JP4117763B2 - 発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファスナベース部の一方のベース面側に発泡成形品に対するアンカー部を設けるとともに、他方のベース面側に係合部を設けて成る帯状の面ファスナを、成形型側の型部材の収容凹部に前記係合部側から収容し、その収容状態で発泡成形して前記面ファスナを発泡成形品に一体に取付ける発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシート等に用いられているクッション材は、例えば発泡ウレタンを素材とする発泡成形品に表皮材を組み付けて構成してある。
【0003】
前記発泡成形品に表皮材を組み付ける手段としては、雄雌の一対の面ファスナのうち一方の面ファスナを発泡成形品に取付けるとともに、表皮材に他方の面ファスナを取付け、前記一対の面ファスナを介して発泡性成形品に表皮材を着脱自在に組付ける手段が採用されている。
【0004】
この手段では、面ファスナを発泡成形品に効率よくかつ強固に取り付けるために、冒頭に記載したように、帯状の面ファスナを、成形型側の型部材の収容凹部に前記係合部側から収容し、その収容状態で発泡成形して前記面ファスナを発泡成形品に一体に取付けている。
【0005】
従来、帯状の面ファスナを成形型側の型部材の収容凹部に収容する場合、ベース部の一方の面側に発泡成形品に対する複数列のアンカー部を、前記係合部とは反対側に向けて突出する状態に設けてある面ファスナを準備し、この面ファスナを収容凹部に前記係合部側から押し込んで装着していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術で用いる面ファスナは、ベース部の一方の面側に発泡成形品に対する複数列のアンカー部を、前記係合部とは反対側に向けて突出する状態に設けて構成してあったために剛性が強く、湾曲あるいは突曲した型部材の収容凹部に押し込む場合、収容凹部に沿った曲線状に追従変形させにくかった。
【0007】
その結果、面ファスナの両端部や曲がりの頂部が収容凹部の底面から浮き上がり、発泡成形の際にその隙間(面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間)に、発泡樹脂原液(例えばウレタン原液)が入り込み、収容凹部の長手方向に長い範囲にわたって浸みこんでいくとともに発泡成形されて、前記係合部を表皮材側の面ファスナの被係合部に係合しにくくなるという問題があった。
【0008】
本発明の目的は、表皮材側の面ファスナの被係合部に発泡成形体側の面ファスナをより確実に係合させることができるようにする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0010】
[構成]冒頭に記載した発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法において、前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、前記面ファスナに対する係合部材の被係合部を係合させ、かつ、前記被係合部とは反対側の係合部材面には磁着性を備えたカバー部材が設けてあって、前記第1係合部に対する前記係合部材に設けた前記カバー部材の一端側が、前記第1係合部を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する。
【0011】
[作用]
面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部に係合部材の被係合部を係合させ、かつ、第1係合部に対する被係合部とは反対側の係合部材面に設けたカバー部材の一端側が、第1係合部を面ファスナの長手方向外方側から覆うように、カバー部材を折り曲げた状態で発泡成形するから、発泡成形の際に、発泡樹脂原液が面ファスナの長手方向外方側から第1係合部側に入り込むのを防止することができる。
【0012】
また、前記第1係合部と所定箇所の第2係合部とに前記係合部材の被係合部を係合させた場合は、上記の作用を奏することができるのに加え、発泡樹脂原液が、所定箇所、例えば、湾曲又は突曲した型部材の収容凹部に面ファスナを収容した場合における面ファスナの曲がりの頂部の箇所において、面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間から第2係合部側に入り込むのを防止することができる。
【0013】
これにより、従来の問題、すなわち、発泡成形の際に面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間に、発泡樹脂原液が入り込み、収容凹部の長手方向に長い範囲にわたって浸みこんでいくとともに発泡成形されて、前記係合部を表皮材側の面ファスナの被係合部に係合しにくくなるという問題を解消することができる。
【0014】
[効果]
従って、表皮材側の面ファスナの被係合部に発泡成形体側の面ファスナをより確実に係合させることができるようになった。
【0015】
請求項2による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0016】
[構成]
請求項1による発明の構成において、前記係合部材が、前記面ファスナーに対する補助面ファスナ又は起毛材である。
【0017】
[作用]
前記係合部材が、前記面ファスナーに対する補助面ファスナ又は起毛材であるから、係合部材を安価に構成することができる。
【0018】
[効果]
