JP2718655B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
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- JP2718655B2 JP2718655B2 JP7287079A JP28707995A JP2718655B2 JP 2718655 B2 JP2718655 B2 JP 2718655B2 JP 7287079 A JP7287079 A JP 7287079A JP 28707995 A JP28707995 A JP 28707995A JP 2718655 B2 JP2718655 B2 JP 2718655B2
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- suction
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機に係り、更に
詳細には掃除機の回転清掃体を有する吸口体側の曲り継
手と掃除機本体側のホースの延長管の接続構造及びその
付近における給電線(回転清掃体駆動用モータの給電
線)の配線構造に関する。
詳細には掃除機の回転清掃体を有する吸口体側の曲り継
手と掃除機本体側のホースの延長管の接続構造及びその
付近における給電線(回転清掃体駆動用モータの給電
線)の配線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気掃除機には、例えば、特
開昭60−176618号公報に記載されるように、回転ブラシ
吸口体(吸口本体)の後部中央に吸い込み通路を有する
ケーシングを上下方向に回動可能に装着し、このケーシ
ングの一部(筒部)と掃除機本体側の延長管とを曲り継
手を介して接続(曲り継手は、前記ケーシングの筒部に
周方向に回動可能に接続される)することで、結果的に
曲り継手及び延長管と前記回転ブラシ吸口体とが相体的
に2方向(上下方向,管の周方向)に回動可能にしたも
のがある。
開昭60−176618号公報に記載されるように、回転ブラシ
吸口体(吸口本体)の後部中央に吸い込み通路を有する
ケーシングを上下方向に回動可能に装着し、このケーシ
ングの一部(筒部)と掃除機本体側の延長管とを曲り継
手を介して接続(曲り継手は、前記ケーシングの筒部に
周方向に回動可能に接続される)することで、結果的に
曲り継手及び延長管と前記回転ブラシ吸口体とが相体的
に2方向(上下方向,管の周方向)に回動可能にしたも
のがある。
【0003】このタイプの電気掃除機においては、掃除
機本体から回転ブラシ吸口体までの給電線を、ホース,
延長管,継手部,回転ブラシ吸口体に至るまで全て内装
するのが掃除機の美観や配線の外的保護の見地から理想
とされるが、現実には、継手部・回転ブラシ吸口体間で
異なる2軸を中心にした回動(2方向の回動)を行うた
め、給電線がこの動きに追従するのが難しく、すべての
給電線を内装することが困難とされていた。
機本体から回転ブラシ吸口体までの給電線を、ホース,
延長管,継手部,回転ブラシ吸口体に至るまで全て内装
するのが掃除機の美観や配線の外的保護の見地から理想
とされるが、現実には、継手部・回転ブラシ吸口体間で
異なる2軸を中心にした回動(2方向の回動)を行うた
め、給電線がこの動きに追従するのが難しく、すべての
給電線を内装することが困難とされていた。
【0004】そのため、装着されたブラシ駆動用モータ
の給電用のプラグを回転ブラシ吸口体に設け、給電線を
内装した延長管を回転ブラシ吸口体に曲り継手を介して
接続した場合に、延長管側の給電線を曲り継手上で外部
に引き出して上記回転ブラシ吸口体側の給電用のプラグ
に接続していた。
の給電用のプラグを回転ブラシ吸口体に設け、給電線を
内装した延長管を回転ブラシ吸口体に曲り継手を介して
接続した場合に、延長管側の給電線を曲り継手上で外部
に引き出して上記回転ブラシ吸口体側の給電用のプラグ
に接続していた。
【0005】同様に、実開昭62−139453号公報に開示の
電気掃除機でも、掃除機本体側のホース,延長管は電源
線を内装して、継手部のみ配線を外部へ出して、再び吸
口本体内へ導く方策が取られている。
電気掃除機でも、掃除機本体側のホース,延長管は電源
線を内装して、継手部のみ配線を外部へ出して、再び吸
口本体内へ導く方策が取られている。
【0006】一方、特公昭44−21270号公報,実開昭56
−14559号公報に開示されるように、電源線を全て内装
しても、前者の場合は継手部が対象掃除機の回転ブラシ
吸口体に対して上下方向のみしか回動できない構成であ
ったり、後者の場合はいずれの方向にも回動できない構
成であり、この回動を規制することで給電線の内装化を
可能にするもので、継手部・回転ブラシ吸口体のすべて
の回動(2方向の回動)を満足させつつ給電線の内装化
を保証するものではなかった。
−14559号公報に開示されるように、電源線を全て内装
しても、前者の場合は継手部が対象掃除機の回転ブラシ
吸口体に対して上下方向のみしか回動できない構成であ
ったり、後者の場合はいずれの方向にも回動できない構
成であり、この回動を規制することで給電線の内装化を
可能にするもので、継手部・回転ブラシ吸口体のすべて
の回動(2方向の回動)を満足させつつ給電線の内装化
を保証するものではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、継手
部・回転ブラシ吸口体間で二方向の回動を可能にした方
式の電気掃除機(例えば、特開昭60−176618号,実開昭
62−139453号)では、すべての給電配線を内装すること
が困難であったため、従来は、延長管側の給電線を曲り
継手上で外部に引き出して吸口本体に設けた給電用のコ
ネクタ要素(プラグあるいはコンセント)に接続してい
たが、このタイプのものは、掃除中に吸口を家具や机の
下へ入れて操作する場合、外部に出ている継手部の配線
が引掛って掃除動作を阻外したり、強く引掛って配線を
継線させたり、張力により配線寿命を短かくするなどの
改善すべき点を有していた。また一方の従来例(例え
ば、特公昭44−212270号,実開昭56−14559 号等)で
は、配線の内装化を実現しているが、反面、継手の回動
が上下一方向のみあるいは全く回動不能な継手無し構造
になり、使い勝手が劣るのが短所であった。
部・回転ブラシ吸口体間で二方向の回動を可能にした方
式の電気掃除機(例えば、特開昭60−176618号,実開昭
62−139453号)では、すべての給電配線を内装すること
が困難であったため、従来は、延長管側の給電線を曲り
継手上で外部に引き出して吸口本体に設けた給電用のコ
ネクタ要素(プラグあるいはコンセント)に接続してい
