JPH0588089U - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

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JPH0588089U
JPH0588089U JP3446492U JP3446492U JPH0588089U JP H0588089 U JPH0588089 U JP H0588089U JP 3446492 U JP3446492 U JP 3446492U JP 3446492 U JP3446492 U JP 3446492U JP H0588089 U JPH0588089 U JP H0588089U
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JP
Japan
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speaker
motor
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speakers
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勝行 山下
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジオカセットプレーヤなどの音響再生装置
で臨場感あふれる再生を行う。 【構成】 聴取者の指示に基づいてモータ54が駆動さ
れると、その回転駆動力がプーリ56,ベルト58,プ
ーリ52,シャフト50,ウオームギア48,ウオーム
ホイール44によってシャフト42に伝達される。シャ
フト42にはリヤスピーカ34のハウジング46が固定
されているので、モータ54の駆動によってリヤスピー
カ34が矢印F3方向に回転することになる。リヤスピ
ーカ34から出力された音は、壁などで反射されて他の
スピーカの音と重畳されるが、このときの位相差がリヤ
スピーカ34の角度によって変化し、趣向性ある臨場感
にあふれた再生が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ラジオカセットプレーヤ(いわゆるラジカセ)やステレオ装置など のような音響再生装置にかかり、特にスピーカの回転又は方向転換を行うことが できる音響再生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スピーカの回転が可能な音響再生装置としては、例えば図11に示すようなラ ジオカセットプレーヤがある。同図において、装置本体10の前面中央にはカセ ットプレーヤ12が設けられており、その左右にはスピーカ14,16が各々配 置されている。また、カセットプレーヤ12の上部にはラジオ部18が設けられ ており、装置本体10の上面中央にはCDプレーヤ20が設けられている。なお 、この上面には持ち運び用のキャリハンドル22やアンテナ24なども設けられ ている。
【0003】 このラジオカセットプレーヤは、装置本体10が基台26に対して同図に示す 矢印FQ又はFR方向に回転可能となっている。このため、音響装置の正面では なく側方に聴取者28がいるような場合は、矢印FR方向に装置本体10を回転 させるようにすれば、スピーカ14,16が聴取者28の方向となる。 なお、この例は装置本体が左右方向に駆動される例であるが、上下方向に駆動 されるものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術では、単にスピーカの向きが変更されるだ けで、格別な音響的効果,例えば迫力や立体感のある音響再生を行うことができ るわけではない。 本考案は、これらの点に着目したもので、迫力ある立体再生を行うことができ る音響再生装置を提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる音響再生装置の1つは、装置本体の後側に設けられたスピーカ 装置と、これを前記装置本体に対して回転可能に支持する回転駆動手段と、所望 に応じて前記スピーカ装置の回転動作を指示する動作指示手段と、これによる動 作指示に基づいて前記回転駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えたことを特 徴とする。 他の考案は、前記音響再生装置において、スピーカ装置を装置本体に対して着 脱自在としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案によれば、装置本体にはスピーカ装置が回転可能に支持されている。