JP4271129B2 - 船外機 - Google Patents

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Description

本発明は、船外機本体および取付装置の一方および他方にそれぞれ設けられたトリム装置とスラストレシーバとにより、船外機本体の船体に対するトリム角を調整することが可能な船外機に関する。
かかる船外機は、下記特許文献1〜3により公知である。
特許文献1および特許文献2に記載されたものは、スターンブラケット側に設けたトリムシリンダの伸縮自在なトリムロッドの先端面を、スイベルケース側に設けたスラストレシーバの回転自在なボールに当接させたもので、トリムロッドを伸縮させて船外機本体のトリム角を調整する際に、ボールがトリムロッドの先端面を転がることでコジリによる異音の発生を防止するようになっている。
また特許文献3に記載されたものは、トリムシリンダのトリムロッドの先端に回転自在に設けたボールを、スラストレシーバの受圧面に当接させたもので、トリムロッドを伸縮させて船外機本体のトリム角を調整する際に、ボールがスラストレシーバの受圧面を転がることでコジリによる異音の発生を防止するようになっている。
特開平8−91298号公報 実開昭62−100297号公報 実開昭61−132199号公報
しかしながら上記特許文献1〜3の何れのものも、トリム角の調整時にトリムロッドとスラストレシーバとを転がり接触させるためのボールを必要とするため、その製造コストが嵩むという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、トリム装置およびスラストレシーバで船外機本体のトリム角を調整する際に発生する異音を、簡単な構造で低減できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、プロペラ軸を有する船外機本体と、船外機本体をその左右方向に延びるチルト軸を介して船体にチルト運動可能に取り付ける取付装置と、船外機本体の船体に対するチルト軸まわりのトリム角を調整すべく、船外機本体および取付装置の何れか一方に設けられた伸縮自在なトリムロッドをそれぞれ有する左右のトリム装置と、船外機本体および取付装置の何れか他方に設けられ、前記左右のトリム装置のそれぞれのトリムロッドを介して伝達される船外機本体のスラスト力を支持する左右のスラストレシーバとを備えた船外機において、前記スラストレシーバは、前記トリムロッドの軸線と概ね平行な軸線まわりにのみ回転自在に支持された軸部と、この軸部の一端に設けられてトリムロッドの先端に当接する受圧部とを備えており、トリムロッドの先端とスラストレシーバの受圧部との当接点を、軸部の軸線に対して船外機本体の左右方向に偏心させたことを特徴とする船外機が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、スラストレシーバは、その軸部が装着部を兼ねることを特徴とする船外機が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、スラストレシーバの受圧部の表面に油脂を供給する油脂供給手段を備えたことを特徴とする船外機が提案される。
尚、実施例のスターンブラケット23は本発明の取付装置に対応し、実施例のトリムシリンダ30は本発明のトリム装置に対応し、実施例の推進ユニットUは本発明の船外機本体に対応し、実施例のトランサムは本発明の船体に対応し、実施例の油溝g3は本発明の油脂供給手段に対応する。
一般的に、船外機Oの取付装置はスターンブラケット23とスイベルケース22とで構成されるが、この明細書では取付装置をスターンブラケット23で構成し、スイベルケース22を推進ユニットUの一部と定義している。
