JP2967247B2 - 回転タイミング信号発生方法及びその装置 - Google Patents
回転タイミング信号発生方法及びその装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は円筒缶を回転装置に装着
して回転し、全周を撮影してその走査信号を得、光電的
に全周検査するような場合、撮影中に缶回転のタイミン
グ信号を発生させる方法及びその装置に関する。尚、本
発明で円筒缶を回転装置に装着するとは、円筒缶を回転
装置に冠着する場合、回転装置で円筒缶の上端と下端と
を挟圧保持する場合、回転装置上に円筒缶を載置して吸
着保持する場合等を含むものとする。
して回転し、全周を撮影してその走査信号を得、光電的
に全周検査するような場合、撮影中に缶回転のタイミン
グ信号を発生させる方法及びその装置に関する。尚、本
発明で円筒缶を回転装置に装着するとは、円筒缶を回転
装置に冠着する場合、回転装置で円筒缶の上端と下端と
を挟圧保持する場合、回転装置上に円筒缶を載置して吸
着保持する場合等を含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来、2ピース缶のような円筒形の缶詰
缶を一日に大量に生産するラインの中で、模様などを含
む外観状況を自動的に検査する装置は無かった。出来上
がった缶胴の表面に欠陥が生じていないかどうかを見る
ための最終検査は、缶ひとつひとつを検査員が実際に手
に取って肉眼で逐一観察し、善し悪しは勘で判断するの
が一般的である。人海戦術と人の直感に頼る方法は精度
や能率に限界があり、自動検査の実現はこれまで強く望
まれていた。
缶を一日に大量に生産するラインの中で、模様などを含
む外観状況を自動的に検査する装置は無かった。出来上
がった缶胴の表面に欠陥が生じていないかどうかを見る
ための最終検査は、缶ひとつひとつを検査員が実際に手
に取って肉眼で逐一観察し、善し悪しは勘で判断するの
が一般的である。人海戦術と人の直感に頼る方法は精度
や能率に限界があり、自動検査の実現はこれまで強く望
まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外観についての自動検
査方法というものが、これまでまったく無かったという
わけではない。機器による物の表面の自動検査方法とし
て、画像検査体を回転体に装着して外観映像を撮影し、
予め記憶させてある基準映像と新たな外観映像とを映像
信号同士コンピュータで電気的に突き合わせ、高速度に
画像比較するという方法がある。この方法の場合、外観
検査を非常に微細な画素単位で精密に正確に行うことが
出来るという利点がある。
査方法というものが、これまでまったく無かったという
わけではない。機器による物の表面の自動検査方法とし
て、画像検査体を回転体に装着して外観映像を撮影し、
予め記憶させてある基準映像と新たな外観映像とを映像
信号同士コンピュータで電気的に突き合わせ、高速度に
画像比較するという方法がある。この方法の場合、外観
検査を非常に微細な画素単位で精密に正確に行うことが
出来るという利点がある。
【0004】このような方法でも、全ての操作を高速度
に自動的に行うことが可能であるというわけではない。
基準映像と新たな外観映像との信号同士の基準合わせは
難しい。上記の自動検査方法の場合、画像検査体を回転
させて外周をラインセンサカメラなどで走査する。走査
して得た画像信号が外周のどの位置から始まっていてど
の位置で終わっているのか、機器が自動的に解析してそ
の結果から必要な位置を短時間に判断するというような
ことは非常に難しい。取り分け、画像検査体が円筒形の
ような回転対称体であると形状に特徴がないため一層で
ある。ましてや信号処理の中で複数の画像を高速度で自
動的に位置合わせするというようなことなどはほとんど
出来ない。
に自動的に行うことが可能であるというわけではない。
基準映像と新たな外観映像との信号同士の基準合わせは
難しい。上記の自動検査方法の場合、画像検査体を回転
させて外周をラインセンサカメラなどで走査する。走査
して得た画像信号が外周のどの位置から始まっていてど
の位置で終わっているのか、機器が自動的に解析してそ
の結果から必要な位置を短時間に判断するというような
ことは非常に難しい。取り分け、画像検査体が円筒形の
ような回転対称体であると形状に特徴がないため一層で
ある。ましてや信号処理の中で複数の画像を高速度で自
