JPH058895U - 発熱装置 - Google Patents

発熱装置

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JPH058895U
JPH058895U JP5609691U JP5609691U JPH058895U JP H058895 U JPH058895 U JP H058895U JP 5609691 U JP5609691 U JP 5609691U JP 5609691 U JP5609691 U JP 5609691U JP H058895 U JPH058895 U JP H058895U
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JP
Japan
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heat
pair
radiator
heat generating
electrode
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Withdrawn
Application number
JP5609691U
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English (en)
Inventor
昭雄 菊地
俊和 田川
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状の放熱体内に発熱素子を収納した回転可
能な発熱装置を、構成部品を少なくし、個々の発熱素子
のビス止め及び伝熱体を不要にして組み立てるようにす
る。 【構成】 一対の電極板20,21間に配置した複数の
発熱素子2からなる発熱部3を、耐熱絶縁チューブ5で
被覆した状態で、放熱体10内に収納し放熱体10を圧
縮変形させてその内壁面10Aに密着する。また、発熱
素子2の各電極と導通する一対の筒状の電極体6,7
を、一対の筒状の絶縁体8,9を介して放熱体10の両
端に固定する。これによって各電極体6,7を放熱体1
0と一体に回転可能にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、正特性サーミスタのような発熱素子を使用し、複写機用ヒータなど に適用される回転可能な発熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機の熱ロール装置などに適用される回転可能な発熱装置として、図8及び 図9に示すような構造が知られている(特開昭55-155487 号公報)。図8は正面 断面図、図9は図8のA−A断面図である。
【0003】 発熱装置51は、一対の電極板53,54間に配置され複数の正特性サーミス タなどからなる発熱素子55と、これら発熱素子55を絶縁シート56,57を 介して上下方向から弾発力によって筒状の放熱体58の内壁面に圧接する一対の 伝熱体59,60と、発熱素子55を収納するアルミニウムなどの熱伝導性の良 好な放熱体58などによって組み立てられている。また、各発熱素子55は個別 にビス61及びナット62によって上下伝熱体59,60間に固定されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来の発熱装置51には次のような問題が存在している。
【0005】 (1) 図8及び図9の構造から明らかなように、組み立てに多くの構成部品を必 要とするのでコストアップが避けられない。
【0006】 (2) 複数の発熱素子55を個々にビス止めによって固定しているので、量産性 に劣っている。
【0007】 (3) 一対の伝熱体59,60を発熱素子55と放熱体58間に介在させている ので、放熱効率が悪い。
【0008】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、構成部品を少なくし、 個々の発熱素子のビス止め及び伝熱体を不要にした発熱装置を提供することを目 的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、筒状の放熱体に、この長さ方向に沿って 設けられた一対の電極板間に配置された複数の発熱素子からなる発熱部を収納し た発熱装置において、前記発熱部を被覆し放熱体の内壁面に密着された耐熱絶縁 部材と、各々発熱部の各電極板と導通し前記放熱体の両端に配置された一対の筒 状の電極体と、各電極体を放熱体と一体に回転可能なように放熱体の両端に固定 する一対の筒状の絶縁体とを有することを特徴とするするものである。
【0010】
【作用】
一対の電極板間に配置した複数の発熱素子を耐熱絶縁部材によって被覆した状 態で、筒状の放熱体内にこの内壁面に密着するように収納する。また、各発熱素 子の一対の電極体を放熱体の両端に位置させるように配置する。このような構造 によって、構成部品を少なくし、個々の発熱素子のビス止め及び伝熱体を不要に した発熱装置を組み立てることができる。
【0011】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は本考案の発熱装置の実施例を示す正断面図である。本実施例発熱装置1 は、一対の電極板20,21間に配置された平板状の正特性サーミスタなどから なる複数の発熱素子2からなる発熱部3と、この発熱部3を被覆し後述の筒状の 放熱体10の内壁面10Aに密着される耐熱絶縁チューブ5と、各々発熱部3の 各電極板20,21と導通し前記放熱体10の両端に配置された一対の筒状の電 極体6,7と、各電極体6,7を放熱体10と一体に回転可能なように放熱体1 0の両端に固定する一対の筒状の絶縁体8,9と、前記発熱部3を収納するアル ミニウムなどの熱伝導性の良好な筒状の放熱体10とを有している。
【0013】 一対の電極板20,21は放熱体10内に配置されるように、図2及び図3に 示すようにその長さ方向に沿った細長形状に形成され、複数の発熱素子2をその 両面の電極(図示せず)と接触して支持するように、部分的に凹部22を有して おり、また、その両端には穴部23及び突出部24が形成されている。
【0014】 図4及び図5は前記電極板20,21の両端を支持する絶縁材料からなる中継 部材25を示すもので、上下に各々前記穴部23に対応した突起部26が形成さ れている。この突起部26を穴部23に挿入することにより、各電極板20,2 1は中継部材25によって支持されることになる。また、中継部材25は絶縁性 なので各電極板20,21間が短絡することはない。
