JPH0590092U - パイプカバー - Google Patents

パイプカバー

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JPH0590092U
JPH0590092U JP3418592U JP3418592U JPH0590092U JP H0590092 U JPH0590092 U JP H0590092U JP 3418592 U JP3418592 U JP 3418592U JP 3418592 U JP3418592 U JP 3418592U JP H0590092 U JPH0590092 U JP H0590092U
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pipe
pipe cover
heat insulating
cover
copper
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Application number
JP3418592U
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English (en)
Inventor
謙 大出
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱収縮等の影響によって、管の被覆状態が変化
しないパイプカバーを提供することを目的とする。 【構成】パイプカバー12は、導管13がその両端部を
除いて密接に被覆している。その端部141 において
は、所定の長さxに亘って内径が拡大され、導管13と
の間に間隙が形成されている。この間隙内にパイプカバ
ーの他方の端部142 を挿入できるように、端部141
における拡大された内径は他方の端部142の外径と略
同一の寸法に設定されている。これら外径の異なる端部
141 と、端部142 とを嵌合させることによって継ぎ
足され延長され得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空調機における冷媒配管の断熱材として用いられるパイプカバーに 関する。
【0002】
【従来の技術】
空調機は、コンプレッサーを備えた室外機および熱交換器を備えた室内機が、 高圧配管および低圧配管によって接続された構成になっている。これらの機器は 、その内部にフレオンガス等の冷媒が封入され、所謂ヒートポンプを形成してい る。
【0003】 従来より、空調機における高圧配管および低圧配管には、銅管が用いられてい る。この銅管は、冷媒の流路となるため、通常種々の断熱材によって被覆され、 断熱銅管の形で使用されている。この断熱材としては、例えば、ポリオレフィン フォームからなる円筒状のパイプカバー等が使用され、特に最近では、長さ約2 〜4mの銅管を被覆する断熱材として、肉厚約10mmのポリオレフィンフォーム からなるパイプカバーが広く使用されている。
【0004】 以下、図3および図4を参照して、従来のパイプカバーを使用して形成される 断熱銅管について説明する。
【0005】 図3は、この断熱銅管の全体構造を示している。断熱銅管31において、33 は銅管であり、その周囲は所定の肉厚のポリオレフィンフォームからなるパイプ カバー32によって被覆されている。パイプカバー32は銅管33と略同じ全長 を有するが、銅管33を全長に亘って被覆してはいない。即ち、その一方の端部 341 では銅管33の端部が突出し、他方の端部342 では銅管33の端部が埋 まった状態になっている。
【0006】 このような断熱銅管は、図4(A)に示す如く、異なる形状の端部を接続する ことによって、同図(B)に示す如く継合され得る。具体的には、図4(A)に 示す如く、まず断熱銅管411 の銅管431 が埋まっている側の端部において、 パイプカバー421 の一部を矢印44の方向に捲り上げて内部の銅管431 の先 端を露出させる。次に、露出する銅管431 の端部と、他の断熱銅管412 にお ける銅管432 の突出した端部とを突き合わせ、例えばロウづけにより接合する 。続いて、図4(B)に示す如く、断熱銅管411 の端部における上述したよう なパイプカバー421 の捲り上げられた部分を元の状態に整復し、パイプカバー 421 および422 を突き合わせる。更に、パイプカバーの突き合わせ部45上 に塩化ビニル製のテープを巻回して、断熱銅管411 および412 が完全に継合 される。
【0007】 このように、従来のパイプカバーを使用して形成される断熱銅管は、複数継合 させていくことによって自在に延長され、空調機における室内機および室外機の 配管を構成する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の空調機用の断熱銅管を形成するパイプカバーでは、次の ような欠点がある。
