JPH0587436B2 - - Google Patents
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- JPH0587436B2 JPH0587436B2 JP61007728A JP772886A JPH0587436B2 JP H0587436 B2 JPH0587436 B2 JP H0587436B2 JP 61007728 A JP61007728 A JP 61007728A JP 772886 A JP772886 A JP 772886A JP H0587436 B2 JPH0587436 B2 JP H0587436B2
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- trim
- curved surface
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- propulsion
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 57
- 238000009966 trimming Methods 0.000 claims description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 6
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 3
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- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
- B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、トリムシリンダのトリムロツドの
伸縮により推進機本体のトリム角を制御する船舶
推進機のトリム装置に関するものである。。
伸縮により推進機本体のトリム角を制御する船舶
推進機のトリム装置に関するものである。。
[従来の技術]
船舶に搭載された船外機や船内外機等の推進機
にはトリム装置を備えたものがある。
にはトリム装置を備えたものがある。
このトリム装置には、例えば船体に固定された
支持ブラケツトに略水平軸を介して推進機本体が
略水平軸まわりを回動可能に支持されるととも
に、支持ブラケツトに備えられたトリムシリンダ
のトリムロツドの先端部に推進機本体側に設けた
荷重受部を当接して支持され、トリムロツドの伸
縮でその先端部が荷重受部を押動して推進機本体
を回動させることにより、推進機のトリム角を船
舶の航走状態に応じて制御するものがある。
支持ブラケツトに略水平軸を介して推進機本体が
略水平軸まわりを回動可能に支持されるととも
に、支持ブラケツトに備えられたトリムシリンダ
のトリムロツドの先端部に推進機本体側に設けた
荷重受部を当接して支持され、トリムロツドの伸
縮でその先端部が荷重受部を押動して推進機本体
を回動させることにより、推進機のトリム角を船
舶の航走状態に応じて制御するものがある。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、このトリムロツドの先端部は推進機
本体の荷重受部に当接して推進機本体自体の荷重
を受けており、さらに推進機のプロペラの推進力
を受けながら推進機本体の荷重受部を押動する。
このように、トリムロツドはシリンダ軸方向へ移
動するのに対して、推進機本体はクランプブラケ
ツトの水平軸を支点として回動するため、トリム
ロツドの先端部と荷重受部とが擦れて互いにステ
ツクが生じ、異音が発生したり摩耗する一原因と
なつている。
本体の荷重受部に当接して推進機本体自体の荷重
を受けており、さらに推進機のプロペラの推進力
を受けながら推進機本体の荷重受部を押動する。
このように、トリムロツドはシリンダ軸方向へ移
動するのに対して、推進機本体はクランプブラケ
ツトの水平軸を支点として回動するため、トリム
ロツドの先端部と荷重受部とが擦れて互いにステ
ツクが生じ、異音が発生したり摩耗する一原因と
なつている。
従つて、トリムロツドの先端部と推進機本体の
荷重受部とを、例えば、ボールやスラストレシー
バ等を介して点接触で当接させると推進機のトリ
ム角の変化によつて、ボールとスラストレシーバ
との当接位置が摺動しないで変わり、相対的な摺
動を抑制することができステツクの発生を軽減で
きる。
荷重受部とを、例えば、ボールやスラストレシー
バ等を介して点接触で当接させると推進機のトリ
ム角の変化によつて、ボールとスラストレシーバ
との当接位置が摺動しないで変わり、相対的な摺
動を抑制することができステツクの発生を軽減で
きる。
しかし、ボールとスラストレシーバとの点接触
部分は、推進機のプロペラの推進力を受けながら
推進機本体の荷重を受けることになり、いわゆる
