JPH0591770U - パチンコ機の遊技球発射装置 - Google Patents

パチンコ機の遊技球発射装置

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JPH0591770U
JPH0591770U JP3316992U JP3316992U JPH0591770U JP H0591770 U JPH0591770 U JP H0591770U JP 3316992 U JP3316992 U JP 3316992U JP 3316992 U JP3316992 U JP 3316992U JP H0591770 U JPH0591770 U JP H0591770U
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JP
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mallet
hitting
hole
ball
hitting mallet
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Application number
JP3316992U
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English (en)
Inventor
神酒男 武藤
亨 杉浦
Original Assignee
奥村遊機株式會社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当接部材のの寿命を長くすると共に、打球槌
が当たったときに発生する振動の大きさを低減して騒音
を小さくする。 【構成】 パチンコ球を打ち出すための打球槌を揺動可
能に設けると共に、この打球槌に係止して打球槌を反発
射方向へ揺動させた後その係止を解除して打球槌の発射
方向への揺動を許容するカム部材を設け、そして、打球
槌が発射方向へ揺動した後当接してその揺動を止める当
接部材23を設けたものにおいて、当接部材23を、中
心部に外径寸法のほぼ1/3以下の内径寸法の孔26a
を有する軟質ゴム製の環状部材26と、この環状部材2
6の孔26a内に圧入する硬質材製の心材27とから構
成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発射方向へ揺動し打球を終った打球槌を停止させるための当接部材 を改良したパチンコ機の遊技球発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパチンコ機の遊技球発射装置においては、当接部材として円形状のゴ ムを用いていた。このゴムとして軟らかい材質のゴムを使用すると、打球槌が当 接したときに生ずる振動が小さくなるという効果がある半面、ゴムの経時劣化が 早く進行して寿命が短くなるという不具合があった。このため、ゴムの経時劣化 性能を向上させてその寿命を長くするために、ある程度硬い材質のゴムを使用し 、振動が大きくなることには目をつぶっていた。
【0003】 これに対して、長寿命化と振動低減を達成する構成として、実公平3−342 10号公報に記載された構成がある。この構成では、槌受ゴム(当接部材に相当 する)を、硬質材製の円形状の心材の外周に軟質ゴム層を設けることにより構成 している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成では、経時劣化性能が向上してその寿命が長くな るという効果はあるが、槌受ゴムの軟質ゴム層の肉厚が薄いので、打球槌が当た ったときに発生する振動の大きさはまだかなり大きく、振動低減という面では満 足できるレベルのものではなかった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、当接部材の経時劣化性能を向上させてその寿命を長 くすることができると共に、打球槌が当たったときに発生する振動の大きさを低 減することができて騒音を小さくし得るパチンコ機の遊技球発射装置を提供する にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のパチンコ機の遊技球発射装置は、揺動可能に設けらればねにより遊技 球の発射方向へ付勢された打球槌を備えると共に、一方向へ回転することにより 前記打球槌に係止して前記打球槌を反発射方向へ揺動させた後その係止を解除し て前記打球槌の発射方向への揺動を許容するカム部材を備え、前記打球槌が発射 方向へ揺動した後当接してその揺動を止める当接部材を備えて成るものにおいて 、前記当接部材を、中心部に外径寸法のほぼ1/3以下の内径寸法の孔を有する 軟質ゴム製の環状部材と、この環状部材の孔内に圧入する硬質材製の心材とから 構成したところに特徴を有する。
【0007】
【作用】
