JPH059180A - ε−カプロラクタムの製造方法 - Google Patents
ε−カプロラクタムの製造方法Info
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Abstract
て、また触媒の寿命を一段と向上させることによりε−
カプロラクタムを効率的に製造する。 【構成】気相反応条件下に固体触媒を用いてシクロヘキ
サノンオキシムからε−カプロラクタムを製造する方法
において、触媒として活性が低下した固体触媒をアンモ
ニアと接触させることにより再生した触媒を用いること
を特徴とするε−カプロラクタムの製造方法。
Description
応条件下にシクロヘキサノンオキシムからε−カプロラ
クタムを製造する方法に関する。
カプロラクタムはナイロン等の原料として用いられてい
る重要な基幹化学原料であり、その製造方法としては従
来より、触媒として発煙硫酸あるいは濃硫酸を用い、液
相下にシクロヘキサノンオキシムを転位(ベックマン転
位)させる方法が採用されている。
硫酸を必要とするだけでなく、硫酸アンモニウムを大量
に副生するという課題を有する。
べく、固体触媒を用い気相反応条件下に転位させる方法
を提案している(特開平2−275850号公報及び特
開平2−250866号公報)。
活性が低下するため、このような劣化触媒を新品触媒と
取り替えるか、または劣化触媒を再生処理して再使用す
るか、どちらかの方法が採用される。
上に析出した炭素質物質を分子状酸素含有ガス、たとえ
ば空気中で燃焼除去する方法が採用されている(触媒学
会編集「触媒工学講座(第7巻)触媒反応(2)−酸化
・脱水素・分解−」(昭和42.2.28)地人書館
278頁)。
在下にアルコールを共存させて炭素質物質を燃焼させる
ことにより、固体触媒を再生する方法を提案している
(特開平3−207454号公報)。
熱損傷により失活したゼオライト触媒を水と接触させ、
続いて硝酸アンモニウムなどのアンモニウム塩でイオン
交換する再生方法が提案されている(特開昭61−38
630号公報)。また、メタノールの炭化水素類への転
化反応等において、焼成により失活したゼオライト触媒
を100〜1000℃でアンモニア及びスチームと接触
させることにより再生させる方法が提案されており、高
いSiO2 /Al2O3 比(26000)のゼオライト
の場合は、再生されないことも示されている(特開昭6
0−42227号公報、特開昭60−257838号公
報)。
水素への転化反応において、失活したゼオライト触媒を
アンモニア水溶液と接触する再生方法が提案されてお
り、アルミナ結合剤なしの触媒は再生されなかったこと
も示されている(特開平1−99649号公報)。
気相反応条件下にシクロヘキサノンオキシムからε−カ
プロラクタムを製造するに当たり、より一層優れた固体
触媒の再生方法を見出すべく、鋭意検討を行なった結
果、活性が低下した固体触媒をアンモニアという特定の
化合物と接触させることにより、劣化触媒の活性を回復
させ得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
相反応条件下に固体触媒を用いてシクロヘキサノンオキ
シムからε−カプロラクタムを製造する方法において、
触媒として活性が低下した固体触媒をアンモニアと接触
させることにより再生した触媒を用いることを特徴とす
るε−カプロラクタムの製造方法を提供するものであ
る。
対象とする触媒は固体触媒であり、例えばシリカ−アル
ミナ、ゼオライト等、その成分のみを成型したものの
他、担体に担持、あるいはイオン交換等により修飾した
ものが挙げられ、特にこれらの中でもゼオライトが好ま
しく、中でも結晶性シリカ、結晶性メタロシリケート等
が好ましい。
実質的にケイ素と酸素とからなるものである。
ートは、例えばSi/Me原子比(ここにMeはAl,
Ga,Fe,B,Zn,Cr,Be,Co,La,G
e,Ti,Zr,Hf,V,Ni,Sb,Bi,Cu,
Nb等から選ばれる1種または2種以上の金属元素を示
す)が通常5以上、好ましくは500以上である。Si
/Me原子比は、通常の分析手段、例えば原子吸光法、
蛍光X線法等により求めることができる。
性メタロシリケートは公知の方法により製造される。こ
れらの結晶性シリカ、または結晶性メタロシリケートに
は種々の構造が知られているが、いわゆるペンタシル型
構造に属するものが、好ましい。
損傷によって活性が低下した触媒をいう。
と接触させる前に、予め分子状酸素含有ガス、例えば空
気中で、触媒上に析出した炭素質物質を燃焼除去した
