JPH0588334A - オペ―ク方法 - Google Patents

オペ―ク方法

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JPH0588334A
JPH0588334A JP27828791A JP27828791A JPH0588334A JP H0588334 A JPH0588334 A JP H0588334A JP 27828791 A JP27828791 A JP 27828791A JP 27828791 A JP27828791 A JP 27828791A JP H0588334 A JPH0588334 A JP H0588334A
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JP
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image
light
line
shielding
roller
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JP27828791A
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English (en)
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Arata Imabayashi
新 今林
Masaaki Matsuo
正明 松尾
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は製版用フィルムの瑕やよごれを本来
の画像と区別して自動的にオペ―クする為の判別処理方
法を用いたオペ―ク方法に関するものである。 【構成】 本発明では検査対象である原画をラインセン
サ等の走査・読取り手段でライン毎に順次読み取り、閾
値により画素毎に画像部、非画像部を判別し、更に、マ
―ジンを付加してオペ―ク装置に出力する。オペ―ク装
置では入力された画素情報にもとずいて、製版用フィル
ムまたは印画紙の非画像部を感熱転写印字装置等の遮光
装置で遮光する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製版用フィルムまた
は印画紙における画像部分である必要な光透過部分また
は反射部分或いは不要な部分(非画像部分)を検出し、
画像部分以外の全部または一部、或いは不要部分を遮光
手段に指示して遮光層を設けるオペ―ク方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷の製版の作業において、使用されて
いるノリによる版下台紙の汚れ、露光器の汚れ等が原因
で発生する不要な光透過部分または反射部分(欠陥部
分)を遮光する作業、または画線を色毎に区分けする作
業があるが、これらの作業においては第1に画像部分と
欠陥部分の判別や画線部分と非画線部分の判別をし(判
別処理)、次に欠陥部分や画線部分を遮光する作業(遮
光処理)が必要である。しかるに製版用フィルムまたは
印画紙等の遮光方法としては、マスクシ―ト利用法及び
修正液塗布方法が知られている。マスクシ―ト利用法に
おいては、剥離可能な赤色層等をポリエチレンテレフタ
レ―トフィルム上に形成せしめたものを、切抜等により
遮光するもである。しかし、この方法による遮光作業の
ほとんどが手作業である。
【0003】一方、修正液塗布法は、カ―ボンブラック
等の遮光剤をベヒクル中へ含有せしめた遮光液(修正
液)を使用するもである。この方法は、塗布された遮光
層が薄い点でマスクシ―ト利用法に比べ優れている特徴
を有する。この修正液塗布法は、毛筆による塗布作業の
ため細かな部分での遮光作業が困難であること、時間の
かかる手作業であり、遮光作業として労力のかかる欠点
を有している。
【0004】従来の製版用フィルムまたは印画紙等にお
ける不要な光透過部分または反射部分を遮光する手段と
しては、ほとんど全て作業者の人手によらなければなら
ず、これまでに検討されている改良は、ほとんど遮光膜
