JPH058941Y2 - - Google Patents

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JPH058941Y2
JPH058941Y2 JP1986066755U JP6675586U JPH058941Y2 JP H058941 Y2 JPH058941 Y2 JP H058941Y2 JP 1986066755 U JP1986066755 U JP 1986066755U JP 6675586 U JP6675586 U JP 6675586U JP H058941 Y2 JPH058941 Y2 JP H058941Y2
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wiring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は床用吸込口に電動機を備えた電気掃除
機における延長管に関する。
(従来の技術) 床用吸込口に電動機を備え、電動機によつて回
転体が回転駆動され、その回転体の回転によつて
カーペツト等がたたきながらほこり等を吸引する
電気掃除機がある。
この種の電気掃除機にあつては、掃除機本体に
接続された可撓管と床用吸込口とが延長管によつ
て接続され、可撓管側に設けられた差込口と床用
吸込口側に設けられた差込口とに亘つて配線する
ことにより、電動機に至る配線がなされる。
この配線が1本ものであると、延長管の外部で垂
れ下がり、清掃作業に際して、ものが引つ掛かる
おそれが大であり、邪魔になる。
そこで、各延長管に短尺の配線を組込み、延長
管と他の管(床用吸込口又は他の延長管)とを連
結したときに配線も接続できるようにすることが
て必要となる。
これを可能にしたものとして、特開昭56−
68420号公報に開示されたものがある。この従来
技術は、一側部に雄連結部7と雄接続具17とを
有し、他側部に雌連結部8と雌接続具18とを有
し、雌雄連結部7,8に周方向位置決め用の突部
21と凹溝22とを形成し、雌雄接続具17,1
8を配線19で接続し、前記雌雄連結部7,8、
雌雄接続具17,18及び突部21・凹溝22が
他の管と雌雄嵌合して周方向廻止め可能且つ通電
可能に連結されて構成されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来技術においては、雌雄
連結部を有する一体物の延長管内にその成形時に
雌雄接続具及び配線を埋設して形成されたもので
あり、製作が極めて困難であり、高価な成形機を
必要とし、製作中に雌雄接続具を位置固定し難
く、品質むら、配線の接続不良又は切れ等を生じ
るという不良品が発生し易く、歩留り率が低くな
つている。また、雄連結部に設けられる突部は、
雌連結部に設けられる凹溝と嵌合して、管相互の
周方向廻止めを行うことができるが、突部よりも
雄接続具の先端のほうが管先端側に位置するた
め、突部、凹溝の嵌合よりも先に、雌雄接続具が
接続を開始し始めるため、突部と凹溝の嵌合が雌
雄接続具の接続案内をしたり、接続時の破損を防
止したりすることはできない構造となつている。
本考案は、延長管を筒本体とカバーとで構成す
ることにより、雌雄接続具及び配線の取付けを容
易化して、製作の簡単化とコストダウンとを図
り、突部の先端を雄接続具の先端より筒本体端部
側に位置させ、雌雄接続具の嵌合案内をできるよ
うにした電気掃除機用延長管を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決のための具体的構成
は、一側部に雄連結部7と雄接続具17とを有
し、他側部に雌連結部8と雌接続具18とを有
し、雌雄連結部7,8に周方向位置決め用の突部
21と凹溝22とを形成し、雌雄接続具17,1
8を配線19で接続し、前記雌雄連結部7,8、
雌雄接続具17,18及び突部21・凹溝22が
他の管と雌雄嵌合して周方向位置決め可能且つ通
電可能に連結される電気掃除機用延長管におい
て、 前記延長管3は雌雄連結部7,8、突部21・
凹溝22を形成した筒本体5と、この筒本体5の
外周部の一側に装着されるカバー15とを有し、
筒本体5の外周部の一側には両側部に雌雄接続具
17,18を配置する取付部5a,5bと、この
