JPH0744291Y2 - 電気掃除機の吸込口体 - Google Patents

電気掃除機の吸込口体

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JPH0744291Y2
JPH0744291Y2 JP7997789U JP7997789U JPH0744291Y2 JP H0744291 Y2 JPH0744291 Y2 JP H0744291Y2 JP 7997789 U JP7997789 U JP 7997789U JP 7997789 U JP7997789 U JP 7997789U JP H0744291 Y2 JPH0744291 Y2 JP H0744291Y2
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suction port
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気駆動式ブラシなどの電装部を備えた電気
掃除機の吸込口体に係わり、とくに、回動自在の接続管
部分における電気的接続の構造に関する。
(従来の技術) 従来、吸込口本体に回転ブラシとこの回転ブラシを回転
駆動する電動機とを内蔵し、この吸込口本体の後部中央
に第1接続管を上下回動自在に支持するとともに、この
第1接続管の後部に第2接続管をその軸方向を回動軸方
向として回動自在に嵌合接続した電気掃除機の吸込口体
としては、例えば特開昭63-68124号公報に記載の電気掃
除機の吸込口体が知られている。
そして、この特開昭63-68124号公報に記載の電気掃除機
の吸込口体においては、第2接続管が延長管およびホー
スなどを介して着脱自在に接続される掃除機本体側から
吸込口本体内の電動機に給電するために、延長管などに
設けられた給電コンセントに接続される受電プラグを第
2接続管の外周部後側に設け、この受電プラグにコード
を電気的かつ固定的に接続し、このコードを両接続管の
外部に出すとともに、吸込口本体の後面部の1か所を貫
通させてこの吸込口本体内に引き込んでいる。なお、接
続管の回動が許容されるように、コードの長さには余裕
がもたせてある。
さらに、両接続管は、専用のC字形円環状のばねにより
互いに抜け止め係止された構造になっている。
また、吸込口本体内には、第1接続管の左右方向一側方
に電動機が配設され、他側方にこの電動機を制御する安
全装置が配設されている。そして、コードの一方の電線
を吸込口本体の下面を通して電動機に接続するととも
に、他方の電線を安全装置に接続し、この安全装置から
の電線を吸込口本体の下面を通して電動機に接続してい
る。このため、電線がかなりの長さ必要であるととも
に、配線作業が簡潔でない問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 上記特開昭63-68124号公報に記載の従来の電気掃除機の
吸込口体では、第2接続管の受電プラグに固定的に接続
されたコードが両接続管の外部を通って直接吸込口本体
内に導入されているため、コードが第2接続管の回動な
どに対し障害となって、吸込口本体の走行に係わる操作
性に悪影響を与えることがあるとともに、コードについ
ても、第2接続管の回動によりコードが捩じれて断線す
るおそれがある。また、電気的接続のための各種部材
と、両接続管の抜け止め用の部材すなわち円環状ばねと
が別々になっているため、構造が複雑であるとともに、
製造性が悪い問題もある。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、吸込口本体の走行操作性がよいとともに、接続管部
分の電気的および機械的接続構造が簡単で、しかもその
信頼性が高く、製造性もよい電気掃除機の吸込口体を提
供することを目的とするものである。
また、この電気掃除機の吸込口体において、接続管部分
の電線をより短くするとともに、この電線の損傷をより
確実に防止することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、吸込口を有す
る吸込口本体と、この吸込口本体に前記吸込口に連通さ
せて設けられた第1接続管と、この第1接続管に同軸的
にかつ軸方向を回動軸方向として回動自在に接続された
第2接続管と、前記吸込口本体に内蔵された電装部とを
備え、前記第1接続管および前記第2接続管のいずれか