動的に位置合わせするというようなことなどはほとんど
出来ない。
【0005】実際には画像検査体を回転体に装着すると
き、出来るだけ注意深く予定の向きに画像検査体の方向
を合わせ、その上で検査信号を再度モニターテレビに映
し出して肉眼で位置合わせをするという煩雑な方法も採
られている。このような方法は、例えば、高速度で製造
される2ピース缶などの缶詰缶製造ラインでの外観に関
する検査方法として導入することは出来ない。それ以外
にも、缶表面にマーキングを施して機器に読み取らせる
という方法も確かに考えられなくはないが、厳格なデザ
イン管理が必要な缶の製造工程の中で、新たにそのよう
な細工を施すことは非現実的である。
き、出来るだけ注意深く予定の向きに画像検査体の方向
を合わせ、その上で検査信号を再度モニターテレビに映
し出して肉眼で位置合わせをするという煩雑な方法も採
られている。このような方法は、例えば、高速度で製造
される2ピース缶などの缶詰缶製造ラインでの外観に関
する検査方法として導入することは出来ない。それ以外
にも、缶表面にマーキングを施して機器に読み取らせる
という方法も確かに考えられなくはないが、厳格なデザ
イン管理が必要な缶の製造工程の中で、新たにそのよう
な細工を施すことは非現実的である。
【0006】缶詰缶に限らないが商品管理にはしばしば
バーコードリーダーを用いる。バーコードリーダーがバ
ーコードを読み取る場合には一端側から他端側方向に走
査し、続けて他端側から一端側方向に走査しなければな
らない。そのため、大量の2ピース缶を高速度に製造す
る缶詰缶工場で、生産速度を落とすことなくしかも全商
品を対象に検査をしようとすれば、バーコードリーダー
では読み取り速度が遅過ぎる。
バーコードリーダーを用いる。バーコードリーダーがバ
ーコードを読み取る場合には一端側から他端側方向に走
査し、続けて他端側から一端側方向に走査しなければな
らない。そのため、大量の2ピース缶を高速度に製造す
る缶詰缶工場で、生産速度を落とすことなくしかも全商
品を対象に検査をしようとすれば、バーコードリーダー
では読み取り速度が遅過ぎる。
【0007】画像処理上の位置合わせが難しいというこ
とは、2ピース缶を生産する現実の工業ラインで、外観
につき自動検査を導入しようとするようなときの大きな
ネックになっているという問題点があった。
とは、2ピース缶を生産する現実の工業ラインで、外観
につき自動検査を導入しようとするようなときの大きな
ネックになっているという問題点があった。
【0008】本発明は前記の課題を解決するため、検査
対象缶を回転させながらその表面を走査し、そこで得ら
れたバーコードのナンバーが同じで印刷図柄の同じ複数
の画像電気信号について互いに比較検査する際、互いの
位置合わせを高速度にしかも容易にするような回転タイ
ミング信号を発生させる方法及びそのための装置を提供
することを目的とする。
対象缶を回転させながらその表面を走査し、そこで得ら
れたバーコードのナンバーが同じで印刷図柄の同じ複数
の画像電気信号について互いに比較検査する際、互いの
位置合わせを高速度にしかも容易にするような回転タイ
ミング信号を発生させる方法及びそのための装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに行った本発明を、実施例に相当する図1〜3に従っ
て説明する。
めに行った本発明を、実施例に相当する図1〜3に従っ
て説明する。
【0010】本発明の回転タイミング信号発生方法は、
バーコード21を表示印刷してある円筒缶20の缶胴を
回転装置(マンドレル)11に装着して回転させ、その
バーコード21の転写パターンを含むパターンフィルム
3上に当該バーコード21の反射光が投影し、バーコー
ド21の映像と転写パターン2とが合成像10を形成す
る間、その明暗変化を光センサ16で読み取り、光セン
サ16からの明暗信号により検知回路から缶の回転タイ
ミングを示す信号を発生させる。
バーコード21を表示印刷してある円筒缶20の缶胴を
回転装置(マンドレル)11に装着して回転させ、その
バーコード21の転写パターンを含むパターンフィルム
3上に当該バーコード21の反射光が投影し、バーコー
ド21の映像と転写パターン2とが合成像10を形成す
る間、その明暗変化を光センサ16で読み取り、光セン
サ16からの明暗信号により検知回路から缶の回転タイ
ミングを示す信号を発生させる。