そ して、回転指示があったときは、その指示に応じてスピーカ装置の回転が行われ る。スピーカ装置が回転すると、それから出力される音と他のスピーカの音との 位相差が変化するようになり、臨場感あふれる立体的な音響再生が可能となる。 他の考案によれば、スピーカ装置は所望に応じて装置本体から取り外される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案による音響再生装置の実施例について、添付図面を参照しながら 説明する。なお、上述した従来例と同様の構成部分又は従来例と対応する構成部 分については、同一の符号を用いる。 <第1実施例> 本実施例にかかる音響再生装置は、図3(A)に示すように、装置本体30の リヤ(後部)キャビネットの左右にリヤスピーカ32,34が設けられた構成と なっている。なお、その他のカセットプレーヤ12,スピーカ14,16,ラジ オ部18,CDプレーヤ20,キャリハンドル22,アンテナ24については、 前記従来例と同様である。
【0008】 図1には、装置本体30に対するリヤスピーカ32,34の回転駆動部が示さ れている。同図の(A),(B)は図3(A)の矢印F1,F2方向から各々見 た図である。これらの図において、装置本体30のリヤキャビネット36の端部 内側には、同図(A)に示す上下位置に軸受け38,40が突出して各々固定さ れており、これらの軸受け38,40の突出部にシャフト42が回転自在に支持 されている。
【0009】 このシャフト42の略中央にはウオームホイール44が設けられており、シャ フト42の上下端にはスピーカ34のハウジング46の端部がネジ止めされてい る。すなわち、シャフト42が矢印F3方向に回転すると、ハウジング46も矢 印F3方向に回転するように構成されている。ウオームホイール44にはウオー ムギア48が噛み合っており、このウオームギア48が設けられているシャフト 50にはプーリ52が設けられている。そして、リヤキャビネット36内に設置 されているモータ54の回転駆動力がプーリ56,ベルト58の作用によってプ ーリ52に伝達されるようになっている。シャフト50はキャビネット側に固定 された軸受け51によって回転自在に支持されており、モータ54もキャビネッ ト側に固定されている。
【0010】 すなわち、モータ54の回転駆動力は、プーリ56,ベルト58,プーリ52 によってシャフト50に伝達され、シャフト50が矢印F4方向に回転するよう になる(同図(B)参照)。すると、ウオームギア48が矢印F5方向に回転し 、これによってウオームホイール44が減速されて矢印F3方向に回転するよう になり、更にはシャフト42,ハウジング46,スピーカ34が矢印F3方向に 回転するようになる。
【0011】 上述したプーリ52は、同図(C)に示すように円周上に多数の孔Hが等間隔 で形成された構成となっており、この孔Hがフォトセンサ60で検出されるよう になっている。すなわち、プーリ52が回転すると、それらの孔Hがフォトセン サ60の出力光によって順次照射され、フォトセンサ60から各孔H毎にパルス 信号が出力されるように構成されている。このパルス数をカウントすることで、 プーリ52の回転量,ひいてはスピーカ34の回転量が検出できる。なお、スピ ーカ32についても同様である。
【0012】 次に、図2を参照しながら、本実施例における駆動制御手段の構成について説 明する。本実施例では、図3(A)に示すように、装置本体30の上部前面側に リヤスピーカ32,34の回転駆動指示用のスイッチS1〜S4が設けられてい る。そして、これらスイッチS1〜S4は、図2に示すような制御手段に接続さ れている。同図において、装置全体の動作制御を行うマイクロコンピュータ70 には、まず上述したカセットプレーヤ12,ラジオ部18,CDプレーヤ20な どの本体各部の駆動制御を行う本体駆動制御部72が設けられている。これは、 通常の一般的なものと同様である。
【0013】 本実施例では、更に動作モード判定部74,パルスカウント部76,モータ駆 動制御部78が設けられている。聴取者が操作するスイッチS1〜S4はいずれ も動作モード判定部74に接続されており、この動作モード判定部74の出力側 はモータ駆動制御部78に接続されている。また、上述したフォトセンサ60の 出力側はアンプ80が接続されており、このアンプ80の出力側はパルスカウン ト部76に接続されている。このパルスカウント部76の出力側はモータ駆動制 御部78に接続されており、このモータ駆動制御部78の出力側が上述したモー タ54に接続されている。
