JPH058726Y2 - - Google Patents

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JPH058726Y2
JPH058726Y2 JP17469284U JP17469284U JPH058726Y2 JP H058726 Y2 JPH058726 Y2 JP H058726Y2 JP 17469284 U JP17469284 U JP 17469284U JP 17469284 U JP17469284 U JP 17469284U JP H058726 Y2 JPH058726 Y2 JP H058726Y2
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braking
contactor
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は電気自動車の制動制御装置に関する
ものである。
(従来技術) 従来、電気自動車における減速及停止は主に機
械的制動で行われ、ブレーキペダルの踏み込みに
よつて機械的制動装置を作動させて電気自動車を
減速又は停止させるようにしている。そして、機
械的ブレーキが何らかの原因で故障し制動がきか
なくなつた場合、電子自動車の走行用モータに電
気的制動をかけ減速及び停止を行うようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、走行用モータに電気的制動をかける
場合、前記ブレーキペダルとは別のその制動のた
めの操作装置を操作しなければならず、その操作
ははなはだ面倒であつた。その結果、制動タイミ
ングが遅れるといつた問題があつた。
又、走行用モータの電気的制動方法には各種の
方法があるが、電気自動車をできるだけ速く停止
させる必要から、一般に逆相制動(プラギング)
が採用されている。
ところが、走行用モータにプラギングをかけて
同モータを停止させる場合、直ちにモータは逆回
転を開始し電気自動車を逆進させてしまう虞があ
り問題であつた。
この考案は上記問題点を解決するためになされ
たものであつて、その目的は非常に簡単な操作で
すばやく逆相制動をかけることができ、しかも、
確実に電気自動車を停止させることができる電気
自動車の制動制御装置を提供するにある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記目的を達成するために、ブレー
キ操作位置検出装置と、制動状態検出装置と、コ
ントローラとを有する電気自動車の制動制御装置
であつて、電気自動車は、走行用コンタクタと、
直流電導機と、前後進切換用コンタクタと、バイ
パスコンタクタを並設した走行用スイツチング素
子とが直流電源に対して直列に接続され、コント
ローラに制御されるコンタクタ駆動回路にて各コ
ンタクタが開閉制御され、かつ走行用スイツチン
グ素子がオン・オフ制御されて直流電動機を回転
駆動するものであり、ブレーキ操作位置検出装置
は、ブレーキペダルが予め定められた操作量操作
されたことを検出し出力するものであり、制動状
態検出装置は、逆相制動時において直流電動機の
反転駆動の開始を検出して出力するものであり、
コントローラは、ブレーキ操作位置検出装置と、
制動状態検出装置の検出信号を入力し、ブレーキ
ペダルが所定量操作された時、前後進切換用コン
タクタを切り換えて直流電動機に逆相制動をかけ
るコンタクタ駆動回路を駆動する制御信号を出力
するものであつて、その逆相制動時において、制
動状態検出装置からの検出信号があつた時、走行
用コンタクタ、又は前後進切換用コンタクタを開
路して直流電動機への電源供給を遮断するコンタ
クタ駆動回路を駆動する制御信号を出力するもの
である電気自動車の制動制御装置をその要旨とす
るものである。
(作用) ブレーキペダルが予め定められた操作量以上踏
み込まれると、ブレーキ操作位置検出装置はブレ
ーキペダルが予め定められた操作量以上踏み込ま
れた旨の検出信号を出力する。コントローラはそ