り、あるいは空気中にアルコールを共存させて触媒上に
析出した炭素質物質を燃焼除去するのが好ましい。
状のアンモニア、アンモニアを含む水溶液が挙げられ
る。アンモニアを含む水溶液としては、例えばアンモニ
ア水溶液及び塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝
酸アンモニウム等のアンモニウム塩を含むアンモニア水
溶液が含まれる。
は、窒素ガス、水蒸気等の不活性なガスとともに用いて
もよい。
速度は特に制限されるものではないが、通常触媒1kg当
たり、1〜2000 l/hrである。また、その際の再生
する時間は、触媒の劣化の程度によっても異なるが、通
常1〜100時間程度である。
は、通常pHが9以上、好ましくはpHが10〜13で
ある。
による再生方法は、特に限定されるものではなく、触媒
全体が十分にアンモニアを含む水溶液中でアンモニアと
接触できる方法であればよく、例えば反応釜中に劣化触
媒を充填し、次いでアンモニアを含む水溶液を反応釜へ
注ぎ、反応釜中で、劣化触媒を撹拌下に浸漬する方法、
また、劣化触媒をカラムに充填した状態でアンモニアを
含む水溶液を通過させる方法等が挙げられる。
は、触媒の劣化の程度によっても異なるが、通常0.1
〜10時間程度である。
理した後、塩酸等の酸によって洗浄し、次いで水洗浄す
ることも有効である。
は、通常50〜250℃である。 ガス状のアンモニア
と接触させる温度は、250℃以下が好ましく、100
〜200℃の範囲がより好ましい。また、この際の圧力
は、通常10気圧以下である。アンモニアを含む水溶液
と接触させる温度は、50〜200℃が好ましく、60
〜150℃の範囲がより好ましい。
タムの製造方法について述べる。本発明は通常の固定床
方式または流動床方式の気相接触反応で行なわれる。反
応温度は、通常250〜500℃の範囲である。250
℃未満の温度では反応速度が十分ではなく、またε−カ
プロラクタムの選択率も低下する傾向がある。一方、5
00℃を越えるとシクロヘキサノンオキシムの熱分解が
無視できなくなるため、ε−カプロラクタムの選択率が
低下する傾向がある。特に、好ましい温度範囲は300
〜450℃であり、最も好ましい温度範囲は300〜4
00℃である。また反応圧力は特に限定されるものでは
なく、通常0.05〜10kg/cm2 である。
は、通常WHSV=0.1〜40hr -1(すなわち触媒1
kg当たりのシクロヘキサノンオキシム供給速度が0.1
〜40kg/hr)である。好ましくは0.2〜20hr-1で
あり、より好ましくは0.5〜10hr-1の範囲から選ば
れる。
離は、通常の方法で実施できる。例えば、反応生成ガス
を冷却して凝縮させ、次いで抽出、蒸留あるいは晶析等
により精製されたε−カプロラクタムを得ることができ
る。
劣化触媒をアンモニアを用いることにより、触媒の活性
を十分に回復させて、また触媒の寿命を一段と向上させ
ることができるのでε−カプロラクタムを効率的に製造
できる。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
オルソシリケート(Si(OC2H5)4、Al含有量10ppm以
下)100g、10%水酸化テトラ−n−プロピルアン
モニウム水溶液224.0g、エタノール214gを仕
込み、30分間激しく撹拌した。混合溶液のpHは13
であった。オートクレーブの蓋を締めた後、油浴に浸し
内温を105℃に保ち400rpm以上の回転数で撹拌
を行いながら、96時間の水熱合成を行った。この間オ
ートクレーブ内の圧力は2〜3kg/cm2 に達した。水熱
合成終了時のpHは11.8であった。白色の固体生成
物を濾別し、ついで濾液のpHが7付近になるまで蒸留
水で連続的に洗浄した。得られた結晶を120℃で16
時間乾燥し、さらに530℃で4時間、空気流通下に焼
成し、27gの粉末状白色結晶を得た。該結晶を粉末X
線回折で分析した結果、ペンタシル型ゼオライトと同定
された。また、原子吸光分光法による元素分析の結果、
Alの含有量は3ppmであった。
溶液100gを加え、50〜60℃で1時間イオン交換
処理を行い、続いて濾別した。このイオン交換処理操作
を4回行った後、結晶をCl- イオンが検出されなくな
るまで蒸留水で洗浄した。得られた結晶を乾燥後加圧成
形し、24〜48メッシュに篩分けした。さらに該結晶
を500℃で1時間窒素ガス流通下に焼成し、触媒を得
た。この触媒を触媒Aと称する。
化テトラ−n−プロピルアンモニウム水溶液232.8