【0014】 以上の各部のうち、スイッチS1は、リヤスピーカ32,34の位置を0度, すなわち図3(A)のような状態とするためのスイッチである。スイッチS2は 、リヤスピーカ32,34の位置を90度,すなわち図3(A)から90度回転 させた同図(C)のような状態とするためのスイッチである。スイッチS3,S 4はインチングスイッチで、スイッチS3は角度を増大させる場合に使用され、 スイッチS4は角度を減少させる場合に使用されるスイッチである。
【0015】 次に、動作モード判定部74は、いずれのスイッチが操作されたかを判別して 、動作モードを判定する機能を有している。パルスカウント部76は、フォトセ ンサ60の出力パルス数をカウントする機能を有している。また、モータ駆動制 御部78は、動作モード判定部74によって判定された動作モードに応じて、パ ルスカウント部76におけるカウント数を参照しながらモータ54を駆動する機 能を有している。
【0016】 次に、以上のように構成された本実施例の全体の作用を、図2及び図4も参照 しながら説明する。なお、図4にはマイクロコンピュータ70の各部の動作が示 されている。 リヤスピーカ32,34を90度回転させる場合 最初、リヤスピーカ32,34が図3(A)に示す0度の状態にあり、これを 90度回転させる場合について説明する。このときは、聴取者はスイッチS2を 押す(図4ステップSA)。これにより、マイクロコンピュータ70の動作モー ド判定部74によって90度回転の動作モードが判定され(ステップSB)、こ れがモータ駆動制御部78に出力される。
【0017】 モータ駆動制御部78では、入力された動作モードに対応してモータ54を駆 動する(ステップSC)。すなわち、図1に示したウオームギヤ48,ウオーム ホイール44,プーリ52,56,ベルト58による駆動機構によって、モータ 54の回転駆動力がシャフト42に伝達され、ハウジング46が回転するように なる。このときの回転方向,すなわちモータ54の回転方向は、動作モードに対 応して決定される。
【0018】 他方、モータ54の駆動に伴うプーリ52の回転に伴ってフォトセンサ60か らパルス信号が出力され、これがアンプ80で増幅されてパルスカウント部76 に供給される。パルスカウント部76では入力パルス数がカウントされ(ステッ プSD)、そのカウント値はモータ駆動制御部78に入力される。モータ駆動制 御部78は、カウントが動作モードに対応する値,すなわち90度の回転に対応 するパルス数に達したかどうかが判断される(ステップSE)。その結果、まだ 達していないと判断されたときは、モータ54の駆動が続行される(ステップS F)。
【0019】 このようなステップSD〜SFの動作が繰り返され、パルスカウント数が所定 値に達した時点,すなわちリヤスピーカ32,34が図3(C)に示す状態にな った時点でモータ54の駆動停止がモータ駆動制御部78によってモータ54に 指示される。このように、スイッチS2が押されるとリヤスピーカ32,34が 90度回転し、図3(A)の状態から(C)の状態となる。
【0020】 リヤスピーカ32,34を0度回転させる場合 次に、リヤスピーカ32,34が図3(C)に示す90度の状態にあり、これ を90度回転させて同図(A)の状態に戻す場合について説明する。このときは 、聴取者はスイッチS1を押す(図4ステップSA)。これにより、マイクロコ ンピュータ70の動作モード判定部74によって0度回転の動作モードが判定さ れ(ステップSB)、これがモータ駆動制御部78に出力される。モータ駆動制 御部78では、モータ54の回転方向が逆である他は上述した場合と同様の動作 が行われる。これによって、図3(C)の状態にあるリヤスピーカ32,34は 、同図(A)に示す位置となる。
【0021】 リヤスピーカ32,34を任意の位置とする場合 次に、リヤスピーカ32,34を所望の角度位置とする場合の動作について説 明する。この場合、聴取者はスイッチS3又はS4を所望に応じて押す。例えば 、スイッチS3が押されたとする。このスイッチS3は、図3(A),(B)に 矢印F10で示す角度の増大を指示するためのもので、動作モード判定部74で は角度増大の動作モードが判別されてモータ駆動制御部78に出力される。モー タ駆動制御部78では、動作モードに対応してモータ54の駆動が行われる。例 えば、1回のスイッチ操作でパルスカウント部76における10カウント分相当 のモータ駆動が行われ、リヤスピーカ32,34の回転が行われる。