たが、このタイプのものは、掃除中に吸口を家具や机の
下へ入れて操作する場合、外部に出ている継手部の配線
が引掛って掃除動作を阻外したり、強く引掛って配線を
継線させたり、張力により配線寿命を短かくするなどの
改善すべき点を有していた。また一方の従来例(例え
ば、特公昭44−212270号,実開昭56−14559 号等)で
は、配線の内装化を実現しているが、反面、継手の回動
が上下一方向のみあるいは全く回動不能な継手無し構造
になり、使い勝手が劣るのが短所であった。
【0008】本発明の目的は、吸口継手部を上下方向や
継手管周方向に回動可能にする(異なる二方向の回動を
可能にする)タイプの電気掃除機であっても、この継手
から回動ブラシ吸口体(吸口本体)に至る箇所での配線
も外部にさらすことなく構成でき、加えて、前記配線を
覆う保護カバーの装着機能を高めた電気掃除機を提供す
ることにある。
継手管周方向に回動可能にする(異なる二方向の回動を
可能にする)タイプの電気掃除機であっても、この継手
から回動ブラシ吸口体(吸口本体)に至る箇所での配線
も外部にさらすことなく構成でき、加えて、前記配線を
覆う保護カバーの装着機能を高めた電気掃除機を提供す
ることにある。
【0009】さらに、安全性,部品の組付性に優れた電
気掃除機を提供することにある。
気掃除機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、下面に吸
込口を有する下ケースに上ケースを被着して吸口本体を
形成し、前記吸口本体の内部には、前記吸込口に設けら
れた清掃体と該清掃体を駆動する電動機とを備え、前記
吸口本体の後部には、前記吸込口に連通するとともに前
記吸口本体後方に吸込通路を有するケーシングが前記吸
口本体に対して上下方向に回動可能に装着され、前記吸
込通路を形成する吸込通路形成部に接続される曲り継手
の一端が前記ケーシングの吸込通路形成部に対して周方
向に回動可能に接続され、該曲り継手の他端に掃除機本
体側の延長管が接続される電気掃除機であって、前記曲
り継手の外周面に、前記延長管に配設された給電線に接
続するための接続部が設けられ、該接続部の一端にリー
ド線が接続され、このリード線は、前記接続部から前記
曲り継手の外周面及び前記ケーシングの吸込通路形成部
の外壁面に沿った後に前記吸口本体内部に入り込んで該
吸口本体内部の接続対象の電気部品に至り、 さらに前記
曲り継手には、前記接続部の少なくとも一部と該曲り継
手外周面上の前記リード線とを覆うカバーが配設され、
前記ケーシング側にも該ケーシングの吸込通路形成部の
外壁面上にある前記リード線を覆うカバーが設けられ、
前記曲り継手側のカバーの一端と前記ケーシング側のカ
バーの一端とがインロー形態で相対的に回動自在に嵌合
されていることを特徴とする。
込口を有する下ケースに上ケースを被着して吸口本体を
形成し、前記吸口本体の内部には、前記吸込口に設けら
れた清掃体と該清掃体を駆動する電動機とを備え、前記
吸口本体の後部には、前記吸込口に連通するとともに前
記吸口本体後方に吸込通路を有するケーシングが前記吸
口本体に対して上下方向に回動可能に装着され、前記吸
込通路を形成する吸込通路形成部に接続される曲り継手
の一端が前記ケーシングの吸込通路形成部に対して周方
向に回動可能に接続され、該曲り継手の他端に掃除機本
体側の延長管が接続される電気掃除機であって、前記曲
り継手の外周面に、前記延長管に配設された給電線に接
続するための接続部が設けられ、該接続部の一端にリー
ド線が接続され、このリード線は、前記接続部から前記
曲り継手の外周面及び前記ケーシングの吸込通路形成部
の外壁面に沿った後に前記吸口本体内部に入り込んで該
吸口本体内部の接続対象の電気部品に至り、 さらに前記
曲り継手には、前記接続部の少なくとも一部と該曲り継
手外周面上の前記リード線とを覆うカバーが配設され、
前記ケーシング側にも該ケーシングの吸込通路形成部の
外壁面上にある前記リード線を覆うカバーが設けられ、
前記曲り継手側のカバーの一端と前記ケーシング側のカ
バーの一端とがインロー形態で相対的に回動自在に嵌合
されていることを特徴とする。
【0011】第2の発明は、下面に吸込口を有する下ケ
ースに上ケースを被着して吸口本体を形成し、前記吸口
本体の内部には、前記吸込口に設けられた清掃体と該清
掃体を駆動する電動機とを備え、前記吸口本体の後部に
は、前記吸込口に連通するとともに前記吸口本体後方に
吸込通路を有するケーシングが前記吸口本体に対して上
下方向に回動可能に装着され、前記吸込通路を形成する
吸込通路形成部に接続される曲り継手の一端が前記ケー
シングの吸込通路形成部に対して周方向に回動可能に接
続され、該曲り継手の他端に掃除機本体側の延長管が接
続される電気掃除機であって、前記曲り継手の外周面
に、前記延長管に配設された給電線に接続するための接
続部と、該接続部に電気的に接続されるリード線とを配
設し、前記曲り継手外周面の給電用の接続部が雄型で、
該接続部に対応する前記延長管側の接続部を雌型にして
あり、前記雄型接続部のピンは、先端が前記延長管の差
し込み側に向いて該雄型接続部の一部を覆う保護カバー
の一端面よりも突出して外部に露出し、且つ前記ピンの
前記保護カバー一端面から突出する付け根付近に該保護
カバー一端面の上部端面よりも外部に突出する段部が形
成してあることを特徴とする。
ースに上ケースを被着して吸口本体を形成し、前記吸口
本体の内部には、前記吸込口に設けられた清掃体と該清
掃体を駆動する電動機とを備え、前記吸口本体の後部に
は、前記吸込口に連通するとともに前記吸口本体後方に
吸込通路を有するケーシングが前記吸口本体に対して上
下方向に回動可能に装着され、前記吸込通路を形成する
吸込通路形成部に接続される曲り継手の一端が前記ケー
シングの吸込通路形成部に対して周方向に回動可能に接
続され、該曲り継手の他端に掃除機本体側の延長管が接
続される電気掃除機であって、前記曲り継手の外周面
に、前記延長管に配設された給電線に接続するための接
続部と、該接続部に電気的に接続されるリード線とを配
設し、前記曲り継手外周面の給電用の接続部が雄型で、
該接続部に対応する前記延長管側の接続部を雌型にして
あり、前記雄型接続部のピンは、先端が前記延長管の差
し込み側に向いて該雄型接続部の一部を覆う保護カバー
の一端面よりも突出して外部に露出し、且つ前記ピンの
前記保護カバー一端面から突出する付け根付近に該保護
カバー一端面の上部端面よりも外部に突出する段部が形
成してあることを特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明の構成によれば、吸口継手部を上下
方向や継手管周方向に回動可能にするタイプの電気掃除
機であっても、これらの自由な回動を保証しつつこの継
