JPH0776830B2 - 画像部または非画像部の判別処理方法及びオペーク方法 - Google Patents

画像部または非画像部の判別処理方法及びオペーク方法

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JPH0776830B2
JPH0776830B2 JP32517388A JP32517388A JPH0776830B2 JP H0776830 B2 JPH0776830 B2 JP H0776830B2 JP 32517388 A JP32517388 A JP 32517388A JP 32517388 A JP32517388 A JP 32517388A JP H0776830 B2 JPH0776830 B2 JP H0776830B2
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像部または非画像部を識別または判別及び
処理する方法に関し、さらには、微小なピンホール等の
ノイズのような非画像部と本来の画像部とを区別し、効
率良く出力する方法に関する。また、製版用フィルムま
たは印画紙における画像部分である必要な光透過部分ま
たは反射部分或いは不要な部分(非画像部分)を検出
し、画像部分以外の全部または一部、或いは不要部分を
遮光手段に指示して遮光層を設けるオペーク方法に関す
る。
[従来の技術] 画像処理の1種として画角内の画像部分と非画像部分を
判別する作業は、写真、印刷、医療、工場のオートメー
ション、ロボット制御の分野で利用される。例えば印刷
の製版の作業において、使用されているノリによる版下
台紙の汚れ、露光器の汚れ等が原因で発生する不要な光
透過部分または反射部分(欠陥部分)を遮光する作業、
または画線を色毎に区分けする作業があるが、これらの
作業においては第1に画像部分と欠陥部分の判別や画線
部分と非画線部分の判別をし(判別処理)、次に欠陥部
分や画線部分を遮光する作業(遮光処理)が必要であ
る。しかるに製版用フィルムまたは印画紙等の遮光方法
としては、マスクシート利用法及び修正液塗布方法が知
られている。マスクシート利用法においては、剥離可能
な赤色層等をポリエチレンテレフタレートフィルム上に
形成せしめたものを、切抜等により遮光するもである。
しかし、この方法による遮光作業のほとんどが手作業で
ある。
一方、修正液塗布法は、カーボンブラック等の遮光剤を
ベヒクル中へ含有せしめた遮光液(修正液)を使用する
もである。この方法は、塗布された遮光層が薄い点でマ
スクシート利用法に比べ優れている特徴を有する。この
修正液塗布法は、毛筆による塗布作業のため細やな部分
での遮光作業が困難であること、時間のかかる手作業で
あり、遮光作業として労力のかかる欠点を有している。
従来の製版用フィルムまたは印画紙等における不要な光
透過部分または反射部分を遮光する手段としては、ほと
んど全て作業者の人手によらなければならず、これまで
に検討されている改良は、ほとんど遮光膜の強化やほん
の一部に適用できる対応手段に留まっている。
更に、製版用フィルムまたは印画紙等の不要な部分の検
出について見ると、人間の目による検出であり、時間が
かかること、作業者の熟練、等の問題があった。不要な
部分は、一般にピンホールや線等であることが多い。こ
れらの不要な部分は、数が多いだけでなく、検出に大変
な労力がかかっているのが現状である。
なお、製版用フィルムまたは印画紙等における不要な光
透過部分または反射部分の検出という点について見る
と、印刷物検査装置またはプリント基板検査装置がある
が、これらの装置は検査用の見本となる試料を実物また
はテレビカメラ等から入力された見本画像を電子的(電
気的)記憶手段にて装置内に保持し、各検査品毎に構成
画像について順次走査または適当な方法にて見本となる
試料との比較・検証を実施して目的を達成するものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] これらの装置としては、例えば特開昭60−250957号、同
60−250958号、同61−12341号、同61−12343号、同61−
12345号公報等に記載されている。これらは検査または
検査用の情報設定を迅速かつ安定に行い、印刷物の生産