【0022】 逆に、スイッチS4が押された場合は、矢印F10と反対方向の角度が減少す る方向にリヤスピーカ32,34が回転する。 このような動作によって、例えば図3(A)の状態からスイッチS3を押すと 同図(B)に示す状態となる。また、同図(C)の状態からスイッチS4を押す と、同図(B)に示す状態となる。なお、同図(A)の状態でスイッチS4が押 されたり、同図(C)の状態でスイッチS3が押されたりした場合には、ベルト 58がスリップするようになる。
【0023】 次に、図3に示す各状態を比較すると、同図(A)の状態では、リヤスピーカ 32,34が後ろを向いているので、音は矢印FAで示すように後方側に出力さ れる。後方に壁(図示せず)などがあれば、それによって矢印FBのように反射 されるようになり、前面のスピーカ14,16から矢印FCの方向に出力されて いる音と重畳されるようになる。
【0024】 同図(B)の状態では、リヤスピーカ32,34が斜め後ろを向いているので 、音は矢印FDで示すように斜め後方側に出力される。斜め後方に壁(図示せず )などがあれば、それによって矢印FEのように反射されるようになり、前面ス ピーカ14,16による矢印FCの音と重畳されるようになる。また、同図(C )の状態では、リヤスピーカ32,34が側方を向いているので、音は矢印FF で示すように側方に出力される。側方の離れた位置に壁(図示せず)などがあれ ば、それによって矢印FGのように反射されるようになり、前面スピーカ14, 16による矢印FCの音と重畳されるようになる。
【0025】 このように、本実施例によれば、リヤスピーカ32,34の回転位置を種々変 化させることで、リヤスピーカ32,34から出力された音が種々の位相差で正 面スピーカ14,16の音に重畳されるようになる。従って、リヤスピーカ32 ,34の回転位置を曲や好みに応じて種々設定することで、臨場感あふれた立体 感のある音響再生が可能となる。
【0026】 なお、前記実施例ではリヤスピーカ32,34の回転軸がそれらのハウジング 46内に存在したが、図5に示すようにリヤキャビネット36内に回転軸を設け るようにしてもよい。同図に示すように、リヤスピーカ34のハウジング46は 、回転駆動される軸90のアーム92に支持されている。リヤスピーカ34は、 軸90の回転に伴って矢印FHのように回転し、同図に点線で示す位置状態とな る。リヤスピーカ32についても同様である。
【0027】 <第2実施例> 次に、図6乃至図10を参照しながら本考案の第2実施例について説明する。 前記第1実施例では、リヤスピーカ32,34がシャフト42を中心に固定回転 するようになっている。これに対し、第2実施例では、スピーカ装置が装置本体 に対して着脱自在となっており、装置本体に対し分離配置することも可能となっ ている。
【0028】 図6には、本実施例にかかる音響再生装置の組み立て時の様子が示されており 、CDプレーヤ,カセットプレーヤ,チューナ,アンプなどを含む装置本体10 0の後部側方において左右それぞれのスピーカ装置102,104が回転自在に 設けられている。回転中心となるシャフト106,108は上部においてコ字状 に連結されており、キャリハンドル110を構成している。このキャリハンドル 110をスピーカ装置102,104から取り外すと、図7に示すように装置本 体100,スピーカ装置102,104を各々分離することができる。
【0029】 図8には、図6の矢印FJ方向から見た状態が示されており、床面112とス ピーカ装置102,104の底面との間にはΔHの隙間が形成されており、これ によってスピーカ装置102,104の回転移動が滑らかに行われるようになっ ている。なお、シャフト106,108は、底部でねじ114,116によって 抜けないように固定されている。
【0030】 次に、装置本体100に対するスピーカ装置102,104の組み立て構造に ついて説明する。なお、左右対称の構成となっているので、左側のスピーカ装置 102について説明する。装置本体100の後部側方中央位置には長孔120を 有する軸受部122が突出して形成されており、スピーカ装置102の後部側方 には長孔124と切り欠き部126が各々形成されている。更に、装置本体10 0の側部下方位置には、回転可能なワイヤスプリング128が突出しており、ス ピーカ装置102の側部下方位置にはワイヤスプリング128を止めるための金 具130が設けられている。
【0031】 組み立て時は、まず装置本体100のワイヤスプリング128をスピーカ装置 102の金具130に挿入するとともに、軸受部122を切り欠き部126に嵌 め込む。すると、長孔120,124が連通するようになるので、これにシャフ ト106を挿入してねじ114で固定する。スピーカ装置104についても同様 である。