の強化やほんの一部に適用できる対応手段に留まってい
る。
【0005】更に、製版用フィルムまたは印画紙等の不
要な部分の検出について見ると、人間の目による検出で
あり、時間がかかること、作業者の熟練、等の問題があ
った。不要な部分は、一般にピンホ―ルや線等であるこ
とが多い。これらの不要な部分は、数が多いだけでな
く、検出に大変な労力がかかっているのが現状である。
【0006】なお、製版用フィルムまたは印画紙等にお
ける不要な光透過部分または反射部分の検出という点に
ついて見ると、印刷物検査装置またはプリント基板検査
装置があるが、これらの装置は検査用の見本となる試料
を実物またはテレビカメラ等から入力された見本画像を
電子的(電気的)記憶手段にて装置内に保持し、各検査
品毎に構成画像について順次走査または適当な方法にて
見本となる試料との比較・検証を実施して目的を達成す
るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの装置として
は、例えば特開昭60−250957号、同60−25
0958号、同61−12341号、同61−1234
3号、同61−12345号公報等に記載されている。
これらは検査または検査用の情報設定を迅速かつ安定に
行い、印刷物の生産合理化を実現せしめるという利点を
一応有しているが、製版用フィルムまたは印画紙等にお
ける不要な光透過部分または反射部分の検出には、検査
見本が無いこと、つまり検査見本となるものが版下台紙
のため、利用できない。つまり、標準となる見本を必要
とせずに不要な部分を遮光する装置が望まれていた。
【0008】更に、特開昭62−275265号公報、
特開昭63−23552号公報のようにオペ―ク作業を
自動化しようとする装置も検討されているが、検査見本
を必要とする、または従来の修正液塗布作業の改良を目
的とする装置であり、必ずしも自動化または簡易化した
装置とは言い難い。
【0009】本発明は、かかる従来法が有する欠点を考
慮し、製版用フィルムまたは印画紙等における不要な光
透過部分または反射部分を遮光する製版作業等に有効な
方法であって、オペ―ク作業において判別作業及び遮光
作業を自動化または機械化のできる方法または装置にお
いて、解像力をおとした出力における本来の画像部をオ
ペ―クすることなく、効率の高い方法を提供することを
目的とするものである。
【0010】なお、先に特開平2−87145号にてオ
ペ―ク作業の自動化可能な装置の実施態様を開示してい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明のオペ―ク方法は、(A)画像部と非画像部とを
分ける閾値をもつ画像走査・読み取り手段で、画像が形
成されている製版用フィルムまたは印画紙を、画素列で
あるライン毎に順次読み取り、(B)対象画素が画像部
と判別された場合は、該対象画素及びその周囲の所定の
パタ―ンの画素群からなるマスクの領域を設定して、該
マスク領域内の画素は必要な画像の領域として扱うもの
とし、(C)前記(B)の段階で設定されたマスク領域
のパタ―ンを直接または出力用メモリ―に一時保持した
後に出力または処理することにより画像部または非画像
部の判別処理方法を行い、前記製版用フィルムまたは印
画紙の前記判別処理された画像部でない部分に遮光装置
にて遮光層を形成することを特徴としている。
【0012】
【作用】検査対象である原画をラインセンサ等の走査・
読取り手段でライン毎に順次読み取り、連結法により画
素毎に画像部、非画像部を判別し、更に、判別された画
素にマ―ジンを付加してオペ―ク装置に出力する。オペ
―ク装置では入力された画素情報にもとずいて、製版用
フィルムまたは印画紙の非画像部を感熱転写印字装置等
の遮光装置で遮光する。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明のオペ―ク
方法を説明する。
【0014】まず、この発明のオペ―ク方法において使
用する画像部または非画像部の判別処理方法について説
明する。
【0015】図1において1は原画であり、原画1は地