合理化を実現せしめるという利点を一応有しているが、
製版用フィルムまたは印画紙等における不要な光透過部
分または反射部分の検出には、検査見本が無いこと、つ
まり検査見本となるものが版下台紙のため、利用できな
い。つまり、標準となる見本を必要とせずに不要な部分
を遮光する装置が望まれていた。
更に、特開昭62−275265号公報、特開昭63−23552号公
報のようにオペーク作業を自動化しようとする装置も検
討されているが、検査見本を必要とする、または従来の
修正液塗布作業の改良を目的とする装置であり、必ずし
も自動化または簡易化した装置とは言い難い。
本発明は、かかる従来法が有する欠点を考慮し、製版用
フィルムまたは印画紙等における不要な光透過部分また
は反射部分を遮光する製版作業等に有効な方法であっ
て、オペーク作業において判別作業及び遮光作業を自動
化または機械化のできる方法または装置において、解像
力をおとした出力における本来の画像部をオペークする
ことなく、効率の高い方法を提供することを目的とする
ものである。
なお、先に特願昭63−238567号(昭和63年9月22日出
願)明細書にてオペーク作業の自動化可能な装置の実施
態様を開示している。
[課題を解決するための手段] この目的に対応して、この発明は、(A)画像走査・読
み取り手段で、画像を、画素列であるライン毎に順次読
み取り、(B)読み取られた所定数のラインの画素毎の
0または1の二値化データをラインメモリーに蓄え、
(C)蓄えられた所定数のラインに対し、対象画素とそ
の周囲にある所定数の画素からなる判別用小領域毎に区
分けし、かつ一つの画素毎に主走査方向にずらして、該
判別用小領域において予め設定してある所定数以上の1
のデータが連結して存在した場合に対象画素を画像部と
判別し、または連結していない場合若しくは対象画素が
0の場合にはノイズ等の非画像部と判別し、(D)判別
結果を結果メモリーに蓄え、(E)副走査方向に新しい
一つのラインだけずらして判別用小領域を設定して、新
しい一つのラインにつき画素毎の0または1の二値化デ
ータをラインメモリーに蓄え、上記(C)〜(D)を順
次行い、(F)結果メモリーのデータを、隣接する所定
数の画素を一つの出力用領域とし、出力用メモリーに蓄
え、(G)出力用領域内に予め設定してある所定数以上
の、例えば1つ、または2つ以上の画像部があるとき
は、本来の画像として扱い、(H)該出力用領域毎に出
力または処理する画像部または非画像部の判別処理方法
である。さらには、判別用小領域が7×7画素であり、
上記(H)の出力または処理を画像形成装置で行う方法
に関する。
また、本発明は画像形成された製版用フィルムまたは印
画紙に対し、前記の(A)〜(G)により画像部または
非画像部を判別し、製版用フィルムまたは印画紙の画像
部以外を感熱転写印字装置にて遮光層を形成するオペー
ク方法に関するものである。
[作用] 検査対象である原画をラインセンサ等の走査・読取り手
段でライン毎に順次読み取り、連結法により画素毎に画
像部、非画像部を判別し、更に、判別された画素を束ね
てオペーク装置に出力する。
オペーク装置では入力された画素情報にもとずいて、製
版用フィルムまたは印画紙の非画像部を感熱転写印字装
置等の遮光装置で遮光する。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の画像部または非画像
部の判別処理方法、或いはオペーク方法を説明する。
まず画像部または非画像部の判別処理方法について説明
する。
第1図において1は原画であり、原画1は地部2上に画
像部3と非画像部4とが存在している。
この例の場合、画像部3は「AR」の文字であり、非画像
部4は3個(4a,b,4c)があり、この画像部は例えばフ
ィルムの瑕や版下台紙の汚れ等によって発生したもので
画像部3に対して判別の対象であり、かつ遮光の対象で
ある。判別に使用する判別装置の一例は第6図にブロッ
ク図で示されている。
すなわち、判別装置5は光学系6、画像読取り・走査手
段7、ラインメモリー8、結果メモリー11、出力用メモ
リー12、プロセッサ13を備えている。プロセッサ13は各
メモリから入力された信号を処理し、かつオペーク装置
51に制御信号を出力する。画像読み取り・走査手段7は
