JP2997006B2 - 成形撚線 - Google Patents
成形撚線Info
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- JP2997006B2 JP2997006B2 JP10208690A JP10208690A JP2997006B2 JP 2997006 B2 JP2997006 B2 JP 2997006B2 JP 10208690 A JP10208690 A JP 10208690A JP 10208690 A JP10208690 A JP 10208690A JP 2997006 B2 JP2997006 B2 JP 2997006B2
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- JP
- Japan
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- stranded wire
- wire
- primary
- twisted
- pitch
- Prior art date
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は充填率の高い成形撚線に関するものである。
従来、成形撚線は、まず複数本の素線を撚合わせて一
次撚線を製造し、次いで、複数本の一次撚線を撚合わ
せ、成形撚り加工を施して製造される。この製造方法に
おいて、一次撚線は、成形撚線加工の際に一次撚線にわ
らいを生じないように、ピッチを短くし、締りをよくし
ている。また、成形撚線加工の際に成形撚線にわらい、
ねじれが生じないように、一次撚線と成形撚線の撚り方
向を逆にしている。
次撚線を製造し、次いで、複数本の一次撚線を撚合わ
せ、成形撚り加工を施して製造される。この製造方法に
おいて、一次撚線は、成形撚線加工の際に一次撚線にわ
らいを生じないように、ピッチを短くし、締りをよくし
ている。また、成形撚線加工の際に成形撚線にわらい、
ねじれが生じないように、一次撚線と成形撚線の撚り方
向を逆にしている。
しかしながら、従来の成形撚線では、例えば第５図に
示すように、一次撚線（１）と成形撚線（２）の撚り方
向が逆になっているため、成形撚線の上層と下層が接触
する部分において、上層の一次撚線の素線（3a）と下層
の一次撚線の素線（3b）は互いにクロスし、その部分で
素線（3a）、（3b）は局部的に強加工されることにな
る。この強加工が著しい場合には、素線に断線が生じた
り、素線が被覆されている場合には、その被覆材が損傷
を受け、また、素線が内部にフィラメントを埋め込んだ
ものである場合には、そのフィラメントが損傷を受け
る。したがって、これらの素線の損傷を防止するために
は、成形撚線の充填率を下げなければならず、それにと
もない成形撚線の締まりが悪くなり、撚りくずれが生ず
るという問題がある。
示すように、一次撚線（１）と成形撚線（２）の撚り方
向が逆になっているため、成形撚線の上層と下層が接触
する部分において、上層の一次撚線の素線（3a）と下層
の一次撚線の素線（3b）は互いにクロスし、その部分で
素線（3a）、（3b）は局部的に強加工されることにな
る。この強加工が著しい場合には、素線に断線が生じた
り、素線が被覆されている場合には、その被覆材が損傷
を受け、また、素線が内部にフィラメントを埋め込んだ
ものである場合には、そのフィラメントが損傷を受け
る。したがって、これらの素線の損傷を防止するために
は、成形撚線の充填率を下げなければならず、それにと
もない成形撚線の締まりが悪くなり、撚りくずれが生ず
るという問題がある。
本発明は上記問題点を解決した成形撚線を提供するも
ので、複数の素線が撚合わせられた一次撚線が撚合わ
せ、成形加工された成形撚線において、一次撚線と成形
撚線の撚り方向が同じであり、かつ、一次撚線の撚線径
と撚りピッチの比と成形撚線の巾と撚りピッチの比がほ
ぼ等しいことを特徴とするものであり、また、前記一次
撚線が集合撚り（一次撚線を構成する全素線が撚られ
る）であることを特徴とするものである。また前記一次
撚線が同心撚り（１本の芯線となる素線のまわりに複数
本の素線が同心状に撚られる）であることを特徴とする
ものである。
ので、複数の素線が撚合わせられた一次撚線が撚合わ
せ、成形加工された成形撚線において、一次撚線と成形
撚線の撚り方向が同じであり、かつ、一次撚線の撚線径