【0032】 次に、図9を参照しながら、スピーカ装置102,104の回転機構部につい て説明する。なお、左右対称の構成となっているので、同様に左側のスピーカ装 置102について説明する。図9には図6の矢印FKの方向から見た機構部の構 成が示されており、同図(A)はスピーカ装置102,104が開いた状態,同 図(B)は閉じた状態である。また、同図(A)の矢印FLから見た状態が図1 0に示されている。
【0033】 これらの図において、装置本体100内に設けられたモータ132の回転軸に はウオームギア134が固着さられており、このウオームギア134にはウオー ムホイール136が噛み合っている。ウオームホイール136のシャフトにはギ ア138が連動するように設けられており、このギア138にはギア140,そ して扇形ギア142が噛み合っている。すなわち、モータ132の回転駆動力が 、ウオームギア134,ウオームホイール136,ギア138,140を介して 扇形ギア142に伝達されるようになっている。そして、扇形キア142の略回 転中心部分には、止め金具144によって上述したワイヤスプリング128の端 部が固定されている。また、スピーカ装置102の後部には、必要に応じてスト ッパ146が設けられている。
【0034】 次に、このような機構部の動作について説明する。モータ132が回転すると 、ウオームギア134が回転し、更にウオームホイール136が回転する。する と、同じシャフトに設けられたギア138(図10参照)が回転し、この回転力 はギア140を介して扇形ギア142に伝達される。この扇形ギア142が回転 すると、ワイヤスプリング28も回転するようになる。このワイヤスプリング2 8の先端部分は、上述したようにスピーカ装置102の金具130に挿入されて いるので、ワイヤスプリング28の回転に伴ってスピーカ装置102も回転する ようになる。
【0035】 スピーカ装置102が装置本体100から開いた状態では、図9(A)に示す ようになっており、ストッパ146で回転を停止し負荷はワイヤスプリング12 8で吸収する。また、スピーカ装置102が装置本体100に対して閉じた状態 では、図9(B)に示すようになる。なお、同図(A)と(B)との各状態間の 移行時には、ワイヤスプリング128が金具130を貫通して滑るように作用す る。この実施例においても、図2に示したようなセンサ手段や駆動制御手段を設 けるようにしてよい。
【0036】 以上のように、本実施例によれば、スピーカ装置102,104が所望に応じ て種々の方向を向くようになるとともに、必要があれば装置本体100から取り 外して所望の配置とすることができるので、音の反射態様を変化させて趣向性の ある再生を行うことができる。
【0037】 <他の実施例> なお、本考案は何ら上記実施例に限定されるものではなく、例えば次のような ものも含まれる。 (1)前記実施例では、左右のスピーカ毎に駆動用のモータを設けたが、左右の スピーカに対して共通に設けるようにしてもよい。また、左右のスピーカを連動 して対称に駆動してもよいし、別個に独立して駆動するようにしてもよい。 (2)前記実施例では、回転角度を最大で90度としたが、必要に応じて適宜設 定してよい。回転方向も同様である。また、動作モードとしては、0度指示,9 0度指示,インチングとしたが、これも必要に応じて適宜設定してよい。
【0038】 (3)前記実施例では、インチングの動作において、スイッチの1回の操作で1 0パルス分のスピーカ回転を行うこととしているが、インチングスイッチを押し ている間スピーカ回転を行うようにしてもよい。この場合には、フォトセンサ6 0による回転量検知を行う必要はない。 (4)前記実施例では、回転量を検出するセンサ手段を設けたが、駆動時間をタ イマ手段で測定することで回転量を検出するようにしてもよい。
【0039】 (5)前記実施例では、スピーカ回転のシャフト106,108を一体結合して キャリハンドル110としたが、キャリハンドルとシャフトとを分離するなど種 々の態様が考えられる。また、シャフト106,108の固定方法としても、前 記実施例のようにスピーカ装置102,104の低部側からではなく側部側から ねじ止めするなど、種々の態様がある。 (6)その他、スピーカ回転をリモートコントロールで行う,スピーカの回転状 態を表示する,第2実施例を第1実施例に適用してリヤスピーカを着脱自在とす るなども、極めて容易に実現可能である。また、本考案は、ステレオ再生を行う 場合のみならずモノラル再生を行う場合にも適用可能である。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による音響再生装置によれば、次のような効果が ある。 (1)スピーカ装置を設けるとともに、それを所望に応じて回転させるようにし たので、前面スピーカの音に種々の位相差で音を重畳することができ、迫力ある 立体再生を行うことができる。 (2)スピーカ装置を装置本体から取り外して所望の配置とすることで、音の反 射態様を変化させて趣向性のある再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による音響再生装置の第1実施例の機構