部2上に画像部3と非画像部4とが存在している。この
例の場合、画像部3は「AR」の文字であり、非画像部
4は3個(4a,b,4c)があり、この画像部は例え
ばフィルムの瑕や版下台紙の汚れ等によって発生したも
ので画像部3に対して判別の対象であり、かつ遮光の対
象である。判別に使用する判別装置の一例は図4にブロ
ック図で示されている。
【0016】すなわち、判別装置5は光学系6、画像読
取り・走査手段7、ラインメモリ―8、出力用メモリ―
12、プロセッサ13を備えている。プロセッサ13は
各メモリから入力された信号を処理し、かつオペ―ク装
置51に制御信号を出力する。画像読み取り・走査手段
7は説明上代表例としてラインセンサを用いるので以下
ラインセンサ7と称する。
【0017】再び図1にもどって、ラインセンサ7で原
画1の画像デ―タをライン毎に読み取る(図1
(a))。ここでラインとは主走査方向の画素列のこと
であり、図1において符号15はラインを示す。
【0018】対象ライン上にある各画素10についての
評価を以下の方法で行う。すなわち、 ラインセンサ7における読み取られる原画1からの入
力アナログ信号は図2(A)に示すように、ノイズレベ
ル(a)と非画像レベル(b)と画像レベル(c)を含
んでいる。ノイズレベル(a)は暗電流等によって生じ
るものであり、非画像レベル(b)は原画上の微細なピ
ンホ―ル或いは疵等によって生ずるものであり、画像レ
ベルは原画上の文字やイメ―ジ等の必要な画像部分によ
って生じるものである。図示のように、ノイズレベル
(a)のレベルは極めて低く、非画像レベル(b)はノ
イズレベル(a)よりも高いが、画像レベル(c)より
も低い。画像レベル(c)のレベルが最も高い。一般に
このような傾向が通常の原画について認められる。そこ
で、図2(B)に示すようにラインセンサ7に設定可変
の閾値VH をもたせ、原画からの入力信号レベルVを2
値化する。こうしてラインセンサ7から出力された対象
画素に評価結果「正」を与える。 評価結果「正」となった対象画素の周囲に所定のパタ
―ン(例えば該対象画素を中央に含むm×n画素の矩形
状の画素群図1(u)等)からなるマスク領域を設定
し、この領域内の画素はすべて必要な画線またはその近
傍領域と見なし、または図2(C)に示すように対象画
素のライン方向の前後の画素にも「正」の評価を与え
る。 における評価結果をラインメモリ―とは別の画素と
1対1対応した出力用メモリ―に蓄える。このとき、既
に評価済の画素と領域が重なる部分は対応する画素毎の
論理和を格納してゆく(図1(d))。 〜の操作を繰返すことにより、対象ライン上にある
画素すべてを評価したらラインセンサ7により新しいラ
インの画像デ―タを読み込んで、これをラインメモリ―
8に追加して格納する。このとき既に評価の済んでいる
いちばん古いラインデ―タはラインメモリ―8上から消
される(図1(t))。
【0019】最終的に出力用メモリ―12の内容が正の
部分は画像と見なし、負の部分は非画像部またはノイズ
と判断して以下の処理(オペ―ク等の操作)で参照す
る。
【0020】また図1(a)の処理過程でラインセンサ
7に読み込まれた2値化画像を図3(a)に示し、図1
(b)の処理過程で評価される。続く過程においてマス
ク領域が設定された後、出力用メモリ―12に一時的に
保持される画像を図3(b)に示す。図示するように、
出力用メモリ―12には原画像にみられたピンホ―ル等
の微細なノイズが除去されかつマスク領域により、画像
の周囲にマ―ジンが設けられた画像が蓄えられる。この
画像はオペ―ク装置51に入力される。
【0021】次にオペ―ク装置について説明する。図5
及び図6において、51はオペ―ク装置である。オペ―
ク装置51は搬送装置52、検出装置53、遮光装置5
4、剥離装置55を備えている。剥離装置55には剥離
角度調整装置56が含まれている。
【0022】搬送装置52は3個のロ―ラ対62,6
3,64を対象物61の経路67に沿って配置してい
る。ロ―ラ対62,63,64はそれぞれパルスモ―タ
等の駆動手段によって駆動されるロ―ラ65と、該ロ―
