JPS63164193A - Ｐｔｃヒータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、吸熱管等、の吸熱器を加熱することが出来る
ｐ　’ｒ　ｃヒータに関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点）西独
公開公報（ＤＥ−ＯＳ）３０　４２　４２０弓・に開示
されるように、一般に、ＰＴＣヒータは、複数の平板状
加熱部を有し、これらの加熱部は、複数の開口部が形成
された絶縁板のそれぞれの開口部に収容されて互いに隔
離して支持されるとともに、この加熱部に電流を供給す
る２つの電極板の間に挟持されている。このＰＴＣ加熱
部によって発生した熱は、これらの加熱部の平らな側面
から放出され、放出された熱は、このＰＴＣヒータから
熱を消費する吸熱部に十分に伝導されるようにしなけれ
ばならない。

西独公告公報（ＤＥ−ＡＳ）２０　０２　２５４号は、
ＰＴＣヒータから十分な熱伝導を得るために、ハウジン
グ中のパラフィンに熱を発するＰＴＣ加熱部を埋め込ん
で、発生した熱をヒータ部の総ての側面から伝導するこ
とを開示している。

また、西独公開公報（ＤＥ−Ｏ３）　２２　６３０２０
号は、ＰＴＣ加熱部をノ１ウジング内の熱伝導性の電気
的絶縁物質に埋め込むことを開示している。

西独特許（ＤＥ−ＰＳ）２６　１４　４３３号は、それ
ぞれのヒータと係合する脚部と外殻部の壁部と係合する
アーチ形の脚部とを有する複数の弾性シートメタル部材
を使用して、外殻部内に配置した平らなＰＴＣ加熱部か
ら外殻部に熱を伝達することを開示している。この方法
では、発生した熱が加熱部の両側から外殻部に一様に伝
達される。

発生した熱が熱消費装置の方向にのみ伝導されるように
した応用例は多数ある。例えば、米国特許（ＵＳ−ＰＳ
）４０　９１　２６７号は、外部からＰＣＴヒータによ
って加熱される容器から成る電気湯沸し機について開示
している。このヒータは、容器の側壁に取り付けられ、
ノ１ウジングの壁部と係合するようにハウジング内に配
置されるとともにセラミックフィルム化合物中に埋め込
まれたＰＴＣ加熱部を有する。この装置では、加熱部の
対向する両側の熱放出特性が異なっているため、加熱部
の片側が反対側よりも熱くなり、それによって加熱部の
抵抗が増加し、最適な熱の発生が保証出来なくなる。

吸収式冷凍機の整流カラムのような加熱される管に応用
した例もある。この種の応用例では、発生した熱は、通
常平らな加熱部から凸面を有する吸熱器に伝えられる。

この種の応用例は、加熱部の両側から放出された熱が片
側にある吸熱器に伝えられるので、凧伝導に関しては非
常に効率が悪い。このような場合、加熱部の自制作用が
早く起こり、ＰＴＣ加熱部の加熱能力が十分に発揮出来
ない可能性がある。

従って、本発明は、特に、吸熱管の加熱に適したｐ　’
ｒ　ｃヒータを提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明によるＩ）　Ｔ　Ｃヒ
ータは、少なくとも１つの支持面を有する熱伝導性物質
から成る細長いキャリア本体と、互いに対向する第１及
び第２の接触面を有するとともに該第１の接触面がキャ
リア本体の１つの支持面に熱伝導可能に当接して支持さ
れる少なくとも１つのＰＴＣ加熱部と、ＰＴＣ加熱部の
第２の接触面に係合する係合面を仔するカバー部材と、
キャリア本体とカバー部材とを一体に挟持するクランプ
手段によって構成され、ＰＴＣ加熱部が上部及び下部電
極板と該電極板間に配置された少なくとも１つのＰＴＣ
抵抗部を有するＰＴＣヒータにおいて、キャリア本体の
ＰＴＣヒータ部と対向する側にチャンネルを形成し、キ
ャリア本体の支持面の両側縁部に長手方向に伸長する１
対の溝部を形成し、カバー部材の係合面の両側縁部から
所定の角度で伸長するとともにキャリア本体の溝部に緊
密に嵌合するリム部を形成し、クランプ手段を、中央部
がカバー部材をキャリア本体方向に押圧するとともに両
脚部がキャリア本体と係合する少なくとも１つのスプリ
ングブラケットにより構成することを特徴とする。

（作用） 本発明によるＰＴＣヒータでは、カバー部材に伝導され
た熱は、カバー部材の両側縁部から所定の角度で突出し
たリム部によって、ＰＴＣ加熱部のカバー部材に而する
側と反対側の表面からの伝熱方向と実質的に同一方向に
伝導される。このようにして、ＰＴＣ加熱部の両側から
放出された熱を実質的に一方向のみに伝えて、キャリア
本体に形成したチャンネルに収納される吸熱器に伝導す
ることが出来る。特に、このチャンネルの断面の形状を
半円形にすれば、断面が円形の管をチャンネルに収納す
ることが出来る。