6g、エタノール62.33g、蒸留水50.4g、チ
タンテトライソプロポキシド0.071gを含む水溶液
2ml、テトラエチルオルソシリケート(Si(OC2H5)4)1
04.17gをこの順に仕込み、1時間充分に撹拌し
た。ついで、内温を105℃に保ち、400rpm以上
の回転数で撹拌しながら、96時間水熱合成を行った。
得られた白色固形物を濾過し濾液のpHが7付近になる
まで蒸留水で連続的に洗浄した。得られた結晶を120
℃で16時間乾燥した。この乾燥した結晶を、さらに5
30℃で4時間空気流通下に焼成し、27gの白色の粉
末状結晶を得た。該結晶を粉末X線回折で分析した結
果、ペンタシル型ゼオライトと類似構造を有するチタノ
シリケートと同定された。また該結晶を原子吸光分析し
た結果、Si/Ti原子比は1900であった。以下、
この結晶を参考例1と同様にイオン交換し、焼成して触
媒を得た。この触媒を触媒Bと称する。
オルソシリケート(Si(OC2H5)4)100g、10%水酸
化テトラ−n−プロピルアンモニウム水溶液224.0
g、エタノール60gを仕込み充分に撹拌した。混合溶
液に、あらかじめ調製した硫酸アルミニウム水溶液48
g(Al2(SO4)3 ・18H2O 3g/水48g)を加え、30
分間激しく攪拌した。なお、混合溶液のpHは13であ
った。オートクレーブの蓋を締めた後、油浴に浸し内温
を105℃に保ち400rpm以上の回転数で撹拌を行
いながら、120時間の水熱合成を行った。この間オー
トクレーブ内の圧力は2〜3kg/cm2 に達した。水熱合
成終了時のpHは11.8であった。白色の固体生成物
を参考例1と同様にして粉末状白色結晶を得た。該結晶
を粉末X線回折で分析した結果、ペンタシル型ゼオライ
トと同定された。また、原子吸光分光法による元素分析
の結果、Si/Al原子比は50であった。以下、この
結晶を参考例1と同様にイオン交換し、焼成して触媒を
得た。この触媒を触媒Cと称する。
ス製反応管中に参考例1で調製した触媒Aを0.375
g(0.6ml)充填し、窒素気流下(4.2l /hr)に
350℃で1時間予熱処理した。次いでシクロヘキサノ
ンオキシム/メタノール重量比1/1.8の混合液を
8.4g/hrの供給速度で反応管に供給し、反応させ
た。このときの空間速度WHSVは8hr-1であり、触媒
層の温度(反応温度)は350℃であった。反応は6.
25時間継続した。反応生成物は1時間ごとに水冷下に
捕集し、ガスクロマトグラフで分析した。
またシクロヘキサノンオキシムの転化率及びε−カプロ
ラクタムの選択率もそれぞれ次式で算出した。
ある。 O=シクロヘキサノンオキシム供給速度(kg/hr) C=触媒重量(kg) X=供給した原料シクロヘキサノンオキシムのモル数 Y=未反応のシクロヘキサノンオキシムのモル数 Z=生成物中のε−カプロラクタムのモル数
メタノール溶液の供給を止め、窒素ガス2.5 l/hr、
空気2.5 l/hrを混合して0℃に保持したメタノール
中にバブリングし、メタノール(3.8容量%、0℃飽
和濃度)を窒素、空気混合ガス中に気化同伴させて反応
管に供給し、触媒層を430℃まで昇温し、23時間処
理した。この操作により触媒上に析出した炭素質物質を
除去した。
しながら、温度を350℃まで下げた。続いて前記反応
条件と同様に反応を行った。
触媒上に析出した炭素質物質を除去した。さらに、前記
反応と炭素質物質の除去操作を累計で20回繰り返し実
施した。それぞれの反応結果を表1に示す。
法)前記20回目の炭素質物質を除去した後の劣化触媒
0.375gをオートクレーブに充填し、28重量%の
アンモニア水溶液50mlと塩化アンモニウム4gを加え
て90℃で1時間保持した。
し、5規定の塩酸50mlを加えて90℃で1時間撹拌し
た。次いで、この固体を濾過、水洗、乾燥した。このよ
うにして再生した触媒を得た。
石英ガラス製反応管に充填し、前記と同様に反応と炭素
質物質の除去操作を繰り返し実施した。反応結果を表2
に示す。
ロヘキサノンオキシムのベックマン転位反応の再現性を
確認するために参考例1の触媒Aと同じ方法で触媒を再
度調製した(この触媒を以下触媒A*と称する。Alの含
有量は3ppmであった。)。
0.375g(0.6ml)充填し、実施例1と同様にシ
クロヘキサノンオキシムのベックマン転位反応と炭素質
物質の除去操作を繰り返し実施した。ただし、反応時間
は1時間とし、炭素質物質の除去操作時間は3時間とし
た。反応結果を表3に示す。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒を反応管から取