説明上代表例としてラインセンサを用いるので以下ライ
ンセンサ7と称する。
再び第1図にもどって、ラインセンサ7で原画1の画像
データをライン毎に読み取る(第1図(a))。ここで
ラインとは主走査方向の画素列のことであり、第1図に
おいて符号15はラインを示す。
対象ライン上にある各画素10についての評価を以下の方
法で行う。すなわち、 まず、隣接する所定数のライン(第1図に示す列では
7ライン)の二値化データをラインメモリー8に貯える
(第1図(b))。
対象画像とその周囲の複数の画素から成る、評価用小
領域16(以下、評価窓16という)を設定する。この実施
例の場合は7×7マトリックスの画素群である(第1図
(s)参照)。
評価窓16で連結法により、対象画素10aに関する評価
を行う(第1図(c))。すなわち、ラインメモリー上
の画像データが正である画素が、該対象画素10aを含
む、予め設定した所定数以上連結して存在した場合、該
対象画素を画像と認識し、評価結果「正」を与える。そ
うでない場合は非画像部またはノイズと見なし、評価結
果「負」を与える。
評価結果をラインメモリーとは別の、画素と1対1対
応した結果メモリー11に貯える(第1図(d))。
主走査方向に1画素分だけ評価窓16をずらし、前述対
象画素の隣りの画素に対して、同様の評価(〜)を
行う。
〜の操作を繰返すことにより、対象ライン上にある
画素すべてを評価したらラインセンサ7により新しいラ
インの画像データを読み込んで、これをラインメモリー
8に追加して格納する。このとき既に評価の済んでいる
いちばん古いラインデータはラインメモリー8上から消
される(第1図(t))。
新しくラインメモリーに加えたラインデータを使って、
前述対象ラインの1つ隣りのラインについて、同様の処
理を行う(第1図(e))。
以上のように評価した結果つまり結果メモリー11の内容
を出力用メモリー12(入力部や結果メモリーより解像力
の低いメモリー)にまとめてゆく。仮に、入力画素のm
×n行列に出力用メモリーのメモリー1個を対応させる
とする。
出力用メモリー12の各画素には結果メモリー11上の対応
するm×n個の評価結果の論理和が格納される。
最終的に出力用メモリー12の内容が正の部分は画像と見
なし、負の部分(すなわち対応するm×n画素行列の評
価結果が全て負であったもの)は非画像部またはノイズ
と判断して以下の処理(オペーク等の操作)で参照す
る。
以上の処理のフローチャート図を第2図、第3図及び第
4図に示す。
第2図は原画1の読み取り及びラインメモリーへの入力
の処理を示すフローチャート図であり、第3図は連結法
による画像判別のための演算処理を示すフローチャート
図であり、第4図は出力処理(束ね)を示すフローチャ
ート図である。
また第1図(b)の処理過程でラインセンサ7に読み込
まれた2値化画像を第5図(a)に示し、第1図(b)
の処理過程で評価されたピンホール等の微細なノイズが
除去された結果メモリー11に蓄えられる画像を第5図
(b)に示し、更に、出力用メモリー12に一時的に保持
される画像を第5図(c)に示す。
次にオペーク装置について説明する。
第7図及び第8図において、51はオペーク装置である。
オペーク装置51は搬送装置52、検出装置53、遮光装置5
4、剥離装置55を備えている。剥離装置55には剥離角度
調整装置56が含まれている。
搬送装置52は3個のローラ対62,63,64を対象物61の経路
67に沿って配置している。ロータ対62,63,64はそれぞれ
パルスモータ等の駆動手段によって駆動されるローラ65
と、該ローラ65とヒップを形成して対象物を搬送する対
向ローラ66とからなっている。但し、搬送装置52として
はローラ対62,63,64の駆動源にはパルスモータに限ら
ず、ロータリーエンコーダを利用したモータ駆動でもよ
い。
検出装置53は露光装置68を有する。露光装置68は対象物
61の経路67の一方の側に位置し、対象物61の経路67の反
対側に光路変更用ミラー71及びラインセンサ7が位置
し、露光装置68を発射した光は対象物61を透過した後、
光路変更用ミラー71で反射されて光路変更したのち、ラ
インセンサ7に入射するように配置されている。
本発明に係わる製版用フィルム等の対象物61としては、
製版用フィルムの他に、ネガまたはポジのモノクロまた