請求項1の構成によれば、左右のトリム装置にそれぞれ設けられた伸縮自在なトリムロッドに当接して船外機本体のチルト軸まわりのトリム角を調整する左右のスラストレシーバが、トリムロッドの軸線と概ね平行な軸線まわりにのみ回転可能な軸部と、この軸部に設けられてトリムロッドの先端に当接する受圧部とを備えており、トリムロッドおよび受圧部の当接点が軸部の軸線に対して船外機本体の左右方向に偏心しているので、トリムロッドの伸縮に伴ってスラストレシーバの受圧部が軸部まわりに回転することで、両者の当接点のコジリを最小限に抑えて異音の発生を抑制することができる。しかも両者の当接点にボールを配置した従来のものに比べて、構造を簡素化してコストダウンに寄与することができるだけでなく、トリムロッドの先端でボールを転動させる必要がないので該トリムロッドを小径化することができる。
請求項2の構成によれば、スラストレシーバの軸部が装着部を兼ねているので、特別の装着部を設けることなく軸部を利用してスラストレシーバを装着することが可能になり、構造の簡素化が可能になる。
請求項3の構成によれば、スラストレシーバの受圧部の表面に油脂供給手段から油脂を供給するので、受圧部とトリムロッドとの当接点を潤滑してトリム角の変更時に発生する異音を更に効果的に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図12は本発明の第1実施例を示すもので、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3は図2の3−3線矢視図、図4は図2の4部拡大図、図5は図4の5−5線断面図、図6は図5の6部拡大図、図7は第2ブッシュの正面図(図8の7方向矢視図)、図8は図7の8−8線断面図、図9は図8の9方向矢視図、図10はチルトアップ時の作用説明図、図11は図10の11方向矢視図、図12はトリム角の調整時の作用説明図である。
図1に示すように、船外機Oの本体部を構成する推進ユニットUは、支持ケース組立体11と、この支持ケース組立体11の下部に結合されたギヤケース12とを備えており、支持ケース組立体11の上部に水冷多気筒4ストロークンジンEがクランクシャフト13を縦置きにして搭載され、このエンジンEを覆うエンジンカバー14が支持ケース組立体11の上端部に開閉自在に設けられる。支持ケース組立体11は、本願ではエンジンEの主ブロックを支持するマウントケース、その下に結合されるエクステンションケース、およびこれらの周囲を覆うとともにエンジンカバー14を受けてエンジンEを覆うアンダーカバーを含む総称である。
エンジンEのクランクシャフト13には、支持ケース組立体11内に縦置きに配置された駆動軸15が接続される。ギヤケース12の内部には、後端にプロペラ16が装着されたプロペラ軸17が支持されるとともに、このプロペラ軸17に前記駆動軸15を連結する前・後進切換機構18が収納される。従って、エンジンEの作動中にクランクシャフト13から駆動軸15に伝達された駆動力は、前・後進切換機構18を介してプロペラ軸17に伝達され、このプロペラ軸17の回転方向は前・後進切換機構18により制御される。
支持ケース組立体11の上部を支持するアッパーアーム19と、支持ケース組立体11の下部を支持するロアアーム20とに、縦方向に延びるスイベル軸21の両端が固着される。このスイベル軸21を回転可能に支持するスイベルケース22は、これを左右から挟むように配置されて船体のトランサムTにクランプされる左右一対のスターンブラケット23,23の上部に水平なチルト軸24を介して連結される。従って、船外機Oの推進ユニットUはチルト軸24まわりに上下方向に揺動可能であり、船外機Oは、船体に固定される側のスターンブラケット23,23と、船体に対して揺動可能な側のスイベルケース22および推進ユニットUとに分けられる。
図2および図3から明らかなように、スイベルケース22はスイベル軸21を直接支持する円筒状のケース部25と、このケース部25の上部から前方(船体側)に延びてチルト軸24に支持されるアーム部26とを備えており、アーム部26の内部に左右方向に延びる上部ピボット軸27の両端が支持される。左右一対のスターンブラケット23,23の下部に左右方向に架設された下部ピボット軸28にチルトシリンダ29の下端が枢支されており、チルトシリンダ29の上端から突出するシリンダロッド29aが上部ピボット軸27に枢支される。
