JPS6020169Y2 - 記録再生兼用ヘツドの切換回路 - Google Patents

記録再生兼用ヘツドの切換回路

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JPS6020169Y2
JPS6020169Y2 JP1978091998U JP9199878U JPS6020169Y2 JP S6020169 Y2 JPS6020169 Y2 JP S6020169Y2 JP 1978091998 U JP1978091998 U JP 1978091998U JP 9199878 U JP9199878 U JP 9199878U JP S6020169 Y2 JPS6020169 Y2 JP S6020169Y2
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JP
Japan
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terminal
recording
switching circuit
transistor
circuit
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JP1978091998U
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JPS5511630U (ja
Inventor
泰治 栗林
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日本ビクター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テープレコーダなどの磁気記録再生装置の
記録再生兼用ヘッドを記録または再生状態にそれぞれ切
換える場合に、従来の機械的接点を有するスイッチの代
わりに半導体スイッチング回路を用い、特にバイアス発
振器が接続された方のヘッド端子側をオン、オフするに
は、スイッチオフの場合の交流耐電圧を高めた半導体ス
イッチング回路を用いるようにした記録再生兼用ヘッド
の切換回路を提供することを目的とする。
第1図に示すものは、従来のテープレコーダにおけるこ
の種ヘッド切換回路を示すもので、録音再生ヘッドHの
一方のヘッド端子1には記録回路(以下、録音回路とい
う)2とバイアス発振器3が接続されており、他方のヘ
ッド端子4には再生回路5が接続されている。
Sは切換スイッチで、録音時には接点す側に切換えられ
て上記ヘッド端子4をアースし、再生時には接点a側に
切換えられて上記ヘッド端子1をアースする。
このように機械的スイッチによってヘッドの切換えを行
なう場合には切換ノイズが発生し易く、また、繰返し使
用による接点の摩耗によって切換動作の信頼性が低下す
るなどの欠点があった。
このような機械的スイッチによる欠点を除くためには、
これに代わってトランジスタなどの半導体を用いたスイ
ッチング回路を採用すればよいが、この場合には次のよ
うな別の問題が生ずる。
トランジスタを用いたスイッチング回路の一例は第2図
に示したようなもので、入力端子6に現われた信号を出
力端子7に出力したり、あるいはショートするためにN
PN型トランジスタTr1のエミッタを出力端子7に接
続し、コレクタをアースするようにしている。
すなわち、制御端子8から抵抗R1を介してベース電流
を流すことによって、トランジスタTr1はオンになり
、出力端子7はアースされるが、制御端子8からのベー
ス電流が断たれるとオフとなって信号は出力端子7より
出力される。
ただし、通常のシリコントランジスタにおいては、トラ
ンジスタオフの場合の逆耐電圧はコレクタ・ベース間で
は任意のものを選べるが、エミッタ・ベース間では5V
程度で、かつ、トランジスタの種類に拘らずほぼ一定値
であるから、もし、出力端子7に現われる信号の尖頭値
が5Vを超える場合には、出力波形の正の半サイクルが
クリップされてしまうので、このような信号電圧を上記
トランジスタスイッチング回路でオン、オフすることは
できない。
また、所定の逆耐電圧を超えた電圧を印加して逆電流を
流すと、トランジスタTr1は次第に劣化する。
ところで、録音時にヘッド端子に印加されるバイアス電
圧は、カセットテープレコーダにおいてノーマルテープ
を用いた場合でも、尖頭値で40V位であり、さらに、
クロームテープなどの使用によってこの値はさらに大き
くなる傾向にあるから、第2図に示すトランジスタスイ