手部分での配線も他の箇所(ホース,延長管等)同様に
外部にさらすことなく構成できる。
方向や継手管周方向に回動可能にするタイプの電気掃除
機であっても、これらの自由な回動を保証しつつこの継
手部分での配線も他の箇所(ホース,延長管等)同様に
外部にさらすことなく構成できる。
【0013】しかも、保護カバーの形状を、吸口本体の
ケーシング側ではインロー嵌合とするため、継手部に大
きな外力が加わっても、保護カバーの嵌合部が開いた
り、その合わせ目がズレたりすることを防止する。
ケーシング側ではインロー嵌合とするため、継手部に大
きな外力が加わっても、保護カバーの嵌合部が開いた
り、その合わせ目がズレたりすることを防止する。
【0014】第2の発明の構成によれば、曲り継手と延
長管との接続により給電線の電気的接続も雄,雌結合に
より自ずと行われる。この電気的な接続部は、曲り継手
側を雄型とし、延長管側を雌型としているので、曲り継
手・延長管の接続前であっても、延長管側の接続部の導
電部は外部に露出しないので、延長管側の電源スイッチ
が入った状態にある場合でも、延長管側の電気接続部に
人の身体の一部が接触して感電するといった事態を防止
し、安全性を保証する。また、曲り継手外周に電気的接
続部が配設されるので、製造及びメンテナンスを行う場
合には、曲り継手外側の位置で接続部やその周辺の配線
の組付け,接続,分解作業を容易に行い得る。さらに、
曲り継手と延長管との接続状態において、延長管側の一
部が曲り継手の雄型接続部に設けた段部(保護カバー一
端面より突出するピンの付け根付近に設けられ、保護カ
バー一端面の上部端面よりも外部に突出する段部)にか
かるので、曲り継手・延長管の間に無理な力が加わって
も、その無理な力が延長管から前記雄型接続部のピンに
加わる前に前記段部で受け止めることが可能になり、ピ
ンに無理な力が加わることを防止し電気的接続部の損傷
を未然に防止する。
長管との接続により給電線の電気的接続も雄,雌結合に
より自ずと行われる。この電気的な接続部は、曲り継手
側を雄型とし、延長管側を雌型としているので、曲り継
手・延長管の接続前であっても、延長管側の接続部の導
電部は外部に露出しないので、延長管側の電源スイッチ
が入った状態にある場合でも、延長管側の電気接続部に
人の身体の一部が接触して感電するといった事態を防止
し、安全性を保証する。また、曲り継手外周に電気的接
続部が配設されるので、製造及びメンテナンスを行う場
合には、曲り継手外側の位置で接続部やその周辺の配線
の組付け,接続,分解作業を容易に行い得る。さらに、
曲り継手と延長管との接続状態において、延長管側の一
部が曲り継手の雄型接続部に設けた段部(保護カバー一
端面より突出するピンの付け根付近に設けられ、保護カ
バー一端面の上部端面よりも外部に突出する段部)にか
かるので、曲り継手・延長管の間に無理な力が加わって
も、その無理な力が延長管から前記雄型接続部のピンに
加わる前に前記段部で受け止めることが可能になり、ピ
ンに無理な力が加わることを防止し電気的接続部の損傷
を未然に防止する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。
【0016】第1図は本発明の一実施例に係る電気掃除
機のうち、特に回転ブラシ吸口体を示す縦断面図、第2
図は上記回転ブラシ吸口体を上ケース、吸込口カバーを
外して表わす平面図である。
機のうち、特に回転ブラシ吸口体を示す縦断面図、第2
図は上記回転ブラシ吸口体を上ケース、吸込口カバーを
外して表わす平面図である。
【0017】第1図,第2図に示す如く、回転ブラシ吸
口本体(以下、吸口本体と称する)1は、内部にモータ
2,モータ2により駆動される回転ブラシ(回転清掃
体)3とを装備し、底面前部には吸込口4が開口され、
後部は吸込口4から連通路5を介して吸込通路18″を
有するケーシング18に連通されており、このケーシン
グ18を介して曲り継手6が設けられている。
口本体(以下、吸口本体と称する)1は、内部にモータ
2,モータ2により駆動される回転ブラシ(回転清掃
体)3とを装備し、底面前部には吸込口4が開口され、
後部は吸込口4から連通路5を介して吸込通路18″を
有するケーシング18に連通されており、このケーシン
グ18を介して曲り継手6が設けられている。
【0018】また吸口本体1底面の後部に車輪7,8、
吸込口4前方に小車輪9,10がそれぞれ対称に設けら
れている。さらに吸口本体1底面には、吸込口4の前方
と、後方にそれぞれ長さ,形状を変えた2枚の可撓板1
1,12が配設されている。
吸込口4前方に小車輪9,10がそれぞれ対称に設けら
れている。さらに吸口本体1底面には、吸込口4の前方
と、後方にそれぞれ長さ,形状を変えた2枚の可撓板1
1,12が配設されている。
【0019】各々の詳細について説明すると、吸口本体
1は、上部側が上ケース13,吸込口カバー14より成
り、下部側が底面を構成する下ケース15より成り、下
ケース15の下面に吸込口4が形成され、下ケース15
にねじ16により上ケース13が被着(固着)されてい
る。吸口本体1内のモータ2,回転ブラシ3,連通路5
内のノズルピース17と、連通路5から接続するケーシ
ング18及び吸口本体外周に巻装されたバンパー19な
どの内装部品は、上ケース13,吸込口カバー14と下
ケース15を組合せることにより挾み込みにて保持され
る。このうち、回転ブラシ3は、吸込口4に臨んで設け
られる。
1は、上部側が上ケース13,吸込口カバー14より成
り、下部側が底面を構成する下ケース15より成り、下
ケース15の下面に吸込口4が形成され、下ケース15
にねじ16により上ケース13が被着(固着)されてい
る。吸口本体1内のモータ2,回転ブラシ3,連通路5
内のノズルピース17と、連通路5から接続するケーシ
ング18及び吸口本体外周に巻装されたバンパー19な
どの内装部品は、上ケース13,吸込口カバー14と下
ケース15を組合せることにより挾み込みにて保持され
る。このうち、回転ブラシ3は、吸込口4に臨んで設け
られる。
【0020】モータ2は、防振ゴム20,21を介して
吸口本体1に防振支持され、モータシャフト22端に
は、歯形を有し一方向にフランジ23部を備えたプーリ
24とシャフト22先端を保持する軸受25及びこの軸
受を下ケース15に保持する軸受カバー26が装着され
ている。
吸口本体1に防振支持され、モータシャフト22端に
は、歯形を有し一方向にフランジ23部を備えたプーリ
24とシャフト22先端を保持する軸受25及びこの軸
受を下ケース15に保持する軸受カバー26が装着され
ている。
【0021】回転ブラシ3は、側端に上記プーリ24と
同形の歯形で歯数の異なるプーリ27が取り付けられ、
プーリ23のフランジ24と逆位置にフランジ28も同