上記手段によれば、軟質ゴム製の環状部材の孔内に硬質材製の心材を圧入して 当接部材を構成したので、圧入した心材により軟質ゴム製の環状部材がその中心 部分から外周へ向かって漸次柔くなる。このため、当接部材の経時劣化性能が向 上してその寿命が長くなる。一方、環状部材の孔の内径寸法は、環状部材の外径 寸法のほぼ1/3以下であることから、当接部材の軟質ゴム部分の肉厚はかなり 厚くなっている。従って、この厚い軟質ゴム部分により、打球槌が当たったとき に発生する振動の大きさが十分低減するようになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照しながら説明する。まず、パチンコ 機全体の構成を示す図2において、外枠1の前面には、矩形状の開口部2aを有 する前面板2が取付けられている。前面板2の開口部2aは、ガラス扉3及び球 受皿ユニット4により開閉可能になっている。前面板2の開口部2a内には、遊 技盤5が配設されており、この遊技盤5の裏面には賞球排出装置(図示しない) 等が設けられている。
【0009】 また、遊技盤5の下方右側部分には、遊技盤5に対して遊技球であるパチンコ 球6(図3参照)を発射する遊技球発射装置7が設けられている。この遊技球発 射装置7について、図3を参照して説明する。図3に示す支持プレート8は、前 面板2の下部右側の裏面に取付けられている。上記支持プレート8には、打球槌 9の基端部分が軸10を介して取付けられており、もって、打球槌9は軸10を 支点として図3において左右方向(反発射方向及び発射方向)へ揺動可能に設け られている。
【0010】 上記打球槌9の先端部には、パチンコ球6を打ち出すための打球部9aが設け られている。打球槌9の中間部分には、図4にも示すように、突出軸部11が背 面側へ向けて突設されており、この突出軸部11の先端部にローラ12が回転自 在に取付けられている。
【0011】 そして、打球槌9は、図3に示すように、突出軸部11のやや下方部位がリン ク13を介して回動レバー14の一端部14aに連結されている。回動レバー1 4は、支持プレート8に軸15を介して回動可能に取付けられている。回動レバ ー14の他端部14bと係止部16との間には、コイルばね17が設けられてい る。また、同じく回動レバー14の他端部14bには、付勢力調節用のコイルば ね18の一端が取付けられている。このコイルばね18の他端は、プーリ19, 19に掛け渡されたワイヤー20を介して、ハンドル21に一体に回転するよう に設けられた巻取体22に連結されている。これにより、打球槌9は、2個のコ イルばね17,18の引張り力により常時図3中右回り方向(矢印A方向)即ち パチンコ球6を発射する方向へ付勢されている。
【0012】 さて、支持プレート8には、ほぼ円形状の当接部材23が打球槌9の基端部分 のやや下方左側に位置して配設されている。上記当接部材23は、支持プレート 8にねじ24,24により締め付け固定された取付ホルダ25に嵌合固定されて いる。この場合、打球槌9が発射方向(図3中矢印A方向)へ揺動すると、該打 球槌9の基端部分に下方へ向けて突設された当接凸部9bの左側面が当接部材2 3の右側の外周面部に当接するようになっている。これにより、打球槌9の発射 方向への最大揺動位置が規制される。
【0013】 ここで、上記当接部材23について、図1に従って詳述する。図1に示すよう に、当接部材23は、軟質ゴムである例えば低反発性を有するゴム製の環状部材 26と、この環状部材26の中心部に形成された孔26a内に圧入された硬質材 である例えばプラスチックや金属製の心材27とから構成されている。上記環状 部材26の孔26aの内径寸法は、本実施例では、環状部材26の外径寸法のほ ぼ1/4になるように設定されている。そして、心材27の外径寸法は、環状部 材26の孔26aの内径寸法よりも少し大きくなるように設定されている。更に 、環状部材26の外周面には、補強用の皮28が貼り着けられている。
【0014】 また、取付ホルダ25には、当接部材23を収容する収容凹部25aが形成さ れていると共に、上下端部にねじ挿通孔25b及びねじ挿通用の長孔25cが形 成されている。尚、上記収容凹部25aの背面側には、抜け止め用の壁部25d が形成されている。この場合、取付ホルダ25の収容凹部25a内に当接部材2 3を収容した後、図3に示すように、ねじ24,24を取付ホルダ25のねじ挿 通孔25b及び長孔25c内に挿入して支持プレート8に締め付けることにより 、取付ホルダ25を支持プレート8に固定している。
【0015】 そして、上記打球槌9が当接部材23に当接したとき、打球槌9の打球部9a の先端が、発射レール29(図3参照)の最下端部に上向きに折曲形成された球 受片部30の開口部30aから数ミリメートル突出するようになっている。
【0016】 このような構成の打球槌9に対して、カム部材31は、例えば2枚の羽根を有 する羽根車形をなし、打球槌9よりもさらに背面側に位置して配置されている。 そして、このカム部材31は、図示しないモータにより駆動軸32を介して図3 中右回り方向(矢印B方向)へ一定速度で回転駆動されるようになっている。こ のカム部材31の回転軌跡上に打球槌9の突出軸部11のローラ12が位置する ように構成されている。
【0017】 この場合、カム部材31が図3中右回り方向へ回転することにより、湾曲状の カム面31aにローラ12が係止して打球槌9が反発射方向(図3中左回り方向 (反矢印A方向))へ揺動され、この後、ローラ12がカム面31aから外れて その係止が解除されるようになっている。そして、上記係止が解除されると、打 球槌9がコイルばね17,18のばね力により発射方向へ弾むように急激に揺動 することにより、打球槌9の打球部9aが、球供給機構(図示しない)により発 射位置33に供給されたパチンコ球6を遊技盤5へ向けて打ち出すという発射動 作が行われる。
