JPS6326095A - 内挿デイジタルフイルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録再生装置に使用する内挿ディジタルフィル
タに関するものである。

〔発明の概要〕

本発明では、走査線間であまり相関がない場合に生じる
色にじみの解消を図るため、入力信号と入力信号を１水
平走査期間遅延した信号との差信号を求め、その差の程
度に応じてフィルタの係数を可変する。差信号の絶対値
がＯに近い場合（走査線間で相関が高い場合）フィルタ
の係数として０．５を選択し、差信号の絶対値がＯかも
遠ざかるに従い０．５→０を選択するようにする。そし
て。

差信号を「入力信号−人力信号を１水平走査期間遅延し
た信号」として求めた場合には、フィルタ係数に負符号
を付けた後、差信号とかけ合わせ。

入力信号と加え合わせる。又、差信号を「入力信号を１
走査期間遅延した信号−人力信号Ｊとして求めた場合に
は、差信号にフィルタ係数を直接かけ合わせ、入力信号
と加え合わせる。この方式により走査線間であまり相関
がない場合、差信号の値は大きくなりフィルタ係数はＯ
となる。従って出力端子には、入力端子からの信号が直
接出力され色にじみは発生せずコンポーネント記録方式
の高画質が生かされる。

〔従来の技術〕

最近、記録再生装置では、高画質化を図るため輝度信号
２色信号を２チヤネルの分離記録（いわゆるコンポーネ
ント記録）とし２色信号は第２図に示すように色差信号
Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ信号の時間軸をそれぞれ局に圧縮して多
重化する方式を採用している。この時間軸圧縮多重化処
理は１水平走査期間の容量を有する２組のアナログ遅延
線（α〕８と９および１０と１１）の各組内の一方を書
き込み用、他方を読み出し用とし水平走査期間周期（周
波数：ｆｕ）でスイッチ１２．１３を交互に切り換え。

書き込みに対し読み出しの速度を２倍とし時間軸を腸に
圧縮する。次に各圧゛線色差信号を賜水平走査期間（周
波数２ｈ　）でスイッチ１４を交互に切り換え１系統の
出力波形を形成する。

ところが、２組の各組内におけるＣＣＤの伝達特性の相
違により、ライン間でレベル差が生じ再生画面上で走査
線が上下に移動するように見えるいわゆるラインクロー
リングとなり画質を劣化させる０このため色信号は再生
時に水平走査線間で平滑（内挿）処理を行う必要がある
。

第３図に内挿処理回路のブロック図を示す。入力信号と
入力信号を１水平走査期間遅延する遅延線２で遅延した
信号をそれぞれ乗算器１５．１６で局倍した後加算器６
で加え合わせ出力信号を得る。この方式では、入力信号
レベルが大きく変化する場合（走査線間であまり相関が
ない場合）演算で生じる中間レベルの信号成分が無視で
きなくなる。

これは再生画面上で垂直方向の色にじみとなり画質劣化
となる。

〔発明が解決しようとする問題点） 前述の従来技術では、走査線間であまり相関がない場合
、再生画面上で垂直方向に色にじみが生じ画質を劣化さ
せる。本発明はこれらの欠点を解決し、走査線間であま
り相関がない場合でも、再生画面上で垂直方向に色にじ
みが生じない内挿ディジタルフィルタを提供することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、内挿ディジタルフィ
ルタの伝達関数として Ｈ（Ｚ）　＝　１　＋Ｋ　（Ｚ　　−１）　　・・・・
・・・・・・・・・・・　（１）０≦に≦０．５．Ｚ：
１水平走査期間遅延演算子を導入する。（（１）式はＨ
（力＝１−Ｋ（ｔ−Ｚ）としても差しつかえないが以下
（１）式をもとに説明する。） （１）式の第２項の（Ｚ　　−１）は入力信号を１水平
走査期間遅延させた信号から入力信号を引くことを表わ
しており、この演算により走査線間の差信号が得られる
。差信号の絶対値がＯに近い場合に＝０．５とし、差信
号の絶対値がＯから遠ざかるに従がいＫとして０５→０
を選択する。そして差信号をに倍し、入力信号と加え合
わせる。

〔作用〕

その結果、走査線間の相関が高い場合、差信号は０に近
＜Ｋ＝０．５となり、（１）式から伝達関数はＨ（Ｚ）
　＝　０．５　＋　０．５　Ｚ”’となり従来の内挿フ
ィルタとなる。又走査線間の相関があまりない場合、差
信号は大きくなりに＝Ｏとなり（１）式から伝達関数は
ＨｆＺ）＝１となり、出力端子には入力端子からの信号
が直接出力されるようになるので色にじみな解消するこ
とかできる。

なお、走査線間の相関がない場合は、ＣＣＤによるレベ
ル差がライン間の信号のレベル差に比して小さいため１
画質劣化は目立たない。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を第１図により説明する。なお
以下の説明では８ピント量子化、フィルタ係数は４通り
選択する場合とする。

信号の入力端子１に加えられた入力信号は、１水平走査
期間遅延する遅延線２で遅延され、これと。

入力信号との差信号を減算器３で求め、差信号の絶対値
が１６レベル１以下ではＫ　＝０．５　、１６レベル≦
１差信号１〈１６レベルではＫ　＝　０．３５　、２４
レベル≦１差信号１〈３２レベルではに＝０．２５．１
差信号１≧３２レベルではに＝Ｏを係数選択器４で選択
し。

乗算器５で差信号をに倍した後、入力信号を加算器６で
加え合わせ出力端子７に出力信号を得る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、走査線間であまり相関がない場合でも
再生画面上で色にじみが生じないため。

コンポーネント記録方式の高画質が生かされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は時間軸圧縮多重化方式のブロック図、第３図は
従来の内挿フィルタのブロック図である。 ２：遅延線、３：減算器、４：係数選択器、５：乗算器
、６：加算器。 −ざ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ディジタル符号化された入力信号とこの信号を１水
   平走査期間遅延させた信号との相加平均演算を行う内挿
   ディジタルフィルタにおいて、入力信号とこの信号を１
   水平走査期間遅延させた信号との差信号を求め、この差
   信号の絶対値が、少なくとも１箇所以上設定してあるし
   きい値を越えるごとに、所定の係数値を選択し、得られ
   た係数値を前記差信号に乗じた後、入力信号と加え合わ
   せるようにしたことを特徴とする内挿ディジタルフィル
   タ。