JPH0591472A - アナログvtrにおける雑音低減方法 - Google Patents

アナログvtrにおける雑音低減方法

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JPH0591472A
JPH0591472A JP3274981A JP27498191A JPH0591472A JP H0591472 A JPH0591472 A JP H0591472A JP 3274981 A JP3274981 A JP 3274981A JP 27498191 A JP27498191 A JP 27498191A JP H0591472 A JPH0591472 A JP H0591472A
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JP
Japan
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frame memory
signal
noise
emphasis
noise reducer
Prior art date
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Pending
Application number
JP3274981A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Takashima
昌利 高嶋
Hajime Nitta
元 新田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号をエンファシスして記録するアナロ
グVTRにおいて、ノイズリデューサのフレームメモリ
の削減を可能にした雑音低減方法を提供する。 【構成】 映像信号をエンファシスして記録するアナロ
グVTRの水平ノンリニアディエンファシス回路13で
ディジタル映像信号をディエンファシスする。このディ
エンファシス処理後ノイズリデュースを行うために、フ
レーム間自己相関を利用したノイズリデューサNRをデ
ィエンファシス回路13の後段に配置する。14は3ポ
ートフレームメモリであり、アナログVTRのデシャフ
リング用フレームメモリとノイズリデューサNRの1フ
レームメモリとを共用する。垂直ノンリニアディエンフ
ァシス処理16後にノイズリデュースを行う場合よりも
リミッタ18の閾値を大きくしなければならないが、ノ
イズリデューサのフレームメモリを省略できるととも
に、動画での残像分をおさえることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をエンファシ
スして記録するアナログHDVTRにおいて、フレーム
間相関を利用したノイズリデュースを行うアナログHD
VTRの雑音低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】ノイズリデューサは、1
フレームメモリを利用して、画像信号に混入している雑
音を軽減する装置である。この装置は、画像信号のフレ
ーム間の自己相関を利用したものである。すなわち、画
像信号はフレーム周期で画像情報が繰り返す信号であ
り、そのフレーム間の自己相関は非常に強いが、画像信
号に含まれる雑音成分は、その自己相関性がほとんどな
い。そこで、画像信号を時間的にフレーム周期ごとに平
均すると、信号成分のエネルギーはほとんど変化せず、
雑音成分のエネルギーのみが低くなり、S/Nの改善が
行われる。しかしながら、この方式は静止画に対して有
効であるが、動画では、残像が発生するという問題があ
る。そこで、動画部分を検出して、S/Nの改善量を変
えて残像を目立たなくする方法が知られている。
【0003】図3の(A)に示す回路は、動画の残像を
軽減する方法の一例である。同図において、入力信号と
1フレーム遅延信号とを減算器1で減算したフレーム間
差信号(以下差信号という。)をリミッタ2に通した
後、加算器3で入力信号と加算して、出力すると同時に
1フレームメモリ4に書き込む。前記差信号には、フレ
ーム間自己相関のない雑音成分と、信号成分のフレーム
間で変化した差分が得られる。前記差信号のうち、フレ
ーム間自己相関のない雑音成分は、静止画部分で得ら
れ、その振幅は小さく、前記信号成分のフレーム間で変
化した差分は動画部分で得られその振幅が大きい。この
差信号の振幅が小さいときは映像信号の時間的な平均化
を十分に行い、S/Nを改善し、逆に差信号の振幅が大
きい時、すなわち映像信号が変化したと判断されたとき
は、入力信号の変化がそのまま出力に得られるようにリ
ミッタが動作する。
【0004】この差信号の振幅の大小判断の基準とし
て、図3の(B)に示すようにリミッタ特性に閾値±T
を設定する。従来、アナログHDVTRにおいて、ノイ
ズリデューサを入れる位置は、図2に示すエンファシス
及びディエンファシス系のブロック回路において、で
示す垂直ノンリニアディエンファシス処理16後のS/
Nの良好な箇所が最良であると考えられてきた。これ
は、ノイズリデューサのリミッタ値を小さくできるた
め、動画に対する残像が少なくなるからである。そのた
め、ディエンファシスの前、例えば水平ノンリニアディ
エンファシス処理13後のの位置または水平リニアデ
ィエンファシス処理後のの位置にノイズリデューサを
入れると、同じS/N改善量を得るためにはリミッタ値
を大きくしなければならず、動画の残像がひどくなると
考えられていた。
【0005】一例として図2に示すエンファシス構成の
場合、前記〜の位置に図3の(A)に示す構成のノ
イズリデューサを入れたとき、静止画において約3dB
の改善量が見込まれるリミッタの閾値Tを求めてみる。
またそれぞれのエンファシス・デエンファシスによるS
/N改善量、輝度(Y)、色信号(C)の値を図2に示
す構成例を用いて計算してみる。以下の計算はY信号に
ついてであるが、C信号についても同様であり、輝度の
階調として、Yp-p =175階調とする。
【0006】図2のの位置にノイズリデューサを入れ
た場合、ノイズσが正規分布しているとすると、S/N
=Sp-p /σである。したがって、3dBの改善量を得
るには、3σまでのノイズ分布をとる必要があると考え
られ、このとき閾値Tは、 T=175×10-38/20×3≒6.6となる。 同様にの位置にノイズリデューサを入れた場合は、 T=175×10-35/20×3≒9.3 同様にの位置にノイズリデューサを入れた場合は、 T=175×10-28/20×3≒20.9 となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの閾値Tを大
きくすると、動画での残像が多くなり好ましくない。し
かしながら、前記またはの位置でノイズリデュース