【0011】本発明の回転タイミング信号発生装置は、
回転駆動手段に連結しており、円筒缶を装着する回転装
置(マンドレル)11と、該回転装置11に装着された
円筒缶20の缶胴表面に印刷されたバーコード21を照
明する照明手段12と、該照明手段12により照明され
たバーコード21の像を投影する光学系13と、バーコ
ード21の転写パターン2を含み、投影されたバーコー
ド21の映像の結像位置に配置されたパターンフィルム
3と、そのパターンフィルム3上に投影されたバーコー
ド21の映像と転写パターン2とが形成する合成像10
を感知する光センサ16と、光センサ16からの明暗信
号により回転タイミング信号を発する検知回路41とか
らなる。
回転駆動手段に連結しており、円筒缶を装着する回転装
置(マンドレル)11と、該回転装置11に装着された
円筒缶20の缶胴表面に印刷されたバーコード21を照
明する照明手段12と、該照明手段12により照明され
たバーコード21の像を投影する光学系13と、バーコ
ード21の転写パターン2を含み、投影されたバーコー
ド21の映像の結像位置に配置されたパターンフィルム
3と、そのパターンフィルム3上に投影されたバーコー
ド21の映像と転写パターン2とが形成する合成像10
を感知する光センサ16と、光センサ16からの明暗信
号により回転タイミング信号を発する検知回路41とか
らなる。
【0012】前記パターンフィルムは図2に示すよう
に、バーコード21全長の一部をネガティブに、その残
部をポジティブに転写してあり、ネガティブ転写部4の
暗と、ポジティブ転写部5の明とを前記合成像10から
読み取るようにしてあるとさらによい。
に、バーコード21全長の一部をネガティブに、その残
部をポジティブに転写してあり、ネガティブ転写部4の
暗と、ポジティブ転写部5の明とを前記合成像10から
読み取るようにしてあるとさらによい。
【0013】前記パターンフィルム3はバーコード21
の中のガイドバー22のみを転写してあると、バーコー
ドのコードナンバーが異なる円筒缶20の缶胴にも直接
使用出来て汎用性があり好ましい。
の中のガイドバー22のみを転写してあると、バーコー
ドのコードナンバーが異なる円筒缶20の缶胴にも直接
使用出来て汎用性があり好ましい。
【0014】
【作用】本発明の回転タイミング信号発生方法及び装置
では、いずれも円筒缶20が回転しそのバーコード21
がある回転角度に至ると、その映像がパターンフィルム
3に投影する。パターンフィルム3はバーコード21が
映像を投影している間暗くなる。光センサ16はパター
ンフィルム3が暗くなったことを感知し、その感知信号
を検知回路41が入力し、回転タイミング信号として出
力する。
では、いずれも円筒缶20が回転しそのバーコード21
がある回転角度に至ると、その映像がパターンフィルム
3に投影する。パターンフィルム3はバーコード21が
映像を投影している間暗くなる。光センサ16はパター
ンフィルム3が暗くなったことを感知し、その感知信号
を検知回路41が入力し、回転タイミング信号として出
力する。
【0015】バーコード21全長の一部をネガティブ
に、その残部をポジティブに転写してあると、バーコー
ド21の隣接部分(バーの長手方向側)の印刷の色がど
んな色でも確実に円筒缶の回転信号を発信できる。即
ち、バーコード21の隣接部分(バーの長手方向側)の
印刷の色が暗い色(例えば黒色やこげ茶色)だと、円筒
缶の回転に伴ってバーコード21がパターンフィルム3
のネガティブ転写部4に投影される前からネガティブ転
写部4は暗になり、バーコード21が投影されている間
も暗が続くが、ポジティブ転写部5はバーコード21が
投影される直前は暗であるのにバーコード21が投影さ
れ始めると明に変わる。光センサ17が明を感知する
と、この感知信号を入力した検知回路41が回転タイミ
ング信号として出力する。一方、バーコード21の隣接
部分の印刷の色が非常に明るい色(例えば白色や黄色)
だと、ポジティブ転写部5はバーコード21が投影され
る前と、投影されている間とは共に明であり、光センサ
17は明暗変化を感知しないが、ネガティブ転写部4は
バーコード21が投影される前と投影されている間とで
明から暗に変化するから、この明暗変化を感知した光セ
ンサ16が感知信号を発し、これを入力した検知回路4
1が回転タイミング信号を出力する。
に、その残部をポジティブに転写してあると、バーコー
