JPH06315136A - ノイズ除去装置 - Google Patents

ノイズ除去装置

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Publication number
JPH06315136A
JPH06315136A JP5104752A JP10475293A JPH06315136A JP H06315136 A JPH06315136 A JP H06315136A JP 5104752 A JP5104752 A JP 5104752A JP 10475293 A JP10475293 A JP 10475293A JP H06315136 A JPH06315136 A JP H06315136A
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JP
Japan
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luminance signal
analog
noise
digital
correlation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5104752A
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English (en)
Inventor
Shingo Saruwatari
信吾 猿渡
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輝度信号成分に含まれるスパイク状のノイズ
を除去することができるノイズ除去装置を提供すること
である。 【構成】 輝度信号FM変換・色信号低域変換多重記録
方式の磁気記録再生装置における、再生輝度信号のノイ
ズを除去する装置であって、FM復調した再生輝度信号
をアナログ/デジタル(A/D)変換するA/Dコンバ
ータ2と、A/D変換された再生輝度信号を遅延させる
遅延素子のメモリ3、4と、前記A/Dコンバータ2及
び遅延素子3、4出力の再生輝度信号から、所定領域内
の画素の相関を検出する相関検出器6と、前記相関検出
器6で検出された相関情報に基づき、前記所定領域の画
素のメディアンを適応的に演算するメディアン・フィル
ター5と、前記メディアン・フィルター5から出力され
る輝度信号をデジタル/アナログ(D/A)変換するD
/Aコンバータ7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輝度信号FM変換・色
信号低域変換多重記録方式の全ての磁気記録再生装置
(以下、この方式の磁気記録再生装置を単にVTRと呼
ぶ)に関する
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のVTRの再生系のブロッ
ク図である。図7において、再生ヘッド46はビデオテ
ープ等の磁気記録媒体(図示省略)に記録された情報を
再生する。再生された信号は、イコライザアンプ47に
より低域変換色信号成分と輝度信号FM(周波数変調)
成分とに分けられて出力される。出力された該低域変換
色信号成分は3.58MHzコンバータ48へ入力さ
れ、また、輝度信号FM成分はFM復調器49に入力さ
れる。該FM復調器49で復調された輝度信号FM成分
は、ディエンファシス回路50を経て、輝度信号ノイズ
リダクション回路51へ入力される。
【0003】一般的なノイズリダクション回路51は、
デジタル方式、アナログ方式に係わらず図7に示すよう
な巡回型ノイズリダクションで構成されている。図7の
ノイズリダクション回路51においては、まず、遅延回
路56(1H≒63.5μs、あるいは、1フィールド
≒ 16.7msの遅延素子)で現信号を遅延した信号
(遅延信号)を出力する。現信号とこの遅延信号とが減
算器55に入力されて、それらの差分が抽出される。抽
出された差分信号には、ノイズ成分と、非相関な輝度信
号成分が含まれている。
【0004】ここで、差分信号に含まれるノイズ成分
は、ランダムに発生し、振幅が小さく、一方、非相関な
輝度信号成分は、比較的振幅が大きいという性質を有し
ており、従来は、この性質を利用して輝度信号からノイ
ズ成分の除去を行う。つまり、前記差分信号をリミッタ
54と、巡回係数乗算器(巡回係数は、0<k<1の範
囲)53に通し、これらを通った差分信号を減算器52
によりディエンファシス回路50出力の現信号から減ず
る。ノイズリダクション回路51では、以上の動作を繰
り返すことによって、輝度信号の劣化を少なくして輝度
信号からノイズが除去できる。なお、ノイズリダクショ
ン回路51の出力は、色信号とミックス(混合)され
て、出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のノイズ
リダクション回路は、ノイズ成分の振幅が小さく、か
つ、輝度信号成分の振幅が比較的大きいという観点から
創案されたものである。しかしながら、VTRのノイズ
成分には、FM復調時の反転現象によるスパイク状ノイ
ズが含まれることがある。このスパイク状ノイズは、振
幅が大きいため、従来技術では、除去不可能であるとい
う問題点がある。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解消するた
めになされたものであって、その目的は、輝度信号成分
に含まれるスパイク状のノイズを除去することができる