様に備えている。また回転ブラシ3は、その軸受29,
30を取り付けたときに、回転ブラシ軸受外側端の突起
31とプーリ27の内側端の突起32が圧入後に正規位
置に取り付けられるようになっているので、軸受29,
30は回転ブラシ3と一体として構成されている。上記
プーリ24と回転ブラシ3のプーリ28とにはタイミン
グベルト62が張架され、モータ2の動力が回転ブラシ
3に伝達される。
同形の歯形で歯数の異なるプーリ27が取り付けられ、
プーリ23のフランジ24と逆位置にフランジ28も同
様に備えている。また回転ブラシ3は、その軸受29,
30を取り付けたときに、回転ブラシ軸受外側端の突起
31とプーリ27の内側端の突起32が圧入後に正規位
置に取り付けられるようになっているので、軸受29,
30は回転ブラシ3と一体として構成されている。上記
プーリ24と回転ブラシ3のプーリ28とにはタイミン
グベルト62が張架され、モータ2の動力が回転ブラシ
3に伝達される。
【0022】本実施例では、回転ブラシ3は、発泡性樹
脂により成形された回転体に螺旋状にブラシ33が植毛
され、且つ螺旋状に突出する叩き突条34が形成されて
いる。 吸込口カバー14の両端には尾錠35(第5
図,第6図に示す)が設けてある。尾錠35は、図示さ
れない係止部を有し、この係止部が尾錠35の操作によ
り吸口本体1の上ケース13に設けた突起36(第8図
参照)と係,脱することで、吸込口カバー14を吸口本
体1に着脱可能にしてある。
脂により成形された回転体に螺旋状にブラシ33が植毛
され、且つ螺旋状に突出する叩き突条34が形成されて
いる。 吸込口カバー14の両端には尾錠35(第5
図,第6図に示す)が設けてある。尾錠35は、図示さ
れない係止部を有し、この係止部が尾錠35の操作によ
り吸口本体1の上ケース13に設けた突起36(第8図
参照)と係,脱することで、吸込口カバー14を吸口本
体1に着脱可能にしてある。
【0023】また、吸込口カバー14を吸口本体1に装
着した時には、そのカバー先端に設けたフック状の突起
39が下ケース15に設けた凹部38に引掛かること
で、カバー14が下ケース15にも係り止めする。また
吸込口カバー14の回転ブラシ軸受部29,30の上方
には軸受押えばね(図示せず)が配設されている。
着した時には、そのカバー先端に設けたフック状の突起
39が下ケース15に設けた凹部38に引掛かること
で、カバー14が下ケース15にも係り止めする。また
吸込口カバー14の回転ブラシ軸受部29,30の上方
には軸受押えばね(図示せず)が配設されている。
【0024】回転ブラシ3は、吸込口カバー14を外す
ことにより、回転ブラシ軸受29,30ごと取り出せ
る。
ことにより、回転ブラシ軸受29,30ごと取り出せ
る。
【0025】一方、下ケース15には、吸込口4前方に
第6図に示すような切欠き開口部41を複数配設した可
撓板11と、下端が後方(回転ブラシ)に反るような形状
の吸込口ガイド壁42が設けてある。可撓板11は、そ
の下端が吸込口ガイド壁42下端よりも下にくるように
配設される。さらに、可撓板11の上端側にバンパー1
9の端部61を接して設けている。また吸込口4の後方
にも前記可撓板11より背の低い可撓板12を吸込口4
の幅方向に平行して設けている。
第6図に示すような切欠き開口部41を複数配設した可
撓板11と、下端が後方(回転ブラシ)に反るような形状
の吸込口ガイド壁42が設けてある。可撓板11は、そ
の下端が吸込口ガイド壁42下端よりも下にくるように
配設される。さらに、可撓板11の上端側にバンパー1
9の端部61を接して設けている。また吸込口4の後方
にも前記可撓板11より背の低い可撓板12を吸込口4
の幅方向に平行して設けている。
【0026】吸込口4は、吸口本体1の内部連通路5を
介してケーシング18の吸込通路18″,曲り継手6へ
連通しており、ケーシング18は、吸口本体1の後部中
央に内装され、その両端に設けた回動軸43が吸口本体
1内で軸支されて吸口本体1に対して上下方向に回動可
能に支持され、ケーシング18の一部18Aが吸口本体
1の背部から後方に向けて突出するようにしてある。こ
のケーシング18の突出部18Aに曲り継手6の一端が
該突出部18Aの周方向に回動可能に接続され、該曲り
継手6の他端に掃除機本体44(第5図に示す)側のホ
ース45の延長管46が接続される。このようにして、
曲り継手6ひいてはこれに接続される延長管46が吸口
本体1と相対的に互いに交わる2軸を中心に回動可能に
してある。
介してケーシング18の吸込通路18″,曲り継手6へ
連通しており、ケーシング18は、吸口本体1の後部中
央に内装され、その両端に設けた回動軸43が吸口本体
1内で軸支されて吸口本体1に対して上下方向に回動可
能に支持され、ケーシング18の一部18Aが吸口本体
1の背部から後方に向けて突出するようにしてある。こ
のケーシング18の突出部18Aに曲り継手6の一端が
該突出部18Aの周方向に回動可能に接続され、該曲り
継手6の他端に掃除機本体44(第5図に示す)側のホ
ース45の延長管46が接続される。このようにして、
曲り継手6ひいてはこれに接続される延長管46が吸口
本体1と相対的に互いに交わる2軸を中心に回動可能に
してある。
【0027】曲り継手6と延長管46とは、延長管46
一端の内周を曲り継手6一端の外周に着脱自在に差し込
む接続方式であり(第5図,第6図に図示)、曲り継手
6の外周面には、延長管46一端の内周が差し込まれる
嵌合面6Aと、差し込まれる延長管46の先端がくる位
置に合わせて配置されたコネクタ要素(雄型の給電用接
続部)の接続ピン支持部47′と、接続ピン支持部4
7′に支持される接続ピン47とつながるモータ給電用
のリード線(給電線)48をケーシング18側に導くた
めの空間となるリード線収容部6Bとが設けてある。
一端の内周を曲り継手6一端の外周に着脱自在に差し込
む接続方式であり(第5図,第6図に図示)、曲り継手
6の外周面には、延長管46一端の内周が差し込まれる
嵌合面6Aと、差し込まれる延長管46の先端がくる位
置に合わせて配置されたコネクタ要素(雄型の給電用接
続部)の接続ピン支持部47′と、接続ピン支持部4
7′に支持される接続ピン47とつながるモータ給電用
のリード線(給電線)48をケーシング18側に導くた
めの空間となるリード線収容部6Bとが設けてある。
【0028】リード線収容部6Bは、曲り継手6に着脱
可能に配設した保護カバー(曲り継手側のカバー)49
によって覆われる。一方、ケーシング18の突出部(吸
込通路形成部)18Aの外壁にも、リード線48の保護
カバー18′となるケーシング外殻が設けてある。リー
ド線48は、曲り継手6上では保護カバー49に覆われ
たリード線収容部6Bを通り、ケーシング18の位置で