ド21の隣接部分(バーの長手方向側)の印刷の色がど
んな色でも確実に円筒缶の回転信号を発信できる。即
ち、バーコード21の隣接部分(バーの長手方向側)の
印刷の色が暗い色(例えば黒色やこげ茶色)だと、円筒
缶の回転に伴ってバーコード21がパターンフィルム3
のネガティブ転写部4に投影される前からネガティブ転
写部4は暗になり、バーコード21が投影されている間
も暗が続くが、ポジティブ転写部5はバーコード21が
投影される直前は暗であるのにバーコード21が投影さ
れ始めると明に変わる。光センサ17が明を感知する
と、この感知信号を入力した検知回路41が回転タイミ
ング信号として出力する。一方、バーコード21の隣接
部分の印刷の色が非常に明るい色(例えば白色や黄色)
だと、ポジティブ転写部5はバーコード21が投影され
る前と、投影されている間とは共に明であり、光センサ
17は明暗変化を感知しないが、ネガティブ転写部4は
バーコード21が投影される前と投影されている間とで
明から暗に変化するから、この明暗変化を感知した光セ
ンサ16が感知信号を発し、これを入力した検知回路4
1が回転タイミング信号を出力する。
【0016】また、バーコード21の隣接部分の印刷の
色が中間の明るさの場合には、バーコード21の回転移
動につれてネガティフ転写部4が暗になり、その後、ポ
ジティブ転写部5は明になる。光センサが16が暗を感
知し、光センサが17が明を感知すると、両センサが感
知信号を発信し、これを入力した検知回路41が回転タ
イミング信号として出力する。
色が中間の明るさの場合には、バーコード21の回転移
動につれてネガティフ転写部4が暗になり、その後、ポ
ジティブ転写部5は明になる。光センサが16が暗を感
知し、光センサが17が明を感知すると、両センサが感
知信号を発信し、これを入力した検知回路41が回転タ
イミング信号として出力する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0018】図1は本発明の回転タイミング信号発生装
置1に併せ、ラインセンサカメラ30を配置した様子を
示す外観図である。
置1に併せ、ラインセンサカメラ30を配置した様子を
示す外観図である。
【0019】この回転タイミング信号発生装置1は、図
1に示すように、回転駆動手段であるモータ(不図示)
の駆動で定速回転するマンドレル11が設けられてい
る。そのマンドレル11には円筒缶20を冠着できる。
円筒缶20の缶胴表面には回転方向をバー方向とするバ
ーコード21が印刷されている。尚、円筒缶20のバー
コード21の隣接部分(バーの長手方向側)は中程度の
明るさの色のインキで印刷されているものとして説明す
る。
1に示すように、回転駆動手段であるモータ(不図示)
の駆動で定速回転するマンドレル11が設けられてい
る。そのマンドレル11には円筒缶20を冠着できる。
円筒缶20の缶胴表面には回転方向をバー方向とするバ
ーコード21が印刷されている。尚、円筒缶20のバー
コード21の隣接部分(バーの長手方向側)は中程度の
明るさの色のインキで印刷されているものとして説明す
る。
【0020】マンドレル11に嵌着した円筒缶20の缶
胴表面に印刷してあるバーコード21の方向に出光側を
向けて照明手段である第1の光ファイバ束12が配置さ
れ、その入光側の端部には光源31が設けられている。
光ファイバ束12が照射する光の缶胴表面からの反射光
の光路には光学系であるセルフォックアレーレンズ13
が設置されている。この反射光のセルフォックアレーレ
ンズ13による結像位置にはパターンフィルム3が配置
されている。パターンフィルム3には、転写パターン2
が記録されている。
胴表面に印刷してあるバーコード21の方向に出光側を
向けて照明手段である第1の光ファイバ束12が配置さ
れ、その入光側の端部には光源31が設けられている。
光ファイバ束12が照射する光の缶胴表面からの反射光
の光路には光学系であるセルフォックアレーレンズ13
が設置されている。この反射光のセルフォックアレーレ
ンズ13による結像位置にはパターンフィルム3が配置
されている。パターンフィルム3には、転写パターン2
が記録されている。
【0021】バーコード21および転写パターン2の詳
細を図2に示す。この図では見やすくするためと作図の
便宜上から、広い面積を占める黒色部分を多数の黒点で
表現してある。なお、同図(a)に示すバーコード21
の転写パターン2を(b)に示す。図2(a)にはバー