はカラーフィルム、印画紙、版下台紙等が例示される。
露光装置68としては、所望の精度をもって露光、該露光
による情報入手、が可能な手段であればよく、例えば光
源と対象物との間にスリットを設けて露光したり、光源
からの光がシャープに所望の幅を有する露光、等により
行われる。露光装置68としては、ラインセンサで受光で
きる光を発射し得るものであれば、特に制限されるもの
でなく、例えばLEDアレイ、タングステンランプ、蛍光
灯、キセノンランプ等が使用できる。
ラインセンサ7としては、通常使用されている種々のも
のが使用可能である。例えばCCD密着型イメージセンサ
ー、CCDカメラ、フォトマルチプレイヤー、ビジコンに
代表される光導電型撮像管、フォトダイオード、フォト
トランジスター、太陽電池等が使用できる。
ラインセンサ7による検出に際しては、必要に応じて適
当な拡大または縮小のレンズ系を利用することができ、
検出能力の向上や装置の簡易化を図ることができる。こ
れによりラインセンサの解像力、すなわち必要部分の検
出程度を、利用されるレンズ系との組合せによって種々
な設定が可能である。製版用フィルム等の画素の検出
は、複数のラインセンサを使用、または単一または複数
のラインセンサを使用し、透過光または反射光を受ける
べく、移動するものであってもよい。ラインセンサ7の
動作は検出コントローラによって制御される。ラインセ
ンサ7の出力は前述の判別装置5のラインメモリー8に
入力されるようになっている。判別装置5の出力は制御
装置74に入力される。制御装置74は演算装置75(CP
U)、記憶装置76、補助記憶装置77及び入力装置78とか
らなっている。
記憶装置76、補助記憶装置77としては判別装置5から得
られた情報を対象物の所望領域につき記憶するものであ
って、書き込みと読み出しが可能なメモリであればよ
い。
演算装置(CPU)75としては、コンピュータが使用でき
る。
また、記憶装置76は、判別装置5等のタイミングで記憶
し、遮光装置のタイミングで読み出す。更に、記憶装置
76から遮光装置のタイミングで読み出してきたデータを
例えば遮光装置の一例であるサーマルプリンターのヘッ
ドの制御信号に変換し、パルス幅を制御することにより
サーマルヘッドの温度コントロールを行う。
入力装置78としては、画素サイズを入力できるものであ
れば特に制限されないが、キーボード等が使用できる。
対象物の画像部分または不要な部分の検出は前述の判別
処理方法によって行う。
遮光装置54としては、位置情報に基づき、遮光を行うた
めの、感熱転写プリンタ81を使用し得る。感熱転写プリ
ンタ81は第8図に示すようにサーマルヘッド82及び感熱
転写体83を主たる構成とするものであり、前記位置情報
により、感熱転写プリンタ81のサーマルヘッド82への指
示を行い、遮光層97を形成する。つまり、位置情報によ
りサーマルヘッド82が遮光材料を担持した感熱転写体83
から前記遮光材料で構成される遮光層97を対象物61へ設
ける。なお、84は感熱転写体83を供給するための巻き出
しローラ、85は使用済の感熱転写体83を巻き取る巻取り
ローラ、を示す。また、ローラ86は搬送装置52の構成部
材であると共に感熱転写プリンタ81のプラテンをも兼ね
る。
感熱転写体83としては、顔料または染料と熱溶融性被膜
形成材料とを含有して50〜130℃程度で熱転写可能な転
写材料を支持体に設けたものである。顔料または染料
は、製版用フィルムまたは印画紙等を使用する後工程で
ある露光作業において、遮光条件を満足するものであ
る。熱溶融性被膜形成材料としては、ワックスまたはそ
の他の材料がある。
巻き出しローラ84と巻き取りローラ85との間に感熱転写
体83の経路90が形成され、その経路90に沿ってバックテ
ンションローラ87、感熱転写プリンタ81、搬送ローラ対
88が配設される。
感熱転写プリンタ81はホルダ91を有し、ホルダ91にサー
マルヘッド取付フレーム92が軸93によって回転可能に取
付けられている。
サーマルヘッド取付フレーム92の先端にはサーマルヘッ
ド82が固定されている。またホルダ91にはサーマルヘッ
ド押圧ばね94が取付けられており、このサーマルヘッド
押圧ばね94はサーマルヘッド82をプラテンローラ86に向
けて押圧している。ホルダ91にはカム従動子95が取付け