両取付部5a,5b間に配線19を配置する配線
挿通路16とが径外側露出状に設けられ、カバー
15には両側に取付部5a,5b及び雌雄接続具
17,18に嵌合する嵌合部15a,15bと、
配線挿通路16を閉鎖する中途部15cとが設け
られ、雄連結部7に形成された突部21の先端2
1aは雄接続具17の先端より筒本体5の端部側
に位置していることである。
(作用) 本考案によれば、延長管3を互いに接続する場
合、まず一方の延長管3の雄連結部7を他方の延
長管3の雌連結部8内に嵌入して行き、その後、
雄連結部7外周面に設けられた突部21と凹溝2
2とを軸方向に合致させてさらに嵌入して行け
ば、突部21と凹溝22との嵌合案内によつて雄
連結部7と雌連結部8とが周方向位置が決定され
ることになり、更に軸方向に嵌入されて行くと、
雄接続具17の先端が雌接続具18に嵌入開始さ
れ、雌雄連結部7,8の嵌合完了と同時に雌雄接
続具17,18も接続を完了し、各延長管3が互
いに接続されると共に配線19が接続される。
前記雌雄接続具17,18は筒本体部5の取付
部5a,5bに外方から配置し、それらを接続す
る配線19も配線挿通路16に外方から挿通した
後、カバー15を筒本体5に装着することによつ
て、雌雄接続具17,18は固定され、それらと
配線19は被覆される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図乃至第6図において、1は電気掃除
機の本体に接続された可撓管、2は床用吸込口
で、延長管3を介して可撓管1に着脱自在に接続
されている。
床用吸込口2には回転体を回転駆動させるため
のモータ等の電動機が備えられている。
延長管3は塩化ビニル等の合成樹脂よりなる筒
本体5とカバー15とを有しており、筒本体5の
一端側は段部6を介して先細状とされた雄連結部
7とされ、他端側は他の延長管3又は床用吸込口
2の雄連結部7が嵌脱自在に嵌合される雌連結部
8とされている。
雄連結部7には釦嵌合孔10が形成され、C形
板バネ体11によつて保持された押釦12が突出
状に備えられている。そして板バネ11の弾性変
形を介して出没自在とされている。
一方、雌連結部8には前記押釦12が嵌脱自在
に嵌合される釦嵌合孔13が形成されている。
カバー15は筒本体5の外周部一側に軸長方向
に沿つて装着されている。そして、このカバー1
5で筒本体5に沿つて設けた雌雄接続具17,1
8及び配線19を被覆している。
筒本体5の外周部の一側には両側部に雌雄接続
具17,18を配置する取付部5a,5bと、こ
の両取付部5a,5b間に配線19を配置する配
線挿通路16とが径外側露出状に設けられ、カバ
ー15には両側に取付部5a,5b及び雌雄接続
具17,18に嵌合する嵌合部15a,15b
と、配線挿通路16を閉鎖する中途部15cとが
設けられている。
従つて、雄連結部7側では、雄接続具17が筒
本体5の取付部5aとカバー15の嵌合部15a
とによつて挟持状に固定され、雌連結部8側で
は、雌接続具18が筒本体5の取付部5bとカバ
ー15の嵌合部15bとによつて挟持状に固定さ
れている。そして筒本体5の中途部とカバー15
の中途部15cとによつて形成される配線挿通路
16内を通る配線19によつて雄接続具17と雌
接続具18とが互いに接続されている。
そして、各延長管3の雄連結部7と他の管の雌
連結部8とが相互に嵌脱自在に接続されることに
よつて、各延長管3が互いに接続される。この接
続によつて、雄接続具17と雌接続具18とが同
時に嵌脱自在に接続される。
前記雄接続具17は筒本体5の一端より軸内側
の段部6近傍に位置し、その突出部は段部6端面
から筒端側に突出しており、雌接続具18は筒本
体5の雌連結部8側端面と略面一状になつてい
る。
また、雄連結部7外周面には、段部6端面より
雄接続具17の突出部よりも軸方向に長い位置決
め用突部21が設けられており、雌連結部8内周
面には、前記突部21が軸方向より嵌合される凹
溝22が軸方向に設けられている。この凹溝22
は第2図に示す如く、雌連結部8の端面から軸内
方向に形成されている。
雄連結部7と雌連結部8とは突部21と凹溝2
2との嵌合によつて周方向位置決めがされるよう
構成されている。前記雄連結部7に形成された突
部21の先端21aは、雄接続具17の先端より