り出し、実施例1と同様の再生方法を行った。
シクロヘキサノンオキシムのベックマン転位反応と炭素
質物質の除去操作を繰り返し実施した。反応結果を表4
に示す。
触媒B0.375g(0.6ml)を実施例1と同様の反
応管に充填し、実施例1と同様の方法でシクロヘキサノ
ンオキシムのベックマン転位反応と炭素質物質の除去操
作を繰り返し実施した。反応結果を表5に示す。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒を反応管から取
り出し、この触媒0.375gをオートクレーブに入
れ、28重量%のアンモニア水溶液50mlと塩化アンモ
ニウム4gを加えて90℃で1時間保持した。再生処理
後、濾別した固体を再びオートクレーブに入れ、上記の
再生方法を3回繰り返した。
のようにして得られた触媒0.350gを前記と同様の
反応管に充填し、実施例1と同様の方法でシクロヘキサ
ノンオキシムのベックマン転位反応と炭素質物質の除去
操作を繰り返し実施した。反応結果を表6に示す。
の石英ガラス製反応管に参考例1で調製した触媒Aを
0.375g(0.6ml)充填し、窒素ガス(2.5 l
/hr)を0℃に保持した蒸留水中にバブリングし、窒素
ガス中に水(0.6容量%、0℃飽和濃度)を気化同伴
させて、900℃で2時間保持した後、室温(20℃)
まで降温させた。このようにして強制劣化処理をした触
媒0.375gを用いて、実施例1の反応と同様の方法
でシクロヘキサノンオキシムのベックマン転位反応を行
った。反応結果を表7に示す。
施例1と同様の方法で燃焼除去した。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒0.375gを
オートクレーブ中に入れ、その中にpH=11.5のア
ンモニア水溶液50mlを加え、90℃で1時間保持し
た。
レーブに入れ、上記の処理を4回繰り返し実施した。次
いで、固体を濾過、水洗し、乾燥した。
方法でシクロヘキサノンオキシムのベックマン転位反応
を行った。反応結果を表8に示す。
における窒素ガスを空気(2.5 l/hr)に、900℃
における強制劣化処理の2時間を5時間とする以外は、
実施例4と同様の方法で強制劣化処理を実施した。強制
劣化処理をした触媒0.375gを用いて、実施例1と
同様の方法でシクロヘキサノンオキシムのベックマン転
位反応を行った。反応結果を表9に示す。
施例1と同様の方法で燃焼除去した。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒を、実施例3に
示したアンモニア水溶液と塩化アンモニウムによる再生
方法と同様の方法で1回再生処理した。
様の方法でシクロヘキサノンオキシムのベックマン転位
反応を行った。反応結果を表10に示す。
ス製反応管中に触媒A*を1.0g(1.6ml)充填
し、窒素気流下(4.2l /hr)に350℃で1時間予
熱処理した。次いでシクロヘキサノンオキシム/メタノ
ール重量比1/1.8の混合液を28g/hrの供給速度
で反応管に供給し、反応させた。このときの空間速度W
HSVは10hr-1であり、触媒層の温度(反応温度)は
350℃であった。反応生成物は1時間ごとに水冷下に
捕集し、ガスクロマトグラフで分析した。反応結果を表
11に示す。
メタノール溶液の供給を止め、窒素ガス2.5 l/hr、
空気2.5 l/hrを混合して0℃に保持したメタノール
中にバブリングし、メタノール(3.8容量%、0℃飽
和濃度)を窒素、空気混合ガス中に気化同伴させて反応
管に供給し、触媒層を430℃まで昇温し、40時間燃
焼した。この操作により触媒上に析出した炭素質物質を
除去した。
しながら、温度を350℃まで下げた。続いて前記反応
条件で同様に反応を行った。
触媒上に析出した炭素質物質を除去した。
を累計で20回繰り返し実施した。反応結果を表11に
示す。
法)ステンレス製の反応管に炭素質物質を除去した後の
触媒0.375gを充填し、窒素ガス(4.2 l/hr)
気流下に常圧、350℃で1時間予熱処理をした。次い
で、200℃まで降温し、保持し、窒素ガス圧を8kg/
cm2 とした。窒素の供給を止め、反応管上部より28重
量%のアンモニア水溶液を3.0g/hrで3時間供給し
た。この間、触媒充填層の圧力は8kg/cm2 に保持され
た。その後、アンモニア水溶液の供給を止め、窒素ガス
(4.2 l/hr)気流下に常圧で室温(20℃)まで降
温した。
5gを石英ガラス製の反応管に移替え、窒素ガス(4.