られ、このカム従動子95はカム96に接触している。従っ
て、カム96の回転角に応じてホルダ91が揺動変位してプ
ラテンローラ86に接近し、または離隔する。
対象物61と感熱転写体83とはプラテンローラ86の入口側
に供給されて重ね合わされ、位置情報によってサーマル
ヘッド82が加熱され、サーマルヘッド82によって感熱転
写材料が熱溶融し感熱転写体83から感熱転写材料が対象
物61の検出された画像部分以外または不要な部分に転写
されて遮光層97が形成される。遮光層は、製版用フィル
ム等の不要な部分に転写または付与された後、製版用フ
ィルム等が受ける作業環境の中で必要な耐性を有するこ
とが好ましく、それぞれ作業環境に合う遮光層を選択す
ることができる。プラテンローラ86の出口側で剥離装置
98によって対象物61と感熱転写体83とは剥離される。
剥離装置98はフィルムガイドローラ91と転写体ガイドロ
ーラ102とからなっており、フィルムガイドローラ91は
対象物61をガイドしてその進行方向を決定し、また転写
体ガイドローラ102は感熱転写体83をガイドしてその進
行を決定する。但し、この実施例ではプラテンローラ86
がフィルムガイドローラ91を兼ねている。
プラテンローラ86(フィルムガイドローラ91)の出口側
における対象物61と感熱転写体83との間の角度θが剥離
角度であり、この角度θがオペークの品質に影響を与え
ることは前述のとおりである。この剥離角度θは剥離角
度調整装置56によって調整される。剥離角度調整装置56
はホルダ91に長孔103を有し、この長孔103に転写体ガイ
ドローラ102の軸104が変位可能に嵌入しており、長孔10
3の長手方向における軸104の固定位置を選択することに
よっ転写体ガイドローラ102の位置が変化し、これによ
って隔離角度θを調整し得る。
このほか、剥離角度の調整としては、対象物と接するロ
ーラの位置を可変とする手段、感熱転写材と接するロー
ラの位置を可変とする手段、或いはこの両方の手段、等
がある。剥離角度の調整については、角度を10〜90゜、
好ましくは20〜60゜の範囲で調整できることが必要であ
る。調整段階としては例えば1度毎、5度毎、10度毎に
調整できるようにする。
この角度調整により、1台の装置で、感熱転写材の種類
の変化、対象物の種類の変化、等に対応可能となる。
感熱転写体83を使用した転写が行なわれた後、静電気除
去手段の一例である導電性ローラ115を搬送速度に一致
して、対象物61へ接触させることにより、対象物61の静
電気が除去される。なお、ローラ対62の入口側及び出口
側並びに感熱転写プリンタ81の入口側には検知器112,11
3,114が配設されている。検知器112,113,114は経路67内
の対象物61を検知するもので、小型の光源とフォトトラ
ンジスタの組合せによる対象物が光を遮る手段、マイク
ロスイッチを対象物が触れて作動させる手段、或いは対
象物がローラを押し上げることでマイクロスイッチを作
動させる手段等である。
このように構成されたオペーク装置の動作は次のとおり
である。
製版用フィルムである対象物61は、オペーク装置1の入
口111に挿入される。挿入されると検知器112により、対
象物61が検知され、搬送装置2による搬送が開始され
る。なお、搬送するための駆動を電源投入から常時作動
しておくこともできるが、望ましくは対象物61の挿入か
ら搬送を開始する。搬送された対象物61は検知器113に
よって検出されて以後の作動において必要となる対象物
61の位置を決定する基準となる信号を生成する。ここで
は2つの検知器112,113を使用するが、検知器を1つと
して兼用することも可能である。検知器113による検知
は位置決めのための機能を有する。つまり、検知開始の
情報が次の露光、受光及び検出による位置情報の基準と
もなり得る。なお、予め対象物に設けられた基準位置を
示す標識によってもよい。
搬送されている対象物61に対し、検出装置53の露光装置
68において露光を行う。露光装置68としては、照明光源
及びスリットからなる。
対象物61からの光(第6図では透過光を示しているが、
反射光による場合でもよいことは勿論である)をライン
センサ7に入射させる。
露光装置68を通過した対象物61は遮光装置54の前に設け
られた検知器114により検知される。この検知が遮光位