図4および図5から明らかなように、チルトシリンダ29の左右両側面に一対のトリムシリンダ30,30が一体に形成されており、その上端からトリムロッド30a,30aが伸縮自在に突出する。スイベルケース22のケース部25の左右両側面から一対のスラストレシーバ支持部31,31が張り出しており、各々のスラストレシーバ支持部31に同一構造のスラストレシーバ32が設けられる。
図6から明らかなように、スラストレシーバ32は棒状の軸部32aと円板状の受圧部32bとを一体に備えており、軸部32aがスラストレシーバ支持部31を貫通する支持孔31aに圧入された第1ブッシュ33および第2ブッシュ34に回転自在に支持される。軸部32aの第2ブッシュ34側の端部に受圧部32bが一体に形成され、かつ第1ブッシュ33から突出する軸部32aの先端に3枚のワッシャ35,36,37を介してナット38が螺合することで、スラストレシーバ32が抜け止めされる。受圧部32bの表面は部分球面状に窪んでおり、そこにトリムロッド30aの丸い先端部が当接する。ワッシャ35,36,37を複数枚重ねることで、第1ブッシュ33と軸部32aとの摺動面に異物が噛み込むのを防止することができる。
側面視でトリムシリンダ30のトリムロッド30aの軸線L1に対してスラストレシーバ32の軸部32aの軸線L2は概ね平行であるが(図4参照)、平面視でトリムシリンダ30のトリムロッド30aの軸線L1に対してスラストレシーバ32の軸部32aの軸線L2は距離αだけ左右方向に偏心しており、従ってトリムロッド30aとスラストレシーバ32の受圧部32bとの当接点Pはスラストレシーバ32の軸部32aの軸線L2に対して距離βだけ左右方向に偏心しているいる(図6参照)。
図6および図7〜図9から明らかなように、第2ブッシュ34は円筒部34aとフランジ部34bとを備えており、円筒部34aに内面に軸線L2方向に延びる6本の油溝g1…が形成されるとともに、フランジ部34bの外面に前記6本の油溝g1…に連なる行き止まりの6本の油溝g2…が放射状に形成される。第1、第2ブッシュ33,34およびスラストレシーバ32をスラストレシーバ支持部31の支持孔31aに装着した状態で、第2ブッシュ34の油溝g1…がスラストレシーバ32の軸部32aの外周面に対向するとともに、第2ブッシュ34の油溝g2…がスラストレシーバ32の受圧部32bの裏面に対向する。
スラストレシーバ支持部31に形成した油路31bが、第1、第2ブッシュ33,34に挟まれた環状の油溜め部31cに連通し、この油溜め部31cが第2ブッシュ34の油溝g1…に連通する。スラストレシーバ支持部31の外面に開口するグリス注入口31dに設けたニップル40から、油路31b、油溜め部31cを経て油溝g1…,g2…にグリス39を注入する。
次に、上記構成を備えた第1実施例の作用について説明する。
図10および図11に示すように、チルトシリンダ29を伸長駆動してシリンダロッド29aを突出させると、上部ピボット軸27を介してスイベルケース22のアーム部26が押し上げられることで、スイベルケース22と一体の推進ユニットUがスターンブラケット23,23の上端のチルト軸24まわりに揺動してチルトアップ状態になる。このとき、トリムシリンダ30,30のトリムロッド30a,30aとスラストレシーバ32,32とは離間して非当接状態になる。
ところで、船外機Oの運転中にプロペラ16が発生するスラスト力は推進ユニットUをチルト軸24まわりに図1の反時計方向に揺動させるが、そのスラスト力はスイベルケース22に設けた一対のスラストレシーバ32,32からトリムシリンダ30,30、チルトシリンダ29およびスターンブラケット23,23を介してトランサムTに伝達されるとともに、船体に対する推進ユニットUの角度が所定のトリム角に維持される。
船体に対する推進ユニットUのトリム角を微調整すべく、図12に示すように、例えばトリムシリンダ30,30を伸長駆動してトリムロッド30a,30aを突出させると、スイベルケース22のスラストレシーバ支持部31,31が後方に押圧されることで、推進ユニットUがチルト軸24まわりに僅かに揺動し、プロペラ16のスラスト軸が後ろ上がりに微調整される。逆にトリムシリンダ30,30を収縮駆動してトリムロッド30a,30aを退没させると、プロペラ16のスラスト軸が後ろ下がりに微調整される。