ノイズ除去装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、次の構成を有する。本発明は、輝度信号FM
変換・色信号低域変換多重記録方式の磁気記録再生装置
における、再生輝度信号のノイズを除去する装置であっ
て、FM復調した再生輝度信号をアナログ/デジタル変
換するアナログ/デジタルコンバータと、アナログ/デ
ジタル変換された再生輝度信号を遅延させる遅延素子
と、前記アナログ/デジタルコンバータ及び遅延素子出
力の再生輝度信号から、所定領域内の画素の相関を検出
する相関検出器と、前記相関検出器で検出された相関情
報に基づき、前記所定領域の画素のメディアンを適応的
に演算するメディアン・フィルターと、前記メディアン
・フィルターから出力される輝度信号をデジタル/アナ
ログ変換するデジタル/アナログコンバータとを備える
ことを特徴とするノイズ除去装置である。
【0008】
【作用】本発明によれば、FM復調されたVTRの再生
輝度信号は、アナログ/デジタル(以下、A/Dと記す
る)変換される。変換輝度信号と遅延素子出力との間で
構成される所定の領域(演算領域)内で画素間の相関を
検出しながら、検出相関情報に基づき、メディアン(中
央値)を適応的に演算して出力する。その出力をデジタ
ル/アナログ(以下、D/Aと記する)変換することに
より、輝度信号からスパイク状ノイズを効果的に除去で
きる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1に本発明の第1実施例に係るノイズ除去
装置のブロック図を示す。これは、前記図7に示したV
TRの再生系において、従来例の輝度信号ノイズリダク
ション回路51に代えて設けることができるものであ
る。
【0010】図1に示すように、第1実施例のノイズ除
去装置は、FM復調した再生輝度信号をA/D変換する
A/Dコンバータ2と、A/D変換された再生輝度信号
を遅延させる遅延素子のメモリ3、4と、前記A/Dコ
ンバータ2及び遅延素子3、4出力の再生輝度信号か
ら、所定領域内の画素の相関を検出する相関検出器6
と、前記相関検出器6で検出された相関情報に基づき、
前記所定領域(演算領域)の画素のメディアンを適応的
に演算するメディアン・フィルター5と、前記メディア
ン・フィルター5から出力される輝度信号をD/A変換
するD/Aコンバータ7とを備える。
【0011】すなわち、端子1から入力された輝度信号
は、A/Dコンバータ2でデジタル信号に変換される。
このデジタル変換されたの輝度信号は遅延素子であるメ
モリ(遅延量は、水平走査周波数(15.75kHz)
の1周期=63.5μs)3、メディアン・フィルター
5および相関検出器6にそれぞれ入力される。また、メ
モリ3の出力は、メモリ4、メディアン・フィルター5
および相関検出器6に入力される。また、メモリ4の出
力は、同様に、メディアン・フィルター5及び相関検出
器6に入力される。
【0012】図2はメディアン・フィルター5の詳細ブ
ロック図を示す。メディアン・フィルター5の入力17
はA/Dコンバータ2からの入力、また入力18はメモ
リ3からの入力、また入力19はメモリ4からの入力で
ある。また、符号20、21、22、23、24、25
は、いずれも1/Fs(Fsは、サンプリング周波数)
の遅延素子である。これらによって構成された演算領域
の画素データa〜iは、例えば、図3のようになる(図
3は3ラインのある部分領域)。なお、本発明は、この
3ラインに限定されない。縦が2または4以上、横が2
または4以上のいずれの組み合わせでも良いものであ
る。
【0013】データ・マスキング回路26は、相関検出
器6からの情報28によって、図3に示す(1)、
(2)、(3)の3種のモードに画素データをマスキン
グする。また、メディアン演算器27は、データ・マス
キング回路26でマスキングされなかった3つのデータ
のメディアンを求める演算を行い、出力端子29より演
算結果を出力する。
【0014】例えば、マスキングされなかった3つの画
素データの輝度信号レベルを仮に数字で表現すると、
(5,0,1)の場合、メディアン値(1)が出力され
る。(2,4,2)の場合、メディアン値(2)が出力
される。(1,1,1)の場合、メディアン値(1)が
出力される。
【0015】図4に相関検出器6のブロック図を示す。
また、図5に相関検出器6の入力波形と画素データの関
係を示す。画素データは量子化された輝度信号である。
図4のように、相関検出器6は、いずれも1/Fsの遅
延素子33〜37と、領域中央の画素データaとその周
辺の画素データb〜gとの間の差分をそれぞれ計算する
差分計算機38〜43と、差分計算機38〜43の最小
値を判断するMin検出機44とを有している。なお、
画素データhとiは、反転ノイズがある程度の持続性が
あり、ノイズと信号の区別がつかなくなるため、使用し
ない。
【0016】ここで、Min検出機44は、差分│a−
b│または│a−g│が最小の場合、図3の(1)のマ
スクを、また、│a−c│または│a−f│が最小の場
合、図3の(2)のマスクを、また、│a−d│または
│a−e│が最小の場合、図3の(3)のマスクをそれ
ぞれ選択する制御信号をメディアン・フィルター5に出
力する。以上によって、絵柄に適応したメディアン・フ
ィルター5を構成し、このフィルター5で演算された画
素データは、D/Aコンバータ7で元のアナログ輝度信
号に変換して端子8から出力する。
【0017】図6に、本発明の第2実施例に係るノイズ
除去装置のブロック図を示す。前記第1実施例と同様部