部を示す構成図である。
【図2】前記第1実施例の制御部を示す構成図である。
【図3】前記第1実施例の作用を示す説明図である。
【図4】前記第1実施例における制御部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】前記第1実施例の他の態様を示す説明図であ
る。
【図6】本考案の第2実施例の組み立て状態を示す説明
図である。
【図7】前記第2実施例の分解状態を示す説明図であ
る。
【図8】前記第2実施例の組み立て状態の背面を示す説
明図である。
【図9】前記第2実施例の機構部を示す構成図である。
【図10】前記第2実施例の機構部をの主要部を示す構
成図である。
【図11】スピーカの方向転換を行う従来の音響再生装
置の例を示す説明図である。
【符号の説明】
12…カセットプレーヤ、14,16…スピーカ、18
…ラジオ部、20…CDプレーヤ、22,110…キャ
リハンドル、24…アンテナ、26…基台、28…聴取
者、30,100…装置本体、32,34…リヤスピー
カ(スピーカ装置)、36…リヤキャビネット、38,
40,51…軸受け(回転駆動手段)、42,50,1
06,108…シャフト(回転駆動手段)、44,13
6…ウオームホイール(回転駆動手段)、46…ハウジ
ング、48,134…ウオームギア(回転駆動手段)、
52,56…プーリ(回転駆動手段)、54,132…
モータ(回転駆動手段)、58…ベルト(回転駆動手
段)、60…フォトセンサ、70…マイクロコンピュー
タ、72…本体駆動制御部、74…動作モード判定部
(駆動制御手段)、76…パルスカウント部、78…モ
ータ駆動制御部(駆動制御手段)、80…アンプ、10
2,104…スピーカ装置、112…床面、114,1
16…ねじ、120,124…長孔(回転駆動手段)、
122…軸受部(回転駆動手段)、126…切り欠き
部、128…ワイヤスプリング(回転駆動手段)、13
0…金具(回転駆動手段)、138,140…ギア(回
転駆動手段)、142…扇形ギア(回転駆動手段)、1
44…止め金具、146…ストッパ、FA〜FL,F
Q,FR,F1〜F5,F10…矢印、H…孔、S1〜
S4…スイッチ(動作指示手段)、ΔH…隙間。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられたスピーカ装置と、
    これを前記装置本体に対して回転可能に支持する回転駆
    動手段と、所望に応じて前記スピーカ装置の回転動作を
    指示する動作指示手段と、これによる動作指示に基づい
    て前記回転駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えた
    ことを特徴とする音響再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音響再生装置において、
    前記スピーカ装置を装置本体に対して着脱自在としたこ
    とを特徴とする音響再生装置。
JP3446492U 1992-03-10 1992-04-24 音響再生装置 Pending JPH0588089U (ja)

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JP2175192 1992-03-10
JP4-21751 1992-03-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101711916B1 (ko) * 2016-07-29 2017-03-03 (주)피케이엘앤에스 구즈넥 마이크 자동 수납기구를 갖는 전자교탁

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JPS626781U (ja) * 1985-06-28 1987-01-16

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