ヘルツの接触圧力が大きくなる。例えば、点接触
部分で応力が大きくなり過ぎると、ステツクを減
少させる点接触がかえつて摩耗を生むことにな
る。
部分は、推進機のプロペラの推進力を受けながら
推進機本体の荷重を受けることになり、いわゆる
ヘルツの接触圧力が大きくなる。例えば、点接触
部分で応力が大きくなり過ぎると、ステツクを減
少させる点接触がかえつて摩耗を生むことにな
る。
また、一方、トリムロツドの伸縮でトリムロツ
ドの傾斜角が変化したり、トリムロツドのガタツ
キによつてボールとスラストレシーバとの当接が
外れ、推進機のトリム角制御に支障が生じるおそ
れがある。
ドの傾斜角が変化したり、トリムロツドのガタツ
キによつてボールとスラストレシーバとの当接が
外れ、推進機のトリム角制御に支障が生じるおそ
れがある。
この発明はかかる点に鑑みなされたもので、推
進機のトリム角制御を円滑に行うことができ、し
かもトリムロツドの先端部と推進機本体の荷重受
部との接触部にステツクを生むような相対動を発
生させず、かく接触部の荷重応力を極力減らすこ
とにより異音や摩耗の発生を軽減させる船舶推進
機のトリム装置を提供することを目的としてい
る。
進機のトリム角制御を円滑に行うことができ、し
かもトリムロツドの先端部と推進機本体の荷重受
部との接触部にステツクを生むような相対動を発
生させず、かく接触部の荷重応力を極力減らすこ
とにより異音や摩耗の発生を軽減させる船舶推進
機のトリム装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決するための手段]
前記課題を解決するため、この発明は、船体に
固定された支持ブラケツトに水平軸を介して推進
機本体が前記水平軸まわりを回動可能に支持され
るとともに、前記支持ブラケツトに備えられたト
リムシリンダのトリムロツドお先端部に前記推進
機本体側に設けた荷重受部を当接して支持され、
前記トリムロツドの伸縮でその先端部が前記荷重
受部を押動して前記推進機本体を回動させること
により、前記推進機本体のトリム角を制御する船
舶推進機のトリム装置において、前記トリムロツ
ドの先端部または前記推進機本体側の荷重受部の
一方に、押圧力を受ける凹状曲面部を有する転が
りボールを揺動可能に設けると共に、この転がり
ボールを設けない側の前記トリムロツドの先端部
または前記推進機本体側の荷重受部の一方を選択
して、前記転がりボールの凹状曲面部と当接する
凸状曲面部を設け、さらに前記転がりボールの一
定以上の揺動を規制するストツパ手段を設けたこ
とを特徴としている。
固定された支持ブラケツトに水平軸を介して推進
機本体が前記水平軸まわりを回動可能に支持され
るとともに、前記支持ブラケツトに備えられたト
リムシリンダのトリムロツドお先端部に前記推進
機本体側に設けた荷重受部を当接して支持され、
前記トリムロツドの伸縮でその先端部が前記荷重
受部を押動して前記推進機本体を回動させること
により、前記推進機本体のトリム角を制御する船
舶推進機のトリム装置において、前記トリムロツ
ドの先端部または前記推進機本体側の荷重受部の
一方に、押圧力を受ける凹状曲面部を有する転が
りボールを揺動可能に設けると共に、この転がり
ボールを設けない側の前記トリムロツドの先端部
または前記推進機本体側の荷重受部の一方を選択
して、前記転がりボールの凹状曲面部と当接する
凸状曲面部を設け、さらに前記転がりボールの一
定以上の揺動を規制するストツパ手段を設けたこ
とを特徴としている。
[作用]
この発明では、トリムシリンダのトリムロツド
を伸縮させると、トリムロツドの先端部が、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部とを介して推
進機本体の荷重受部を押動し、これにより推進機
本体が支持ブラケツトの水平軸を支点として回動
し、推進機のトリム角が船舶の航走状態に応じて
制御される。
を伸縮させると、トリムロツドの先端部が、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部とを介して推
進機本体の荷重受部を押動し、これにより推進機
本体が支持ブラケツトの水平軸を支点として回動
し、推進機のトリム角が船舶の航走状態に応じて
制御される。
この推進機のトリム角が船舶の航走状態に応じ
て制御されるとき、転がりボールの凹状曲面部に
凸状曲面部からの押圧力がかかり、この押圧力を
受けて転がりボールが揺動するため、転がりボー
ルの凹状曲面部にかかる荷重押力が軽減されると
共に、トリムロツドの先端部または推進機本体の
荷重受部とに作用する荷重応力が軽減される。
て制御されるとき、転がりボールの凹状曲面部に
凸状曲面部からの押圧力がかかり、この押圧力を
受けて転がりボールが揺動するため、転がりボー
ルの凹状曲面部にかかる荷重押力が軽減されると
共に、トリムロツドの先端部または推進機本体の
荷重受部とに作用する荷重応力が軽減される。