従って、請求項1の構成による効果と同様の効果を奏することができるのに加え、発泡成形に要するコストを低廉化できた。
【0019】
請求項3による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0020】
[構成]冒頭に記載した発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法において、前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、溶融樹脂又はワックスを流し込んで固化させるとともに、固化層に磁着性を備えたカバー部材を貼着し、前記第1係合部に対する前記カバー部材の一端側が、前記固化層を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する。
【0021】
[作用]
面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部に溶融樹脂又はワックスを流し込んで固化させるとともに、その固化層にカバー部材を貼着し、カバー部材の一端側が、前記固化層を面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態で発泡成形するから、発泡成形の際に、発泡樹脂原液が面ファスナの長手方向外方側から第1係合部側に入り込むのを防止することができる。
【0022】
また、前記第1係合部と所定箇所の第2係合部とに溶融樹脂又はワックスを流し込んで固化させた場合は、上記の作用を奏することができるのに加え、発泡樹脂原液が、所定箇所、例えば、湾曲又は突曲した型部材の収容凹部に面ファスナを収容した場合における面ファスナの曲がりの頂部の箇所において、面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間から第2係合部側に入り込むのを防止することができる。
【0023】
これにより、従来の問題、すなわち、発泡成形の際に面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間に、発泡樹脂原液が入り込み、収容凹部の長手方向に長い範囲にわたって浸みこんでいくとともに発泡成形されて、前記係合部を表皮材側の面ファスナの被係合部に係合しにくくなるという問題を解消することができる。
【0024】
[効果]
従って、表皮材側の面ファスナの被係合部に発泡成形体側の面ファスナをより確実に係合させることができるようになった。
【0025】
請求項4による発明の構成・作用・効果は次の通りである。
【0026】
[構成]冒頭に記載した発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法において、前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、前記収容凹部よりも長い面ファスナを準備するとともに、前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、前記収容凹部よりも幅広の粘着スラブを貼着し、前記収容凹部に面ファスナをその面ファスナの両端側が前記収容凹部の両端部から各別にはみ出し、かつ、前記粘着スラブの両面のうち、前記面ファスナとは反対側の粘着スラブ面に磁着性を備えたカバー部材が設けてあって、前記収容凹部の長手方向で前記第1係合部側の粘着スラブが前記収容凹部の内外にわたる状態に収容し、前記第1係合部に対する粘着スラブに設けた前記カバー部材の一端側が、前記面ファスナの係合部を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する。
【0027】
[作用]
第1係合部に対する粘着スラブの両面のうち、面ファスナとは反対側の粘着スラブ面に設けたカバー部材の一端側が、面ファスナの係合部を面ファスナの長手方向外方側から覆うように、カバー部材を折り曲げた状態で発泡成形するから、発泡成形の祭に面ファスナの長手方向一端側の係合部側から面ファスナ内に入り込もうとする発泡樹脂原液を効果的にせき止めて、発泡樹脂原液が長手方向中央部側に浸み込んでいくのを防止することができる。
【0028】
そして、たとえ発泡樹脂原液がカバー部材の内方側に浸み込んできたとしても、各粘着スラブは型部材の収容凹部の内外にわたる状態に収容されており、収容凹部の長手方向両端部側で粘着スラブが圧縮変形した状態になっているから、前記発泡樹脂原液を効果的にせき止めて、発泡樹脂原液が長手方向中央部側に浸み込んでいくのを防止することができる。
【0029】
また、前記第1係合部と所定箇所の第2係合部とに粘着スラブを貼着した場合は、上記の作用を奏することができるのに加え、発泡樹脂原液が、所定箇所、例えば、湾曲又は突曲した型部材の収容凹部に面ファスナを収容した場合における面ファスナの曲がりの頂部の箇所において、面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間から第2係合部側に入り込むのを防止することができる。
【0030】
これにより、従来の問題、すなわち、発泡成形の際に面ファスナの係合部と収容凹部の底面との間に、発泡樹脂原液が入り込み、収容凹部の長手方向に長い範囲にわたって浸みこんでいくとともに発泡成形されて、前記係合部を表皮材側の面ファスナの被係合部に係合しにくくなるという問題を解消することができる。
[効果]
従って、表皮材側の面ファスナの被係合部に発泡成形体側の面ファスナをより確実に係合させることができるようになった。
