JPH058823U - 単心撚り合わせ型ケーブル - Google Patents
単心撚り合わせ型ケーブルInfo
- Publication number
- JPH058823U JPH058823U JP6428891U JP6428891U JPH058823U JP H058823 U JPH058823 U JP H058823U JP 6428891 U JP6428891 U JP 6428891U JP 6428891 U JP6428891 U JP 6428891U JP H058823 U JPH058823 U JP H058823U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- cores
- twisting
- sheath
- core
- Prior art date
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- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単心撚り合わせ型ケーブルは、撚りばらけ防
止のためある程度のショートピッチでしか撚り合わせが
できず、このため低かった生産効率を改善する。 【構成】 多心一括シースがなされた単心撚り合わせ型
ケーブルで、各ケーブル線心のシースは、隣接するケー
ブル線心のシースと接線部でのみ連結され、ケーブル中
心部を中空とした。
止のためある程度のショートピッチでしか撚り合わせが
できず、このため低かった生産効率を改善する。 【構成】 多心一括シースがなされた単心撚り合わせ型
ケーブルで、各ケーブル線心のシースは、隣接するケー
ブル線心のシースと接線部でのみ連結され、ケーブル中
心部を中空とした。
Description
【０００１】
本考案は架空配線路やビル内などで使用する単心撚り合わせ型ケーブルに関す るものである。
【０００２】
従来、単心撚り合わせ型ケーブルは、図２に示すように、中心に導体１１、そ の上に絶縁層１２、最外周にシース１３を施したケーブル線心を製造し、これら の必要本数（通常２心から４心）を撚線機にて撚り合わせ加工を行って製造して いた。
【０００３】
しかし、上記のケーブルでは、単独工程として撚り合わせ工程を必要とし、又 撚りばらけ防止のため、ある程度のショートピッチにより製造しなければならな かった。このため出来高が低く、コストアップにつながり、さらに撚り合わせの 能力を上げるためには高性能の撚線機が必要になり、多額の設備投資が必要であ るという問題があった。
【０００４】
本考案単心撚り合わせ型ケーブルは、上記の課題を解決するためになされたも ので、多心一括シースがなされ、かつ各ケーブル線心のシースは、隣接するケー ブル線心のシースと接線部でのみ連結され、ケーブル中心部を中空としたことを 特徴とするものである。
【０００５】 以下図１（Ａ）に基づいて具体例を説明する。同図は本考案ケーブルの断面図 を示すもので、図示のように導体１上に絶縁層２を有し、その上にシース３を施 したケーブル線心、４心からなるものである。従来のケーブルが、各ケーブル線 心にシースまで加工を行ってから撚り合わせていたため、４心各々が独立してい たのに対し、本考案ケーブルは、４心を一括したシース３を有するものである。 ただ、一括したシースを有するといっても、各ケーブル線心のシースは隣接する ケーブル線心のシースと接線部４でのみ連結されて４心を一体とし、ケーブルの 中央部は中空に構成されたものである。図１（Ｂ）は３心の場合の断面図を示し たもので、この場合も４心の場合と同様、隣接するケーブル線心のシースと接線 部でのみ連結されている。
【０００６】 このようなケーブルは、シースの押出加工を多心（図１（Ａ）の場合は４心） 一括で行い、これと同時にロングピッチで撚り加工を施すことにより製造される 。
【０００７】
従来のケーブルは、ロングピッチで撚り合わせを行うと、撚りばらけが発生す るため、一定のショートピッチでしか撚り合わせ加工をすることができなかった 。本考案ケーブルは、この撚り合わせ加工を押出工程にて多心一括シース加工と 同時に行うもので、単独の撚り合わせ工程を省略し、更に多心が一体化されるこ とで撚りばらけを防止することができる。従って、Ｓ撚り、Ｚ撚り、あるいはＳ Ｚ撚り加工がロングピッチで行えるため、出来高を飛躍的に向上させることがで きる。
【０００８】 又、多心一括で押出加工を行った場合、特に３心以上の場合、ケーブル中心部 にもシース材がある充実型になると、許容電流の低下が問題となるが、ケーブル の中心部を中空にすることにより、従来の単心撚り合わせ型ケーブルと同様の許 容電流を確保することができる。
【０００９】 更に、各ケーブル線心の連結はシースの接線部でのみなされているため、各線 心の分離が容易に行え、従来の各線心が独立したケーブルと同様に末端処理を行 うことができる。
【００１０】
以上説明したように、本考案ケーブルは、その製造段階においてロングピッチ の撚り合わせが可能となり、単独の撚り合わせ工程が不必要なため、生産効率が 極めて高い構造のケーブルである。又、各ケーブル線心の分離が容易にできるた め、末端処理も従来の各線心が独立したものとほぼ同様に行うことができる。さ らに、撚り合わせ機を必要としないため、比較的安価な製造設備で製造が行え、 その工業的利用価値は極めて大きいものがある。
【図１】（Ａ）は４心、（Ｂ）は３心の本考案ケーブル
の断面図。
の断面図。
【図２】従来ケーブルの断面図。
１、１１ 導体 ２、１２ 絶縁層 ３、１３ シース ４ 接線部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 多心一括シースがなされ、かつ各ケーブ
ル線心のシースは、隣接するケーブル線心のシースと接
線部でのみ連結され、ケーブル中心部を中空としたこと
を特徴とする単心撚り合わせ型ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6428891U JPH058823U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 単心撚り合わせ型ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6428891U JPH058823U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 単心撚り合わせ型ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058823U true JPH058823U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=13253900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6428891U Pending JPH058823U (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 単心撚り合わせ型ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058823U (ja) |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP6428891U patent/JPH058823U/ja active Pending
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