【0009】 一般に、空調機が暖房運転中の場合、その配管を構成する断熱銅管内部の銅管 温度は、約110℃に達する。この状態において、銅管を被覆するポリオレフィ ン等からなるパイプカバーは約1%程度熱収縮するため、例えば、図4(B)に 示すパイプカバーの突き合わせ部45に隙間が生じ、内部の銅管表面が露出する 。例えば、1本当りの長さが約4mの銅管および長さ4mのパイプカバーを使用 した場合では、上記突き合わせ部45において約40mmの隙間が生じる。この結 果、パイプカバーの銅管に対する断熱効果が不充分になる。また、このようにパ イプカバーの突き合わせ部に隙間が生じた状態で冷房運転を行った場合、銅管の 温度は約−5〜10℃になるため、特に当該隙間において露出した銅管表面に結 露が生じ、機器内に滴下して損傷を引き起こす。
【0010】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、空調機用の配管等の高温および 低温状態になり得る管を被覆する断熱材に使用されるパイプカバーであって、熱 収縮等の影響によって、管の被覆状態が変化しないパイプカバーを提供すること を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案のパイプカバーは、所定の長さの管の周囲を被覆するべき、断熱性材料 で形成された円筒状のパイプカバーであって、一端の外径と他端の内径とが略同 一寸法であり、これら外径の異なる端部を嵌合させることによって継ぎ足される ことを特徴とする。
【0012】
【作用】
本考案のパイプカバーは、一端の外径と他端の内径が略同一寸法であり、これ ら異なる形状の端部を嵌合させることによって継ぎ足されるから、その嵌合部で は、外径の小さいカバーの端部と外径の大きなカバーの端部とが重なり合う状態 となる。よって、パイプカバーが熱収縮しても上記嵌合部に隙間が生じることは なく、このパイプカバーによって被覆される管表面の露出が防止される。
【0013】
【実施例】
以下、図1および図2を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0014】 図1は、本考案のパイプカバーを使用して形成される断熱管の全体構造を示し ている。断熱管11において、13は例えば銅製の導管である。該導管13の周 囲は、その両端部を除いて、例えばポリオレフィンフォーム等の断熱性材料から なるパイプカバー12によって密接に被覆されている。しかし、パイプカバー1 2の一方の端部141 においては、所定の長さxに亘ってその内径が拡大され、 導管13との間に間隙が形成されている。この間隙内にパイプカバーの他方の端 部142 を挿入できるように、端部141 における拡大された内径は他方の端部 142 の外径と略同一の寸法に設定されている。
【0015】 一方、パイプカバーの他方の端部142 に対応する部分においては、導管13 の外径および内径が拡大され、その拡大された部分の先端はパイプカバー12よ り突出している。この部分における導管13の内径は、導管13の他方の端部( パイプカバー12の一方の端部141 に対応する部分)を挿入できるように、そ の外径よりも極僅かに大きい寸法に設定されている。
【0016】 この結果、パイプカバー12の内径を拡大した所定長さxの部分は、断熱管1 1を継ぎ足す際の受け継ぎ部15を構成する。
【0017】 尚、受け継ぎ部15の長さxは、パイプカバー12に適用される断熱性材料の 特性、特に熱収縮率に因り適宜設定され得る。
【0018】 上記構成を有する断熱管は、次のようにして継合することができる。即ち、図 2(A)に示す如く、上述したような構造の二つの断熱管211 ,212 は、外 径が互いに異なるパイプカバーの端部241 ,242 どうし、並びに導管の端部 25,26どうしを夫々嵌合させることによって、同図(B)に示す如く受け継 ぎ部27で継合され得る。より詳細には、一方の断熱管211 の端部(パイプカ バー221 の端部241 は内径が拡大されている)に形成された受け継ぎ部27 内に、他方の断熱管212 の端部(外径が小さい側のパイプカバー端部242 ) を挿嵌する。それに先だって、導管231 の先端25は、導管232 の内径が拡 大された先端26内に挿嵌され、更に例えばロウづけで接合される。こうして、 二つの断熱管211 および212 は、図2(B)に示す状態で継合される。
【0019】 本実施例のパイプカバーを使用した断熱管では、図2(B)に示す如く、一方 のパイプカバー222 が他方のパイプカバー221 の受け継ぎ部27内に挿嵌さ れて継合されており、当該継合部においてパイプカバーが重なり合っている。こ のため、パイプカバーが熱収縮した場合でも、上記断熱管の継合部においてパイ プカバー間に隙間が生じることはなく、内部の導管の露出が防止される。ひいて は、この断熱管を複数継ぎ足すことによって延長し、空調機用の配管とした場合 、暖房運転中のパイプカバー間の隙間の発生およびこれに起因する内部の導管の 露出、更に冷房運転中の管表面における結露の発生が低減される。