また、トリム角の制御で転がりボールがその角
度に応じて揺動するため、転がりボールの凹状曲
面部と凸状曲面部との相対動が小さくなり、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部と間の摺動に
よるステツクの発生が軽減される。
度に応じて揺動するため、転がりボールの凹状曲
面部と凸状曲面部との相対動が小さくなり、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部と間の摺動に
よるステツクの発生が軽減される。
また、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲面部
とが当接しているため、トリムロツドの伸縮でト
リムロツドの傾斜角が変化したり、トリムロツド
のガタツキによつて転がりボールの凹状曲面部と
凸状曲面部との当接が外れることが防止される。
とが当接しているため、トリムロツドの伸縮でト
リムロツドの傾斜角が変化したり、トリムロツド
のガタツキによつて転がりボールの凹状曲面部と
凸状曲面部との当接が外れることが防止される。
さらに、転がりボールはストツパ手段で一定以
上の揺動が規制されており、トリム角の制御の作
動によつて、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲
面部との係合が外れることを防止するとともに、
推進機本体がチルト装置でチルトアツプしてダウ
ンするとき、常に正規の位置で転がりボールの凹
状曲面部と凸状曲面部とが当接できる。
上の揺動が規制されており、トリム角の制御の作
動によつて、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲
面部との係合が外れることを防止するとともに、
推進機本体がチルト装置でチルトアツプしてダウ
ンするとき、常に正規の位置で転がりボールの凹
状曲面部と凸状曲面部とが当接できる。
[実施例]
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図乃至第3図の実施例について説明する
と、第1図はこの発明を適用した船外機の側面
図、第2図はトリム装置の一部断面図、第3図は
要部の拡大図である。
と、第1図はこの発明を適用した船外機の側面
図、第2図はトリム装置の一部断面図、第3図は
要部の拡大図である。
船体1の船尾板2には支持ブラケツトとしての
クランプブラケツト3が固定され、このクランプ
ブラケツト3にはスイベルブラケツト4が水平軸
5を支点として回動可能に支持されている。
クランプブラケツト3が固定され、このクランプ
ブラケツト3にはスイベルブラケツト4が水平軸
5を支点として回動可能に支持されている。
スイベルブラケツト4には推進機である船外機
本体6が図示しない操舵軸を介して、前記水平軸
5と略直交する軸まわりを回転可能に支持されて
いる。この船外機本体6には図示しない内燃機関
が搭載され、ドライブ軸を介してプロペラ7が回
転するようになつている。
本体6が図示しない操舵軸を介して、前記水平軸
5と略直交する軸まわりを回転可能に支持されて
いる。この船外機本体6には図示しない内燃機関
が搭載され、ドライブ軸を介してプロペラ7が回
転するようになつている。
前記クランプブラケツト3とスイベルブラケツ
ト4との間にはチルト装置が介装され、このチル
ト装置のチルトシリンダ8は支持軸9を介してチ
ルトブラケツト10に回動可能に支持されてい
る。このチルトシリンダ10にはチルトロツド1
1が設けられ、その先端部はスイベルブラケツト
4にピン12を介して回動可能に連結されてい
る。
ト4との間にはチルト装置が介装され、このチル
ト装置のチルトシリンダ8は支持軸9を介してチ
ルトブラケツト10に回動可能に支持されてい
る。このチルトシリンダ10にはチルトロツド1
1が設けられ、その先端部はスイベルブラケツト
4にピン12を介して回動可能に連結されてい
る。
また、クランプブラケツト3にはトリム装置が
備えられ、このトリム装置のトリムシリンダ13
にはトリムロツド14が伸縮可能に設けられてい
る。
備えられ、このトリム装置のトリムシリンダ13
にはトリムロツド14が伸縮可能に設けられてい
る。
トリムロツド14の先端部には転がりボール1
5がかしめられており、この転がりボール15の
受部14aの曲率と転がりボール15の曲率が一
致し、完全に面接触している。この面接触部には
グリスが注入されており、前後左右いずれの方向
にも揺動する。
5がかしめられており、この転がりボール15の
受部14aの曲率と転がりボール15の曲率が一
致し、完全に面接触している。この面接触部には
グリスが注入されており、前後左右いずれの方向
にも揺動する。
転がりボール15の後側にはストツパ15aが
一体に設けられ、このストツパ15aはトリムロ
ツド14の孔部14b内に遊挿され、この孔部1
4bが転がりボール15の揺動範囲を規制してお