上述したトリム角の調整過程で、図2に示すように、スラストレシーバ32の移動軌跡はチルト軸24を中心とする円弧L3となるのに対し、トリムシリンダ30のトリムロッド30aの移動軌跡はその軸線L1に概ね一致する。このように、スラストレシーバ32の移動軌跡とトリムロッド30aの移動軌跡とが不一致になると、トリムロッド30aの先端とスラストレシーバ32の受圧部32bとの当接点P(図6参照)にコジリが発生して異音の原因となる可能性がある。
しかしながら本実施例では、スラストレシーバ32の受圧部32bが軸部32aの軸線L2周りに自由に回転することができ、かつスラストレシーバ32の軸部32aの軸線L2に対して当接点Pが距離βだけ左右方向に偏心しているため(図6参照)、トリムロッド30aの伸縮に伴ってスラストレシーバ32が自由に回転することで、前記コジリを抑制して異音の発生を効果的に低減することができる。尚、スラストレシーバ32の回転軸となる軸部32aを利用して該スラストレシーバ32をスラストレシーバ支持部31に支持するので、構造の簡素化に寄与することができる。
このとき、トリムロッド30aの先端は軸線L1上を概ね直線運動するのに対して、スラストレシーバ32の受圧部32bは軸線L2まわりに回転するため、トリムロッド30aと受圧部32bとの間に滑りが発生するが、その滑りは極僅かであるために異音の原因となることはない。
このように、トリムロッド30a側あるいはスラストレシーバ32側に、両者を転がり接触させるボールを配置することなく、スラストレシーバ32を回転可能に支持するだけでコジリの発生を抑制して異音を低減することができるので、構造を簡素化してコストダウンに寄与することができる。しかもトリムロッド30aの先端面にボールを転動させる必要がないので、そのトリムロッド30aを小径化することができる。
推進ユニットUが発生するスラスト力がスラストレシーバ32からトリムロッド30aに伝達されるとき、スラストレシーバ32の受圧部32bに加わるスラスト力は第2ブッシュ34のフランジ部34bを介してスイベルケース32のスラストレシーバ支持部31に支持される。このとき、油溜め部31cに充填されたグリスが第2ブッシュ34の軸部34aの油溝g1…からフランジ部34bの油溝g2…に供給されるので、大きなスラスト力の作用下でもスラストレシーバ32をスムーズに回転させて異音の発生を効果的に抑制することができる。もちろん、油溝g1…に供給されたグリスはスラストレシーバ32の軸部32aと第2ブッシュ34の円筒部34aとの摺動面を潤滑する。
またブッシュを第1、第2ブッシュ33,34に二分割し、両者の間に油溜め部31cを形成したので、油溜め部31cを簡単に形成できるだけでなく、油溜め部31cから摺動面に継続的にグリスを供給することで、長期に亘って第1、第2ブッシュ33,34の両方に確実にグリスを供給することができる。しかも油溜め部31cが油路31bを介してスラストレシーバ支持部31の表面のグリス注入口31dに連通しているので、スラストレシーバ支持部31からスラストレシーバ32を分離することなくグリスの補給を行うことが可能になり、メンテナンス性が向上する。
次に、図13に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
第1実施例はスラストレシーバ32の軸部32aをナット38で抜け止めしているが、第2実施例はナット38に代えてサークリップ41でスラストレシーバ32の軸部32aを抜け止めしている。この第2実施例によれば、スラストレシーバ32の着脱が一層容易になり、メンテナンス性が向上する。