の検出信号に応答して前後進切換用コンタクタを
切り換えて直流電動機に逆相制動をかける。この
制動時において、コントローラは制動状態検出装
置よりの検出信号に基づいて直流電動機の停止を
判断する。そして、コントローラは停止を判断す
ると、走行用コンタクタ又は前後進切換用コンタ
クタを開路させて直流電動機への電源供給を遮断
する。
この電源供給の遮断により、直流電動機は逆方
向に反転駆動することなく停止する。そして、電
気自動車は逆進することなく停止する。
(実施例) 以下、この考案をバツテリー式フオークリフト
の制動制御装置に具体化した一実施例を図面に従
つて説明する。
第1図はバツテリー式フオークリフトに設けら
れた走行用モータの駆動回路である。走行用モー
タ1は直巻の直流電動機であつて、図示しない電
気自動車の駆動輪を駆動させる。走行用モータ1
の電機子1aの負極側端子P2と界磁巻線1bは
前進用コンタクタ2及び後進用コンタクタ3を介
して接続される。そして、両コンタクタ2,3が
切換動作されることにより、界磁巻線1bに流れ
る電流の向きが変えられて走行用モータ1は正逆
転するようになつている。
すなわち、前進用コンタクタ2が電機子側の接
点S1に接続され、後進用コンタクタ3が反電機
子側の接点S4に接続されるとき、走行用モータ
1は正転駆動し、フオークリフトは前進するよう
になつている。反対に、前進用コンタクタ2が反
電機子側の接点S2に接続され、後進用コンタク
タ3が電機子側の接点S3に接続されるとき、走
行用モータ1は逆転駆動し、フオークリフトは後
進するようになつている。
また、正転又は逆転の一方向に回転時におい
て、両コンタクタ2,3の接続を切換え、その時
の回転方向に対して反対方向の回転に切り換える
と、走行用モータ1は逆相制動(プラギング)が
かかる。そして、この状態を保持すると、モータ
1の回転は減速し停止した後、直ちに反対方向に
回転(反転駆動)を開始する。
電機子1aの正極側端子P1は走行用コンタク
タ4を介してバツテリーBの正極に接続されてい
る。前記反電機子側の接点S2,S4は走行用ス
イツチングトランジスタ(以下、走行用トランジ
スタという)T1のコレクタ端子に接続されてい
る。走行用トランジスタT1はそのエミツタ端子
がバツテリーBの負極に接続され、ベース端子に
入力される公知のチヨツパ信号に基づいてオン・
オフ動作して走行用モータ1を駆動制御する。
バイパスコンタクタ5は走行用トランジスタT
1のコレクタ・エミツタ端子間に接続されてい
る。電機子ダイオードD1はカソード端子がバツ
テリーBの正極に接続され、アノード端子が電機
子1aの負極側端子P2に接続されている。走行
用フライホイールダイオードD2はカソード端子
がバツテリーBの正極に接続され、アノード端子
が走行用トランジスタT1のコレクタ端子に接続
されている。回生用フライホイールダイオードD
3はカソード端子が電機子1aの正極側端子P1
に接続され、アノード端子がバツテリーBの負極
に接続されている。
第2図は前記各コンタクタ2〜5及び走行用ト
ランジスタT1を駆動制御するための電気的構成
を示す電気ブロツク回路である。
コンタクタ駆動回路10は各コンタクタ2〜5
を駆動させるための回路であつて、前進用リレー
11は駆動トランジスタ12と直列に接続され、
駆動トランジスタ12がオンされることにより励
磁され、前進用コンタクタ2を接点S2に接続さ
せる。また、前進用リレー11は駆動トランジス
タ12がオフされることにより非励磁となり、前
進用コンタクタ2を接点S1に接続させる。
後進用リレー13は駆動トランジスタ14と直
列に接続され、駆動トランジスタ14がオンされ
ることにより励磁され、後進用コンタクタ3を接
点S3に接続させる。また、後進用リレー13は
駆動トランジスタ14がオフされることにより非
励磁となり、後進用コンタクタ3を接点S4に接
続させる。
従つて、前進用及び後進用リレー11,13が
ともに非励磁のとき、第4図に示すように各コン
タクタ2,3はそれぞれ接点S1,S4に接続さ
れて走行用モータ1は正転することになる。反対