一方の接続管に、前記回動軸を中心とする円環状の凹溝
およびこの凹溝内に位置する円環状の環状電気的接点を
設けるとともに、前記第1接続管および前記第2接続管
のいずれか他方の接続管に、前記環状電気的接点に摺動
自在に接触された摺動電気的接点を設け、前記第1接続
管の電気的接点を前記吸込口本体内の電装部に電気的に
接続し、前記摺動電気的接点が前記凹溝に係合されて前
記両接続管を互いに抜け止めしたものである。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、請求項1記載
の電気掃除機の吸込口体において、第1接続管は、吸込
口本体に支軸により上下方向へ回動自在に支持し、前記
支軸に貫通孔を形成し、この貫通孔を介して前記第1接
続管の電気的接点と前記吸込口本体内の電装部とを電気
的に接続する電線を前記吸込口本体内に導入したもので
ある。
(作用) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体は、一方の接続管
に設けた円環状の環状電気的接点が位置する凹溝に、他
方の接続管に設けた摺動電気的接点が環状電気的接点に
摺動自在に接触して係合して、両接続管が、互いに抜け
止めされる。そして、掃除時に、第2接続管を例えば延
長管およびホースを介して掃除機本体に接続し、ホース
の握り部などを持って、吸込口本体を被掃除面上で走行
させる際、吸込口本体側の第1接続管に対して第2接続
管が回動することにより、吸込口本体の走行方向の変更
が容易となる。また、第2接続管が回動しても、一方の
接続管の環状電気的接点と他方の接続管の摺動電気的接
点とが適宜摺動しつつ接触し続けることにより、第2接
続管の電気的接点と吸込口本体に内蔵した例えば回転ブ
ラシ駆動用電動機などの電装部との電気的接続が保持さ
れ、掃除機本体側から両接続管の電気的接点を介して電
動機に給電されて、回転ブラシが回転駆動される。そし
て、吸込口から吸い込まれた塵埃は、両接続管などを介
して掃除機本体へ導かれる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体は、請求項1記載
の電気掃除機の吸込口体において、吸込口本体に対して
第1接続管が上下方向へ回動することにより、例えば吸
込口本体の走行時、吸込口本体の吸込口が被掃除面に容
易に対向され続ける。また、第1接続管の電気的接点と
吸込口本体内の電装部とを電気的に接続する電線が、第
1接続管の回動中心である支軸の貫通孔に通っているこ
とにより、第1接続管が回動しても、電線における第1
接続管内に位置している部分および吸込口本体内に位置
している部分は、それぞれ第1接続管および吸込口本体
に対して相対的にほとんど変位しない。
(実施例) 以下、本考案の電気掃除機の吸込口体の一実施例の構成
を第1図ないし第3図を参照して説明する。
第1図において、11は合成樹脂などからなる吸込口本体
で、この吸込口本体11は、例えば下部本体ケースと上部
本体ケースとを結合して構成されている。そして、吸込
口本体11の内部には、仕切壁12〜15によって、回転ブラ
シ室16と基板収納室17と通風室18と電動機収納室19とベ
ルト室20とが区画形成されている。すなわち、左右方向
中央部に連通口21を開口形成した前記仕切壁12により、
前側に回転ブラシ室16が形成され、連通口21の両側縁か
ら後方へ延びる一対の左右仕切壁13,13により、後側に
横方向へ並べて基板収納室17と連通口21に臨む通風室18
と電動機収納室19とが形成されているとともに、回転ブ
ラシ室16の両側の仕切壁14と電動機収納室19の一側の仕
切壁15とにより、これら回転ブラシ室16および電動機収
納室19の側方にベルト室20が形成されている。
また、回転ブラシ室16に臨んで吸込口本体11の下面部に
吸込口22が開口形成されている。さらに、通風室18に臨
んで吸込口本体11の後面部に挿通孔23が開口形成されて
いる。なお、吸込口本体11の下面の後縁部と前縁部とに
は、左右一対の後輪24,24と前輪25とがそれぞれ左右方
向を回動軸方向として軸着されている。
そして、回転ブラシ室16内には、回転ブラシ26がその左
右両端部に位置する軸受27により左右方向を回転軸方向
として回転自在に支持されている。なお、ベルト室20内
に位置する回転ブラシ26の一端部には、ギヤ状のプーリ
28が固定されている。
また、電動機収納室19内には電装部としての電動機31が