コード21の詳細を示してある。
細を図2に示す。この図では見やすくするためと作図の
便宜上から、広い面積を占める黒色部分を多数の黒点で
表現してある。なお、同図(a)に示すバーコード21
の転写パターン2を(b)に示す。図2(a)にはバー
コード21の詳細を示してある。
【0022】バーコード21は、レフトガードバー、セ
ンターバー、ライトガードバーからなる計3組の各ガイ
ドバー22を有し、パターンフィルム3にはそれら3組
のガイドバー22に着目して転写パターン2を形成して
ある。
ンターバー、ライトガードバーからなる計3組の各ガイ
ドバー22を有し、パターンフィルム3にはそれら3組
のガイドバー22に着目して転写パターン2を形成して
ある。
【0023】転写パターン2はバーの長さ方向の一端側
半分をネガティブに転写したネガティブ転写部4と、残
り他端側半分をポジティブに転写したポジティブ転写部
5とでなる。ネガティブ転写部4は3つのガイドバー2
2の内、レフトガードバーに対応して転写透明ライン
6、その間隙23白地部分について間隙黒ライン7を有
している。ポジティブ転写部5は2本一組のレフトガー
ドバーの内の一本に対応して転写黒ライン8を有し、間
隙23について間隙透明ライン9、片脇24白地部分に
はサイド透明ライン9aを有している。ライトガードバ
ーについてもレフトガードバーと同様の各ラインを転写
してある。センターバーに対応してはネガティブ転写部
4にガイドバー22の透明な転写線として転写透明ライ
ン6、間隙23について間隙黒ライン7を有している。
ポジティブ転写部5には間隙23について間隙透明ライ
ン9を有している。その他は全体を広く墨塗りしてあ
る。
半分をネガティブに転写したネガティブ転写部4と、残
り他端側半分をポジティブに転写したポジティブ転写部
5とでなる。ネガティブ転写部4は3つのガイドバー2
2の内、レフトガードバーに対応して転写透明ライン
6、その間隙23白地部分について間隙黒ライン7を有
している。ポジティブ転写部5は2本一組のレフトガー
ドバーの内の一本に対応して転写黒ライン8を有し、間
隙23について間隙透明ライン9、片脇24白地部分に
はサイド透明ライン9aを有している。ライトガードバ
ーについてもレフトガードバーと同様の各ラインを転写
してある。センターバーに対応してはネガティブ転写部
4にガイドバー22の透明な転写線として転写透明ライ
ン6、間隙23について間隙黒ライン7を有している。
ポジティブ転写部5には間隙23について間隙透明ライ
ン9を有している。その他は全体を広く墨塗りしてあ
る。
【0024】パターンフィルム3を挟んでセルフォック
アレーレンズ13の反対側には、第2のグラスファイバ
束14と第3のグラスファイバ束15とを設けてある。
第2のグラスファイバ束14はネガティブ転写部4に入
光端を向け、第3のグラスファイバ束15の入光端はポ
ジティブ転写部5に面している。
アレーレンズ13の反対側には、第2のグラスファイバ
束14と第3のグラスファイバ束15とを設けてある。
第2のグラスファイバ束14はネガティブ転写部4に入
光端を向け、第3のグラスファイバ束15の入光端はポ
ジティブ転写部5に面している。
【0025】第2のグラスファイバ束14の出光端側に
は第1の光センサ16を設けてあり、第3のグラスファ
イバ束15の出光端側には第2の光センサ17を設けて
ある。
は第1の光センサ16を設けてあり、第3のグラスファ
イバ束15の出光端側には第2の光センサ17を設けて
ある。
【0026】図3は装置の回路ブロック図を示してい
る。41は第1の光センサ16と第2の光センサ17と
を入力とし回転タイミング信号を発する検知回路であ
り、42は画像処理装置を含む制御回路を表している。
43はモニタである。図4は検知回路41の詳細ブロッ
ク図を示す。51と52はいずれもアンド回路、53は
遅延回路である。
る。41は第1の光センサ16と第2の光センサ17と
を入力とし回転タイミング信号を発する検知回路であ
り、42は画像処理装置を含む制御回路を表している。
43はモニタである。図4は検知回路41の詳細ブロッ
ク図を示す。51と52はいずれもアンド回路、53は
遅延回路である。
【0027】ラインセンサカメラ30は、走査線の照射
方向を円筒缶20に向け、円筒缶20を挟んだパターンフ
ィルム3の反対側に設けてある。ラインセンサカメラ3
0は制御回路42につながっている。