り、ストツパ15aと孔部14bとで転がりボー
ル15の一定以上の揺動を規制するストツパ手段
を構成している。
一体に設けられ、このストツパ15aはトリムロ
ツド14の孔部14b内に遊挿され、この孔部1
4bが転がりボール15の揺動範囲を規制してお
り、ストツパ15aと孔部14bとで転がりボー
ル15の一定以上の揺動を規制するストツパ手段
を構成している。
この転がりボール15には凹状曲面部15bが
形成され、この凹状曲面部15bにはスラストレ
シーバ16の凸状曲面部16aが当接している。
この凹状曲面部15bの凸状曲面及び凸状曲面部
16aの凸状曲面の曲率は一致しており、完全面
接触し、この面接触部にはグリスが注入されてい
る。
形成され、この凹状曲面部15bにはスラストレ
シーバ16の凸状曲面部16aが当接している。
この凹状曲面部15bの凸状曲面及び凸状曲面部
16aの凸状曲面の曲率は一致しており、完全面
接触し、この面接触部にはグリスが注入されてい
る。
スラストレシーバ16はその軸部16bをスイ
ベルブラケツト4に形成された荷重受部17にナ
ツト18で締付けて固定されている。
ベルブラケツト4に形成された荷重受部17にナ
ツト18で締付けて固定されている。
前記トリムシリンダ13の両側には、チルト装
置及びトリム装置を駆動する油圧駆動装置19が
チルトブラケツト10に備えられ、この油圧駆動
装置19の駆動で圧力流体をチルトシリンダ8及
びトリムシリンダ13に供給し、それぞれのチル
トロツド11及びトリムロツド14を伸縮するよ
うになつている。
置及びトリム装置を駆動する油圧駆動装置19が
チルトブラケツト10に備えられ、この油圧駆動
装置19の駆動で圧力流体をチルトシリンダ8及
びトリムシリンダ13に供給し、それぞれのチル
トロツド11及びトリムロツド14を伸縮するよ
うになつている。
なお、船外機本体6のチルトアツプ・ダウンは
油圧駆動装置19の駆動でチルトシリンダ8の図
示しない下室と上室に圧力流体を切換えて供給
し、チルトロツド11を上下動することによつて
行なわれる。
油圧駆動装置19の駆動でチルトシリンダ8の図
示しない下室と上室に圧力流体を切換えて供給
し、チルトロツド11を上下動することによつて
行なわれる。
次に、この実施例の作動について説明する。
船外機本体6をトリムアツフするときには、油
圧駆動装置19の駆動により圧力流体をトリムシ
リンダ13の図示しない下室へ供給して、トリム
ロツド14をシリンダ軸方向へ伸張させる。これ
により、トリムロツド14の先端部に設けら転が
りボール15がスラストレシーバ16を押動す
る。従つて、船外機本体6はスイベルブラケツト
4を介して水平軸5を支点とし、第2図において
反時計方向へ回転し、航走状態に応じたトリム角
の制御が行なわれる。
圧駆動装置19の駆動により圧力流体をトリムシ
リンダ13の図示しない下室へ供給して、トリム
ロツド14をシリンダ軸方向へ伸張させる。これ
により、トリムロツド14の先端部に設けら転が
りボール15がスラストレシーバ16を押動す
る。従つて、船外機本体6はスイベルブラケツト
4を介して水平軸5を支点とし、第2図において
反時計方向へ回転し、航走状態に応じたトリム角
の制御が行なわれる。
トリムダウンはトリムシリンダ13の下室を開
放して上室に圧力流体を供給すると、トリムロツ
ド14が縮み、推進機本体6はその自重及びプロ
ペラ7の推進力で元の位置に復帰する。
放して上室に圧力流体を供給すると、トリムロツ
ド14が縮み、推進機本体6はその自重及びプロ
ペラ7の推進力で元の位置に復帰する。
このトリム角の制御において、トリムロツド1
4の転がりボール15はトリムロツド14の伸縮
に応じ、受部14aで揺動する。さらに、この転
がりボール15の凹状曲面部15bとスラストレ
シーバ16の凸状曲面部16aが僅かに摺動して
その当接位置が変わる。
4の転がりボール15はトリムロツド14の伸縮
に応じ、受部14aで揺動する。さらに、この転
がりボール15の凹状曲面部15bとスラストレ
シーバ16の凸状曲面部16aが僅かに摺動して
その当接位置が変わる。
そして、転がりボール15はそのストツパ15
aがトリムロツド14の孔部14bに当接して、
転がりボール15が所定量以上回転することが規
制される。このため、トリム角の制御の作動によ
つて、転がりボール15の凹状曲面部15bとス
ラストレシーバ16の凸状曲面部16aとの係合
が外れることを防止するとともに、推進機本体6
がチルト装置でチルトアツプしてダウンすると
き、常に正規の位置で転がりボール15の凹状曲
面部15bとスラストレシーバ16の凸状曲面部
16aが当接できる。
aがトリムロツド14の孔部14bに当接して、
転がりボール15が所定量以上回転することが規
制される。このため、トリム角の制御の作動によ
つて、転がりボール15の凹状曲面部15bとス
ラストレシーバ16の凸状曲面部16aとの係合
が外れることを防止するとともに、推進機本体6
