JPH0588240A - アパーチユア可変なカメラ - Google Patents

アパーチユア可変なカメラ

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JPH0588240A
JPH0588240A JP27654591A JP27654591A JPH0588240A JP H0588240 A JPH0588240 A JP H0588240A JP 27654591 A JP27654591 A JP 27654591A JP 27654591 A JP27654591 A JP 27654591A JP H0588240 A JPH0588240 A JP H0588240A
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JP
Japan
Prior art keywords
aperture
light emitting
exposure
standard
changing means
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Pending
Application number
JP27654591A
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English (en)
Inventor
Yoshio Nakamura
良夫 中村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロボ内蔵カメラのストロボ光照射範囲
を、標準画面とパノラマ画面の切分けに連動して変化さ
せ、撮影画面範囲とストロボ光照射範囲を一致させるよ
うにしてストロボ光の有効利用を図る。 【構成】 カメラ本体1にフレネルレンズ板2を固定
し、その後方にストロボ発光部3を前後方向に移動可能
に位置させる。パノラマ撮影に対応した大きさの露光用
アパーチュア4がカメラ本体1に設けられている。操作
釦9をスライドさせて露光用アパーチュア4をマスク板
24,30で覆うと標準撮影用のアパーチュアとなる。
また、この露光用アパーチュア4を露呈させると、パノ
ラマ撮影用のアパーチュアとなる。この2つのアパーチ
ュアの切分け動作に連動して、ストロボ発光部3とフレ
ネルレンズ板2との間隔を変化させる。この間隔は、標
準撮影時に長くなるので照射範囲がせまくなり、パノラ
マ撮影時に短くなるので照射範囲が広くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アパーチュア可変なカ
メラに関し、より詳しくは、フィルム露光用アパーチュ
アの大きさを標準サイズとパノラマサイズに応じて変更
できると共に、ストロボが内蔵されたカメラ本体におけ
るストロボ光の照射範囲を変更し得るアパーチュア可変
なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ストロボが内蔵されたカメラ本
体におけるストロボ光の照射範囲は、該カメラ本体に備
えられた撮影レンズが単焦点距離を有する場合には、そ
の撮影画角を充分にカバーするように設定されている。
【0003】また、従来、カメラ本体に備えられた撮影
レンズが、ズームレンズ、バリフォーカルレンズ、二焦
点レンズ等可変焦点レンズである場合には、その撮影画
角範囲のうちの最も広い画角を有する短焦点距離の撮影
画角を充分にカバーするように設定したり、あるいは焦
点距離の変化に対応して連続的もしくは段階的にストロ
ボ照射範囲を変化させている。
【0004】この場合のストロボ照射範囲を撮影画角に
応じて変化させる具体的な手段としては、ストロボ装置
の発光窓にフレネルレンズ板を固定し、この後方にスト
ロボ発光管が固定された反射傘を設け、等価的には微小
凸面レンズの集合体と見なせるフレネルレンズ板と反射
傘との間隔を変化させることによってストロボ照射範囲
を変化させている。即ち、フレネルレンズ板と反射傘と
の間隔を大きく(長く)すると照射範囲が狭くなり、逆
に上記間隔を小さく(短く)すると照射範囲が広くなる
のである。
【0005】一方、カメラにおけるフィルム露光範囲
は、標準サイズの撮影のみを行うことが主流であった
が、近年パノラマサイズと称される、従来より横長の撮
影画面を用いたパノラマ撮影を行うことが流行し、カメ
ラ側において、そのフィルム露光用アパーチュアの一部
をマスク板で覆って標準撮影のみならず、パノラマ撮影
も行えるようにした多機能カメラが出現してきている。
【0006】このようなカメラにおいて、標準撮影画面
とパノラマ撮影画面の変更を行うには、主として次の2
種がある。即ち、その第1は、標準画面の上下をマスク
板で覆ってパノラマ撮影を行うものであり、その第2
は、標準画面の右左を拡張してパノラマ撮影を行うもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のカメラ
本体においては、ストロボの照射範囲が標準サイズを基
準にして設定されているために、標準サイズの長辺方向
を拡張して行われるパノラマ撮影の場合には画面の左右
部に光量不足が生じてしまう。
【0008】また、パノラマ撮影を標準サイズの短辺方
向の上下をカットして行う場合には、パノラマ撮影の撮
影範囲外にストロボ光が散逸されてしまうのでストロボ
光の撮影利用率が低下してしまう。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、撮影範囲とパノラマ撮影範囲の
それぞれをストロボの照射範囲でカバーし得るようにさ
せ、ストロボ光の有効利用を図るようにしたアパーチュ