分には同一符号を付している。
【0018】図6に示すように、端子1から入力された
輝度信号は、A/Dコンバータ2でデジタル信号に変換
され、メモリ(遅延量は、262H=63.5μs×2
62:水平走査262周期)11と、メディアン・フィ
ルター5及び相関検出器6に入力される。メモリ11の
出力は、メモリ(遅延量は、262H=63.5μs×
262:水平走査262周期)12、メディアン・フィ
ルター5及び相関検出器6に入力される。メモリ12の
出力は、同様にメディアン・フィルター5及び相関検出
器6に入力される。
【0019】この第2実施例においては、メディアン・
フィルター5と相関検出器6の動作は、前記第1実施例
と同様である。しかるに、この第2実施例の特徴は、メ
モリ11及び12の必要な記憶容量が大幅に増加する
が、各画素間の空間的距離が短くなる(第1実施例の√
2/√3倍)ので、フィルターの精度が向上する点にあ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明によって、従来は除去不可能であ
ったFM復調時に発生する反転現象によるスパイク状の
ノイズの除去が可能になる。特にVTRでは、磁気ヘッ
ドの摩耗、目詰まり、磁気テープの減磁等、反転現象の
要因が多く、スパイク状のノイズが発生しやすいので、
本発明が有効なノイズリダクション手段になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のノイズ除去装置を説明す
るブロック図である。
【図2】図1中のメディアン・フィルターの詳細構成の
ブロック図である。
【図3】(1)〜(3)はデータマスキング例の説明図
である。
【図4】図1中の相関検出器の詳細構成のブロック図で
ある。
【図5】相関検出器の入力波形と画素データの関係説明
図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るノイズ除去装置を説
明するブロック図である。
【図7】従来のVTR再生系の説明図である。
【符号の説明】
2 アナログ/デジタル(A/D)変換器 3、4 遅延素子(メモリ) 5 メディアン・フィルター 6 相関検出器 7 デジタル/アナログ(D/A)変換器 11、12 メモリ 20〜25 遅延素子 26 データ・マスキング回路 27 メディアン演算器 33〜37 遅延素子 38〜43 差分計算機 44 Min検出機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号FM変換・色信号低域変換多重
    記録方式の磁気記録再生装置における、再生輝度信号の
    ノイズを除去する装置であって、 FM復調した再生輝度信号をアナログ/デジタル変換す
    るアナログ/デジタルコンバータと、 アナログ/デジタル変換された再生輝度信号を遅延させ
    る遅延素子と、 前記アナログ/デジタルコンバータ及び遅延素子出力の
    再生輝度信号から、所定領域内の画素の相関を検出する
    相関検出器と、 前記相関検出器で検出された相関情報に基づき、前記所
    定領域の画素のメディアンを適応的に演算するメディア
    ン・フィルターと、 前記メディアン・フィルターから出力される輝度信号を
    デジタル/アナログ変換するデジタル/アナログコンバ
    ータと、 を備えることを特徴とするノイズ除去装置。
JP5104752A 1993-04-30 1993-04-30 ノイズ除去装置 Pending JPH06315136A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5104752A JPH06315136A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ノイズ除去装置

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JP5104752A JPH06315136A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ノイズ除去装置

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ID=14389230

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JP5104752A Pending JPH06315136A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 ノイズ除去装置

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JP (1) JPH06315136A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980086812A (ko) * 1997-05-07 1998-12-05 샤운 엘. 맥클린토크 비디오 화상 데이터를 필터링 하기 위한 방법 및 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980086812A (ko) * 1997-05-07 1998-12-05 샤운 엘. 맥클린토크 비디오 화상 데이터를 필터링 하기 위한 방법 및 장치

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