JPH0589409A - 磁気ヘツドドライブ回路 - Google Patents

磁気ヘツドドライブ回路

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JPH0589409A
JPH0589409A JP3248680A JP24868091A JPH0589409A JP H0589409 A JPH0589409 A JP H0589409A JP 3248680 A JP3248680 A JP 3248680A JP 24868091 A JP24868091 A JP 24868091A JP H0589409 A JPH0589409 A JP H0589409A
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npn
npn transistors
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    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/60Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being bipolar transistors
    • H03K17/66Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will
    • H03K17/661Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will connected to both load terminals
    • H03K17/662Switching arrangements for passing the current in either direction at will; Switching arrangements for reversing the current at will connected to both load terminals each output circuit comprising more than one controlled bipolar transistor

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Abstract

(57)【要約】 【構成】入力端子VIN1,VIN2にそれぞれベース
を接続した第1,第2のNPNトランジスタQ1,Q2
と、コレクタをそれぞれトランジスタQ1,Q2のエミ
ッタに接続した第3,第4のNPNトランジスタQ3,
Q4と、定電流源5と、入力端子VIN1,VIN2お
よび第4,第3のトランジスタQ4,Q3のベース間に
それぞれ接続した遅延回路1,2とを有する。また、ヘ
ッド3とサージ吸収抵抗4は第1,第2のトランジスタ
Q1,Q2を反転させ、その後に第3,第4のトランジ
スタQ3,Q4を反転させる。 【効果】サージ吸収抵抗4を大きくしてヘッド3のサー
ジ電圧を高くしても、第1のトランジスタQ1のエミッ
タ・ベース間に印加される逆バイアス電圧を耐圧以下に
抑えられるので、トランジスタQ2の劣化を抑制できる
とともに、ヘッド電流のスイッチング時間を短かくする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドドライブ回路
に関し、特に磁気ヘッドのスイッチングタイムを改善す
る磁気ヘッドドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ヘッドドライブ回路は、入力
信号に基づいて磁気ヘッドを切換える2組のトランジス
タと、サージ電圧を吸収する抵抗素子等から構成されて
いる。
【0003】図4は従来の一例を示す磁気ヘッドドライ
ブ回路図である。図4に示すように、従来の磁気ヘッド
ドライブ回路は、コレクタに電源電圧Vccを供給され
る第1および第2のNPNトランジスタQ1,Q2と、
コレクタをこれら第1および第2のNPNトランジスタ
Q1,Q2のエミッタに接続した第3および第4のNP
NトランジスタQ3,Q4とを有する。また、これら第
1および第2のNPNトランジスタQ1,Q2のエミッ
タには磁気ヘッド3が接続され、その磁気ヘッド3にサ
ージ吸収抵抗4aが並列接続される。更に、第3および
第4のNPNトランジスタQ3,Q4のエミッタは共通
の定電流源5に接続される。かかる素子により構成され
た回路は、Hブリッジ回路となっている。尚、第1,第
4のNPNトランジスタQ1,Q4のベースは、それぞ
れ入力信号端子VIN1,VIN2に接続され、また第
2,第3のNPNトランジスタQ2,Q3のベースはそ
れぞれ入力信号端子VIN1反転,VIN2反転に接続
される。
【0004】この磁気ヘッドドライブ回路において、入
力信号VIN1とVIN2がハイのとき、NPNトラン
ジスタQ1とQ4がONとなり、ヘッド3には右向きに
電流が流れる。また逆に、入力信号VIN1とVIN2
がロウのとき、NPNトランジスタQ2とQ3がONと
なり、ヘッド3には左向きに電流が流れる。かかるヘッ
ド3の電流が右向きから左向きに反転するとき、VIN
1とVIN2の信号が同時に反転する。この反転の瞬間
にヘッド3から発生するサージ電圧は、サージ吸収抵抗
4aによって制限され、電流IE×サージ吸収抵抗RD
=30mA×500Ω=1.5Vの電圧となる。一方、
ヘッド3での時定数は、ヘッド3のインダクタンスL/
サージ吸収抵抗RD=5μH/500Ω=10nsec
になっている。このときのNPNトランジスタQ1のベ
ース・エミッタ間の逆バイアス電圧は、ピークで1V位
になっている。
【0005】このドライブ回路において、NPNトラン
ジスタQ1のベースにVIN1=4.5Vのハイ信号、
NPNトランジスタQ2のベースにVIN1反転=3.