と撚りピッチの比と成形撚線の巾と撚りピッチの比がほ
ぼ等しいことを特徴とするものであり、また、前記一次
撚線が集合撚り（一次撚線を構成する全素線が撚られ
る）であることを特徴とするものである。また前記一次
撚線が同心撚り（１本の芯線となる素線のまわりに複数
本の素線が同心状に撚られる）であることを特徴とする
ものである。
上述のように、一次撚線の撚線径と撚りピッチの比を
成形撚線の巾と撚りピッチの比とほぼ等しくすると、第
４図に示すように一次撚線（11）の撚り角（４）と成形
撚線（12）の撚り角（５）が等しくなり、素線の方向
は、成形撚線の長手方向とほぼ平行になる。従って、一
次撚線が、第６図に示すように、上層、下層の２層に配
置されてなる成形撚線12においては、上層の一次撚線11
aにおいて下側に位置する素線13aと、上記一次撚線の下
側にあって、これと隣接する下層の一次撚線11bにおい
て上側に位置する素線13bは、ほぼ平行に配置されてい
る。したがって、一次撚線（11）の撚りピッチを撚り加
工が可能な範囲で長くし、素線（13）が一次撚線（11）
中で動きやすくすると、成形撚線（12）では一次撚線が
もとの形状をとどめず、かなりくずれ、隣接する一次撚
線（11）の平行な素線（13）は相互に動いて入り込みあ
い、安定な位置に落着く。その結果、成形撚線（12）の
充填率は高くなるとともに、素線（13）が互いにクロス
する部分がないため、素線（13）は損傷をうけることが
ない。
成形撚線の巾と撚りピッチの比とほぼ等しくすると、第
４図に示すように一次撚線（11）の撚り角（４）と成形
撚線（12）の撚り角（５）が等しくなり、素線の方向
は、成形撚線の長手方向とほぼ平行になる。従って、一
次撚線が、第６図に示すように、上層、下層の２層に配
置されてなる成形撚線12においては、上層の一次撚線11
aにおいて下側に位置する素線13aと、上記一次撚線の下
側にあって、これと隣接する下層の一次撚線11bにおい
て上側に位置する素線13bは、ほぼ平行に配置されてい
る。したがって、一次撚線（11）の撚りピッチを撚り加
工が可能な範囲で長くし、素線（13）が一次撚線（11）
中で動きやすくすると、成形撚線（12）では一次撚線が
もとの形状をとどめず、かなりくずれ、隣接する一次撚
線（11）の平行な素線（13）は相互に動いて入り込みあ
い、安定な位置に落着く。その結果、成形撚線（12）の
充填率は高くなるとともに、素線（13）が互いにクロス
する部分がないため、素線（13）は損傷をうけることが
ない。
〔実施例１〕 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明す
る。
る。
第１図は本実施例に用いた素線の断面図であり、安定
化銅（22）の周囲にNbTiのフィラメント群（23）を配
し、その外側にCu−10％Niの安定化材（24）を被せ、最
外層として厚さ10μｍのPVF絶縁被覆を施した導体径0.4
7mmφの超電導素線（21）である。この超電導素線（2
1）を７本集合撚り（７本とも捩じられる）して一次撚
線を形成した。この一次撚線のピッチは撚り加工が可能
な範囲で最大である24.1mmとした。次に、この一次撚線
15本を一次撚線と同じ方向に撚合わせ成形して2.52mm×
11.1mmの成形撚線を製作した。この成形撚線のピッチ
は、ピッチ／成形撚線巾が一次撚線のピッチ／撚線径＝
24.1/1.47＝16.4と等しくなるように定めると、182mmと
なるが、182mmのピッチでは撚りくずれの恐れがあるた
め、152.5mmとした。第２図はこのようにして製作され
た成形撚線の断面図であり、充填率は72％となり、素線
およびその表面の被覆には損傷はなく、NbTiフィラメン
トの断線率も５％以下に抑えることができた。比較のた
めに、前記素線（21）を７本集合撚りして一次撚線と
し、15本の一次撚線を一次撚線の撚り方向と逆方向に撚
合わせを成形して従来の構造を有する成形撚線を製作す
ると、第３図に示すように、一次撚線のくずれはほとん
どなく、充填率はあがらない。この成形撚線に強加工を
施して充填率を上げると、超電導素線およびNbTiフィラ
メントに断線が発生した。
化銅（22）の周囲にNbTiのフィラメント群（23）を配
し、その外側にCu−10％Niの安定化材（24）を被せ、最
外層として厚さ10μｍのPVF絶縁被覆を施した導体径0.4
7mmφの超電導素線（21）である。この超電導素線（2