がチルト装置でチルトアツプしてダウンすると
き、常に正規の位置で転がりボール15の凹状曲
面部15bとスラストレシーバ16の凸状曲面部
16aが当接できる。
このような作動で、転がりボール15はトリム
ロツド14の受部14aと面接触し、さらに転が
りボール15の凹状曲面部15bとスラストレシ
ーバ16の凸状曲面部16aが面接触し、転がり
ボール15の凹状曲面部15bに凸状曲面部16
aからの押圧力がかかり、この押圧力を受けて転
がりボール15が揺動するため、トリムロツド1
4の先端部または推進機本体6の荷重受部とに作
用する荷重応力を極力減らすことが出来る。
ロツド14の受部14aと面接触し、さらに転が
りボール15の凹状曲面部15bとスラストレシ
ーバ16の凸状曲面部16aが面接触し、転がり
ボール15の凹状曲面部15bに凸状曲面部16
aからの押圧力がかかり、この押圧力を受けて転
がりボール15が揺動するため、トリムロツド1
4の先端部または推進機本体6の荷重受部とに作
用する荷重応力を極力減らすことが出来る。
このとき、トリム角の制御で転がりボール15
がその角度に応じて揺動するため、転がりボール
15の凹状曲面部15bとスラストレシーバ16
の凸状曲面部16aとの相対動が小さくなり、転
がりボール15の凹状曲面部15bと凸状曲面部
16aと間の摺動によるステツクの発生が軽減さ
れる。
がその角度に応じて揺動するため、転がりボール
15の凹状曲面部15bとスラストレシーバ16
の凸状曲面部16aとの相対動が小さくなり、転
がりボール15の凹状曲面部15bと凸状曲面部
16aと間の摺動によるステツクの発生が軽減さ
れる。
また、転がりボール15の凹状曲面部15bと
凸状曲面部16aとが当接しているため、トリム
ロツド14の伸縮でトリムロツドの傾斜角が変化
したり、トリムロツド14のガタツキによつて転
がりボール15の凹状曲面部15bと凸状曲面部
16aとの当接が外れることが防止される。
凸状曲面部16aとが当接しているため、トリム
ロツド14の伸縮でトリムロツドの傾斜角が変化
したり、トリムロツド14のガタツキによつて転
がりボール15の凹状曲面部15bと凸状曲面部
16aとの当接が外れることが防止される。
[発明の効果]
この発明は前記のように、トリムシリンダのト
リムロツドを伸縮させると、トリムロツドの先端
部が、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲面部と
を介して推進機本体の荷重受部を押動し、これに
より推進機本体が支持ブラケツトの水平軸を支点
として回動し、推進機のトリム角が船舶の航走状
態に応じて制御され、この推進機のトリム角が船
舶の航走状態に応じて制御されるとき、転がりボ
ールの凹状曲面部に凸状曲面部からの押圧力がか
かり、この押圧力を受けて転がりボールが揺動す
るため、転がりボールの凹状曲面部にかかる荷重
応力が軽減されると共に、トリムロツドの先端部
または推進機本体の荷重受部とに作用する荷重応
力が軽減される。
リムロツドを伸縮させると、トリムロツドの先端
部が、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲面部と
を介して推進機本体の荷重受部を押動し、これに
より推進機本体が支持ブラケツトの水平軸を支点
として回動し、推進機のトリム角が船舶の航走状
態に応じて制御され、この推進機のトリム角が船
舶の航走状態に応じて制御されるとき、転がりボ
ールの凹状曲面部に凸状曲面部からの押圧力がか
かり、この押圧力を受けて転がりボールが揺動す
るため、転がりボールの凹状曲面部にかかる荷重
応力が軽減されると共に、トリムロツドの先端部
または推進機本体の荷重受部とに作用する荷重応
力が軽減される。
また、トリム角の制御で転がりボールがその角
度に応じて揺動するため、転がりボールの凹状曲
面部と凸状曲面部との相対動が小さくなり、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部と間の摺動に
よるステツクの発生が軽減される。
度に応じて揺動するため、転がりボールの凹状曲
面部と凸状曲面部との相対動が小さくなり、転が
りボールの凹状曲面部と凸状曲面部と間の摺動に
よるステツクの発生が軽減される。
また、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲面部
と当接しているため、トリムロツドの伸縮でトリ
ムロツドの傾斜角が変化したり、トリムロツドの
ガタツキによつて転がりボールの凹状曲面部と凸
状曲面部との当接が外れることが防止される。
と当接しているため、トリムロツドの伸縮でトリ
ムロツドの傾斜角が変化したり、トリムロツドの
ガタツキによつて転がりボールの凹状曲面部と凸
状曲面部との当接が外れることが防止される。
さらに、転がりボールはストツパ手段で一定以
上の揺動が規制されており、トリム角の制御の作