置を決める基準ともなる。
検知器113による検知からの情報が基準となり、この基
準を基に、搬送距離または搬送速度から、検出された画
像情報の位置が自動的に設定できる。つまり、検知器11
3によるスタート点からの間隔を求めることもでき、こ
の位置情報を記憶させておき、検出器からの対象物61の
座標情報と合せて、遮光装置54にインプットされること
により予め位置決めを行うことなく、遮光が行える。遮
光装置54の前に設けられた検知器114による検知によ
り、この基準情報と検出された位置情報から自動的に処
理できることになる。なお、検知器113と露光される場
所との距離、及び検知器114と遮光装置54との距離とは
必ずしも同じである必要はない。これらの演算及び処理
を演算装置75によって行い、記憶装置76,補助記憶装置7
7に記憶させる。すなわち入力装置78から演算装置75へ
入力されたサイズ、更には検出ピッチに基づき演算装置
75を介して検出コントローラ73からの指示により、露光
装置68が稼働する。検出装置53からの情報である対象物
61の画像情報を順次に演算装置75管理下の記憶装置76に
記憶させる。なお、本発明における装置において、演算
装置75は必ずしも必須ではなく、場合によっては、演算
装置75を設けない装置とすることも可能である。
次に遮光装置54に達した対象物61はプラテンローラ86で
感熱転写体83と重ね合わされる。このとき、カム96の動
作によりホルダ91が変位し(第6図中で反時計方向に変
位し)、かつサーマルヘッド押圧ばね94の弾性押圧力が
作用してサーマルヘッド82がプラテンローラ86に押付け
られ、重ねられた感熱転写体83と対象物61とをはさみつ
ける。サーマルヘッド82は搬送方向に対し直角に配置し
てあり、補助記憶装置77と対象物61の双方の位置情報の
論理積結果によってサーマルヘッド92が加熱され、転写
体が熱溶融し、対象物61上の検出された不要な部分への
遮光層形成がなされる。
遮光層の形成が完了した後、重ねられた感熱転写体83と
対象物61とは遮光装置54から送り出され、剥離装置55に
入る。剥離装置55では対象物61はフィルムガイドローラ
111に案内されてローラ対64に向かい、一方、感熱転写
体83は転写体ガイドローラ92に案内されて巻き取りロー
ラ85に向かう。こうして対象物61と感熱転写体83とが剥
離角度θだけ異なる方向に案内されることによって両者
は剥離される。この剥離角度を調整する場合、ホルダ91
に形成された長孔93の長手方向に軸104を移動させ、感
熱転写体ガイドローラ102の位置を換える。これによっ
て感熱転写体83の搬送方向が変り、剥離角度が変化す
る。
[発明の効果] この発明では解像力をおとした本来の画像部を、出力時
にオペークすることなく効率よく画像を判別することが
できる判別処理方法を得ることができ、また、この発明
のオペーク装置では製版用フィルム等におけるピンホー
ル等の不要な部分を前記判別処理方法によって検出し、
この不要部分を遮光すればよいことに着目し、従来のマ
スクシート利用法または修正液塗布法に比較し、簡便、
迅速かつ精度よく製版(オペーク)でき、また熟練者に
よらなくとも作業できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は判別処理過程を示す過程説明図、第2図は画像
読み取り・入力を示す流れ図、第3図は連結法による演
算処理を示す流れ図、第4図は出力処理(束ね)を示す
流れ図、第5図は判別処理装置における各メモリーの内
容を示す説明図、第6図は判別処理装置を示すブロック
図、第7図は本発明の一実施態様を示すオペーク装置の
概略側面説明断面図、及び第8図は熱転写部分の拡大側
面構成説明図である。 1……原画、2……地部、3……画像部、4……非画像
部(4a,4b,4c)、5……判別装置、6……光学系、7…
…画像読み取り・走査手段(ラインセンサ)、8……ラ
インメモリー、10……画素、10a……対象画素、11……
結果メモリー、12……出力用メモリー、13……プロセッ
サ、15……ライン、16……評価窓、51……オペーク装
置、52……搬送装置、53……検出装置、54……遮光装
置、55……剥離装置、56……剥離角度調整装置、61……
対象物、62,63,64……ローラ対、65……ローラ、66……