ラ65とニップを形成して対象物を搬送する対向ロ―ラ
66とからなっている。但し、搬送装置52としてはロ
―ラ対62,63,64の駆動源にはパルスモ―タに限
らず、ロ―タリ―エンコ―ダを利用したモ―タ駆動でも
よい。
【0023】検出装置53は露光装置68を有する。露
光装置68は対象物61の経路67の一方の側に位置
し、対象物61の経路67の反対側に光路変更用ミラ―
71及びラインセンサ7が位置し、露光装置68を発射
した光は対象物61を透過した後、光路変更用ミラ―7
1で反射されて光路変更したのち、ラインセンサ7に入
射するように配置されている。
【0024】本発明に係わる製版用フィルム等の対象物
61としては、製版用フィルムの他に、ネガまたはポジ
のモノクロまたはカラ―フィルム、印画紙、版下台紙等
が例示される。
【0025】露光装置68としては、所望の精度をもっ
て露光、該露光による情報入手、が可能な手段であれば
よく、例えば光源と対象物との間にスリットを設けて露
光したり、光源からの光がシャ―プに所望の幅を有する
露光、等により行われる。露光装置68としては、ライ
ンセンサで受光できる光を発射し得るものであれば、特
に制限されるものでなく、例えばLEDアレイ、タング
ステンランプ、蛍光灯、キセノンランプ等が使用でき
る。
【0026】ラインセンサ7としては、通常使用されて
いる種々のものが使用可能である。例えばCCD密着型
イメ―ジセンサ―、CCDカメラ、フォトマルチプレイ
ヤ―、ビジコンに代表される光導電型撮像管、フォトダ
イオ―ド、フォトトランジスタ―、太陽電池等が使用で
きる。
【0027】ラインセンサ7による検出に際しては、必
要に応じて適当な拡大または縮小のレンズ系を利用する
ことができ、検出能力の向上や装置の簡易化を図ること
ができる。これによりラインセンサの解像力、すなわち
必要部分の検出程度を、利用されるレンズ系との組合せ
によって種々な設定が可能である。製版用フィルム等の
画素の検出は、複数のラインセンサを使用、または単一
または複数のラインセンサを使用し、透過光または反射
光を受けるべく、移動するものであってもよい。ライン
センサ7の動作は検出コントロ―ラによって制御され
る。ラインセンサ7の出力は前述の判別装置5のライン
メモリ―8に入力されるようになっている。判別装置5
の出力は制御装置74に入力される。制御装置74は演
算装置75(CPU)、記憶装置76、補助記憶装置7
7及び入力装置78とからなっている。
【0028】記憶装置76、補助記憶装置77としては
判別装置5から得られた情報を対象物の所望領域につき
記憶するものであって、書き込みと読み出しが可能なメ
モリであればよい。演算装置(CPU)75としては、
コンピュ―タが使用できる。
【0029】また、記憶装置76は、判別装置5等のタ
イミングで記憶し、遮光装置のタイミングで読み出す。
更に、記憶装置76から遮光装置のタイミングで読み出
してきたデ―タを例えば遮光装置の一例であるサ―マル
プリンタ―のヘッドの制御信号に変換し、パルス幅を制
御することによりサ―マルヘッドの温度コントロ―ルを
行う。入力装置78としては、画素サイズを入力できる
ものであれば特に制限されないが、キ―ボ―ド等が使用
できる。対象物の画像部分または不要な部分の検出は前
述の判別処理方法によって行う。
【0030】遮光装置54としては、位置情報に基づ
き、遮光を行うための、感熱転写プリンタ81を使用し
得る。感熱転写プリンタ81は図6に示すようにサ―マ
ルヘッド82及び感熱転写体83を主たる構成とするも
のであり、前記位置情報により、感熱転写プリンタ81
のサ―マルヘッド82への指示を行い、遮光層97を形
成する。つまり、位置情報によりサ―マルヘッド82が
遮光材料を担持した感熱転写体83から前記遮光材料で
構成される遮光層97を対象物61へ設ける。なお、8
4は感熱転写体83を供給するための巻き出しロ―ラ、
85は使用済の感熱転写体83を巻き取る巻取りロ―
ラ、を示す。また、ロ―ラ86は搬送装置52の構成部
材であると共に感熱転写プリンタ81のプラテンをも兼
ねる。