1）を７本集合撚り（７本とも捩じられる）して一次撚
線を形成した。この一次撚線のピッチは撚り加工が可能
な範囲で最大である24.1mmとした。次に、この一次撚線
15本を一次撚線と同じ方向に撚合わせ成形して2.52mm×
11.1mmの成形撚線を製作した。この成形撚線のピッチ
は、ピッチ／成形撚線巾が一次撚線のピッチ／撚線径＝
24.1/1.47＝16.4と等しくなるように定めると、182mmと
なるが、182mmのピッチでは撚りくずれの恐れがあるた
め、152.5mmとした。第２図はこのようにして製作され
た成形撚線の断面図であり、充填率は72％となり、素線
およびその表面の被覆には損傷はなく、NbTiフィラメン
トの断線率も５％以下に抑えることができた。比較のた
めに、前記素線（21）を７本集合撚りして一次撚線と
し、15本の一次撚線を一次撚線の撚り方向と逆方向に撚
合わせを成形して従来の構造を有する成形撚線を製作す
ると、第３図に示すように、一次撚線のくずれはほとん
どなく、充填率はあがらない。この成形撚線に強加工を
施して充填率を上げると、超電導素線およびNbTiフィラ
メントに断線が発生した。
〔実施例２〕 第１図は本実施例に用いた素線の断面図であり、安定
化銅（22）の周囲にNbTiのフィラメント群（23）を配
し、その外側にCu−10％Niの安定化材（24）を被せ、最
外層として厚さ10μｍのPVF絶縁被覆を施した導体径0.4
7mmφの超電導素線（21）である。この超電動素線（2
1）６本を１本の芯線となる素線（21）のまわりに短い
ピッチで撚合わせて（同心撚り）一次撚線を形成した。
この一次撚線のピッチは撚り加工が可能な範囲で最大で
ある24.1mmとした。次に、この一次撚線15本を一次撚線
と同じ方向に撚合わせ成形して2.52mm×11.1mmの成形撚
線を製作した。この成形撚線のピッチは、ピッチ／成形
撚線巾が一次撚線のピッチ／撚線径＝24.1/1.47＝16.4
と等しくなるように定めると、182mmとなるが、182mmの
ピッチでは撚りくずれの恐れがあるため、152.5mmとし
た。第２図はこのようにして製作された成形撚線の断面
図であり、充填率は72％となり、素線およびその表面の
被覆には損傷はなく、Nb−Tiフィラメントの断線率も５
％以下に抑えることができた。比較のために、前記素線
（21）６本を１本の芯線となる素線（21）のまわりに短
いピッチで撚合わせて一次撚線とし、15本の一次撚線を
一次撚線の撚り方向と逆方向に撚合わせ成形して従来の
構造を有する成形撚線を製作すると、第３図に示すよう
に、一次撚線のくずれはほとんどなく、充填率はあがら
ない。この成形撚線に強加工を施して充填率を上げる
と、超電導素線およびNbTiフィラメントに断線が発生し
た。
化銅（22）の周囲にNbTiのフィラメント群（23）を配
し、その外側にCu−10％Niの安定化材（24）を被せ、最
外層として厚さ10μｍのPVF絶縁被覆を施した導体径0.4
7mmφの超電導素線（21）である。この超電動素線（2
1）６本を１本の芯線となる素線（21）のまわりに短い
ピッチで撚合わせて（同心撚り）一次撚線を形成した。
この一次撚線のピッチは撚り加工が可能な範囲で最大で
ある24.1mmとした。次に、この一次撚線15本を一次撚線
と同じ方向に撚合わせ成形して2.52mm×11.1mmの成形撚
線を製作した。この成形撚線のピッチは、ピッチ／成形
撚線巾が一次撚線のピッチ／撚線径＝24.1/1.47＝16.4
と等しくなるように定めると、182mmとなるが、182mmの
ピッチでは撚りくずれの恐れがあるため、152.5mmとし
た。第２図はこのようにして製作された成形撚線の断面
図であり、充填率は72％となり、素線およびその表面の
被覆には損傷はなく、Nb−Tiフィラメントの断線率も５
％以下に抑えることができた。比較のために、前記素線
（21）６本を１本の芯線となる素線（21）のまわりに短
いピッチで撚合わせて一次撚線とし、15本の一次撚線を
一次撚線の撚り方向と逆方向に撚合わせ成形して従来の
構造を有する成形撚線を製作すると、第３図に示すよう
に、一次撚線のくずれはほとんどなく、充填率はあがら
ない。この成形撚線に強加工を施して充填率を上げる
と、超電導素線およびNbTiフィラメントに断線が発生し
た。
以上説明したように本発明によれば、一次撚線と成形
撚線の撚り方向が同じであり、かつ、一次撚線の撚線径