動によつて、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲
面部との係合が外れることを防止するとともに、
推進機本体がチルト装置でチルトアツプしてダウ
ンするとき、常に正規の位置で転がりボールの凹
状曲面部と凸状曲面部とが当接できる。
上の揺動が規制されており、トリム角の制御の作
動によつて、転がりボールの凹状曲面部と凸状曲
面部との係合が外れることを防止するとともに、
推進機本体がチルト装置でチルトアツプしてダウ
ンするとき、常に正規の位置で転がりボールの凹
状曲面部と凸状曲面部とが当接できる。
第1図はこの発明を適用した船外機の側面図、
第2図はトリム装置の一部断面図、第3図は要部
の拡大図である。 3……クランプブラケツト、4……スイベルブ
ラケツト、5……水平軸、6……船外機本体、1
3……トリムシリンダ、14……トリムロツド、
15……転がりボール、16……スラストレシー
バ、17……荷重受部。
第2図はトリム装置の一部断面図、第3図は要部
の拡大図である。 3……クランプブラケツト、4……スイベルブ
ラケツト、5……水平軸、6……船外機本体、1
3……トリムシリンダ、14……トリムロツド、
15……転がりボール、16……スラストレシー
バ、17……荷重受部。
Claims (1)
- 1 船体に固定された支持ブラケツトに水平軸を
介して推進機本体が前記水平軸まわりを回動可能
に支持されるとともに、前記支持ブラケツトに備
えられたトリムシリンダのトリムロツドの先端部
に前記推進機本体側に設けた荷重受部を当接して
支持され、前記トリムロツドの伸縮でその先端部
が前記荷重受部を押動して前記推進機本体を回動
させることにより、前記推進機本体のトリム角を
制御する船舶推進機のトリム装置において、前記
トリムロツドの先端部または前記推進機本体側の
荷重受部の一方に、押圧力を受ける凹状曲面部を
有する転がりボールを揺動可能に設けると共に、
この転がりボールを設けない側の前記トリムロツ
ドの先端部または前記推進機本体側の荷重受部の
一方を選択して、前記転がりボールの凹状曲面部
と当接する凸状曲面部を設け、さらに前記転がり
ボールの一定以上の揺動を規制するストツパ手段
を設けたことを特徴とする船舶推進機のトリム装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007728A JPS62166192A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 船舶推進機のトリム装置 |
US07/001,016 US4720278A (en) | 1986-01-17 | 1987-01-07 | Trimming device for marine propulsion unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61007728A JPS62166192A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 船舶推進機のトリム装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62166192A JPS62166192A (ja) | 1987-07-22 |
JPH0587436B2 true JPH0587436B2 (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=11673771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61007728A Granted JPS62166192A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 船舶推進機のトリム装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4720278A (ja) |
JP (1) | JPS62166192A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62155193A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機のトリム装置 |
JPH0251199U (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-10 | ||
JPH086715Y2 (ja) * | 1989-07-03 | 1996-02-28 | 株式会社ショーワ | 船外機のチルト・トリム装置 |
JP2520691Y2 (ja) * | 1989-07-03 | 1996-12-18 | 株式会社ショーワ | 船外機のチルト・トリム装置 |
JPH0367293U (ja) * | 1989-10-25 | 1991-07-01 | ||