【0031】感熱転写体83としては、顔料または染料
と熱溶融性被膜形成材料とを含有して50〜130℃程
度で熱転写可能な転写材料を支持体に設けたものであ
る。顔料または染料は、製版用フィルムまたは印画紙等
を使用する後工程である露光作業において、遮光条件を
満足するものである。熱溶融性被膜形成材料としては、
ワックスまたはその他の材料がある。
【0032】巻き出しロ―ラ84と巻き取りロ―ラ85
との間に感熱転写体83の経路90が形成され、その経
路90に沿ってバックテンションロ―ラ87、感熱転写
プリンタ81、搬送ロ―ラ対88が配設される。
【0033】感熱転写プリンタ81はホルダ91を有
し、ホルダ91にサ―マルヘッド取付フレ―ム92が軸
93によって回転可能に取付けられている。
【0034】サ―マルヘッド取付フレ―ム92の先端に
はサ―マルヘッド82が固定されている。またホルダ9
1にはサ―マルヘッド押圧ばね94が取付けられてお
り、このサ―マルヘッド押圧ばね94はサ―マルヘッド
82をプラテンロ―ラ86に向けて押圧している。ホル
ダ91にはカム従動子95が取付けられ、このカム従動
子95はカム96に接触している。従って、カム96の
回転角に応じてホルダ91が揺動変位してプラテンロ―
ラ86に接近し、または離隔する。
【0035】対象物61と感熱転写体83とはプラテン
ロ―ラ86の入口側に供給されて重ね合わされ、位置情
報によってサ―マルヘッド82が加熱され、サ―マルヘ
ッド82によって感熱転写材料が熱溶融し感熱転写体8
3から感熱転写材料が対象物61の検出された画像部分
以外または不要な部分に転写されて遮光層97が形成さ
れる。遮光層は、製版用フィルム等の不要な部分に転写
または付与された後、製版用フィルム等が受ける作業環
境の中で必要な耐性を有することが好ましく、それぞれ
作業環境に合う遮光層を選択することができる。プラテ
ンロ―ラ86の出口側で剥離装置98によって対象物6
1と感熱転写体83とは剥離される。
【0036】剥離装置98はフィルムガイドロ―ラ91
と転写体ガイドロ―ラ102とからなっており、フィル
ムガイドロ―ラ91は対象物61をガイドしてその進行
方向を決定し、また転写体ガイドロ―ラ102は感熱転
写体83をガイドしてその進行を決定する。但し、この
実施例ではプラテンロ―ラ86がフィルムガイドロ―ラ
91を兼ねている。
【0037】プラテンロ―ラ86(フィルムガイドロ―
ラ91)の出口側における対象物61と感熱転写体83
との間の角度θが剥離角度であり、この角度θがオペ―
クの品質に影響を与えることは前述のとおりである。こ
の剥離角度θは剥離角度調整装置56によって調整され
る。剥離角度調整装置56はホルダ91に長孔103を
有し、この長孔103に転写体ガイドロ―ラ102の軸
104が変位可能に嵌入しており、長孔103の長手方
向における軸104の固定位置を選択することによっ転
写体ガイドロ―ラ102の位置が変化し、これによって
隔離角度θを調整し得る。
【0038】このほか、剥離角度の調整としては、対象
物と接するロ―ラの位置を可変とする手段、感熱転写材
と接するロ―ラの位置を可変とする手段、或いはこの両
方の手段、等がある。剥離角度の調整については、角度
を10〜90°、好ましくは20〜60°の範囲で調整
できることが必要である。調整段階としては例えば1度
毎、5度毎、10度毎に調整できるようにする。この角
度調整により、1台の装置で、感熱転写材の種類の変
化、対象物の種類の変化、等に対応可能となる。
【0039】感熱転写体83を使用した転写が行なわれ
た後、静電気除去手段の一例である導電性ロ―ラ115
を搬送速度に一致して、対象物61へ接触させることに
より、対象物61の静電気が除去される。なお、ロ―ラ
対62の入口側及び出口側並びに感熱転写プリンタ81
の入口側には検知器112,113,114が配設され
ている。検知器112,113,114は経路67内の
対象物61を検知するもので、小型の光源とフォトトラ
ンジスタの組合せによる対象物が光を遮る手段、マイク
ロスイッチを対象物が触れて作動させる手段、或いは対