方向を円筒缶20に向け、円筒缶20を挟んだパターンフ
ィルム3の反対側に設けてある。ラインセンサカメラ3
0は制御回路42につながっている。
【0028】本実施例の回転タイミング信号発生装置1
は次のように駆動する。円筒缶20を回転させながら円
筒缶20の缶胴表面を第1のグラスファイバ束12で照
射する。円筒缶20の回転につれてパターンフィルム3
上にバーコード21が投影される。このときガイドバー
22の映像が転写透明ライン6に重なるとネガティブ転
写部4は暗になる。ガイドバー22の間隙23の映像が
間隙透明ライン9に、片脇24の映像がサイド透明ライ
ン9aに重なるとポジティブ転写部5は明になる。ネガ
ティブ転写部4が暗、ポジティブ転写部5が明になると
図2(c)に示すような合成像10がパターンフィルム
3上に形成される。
は次のように駆動する。円筒缶20を回転させながら円
筒缶20の缶胴表面を第1のグラスファイバ束12で照
射する。円筒缶20の回転につれてパターンフィルム3
上にバーコード21が投影される。このときガイドバー
22の映像が転写透明ライン6に重なるとネガティブ転
写部4は暗になる。ガイドバー22の間隙23の映像が
間隙透明ライン9に、片脇24の映像がサイド透明ライ
ン9aに重なるとポジティブ転写部5は明になる。ネガ
ティブ転写部4が暗、ポジティブ転写部5が明になると
図2(c)に示すような合成像10がパターンフィルム
3上に形成される。
【0029】第1の光センサ16が暗を感知し、つい
で、第2の光センサ17が明を感知し、両方の信号がそ
ろうと明と暗とを伝える最初の信号が第1のアンド回路
51から遅延回路53に入る。最初の信号が遅延回路5
3で遅延している間も引き続き第1の光センサ16は
暗、第2の光センサ17は明を感知しつづけ、その感知
信号を第2のアンド回路52に所定時間送り続ける。バ
ーコード21の映像と転写パターン2との重なりが解除
する前に遅延回路53から最初の信号がアンド回路52
に入り、遅延回路53を経由しない後からの信号と合わ
さるとアンド回路52は回転タイミング信号を画像処理
装置を含む制御回路42に送る。制御回路42は、回転
タイミング信号を受けてラインセンサカメラ30に走査
を開始させる。これにより互いに異なる円筒缶20の撮
影映像相互間での位置合わせが可能になる。
で、第2の光センサ17が明を感知し、両方の信号がそ
ろうと明と暗とを伝える最初の信号が第1のアンド回路
51から遅延回路53に入る。最初の信号が遅延回路5
3で遅延している間も引き続き第1の光センサ16は
暗、第2の光センサ17は明を感知しつづけ、その感知
信号を第2のアンド回路52に所定時間送り続ける。バ
ーコード21の映像と転写パターン2との重なりが解除
する前に遅延回路53から最初の信号がアンド回路52
に入り、遅延回路53を経由しない後からの信号と合わ
さるとアンド回路52は回転タイミング信号を画像処理
装置を含む制御回路42に送る。制御回路42は、回転
タイミング信号を受けてラインセンサカメラ30に走査
を開始させる。これにより互いに異なる円筒缶20の撮
影映像相互間での位置合わせが可能になる。
【0030】本実施例の回転タイミング信号発生方法と
その装置の場合、「明」と「暗」との2つの信号でガイ
ドバー22を確認するので、位置読取の誤りが少ない。
その装置の場合、「明」と「暗」との2つの信号でガイ
ドバー22を確認するので、位置読取の誤りが少ない。
【0031】パターンフィルム3はバーコード21の中
の隣接する2本のガイドバー22に着目して転写パター
ン2を形成しているので、バーコードのコードナンバー
が異なる円筒缶20の缶胴にも直接使用出来て汎用性が
あり好ましい。
の隣接する2本のガイドバー22に着目して転写パター
ン2を形成しているので、バーコードのコードナンバー
が異なる円筒缶20の缶胴にも直接使用出来て汎用性が
あり好ましい。
【0032】本例の方法と装置の場合、合成像10の明
暗を、最初の信号と後の信号との2つの信号で検知して
いるので、例えば明部と暗部とが複雑に交差している説
明文記載の部分などを検知回路41が合成像10として
読み違えるというトラブルが更に少なくなる。
暗を、最初の信号と後の信号との2つの信号で検知して
いるので、例えば明部と暗部とが複雑に交差している説
明文記載の部分などを検知回路41が合成像10として
読み違えるというトラブルが更に少なくなる。