ッチング回路は再生回路に接続された方のヘッド端子4
のオン、オフに用いられるが、バイアス発振器が接続さ
れた方のヘッド端子には使用することができないもので
ある。
この考案は、以上のような欠点および問題点を除去した
もので、以下、第3図に示す実施例によって説明する。
第3図はその実施例を示すヘッド切換回路で、録音再生
兼用ヘッドH(以下単にヘッドという)のヘッド端子4
に現われるのはヘッドの再生出力で、信号レベルが低い
ことから、このオン、オフは第2図に示したものと同様
な1個のトランジス・りTrlによって行なっている。
すなわち、録音時には制御回路9より抵抗R1を介して
ベース電流が流されてトランジスタTr1がオンとなっ
て、ヘッド端子4がアースされるが、再生時にはベース
電流が断たれることによって、トランジスタTr1はオ
フとなって、ヘッドHよりの再生信号は再生回路5に加
えられる次に、ヘッド端子1のオン、オフは同じ型の2
個のNPN型トランジスタTr2とTr3とによって行
なわれ、ヘッド端子1にはトランジスタTr2のコレク
タが、また、アース側にはトランジスタTr3のコレク
タが接続されており、さらに、2個のトランジスタTr
2.Tr3のエミッタ同志が接続されンている。
Tr、はトランジスタTr2とTr3のベース電流制御
用のPNP型トランジスタで、再生時には制御回路10
によってトランジスタTr、にベース電流が流されて、
これがオンになると、トランジスタTr21とTr3は
電源子Bより低損ア。
とR3を介してベース電流が流れて共にオンとなり、ヘ
ッド端子1がアースされる。
また、録音時には上記のベース電流が全て断たれるので
、トランジスタTr2.Tr3.Tr4は全てオフとな
り、バイアス発振器3の出力はヘッドHに供給される。
なお、以上のスイッチング回路に用いられるトランジス
タTr2とTr3としては、トランジスタオフの場合の
コレクタ・ベース間の逆極性の耐電圧がバイアス電圧の
尖頭値(約40V)より大きいものを選定してあり、ま
た、トランジスタTr4にもバイアス電圧の尖頭値より
大きいベース・コレクタ間の逆耐電圧を有するものが用
いられている。
したがって、トランジスタTr2.Tr3.Tr、の全
てがオフの場合に、バイアス電圧の正の半サイクルはト
ランジスタTr2のコレクタ・ベース間の逆極性によっ
て阻止され、また、負の半サイクルはトランジスタTr
3のコレクタ・ベース間の逆極性によって阻止され、さ
らに、上記バイアス電圧の負の半サイクルが別の経路す
なわち比較的低い電源インピーダンスとトランジスタT
r4を通じてトランジスタTr2のベース・コレクタ間
の順方向極性に印加されたとしても、トランジスタTr
、のベース・コレクタ間の逆極性によって阻止される。
このために、ヘッドHに供給されるバイアス電圧の波形
がクリップされたり、トランジスタが耐電圧を超えた逆
電圧によって次第に劣化するなどの問題は全く生じない
また、トランジスタTr2とTr3あるいはTr、とし
て逆耐電圧がこれよりさらに大きなシリコントランジス
タを用いることも容易であるから、上記のヘッド切換回
路は前述のようなりロームテープその他によるバイアス
電圧の増加傾向にも充分に対処することができる。
なお、2個のトランジスタTr2とTr3を用いた基本
的なスイッチング回路については先に本出願人が実願昭
52−1708吋をもって出願ずみであるが、この考案
はこれを記録再生兼用ヘッドの切換回路に適用したもの
である。
この考案は、以上のように、記録再生兼用ヘッドHの一
方の端子1に記録回路2とバイアス発振器3を接続し、
また、他方の端子4には再生回路5を接続して、記録時
には再生回路5を接続した他方の端子4をアースし、再
生時には記録回路2とバイアス発振器3を接続した一方
の端子1をアースするようにした記録再生兼用ヘッドの
切換回路において、記録時には再生回路5を接続した他
方の端子4を第1のトランジスタTr工を用いた半導体
スイッチング回路によってアースし、再生時には上記記
録回路2とバイアス発振器3を接続した一方の端子1を
、エミッタとエミッタを接続した同じ型の第2および第
3の2個のトランジスタTr2.Tr3の一方のコレク
タをスイッチング回路の信号端子と腰他方のコレクタを
スイッチング回路のアース端子とし、両方のベースを共
に上記第2および第3のトランジスタTr2.Tr3と
は異なる極性を有する第4のトランジスタTr4のコレ
クタに接続し、エミッタに電源を供給し、ベースには制
御電圧を供給して、第2および第3の2個のトランジス
タTr2.Tr3のオン、オフをこれらのトランジスタ