に、前進用及び後進用リレー11,13がともに
励磁のとき、第5図に示すように各コンタクタ
2,3はそれぞれ接点S2,S3に接続されて走
行用モータ1は逆転することになる。
バイパスコンタクタ駆動用リレー15は駆動ト
ランジスタ16と直列に接続され、駆動トランジ
スタ16がオンされることにより励磁され、バイ
パスコンタクタ5を閉路させる。また、バイパス
コンタクタ駆動用リレー15は駆動トランジスタ
16がオフされることにより非励磁となり、バイ
パスコンタクタ5を開路させる。
走行用リレー17は駆動トランジスタ18と直
列に接続され、駆動トランジスタ18がオンされ
ることにより励磁され、走行用コンタクタ4を閉
路させる。また、走行用リレー17は駆動トラン
ジスタ18がオフされることにより非励磁とな
り、走行用コンタクタ4を開路させる。
ブレーキ操作位置検出装置20はリミツトスイ
ツチ20aを備えており、運転席に設けられたブ
レーキペダル21が予め定めた踏み込み量(電気
制動制御位置)Pまで踏み込まれたか否かを検出
する。すなわち、ブレーキペダル21の踏み込み
が電気制動制御位置P未満のとき、オフ信号を出
力し、電気制動制御位置Pまで踏み込まれたとき
オン信号を出力する。
電気制動制御位置Pは本実施例では以下のよう
に定義される。すなわち、前記ブレーキペダル2
1はその踏み込み量に応じて機械的ブレーキ(本
実施例では油圧ブレーキ)の強さが調整されてい
て、第3図に示すように踏み込み量に応じて遊び
領域θ1と機械的制動領域θ2とがある。そし
て、機械的制動制御領域θ2においては踏み込み
量がおおいほど機械的ブレーキのかかりは強くな
つている。また、ブレーキペダル21は機械的制
動領域θ2の範囲を超えてさらに深く踏み込むこ
とができるようになつていて、その最大踏み込み
量を電気制動制御位置Pとしている。従つて、ブ
レーキペダル操作位置検出装置20はブレーキペ
ダル21が最大に踏み込まれたとき、電気制動制
御位置Pまで踏み込まれたとしてオン信号を出力
することになる。
制動状態検出装置22は走行用モータ1の逆相
制動の状態を検出する検出装置であつて、第1図
に2点鎖線で示すように制動検出トランジスタT
2を備えている。制動検出トランジスタT2はエ
ミツタ端子が電機子ダイオードD1のアノード端
子に接続され、ベース端子が抵抗Rを介して電機
子ダイオードD1のカソード端子に接続されてい
る。
そして、例えば走行用モータ1を正転から逆転
させる場合、正転駆動時は電機子1aの電位は正
極側端子P1のほうが負極側端子P2より高いの
で、制動検出トランジスタT2はオフ状態になつ
ている。そして、走行用モータ1に逆相制動がか
かると、電機子1aの電位は負極側端子P2のほ
うが正極側端子P1より高くなるので、制動検出
トランジスタT2はオン状態になる。逆相制動状
態が続きやがて走行用モータ1の正回転が停止す
ると、電機子1aの電位は正極側端子P1のほう
が負極側端子P2より高くなり、制動検出トラン
ジスタT2はオフ状態になる。
従つて、制動検出トランジスタT2がオン状態
にあるとき走行用モータ1が制動状態、すなわち
逆相制動がかけられている状態で、制動検出トラ
ンジスタT2がオン状態からオフ状態になつた
時、逆相制動が終了し、走行用モータ1が停止し
て逆回転の開始直前の状態にあることがわかる。
なお、逆回転から正回転にする場合にも同様に制
動検出トランジスタT2は制動中はオンし、停止
するとオフする。
そして、制動状態検出装置22は制動検出トラ
ンジスタT2のオフからオン状態と、オンからオ
フ状態に基づいて制動状態、すなわち、逆相制動
の開始から終了(反転駆動の開始)までを検出す
ることになる。
コントローラ23は中央処理装置(以下、
CPUという)24、プログラムメモリ25、作
業用メモリ26及びインターフエイス27,28
とから構成されている。プログラムメモリ25は
読み出し専用メモリ(ROM)よりなり、同メモ
リ25に記憶された制御プログラムに基づいて
CPU24は動作するようになつている。作業用
メモリ26は読み出し及び書き替え可能なメモリ