2 l/hr)気流下に350℃で1時間予熱処理し、次い
でシクロヘキサノンオキシム/メタノール重量比=1/
1.8の混合液を10.5g/hrの供給速度で反応管に
供給し反応させた。この際のWHSVは10hr-1であっ
た。反応結果を表12に示す。
触媒A*0.375g(0.6ml)を反応管に充填し、
実施例1と同様の方法でシクロヘキサノンオキシムのベ
ックマン転位反応と炭素質物質の除去操作を繰り返し行
った。反応結果を表13に示す。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒0.375gを
オートクレーブに入れ、28重量%のアンモニア水溶液
50mlを加えて90℃で3時間保持した。その後、固体
を濾過、水洗、乾燥した。
反応管に充填し、前記と同様の方法でシクロヘキサノン
オキシムのベックマン転位反応を行った。反応結果を表
14に示す。
クタムの製造方法)における反応と炭素質物質の除去操
作を実施例1と同様にして累計で20回繰り返し実施し
た。20回目の反応結果を表15に示す。
劣化触媒0.375gをオートクレーブに充填し、7.
5重量%の硝酸アンモニウム水溶液50mlを加えて90
℃で1時間保持した。次いで、この固体を濾過、水洗、
乾燥した。このようにして処理した触媒を得た。
ガラス製反応管に充填し、前記と同様に反応を実施し
た。第1回目の反応結果を表16に示す。
は、実施例1の反応と同様の方法でベックマン転位反応
を行った。その反応結果を表17に示す。
応)内径1cmの石英ガラス製反応管に参考例3で調製し
た触媒Cを0.375g(0.6ml)充填し、窒素ガス
(2.5 l/hr)を0℃に保持した蒸留水中にバブリン
グし、窒素ガス中に水(0.6容量%、0℃飽和濃度)
を気化同伴させて、900℃で2時間保持した後、室温
(20℃)まで降温させた。このように高温で処理した
触媒0.375gを用いて、実施例1の反応と同様の方
法でベックマン転位反応を行った。反応結果を表18に
示す。
施例1と同様の方法で燃焼除去した。
法)炭素質物質を除去した後の劣化触媒0.375gを
オートクレーブ中に入れ、その中に28重量%のアンモ
ニア水溶液50mlと塩化アンモニウム4gを加え、90
℃で1時間保持した。
し、5規定の塩酸50mlを加えて90℃で1時間攪拌し
た。次いで、固体を濾過、水洗し、乾燥した。
様の方法でベックマン転位反応を行った。反応結果を表
19に示す。
Claims (3)
- 【請求項1】気相反応条件下に固体触媒を用いてシクロ
ヘキサノンオキシムからε−カプロラクタムを製造する
方法において、触媒として活性が低下した固体触媒をア
ンモニアと接触させることにより再生した触媒を用いる
ことを特徴とするε−カプロラクタムの製造方法。 - 【請求項2】活性が低下した固体触媒が、結晶性シリカ
または結晶性メタロシリケートである請求項1記載のε
−カプロラクタムの製造方法。 - 【請求項3】活性が低下した固体触媒をアンモニアと接
触させる温度が50〜250℃である請求項1記載のε
−カプロラクタムの製造方法。
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---|---|---|---|
JP29427591A JP3301092B2 (ja) | 1990-12-26 | 1991-11-11 | ε−カプロラクタムの製造方法 |
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JP40682390 | 1990-12-26 | ||
JP29427591A JP3301092B2 (ja) | 1990-12-26 | 1991-11-11 | ε−カプロラクタムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH059180A true JPH059180A (ja) | 1993-01-19 |
JP3301092B2 JP3301092B2 (ja) | 2002-07-15 |
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JP29427591A Expired - Fee Related JP3301092B2 (ja) | 1990-12-26 | 1991-11-11 | ε−カプロラクタムの製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3301092B2 (ja) |
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