【0020】 尚、上記図1に示す構成の断熱管11において、導管13にはその両端の外径 が略同一寸法であるものを使用してもよい。この場合、導管13はパイプカバー 12と同じ長さであり、また断熱管11が継合される際には、導管13の先端同 志は、突き合されロウづけによって接合され得る。
【0021】 以下に、本考案のパイプカバーを使用した断熱管の作製例、およびその性能に ついて具体的に説明する。
【0022】 まず、上述したような図1に示す構造の断熱管を作製した。この断熱管を構成 するパイプカバー12は、30倍発泡のポリオレフィンフォームからなる円筒状 パイプカバーであり、端部141 側の内径を46mm、受け継ぎ部15の長さxを 50mm、他方の端部142 側の内径を26mm、肉厚を10mmとした。このような パイプカバー12は、全長4m、内径26mm(全長に亘って)、肉厚10mmであ る上記30倍発泡のポリオレフィンフォームからなる円筒状パイプを成形した後 、このパイプの一端より外径46mmの棒状の熱ゴテを押し当て、フォームを軟化 させながらその内径を拡大し、更に放冷することによって形成された。一方、上 記パイプカバー12によって被覆される導管13には、外径25.4mm、長さ4 mの銅管を使用した。
【0023】 次に、この断熱管を複数用意し、図2(A)および(B)に示す如く継合した 。このとき、断熱管の継合部において、パイプカバーが嵌合されて互いに重なっ ている部分の長さを50mmとした。
【0024】 続いて、この断熱管の銅管中に、管表面の温度が110℃になるように、高温 のシリコンオイルを168時間流した。この結果、最初の4時間で、長さ4mの 各パイプカバーは約34mm熱収縮し、上記断熱管の継合部におけるパイプカバー の互いに重なっている部分の長さが16mmまで収縮したが、以後168時間まで この部分の長さは変化しなかった。
【0025】 以上の試験後、更に、5℃の冷水を銅管中に流し、断熱管の雰囲気温度を30 ℃に、相対湿度を60%としたが、銅管表面に結露の発生は見られなかった。
【0026】 この結果より、上述したような本考案のパイプカバーを使用した断熱管が優れ た性能を有することが確認された。
【0027】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、空調機用の配管等の高温および低温状 態になり得る管を被覆する断熱材に使用されるパイプカバーであって、熱収縮等 の影響によって、管の被覆状態が変化しないパイプカバーを提供することができ る。このようなパイプカバーを使用した断熱管を備えた空調機では、配管の結露 等が防止され、損傷の発生率が著しく低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のパイプカバーを使用して形成される断
熱管の構造を示す説明図。
【図2】本考案のパイプカバーを使用して形成される断
熱管の継合状態を示す説明図。
【図3】従来のパイプカバーを使用して形成される断熱
銅管の構造を示す説明図。
【図4】従来のパイプカバーを使用して形成される断熱
銅管の継合状態を示す説明図。
【符号の説明】
11,211 ,212 …断熱管、12,221 ,2
2 ,32,421 ,422 …パイプカバー、13,2
1 ,232 …導管、141 ,142 ,241 ,2
2 ,341 ,342 …パイプカバーの端部、15,2
7…受け継ぎ部、25,26…導管の先端、31,41
1 ,412 …断熱銅管、33,431 ,432 …銅管、
44…パイプカバーの捲り上げ方向、45…突き合わせ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さの管の周囲を被覆するべき、
    断熱性材料で形成された円筒状のパイプカバーであっ
    て、一端の外径と他端の内径とが略同一寸法であり、こ
    れら外径の異なる端部を嵌合させることによって継ぎ足
    されることを特徴とするパイプカバー。
JP3418592U 1992-05-22 1992-05-22 パイプカバー Pending JPH0590092U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3418592U JPH0590092U (ja) 1992-05-22 1992-05-22 パイプカバー

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JPH0590092U true JPH0590092U (ja) 1993-12-07

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623415U (ja) * 1979-07-31 1981-03-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623415U (ja) * 1979-07-31 1981-03-03

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