配設されている。そして、ベルト室20内に突出した電動
機31の出力軸32にはギヤ状のプーリ33が固定され、この
プーリ33と回転ブラシ26のプーリ28とにタイミングベル
ト34が掛け渡されている。
一方、基板収納室17内には電装部としての回路基板36が
配設されている。そして、この回路基板36には、例えば
起動時あるいは回転ブラシ26に過負荷がかかったときに
電動機31に流れる電流を制限する安全装置を構成する各
種回路素子が搭載されている。なお、回路基板36と電動
機31の一極とは、吸込口本体11の下面に配線された図示
しない被覆リード線などの電線により電気的に接続され
ている。
さらに、吸込口本体11の後部中央には、その吸込口22に
回転ブラシ室16、連通口21および通風室18を介して連通
する第1接続管41が左右方向を回動軸方向として上下回
動自在に支持されている。また、この第1接続管41の後
部には、同軸的にかつその軸方向を回動軸方向として第
2接続管42が全周回動自在に嵌合接続されている。
次に、第1接続管41および第2接続管42の嵌合部分につ
いて、第1図ないし第3図を参照して説明する。
第1接続管41は、合成樹脂などの絶縁体により成形さ
れ、前部には前面を開口した半円筒部43が形成されてい
るとともに、後部にはこの半円筒部43と直交する円筒形
状の第1継手部44が形成されている。また、第1接続管
41の外周面には、これら半円筒部43および第1継手部44
間に位置してつば部45が突出形成されている。そして、
半円筒部43の左右両外側面には支軸46,46が一体に突出
形成され、これら支軸46,46にはそれぞれその軸方向へ
抜ける貫通孔47,47が形成されている。
一方、吸込口本体11の通風室18の両側の仕切壁13には、
それぞれ軸受孔48,48が貫通形成されている。そして、
これら軸受孔48,48に各支軸46,46がそれぞれ回動自在に
嵌合されて、第1接続管41が上下回動自在に支持されて
いる。なお、半円筒部43は通風室18内に嵌合し、第1継
手部44は挿通孔23を介して後方へ突出されている。
また、第1継手部44の外周面には、その中心軸を中心と
する一対の円環状の凹溝49,49が軸方向へ並設されてい
る。さらに、第1継手部44の外周面の後端部と後側の凹
溝49,49の前方位置とには、後方へ向けて縮径するテー
パー部50が形成されている。
そして、各凹溝49,49の底面上には、硬質板状の導電材
からなる円環状の環状電気的接点51,51がそれぞれ固定
的に取り付けられている。これら環状電気的接点51,51
の厚さは、凹溝49,49の深さよりも薄くなっている。ま
た、各環状電気的接点51,51にそれぞれ直接電気的に接
続された被覆リード線などの細い電線52,52が、各凹溝4
9,49から第1継手部44の内周面にかけて形成された通孔
53,53にそれぞれ挿通されている。そして、両電線52,52
は、第1接続管41の内周面に沿って配線されているが、
一方の電線52は、一方の支軸46の貫通孔47を介して吸込
口本体11の電動機収納室19内へ導入され、電動機31の他
極に電気的に接続されている。これとは別に、他方の電
線52は、他方の支軸46の貫通孔47を介して基板収納室17
内へ導入され、回路基板36に電気的に接続されている。
また、第2接続管42は、合成樹脂などの絶縁体により屈
曲した円筒状に形成され、前部には径大の第2継手部61
が形成されているとともに、後部には延長管接続部62が
形成されている。さらに、第2継手部61は、第1接続管
41の第1継手部44の外周側にこれら第1継手部44および
第2継手部61の中心軸を回動軸方向として回動自在に嵌
合されるとともに、先端面が第1接続管41のつば部45の
端面に摺動自在に当接されるようになっている。一方、
延長管接続部62は、図示しない延長管の一端部が外周側
に着脱自在に嵌合接続されるようになっている。
そして、第2接続管42の内面には、その軸方向に沿って
硬質板状の導電材からなる長さの異なる一対の摺動電気
的接点63a,63bが固定的に取り付けられている。また、
これら摺動電気的接点63a,63bの後端部には、ほぼL字
形状のプラグ刃64,64が一体に形成されている。そし
て、これらプラグ刃64,64は、延長管接続部62に形成さ
れた通孔65から外方へ突出されて、この延長管接続部62
に接続される図示しない延長管の一端部に設けられた給
電コンセントに着脱自在に接続されるようになってい