(RAM)であつて、CPU24が演算した演算結
果を一時記憶するようになつている。インターフ
エイス27は前記ブレーキ操作位置検出装置20
及び制動状態検出装置22からの位置検出信号
(オン信号又はオフ信号)及び制動検出検出信号
(オン信号又はオフ信号)を入力しCPU24に出
力する。インターフエイス28はCPU24が演
算した演算結果に基づいて前記コンタクタ駆動回
路10の各トランジスタ12,14,16,18
に駆動制御信号を出力する。
そして、CPU24はブレーキ操作位置検出装
置20からのオン信号の位置検出信号に基づい
て、すなわち、ブレーキペダル21が電気制動制
御位置Pまで踏み込まれたとして逆相制動をかけ
る制御を実行する。
CPU24による逆相制動の制御はインターフ
エイス28を介して駆動トランジスタ12,14
のベース端子に制御信号を出力することによつて
行われる。すなわち、走行用モータ1が正転(フ
オークリフトが前進)している状態においては、
駆動トランジスタ12,14をオンさせて前進用
及び後進用リレー11,13をともに励磁させ
て、前進用コンタクタ2を接点S1から接点S2
に、後進用コンタクタ3を接点S4から接点S3
に接続させるようになつている。反対に、走行用
モータ1が逆転(フオークリフトが後進)してい
る状態においては、駆動トランジスタ12,14
をオフさせて前進用及び後進用リレー11,13
をともに非励磁させて、前進用コンタクタ2を接
点S2から接点S1に、後進用コンタクタ3を接
点S3から接点S4に接続させるようになつてい
る。
さらに、逆相制動のとき、CPU24はインタ
ーフエイス28を介して駆動トランジスタ16の
ベース端子に同トランジスタ16をオンさせる制
御信号を出力する。バイパスコンタクタ駆動用リ
レー15は励磁されてバイパスコンタクタ5が閉
路される。なお、通常の前進走行又は後進走行時
においてはCPU24はトランジスタ16をオフ
させてバイパスコンタクタ駆動用リレー15を非
励磁にしバイパスコンタクタ5を開路させてい
る。
また、CPU24は制動状態検出装置22から
のオン信号からオフ信号となる制動検出信号に応
答して走行用モータ1が逆相制動によつて回転か
停止したことを判断し電源を遮断する制御を実行
する。CPU24による電源遮断の制御はインタ
ーフエイス28を介して駆動トランジスタ18の
ベース端子に同トランジスタ18をオンさせる制
御信号を出力する。そして、走行用リレー17は
励磁されて走行用コンタクタ4が開路される。な
お、通常の前進走行又は後進走行時においては
CPU24は駆動トランジスタ18をオフさせて
走行用リレー17を非励磁にして走行用コンタク
タ4を閉路させている。
トランジスタ29はそのベース端子にCPU2
4からの制御信号を入力し、オン・オフ制御さ
れ、前記走行用トランジスタT1のベース端子に
チヨツパ信号を出力する。そして、通常の前進走
行又は後進走行時において、図示しないアクセル
ペダルの操作量に基づいてCPU24は相対した
制御信号をトランジスタ29のベース端子に出力
し、同トランジスタ29をオン・オフさせて走行
用トランジスタT1をチヨツパ制御する。すなわ
ち、走行用トランジスタT1がアクセルベダルの
操作量に相対してチヨツパ制御されるこにより、
走行用モータ1の回転速度は制御されフオークリ
フトの走行速度が制御されることになる。
次に上記のように構成したバツテリー式フオー
クリフトの制動装置の作用について説明する。
今、前進走行しているフオークリフトを停止さ
せるべくブレーキペダル21を踏み込んだとき、
何らかの原因で同ブレーキ操作に基づく油圧ブレ
ーキがきかなくなつた場合、運転者が油圧ブレー
キがきかないと判断してブレーキペダル21をさ
らに強く(深く)踏み込み電気制動位置Pまで操
作する。ブレーキペダル21が電気制動位置Pま
で踏み込まれると、ブレーキ操作位置検出装置2
0はこの踏み込みを検知しCPU24にオン信号
の位置検出信号を出力する。
CPU24はこの位置検出信号に応答して走行
用モータ1に逆相制動(プラギング)をかけるべ