5Vのロウ信号、NPNトランジスタQ3のベースにV
IN2反転=1Vのロウ信号、NPNトランジスタQ4
のベースにVIN2=2Vのハイ信号が入力されている
時、VIN1とVIN2と信号が完全に且つ同時にロウ
に反転すればよいが、VIN1の信号のハイからロウへ
の反転が少しでも遅れると、b点の電位は、NPNトラ
ンジスタE1のベース電位(4.5V)−NPNトラン
ジスタQ1のVBE(0.7V)+サージ電圧(500
Ω×30mA=1.5V)=5.3Vとなる。しかる
に、NPNトランジスタQ2のベース電位はロウの状態
での電位3.5Vであるので、NPNトランジスタQ2
のベース・エミッタ間の逆バイアス電圧が約2V近くま
で達することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近のIC化における
素子の高密度化や高速化に伴ない、トランジスタの耐圧
は低下してきており、特にベース・エミッタ間の逆バイ
アス耐圧は、従来の5V位から1.5V位まで下がって
きている。従って、上述した従来の磁気ヘッドドライブ
回路はNPNトランジスタQ2の特性(例えば、hF
E)を劣化させてしまう欠点がある。また、このNPN
トランジスタはベース・エミッタ間の逆バイアス耐圧に
余裕がないため、サージ吸収抵抗をさらに大きくしてヘ
ッド電流のスイッチング時間を短かくすることができな
いという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、かかるトランジスタを保
護するとともに、ヘッド電流のスイッチング時間を短縮
することのできる磁気ヘッドドライブ回路を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドドラ
イブ回路は、それぞれ入力信号端子にベースを接続し且
つ共にコレクタへ電源電圧を供給される第1および第2
のNPNトランジスタと、コレクタをそれぞれ前記第1
および第2のNPNトランジスタのエミッタへ接続する
第3および第4のNPNトランジスタと、前記第3およ
び第4のNPNトランジスタのエミッタに共通に接続す
る定電流源と、前記第1および第2のNPNトランジス
タのエミッタ間に並列接続する磁気ヘッドおよびサージ
吸収抵抗と、前記第1および第4のNPNトランジスタ
のベース間並びに前記第2および第3のNPNトランジ
スタのベース間にそれぞれ接続した遅延回路とを有して
構成される。
【0009】また、本発明の磁気ヘッドドライブ回路
は、共にコレクタへ電源電圧を供給される第1および第
2のNPNトランジスタと、コレクタをそれぞれ前記第
1および第2のトランジスタのエミッタへ接続する第3
および第4のNPNトランジスタと、前記第3および第
4のNPNトランジスタのエミッタに共通に接続する定
電流源と、前記第1および第2のNPNトランジスタの
エミッタ間に並列接続する磁気ヘッドおよびサージ吸収
抵抗と、信号入力端子と前記第1および第2のNPNト
ランジスタのベース間に接続する第1のアンプと、前記
第1のアンプの出力端子と前記第3および第4のNPN
トランジスタのベース間に接続する第2のアンプとを有
して構成される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例を示す磁気ヘッド
ドライブ回路図である。図1に示すように、本実施例の
ドライブ回路は、前述した図4の従来例の回路におい
て、入力端子VIN1と第4のNPNトランジスタQ4
のベース間および入力端子VIN2と第3のNPNトラ
ンジスタQ3のベース間にそれぞれレベルシフトを兼ね
た遅延回路1,2を付加し、しかもサージ吸収抵抗4を
1KΩにしている。これら遅延回路1,2はNPNトラ
ンジスタ,ダイオードおよび抵抗で構成されている。そ
の他の構成、NPNトランジスタQ1〜Q4,ヘッド3
および定電流源5については、図4と同様である。
【0012】かかるドライブ回路の動作にあたっては、
入力端子VIN1,VIN2から信号を入力し、NPN
トランジスタQ1,Q2を反転させ、その後、NPNト
ランジスタQ3,Q4を反転させる。それ故、ヘッドか
らサージ電圧が発生するときには、すでにNPNトラン
ジスタQ1,Q2が反転しているか、又は反転の途中で
あっても、NPNトランジスタQ1のベース電位に対
し、NPNトランジスタQ2のベース電位は十分高くな
っている。このように、サージ吸収抵抗4を従来よりも
大きくすることができ、ヘッド3のスイッチングタイム
を短くすることができる。
【0013】図2は図1に示す遅延回路の構成図であ
る。図2に示すように、この遅延回路1はNPNトラン
ジスタQ5,ダイオードDおよび抵抗Rから構成され、
定電流源6を介して電源Vccと接地間に接続される。
入力端子VIN1からトランジスタQ5のベースに入力
された信号は出力端子VOUTから遅延されて取り出さ
れる。
【0014】要するに、本実施例は磁気記録密度を上げ
るため、できるだけ短かいスイッチングタイムでヘッド
3の電流の方向を反転させるにあたり、2つの遅延回路