る。なお、この延長管接続部62には、プラグ刃64,64を
覆うプラグカバー66が設けられている。
また、両摺動電気的接点63a,63bの前端部には、第2継
手部61の内周面に沿う突片状の摺動接点部67,67がそれ
ぞれ一体に形成されている。そして、これら摺動接点部
67,67は、第2継手部61の中心軸を中心としかつその内
径よりも外径が若干小さい円弧状になっているととも
に、互いに逆方向へ屈曲形成され、第2継手部61の軸方
向に互いにずれている。さらに、両摺動接点部67,67の
内周面先端部には、突起部68,68が内周側へ屈曲形成さ
れている。これら突起部68,68は、一方の突起部68から
他方の突起部68へ上側回りで角度を計るとすると、180
°以上離れている。そして、両突起部68,68が第1接続
管41の第1継手部44の両凹溝49,49にそれぞれ係合され
ているとともに、これら凹溝49,49の各環状電気的接点5
1,51にそれぞれ摺動自在にかつ弾発的に接触されてい
る。そして、これら突起部68,68と凹溝49,49との係合に
より、環状電気的接点51,51および摺動電気的接点63a,6
3bにより電気的接点部が形成され、第1接続管41および
第2接続管42が互いに抜け止め係止されている。
なお、組み立てにあたっては、環状電気的接点51,51お
よび電線52,52を組み付けた第1接続管41の第1継手部4
4に、摺動電気的接点63a,63bを組み付けた第2接続管42
の第2継手部61を軸方向から嵌め込んで、第1接続管41
および第2接続管42を結合する。このとき、摺動電気的
接点63a,63bが弾性的に拡径することにより、あるい
は、合成樹脂などからなる第1継手部44および第2継手
部61が径方向で互いに離反する方向へ弾性変形すること
により、各摺動電気的接点63a,63bの摺動接点部67の突
起部68が第1継手部44の各凹溝49にそれぞれ導かれる。
その際、第1継手部44の一対のテーパー部50の案内によ
り、各突起部68,68が第1継手部44の端面または後側の
凹溝49を乗り越えていくことができるが、各突起部68,6
8が各凹溝49,49にそれぞれ係合された状態にあっては、
各突起部68,68および各凹溝49,49の垂直な側面が互いに
当接することにより、第1接続管41および第2接続管42
は互いに外れなくなる。
次に、上記実施例の作用について説明する。
掃除にあたっては、図示していないが、第2接続管42を
図示しない延長管およびホースを介して掃除機本体に接
続する。それに伴なって、第2接続管42にあるプラグ刃
64が、延長管の給電プラグに接続され、この延長管およ
びホースに沿って設けられた給電路を介して、掃除機本
体内の電源回路に電気的に接続される。
そして、使用者は、ホースの握り部などを持ち、後輪24
および前輪25を接地させて、吸込口本体11をじゅうた
ん、床などの被掃除面上で主に前後方向へ走行させる。
このとき、吸込口本体11に対して第1接続管41が上下方
向へ回動することにより、吸込口本体11の下面部の吸込
口22が被掃除面に容易に対向され続ける。また、第1接
続管41に対して屈曲した第2接続管42が回動し、この第
2接続管42の延長管接続部62が左右方向へ首振りを行う
ことにより、吸込口本体11の走行方向の左右への変更が
容易に行われる。
このように、第2接続管42が回動しても、第1接続管41
の各環状電気的接点51,51に第2接続管42の各摺動電気
的接点63a,63bの突起部68,68が適宜摺動しつつ接触し続
けることにより、掃除機本体内の電源回路と吸込口本体
11内の回路基板36および電動機31との電気的接続が保持
できる。
そして、掃除機本体内の電源回路から摺動電気的接点63
a,63b、環状電気的接点51,51、電線52および回路基板36
などを介して電動機31に給電され、この電動機31が駆動
される。さらに、この電動機31の出力軸32の回転は、プ
ーリ33、タイミングベルト34およびプーリ28を介して回
転ブラシ26に伝達され、この回転ブラシ26が回転駆動さ
れる。そして、この回転する回転ブラシ26がじゅうたん
などから塵埃を掻き出す。こうして掻き出されるなどし
た塵埃は、掃除機本体内の電動送風機の駆動により、吸
込口22から空気とともに吸い込まれ、回転ブラシ室16、
通風室18、第1接続管41、第2接続管42、延長管および
ホースを介して掃除機本体の集塵室内に導かれて捕捉さ
れる。