【0018】 以下、カム部材31の回転に応じて、このような発射動作が繰り返し行われる ようになっている。この場合、カム部材31が1回転すると、発射動作が2回行 われる。
【0019】 次に、上記構成の作用を、図5及び図6も参照して説明する。モータによりカ ム部材31が回転されローラ12を介して反発射方向へ揺動され、ローラ12と カム面31aの係止が外れ、打球槌9がコイルばね17,18のばね力により発 射方向へ急激に揺動すると、打球槌9の当接凸部9bの左側面が当接部材23の 右側の外周面部に当接する。これにより、打球槌9の揺動が当接部材23によっ て止められる。
【0020】 ここで、当接部材23は、軟質ゴム製の環状部材26の孔26a内に硬質材製 の心材27を圧入して構成されているので、圧入した心材27により軟質ゴム製 の環状部材26がその中心部分から外周へ向かって漸次柔くなる。これによって 、当接部材23の経時劣化性能が向上して耐久性が高くなり、該当接部材23の 寿命が長くなる。
【0021】 これと共に、当接部材23の環状部材26の孔26aの内径寸法が、環状部材 26の外径寸法のほぼ1/4であり、当接部材23の軟質ゴム部分の肉厚がかな り厚くなっていることから、この厚い軟質ゴム部分により、打球槌9が当たった ときに発生する振動の大きさが十分低減される。本実施例により、打球槌9が当 たったときに発生する振動の大きさを測定した結果を図5(a),(b),(c )のグラフに示す。
【0022】 この図5において、(a)は打球槌9の打球部9aの先端部分における発射方 向の加速度(G)の変化を示すグラフである。(b)は打球槌9の打球部9aの 先端部分における発射方向に対して垂直方向(即ち軸方向)の加速度(G)の変 化を示すグラフである。(c)は打球槌9の軸支部分における加速度(G)の変 化を示すグラフである。これに対して、従来構成の当接部材(円形状のゴム)に より、打球槌が当たったときに発生する振動の大きさを測定した結果を図6(a ),(b),(c)のグラフに示す。
【0023】 図6(a),(b),(c)は、それぞれ図5(a),(b),(c)に対応 している。両図のグラフから明らかなように、従来構成に比べて、本実施例の方 が、打球槌が当たったときに発生する振動の大きさが大幅に低減していると共に 、振動の減衰時間が大幅に短縮していることがわかる。即ち、本実施例の方が騒 音の大きさが大幅に小さいことがわかる。
【0024】 尚、上記実施例では、環状部材26の孔26aの内径寸法を、環状部材26の 外径寸法のほぼ1/4になるように設定したが、これに限られるものではなく、 ほぼ1/3以下であれば十分な振動低減効果を得ることができることが実験的に 確かめられている。
【0025】
【考案の効果】
本考案は以上の説明から明らかなように、当接部材を、中心部に外径寸法のほ ぼ1/3以下の内径寸法の孔を有する軟質ゴム製の環状部材と、この環状部材の 孔内に圧入する硬質材製の心材とから構成したので、当接部材の経時劣化性能を 向上させてその寿命を長くすることができると共に、打球槌が当たったときに発 生する振動の大きさを低減することができ、騒音を小さくし得るという優れた効 果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す当接部材の分解斜視図
【図2】パチンコ機全体の斜視図
【図3】発射装置の背面図
【図4】打球槌及びカム部材周辺の斜視図
【図5】(a),(b),(c)は、本実施例におい
て、打球槌が当接部材に当たったときに発生する振動の
大きさを測定した結果を示すグラフ
【図6】(a),(b),(c)は、従来構成におい
て、打球槌が当接部材に当たったときに発生する振動の
大きさを測定した結果を示すグラフ
【符号の説明】
1は外枠、2は前面板、3はガラス扉、5は遊技盤、6
はパチンコ球(遊技球)、7は発射装置、8は支持プレ
ート、9は打球槌、10は軸、23は当接部材、24は
ねじ、25は取付ホルダ、26は環状部材、27は心
材、31はカム部材を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動可能に設けらればねにより遊技球の
    発射方向へ付勢された打球槌と、一方向へ回転すること
    により前記打球槌に係止して前記打球槌を反発射方向へ
    揺動させた後その係止を解除して前記打球槌の発射方向
    への揺動を許容するカム部材と、前記打球槌が発射方向
    へ揺動した後当接してその揺動を止める当接部材とを備
    えて成るパチンコ機の遊技球発射装置において、 前記当接部材を、中心部に外径寸法のほぼ1/3以下の
    内径寸法の孔を有する軟質ゴム製の環状部材と、この環
    状部材の孔内に圧入する硬質材製の心材とから構成した
    ことを特徴とするパチンコ機の遊技球発射装置。
JP3316992U 1992-05-20 1992-05-20 パチンコ機の遊技球発射装置 Pending JPH0591770U (ja)

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