本発明によれば、ヒータの個々の部材をそれぞれ積み重
ねて、少なくとも１つのクランプ部材によって挟持ある
いは固定するだけでよく、実質的に非常に簡単な方法で
組み立てることが出来る。

（実施例） 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例を説明する
。

第１図及び第２図に示すように、ＰＴＣヒータは、キャ
リア本体１．４つのＰＴＣ抵抗部材２から成るＰＴＣ加
熱部材、ＰＴＣ抵抗部材２の位置を固定する位置決め板
３、供給伝導体６を有する上部及び下部接触板４及び５
、絶縁シート７、熱伝導部材８及びスプリングクランプ
ブラケット９により構成されている。キャリア本体１は
、アルミニウムあるいは銅のような高い熱伝導物質から
成り、ＰＴＣ加熱部を支持する支持面１０を有する。支
持面ｌＯの下には、断面が略半円形のチャンネル１１が
形成されている。チャンネル１１を画成する壁部の下端
部から上方に延びるように側壁部１２が形成されており
、側壁部１２の上端部及び下端部付近には、リム１３及
び１４が側方に突出している。これらの側壁部１２とチ
ャンネル１１を画成する壁部との間には、それぞれ溝部
１５が形成されている。

位置決め板３には、ＰＴＣ抵抗部材２を収納するのに適
合した大きさの４つの開口部１６が形成されている。位
置決め仮３は、絶縁部材から成り、その両側縁部には刻
み目１７が形成されている。

接触板４及び５の長手方向両側縁部には、それぞれ下方
及び上方に突出した突出部１８．１９及び切欠き部２０
．２１が設けられている。接触板４及び５の間に位置決
め板３及びＰＴＣ抵抗部材２を挟んで、突出部１８．１
９を内側に曲げて固定することによって、加熱部材を組
み立てた後、２つの接触板の間に直接接触することがな
いようにして、２つの接触板の突出部及び切欠き部を他
方の接触板の突出部及び切欠き部に対して一直線に配置
する。このようなＰＴＣ加熱部の構成は、既に西独公開
公報（ＤＥ−ＯＳ）３０　４２　４２０号により知られ
ている。

加熱部は絶縁シート７に包まれ、この状態で支持面ＩＯ
に支持される。絶縁シート７は、高い熱伝導性物質から
成り、効果的な熱伝導を保証しながら、加熱部をキャリ
ア本体ｌから電気的に絶縁　。

するのに効果的である。このように絶縁された加熱部の
上部は、熱伝導部材８によって覆われる。

熱伝導部材８は、高い熱伝導性物質から成り、カバープ
レート部２２、及びその両側縁部から略垂直に突出する
とともにキャリア本体ｌの溝部１５に緊密に接触して収
納されるリム部２３によって構成されている。熱伝導部
材８は、第１図に示すように、壁ｆｆ１１２の側方に突
出するリム１３と係合するスプリングクランプブラケッ
ト９により、所定の位置に維持される。スプリングクラ
ンプブラケット９の中央部には、熱伝導部材８の上部に
弾性的に係合する湾曲部が設けられている。キャリア本
体ｌへの熱伝導を良くするために、特に強い偏向力が必
要な場合には、複数のスプリングクランプブラケットを
使用することが出来る。このヒータの使用すると、加熱
部から接触板４．５及び絶縁シート７を通じて発せられ
た熱は、キャリア本体１に直接伝えられるとともに、熱
伝導部材８のカバープレート部材２２に伝えられる。カ
バープレート部２２に伝えられた熱は、リム部２３を介
して、チャンネル１１に隣接するキャリア本体Ｉの低い
部分に伝導される。

キャリア本体１を挟持するために、リム１４と係合する
のに適したスプリングクランプブラケットを使用するこ
とも出来る。チャンネル１１の断面は、半円形である必
要はなく、加熱すべき部材の外形に対応する他の形状に
することが出来る。

第３図は、キャリア本体ｌの第２の実施例を示している
。第２の実施例によれば、キャリア本体ｌは、それぞれ
壁部、溝部等が形成された２つの支持面１０’、１０”
を有する。２つの支持面は、所定の角度で配置し、それ
らの門にチャンネル１１が形成されている。このように
すれば、１つのキャリア本体に２つのＰ　’Ｉ’　Ｃ加
熱部を取り付けることができ、また１つの加熱部の位置
を選択的に変えることも出来る。