と撚りピッチの比が成形撚線の巾と撚りピッチの比とほ
ぼ等しくなっているため、充填率が高く、素線に損傷が
ない成形撚線が得られるという優れた効果があり、特に
超電導成形撚線には有効である。
撚線の撚り方向が同じであり、かつ、一次撚線の撚線径
と撚りピッチの比が成形撚線の巾と撚りピッチの比とほ
ぼ等しくなっているため、充填率が高く、素線に損傷が
ない成形撚線が得られるという優れた効果があり、特に
超電導成形撚線には有効である。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明にかかる成形撚線の一実施例に用いた素
線の断面図、第２図は前記実施例の成形撚線の断面図、
第３図は前記素線を用いた一従来例の成形撚線の断面
図、第４図および第６図は本発明にかかる成形撚線の説
明図、第５図は従来の成形撚線の説明図である。 1,11,11a,11b……一次撚線、2,12……成形撚線、3a,3b,
13,13a,13b、21……素線、４……一次撚線の撚り角、５
……成形撚線の撚り角、22……安定化銅、23……フィラ
メント群、24……安定化材。
線の断面図、第２図は前記実施例の成形撚線の断面図、
第３図は前記素線を用いた一従来例の成形撚線の断面
図、第４図および第６図は本発明にかかる成形撚線の説
明図、第５図は従来の成形撚線の説明図である。 1,11,11a,11b……一次撚線、2,12……成形撚線、3a,3b,
13,13a,13b、21……素線、４……一次撚線の撚り角、５
……成形撚線の撚り角、22……安定化銅、23……フィラ
メント群、24……安定化材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01B 13/02 H01B 12/00 - 12/16 H01B 13/00 561 H01B 13/00 563 H01B 13/00 565
Claims (3)
- 【請求項１】複数の素線が撚合わせられた一次撚線が撚
合わせ、形成加工された成形撚線において、一次撚線と
成形撚線の撚り方向が同じであり、かつ、一次撚線の撚
線径と撚りピッチの比と成形撚線の巾と撚りピッチの比
がほぼ等しいことを特徴とする成形撚線。 - 【請求項２】一次撚線が集合撚りであることを特徴とす
る請求項１記載の成形撚線。 - 【請求項３】一次撚線が同心撚りであることを特徴とす
る請求項１記載の成形撚線。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1-113416 | 1989-05-02 | ||
| JP11341689 | 1989-05-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0374013A JPH0374013A (ja) | 1991-03-28 |
| JP2997006B2 true JP2997006B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=14611703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10208690A Expired - Fee Related JP2997006B2 (ja) | 1989-05-02 | 1990-04-18 | 成形撚線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997006B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100385078B1 (ko) * | 2000-11-28 | 2003-05-22 | 한국과학기술연구원 | 미세 마찰마멸 실험장치 |
| CN111584159B (zh) * | 2020-06-03 | 2021-06-25 | 谢娟 | 一种能够适用多种导线的电线电缆绞线机 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP10208690A patent/JP2997006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0374013A (ja) | 1991-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |