で
あり、21はこのウレタンフォ−ムモ−ルド成型品20
の表面に形成された溝である。そして、この溝21内に
は面ファスナ−(雌)11が接着されており、溝21の
底面にファスナ−部12が溝21の側面にメタルテ−プ
13、14がウレタンフォ−ム内に埋入されて露呈して
いる。
【0017】一方、カバ−22の裏面には面ファスナ−
(雄)15が取付けられており、この面ファスナ−15
を溝21内に挿入することにより、面ファスナ−11、
15同士が嵌合しあい、カバ−22に溝21と同様の窪
み23が形成されることとなる。そして、メタルテ−プ
13、14はウレタンフォ−ム成型品の製造時の保持等
を目的としたものであるが、溝21内へのカバ−22の
挿入の際にも大きな役目をなすものであって、カバ−2
2の面ファスナ−15の挿入を容易とし、その案内をも
兼ねる。
(雄)15が取付けられており、この面ファスナ−15
を溝21内に挿入することにより、面ファスナ−11、
15同士が嵌合しあい、カバ−22に溝21と同様の窪
み23が形成されることとなる。そして、メタルテ−プ
13、14はウレタンフォ−ム成型品の製造時の保持等
を目的としたものであるが、溝21内へのカバ−22の
挿入の際にも大きな役目をなすものであって、カバ−2
2の面ファスナ−15の挿入を容易とし、その案内をも
兼ねる。
【0018】図7は本発明の第2の要部を示すモ−ルド
表面の一部切欠斜視図である。図中、30はモ−ルドで
あり、31はウレタンフォ−ム成型品に溝21を形成す
るための突条である。そして、この突条31の側面に前
記した面ファスナ−(雌)11がファスナ−部12を頂
面に接して載置する。このファスナ−ブ12の両側縁に
取付けられたメタルテ−プ13、14が突条31の側面
に垂下され、この両者は磁性によって保持される。例え
ば突条31内に磁石を埋め込むことによって容易に磁性
保持が可能である。
表面の一部切欠斜視図である。図中、30はモ−ルドで
あり、31はウレタンフォ−ム成型品に溝21を形成す
るための突条である。そして、この突条31の側面に前
記した面ファスナ−(雌)11がファスナ−部12を頂
面に接して載置する。このファスナ−ブ12の両側縁に
取付けられたメタルテ−プ13、14が突条31の側面
に垂下され、この両者は磁性によって保持される。例え
ば突条31内に磁石を埋め込むことによって容易に磁性
保持が可能である。
【0019】そして、このモ−ルド30内にウレタンフ
ォ−ム原液を流し込んでフォ−ム化を完成させるもので
ある。成型品をモ−ルド30内より取り出すに際して
は、ウレタンフォ−ムの接着力によって、面ファスナ−
11は完全に溝の底部を構成しつつ突条31より離脱す
ることとなる。このメタルテ−プ13、14は、面ファ
スナ−11を所定の位置に保持する役割を果すが、ファ
スナ−部21へのウレタンフォ−ム原液の流れ込みを阻
止する役目をもなす。
ォ−ム原液を流し込んでフォ−ム化を完成させるもので
ある。成型品をモ−ルド30内より取り出すに際して
は、ウレタンフォ−ムの接着力によって、面ファスナ−
11は完全に溝の底部を構成しつつ突条31より離脱す
ることとなる。このメタルテ−プ13、14は、面ファ
スナ−11を所定の位置に保持する役割を果すが、ファ
スナ−部21へのウレタンフォ−ム原液の流れ込みを阻
止する役目をもなす。
【0020】図8はモ−ルド30の表面に形成された突
条31の好ましい例を示す斜視図であり、図9はその中
央断面図である。この例は、突条31の終端部に例えば
三角形状の立上部32を形成したものである。即ち、面
ファスナ−11の両側縁にはメタルテ−プ13、14が
取付けられており、ウレタンフォ−ム原液の入り込むこ
とはほとんどないが、面ファスナ−11の終端部からフ
ォ−ム原液が入り込む場合もある。このため、面ファス
ナ−11の終端部を保護するために、立上部32を形成
したものである。図中、33はマグネットであり、これ
は表面材34にて覆われている。
条31の好ましい例を示す斜視図であり、図9はその中
央断面図である。この例は、突条31の終端部に例えば
三角形状の立上部32を形成したものである。即ち、面
ファスナ−11の両側縁にはメタルテ−プ13、14が
取付けられており、ウレタンフォ−ム原液の入り込むこ
とはほとんどないが、面ファスナ−11の終端部からフ
ォ−ム原液が入り込む場合もある。このため、面ファス
ナ−11の終端部を保護するために、立上部32を形成
したものである。図中、33はマグネットであり、これ
は表面材34にて覆われている。
【0021】
【発明の効果】本発明の第1にあっては、モ−ルド成型
品にカバ−掛けする際、カバ−を溝内に押し込むことに
より面ファスナ−の雄雌嵌合がなされてカバ−掛けが簡
単になせるものである。本発明の第2にあっては、フォ
−ム成型品の溝内に面ファスナ−を取付ける方法であっ
て、これが突条の側面に当接されかつ磁力によって保持
され、フォ−ム化の際の接着力を利用して面ファスナ−
が成型品の溝底面に一体化できることとなったのであ
る。
品にカバ−掛けする際、カバ−を溝内に押し込むことに
より面ファスナ−の雄雌嵌合がなされてカバ−掛けが簡
単になせるものである。本発明の第2にあっては、フォ
−ム成型品の溝内に面ファスナ−を取付ける方法であっ
て、これが突条の側面に当接されかつ磁力によって保持
され、フォ−ム化の際の接着力を利用して面ファスナ−
が成型品の溝底面に一体化できることとなったのであ
る。
【図1】図1は従来のクッション体の断面図である。
【図2】図2は図1のクッション体のカバ−掛けの際の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図3】図3は本発明で用いられる面ファスナ−の斜視
図である。
図である。
【図4】図4は本発明の第1である面ファスナ−付ウレ
タンフォ−ムクッション体の拡大断面図である。
タンフォ−ムクッション体の拡大断面図である。
【図5】図5は図4に示すクッション体とカバ−とを一
体としようとする際の断面図である。
体としようとする際の断面図である。
【図6】図6は本発明のウレタンフォ−ムクッション体
を利用した車両用クッション体の断面図である。
を利用した車両用クッション体の断面図である。
【図7】図7は本発明の第2の要部を示すモ−ルド表面
の一部切欠斜視図である。
の一部切欠斜視図である。
【図8】図8はモ−ルドの表面に形成された突条の一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】図9は図8に示す突条の中央断面図である。
【符号の説明】 11‥‥溝内に接着される面ファスナ−(雌)、 12‥‥ファスナ−部、 13、14‥‥メタルテ−プ、 15‥‥カバ−に取付けられる面ファスナ−(雄)、 20‥‥ウレタンフォ−ムモ−ルド成型品、 21‥‥ウレタンフォ−ムモ−ルド成型品の表面に形成
された溝、 22‥‥カバ−、 23‥‥カバ−の窪み、 30‥‥モ−ルド、 31‥‥ウレタンフォ−ム成型品に溝を形成するための
突条、 32‥‥突条の終端部の立上部、 33‥‥マグネット、 34‥‥表面材。
された溝、 22‥‥カバ−、 23‥‥カバ−の窪み、 30‥‥モ−ルド、 31‥‥ウレタンフォ−ム成型品に溝を形成するための
突条、 32‥‥突条の終端部の立上部、 33‥‥マグネット、 34‥‥表面材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 75:00 105:04 B29L 31:58 4F
Claims (3)
- 【請求項1】 成型モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液
を流し込んで成型されたウレタンフォ−ムモ−ルド成型
品よりなるクッション体であって、クッション体表面に
形成された溝の底部に面ファスナ−を接着し、当該面フ
ァスナ−の両側に取りつけられたメタルテ−プが、溝の
底部より立ち上がる側面に接着されていることを特徴と
する面ファスナ−付ウレタンフォ−ムクッション体。 - 【請求項2】 面ファスナ−及びメタルテ−プは、ウレ
タンフォ−ム原液のフォ−ム化の際の接着力を利用した
ものである請求項第1項記載の面ファスナ−付ウレタン
フォ−ムクッション体。 - 【請求項3】 モ−ルドの表面に突条を形成し、当該突
条の頂面に面ファスナ−の裏側を上に向けて載置し、更
にこの面ファスナ−の両側縁に取りつけられたメタルテ
−プを前記突条の側面に当接し、この両者を磁力によっ
て保持し、しかる後モ−ルド内にウレタンフォ−ム原液
を流し込んで成型したことを特徴とする面ファスナ−付
ウレタンフォ−ムクッション体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071174A JPH06254268A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ウレタンフォ−ムクッション体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5071174A JPH06254268A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ウレタンフォ−ムクッション体及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254268A true JPH06254268A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13453040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5071174A Pending JPH06254268A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ウレタンフォ−ムクッション体及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06254268A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016097947A (ja) * | 2014-11-26 | 2016-05-30 | 株式会社タチエス | シート |
US10414303B2 (en) | 2015-04-23 | 2019-09-17 | Tachi-S Co., Ltd. | Seat |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5071174A patent/JPH06254268A/ja active Pending
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