は吸込通路形成部18Aの外壁面と保護カバー18´の
内壁面との間の空間を通されることで、図2,図8,図
9に示すようにケーシング18を介して吸口本体1内部
に入り込めるようにしてある。この保護カバー18′
(ケーシング側のカバー)に曲り継手6側の保護カバー
49がケーシング18の突出部18Aの周方向に曲り継
手6と一緒に回動し得るよう嵌合(ここではインロー嵌
合)される。すなわち、保護カバー49の一端と保護カ
バー18´の一端とが相対的に回動自在にインロー形態
で嵌合されている。これらの保護カバー49,18′で
覆われた収納空間によりリード線48が曲がり継手6の
周方向回動を許容するたるみを持たされて前記吸口本体
1に導かれる。
可能に配設した保護カバー(曲り継手側のカバー)49
によって覆われる。一方、ケーシング18の突出部(吸
込通路形成部)18Aの外壁にも、リード線48の保護
カバー18′となるケーシング外殻が設けてある。リー
ド線48は、曲り継手6上では保護カバー49に覆われ
たリード線収容部6Bを通り、ケーシング18の位置で
は吸込通路形成部18Aの外壁面と保護カバー18´の
内壁面との間の空間を通されることで、図2,図8,図
9に示すようにケーシング18を介して吸口本体1内部
に入り込めるようにしてある。この保護カバー18′
(ケーシング側のカバー)に曲り継手6側の保護カバー
49がケーシング18の突出部18Aの周方向に曲り継
手6と一緒に回動し得るよう嵌合(ここではインロー嵌
合)される。すなわち、保護カバー49の一端と保護カ
バー18´の一端とが相対的に回動自在にインロー形態
で嵌合されている。これらの保護カバー49,18′で
覆われた収納空間によりリード線48が曲がり継手6の
周方向回動を許容するたるみを持たされて前記吸口本体
1に導かれる。
【0029】接続ピン47は、保護カバー49の対象外
となり、嵌合面6A上に延長管46を抜いた時に露出す
るよう嵌合面6Aに対して平行配置される。接続ピン4
7は、先端が延長管46の差し込み側に向いて雄型接続
部の一部を覆う保護カバー49の一端面49´より突出
して外部に露出し、ピン47の保護カバー49一端面か
ら突出する付け根付近に保護カバー一端面49´の上部
端面よりも外部に突出する段部70が形成してある。本
例では接続ピン支持部47´の一部を保護カバー一端面
49´の上部端面より突出させることで段部70を形成
しており、段部70はピン47の上面より上の位置に設
けてある。
となり、嵌合面6A上に延長管46を抜いた時に露出す
るよう嵌合面6Aに対して平行配置される。接続ピン4
7は、先端が延長管46の差し込み側に向いて雄型接続
部の一部を覆う保護カバー49の一端面49´より突出
して外部に露出し、ピン47の保護カバー49一端面か
ら突出する付け根付近に保護カバー一端面49´の上部
端面よりも外部に突出する段部70が形成してある。本
例では接続ピン支持部47´の一部を保護カバー一端面
49´の上部端面より突出させることで段部70を形成
しており、段部70はピン47の上面より上の位置に設
けてある。
【0030】一方、前記延長管46には、第5図,第6
図に示すカバー部46Aに給電線(図示省略)が内装さ
れ、延長管46一端内周を曲り継手6の嵌合部6Aに差
し込むと、該延長管46側のコネクタ要素46′(第5
図,第6図に示す)に曲り継手6側の接続ピン47が差
し込まれる構成,すなわちコネクタ要素46′を雌型接
続部としてあり、曲り継手6と延長管46との接続状態
において、第6図に示すように延長管46の一部となる
コネクタ要素46′が曲り継手6側の段部70にかか
る。
図に示すカバー部46Aに給電線(図示省略)が内装さ
れ、延長管46一端内周を曲り継手6の嵌合部6Aに差
し込むと、該延長管46側のコネクタ要素46′(第5
図,第6図に示す)に曲り継手6側の接続ピン47が差
し込まれる構成,すなわちコネクタ要素46′を雌型接
続部としてあり、曲り継手6と延長管46との接続状態
において、第6図に示すように延長管46の一部となる
コネクタ要素46′が曲り継手6側の段部70にかか
る。
【0031】本実施例では、リード線48を保護するカ
バー49は、カバー49A,49Bより成り、保護カバ
ー49Bの一部をねじ51で曲り継手6へ固定し、ケー
シング18側へはカバー49Bの一部を筒状49B′に
して、しかもインロー53でケーシング18側へのカバ
ー18′へラップ嵌合させ、さらに、カバー49Aを筒
状49B′部へ係止させてから同様にねじ54で曲り継
手6へ固定する構成としている。カバー49Bは、曲り
継手6を覆い包む形で、カバー49Aと共に曲り継手6
間に空間を保ち、曲り継手6の動きに応じてリード線も
自由に動きが取れるよう構成している。
バー49は、カバー49A,49Bより成り、保護カバ
ー49Bの一部をねじ51で曲り継手6へ固定し、ケー
シング18側へはカバー49Bの一部を筒状49B′に
して、しかもインロー53でケーシング18側へのカバ
ー18′へラップ嵌合させ、さらに、カバー49Aを筒
状49B′部へ係止させてから同様にねじ54で曲り継
手6へ固定する構成としている。カバー49Bは、曲り
継手6を覆い包む形で、カバー49Aと共に曲り継手6
間に空間を保ち、曲り継手6の動きに応じてリード線も
自由に動きが取れるよう構成している。
【0032】リード線48は、第7図の回路図に示す配
線によりモータ2へ給電される。
線によりモータ2へ給電される。
【0033】ここで配線中に配置されている基板55上
のLEDランプ56,57,58は回転ブラシ3停止で
消灯し、ホース45先端にあるスイッチ59(第5図参
照)で順次回転ブラシ3の回転状態に応じて点灯するも
ので、第6図に示すように上ケース13の表示部60か
ら確認できるように設けられている。
のLEDランプ56,57,58は回転ブラシ3停止で
消灯し、ホース45先端にあるスイッチ59(第5図参
照)で順次回転ブラシ3の回転状態に応じて点灯するも
ので、第6図に示すように上ケース13の表示部60か
ら確認できるように設けられている。
【0034】本実施例の電気掃除機は上述のごとく構成
されているため、まず、次のような作用,効果を奏す
る。
されているため、まず、次のような作用,効果を奏す
る。
【0035】(イ)曲り継手6と延長管46とを接続す
る場合には、延長管46一端の内周を曲り継手6一端の
外周に差し込むことでなされるが、同時に曲り継手6上
に装着したコネクタ要素の接続ピン47が延長管46側
のコネクタ要素46′に差し込まれ、曲り継手6・延長
管46の接続と同時にそれらの給電線同士の接続がなさ
れる。したがって、接続操作の簡便性を図れる。
る場合には、延長管46一端の内周を曲り継手6一端の
外周に差し込むことでなされるが、同時に曲り継手6上
に装着したコネクタ要素の接続ピン47が延長管46側