1,2を設けた。これにより、ヘッド3からサージ電圧
が発生するときには、すでにトランジスタQ1とQ2が
反転しているか、又は反転の途中であっても、トランジ
スタQ1のベース電位に対しトランジスタQ2のベース
電位が十分高くなっている。従って、サージ吸収抵抗4
を大きくしてヘッド3のサージ電圧を高くしても、トラ
ンジスタQ1のエミッタ・ベース間に印加される逆バイ
アス電圧は、耐圧以下に抑えられているので、ヘッド電
流のスイッチング時間を短かくすることができる。
【0015】図3は本発明の他の実施例を示す磁気ヘッ
ドドライブ回路図である。図3に示すように、本実施例
は前述した一実施例の遅延回路に替えて、2つのアンプ
7,8を使用し、入力端子VINを1つにしたことにあ
る。すなわち、サージ吸収抵抗4を大きくし、ヘッド3
のスイッチングタイムを短くするために、信号入力端子
VINとNPNトランジスタQ1,Q2のベース間に第
1のアンプ7を接続し、しかも第1のアンプ7の出力端
子とNPNトランジスタQ3,Q4のベース間に第2の
アンプ8を接続している。本実施例も先にNPNトラン
ジスタQ1,Q2を反転させ、その後NPNトランジス
タQ3,Q4を反転させる。ヘッド3からサージ電圧が
発生するときには、すでにNPNトランジスタQ1,Q
2が反転しているか、又は反転の途中であっても、NP
NトランジスタQ1のベース電位に対しNPNトランジ
スタQ2のベース電位が十分高くなっている。従って、
本実施例においても、サージ吸収抵抗4を大きくしてヘ
ッド3のサージ電圧を高くしてもトランジスタQ1のエ
ミッタ・ベース間に印加される逆バイアス電圧は、耐圧
以下に抑えられているので、ヘッド電流のスイッチング
時間を短かくすることができる。
【0016】上述した実施例において、サージ吸収抵抗
4を1KΩとしたとき、ヘッド3で電流が反転するスイ
ッチング時間は5μH/1KΩ=5nsecとなり、従
来の半分になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ヘッ
ドドライブ回路は、サージ吸収抵抗を大きくしヘッドの
サージ電圧を高くしても、第1のNPNトランジスタの
エミッタ・ベース間に印加される逆バイアス電圧を耐圧
以下に抑えられるので、ヘッド電流のスイッチング時間
を短かくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す磁気ヘッドドライブ回
路図である。
【図2】図1に示す遅延回路の構成図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す磁気ヘッドドライブ
回路図である。
【図4】従来の一例を示す磁気ヘッドドライブ回路図で
ある。
【符号の説明】
1,2 遅延回路 3 ヘッド 4 サージ吸収抵抗 5,6 定電流源 7,8 アンプ Q1〜Q5 NPNトランジスタ D ダイオード R 抵抗 VIN1,VIN2,VIN 信号入力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ入力信号端子にベースを接続し
    且つ共にコレクタへ電源電圧を供給される第1および第
    2のNPNトランジスタと、コレクタをそれぞれ前記第
    1および第2のNPNトランジスタのエミッタへ接続す
    る第3および第4のNPNトランジスタと、前記第3お
    よび第4のNPNトランジスタのエミッタに共通に接続
    する定電流源と、前記第1および第2のNPNトランジ
    スタのエミッタ間に並列接続する磁気ヘッドおよびサー
    ジ吸収抵抗と、前記第1および第4のNPNトランジス
    タのベース間並びに前記第2および第3のNPNトラン
    ジスタのベース間にそれぞれ接続した遅延回路とを有す
    ることを特徴とする磁気ヘッドドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は、NPNトランジスタ,
    ダイオードおよび抵抗で構成したことを特徴とする請求
    項1記載の磁気ヘッドドライブ回路。
  3. 【請求項3】 共にコレクタへ電源電圧を供給される第
    1および第2のNPNトランジスタと、コレクタをそれ
    ぞれ前記第1および第2のトランジスタのエミッタへ接
    続する第3および第4のNPNトランジスタと、前記第
    3および第4のNPNトランジスタのエミッタに共通に
    接続する定電流源と、前記第1および第2のNPNトラ
    ンジスタのエミッタ間に並列接続する磁気ヘッドおよび
    サージ吸収抵抗と、信号入力端子と前記第1および第2
    のNPNトランジスタのベース間に接続する第1のアン
    プと、前記第1のアンプの出力端子と前記第3および第
    4のNPNトランジスタのベース間に接続する第2のア
    ンプとを有することを特徴とする磁気ヘッドドライブ回
    路。
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