象物がロ―ラを押し上げることでマイクロスイッチを作
動させる手段等である。
【0040】このように構成されたオペ―ク装置の動作
は次のとおりである。製版用フィルムである対象物61
は、オペ―ク装置1の入口111に挿入される。挿入さ
れると検知器112により、対象物61が検知され、搬
送装置2による搬送が開始される。なお、搬送するため
の駆動を電源投入から常時作動しておくこともできる
が、望ましくは対象物61の挿入から搬送を開始する。
搬送された対象物61は検知器113によって検出され
て以後の作動において必要となる対象物61の位置を決
定する基準となる信号を生成する。ここでは2つの検知
器112,113を使用するが、検知器を1つとして兼
用することも可能である。検知器113による検知は位
置決めのための機能を有する。つまり、検知開始の情報
が次の露光、受光及び検出による位置情報の基準ともな
り得る。なお、予め対象物に設けられた基準位置を示す
標識によってもよい。
【0041】搬送されている対象物61に対し、検出装
置53の露光装置68において露光を行う。露光装置6
8としては、照明光源及びスリットからなる。
【0042】対象物61からの光(図5では透過光を示
しているが、反射光による場合でもよいことは勿論であ
る)をラインセンサ7に入射させる。露光装置68を通
過した対象物61は遮光装置54の前に設けられた検知
器114により検知される。この検知が遮光位置を決め
る基準ともなる。
【0043】検知器113による検知からの情報が基準
となり、この基準を基に、搬送距離または搬送速度か
ら、検出された画像情報の位置が自動的に設定できる。
つまり、検知器113によるスタ―ト点からの間隔を求
めることもでき、この位置情報を記憶させておき、検出
器からの対象物61の座標情報と合せて、遮光装置54
にインプットされることにより予め位置決めを行うこと
なく、遮光が行える。遮光装置54の前に設けられた検
知器114による検知により、この基準情報と検出され
た位置情報から自動的に処理できることになる。なお、
検知器113と露光される場所との距離、及び検知器1
14と遮光装置54との距離とは必ずしも同じである必
要はない。これらの演算及び処理を演算装置75によっ
て行い、記憶装置76,補助記憶装置77に記憶させ
る。すなわち入力装置78から演算装置75へ入力され
たサイズ、更には検出ピッチに基づき演算装置75を介
して検出コントロ―ラ73からの指示により、露光装置
68が稼働する。検出装置53からの情報である対象物
61の画像情報を順次に演算装置75管理下の記憶装置
76に記憶させる。なお、本発明における装置におい
て、演算装置75は必ずしも必須ではなく、場合によっ
ては、演算装置75を設けない装置とすることも可能で
ある。
【0044】次に遮光装置54に達した対象物61はプ
ラテンロ―ラ86で感熱転写体83と重ね合わされる。
このとき、カム96の動作によりホルダ91が変位し
(図5中で反時計方向に変位し)、かつサ―マルヘッド
押圧ばね94の弾性押圧力が作用してサ―マルヘッド8
2がプラテンロ―ラ86に押付けられ、重ねられた感熱
転写体83と対象物61とをはさみつける。サ―マルヘ
ッド82は搬送方向に対し直角に配置してあり、補助記
憶装置77と対象物61の双方の位置情報の論理積結果
によってサ―マルヘッド92が加熱され、転写体が熱溶
融し、対象物61上の検出された不要な部分への遮光層
形成がなされる。
【0045】遮光層の形成が完了した後、重ねられた感
熱転写体83と対象物61とは遮光装置54から送り出
され、剥離装置55に入る。剥離装置55では対象物6
1はフィルムガイドロ―ラ101に案内されてロ―ラ対
64に向かい、一方、感熱転写体83は転写体ガイドロ
―ラ102に案内されて巻き取りロ―ラ85に向かう。
こうして対象物61と感熱転写体83とが剥離角度θだ
け異なる方向に案内されることによって両者は剥離され
る。この剥離角度を調整する場合、ホルダ91に形成さ
れた長孔103の長手方向に軸104を移動させ、感熱
転写体ガイドロ―ラ102の位置を換える。これによっ