のコネクタ要素46′に差し込まれ、曲り継手6・延長
管46の接続と同時にそれらの給電線同士の接続がなさ
れる。したがって、接続操作の簡便性を図れる。
【0036】また、曲り継手6側のコネクタ要素を雄型
とし、延長管46側のコネクタ要素46´を雌型として
いるので、曲り継手・延長管の接続前であっても延長管
側のコネクタ要素46´の導電部は外部に露出しないの
で、延長管側の電源スイッチが入った状態にある場合で
も、延長管のコネクタ要素導電部に人の身体の一部が接
触して感電するといった事態を防止し、安全性を保証す
る。また、曲り継手6側のコネクタ要素は外周面に配設
されるので、製造及びメンテナンスを行う場合には、曲
り継手外側の位置でコネクタ要素やその周辺の配線の組
付け,接続,分解作業を容易に行い得る。この場合、保
護カバー49も曲り継手外側で外せるので、その接続ピ
ン47やリード線48等の組み付け,接続の簡便化を図
り得る。さらに、図6に示すように曲り継手6と延長管
46との接続状態において、これらの接続要素に無理な
力が加わって、その無理な力が延長管46から接続ピン
47に加わる前に段部70(保護カバー一端面49´よ
り突出するピンの付け根付近に設けた段部)が受け止め
るので、ピン47に無理な力が加わることを防止し電気
的接続部の損傷を未然に防止する。
とし、延長管46側のコネクタ要素46´を雌型として
いるので、曲り継手・延長管の接続前であっても延長管
側のコネクタ要素46´の導電部は外部に露出しないの
で、延長管側の電源スイッチが入った状態にある場合で
も、延長管のコネクタ要素導電部に人の身体の一部が接
触して感電するといった事態を防止し、安全性を保証す
る。また、曲り継手6側のコネクタ要素は外周面に配設
されるので、製造及びメンテナンスを行う場合には、曲
り継手外側の位置でコネクタ要素やその周辺の配線の組
付け,接続,分解作業を容易に行い得る。この場合、保
護カバー49も曲り継手外側で外せるので、その接続ピ
ン47やリード線48等の組み付け,接続の簡便化を図
り得る。さらに、図6に示すように曲り継手6と延長管
46との接続状態において、これらの接続要素に無理な
力が加わって、その無理な力が延長管46から接続ピン
47に加わる前に段部70(保護カバー一端面49´よ
り突出するピンの付け根付近に設けた段部)が受け止め
るので、ピン47に無理な力が加わることを防止し電気
的接続部の損傷を未然に防止する。
【0037】(ロ)そして、延長管46にモータ給電線
が内装されるほかに、曲り継手6及び吸口本体1側のケ
ーシング18側の給電配線(リード線)48も保護カバー
49,18′によって外部にさらされず、しかも、これ
らのカバー49,18′を設けたとしても、保護カバー
49が曲り継手6と一緒にケーシング突出部18Aの周
方向に回動し得るようにケーシング18側のカバー1
8′に嵌合しているため、継手部49の回動を保証し、
さらに、カバー49,18′で覆われるリード線48
が、この覆われる空間によって曲り継手6の周方向回動
を許容するたるみを持って吸口本体1側に導かれるの
で、上記異なる二方向の回動がリード線48により抑制
されず、リード線48にも無理な力が加わることがな
く、この配線18が切れたり,ねじれたりすることがな
い。
が内装されるほかに、曲り継手6及び吸口本体1側のケ
ーシング18側の給電配線(リード線)48も保護カバー
49,18′によって外部にさらされず、しかも、これ
らのカバー49,18′を設けたとしても、保護カバー
49が曲り継手6と一緒にケーシング突出部18Aの周
方向に回動し得るようにケーシング18側のカバー1
8′に嵌合しているため、継手部49の回動を保証し、
さらに、カバー49,18′で覆われるリード線48
が、この覆われる空間によって曲り継手6の周方向回動
を許容するたるみを持って吸口本体1側に導かれるの
で、上記異なる二方向の回動がリード線48により抑制
されず、リード線48にも無理な力が加わることがな
く、この配線18が切れたり,ねじれたりすることがな
い。
【0038】そして、リード線保護カバー49,18′
の存在によって、掃除中に吸口本体1を家具や机の下へ
入れて操作する場合、継手部の配線(リード線)48が
引掛って掃除動作を阻外したり、強く引掛って配線を断
線させたり、張力により配線寿命を短かくするなどの不
具合が生じない。
の存在によって、掃除中に吸口本体1を家具や机の下へ
入れて操作する場合、継手部の配線(リード線)48が
引掛って掃除動作を阻外したり、強く引掛って配線を断
線させたり、張力により配線寿命を短かくするなどの不
具合が生じない。
【0039】(ハ)また、上記したように、曲り継手6
と延長管46とは、延長管46の一端内周を曲り継手6
の外周に着脱自在に差し込む接続方式であるため、接続
時は延長管46の一端内周(曲り継手6嵌合側)は掃除
機の吸引の風道にさらされないので、掃除機運転時に吸
い込まれる塵埃等が延長管46の一端内周壁に付着する
ことはなく、したがって、掃除機の運転停止時に延長管
46を曲り継手6の嵌合面6Aに沿ってスライドさせて
引き抜く過程では、嵌合面6Aには常に塵埃等の付着し
にくい延長管46一端内周がかかわるので、継手6上の
コネクタ要素(接続ピン47やその支持部47′)に延
長管46側から塵埃がこぼれ落ちたりすることを防止で
き、コネクタ要素への塵埃堆積を防止できる。
と延長管46とは、延長管46の一端内周を曲り継手6
の外周に着脱自在に差し込む接続方式であるため、接続
時は延長管46の一端内周(曲り継手6嵌合側)は掃除
機の吸引の風道にさらされないので、掃除機運転時に吸
い込まれる塵埃等が延長管46の一端内周壁に付着する
ことはなく、したがって、掃除機の運転停止時に延長管
46を曲り継手6の嵌合面6Aに沿ってスライドさせて
引き抜く過程では、嵌合面6Aには常に塵埃等の付着し
にくい延長管46一端内周がかかわるので、継手6上の
コネクタ要素(接続ピン47やその支持部47′)に延
長管46側から塵埃がこぼれ落ちたりすることを防止で
き、コネクタ要素への塵埃堆積を防止できる。
【0040】(ニ)さらに、接続ピン47に塵埃や水分
がかかったとしても、これらは延長管46を抜いた状態
にある時には嵌合面6A上に露出した状態にあるので、
容易に拭い去ることができる。したがって、コネクタ要
素の電気的接続の信頼性を高める。
がかかったとしても、これらは延長管46を抜いた状態
にある時には嵌合面6A上に露出した状態にあるので、
容易に拭い去ることができる。したがって、コネクタ要
素の電気的接続の信頼性を高める。
【0041】(ホ)保護カバー49を外すことで、コネ
クタ要素47,47′やリード線48のメンテナンスを
容易に行うことができ、また、これらの部品の組付けも
簡単に行うことができる。