Tr2.Tr3に流すベース電流の有無を上記第4のト
ランジスタTr4のベース’WI流によって制御するよ
うにしてスイッチオフの場合の交流耐電圧を高めた半導
体スイッチング回路、によってアースするように構成し
た記録再生兼用ヘッドの切換回路を提供したので、従来
の機械的スイッチを用いる場合に比較し゛C1切換ノズ
ルの発生は殆んど皆無となり、かつ、繰返し使用に対す
る劣化も殆んどなく、スイッチング動作の信頼性が高い
という長所があり、さらに、比較的高電圧のバイアス電
圧が印加される方のヘッド端子のオン、オフには、2個
のトランジスタを用いたトランジスタスイッチング素子
によって、スイッチオフの場合の交流耐電圧を高めるよ
うにしているので、すなわち、第3図に示す実施例にお
いて、印加電圧の正の半サイクルはトランジスタTr2
のコレクタ・ベース間の逆耐電圧により、また、負の半
サイクルはトランジスタTr3のコレクタ・ベース間の
逆耐電圧により、各々のトランジスタのコレクタ・ベー
ス間に印加される逆耐電圧を定格以下にすることができ
、この耐電圧を超えるバイアス電圧が印加されてヘッド
に供給されるバイアス電流に歪を生じることがなく、ま
た、耐電圧を超えるバイアス電圧の印加によって逆電流
が流れて、スイッチング素子自体の劣化を招くこともな
、<、また、第2および第3のトランジスタのオン、オ
フは、第4のトランジスタのベースN流を制御するだけ
で行なわれ、第2および第3のトランジスタの共通に接
続されたエミッタにはバイアス電圧を印加する必要もな
く、その他、再生信号のみが印加されるヘッド端子のオ
ン、オフは1個のトランジスタによって行なっているた
めに、コスト的にも有利となるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヘッド切換回路図、第2図はトランジス
タスイッチング回路の一例を示す回路図、第3図はこの
考案になるヘッド切換回路の第1実施例を示す回路図で
ある。 H・・・・・・録音(記録)再生兼用ヘッド、Tr1〜
Tr4・・・・・・トランジスタ、R□〜R3・・・・
・・抵抗、1−−−−−−ヘッド端子、2・・・・・・
録音回路、3・・・・・・バイアス発振器、4・・・・
・・ヘッド端子、5・・・・・・再生回路、9゜10・
・・・・・制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録再生用ヘッドの一方の端子に記録回路とバイアス発
    振器を接続し、また、他方の端子には再生回路を接続し
    て、記録時には再生回路を接続した他方の端子をアース
    し、再生時には記録回路とバイアス発振器を接続した一
    方の端子をアースするようにした記録再生兼用ヘッドの
    切換回路において、記録時には再生回路を接続した他方
    の端子を第1のトランジスタを用いた半導体スイッチン
    グ回路によってアースし、再生時には上記記録回路とバ
    イアス発振器を接続して一方の端子を、エミッタとエミ
    ッタを接続した同じ型の第2および第3の2個のトラン
    ジスタの一方のコレクタをスイッチング回路の信号端子
    とし、他方のコレクタをスイッチング回路のアース端子
    とし、両方のベースを共に上記第2および第3のトラン
    ジスタとは異なる極性を有する第4のトランジスタのコ
    レクタに接続し、エミッタに電源を供給し、ベースには
    制御電圧を供給して、第2および第3の2個のトランジ
    スタのオン、オフをこれらのトランジスタに流すベース
    電流の有無を上記第4のトランジスタのベース電流によ
    って制御するようにしてスイッチオフの場合の交流耐電
    圧を高めた半導体スイッチング回路、によってアースす
    るように構成した記録再生兼用ヘッドの切換回路。
JP1978091998U 1978-07-04 1978-07-04 記録再生兼用ヘツドの切換回路 Expired JPS6020169Y2 (ja)

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JPS5511630U JPS5511630U (ja) 1980-01-25
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JPS4984624A (ja) * 1972-12-19 1974-08-14
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