次に、図14および図15に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第1実施例はスラストレシーバ32の受圧部32bおよびトリムロッド30aの当接点Pを潤滑していないが、第3実施例は前記当接点Pを油溜め部31cからのグリスで潤滑するようになっている。即ち、スラストレシーバ32の軸部32aの内部に油溜め部31cおよび受圧部32bの表面を連通させる油路32c,32dを形成するとともに、受圧部32bの表面に、油路32dの出口から放射状に延びる複数(実施例では2本)の油溝g3…を形成している。これにより、スラストレシーバ32の受圧部32bおよびトリムロッド30aの当接点Pをグリスで潤滑し、トリム角の調整時の異音を更に低減することができる。非接触部としての油溝g3…はトリムロッド30aの当接点Pの軌跡の範囲(接触部t)外にあり、トリムロッド30aが油溝g3…に接触してスムーズな動きが妨げられるのを防止しながら、接触部tに存在する接触点Pにグリス39を供給することができる。
尚、油溝g3…は、スラストレシーバ32の回動に合わせて放射方向の全方位に設けても良い。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではトリムシリンダ30,30をスターンブラケット23,23側に設け、スラストレシーバ32,32を推進ユニットU側に設けているが、その位置関係を逆にして、トリムシリンダ30,30を推進ユニットU側に設け、スラストレシーバ32,32をスターンブラケット23,23側に設けても良い。
また実施例ではスラストレシーバ32の受圧部32bおよびトリムロッド30aの当接点Pを潤滑するグリスをスラストレシーバ32側から供給しているが、それをトリムロッド30a側から供給しても良い。
船外機の全体側面図 図1の要部拡大断面図 図2の3−3線矢視図 図2の4部拡大図 図4の5−5線断面図 図5の6部拡大図 第2ブッシュの正面図(図8の7方向矢視図) 図7の8−8線断面図 図8の9方向矢視図 チルトアップ時の作用説明図 図10の11方向矢視図 トリム角の調整時の作用説明図 本発明の第2実施例に係る、前記6に対応する図 本発明の第3実施例に係る、前記6に対応する図 図14の15−15線矢視図
符号の説明
17 プロペラ軸
23 スターンブラケット(取付装置)
24 チルト軸
30 トリムシリンダ(トリム装置)
30a トリムロッド
32 スラストレシーバ
32a 軸部
32b 受圧部
L1 トリムロッドの軸線
L2 スラストレシーバの軸部の軸線
P 当接点
U 推進ユニット(船外機本体)
T トランサム(船体)

Claims (3)

  1. プロペラ軸(17)を有する船外機本体(U)と、
    船外機本体(U)をその左右方向に延びるチルト軸(24)を介して船体(T)にチルト運動可能に取り付ける取付装置(23)と、
    船外機本体(U)の船体(T)に対するチルト軸(24)まわりのトリム角を調整すべく、船外機本体(U)および取付装置(23)の何れか一方に設けられた伸縮自在なトリムロッド(30a)をそれぞれ有する左右のトリム装置(30)と、
    船外機本体(U)および取付装置(23)の何れか他方に設けられ、前記左右のトリム装置(30)のそれぞれのトリムロッド(30a)を介して伝達される船外機本体(U)のスラスト力を支持する左右のスラストレシーバ(32)と、
    を備えた船外機において、
    前記スラストレシーバ(32)は、前記トリムロッド(30a)の軸線(L1)と概ね平行な軸線(L2)まわりにのみ回転自在に支持された軸部(32a)と、この軸部(32a)の一端に設けられてトリムロッド(30a)の先端に当接する受圧部(32b)とを備えており、トリムロッド(30a)の先端とスラストレシーバ(32)の受圧部(32b)との当接点(P)を、軸部(32a)の軸線(L2)に対して船外機本体(U)の左右方向に偏心させたことを特徴とする船外機。
  2. スラストレシーバ(32)は、その軸部(32a)が装着部を兼ねることを特徴とする、請求項1に記載の船外機。
  3. スラストレシーバ(32)の受圧部(32b)の表面に油脂を供給する油脂供給手段(g3)を備えたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の船外機。
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