く前進用及び後進用コンタクタ2,3を切り換え
て界磁巻線1bを逆転(後進走行)のための接続
に切り換える制御を行う。すなわち、CPU24
は駆動トランジスタ12,14をオンさせて前進
用及び後進用リレー11,13をともに励磁させ
る。又、この時、CPU24は同様に駆動トラン
ジスタ16をオンさせバイパスコンタクタ駆動用
リレー15を励磁させてバイパスコンタクタ5を
閉路させる。
そして、前進用及び後進用コンタクタ2,3及
びバイパスコンタクタ5が第4図から第5図に示
すように切り換えられ、走行用モータ1に逆相制
動(プラギング)がかかる。逆相制動(プラギン
グ)がかかると、電機子1aの正極側端子P1側
の電位より負極側端子P2の電位の方が高くな
る。その結果、制動状態検出装置22の制動検出
トランジスタT2がオフからオンする。制動状態
検出装置22はこのトランジスタT2のオフから
オンに基づいて制動開始の制動検出信号をCPU
24に出力する。
やがて、逆相制動(プラギング)によつて走行
用モータ1が停止すると、すなわち、電機子1a
の電機子1aの正極側端子P1側の電位が負極側
端子P2の電位より高くなる。その結果、制動状
態検出装置22の制動検出トランジスタT2がオ
ンからオフする。制動状態検出装置22はこのト
ランジスタT2のオンからオフに基づいて制動終
了の制動検出信号をCPU24に出力する。
CPU24はこの制動終了の制動検出信号に基
づいて走行用モータ1が反転駆動開始状態にある
ことを判断する。CPU24はこの判断に基づい
て走行用コンタクタ4を閉路から開路すべく駆動
トランジスタ18をオンさせて走行用リレー17
を励磁させる。従つて、走行用モータ1はバツテ
リーBからの電源が遮断されその停止した状態が
保持され反転してフオークリフトを後進させるこ
とはない。
このように、本実施例ではブレーキペダル21
を踏み込んでも何らかの原因で油圧ブレーキがき
かない場合でも同ペダル21をさらに強く(深
く)踏み込めば走行用モータ1に逆相制動(プラ
ギング)をかけることができるため、簡単な操作
ですばやくフオークリフトに制動をかけることが
できる。しかも、走行用モータ1が制動をかけら
れ停止すると、走行用モータ1への電源が遮断さ
れるため、フオークリフトを反転して走行するこ
となく停止させることができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、前記実施例では走行用コンタ
クタ4を開路して走行用モータ1を停止保持した
が、これを前進用及び後進用コンタクタ2,3を
切り換えることにより停止保持させたり、走行用
トランジスタT1及びバイパスコンタクタ5を共
にオフ(開路)させて停止保持させるようにして
もよい。又、フオークリフト以外の電気自動車に
応用してもよい。
又、前記実施例ではブレーキペダル21を踏み
込むことによつて電気制動制御位置Pまで踏み込
めるようにしたが、これを、例えばレーキペダル
がマスタシリンダのピストンに連結されていて機
械的ブレーキがきいているときはマスタシリンダ
内の油圧と平衡がとれた状態の踏み込み位置まで
踏み込むことができ、又、何らかの原因で油圧が
低下して機械的ブレーキがきかずブレーキペダル
があまくなつてさらに踏み込みが可能となるブレ
ーキペダルの場合においては、そのあまくなつて
より深く踏み込まれるブレーキペダルの状態を電
気制動検出位置として検出するようにしてもよ
い。
さらに、トランジスタチヨツパに限らず、
SCRサイリスタチヨツパ方式にこの考案を採用
してもよい。
さらに又、逆相制動(プラギング)をかけてい
る時、バイパスコンタクタを投入してトランジス
タを短絡すると、界磁巻線が急激に立ち上がりそ
れにつれて電機子の発電電流も急激に増加しブレ
ーキトルクは非常に大きくなる。このため、バイ
パスコンタクタを短絡しないで通常逆進時のプラ
ギング導電率又はそれ以上の導電率でトランジス
タを制御するようにし、適度のブレーキ力を得る
ようにする方式を採用して実施することも可能で