【0015】 一対の絶縁体8,9は内部に中央穴11が形成されると共に、その外周の段落 部14の一部にはネジ12が切り込まれ、更に放熱体10の両端の段落部15に 対応した位置には段落部13が形成されている。そして、各絶縁体8,9は前記 段落部15,13が接触するようにビス16によってビス止めされることにより 、放熱体10の両端に固定される。
【0016】 一対の電極6,7は、内部に中央穴17が形成されると共に、その内周の段落 部18の一部には前記ネジ12に対応したネジ19が切り込まれている。そして 各電極体6,7は、各ネジ12,19同士をネジ込むように螺合することにより 、絶縁体8,9に固定される。すなわち、各電極体6,7は絶縁体8,9を介し て放熱体10の両端に固定されたことになる。
【0017】 27,28はリード部材で、一端が前記各電極板20,21の突出部24にス ポット熔接などにより接続されると共に、他端は前記各絶縁体8,9の中央穴1 1及び各電極体6,7の中央穴17を通して外部に引き出されて、各電極体6, 7の側面6A,7Aに各々半田付けなどによって接続される。これによって、放 熱体10の両端には前記発熱部3の各発熱素子2の各電極と導通する一対の電極 体6,7が設けられたことになり、これら電極体6,7は放熱体10と一体に回 転する。
【0018】 放熱体10は図6に示すような断面形状を有しており、その内部には前記発熱 部3を収納する空洞部31が形成されると共に、この空洞部31の両側には肉薄 部からなる可圧縮部32が形成されている。必要な電極付け処理を施した後、発 熱部3を耐熱絶縁チューブ5で被覆して前記空洞部31内に収納し、放熱体10 の上下方向から力Fを加えることにより、可圧縮部32が容易に圧縮されて変形 するので、前記耐熱絶縁チューブ5は放熱体10の内壁面10Aに密着する。こ れにより、図7のような構造が得られる。
【0019】 このような本実施例によって次のような効果が得られる。
【0020】 (1) 図1の構造から明らかなように、複数の発熱素子2が耐熱絶縁チューブ5 で被覆されてなる発熱部3を、放熱体10の空洞部31内に収納した状態で、放 熱体10を圧縮して発熱部3を固定するので、少ない構成部品によって発熱装置 1を組み立てることができ、コストアップが避けられる。
【0021】 (2) 複数の発熱素子2を個々にビス止めする必要はなく、一対の電極板20, 21によって上下から圧接して固定するので、組立作業を容易に行えるので量産 性に優れている。
【0022】 (3) 放熱体10と発熱素子2間に伝熱体を介在させないので、この分放熱効率 を改善することができる。
【0023】 本考案の発熱装置は、複写機用に限らず回転可能な発熱装置を必要とする用途 なら全てに適用することができる。また、放熱体の両端の電極体の形状を加工し て、例えば歯車を有するような形状を持たせることにより、発熱装置を各種機器 へ装着する場合に柔軟性を持たせることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、筒状の放熱体内に発熱素子を収納した回転 可能な発熱装置を組み立てる場合、構成部品を少なくし、個々の発熱素子のビス 止め及び伝熱体を不要にした発熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の発熱装置の実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本実施例発熱装置に用いられる電極板を示す平
面図である。
【図3】本実施例発熱装置に用いられる電極板を示す側
面図である。
【図4】本実施例発熱装置に用いられる中継部材を示す
平面図である。
【図5】本実施例発熱装置に用いられる中継部材を示す
側面図である。
【図6】本実施例発熱装置に用いられる放熱体の圧縮前
の構造である。
【図7】本実施例発熱装置に用いられる放熱体の圧縮後
の構造である。
【図8】従来の発熱装置を示す正面断面図である。
【図9】図8のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 発熱装置 2 発熱素子 3 発熱部 5 耐熱絶縁チューブ 6,7 電極体 8,9 絶縁体 10 放熱体 20,21 電極板 25 中継部材 31 空洞部 32 可圧縮部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の放熱体に、この長さ方向に沿って
    設けられた一対の電極板間に配置された複数の発熱素子
    からなる発熱部を収納した発熱装置において、前記発熱
    部を被覆し放熱体の内壁面に密着された耐熱絶縁部材
    と、各々発熱部の各電極板と導通し前記放熱体の両端に
    配置された一対の筒状の電極体と、各電極体を放熱体と
    一体に回転可能なように放熱体の両端に固定する一対の
    筒状の絶縁体とを有することを特徴とする発熱装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の電極体に前記一対の電極板か
    ら各々引出されたリード部材が接続されてなる請求項1
    記載の発熱装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の絶縁体がビス止めなどによっ
    て放熱体に固定されてなる請求項1記載の発熱装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の電極体が螺合によって絶縁体
    に固定されてなる請求項1記載の発熱装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱体が発熱部を収納する空洞部及
    びこの両側に可圧縮部を有し、可圧縮部を変形させて空
    洞部内に収納した発熱部を固定してなる請求項1記載の
    発熱装置。
JP5609691U 1991-07-18 1991-07-18 発熱装置 Withdrawn JPH058895U (ja)

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JP5609691U JPH058895U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 発熱装置

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JPH058895U true JPH058895U (ja) 1993-02-05

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