JPH059157Y2 - - Google Patents

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JPH059157Y2
JPH059157Y2 JP1987023372U JP2337287U JPH059157Y2 JP H059157 Y2 JPH059157 Y2 JP H059157Y2 JP 1987023372 U JP1987023372 U JP 1987023372U JP 2337287 U JP2337287 U JP 2337287U JP H059157 Y2 JPH059157 Y2 JP H059157Y2
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film
heat
shrinkable
ethylene
less
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば、瓶等のラベル包装に好適な複
合熱収縮性発泡フイルム1に関するものであり、
かかる複合熱収縮性発泡フイルム1を提示するこ
とにより、もつて当該産業上の利用に供せんとす
るものである。
(従来の技術) 従来より発泡熱収縮性フイルムは瓶等の破裂の
際の破片飛散防止用ラベルとして多用されてい
る。更に装飾緩衝材料として適度のしわを付与し
ているものが見られる。
これらは、しわを付与するために、部分的にラ
ミ剥離させトンネリングによつてしわを付与させ
ているが、これではしわ付け加工が困難であり、
容易に装飾効果のあるしわを付与することが出来
なかつた。
(問題点を解決するための手段) こうした点に鑑み、本考案者らは、熱収縮性発
泡フイムに対し装飾緩衝効果のあるしわを現出で
きる熱収縮性発泡フイルムを提供するべく種々検
討した結果本考案に到達したもので、その特徴と
するところは、エチレン含有量10モル%以下のエ
チレン−プロピレン共重合体50%以上とエチレン
−酢酸ビニル共重合体50%以下との混合物から成
る収縮性発泡フイルム2に前記熱収縮性発泡フイ
ルムより熱収縮性の少ないかもしくは全く収縮し
ないプラスチツクフイルム5(以下低熱収縮性フ
イルムという)をラミネートした構成にある。
本考案に係るエチレン含有量10モル%以下のエ
チレン−プロピレン共重合体50%以上とエチレン
−酢酸ビニル共重合体50%以下との混合物から成
る収縮性発泡フイルム2とは、一軸又は二軸に延
伸され少なくとも一方向に熱収縮性を有する発泡
フイルムのことであり好ましくは、押出方向と直
角方向(横方向)に一軸延伸された、横方向に大
なる熱収縮性を有し、必要ならば縦方向にも若干
の熱収縮性を有するかもしくは全く収縮しない発
泡フイルムが好適である。
こうした熱収縮性発泡フイルム2の素材として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重
合体等のポリオレフイン系重合体、ポリエステル
系重合体、ポリアミド系重合体、ポリ塩化ビニル
系重合体等が好適に使用できるが、特にはエチレ
ン含有量10モル%以下のエチレン−プロピレン共
重合体50%以上とエチレン−酢酸ビニル共重合体
50%以下との混合物が好適である。
また発泡剤としては、周知のものを使用すれば
よい。こうしたエチレン含有量10モル%以下のエ
チレン−プロピレン共重合体50%以上とエチレン
−酢酸ビニル共重合体50%以下との混合物から成
る収縮性発泡フイルム2は単膜のものであつて
も、その表面に熱収縮性を有する通常の無発泡フ
イルム層3が積層された複合構造を取るものであ
つてもよく、この際熱収縮性を有する通常の無発
泡フイルム層3としては例えば、発泡フイルム層
2と同素材もしくは異種素材,同素材と異種素材
との混合物のものを例示することが出来る。
エチレン含有量10モル%以下のエチレン−プロ
ピレン共重合体50%以上とエチレン−酢酸ビニル
共重合体50%以下との混合物から成る収縮性発泡
フイルム2とラミネートする低熱収縮フイルム5
としては熱収縮性発泡フイルムの熱収縮適温では
少量もしくは全く収縮しないフイルムであつて、
ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリオレフ
イン系等の重合体からなるものを例示できる。
上記のエチレン含有量10モル%以下のエチレン
−プロピレン共重合体50%以上とエチレン−酢酸
ビニル共重合体50%以下との混合物から成る収縮
性発泡フイルム2と低熱収縮性フイルム5とをラ
ミネートし、熱収縮後に低熱収縮性フイルム5表