ア可変なカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1に係るアパーチュア可変なカメ
ラは、カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部と、パノ
ラマ撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成されたフ
ィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパーチュ
アをパノラマ撮影時に露呈し標準撮影時に水平方向の端
部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記アパ
ーチュア可変手段による露光用アパーチュアの変更を指
示する操作手段と、上記アパーチュア可変手段で上記露
光用アパーチュアを上記マスク板で覆ったときに上記ス
トロボ発光部の照射範囲を、上記標準撮影画面範囲をカ
バーし得るように変化させ、一方、上記露光用アパーチ
ュアが露呈されたときに上記ストロボ発光部の照射範囲
を、上記パノラマ撮影画面範囲をカバーし得るように変
化させる照射範囲可変手段と、を具備することを特徴と
したものである。
【0011】また、請求項2に係るアパーチュア可変な
カメラは、カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部と、
パノラマ撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成され
たフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパー
チュアをパノラマ撮影時に露呈し標準撮影時に水平方向
の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記
アパーチュア可変手段で上記露光用アパーチュアを上記
マスク板で覆ったときに、上記ストロボ発光部の位置と
上記ストロボ発光部の前方に配置されたフレネルレンズ
板の位置との間隔を長くし、上記露光用アパーチュアが
露呈されたときに上記間隔を短くする照射範囲可変手段
と、を具備することを特徴としたものである。
【0012】さらに、請求項3に係るアパーチュア可変
なカメラは、カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部
と、標準撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成され
たフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパー
チュアを標準撮影時に露呈しパノラマ撮影時に垂直方向
の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記
アパーチュア可変手段による上記露光用アパーチュアの
変更を指示する操作手段と、上記アパーチュア可変手段
による上記露光用アパーチュアの可変状態を表示する表
示手段と、上記アパーチュア可変手段で上記露光用アパ
ーチュアを上記マスク板で覆ったときに上記ストロボ発
光部の照射範囲を、上記パノラマ撮影画面範囲をカバー
し得るように変化させ、上記露光用アパーチュアが露呈
されたときに上記ストロボ発光部の照射範囲を、上記標
準撮影画面範囲をカバーし得るように変化させる照射範
囲可変手段と、を具備することを特徴としたものであ
る。
【0013】また、請求項4に係るアパーチュア可変な
カメラは、カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部と、
標準撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成されたフ
ィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパーチュ
アを標準撮影時に露呈しパノラマ撮影時に垂直方向の端
部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記アパ
ーチュア可変手段で上記露光用アパーチュアをマスク板
で覆ったときに、上記ストロボ発光部の位置と該ストロ
ボ発光部の前方に配置されたフレネルレンズ板の位置と
の間隔を長くし、上記露光用アパーチュアが露呈された
ときに上記間隔を短くする照射範囲可変手段と、を具備
することを特徴としたものである。
【0014】
【作用】上記のように構成されたアパーチュア可変なカ
メラは、その操作手段によって露光用アパーチュアの変
更が指示されると、アパーチュア可変手段によって露光
用アパーチュアが標準撮影画面またはパノラマ撮影画面
に対応したものに変更され、この変更動作に連動してス
トロボ発光部の照射範囲が上述の標準撮影画面またはパ
ノラマ撮影画面範囲をカバーし得るものに変更されるの
である。
【0015】この場合、操作手段による切分け(変更)
の指示を表示手段を用いて表示させるようにしている。
また、フレネルレンズ板とストロボ発光部の位置間隔を
変化させることによって照射範囲を変化させることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
用いて説明する。本実施例は、フィルム露光用アパーチ
ュアがパノラマ撮影画面に対応して形成されその左右端
をマスク板で覆うことによって標準撮影画面が形成され
る形式のカメラに本発明を適用したものである。
【0017】図1は、標準撮影時における要部を示す斜
視図であり、図2は、同じく標準撮影時におけるカメラ
本体の斜視図であり、図3は、パノラマ撮影時における