なお、第1接続管41および第2接続管42の接続部の気密
性は、第1接続管41のつば部45の端面への第2接続管42
の第2継手部61の先端面の当接により保持される。
上記構成によれば、環状電気的接点51,51と摺動電気的
接点63a,63bとにより、回動自在の第1接続管41および
第2接続管42間の電気的接続を行なったので、従来のよ
うに外部の給電用コードが不要となり、この外部の給電
用コードが第2接続管42などにからみついて、第2接続
管42の回動に悪影響を及ぼすことがなく、第2接続管42
は常時円滑に回動できる。したがって、吸込口本体11の
走行操作性を向上できる。また、従来のように、第2接
続管42の回動によりコードが捩じれて断線してしまうよ
うなおそれがなく、信頼性を向上でき、電動機31への給
電をより確実にかつ効果的にできる。
さらに、電気的接続のための摺動電気的接点63a,63bを
第1接続管41および第2接続管42の抜け止めのための係
止装置として兼用したので、第1接続管41および第2接
続管42部分の電気的および機械的接続構造を簡単にで
き、製造性も向上できる。そしてさらに、第1接続管41
および第2接続管42が互いに軸方向で位置決めされるこ
とにより、電気的接続も安定したものになる。
ところで、第1接続管41の環状電気的接点51から吸込口
本体11内に導入される電線52は、第1接続管41の回動中
心である支軸46の貫通孔47を通っているので、第1接続
管41が回動しても、電線52における第1接続管41内に位
置している部分および吸込口本体11内に位置している部
分は、それぞれ第1接続管41および吸込口本体11に対し
て相対的にほとんど変位しない。したがって、電線52を
より短くすることができるとともに、これら電線52の損
傷をより確実に防止できる。
しかも、収納スペースの関係上、吸込口本体11内におい
て第1接続管41の左右両側方に回路基板36と電動機31と
をそれぞれ配設するので、一対の電線52,52を第1接続
管41の左右の支軸46の貫通孔47にそれぞれ別々に通した
ため、従来必要であった基板収納室17から電動機31への
2本の電線52,52のうち一方は不要になり、必要な電線5
2の全長をよりいっそう短縮できる。さらに、配線作業
も簡潔でき、製造性をよりいっそう向上できる。
なお、電気回路の構成によっては、両電線52,52を同じ
貫通孔47に挿通させてもよい。
次に、本考案の他の実施例を第4図を参照して説明す
る。
第4図に示す実施例は、第1図ないし第3図に示す実施
例の摺動電気的接点63a,63bの先端部を厚肉にして突起
部68,68を形成する代わりに、摺動電気的接点63a,63bの
基部に段差部71,71を形成して、摺動接点部67,67の全体
を同一肉厚のまま内周側へ一段落としている。そして、
これら摺動接点部67,67の全体が第1接続管41の凹溝49,
49内に嵌合されているとともに、これら凹溝49,49内の
環状電気的接点51,51に摺動自在に接触されている。
この構成によれば、環状電気的接点51,51および摺動電
気的接点63a,63b同志の接触面積を増大でき、電気的接
続の信頼性をより向上できるとともに、第1接続管41お
よひ第2接続管42相互の抜け止めもより確実にできる。
次に、本考案のさらに他の実施例を第5図を参照して説
明する。
第5図に示す実施例は、第1図ないし第3図に示す実施
例および第4図に示す実施例の摺動電気的接点63a,63b
における第2接続管42内の風路に露出した部分を絶縁体
からなる被膜72により覆っている。なお、製造上は、第
2接続管42内に摺動電気的接点63a,63bを組み込んだ
後、これを被膜72により覆うのではなく、あらかじめ被
膜72により被覆した摺動電気的接点63a,63bを第2接続
管42内に組み込むとよい。
この構成によれば、風路を塵埃などが通過するときに、
第2接続管42内で摺動電気的接点63a,63bに塵埃などが
直接接触することを防止できる。したがって、金属製ピ
ンが吸い込まれたようなときであっても、両摺動電気的
接点63a,63bが短絡してしまうようなことがなく、安全
である。
なお、上記第1図ないし第3図に示す実施例、第4図に
示す実施例および第5図に示す実施例において、第1接
続管41の凹溝49,49に摺動電気的接点63a,63bを係合する
ことにより、第1接続管41および第2接続管42を互いに
抜け止めしたが、例えば第1接続管41の環状電気的接点