クタ要素47,47′やリード線48のメンテナンスを
容易に行うことができ、また、これらの部品の組付けも
簡単に行うことができる。
【0042】第8図,第9図は、この保護カバー49A
及び保護カバー49Bの取付けとリード線48の組込み
状態を分解斜視図で表わす。
及び保護カバー49Bの取付けとリード線48の組込み
状態を分解斜視図で表わす。
【0043】さらに、本実施例のその他の作用について
述べると、運転する場合は第5図に示すように各部品を
接続した後、ホース45先端にあるスイッチ59を端子
C2側へオンすると、掃除機本体44側の電動送風機と
吸口本体1側のモータ2が運転を開始すると共に表示部
60のLEDランプ56(緑)1個が点灯する。この状
態では回転ブラシ3が低速回転となるため、薄手のじゅ
うたんや,畳などの掃除に適する。
述べると、運転する場合は第5図に示すように各部品を
接続した後、ホース45先端にあるスイッチ59を端子
C2側へオンすると、掃除機本体44側の電動送風機と
吸口本体1側のモータ2が運転を開始すると共に表示部
60のLEDランプ56(緑)1個が点灯する。この状
態では回転ブラシ3が低速回転となるため、薄手のじゅ
うたんや,畳などの掃除に適する。
【0044】次にスイッチ59を端子C1 側へオンする
と吸口本体1のモータ2が高速運転となるため回転ブラ
シ3も同様に高速回転する。このときLEDランプ56
(緑),57(緑)の2個が点灯する。この状態では厚
手のじゅうたん掃除に適している。
と吸口本体1のモータ2が高速運転となるため回転ブラ
シ3も同様に高速回転する。このときLEDランプ56
(緑),57(緑)の2個が点灯する。この状態では厚
手のじゅうたん掃除に適している。
【0045】本実施例の吸口本体1には、第7図に示す
ように正特性サーミスタ61,ヒューズ62等の電気部
品が設けられており、モータ2に電気的に接続されてい
る。そして、回転ブラシ3が異物などを巻き込んで回転
がロックされた場合、正特性サーミスタ61が発熱し抵
抗増大となり、流れる電流の方向が(イ)側に変わり、
LEDランプ58(赤)が点灯し、使用者に異常を知ら
せるように構成されている。このLEDランプ58
(赤)が点灯すると、56,57の緑のLEDランプは
消灯する。
ように正特性サーミスタ61,ヒューズ62等の電気部
品が設けられており、モータ2に電気的に接続されてい
る。そして、回転ブラシ3が異物などを巻き込んで回転
がロックされた場合、正特性サーミスタ61が発熱し抵
抗増大となり、流れる電流の方向が(イ)側に変わり、
LEDランプ58(赤)が点灯し、使用者に異常を知ら
せるように構成されている。このLEDランプ58
(赤)が点灯すると、56,57の緑のLEDランプは
消灯する。
【0046】本実施例によれば、上記(イ)〜(ホ)で
述べた作用,効果のほかに次のような効果を奏すること
ができる。
述べた作用,効果のほかに次のような効果を奏すること
ができる。
【0047】回転ブラシ3の回転数を高・低に使い分
けができるので、畳上でも低回転で回転させながら掃除
が可能となり、畳上でも掃き効果を持たせながら、畳を
傷めずに掃除ができる。しかも回転の状態が、吸口上面
部に表示されるため、回転ブラシを回しながら床を掃除
して床を傷付けたり、回転ブラシに異物を巻き込んで回
転がロックしたこともすぐに認知できるので、常に回転
ブラシを正常な回転で使用することができる。
けができるので、畳上でも低回転で回転させながら掃除
が可能となり、畳上でも掃き効果を持たせながら、畳を
傷めずに掃除ができる。しかも回転の状態が、吸口上面
部に表示されるため、回転ブラシを回しながら床を掃除
して床を傷付けたり、回転ブラシに異物を巻き込んで回
転がロックしたこともすぐに認知できるので、常に回転
ブラシを正常な回転で使用することができる。
【0048】 回転ブラシ軸受をバネで一定方向に設
定した押圧力で保持できるので、回転ブラシにアンバラ
ンス量が発生しても、このアンバランスにて発生する回
転ブラシの振動音を抑制することができる。
定した押圧力で保持できるので、回転ブラシにアンバラ
ンス量が発生しても、このアンバランスにて発生する回
転ブラシの振動音を抑制することができる。
【0049】 回転ブラシプーリのフランジを内側方
向に設けているので、吸口体からメンテナンスで、回転
ブラシを外す場合でも、ベルトがフランジに引掛ること
なくスムーズに外せることができる。
向に設けているので、吸口体からメンテナンスで、回転
ブラシを外す場合でも、ベルトがフランジに引掛ること
なくスムーズに外せることができる。
【0050】 曲り継手6に装着される保護カバー4
9の形状を、ケーシング18側では円筒インロー嵌合と
し、曲り継手6側で保護カバー49で上下合せの構成と
しているため、継手部に大きな外力が加わっても嵌合部
が開いたり、合せ目がズレたりしない。
9の形状を、ケーシング18側では円筒インロー嵌合と
し、曲り継手6側で保護カバー49で上下合せの構成と
しているため、継手部に大きな外力が加わっても嵌合部
が開いたり、合せ目がズレたりしない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、異なる二方向の回動を可能にするタイプの電気掃除
機であっても、この継手から回動ブラシ吸口体(吸口本
体)に至る箇所での配線も外部にさらすことなく構成で
きる。
ば、異なる二方向の回動を可能にするタイプの電気掃除
機であっても、この継手から回動ブラシ吸口体(吸口本
体)に至る箇所での配線も外部にさらすことなく構成で
きる。
【0052】しかも、曲り継手外周上の配線を覆う保護
カバーを、ケーシング側ではインロー嵌合としているた
め、継手部に大きな外力が加わっても保護カバー嵌合部
が開いたり、合せ目がズレたりすることを防止すること
ができ、保護カバーの装着性を高めることができる。
カバーを、ケーシング側ではインロー嵌合としているた
め、継手部に大きな外力が加わっても保護カバー嵌合部
が開いたり、合せ目がズレたりすることを防止すること
ができ、保護カバーの装着性を高めることができる。
【0053】第2の発明によれば、さらに、掃除機の電
気的接続部の組付け性の向上と安全性を高めることがで
きる。特に、曲り継手と延長管との接続状態において、
これらの接続要素に無理な力が加わっても、その無理な
力が雄型接続部のピンに及ぶことを防止し電気的接続部
の損傷を未然に防止することができる。
気的接続部の組付け性の向上と安全性を高めることがで
きる。特に、曲り継手と延長管との接続状態において、
これらの接続要素に無理な力が加わっても、その無理な
力が雄型接続部のピンに及ぶことを防止し電気的接続部
の損傷を未然に防止することができる。
【図1】電気掃除機に用いられる回転ブラシを内蔵した