要部を示す斜視図であり、図4は同じくパノラマ撮影時
におけるカメラ本体の斜視図である。
【0018】カメラ本体1の前面部に設けられたストロ
ボ発光窓には、長手方向に沿って多数形成された微小な
凸レンズを有するフレネルレンズ板2が固定されてい
る。このフレネルレンズ板2の後方には、ストロボ発光
部3が配置されている。
【0019】また、カメラ本体1には、パノラマ撮影範
囲に対応した大きさに設定されているフィルム露光用ア
パーチュア4が形成されている。この露光用アパーチュ
ア4の長辺方向の両端寄りには、パトローネ収納室6と
フィルム巻上げスプール7がそれぞれ設けられている。
また、カメラ本体1の背面端部には、裏ブタ5を開閉す
るための開閉釦8が設けられている。
【0020】また、カメラ本体1の背面上部には、「標
準撮影」と「パノラマ撮影」を切換えるための操作手段
としての操作釦9とファインダ接眼レンズ10と状態表
示器11が並んで設けられている。また、カメラ本体1
の上面には、レリーズ釦12が設けられている。
【0021】上述の状態表示器11は、「標準撮影」と
「パノラマ撮影」のいずれであるかを液晶等で表示する
もので、その他の情報、例えば撮影駒数、撮影モード等
の表示も合せて行われるようになっている。
【0022】ストロボ発光部3は、その発光管13の後
方を囲むようにして反射傘14が配置され、その前方に
所定の照射角度でもって発光光束を出すことができるよ
うになっている。
【0023】このストロボ発光部3の後方に延出した部
分の外側には、直線状に形成されたラック15が設けら
れ、このラック15には、支軸16に支持されたピニオ
ン17が噛合している。このピニオン17の歯面には、
支軸18に支持されたレバー19の一腕部の先端に形成
された円弧状の歯車20に噛合している。
【0024】このレバー19の他腕部の先端部には、支
軸18に平行する方向に突出する駆動ピン21が植設さ
れている。この駆動ピン21には、上述の操作釦9と一
体化されたフォーク部22が係合され、操作釦9とフォ
ーク部22は、一体となって水平方向に移動が自在で垂
直方向には移動不可とされている。
【0025】さて、上述の露光用アパーチュア4の撮影
レンズ寄り(図1において手前側)には、回転軸23が
設けられ、この回転軸23には、一方のマスク板24の
1辺が固定されている。このマスク板24の大きさは、
パノラマ撮影に対応する露光用アパーチュア4の両側を
それぞれ覆って標準撮影に対応する大きさにするに適正
なものとなっている。
【0026】また、このマスク板24の表裏の両方に
は、乱反射を防止するために黒色塗料が施されている。
この回転軸23には、レバー25の一端が固定されてて
おり、レバー25の他端には、回転軸23に平行する方
向に突出する従動ピン26が固定されている。
【0027】上述のレバー19の他端に植設された駆動
ピン21の下方に延びる部分は、図には現われていない
が切換板27の基端部に形成された長孔(または長溝)
に係合している。この係合状態は、レバー19が回転す
ると、この回転に伴って切換板27が垂直方向に移動規
制された状態で水平方向に移動自在となるようにされて
いる。
【0028】上記従動ピン26には、切換板27の移動
自在方向(水平方向)に直交する方向の長孔でなる係合
孔28が嵌合されている。
【0029】このような回転軸23、マスク板24、レ
バー25、従動ピン26とで構成される機構と同様な機
構が回転軸29、マスク板30、レバー31、従動ピン
32とで構成され、従動ピン32が、切換板27に形成
された係合孔28の突出方向と逆の方向に突出する係合
孔33が係合している。
【0030】以上のように構成された本実施例におい
て、操作釦9が「標準撮影」の側に位置されているとき
には、図1および図2に示すように、露光用アパーチュ
ア4の長辺方向の両側がマスク板24と30で覆われ実
質的なアパーチュアが標準撮影の画面寸法に一致したも
のとなる。
【0031】また、ストロボ発光部3は、その発光管1
3を囲う反射傘14によって所定の照射範囲を有する発
光光束がフレネルレンズ板2である程度の収束がなされ
るので、標準撮影の撮影範囲と略等しい(やや広い)ス
トロボ照射範囲を得ることができるのである。
【0032】一方、「標準撮影」状態から「パノラマ撮
影」状態に移行させるには、操作釦9を図1に示す矢印
a方向に移動させればよい。すると、該操作釦9と一体
にフォーク部22が図1において右方に平行移動する。
この動作に連動して駆動ピン21が押されレバー19が
支軸18を中心にして時計回りに回動し、自身の円弧状
の歯車20でピニオン17が支軸16を中心にして反時
計回りに回転する。
【0033】すると、ストロボ発光部3のラック15に
よってストロボ発光部3の全体が、前方に移動し、カメ
ラ本体1に固定されているフレネルレンズ板2に近づく
ことになる。
【0034】一方、レバー19が時計回りに回転される
と、同時に切換板27が右方に平行移動し、該切換板2
7の係合孔28および33によって従動ピン26および
32が押さることになる。すると、一方のレバー25が
回転軸23を中心にして時計回りに回転し今まで露光用
アパーチュア4を一端部を覆っていたマスク板24が開
かれ、他方のレバー31が回転軸29を中心にして反時
計回りに回転し今まで露光用アパーチュア4を他端部を
覆っていたマスク板30が開かれる結果、パノラマ撮影
の画面と等しい大きさの露光用アパーチュア4とされ
る。
【0035】このとき、ストロボ発光部3は、フレネル
レンズ板2に近づいた状態であるために、ストロボ照射
範囲が広がったものとなり、パノラマ撮影の画面範囲に
略一致するストロボ照射範囲とすることができる。