US5049098A (en) * | 1990-05-14 | 1991-09-17 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device with tilt and trim assembly including roller transmitted thrust |
JPH0891298A (ja) * | 1994-09-26 | 1996-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 船外機のトリム装置 |
JP3957103B2 (ja) * | 1998-02-12 | 2007-08-15 | ヤマハマリン株式会社 | 船舶推進機のトリム装置 |
US6402576B1 (en) * | 1999-05-27 | 2002-06-11 | Parker-Hannifin Corporation | Plastic ball bearing seat for trim cylinder of outboard marine engine |
US7351125B2 (en) * | 2004-11-22 | 2008-04-01 | Honda Motor Co., Ltd. | Outboard engine system |
JP4271129B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2009-06-03 | 本田技研工業株式会社 | 船外機 |
US7407420B2 (en) * | 2006-12-05 | 2008-08-05 | Teleflex Canada, Inc. | Trim and tilt apparatus |
US8025006B2 (en) | 2007-12-06 | 2011-09-27 | Teleflex Canada Inc. | Means for providing up-relief to a hydraulic cylinder unit |
US8435088B2 (en) * | 2008-06-04 | 2013-05-07 | Marine Canada Acquisition Inc. | Trim and tilt apparatus |
JP2020124996A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | 株式会社ショーワ | 船外機昇降装置、及び、船外機 |
DE102021213912B3 (de) * | 2021-12-07 | 2022-12-22 | Hawe Hydraulik Se | Hydraulische trimm-vorrichtung, bootmotor und boot |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3175529A (en) * | 1963-01-23 | 1965-03-30 | Penta Ab | Marine propulsion mechanisms |
US3722455A (en) * | 1971-02-23 | 1973-03-27 | Outboard Marine Corp | Hydraulic power trim and power tilt system for a marine propulsion device |
US4055385A (en) * | 1975-11-17 | 1977-10-25 | Bjors Nils G | Work piece clamp arrangements |
US4645463A (en) * | 1980-04-07 | 1987-02-24 | Arneson Howard M | Marine outdrive apparatus |
JPH0626477Y2 (ja) * | 1985-12-16 | 1994-07-20 | 株式会社昭和製作所 | 船舶推進機のトリム機構 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP61007728A patent/JPS62166192A/ja active Granted
-
1987
- 1987-01-07 US US07/001,016 patent/US4720278A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62166192A (ja) | 1987-07-22 |
US4720278A (en) | 1988-01-19 |
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Legal Events
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