【0033】本例の方法と装置では、パターンフィルム
3の転写パターン2として、バーの長さ方向の一端側半
分をネガティブ転写部4、他端側半分をポジティブ転写
部5としたものを使用したが、円筒缶20を回転してバ
ーコードがネガティブ転写部4に投影されたときだけ明
確な明暗変化が起こるような印刷図柄及び文字の円筒缶
に使用するのであれば、ネガティブ転写部4だけが転写
されているパターンフィルム3を使ってもよい。この場
合には光センサ16が明暗変化を感知して感知信号を発
し、この信号を入力した検知回路が直ちに、または一定
時間後に回転タイミング信号を出力するようにする。
3の転写パターン2として、バーの長さ方向の一端側半
分をネガティブ転写部4、他端側半分をポジティブ転写
部5としたものを使用したが、円筒缶20を回転してバ
ーコードがネガティブ転写部4に投影されたときだけ明
確な明暗変化が起こるような印刷図柄及び文字の円筒缶
に使用するのであれば、ネガティブ転写部4だけが転写
されているパターンフィルム3を使ってもよい。この場
合には光センサ16が明暗変化を感知して感知信号を発
し、この信号を入力した検知回路が直ちに、または一定
時間後に回転タイミング信号を出力するようにする。
【0034】また、本例の方法と装置では、円筒缶20
の回転装置11として、マンドレルを使用したが、この
他に円筒缶の上端と下端とを挟んで保持しながら回転さ
せるタイプや円筒缶を載置して吸着しながら回転させる
タイプのものを使用することができる。
の回転装置11として、マンドレルを使用したが、この
他に円筒缶の上端と下端とを挟んで保持しながら回転さ
せるタイプや円筒缶を載置して吸着しながら回転させる
タイプのものを使用することができる。
【0035】このような装置によれば、バーコードのナ
ンバーが同じで印刷図柄が同じ複数の被検査対象円筒缶
20について、それぞれの画像情報を、信号上で機器的
にすなわち光電的に位置合わせ出来るようになる。走査
開始位置をそろえて画像信号を画素単位に電気信号的に
比較すれば、円筒缶20の缶胴表面の欠陥を高速度に正
確に判断出来る。すなわち、外観の欠陥検査を機器を用
いて高速度に行い得るようになる。
ンバーが同じで印刷図柄が同じ複数の被検査対象円筒缶
20について、それぞれの画像情報を、信号上で機器的
にすなわち光電的に位置合わせ出来るようになる。走査
開始位置をそろえて画像信号を画素単位に電気信号的に
比較すれば、円筒缶20の缶胴表面の欠陥を高速度に正
確に判断出来る。すなわち、外観の欠陥検査を機器を用
いて高速度に行い得るようになる。
【0036】
【発明の効果】本発明の回転タイミング信号発生方法あ
るいは装置によれば、検査対象缶を回転させながらその
表面を走査し、そこで得られた複数の面画像の電気信号
同士を互いに比較検査する際、比較の対象となる互いの
位置合わせを容易にするような回転タイミング信号を、
画像処理装置を含む制御回路に送る。
るいは装置によれば、検査対象缶を回転させながらその
表面を走査し、そこで得られた複数の面画像の電気信号
同士を互いに比較検査する際、比較の対象となる互いの
位置合わせを容易にするような回転タイミング信号を、
画像処理装置を含む制御回路に送る。
【0037】これによって、例えば、大量の検査対象品
が高速に生産される現実の工業ラインで、外観について
の自動検査が可能になる。
が高速に生産される現実の工業ラインで、外観について
の自動検査が可能になる。
【0038】新たなマーキングも必要なく、多数の熟練
した人手を必要とする検査も省力化する。
した人手を必要とする検査も省力化する。
【図1】本発明を適用する実施例の回転タイミング信号
発生装置の外観図である。
発生装置の外観図である。
【図2】バーコードと本発明を適用するパターンフィル
ムの一例を示す図である。
ムの一例を示す図である。
【図3】本発明を適用する実施例の回転タイミング信号
発生装置の回路ブロック図である。
発生装置の回路ブロック図である。
【図4】実施例中の検知回路の詳細ブロック図である。
1は回転タイミング信号発生装置、2は転写パターン、
3はパターンフィルム、4はネガティブ転写部、5はポ
ジティブ転写部、10は合成像、11はマンドレル(回
転装置)、16は第1の光センサ、17は第2の光セン
サ、20は円筒缶、21はバーコード、22はガイドバ
ー、30はラインセンサカメラ、42は制御回路。
3はパターンフィルム、4はネガティブ転写部、5はポ