て感熱転写体83の搬送方向が変り、剥離角度が変化す
る。
【0046】
【発明の効果】この発明のオペ―ク方法では製版用フィ
ルム等におけるピンホ―ル等の不要な部分を本来の画像
の近傍に必要なマ―ジンを設定することができる判別処
理方法によって検出し、この不要部分を遮光すればよい
ことに着目し、従来のマスクシ―ト利用法または修正液
塗布法に比較し、簡便、迅速かつ精度よく製版(オペ―
ク)でき、また熟練者によらなくとも作業できる。特に
暗電流等のノイズ、非画像部等をラインセサの閾値で判
別するので、装置を簡便にし、実用性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】判別処理過程を示す過程説明図である。
【図2】画像読み取り・入力を示すグラフである。
【図3】判別処理装置における各メモリ―の内容を示す
説明図である。
【図4】判別処理装置を示すブロック図である。
【図5】オペ―ク装置の概略側面説明断面図である。
【図6】熱転写部分の拡大側面構成説明図である。
【符号の説明】
1 原画 2 地部 3 画像部 4(4a,4b,4c) 非画像部 5 判別装置 6 光学系 7 画像読み取り・走査手段(ラインセンサ) 8 ラインメモリ― 10 画素 10a 対象画素 12 出力用メモリ― 13 プロセッサ 15 ライン 51 オペ―ク装置 52 搬送装置 53 検出装置 54 遮光装置 55 剥離装置 56 剥離角度調整装置 61 対象物 62,63,64 ロ―ラ対 65 ロ―ラ 66 対向ロ―ラ 67 経路 68 露光装置 71 光路変更用ミラ― 74 制御装置 75 演算装置(CPU) 76 記憶装置 77 補助記憶装置 78 入力装置 81 感熱転写プリンタ 82 サ―マルヘッド 83 感熱転写体 84 巻き出しロ―ラ 85 巻き取りロ―ラ 86 プラテンロ―ラ 87 バックテンションロ―ラ 88 搬送ロ―ラ対 90 経路 91 ホルダ 92 サ―マルヘッド取付フレ―ム 93 軸 94 サ―マルヘッド押圧ばね 95 カム従動子 96 カム 97 遮光層 98 剥離装置 101 フィルムガイドロ―ラ 102 転写体ガイドロ―ラ 103 長孔 104 軸 111 入口 112,113,114 検知器 115 導電性ロ―ラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)画像部と非画像部とを分ける閾値
    をもつ画像走査・読み取り手段で、画像が形成されてい
    る製版用フィルムまたは印画紙を、画素列であるライン
    毎に順次読み取り、(B)対象画素が画像部と判別され
    た場合は、該対象画素及びその周囲の所定のパタ―ンの
    画素群からなるマスクの領域を設定して、該マスク領域
    内の画素は必要な画像の領域として扱うものとし、
    (C)前記(B)の段階で設定されたマスク領域のパタ
    ―ンを直接または出力用メモリ―に一時保持した後に出
    力または処理することにより画像部または非画像部の判
    別処理方法を行い、前記製版用フィルムまたは印画紙の
    前記判別処理された画像部でない部分に遮光装置にて遮
    光層を形成するオペ―ク方法
  2. 【請求項2】 マスク領域のパタ―ンが対象画素を中心
    とする長方形状に並んだ画素群により構成されることを
    特徴とする請求項1記載のオペ―ク方法
  3. 【請求項3】 上記(C)の出力または処理を画像形成
    装置で行う請求項1または2記載のオペ―ク方法
JP27828791A 1991-09-30 1991-09-30 オペ―ク方法 Pending JPH0588334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091236A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Brother Industries Ltd テープカセット

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