面にしわ8を発生させるようにした複合熱収縮性
発泡フイルム1の厚みは特に制限はないが例えば
100μ以上好ましくは150μ以上で、100μ以下では
ガラス破片の飛散防止の効果はなく、また厚みの
上限は経済性を考慮して決めればよく特に限定さ
れない。
低熱収縮性フイルム5の厚みは特に制限はない
が100μ以下好ましくは10〜80μでよく、100μ以上
になると熱収縮性発泡フイルム1とラミネートし
熱収縮した際にしわ8を現出させることが出来な
くなる。
ラミネート方法はドライラミネート法、押出ラ
ミネート法等をあげることができるが、その他周
知の方法により行われる。
ドライラミネートを行う場合には、エチレン含
有量10モル%以下のエチレン−プロピレン共重合
体50%以上とエチレン−酢酸ビニル共重合体50%
以下との混合物から成る収縮性発泡フイルム2が
単膜の場合にはラミネートする低熱収縮性フイル
ム5の表面に溶剤型又は水性型の接着剤を塗布し
乾燥して適宜の方法によつて、例えば熱ロールで
圧着して行う。
エチレン含有量10モル%以下のエチレン−プロ
ピレン共重合体50%以上とエチレン−酢酸ビニル
共重合体50%以下との混合物から成る収縮性発泡
フイルム2が複合構造を取る場合には、複合基材
となつている無発泡熱収縮性フイルム3の表面或
はラミネートされる低熱収縮性フイルム5の表面
に溶剤型又は水性型の接着剤を塗布し、乾燥し適
宜の方法例えば熱ロールで前者には低熱収縮性フ
イルム5を後者には、複合構造のエチレン含有量
10モル%以下のエチレン−プロピレン共重合体50
%以上とエチレン−酢酸ビニル共重合体50%以下
との混合物から成る収縮性発泡フイルム2を圧着
してラミネートを行う。
接着剤6としては、アクリル系、エポキシ系、
ポリウレタン系、その他の接着するもので、熱収
縮したとき、しわ8を現出できるものであれば何
でもよい。この際、特に制限はないが、1例とし
てラミネート強度100g/cm以上必要な場合には、
加熱ロールの温度は50〜80℃、圧力は10〜20Kg/
cm、速度は80〜100M/minで行えばよい。
ラミネート強度が100g/cm以下であれば、熱
収縮した際にラミ剥離を発生し美麗な装飾効果の
あるしわ8を現出することが出来ない。
本考案に係る複合熱収縮性発泡フイルム1の熱
収縮率は特に制限はなく用途に応じて適宜に定め
ればよいが好ましくは、グリセリン浴100℃30秒
における収縮率が横方向に10〜30%更に好ましく
は20〜30%縦方向に0〜30%更に好ましくは0〜
20%程度でよい。
なお本考案における複合熱収縮性発泡フイルム
1には、発泡フイルム2の表面又は無発泡層或は
低熱収縮性フイルム5の表面に装飾等の目的で適
宜の印刷やアルミニウム、錫、銀等の金属を蒸着
したものを使用する事も出来る。この際印刷面、
蒸着面はエチレン含有量10モル%以下のエチレン
−プロピレン共重合体50%以上とエチレン−酢酸
ビニル共重合体50%以下との混合物から成る収縮
性発泡フイルム2と低熱収縮性フイルム5とでサ
ンドウイツチされるように配置する事が望ましい
が、このことに特に制限を受けるものではない。
次に本考案に係る複合熱収縮性発泡フイルム1
を例えばガラス瓶に施す場合には、複合熱収縮性
発泡フイルム1を筒状スリーブとして用い、エチ
レン含有量10モル%以下のエチレン−プロピレン
共重合体50%以上とエチレン−酢酸ビニル共重合
体50%以下との混合物から成る収縮性発泡フイル
ム2が瓶壁と接するように熱収縮し被覆せしめた
ところ、複合熱収縮発泡フイルム1の低熱収縮性
フイルム5表面に不作為形状のしわ模様8を現出
させ装飾効果を一層高め、破瓶時の破片飛散防止
効果もあつて極めて有用なものである。このよう
な容器類のラベル包装としては、例えば横一軸に
延伸されたものが望ましく一般にその延伸方向は
スリーブ円周方向に用いられるケースが多い。
本考案に係るしわ8を現出することが出来る複
合熱収縮性発泡フイルム1の用途としては、特に
制限はなく適宜に必要な用途に適応されるが、一
般的にはガラス瓶の装飾効果と破瓶時の破片飛散
防止ラベル、金属缶等の缶容器の外装用ラベル、
プラスチツク容器の外装用ラベル、パイプや鋼管
の被覆、木製品の被覆等に用いられる。
(実施例) 以下本考案の実施例を詳細に説明する。
エチレン含有量4.5モル%のプロピレン−エチ
レンランダム共重合体70重量%と酢酸ビニル含有
量15重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体30重
量%の配合物100重量部に対し重炭酸ナトリウム
とクエン酸とポリエチレンからなるマスターベレ