【0033】
請求項1,2,3又は4に係る発明では、上記した作用を奏することができるのに加え、カバー部材を、前記型部材側に設けた磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形するから、面ファスナの長手方向両端部や曲がりの頂部で収容凹部の底面と前記係合部との間に隙間が形成されにくくなり、発泡成形の際に収容凹部の底面と係合部との間に発泡樹脂原液が入り込むのを防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
[第1実施形態]
図1に、上型1Aと下型1Bから成る成形型1にボルト固定した型部材2(図2参照)の収容凹部3に帯状の面ファスナ4を係合部5側から収容し、その収容状態で発泡成形して面ファスナ4を発泡成形品6に一体に取付けている状態を示してある。
【0037】
前記発泡成形品6は雄雌の面ファスナ(雄の面ファスナは前述の面ファスナ4である)を介して表皮材(図示せず)を張り付けられて、自動車のシートクッションを構成するものである。
【0038】
図2に示すように、前記型部材2は断面U字形の帯状の部材で、底部15に多数の円柱ブロック状の永久磁石14を長手方向に一定間隔で埋設してある。
【0039】
前記面ファスナ4は樹脂製で、図3に示すように、ファスナベース部7(以下、「ベース部7」と略称する)の一方のベース面側に発泡成形品6に対するアンカー部8を3列設けるとともに、他方のベース面側に、多数のきのこ状の係合片12から成る係合部5を3列設けて構成してある。
【0040】
前記アンカー部8は、ベース部7の長手方向に沿う一連のリブ状のものである。
【0041】
次に、発泡成形品6に対する面ファスナ4の取付け方法について説明する。
【0042】
1) 図4(a)に示すように、面ファスナ4の長手方向両端側の両第1係合部5Aと所定箇所の第2係合部5Bとに、磁着体11(メタルシートであり、カバー部材に相当)付きの補助面ファスナ10(係合部材に相当)の被係合部32(ループ群から成る)を係合させる。
【0043】
前記所定箇所とは、型部材2の収容凹部3に面ファスナ4を収容した場合における面ファスナ4の曲がりの頂部に対応する箇所である。
【0044】
2) 図4(b)に示すように、第1係合部5Aに対する被係合部32とは反対側の係合部材面に設けた補助面ファスナ10の一端側が、第1係合部5Aを面ファスナ4の長手方向外方側から覆うように、補助面ファスナ10を折曲する。
【0045】
3) 図5に示すように、面ファスナー4を第1及び第2係合部5A,5B側(磁着体11側)から型部材2の収容凹部3に収容し、磁着体11を、型部材2側に設けた磁石14によって引きつけることで、面ファスナ4を収容凹部3の底面31側に引きつけた状態にする。
【0046】
4) 上記3)の状態で成形型1の内部に発泡樹脂原液としてのウレタン原液を注入して発泡成形する。
【0047】
5) 上型1A・下型1Bを開く。そして、発泡成形品6を脱型する。面ファスナ4が型部材2から外れて、発泡成形品6の表面の所定位置に面ファスナ4が一体に取付けられる。
【0048】
[第2実施形態]
第2実施形態は第1実施形態とは、発泡成形品6に対する面ファスナ4の取付け方法が異なり、その他の点(構造等)については第1実施形態とほぼ同一である(第3実施形態以下でも同様である)。
【0049】
発泡成形品6に対する面ファスナ4の取付け方法は次の通りである。
【0050】
1) 図6(イ)に示すように、面ファスナ4の長手方向両端側の両第1係合部5Aと所定箇所の第2係合部5Bとに、溶融樹脂又はワックスを流し込んで固化させるとともに、第1係合部5A側の固化層20に磁着体11(メタルシートであり、カバー部材に相当)を貼着する。
【0051】
前記所定箇所とは、型部材2の収容凹部3に面ファスナ4を収容した場合における面ファスナ4の曲がりの頂部に対応する箇所である。
【0052】
2) 図6(ロ)に示すように、磁着体11の一端側が、前記固化層20を面ファスナ4の長手方向外方側から覆うように磁着体11を折曲する。
【0053】
3)以降の工程は、第1実施形態における3)以降の工程と同じである。
【0054】
[第3実施形態]
1) 型部材2の収容凹部3よりも長い面ファスナ4を準備し、図7(イ)に示すように、面ファスナ4の長手方向両端側の両第1係合部5Aと所定箇所の第2係合部5Bとに、収容凹部3よりも幅広の粘着スラブ21を貼着する。
【0055】
前記所定箇所とは、型部材2の収容凹部3に面ファスナ4を収容した場合における面ファスナ4の曲がりの頂部に対応する箇所である。
【0056】
そして、粘着スラブ21の両面のうち、面ファスナ4とは反対側の粘着スラブ面に磁着体11(メタルシートであり、カバー部材に相当)を貼着する。
【0057】
図7(ロ),図7(ハ)に示すように、前記収容凹部3に面ファスナ4をその面ファスナ4の両端側が収容凹部3の両端部から各別にはみ出し、かつ、収容凹部3の長手方向で第1係合部5A側の粘着スラブ21が収容凹部3の内外にわたる状態に収容する。
【0058】
2) 図7(ニ)に示すように、磁着体11の一端側が、面ファスナ4の第1係合部5Aを面ファスナ4の長手方向外方側から覆うように磁着体11を折曲する。
【0059】
3)以降の工程は、第1実施形態における3)以降の工程と同じである。
【0060】
[別実施形態]
図8に示すように、第1実施形態の上記2)の工程において、補助面ファスナ10に代えて、磁着体11付きの起毛材16を面ファスナー4の係合部5に係合させてもよい。
【0061】