キャリア本体Ｉをセラミックのような絶縁物質により形
成すれば、絶縁シート７は使用しなくてもよい。絶縁は
、周知の絶縁板によって行うことも出来る。

ｆ）　Ｔ　Ｃ加熱部の上部からチャンネル！１への伝熱
を能率的に行うためには、リム部２３が溝部１５に緊密
に適合して、それらの間で十分な伝熱を行うことが重要
である。このような緊密な適合を達成するためには、キ
ャリア本体を弾性物質で形成して、リム部２３を溝部１
５挿入する際に、リム部２３が溝部１５の壁面を押し込
むような大きさにすればよい。

また、突出するリム１３及び１４の代わりに、壁部１２
に、対応する１以上のスプリングクランプブラケットと
係合する適当な溝を形成することも出来る。

（発明の効果） 本発明のＰＴＣヒータよれば、カバー部材に伝導された
熱は、カバー部材から所定の角度で突出したリム部によ
って、ＰＴＣ加熱部のカバー部材に面する側と反対側の
表面からの伝熱方向と実質的に同一方向に伝導される。

このようにして、ＰＴＣ加熱部の両側から放出された熱
を実質的に一方向のみに伝えて、キャリア本体に形成し
たチャンネルに収納される吸熱器に伝導することが出来
る。特に、このチャンネルの断面の形状を半円形にすれ
ば、断面が円形の管をチャンネルに収納することが出来
る。

また、本発明によれば、ヒータの個々の部材をそれぞれ
積み重ねて、少なくとも１つのクランプ印材によって挟
持あるいは固定するだけでよく、実質的に非常に簡単な
方法で組み立てることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例によるＰＴＣヒータの斜視
図、第２図は第１図のＰＴＣヒータの分解斜視図、第３
図は本発明の第２の実施例によるキャリア本体の斜視図
である。 、″′ ′□ｌンｒ、じ 図面の浄８（内容１こ変更なし） 只 ＦＩＧ、１

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも１つの支持面を有する熱伝導性物質か
   ら成る細長いキャリア本体と、互いに対向する第１及び
   第２の接触面を有するとともに該第１の接触面が前記キ
   ャリア本体の１つの支持面に熱伝導可能に当接して支持
   される少なくとも１つのＰＴＣ加熱部と、前記ＰＴＣ加
   熱部の前記第２の接触面に係合する係合面を有するカバ
   ー部材と、前記キャリア本体と前記カバー部材とを一体
   に挟持するクランプ手段によって構成され、前記ＰＴＣ
   加熱部が上部及び下部電極板と該電極板間に配置された
   少なくとも１つのＰＴＣ抵抗部を有するＰＴＣヒータに
   おいて、前記キャリア本体の前記ＰＴＣヒータ部と対向
   する側にチャンネルが形成され、前記支持面の両側縁部
   に長手方向に伸長する１対の溝部が形成され、前記カバ
   ー部材の前記係合面の両側縁部から所定の角度で伸長す
   るとともに前記キャリア本体の前記溝部に緊密に嵌合す
   るリム部が形成され、前記クランプ手段は、中央部が前
   記カバー部材を前記キャリア本体方向に押圧するととも
   に両脚部が前記キャリア本体と係合する少なくとも１つ
   のスプリングブラケットから成ることを特徴とするＰＴ
   Ｃヒータ。
2. （２）前記スプリングブラケットの前記中央部が前記カ
   バー部材を押圧する湾曲部であることを特徴とする、特
   許請求の範囲第１項記載のＰＴＣヒータ。
3. （３）前記キャリア本体の両側縁部に、側方に突出する
   とともに長手方向に伸長する第１のリムが設けられ、該
   リムに前記スプリングブラケットが係合することを特徴
   とする、特許請求の範囲第１項又は第２項のいずれかに
   記載のＰＴＣヒータ。
4. （４）前記キャリア本体の前記チャンネルの両側縁部近
   傍に、長手方向に伸長する溝又は側方に突出するととも
   に長手方向に伸長する第２のリムが設けられ、取付ブラ
   ケットが前記溝又は第２のリムと係合することを特徴と
   する、特許請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかに記
   載のＰＴＣヒータ。
5. （５）前記キャリア本体には、互いに所定の角度で屋根
   形に配置する２つの支持面が形成され、該支持面の間に
   前記チャンネルが形成されることを特徴とする、特許請
   求の範囲第１項乃至第４項のいずれかに記載のＰＴＣヒ
   ータ。
6. （６）前記キャリア本体及び前記カバー部材が金属から
   成り、前記ＰＴＣ加熱部が、高い熱伝導性の電気的絶縁
   体によって電気的に絶縁されることを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載のＰＴＣ
   ヒータ。
7. （７）前記絶縁体が前記ＰＴＣ加熱部の周囲を包むこと
   を特徴とする、特許請求の範囲第６項記載のＰＴＣヒー
   タ。
8. （８）前記チャンネルが略半円形の断面を有することを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項乃至第７項のいずれ
   かに記載のＰＴＣヒータ。