ジティブ転写部、10は合成像、11はマンドレル(回
転装置)、16は第1の光センサ、17は第2の光セン
サ、20は円筒缶、21はバーコード、22はガイドバ
ー、30はラインセンサカメラ、42は制御回路。
Claims (6)
- 【請求項1】 バーコードを表示印刷してある円筒缶の
缶胴を回転装置に装着して回転させ、そのバーコードの
転写パターンを含むパターンフィルム上に当該バーコー
ドの反射光が投影し、バーコードの映像と転写パターン
とが合成像を形成する間、その明暗変化を光センサで読
み取り、光センサからの明暗信号により検知回路から缶
の回転タイミングを示す信号を発生させることを特徴と
する検査缶の回転タイミング信号発生方法。 - 【請求項2】 前記パターンフィルムはバーコード全長
の一部をネガティブに、その残部をポジティブに転写し
てあり、ネガティブ転写部の暗と、ポジティブ転写部の
明とを前記合成像から読み取ることを特徴とする請求項
1に記載の検査缶の回転タイミング信号発生方法。 - 【請求項3】 前記パターンフィルムはバーコードの中
のガイドバーを転写してあることを特徴とする請求項1
または2に記載の検査缶の回転タイミング信号発生方
法。 - 【請求項4】 回転駆動手段に連結しており、円筒缶を
装着する回転装置と、該回転装置に装着された円筒缶の
缶胴表面に印刷されたバーコードを照明する照明手段
と、該照明手段により照明されたバーコードの像を投影
する光学系と、バーコードの転写パターンを含み、投影
されたバーコードの映像の結像位置に配置されたパター
ンフィルムと、そのパターンフィルム上に投影されたバ
ーコードの映像と転写パターンとが形成する合成像を感
知する光センサと、光センサからの明暗信号により回転
タイミング信号を発する検知回路とからなる回転タイミ
ング信号発生装置。 - 【請求項5】 前記パターンフィルムはバーコード全長
の一部をネガティブに、その残部をポジティブに転写し
てあり、合成像はネガティブ転写部の暗と、ポジティブ
転写部の明とでなることを特徴とする請求項4に記載の
回転タイミング信号発生装置。 - 【請求項6】 前記パターンフィルムはバーコードの中
のガイドバーを転写してあることを特徴とする請求項4
または5に記載の回転タイミング信号発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3263573A JP2967247B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 回転タイミング信号発生方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3263573A JP2967247B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 回転タイミング信号発生方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05108861A JPH05108861A (ja) | 1993-04-30 |
JP2967247B2 true JP2967247B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=17391431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3263573A Expired - Fee Related JP2967247B2 (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 回転タイミング信号発生方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2967247B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP3263573A patent/JP2967247B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05108861A (ja) | 1993-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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