筒本体5の端部側に位置しており、雄接続具17
の先端が雌接続具18内に入る前に、突部21は
凹溝22に入り始める。雌連結部8の周縁には押
釦12を押込み案内するテーパガイド面24が設
けられている。
延長管3は以上のように構成され、他の延長管
3と適宜本数接続し、接続された延長管3の一端
側の雄連結部7を可撓管1端部の雌連結部26に
接続し、延長管3の他端側の雌連結部8を床用吸
込口2の雄連結部27に接続して使用する。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、延長管3は雌雄
連結部7,8、突部21・凹溝22を形成した筒
本体5と、この筒本体5の外周部の一側に装着さ
れるカバー15とを有し、筒本体5の外周部の一
側には両側部に雌雄接続部17,18を配置する
取付部5a,5bと、この両取付部5a,5b間
に配線19を配置する配線挿通路16とが径外側
露出状に設けられ、カバー15には両側に取付部
5a,5b及び雌雄接続具17,18に嵌合する
嵌合部15a,15bと、配線挿通路16を閉鎖
する中途部15cとが設けられ、雄連結部7に形
成された突部21の先端21aは雄接続具17の
先端より筒本体5の端部側に位置しているので、
雌雄接続具17,18及び配線19は、予め成形
した筒本体5に取付けるので、延長管3の製作が
極めて簡単且つ容易にでき、筒本体5及びカバー
15は成形金型が安価であり、成形機も安価なも
ので良く、雌雄接続具17,18及び配線19が
接続不良を生じたり、切れたりすることが少なく
なり、歩留りを向上できる。また、突部21及び
凹溝22は雌雄接続具17,18が接続を開始す
る前から嵌合することができ、管の周方向位置決
め作用だけでなく、雌雄接続具17,18の接続
案内をすることができ、雌雄接続具17,18が
接続時に破損するのも防止できる。更にまた、突
部21・凹溝22による接続案内作用によつて雌
雄接続具17,18のこじれがなくなることは、
雌雄接続具17,18を嵌合しているカバー15
の離脱・破損を防止でき、且つ配線19の切断防
止にもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は同断面側面図、第3図は第2図−線断面
図、第4図は第2図−線断面矢視図、第5図
は第2図−線矢視図、第6図は接続状態を示
す斜視図である。 1……可撓管、2……吸込口、3……延長管、
5……筒本体、15……カバー、16……配線挿
通路、17……雄接続具、18……雌接続具、1
9……配線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一側部に雄連結部7と雄接続具17とを有し、
    他側部に雌連結部8と雌接続具18とを有し、雌
    雄連結部7,8に周方向位置決め用の突部21と
    凹溝22とを形成し、雌雄接続具17,18を配
    線19で接続し、前記雌雄連結部7,8、雌雄接
    続具17,18及び突部21、凹溝22が他の管
    と雌雄嵌合して周方向位置決め可能且つ通電可能
    に連結される電気掃除機用延長管において、 前記延長管3は雌雄連結部7,8、突部21、
    凹溝22を形成した筒本体5と、この筒本体5の
    外周部の一側に装着されるカバー15とを有し、
    筒本体5の外周部の一側には両側部に雌雄接続具
    17,18を配置する取付部5a,5bと、この
    両取付部5a,5b間に配線19を配置する配線
    挿通路16とが径外側露出状に設けられ、カバー
    15には両側に取付部5a,5b及び雌雄接続具
    17,18に嵌合する嵌合部15a,15bと、
    配線挿通路16を閉鎖する中途部15cとが設け
    られ、雄連結部7に形成された突部21の先端2
    1aは雄接続具17の先端より筒本体5の端部側
    に位置していることを特徴とする電気掃除機用延
    長管。
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JPS62178947U JPS62178947U (ja) 1987-11-13
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