JPH0587234U - 回生リターダ - Google Patents

回生リターダ

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JPH0587234U
JPH0587234U JP035130U JP3513092U JPH0587234U JP H0587234 U JPH0587234 U JP H0587234U JP 035130 U JP035130 U JP 035130U JP 3513092 U JP3513092 U JP 3513092U JP H0587234 U JPH0587234 U JP H0587234U
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JP
Japan
Prior art keywords
stator core
housings
housing
core support
regenerative retarder
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Pending
Application number
JP035130U
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English (en)
Inventor
藤 雅 二 加
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両減速時の運動エネルギーを電気エネルギ
ーとして回収することが出来る回生リターダのハウジン
グの構造を簡単にすること。 【構成】 回生リターダのステータコア21を、ハウジ
ングの内周に取り付けるのに、2つに分割されたハウジ
ング19,20を合体する時に対向する部分にて、ステ
ータコア21を支持するステータコア支持体22を挟持
することによって行う。その挟持は、回生リターダの回
転軸24に垂直な方向に延びる面を、ステータコア支持
体22およびハウジング19,20に設け、それらを当
接し、ボルト27でハウジング同士を合体する際に、そ
の力を利用して行う。また、ハウジング内周に複数のス
テータコア21が配設されて形成される円形の中心を、
回転軸24の中心に一致させること(心出し)を、回転
軸24の軸方向と等しい方向に延びる面を、ステータコ
ア支持体22およびハウジング19,20に設け、挟持
する時にそれらの面を当接することによって行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両減速時の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収すること が出来る回生リターダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のリターダは、車両の運動エネルギーにより回転子に渦電流を生ぜしめ 、それを熱エネルギーとして消費することにより、制動作用を発揮する装置とし て知られている。しかし、単に熱エネルギーとして消費してしまうのは勿体ない ということで、近年では、リターダを発電電動機の構造とし、運動エネルギーを 電気エネルギーの形で回収すると共に、回収した電気エネルギーでリターダを電 動機として動作させ、エンジンのクランキング等に利用するという、いわゆる回 生リターダが提案されている(特開昭60− 75763号公報参照)。
【0003】 また、発進時や加速時においても、エンジンにかかる負荷が所定値以上になっ た時、電動機として動作させてエンジン負荷を一部負担させ(アシストさせ)、 排気ガスや燃費の悪化を防ぐ技術も提案されている(特開平3−121928号公報) 。
【0004】 図4は、回生リターダの搭載位置を示す図である。図4において、1はエンジ ン部、2は回生リターダ部、3はクラッチ部、4はトランスミッション部、5は クランクシャフトである。回生リターダ部2は、エンジン部1とクラッチ部3と の間に配設される。
【0005】 図5は、従来の回生リターダの構造を示す図である。図5において、19,2 0はハウジング、19−1,20−1はボルト穴、21はステータコア、22は ステータコア支持体、22−1はボルト挿通孔、23はロータコア、24は回転 軸、25はフィールドコイル、26はフィールドコイル支持体、27はボルトで ある。
【0006】 ロータコア23は、回転軸24に取り付けられている。ハウジングの全体は、 2つに分割されたハウジング19,20とから成っている。ステータコア21は 、ステータコア支持体22により、ハウジングに支持固定されている。ステータ コア支持体22のハウジングへの固定は、ボルト27を、一方のハウジング20 からステータコア支持体22に開けられているボルト挿通孔22−1を通って、 他方のハウジング19まで挿通し、3者を一体に締め付けることにより行われる 。
【0007】 フィールドコイル25も、フィールドコイル支持体26により、ハウジング2 0に支持固定されている。ステータコア21にもコイルが巻回されている。また 、ロータコア23とステータコア21やフィールドコイル25との隙間は、それ らを巡る磁気回路の磁気抵抗を小にするため、極力狭くしてある(例えば、約1 mm)。
【0008】 運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する場合は、エンジンの駆動力に よりロータコア23を回転することにより、回生リターダを発電機として動作さ せ、ステータコア21のコイルより電流を取り出す。一方、エンジンの駆動を助 けようとする場合は、ステータコア21のコイルに電流を流し込み、回生リター ダを電動機として動作させる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
(問題点) しかしながら、従来の回生リターダには、次のような問題点があった。第1の 問題点は、深いボルト穴19−1,20−1を精度よくあけなければならないと いう点である。第2の問題点は、複数個のステータコア21が円形に配設される が、その円形の中心を、回転軸24の中心に精度よく一致させるために(いわゆ る「心出し精度」をよくするために)、特別の部品,構造を必要としていたとい う点である。