【0036】また、操作釦9を「標準撮影」側もしくは
「パノラマ撮影」側に操作することによって状態表示器
11にその旨の適宜の表示(例えば、「標準」、「パノ
ラマ」等の表示)がなされ、ファインダ接眼レンズ10
を含んで構成されるファインダ光学系中にも画面範囲の
変更が表示される。さらに、操作釦9を「標準撮影」側
もしくは「パノラマ撮影」側に操作することに連動して
フィルム巻上げ量を可変する手段を設ける必要があるこ
とは勿論である。
【0037】このように構成され且つ動作する本実施例
によれば、操作釦9を操作することによって露光用アパ
ーチュア4の大きさを「標準撮影」と「パノラマ撮影」
に応じて変化させることができ、この変化に連動してス
トロボ照射範囲を一致させることができるので、ストロ
ボ光を最大限有効に利用することができ、より遠距離の
被写体を適正露光で撮影することができる。また、これ
らの切換が操作釦9を左右方向に移動するだけの簡単な
操作によって全て行われる利点がある。
【0038】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形
実施をすることができることは勿論である。
【0039】例えば、上述の実施例は、パノラマ撮影画
面に対応して形成されたフィルム露光用アパーチュア4
を用いてパノラマ撮影を行い、当該露光用アパーチュア
4の両端をマスク板24および30で覆うことによって
標準撮影を行う形式のカメラに本発明を適用したもので
あるが、標準撮影画面に対応して形成されたフィルム露
光用アパーチュアを用いて標準撮影を行い、当該露光用
アパーチュアの上下端をマスク板で覆うことによってパ
ノラマ撮影を行う形式のカメラにも本発明を適用するこ
とができる。
【0040】この場合には、図1ないし図4に示すマス
ク板24,30の回転中心(回転軸23,29)を露光
用アパーチュア4の上下方向の両端に互いに平行に設け
るようにすれば良い。
【0041】また、パノラマ撮影画面と標準撮影画面を
切分けるアパーチュア可変手段による露光用アパーチュ
アの可変を指示する操作手段は、上述の例においては、
操作釦9となっていて、機械的にその変更を行っている
が、操作手段としては、この他に、単なる電気的スイッ
チを用いてモータ等の駆動源を駆動制御して、アパーチ
ュアの可変を実現させるようにしても良い。
【0042】さらに、フレネルレンズ板2とストロボ発
光部3との位置間隔を変化させることによって標準/パ
ノラマ撮影のそれぞれに対応して照射範囲を可変にして
いるが、ストロボ発光部3を固定しフレネルレンズ板2
を移動させるようにしたり、ストロボ発光部3とフレネ
ルレンズ板2の両方を移動させたり、発光管13と反射
傘14との位置関係を変更するようにしても良い。
【0043】また、回転するマスク板24と30の代り
にヨロイ戸式のマスク板としても良く、フォーカルプレ
ーンシャッタのシャッタ幕の巻込み機構に見られるよう
に帯状のマスク板を巻込んで、標準/パノラマ撮影に応
じてアパーチュアへの進退を行うようにしても良い。
【0044】また、操作釦9は、カメラ本体1の外部に
露出した位置にあるために1本のパトローネの各駒の途
中で標準/パノラマ撮影の切分けを行うことができる
が、1本のフィルムの中に標準/パノラマ撮影の駒の両
方が存在すると現像引伸し処理のシステムが複雑化する
ために、これを防ぐ意味で、1本のパトローネの途中駒
で切分けができないように、裏蓋5を開いた状態でのみ
操作可能な部位に操作手段(例えば、操作釦5)を設け
るようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、フィルム露光用アパーチュアを標準/パノラマ
撮影に応じて一部を覆う動作に連動してストロボ光の照
射範囲を変化させるように構成しているために、ストロ
ボ光の照射範囲と標準/パノラマ撮影の範囲とを一致さ
せることができ、ストロボ光の有効利用を図ることがで
きる。
【0046】しかも、これらの切分け(変更)は、フィ
ルム露光用アパーチュアの変更に連動して行われるので
カメラの操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアパーチュア可変なカメラの一実
施例の要部を示す「標準撮影時」の状態の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す機構が組み込まれたカメラを、裏蓋
を開けた状態で示す斜視図である。
【図3】図1に示すカメラの「パノラマ撮影時」の状態
の要部を示す斜視図である。
【図4】図3に示す機構が組み込まれたカメラを裏蓋を
開けた状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 フレネルレンズ板 3 ストロボ発光部 4 露光用アパーチュア 5 裏蓋 6 パトローネ収納室 7 巻上スプール 8 開閉釦 9 操作釦(操作手段) 11 状態表示器 12 レリーズ釦 13 発光管 14 反射傘 15 ラック 16,18 支軸 17 ピニオン 19,25,31 レバー 20 円弧状の歯車 21 駆動ピン 22 フォーク部 23,29 回転軸 24,30 マスク板 25,31 レバー 26,32 従動ピン 27 切換板 28,33 係合孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部
    と、パノラマ撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成
    されたフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用ア