51,51自体に形成した凹溝49,49あるいは突条に第2接続
管42の摺動電気的接点63a,63bを係合させることなどに
より、第1接続管41および第2接続管を互いに抜け止め
してもよい。
また、吸込口本体11側の第1接続管41の外周側に第2接
続管42を嵌合したが、逆に、第1接続管41の内周側に第
2接続管42を嵌合してもよい。
さらに、第2接続管42に環状電気的接点51,51を設け、
吸込口本体11側の第1接続管41に摺動電気的接点63a,63
bを設けてもよい。
また、吸込口本体11内の電装部31として回転ブラシ駆動
用電動機を用いて説明したが、電装部は走行用の動輪駆
動用電動機などであってもよい。
(考案の効果) 請求項1記載の電気掃除機の吸込口体によれば、吸込口
本体に設けた第1接続管およびこの第1接続管に回動自
在に接続される第2接続管のうちの一方に、凹溝とこの
凹溝内に位置する環状電気的接点とを設け、他方に凹溝
内に係合して環状電気的接点に摺動自在に接触される摺
動電気的接点を設けて、第1接続管の電気的接点を吸込
口本体内の電装部に電気的に接続したので、コードが第
2接続管の回動により第2接続管などにからみつくこと
がなくなり、第2接続管を常に円滑に回動でき、吸込口
本体の走行操作性を向上できるとともに、電気的接続部
が損傷しにくく、電気的接続の信頼性を向上できる。ま
た、環状電気的接点が位置する凹溝に摺動電気的接点を
係合させて第1接続管および第2接続管を互いに抜け止
めしたので、接続管部分の電気的および機械的接続構造
を簡単にでき、製造性を向上できる。
請求項2記載の電気掃除機の吸込口体によれば、請求項
1記載の電気掃除機の吸込口体に加え、第1接続管を吸
込口本体に上下方向へ回動自在に支持する支軸に貫通孔
を形成し、この貫通孔を介して第1接続管の電気的接点
と吸込口本体内の電装部とを電気的に接続する電線を吸
込口本体内に導入したので、第1接続管および吸込口本
体のそれぞれに対して電線の位置がほとんど変化しない
ため、電線をより短くすることができるとともに、この
電線の損傷をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電気掃除機の吸込口体の一実施例を示
す水平断面図、第2図は同上両接続管の一部を切り欠い
た分解斜視図、第3図は同上摺動電気的接点が係合され
た第1接続管の一部の斜視図、第4図は本考案の他の実
施例を示す摺動電気的接点の一部の斜視図、第5図は本
考案のさらに他の実施例を示す両接続管の一部の縦断面
図である。 11……吸込口本体、22……吸込口、31……電装部として
の電動機、36……電装部としての回路基板、41……第1
接続管、42……第2接続管、46……支軸、47……貫通
孔、49……凹溝、51……環状電気的接点、52……電線、
63a,63b……摺動電気的接点。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸込口を有する吸込口本体と、この吸込口
    本体に前記吸込口に連通させて設けられた第1接続管
    と、この第1接続管に同軸的にかつ軸方向を回動軸方向
    として回動自在に接続された第2接続管と、前記吸込口
    本体に内蔵された電装部とを備え、 前記第1接続管および前記第2接続管のいずれか一方の
    接続管に、前記回動軸を中心とする円環状の凹溝および
    この凹溝内に位置する円環状の環状電気的接点を設ける
    とともに、前記第1接続管および前記第2接続管のいず
    れか他方の接続管に、前記環状電気的接点に摺動自在に
    接触された摺動電気的接点を設け、前記第1接続管の電
    気的接点を前記吸込口本体内の電装部に電気的に接続
    し、 前記摺動電気的接点が前記凹溝に係合されて前記両接続
    管を互いに抜け止めした ことを特徴とする電気掃除機の吸込口体。
  2. 【請求項2】第1接続管は、吸込口本体に支軸により上
    下方向へ回動自在に支持し、前記支軸に貫通孔を形成
    し、この貫通孔を介して前記第1接続管の電気的接点と
    前記吸込口本体内の電装部とを電気的に接続する電線を
    前記吸込口本体内に導入した ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機の吸込口
    体。
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