ある。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば非常に簡
単な操作ですばやく直流電動機に逆相制動(プラ
ギング)をかけることができ、しかも、確実に電
気自動車を停止させることができる優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したフオークリフト
の駆動回路図、第2図は同じく制動制御装置の電
気ブロツク回路図、第3図はブレーキペダルの踏
み込み状態を説明するための説明図、第4図は逆
相制動(プラギング)前の駆動回路の結線状態を
説明する説明図、第5図は逆相制動(プラギン
グ)時の駆動回路の結線状態を説明する説明図、
第6図は制動制御装置の作用を説明するためのフ
ローチヤート図である。 図中、1は直流電動機としての走行用モータ、
2は前進用コンタクタ、3は後進用コンタクタ、
4は走行用コンタクタ、5はバイパスコンタク
タ、10はコンタクタ駆動回路、11は前進用リ
レー、12は駆動トランジスタ、13は後進用リ
レー、14は駆動トランジスタ、15はバイパス
コンタクタ駆動用リレー、16は駆動トランジス
タ、17は走行用リレー、18は駆動用トランジ
スタ、20はブレーキ操作位置検出装置、21は
ブレーキペダル、22は制動状態検出装置、23
はコントローラ、24は中央処理装置(CPU)、
25はプログラムメモリ、26は作業用メモリ、
27,28はインターフエイス、T1は走行用ス
イツチング素子としての走行用トランジスタ、T
2は制動状態検出装置を構成する制動検出トラン
ジスタ、Pは電気制動制御位置、Bは駆動電源と
してのバツテリー、Rは制動状態検出装置を構成
する抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ブレーキ操作位置検出装置20と、制動状態検
    出装置22と、コントローラ23とを有する電気
    自動車の制動制御装置であつて、 電気自動車は、走行用コンタクタ4と、直流電
    導機1と、前後進切換用コンタクタ2,3と、バ
    イパスコンタクタ5を並設した走行用スイツチン
    グ素子T1とが直流電源Bに対して直列に接続さ
    れ、コントローラ23に制御されるコンタクタ駆
    動回路10にて各コンタクタ2,3,4等が開閉
    制御され、かつ走行用スイツチング素子T1がオ
    ン・オフ制御されて直流電動機1を回転駆動する
    ものであり、 ブレーキ操作位置検出装置20は、ブレーキペ
    ダル21が予め定められた操作量操作されたこと
    を検出し出力するものであり、 制動状態検出装置22は、逆相制動時において
    直流電動機1の反転駆動の開始を検出して出力す
    るものであり、 コントローラ23は、ブレーキ操作位置検出装
    置21と、制動状態検出装置22の検出信号を入
    力し、ブレーキペダルが所定量操作された時、前
    後進切換用コンタクタ2,3を切り換えて直流電
    動機1に逆相制動をかけるコンタクタ駆動回路1
    0を駆動する制御信号を出力するものであつて、
    その逆相制動時において、制動状態検出装置22
    からの検出信号があつた時、走行用コンタクタ
    4、又は前後進切換用コンタクタ2,3を開路し
    て直流電動機1への電源供給を遮断するコンタク
    タ駆動回路10を駆動する制御信号を出力するも
    のである 電気自動車の制動制御装置。
JP17469284U 1984-11-16 1984-11-16 Expired - Lifetime JPH058726Y2 (ja)

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JPS6192101U JPS6192101U (ja) 1986-06-14
JPH058726Y2 true JPH058726Y2 (ja) 1993-03-04

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