    パーチュアをパノラマ撮影時に露呈し標準撮影時に水平
    方向の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、
    上記アパーチュア可変手段による露光用アパーチュアの
    変更を指示する操作手段と、上記アパーチュア可変手段
    で上記露光用アパーチュアを上記マスク板で覆ったとき
    に上記ストロボ発光部の照射範囲を、上記標準撮影画面
    範囲をカバーし得るように変化させ、一方、上記露光用
    アパーチュアが露呈されたときに上記ストロボ発光部の
    照射範囲を、上記パノラマ撮影画面範囲をカバーし得る
    ように変化させる照射範囲可変手段と、を具備すること
    を特徴とするアパーチュア可変なカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部
    と、パノラマ撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成
    されたフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用ア
    パーチュアをパノラマ撮影時に露呈し標準撮影時に水平
    方向の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、
    上記アパーチュア可変手段で上記露光用アパーチュアを
    上記マスク板で覆ったときに、上記ストロボ発光部の位
    置と上記ストロボ発光部の前方に配置されたフレネルレ
    ンズ板の位置との間隔を長くし、上記露光用アパーチュ
    アが露呈されたときに上記間隔を短くする照射範囲可変
    手段と、を具備することを特徴とするアパーチュア可変
    なカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部
    と、標準撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成され
    たフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパー
    チュアを標準撮影時に露呈しパノラマ撮影時に垂直方向
    の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記
    アパーチュア可変手段による上記露光用アパーチュアの
    変更を指示する操作手段と、上記アパーチュア可変手段
    による上記露光用アパーチュアの可変状態を表示する表
    示手段と、上記アパーチュア可変手段で上記露光用アパ
    ーチュアを上記マスク板で覆ったときに上記ストロボ発
    光部の照射範囲を、上記パノラマ撮影画面範囲をカバー
    し得るように変化させ、上記露光用アパーチュアが露呈
    されたときに上記ストロボ発光部の照射範囲を、上記標
    準撮影画面範囲をカバーし得るように変化させる照射範
    囲可変手段と、を具備することを特徴とするアパーチュ
    ア可変なカメラ。
  4. 【請求項4】 カメラ本体に内蔵されたストロボ発光部
    と、標準撮影画面に対応して上記カメラ本体に形成され
    たフィルムの露光用アパーチュアと、上記露光用アパー
    チュアを標準撮影時に露呈しパノラマ撮影時に垂直方向
    の端部をマスク板で覆うアパーチュア可変手段と、上記
    アパーチュア可変手段で上記露光用アパーチュアをマス
    ク板で覆ったときに、上記ストロボ発光部の位置と該ス
    トロボ発光部の前方に配置されたフレネルレンズ板の位
    置との間隔を長くし、 上記露光用アパーチュアが露呈されたときに上記間隔を
    短くする照射範囲可変手段と、を具備することを特徴と
    するアパーチュア可変なカメラ。
JP27654591A 1991-09-27 1991-09-27 アパーチユア可変なカメラ Pending JPH0588240A (ja)

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JP27654591A JPH0588240A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 アパーチユア可変なカメラ

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JP27654591A Pending JPH0588240A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 アパーチユア可変なカメラ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164069A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Stanley Electric Co Ltd 液晶レンズ及びその製造方法及び該液晶レンズを使用したストロボ装置

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JP2007164069A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Stanley Electric Co Ltd 液晶レンズ及びその製造方法及び該液晶レンズを使用したストロボ装置

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