吸口の縦断面図である。
吸口の縦断面図である。
【図2】回転ブラシ吸口の上ケース、吸込口カバーを外
した状態の平面図である。
した状態の平面図である。
【図3】吸込口部拡大断面図である。
【図4】吸口が壁などに当接した状態図である。
【図5】電気掃除機の外観を表わす斜視図である。
【図6】吸口部の外観斜視図である。
【図7】吸口に内蔵される電気部品の回路図である。
【図8】吸口構成部品の分解斜視図である。
【図9】継手回動部の拡大分解斜視図である。
【図10】吸口裏側の斜視図である。
1…吸口本体、2…モータ、3…回転ブラシ、4…吸込
口、6…曲り継手、6A…延長管差込部(嵌合部)、6
B…リード線収容部、13…上ケース、15…下ケー
ス、18…ケーシング、18′…保護カバー、44…掃
除機本体、45…ホース、46…延長管、47…接続ピ
ン、47′…接続ピン支持部、48…リード線、49…
保護カバー。
口、6…曲り継手、6A…延長管差込部(嵌合部)、6
B…リード線収容部、13…上ケース、15…下ケー
ス、18…ケーシング、18′…保護カバー、44…掃
除機本体、45…ホース、46…延長管、47…接続ピ
ン、47′…接続ピン支持部、48…リード線、49…
保護カバー。
Claims (3)
- 【請求項1】 下面に吸込口を有する下ケースに上ケー
スを被着して吸口本体を形成し、前記吸口本体の内部に
は、前記吸込口に設けられた清掃体と該清掃体を駆動す
る電動機とを備え、前記吸口本体の後部には、前記吸込
口に連通するとともに前記吸口本体後方に吸込通路を有
するケーシングが前記吸口本体に対して上下方向に回動
可能に装着され、前記吸込通路を形成する吸込通路形成
部に接続される曲り継手の一端が前記ケーシングの吸込
通路形成部に対して周方向に回動可能に接続され、該曲
り継手の他端に掃除機本体側の延長管が接続される電気
掃除機であって、 前記曲り継手の外周面に、前記延長管に配設された給電
線に接続するための接続部が設けられ、該接続部の一端
にリード線が接続され、このリード線は、前記接続部か
ら前記曲り継手の外周面及び前記ケーシングの吸込通路
形成部の外壁面に沿った後に前記吸口本体内部に入り込
んで該吸口本体内部の接続対象の電気部品に至り、 さらに前記曲り継手には、 前記接続部の少なくとも一部
と該曲り継手外周面上の前記リード線とを覆うカバーが
配設され、前記ケーシング側にも該ケーシングの吸込通
路形成部の外壁面上にある前記リード線を覆うカバーが
設けられ、前記曲り継手側のカバーの一端と前記ケーシ
ング側のカバーの一端とがインロー形態で相対的に回動
自在に嵌合されていることを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項2】 下面に吸込口を有する下ケースに上ケー
スを被着して吸口本体を形成し、前記吸口本体の内部に
は、前記吸込口に設けられた清掃体と該清掃体を駆動す
る電動機とを備え、前記吸口本体の後部には、前記吸込
口に連通するとともに前記吸口本体後方に吸込通路を有
するケーシングが前記吸口本体に対して上下方向に回動
可能に装着され、前記吸込通路を形成する吸込通路形成
部に接続される曲り継手の一端が前記ケーシングの吸込
通路形成部に対して周方向に回動可能に接続され、該曲
り継手の他端に掃除機本体側の延長管が接続される電気
掃除機であって、 前記曲り継手の外周面に、前記延長管に配設された給電
線に接続するための接続部と、該接続部に電気的に接続
されるリード線とを配設し、 前記曲り継手外周面の給電用の接続部が雄型で、該接続
部に対応する前記延長管側の接続部を雌型にしてあり、 前記雄型接続部のピンは、先端が前記延長管の差し込み
側に向いて該雄型接続部の一部を覆う保護カバーの一端
面よりも突出して外部に露出し、且つ前記ピンの前記保
護カバー一端面から突出する付け根付近に該保護カバー
一端面の上部端面よりも外部に突出する段部が形成して
あることを特徴とする電気掃除機。 - 【請求項3】前記段部は前記ピンの上面より上の位置に
設けてある請求項2記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287079A JP2718655B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7287079A JP2718655B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 電気掃除機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7259833A Division JP2718654B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | 電気掃除機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08206048A JPH08206048A (ja) | 1996-08-13 |
JP2718655B2 true JP2718655B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17712790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7287079A Expired - Lifetime JP2718655B2 (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2718655B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163110A (ja) * | 2005-12-17 | 2007-06-28 | Kowa Co Ltd | 空気調和機の清掃装置及び空気調和機 |
WO2016114035A1 (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01195828A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-07 | Tokyo Electric Co Ltd | 電気掃除機の吸込口体 |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP7287079A patent/JP2718655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08206048A (ja) | 1996-08-13 |
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