ツト5重量部(発泡剤成分は1重量部)を配合し
押出成形させつつ厚さ700μのフラツト状の発泡
シートを得た。
更に同じ樹脂成分で発泡剤を含まない厚さ
100μの無発泡シートを前記発泡シート上に溶融
押出ラミネートさせた。次いで115℃で5倍にテ
ンター機で延伸し、厚さ180μ縦方向熱収縮率120
℃×30秒で7.5%、横方向熱収縮率120℃×30秒で
51%の発泡層と無発泡層を有する熱収縮性発泡フ
イルム2を得た。
一方印刷4を施した15μポリエステル系フイル
ム5をドライラミネート機で前記の熱収縮性発泡
フイルム2にアクリル系接着剤6を用いて印刷面
4が熱収縮性発泡フイルム2の無発泡層に接着す
るようにラミネート温度60℃、圧力15Kg/cm、ラ
ミネート速度100M/minの条件でラミネートし
複合熱収縮性発泡フイルム1を得た。このフイル
ムのラミネート強度は100〜300g/cmであつた。
このフイルムを縦方向にスリツトし長尺状帯状体
とした後、300mlの炭酸飲料用瓶の胴部が被覆出
来る略々大きくセンターシールを施して長尺筒状
体とした上で少なくとも胴部が被覆されるように
カツトしてスリーブとなした。この際発泡層が内
面になるようにする。
このようなスリーブからなる通称ラベルを300
mlの炭酸飲料用瓶7に装着し、200℃のシユリン
クトンネル内に自転しながら10秒で通過させるこ
とにより、加熱収縮させて複合熱収縮性発泡フイ
ルム1で被覆された炭酸飲料用瓶7を得た。
この際、スリーブの軸方向はフイルム成形方向
に円周方向は横延伸方向となつており、このため
かかる筒状体は軸方向への収縮があまり起らず、
円周方向は収縮しビンはぴつたりと被覆され、し
かも表面のポリエステルフイルムには不作為形状
のシワ模様8が現出し装飾効果が極めて優れたも
のとなつた。
(考案の効果) 本考案による複合熱収縮性発泡フイルム1は従
来不十分な傾向にあつたしわ模様を現出させた熱
収縮性フイルムよりすぐれた装飾緩衝包装を提供
する事が可能になり実用上極めて優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の収縮前の複合熱収縮性発泡フ
イルム1の断面図。第2図は本考案に係る複合熱
収縮性発泡フイルムの表面に、熱収縮後しわを現
出させたしわ付複合熱収縮性発泡フイルムの断面
図。第3図は本考案に係る複合熱収縮性発泡フイ
ルムの1用途を示す断面図。 1……複合熱収縮性発泡フイルム、2……熱収
縮性発泡フイルム、3……熱収縮性フイルム、4
……印刷部、5……熱収縮性発泡フイルムより熱
収縮の少ないフイルム(低熱収縮性フイルム)、
6……接着剤、7……容器、8……しわ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被包装物を複合熱収縮性発泡フイルムで包装
    し、該フイルムの表面に不作為のしわを現出させ
    るに際し、該フイルムがエチレン含有量10モル%
    以下のエチレン−プロピレン共重合体50%以上と
    エチレン−酢酸ビニル共重合体50%以下との混合
    物からなる熱収縮性発泡フイルムと前記熱収縮性
    発泡フイルムより熱収縮性の少ないフイルムをラ
    ミネートした構成を有する複合熱収縮性発泡フイ
    ルム。
JP1987023372U 1987-02-18 1987-02-18 Expired - Lifetime JPH059157Y2 (ja)

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JP1987023372U JPH059157Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18

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JPS63191024U JPS63191024U (ja) 1988-12-08
JPH059157Y2 true JPH059157Y2 (ja) 1993-03-08

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58153632A (ja) * 1982-03-09 1983-09-12 積水化成品工業株式会社 印刷スリ−ブ形成用シ−ト
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JPS63191024U (ja) 1988-12-08

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