をかけた後でディエンファシス処理するため、動画での
残像分がおさえられ、動きでのボケが目立たなくなるこ
とが確認された。この結果、上記計算からも明らかなよ
うに、またはの位置にノイズリデュースを入れると
リミッタの閾値Tを大きくしなければならないが、の
場合と視覚上同様の結果が得られる。本発明は、この結
果を利用して動画での残像を少なくできる雑音低減方法
を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】映像信号をエンファシス
して記録するアナログHDVTRにおいて、ディエンフ
ァシス前にフレーム間相関を利用したノイズリデュース
を行うことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】そこで本発明は、上記の結果をアナログHD
VTRに適用した場合の実施例について以下に説明す
る。図1の(A)は、本発明アナログHDVTRの構成
例を示しており、同図において、輝度信号Y、青の色差
信号PB 、赤の色差信号PR 、からなる映像信号をA/
Dコンバータ5に入力してディジタル信号に変換し、垂
直ノンリニアエンファシス回路6に入力する。該垂直ノ
ンリニアエンファシス回路6でS/Nが改善(Y3d
B,C6dB)されて、TDM(時分割多重)信号エン
コーダー7でエンコードされて、データの時間方向の並
べ換えを行うシャフリング用フレームメモリ8に送られ
る。このフレームメモリ8の出力は水平ノンリニアエン
ファシス回路9に送られ、ここでさらにS/Nが改善さ
れる(Y,C各7dB)。この水平ノンリニアエンファ
シス回路9の出力信号は、D/Aコンバーター10でア
ナログ信号に変換されてアナログHDVTR11でアナ
ログ信号処理(FM変調等)されて磁気テープに記録さ
れる。
【0010】一方、前記磁気テープに記録された映像信
号の再生は、まずアナログHDVTR11の出力信号を
A/Dコンバータ12でディジタル信号に変換され、水
平ノンリニアディエンファシス回路13に送られて、こ
こでS/Nが改善される(Y,C各7dB).この水平
ノンリニアディエンファシス回路13の出力は、後述す
るノイズリデューサNRを通ってデシャフリング用フレ
ームメモリ14に送られ時間配列を元に戻す。このフレ
ームメモリ14の出力は、TDM信号デコーダー15で
デコードされ、垂直ノンリニアエンファシス回路16で
S/Nが改善(Y3dB,C6dB)され、D/Aコン
バーター17でアナログ信号に変換され、輝度信号Y、
青の色差信号PB 、赤の色差信号PR として再生出力さ
れる。
【0011】本発明は、このようなアナログHDVTR
の構成において、前記ノイズリデューサNRを垂直ノン
リニアディエンファシス回路16の後に入れる代わり
に、水平ノンリニアディエンファシス回路13の出力側
に入れた点に特徴を有するものである。このような場
合、前記指摘したように、ノイズリデューサのリミッタ
の閾値を大きくしなければならないが、次のような利点
を有する。
【0012】図1の(B)において、水平ノンリニアデ
ィエンファシス回路13のTDM信号はリミッタ18、
18’の出力信号と加算する加算器19、19’を経て
3ポートフレームメモリ14のポートに入力される。こ
の3ポートフレームメモリ14は同時にベースバンド信
号を出力するとともに、残りのポートからノイズリデュ
ーサNRの減算器20、20’にベースバンド信号が送
られる。このように3ポートフレームメモリ14を採用
すると、図1の(A)に示すようなシステムにおいて、
このフレームメモリ14は、デシャフリングとノイズリ
デューサのフレームメモリとを共用することができ、
の位置にノイズリデューサを入れる場合には、ノイズリ
デューサのフレームメモリを単独で必要とするフレーム
メモリ4(図3)を省略することができる。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明は、垂直、水平等のエンフ
ァシスを用いて記録・再生するアナログVTRに関し
て、ディエンファシス処理の前にノイズリデューサを入
れることによって、ディエンファシス後に入れた場合と
同等のS/N改善量と動画に対する残像特性を得ること
ができるともに、ノイズリデュースとエンファシスとの
順番を自由に選択するでき、ノイズリデューサのフレー
ムメモリの削減が可能となって回路規模等の節約につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック回路図である。
【図2】アナログVTRのエンファシス系のブロック回
路図である。
【図3】ノイズリデューサの説明図である。
【符号の説明】
13・・水平ノンリニアディエンファシス回路 14・
・3ポートフレームメモリ 18・・リミッタ NR・
・ノイズリデューサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号をエンファシスして記録するア
    ナログVTRにおいて、ディエンファシス前にフレーム
    間相関を利用したノイズリデュースを行うことを特徴と
    するアナログVTRにおける雑音低減方法。
JP3274981A 1991-09-27 1991-09-27 アナログvtrにおける雑音低減方法 Pending JPH0591472A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3274981A JPH0591472A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 アナログvtrにおける雑音低減方法

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JP3274981A JPH0591472A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 アナログvtrにおける雑音低減方法

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Publication Number Publication Date
JPH0591472A true JPH0591472A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17549257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3274981A Pending JPH0591472A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 アナログvtrにおける雑音低減方法

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