本発明は、前記型部材2が直線状のものであっても適用することができる。
【0062】
図9に示すように、前記粘着スラブ21が面ファスナ4の長手方向両端部の両面側にわたる状態に、粘着スラブ21を面ファスナ4の長手方向両端側に、面ファスナ4の幅方向に沿う軸芯周りに巻き付けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】面ファスナを発泡成形品に一体に取付けている状態を示す図
【図2】型部材を示す斜視図
【図3】面ファスナを示す斜視図
【図4】補助面ファスナと面ファスナを示す斜視図
【図5】面ファスナを型部材2に取付けた状態を示す断面図
【図6】別実施形態を示す図
【図7】別実施形態を示す図
【図8】別実施形態を示す図
【図9】別実施形態を示す図
【符号の説明】
1 成形型
2 型部材
3 収容凹部
4 面ファスナ
5A 第1係合部
5B 第2係合部
6 発泡成形品
7 ファスナベース部
8 アンカー部
10,16 係合部材
11 カバー部材
14 磁石
20 固化層
21 粘着スラブ
Claims (4)
- ファスナベース部の一方のベース面側に発泡成形品に対するアンカー部を設けるとともに、他方のベース面側に係合部を設けて成る帯状の面ファスナを、成形型側の型部材の収容凹部に前記係合部側から収容し、その収容状態で発泡成形して前記面ファスナを発泡成形品に一体に取付ける発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法であって、
前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、
前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、前記面ファスナに対する係合部材の被係合部を係合させ、かつ、前記被係合部とは反対側の係合部材面には磁着性を備えたカバー部材が設けてあって、前記第1係合部に対する前記係合部材に設けた前記カバー部材の一端側が、前記第1係合部を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、
前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法。 - 前記係合部材が、前記面ファスナーに対する補助面ファスナ又は起毛材である請求項1記載の発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法。
- ファスナベース部の一方のベース面側に発泡成形品に対するアンカー部を設けるとともに、他方のベース面側に係合部を設けて成る帯状の面ファスナを、成形型側の型部材の収容凹部に前記係合部側から収容し、その収容状態で発泡成形して前記面ファスナを発泡成形品に一体に取付ける発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法であって、
前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、
前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、溶融樹脂又はワックスを流し込んで固化させるとともに、固化層に磁着性を備えたカバー部材を貼着し、前記第1係合部に対する前記カバー部材の一端側が、前記固化層を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、
前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法。 - ファスナベース部の一方のベース面側に発泡成形品に対するアンカー部を設けるとともに、他方のベース面側に係合部を設けて成る帯状の面ファスナを、成形型側の型部材の収容凹部に前記係合部側から収容し、その収容状態で発泡成形して前記面ファスナを発泡成形品に一体に取付ける発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法であって、
前記型部材が、湾曲あるいは突曲している断面U字形の帯状の部材で、底部に多数の磁石を一定間隔で埋設してあり、
前記収容凹部よりも長い面ファスナを準備するとともに、前記面ファスナの長手方向両端側の両第1係合部と、前記収容凹部に収容した前記面ファスナの頂部に対応する箇所の第2係合部とに、前記収容凹部よりも幅広の粘着スラブを貼着し、前記収容凹部に面ファスナをその面ファスナの両端側が前記収容凹部の両端部から各別にはみ出し、かつ、前記粘着スラブの両面のうち、前記面ファスナとは反対側の粘着スラブ面に磁着性を備えたカバー部材が設けてあって、前記収容凹部の長手方向で前記第1係合部側の粘着スラブが前記収容凹部の内外にわたる状態に収容し、前記第1係合部に対する粘着スラブに設けた前記カバー部材の一端側が、前記面ファスナの係合部を前記面ファスナの長手方向外方側から覆うように、前記カバー部材を折り曲げた状態とし、
前記面ファスナを前記収容凹部に前記ファスナベース部ごと押し込んで収容し、前記カバー部材を前記磁石によって引きつけることで、前記面ファスナを前記収容凹部の底面側に引きつけた状態で発泡成形する発泡成形品に対する面ファスナの取付け方法。
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JP2002355828A (ja) | 2002-12-10 |
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