対向ローラ、67……経路、68……露光装置、71……光路
変更用ミラー、 73……検出コントローラ、74……制御装置、75……演算
装置(CPU)、76……記憶装置、77……補助記憶装置、7
8……入力装置、81……感熱転写プリンタ、82……サー
マルヘッド、83……感熱転写体、84……巻き出しロー
ラ、85……巻き取りローラ、86……プラテンローラ、87
……バックテンションローラ、88……搬送ローラ対、90
……経路、91……ホルダ、92……サーマルヘッド取付フ
レーム、93……軸、94……サーマルヘッド押圧はね、95
……カム従動子、96……カム、97……遮光層、98……剥
離装置、101……フィルムガイドローラ、102……転写体
ガイドローラ、103……長孔、104……軸、111……入
口、112,113,114……検知器、115……導電性ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)画像走査・読み取り手段で、画像
    を、画素列であるライン毎に順次読み取り、(B)読み
    取られた所定数のラインの画素毎の0または1の二値化
    データをラインメモリーに蓄え、(C)蓄えられた所定
    数のラインに対し、対象画素とその周囲にある所定数の
    画素からなる判別用小領域毎に区分けし、かつ一つの画
    素毎に主走査方向にずらして、該判別用小領域において
    予め設定してある所定数以上の1のデータが連結して存
    在した場合に対象画素を画像部と判別し、または連結し
    ていない場合若しくは対象画素が0の場合にはノイズ等
    の非画像部と判別し、(D)判別結果を結果メモリーに
    蓄え、(E)副走査方向に新しい一つのラインだけずら
    して判別用小領域を設定して、新しい一つのラインにつ
    き画素毎の0または1の二値化データをラインメモリー
    に蓄え、上記(C)〜(D)を順次行い、(F)結果メ
    モリーのデータを、隣接する所定数の画素を一つの出力
    用領域とし、出力用メモリーに蓄え、(G)出力用領域
    内に予め設定してある所定数以上の画像部があるとき
    は、本来の画像として扱い、(H)該出力用領域毎に出
    力または処理する、ことを特徴とする画像部または非画
    像部の判別処理方法
  2. 【請求項2】判別用小領域が7×7画素である請求項1
    記載の画像部または非画像部の判別処理方法
  3. 【請求項3】上記(H)の出力または処理を画像形成装
    置で行う請求項1または2記載の画像部または非画像部
    の判別処理方法
  4. 【請求項4】画像形成された製版用フィルムまたは印画
    紙に対し、請求項1記載の(A)〜(G)により画像部
    または非画像部を判別し、製版用フィルムまたは印画紙
    の画像部以外を感熱転写印字装置にて遮光層を形成する
    オペーク方法
JP32517388A 1988-12-23 1988-12-23 画像部または非画像部の判別処理方法及びオペーク方法 Expired - Lifetime JPH0776830B2 (ja)

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EP89123720A EP0374934A3 (en) 1988-12-23 1989-12-22 Method of distinguishing image area and non-image area, opaquing method and opaquing apparatus
DE198989123720T DE374934T1 (de) 1988-12-23 1989-12-22 Verfahren zum unterscheiden von bild- und nichtbildbereichen, verfahren und vorrichtung zum abdecken.

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JPH02170162A (ja) 1990-06-29
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