【0010】 (問題点の説明) まず、第1の問題点について説明する。図5に示したように、ステータコア支 持体22を固定すると共に、分割されているハウジングを合体するため、2つの ハウジング19,20に深いボルト穴19−1,20−1をあける必要がある。 しかし、そのようなボルト穴をあける作業は、面倒なものであった。
【0011】 次に第2の問題点について説明する。複数個のステータコア21が円形に配設 され、その内周面はロータコア23の外周面と対向する。両面間のギャップは、 どの部分においても出来るだけ等しくなっていることが要求される。そのために は、ステータコア21をハウジングに円形に取り付けた時、その中心が回転軸2 4の中心と出来るだけ一致するよう(心出し精度をよくするよう)にしなければ ならない。そのために、従来は、例えばノックピンという部品を使用して、心出 し精度をよくしていた。
【0012】 図6はノックピンの使用状態を示す図であり、図7はノックピンの所在位置を 示す図である。符号は図5のものに対応し、28はノックピン、29,30はノ ックピン圧入孔である。ノックピン28は、その一端をハウジング19に設けら れたノックピン圧入孔29にきつく圧入し、露出している部分に、ノックピン貫 通孔31が設けられているステータコア支持体22を圧入する。更に露出してい る部分を、ハウジング20のノックピン圧入孔30に圧入する。このようなノッ クピン28は、図7に示すように、円形のハウジングの中心に関して、ちょうど 反対となる位置に設けられる。このノックピン28の位置を正確にすることによ り、心出し精度が良好にされる。こうしておいて、他の部分にある図5に示すよ うなボルト27は、この後で締められる。
【0013】 このように、従来の回生リターダにあっては、ステータコア21を配設するに 当たっての心出し精度を良くするため、ボルトとは別にノックピンという特別の 部品を必要とすると共に、それを圧入するため精度よく加工されたノックピン圧 入孔29,30、ノックピン貫通孔31などの構造を必要としていた。 本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案では、車両減速時には発電機として動作し、 発進時や加速時には電動機として動作する回生リターダにおいて、回生リターダ の回転軸の方向に延びる軸方向面とそれに垂直な方向に延びる軸垂直方向面とを 有するステータコア支持体と、ハウジング合体時に対向する部分に軸方向嵌合面 と軸垂直方向嵌合面とをそれぞれ有する分割された2つのハウジングと、ハウジ ング同士のみを結合するハウジング合体手段(例、ボルト)とを具え、前記軸方 向面を前記軸方向嵌合面と当接すると共に前記軸垂直方向面を前記軸垂直方向嵌 合面に当接し、前記ハウジング合体手段の力により前記2つのハウジングでステ ータコア支持体を挟持することとした。
【0015】
【作 用】
回生リターダのステータコア21のハウジングの内周への取り付けを、2つに 分割されたハウジング19,20を合体する時に対向する部分にて、ステータコ ア21を支持するステータコア支持体22を挟持することによって行う。その挟 持は、回生リターダの回転軸24に垂直な方向に延びる面を、ステータコア支持 体22およびハウジング19,20に設け、それらを当接し、ボルト等のハウジ ング合体手段でハウジング同士を合体する際に、その力を利用して行う。これに より、従来のように、2つのハウジングの縁部とステータコア支持体22とにあ けられていた深いボルト穴を、あける必要はなくなる。
【0016】 また、ハウジングの内周に複数のステータコア21が配設されて形成される円 形の中心を回転軸24の中心と一致させること(心出し)を、回転軸24の軸方 向と等しい方向に延びる面を、ステータコア支持体22およびハウジング19, 20に設け、挟持する時にそれらの面を当接することによって行う。これにより 、心出しを行う際に、ノックピン等の特別の部品を必要としなくなる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案の回 生リターダの構造を示す図である。符号は図5のものに対応し、19C,20C はフランジ、22Aは軸垂直方向面、22Bは軸方向面、Sはステータコア支持 体22とハウジング19,20との間にできる隙間である。本考案は、ステータ コア21をハウジングに取り付ける際に、ステータコア支持体22にボルト27 を挿通してハウジングに取り付けるのではなく、ハウジング19,20で挟持す ることによって取り付けるようにしたものである。また、ステータコア21の取 り付けに当たっての心出し精度を、ノックピン等の別の部品を用いなくとも、良 好にしたものである。
【0018】 ステータコア支持体22の外形は、取り付けた時に回転軸24に垂直となる方 向に延びる面である軸垂直方向面22Aと、回転軸24の方向に延びる面である 軸方向面22Bとを有するように作られる。2つに分割されているハウジング1 9,20の合体は、各ハウジングに設けたフランジ19C,20Cに挿通したボ ルト27を締め付けることによって行う。フランジは薄いので、挿通穴は浅い。 図3に、本考案の回生リターダのボルト締部を、側方から見た図を示す。
【0019】 図2は、本考案の回生リターダのステータコア支持体挟持構造を示す図である 。符号は図1に対応し、19A,20Aは軸垂直方向嵌合面、19B,20Bは 軸方向嵌合面である。ハウジング19,20の内面の、ステータコア21を取り 付ける部分には、軸垂直方向嵌合面19A,20Aおよび軸方向嵌合面19B, 20Bが、精度よく加工して設けられる。これらの面により、ステータコア支持 体22の挟持およびステータコア21の心出しが行われる。最初に挟持について 説明し、次に心出しについて説明する。
【0020】 まず、ステータコア支持体22の挟持についてであるが、ステータコア支持体 22は、その軸垂直方向面22Aが両側のハウジング19,20から押圧される ことにより、挟持される。押圧力は、ハウジング19,20のフランジ19C, 20Cに挿通されたボルト27を締め付けることにより、発生される。
【0021】 挟持部の挟持方向に関しては、ハウジング19,20の対向する先端部間や、 ハウジング19,20とステータコア支持体22の一部表面との間に隙間Sが残 る構造にする。これにより、ステータコア支持体22やハウジング19,20の サイズに多少ばらつきがあっても、そのばらつきを吸収することが出来るし、熱 膨張差による変形が生じても吸収することが出来る(ハウジングはアルミニウム 製,ステータコア支持体はスチール製である時、熱膨張差あり)。
【0022】 次に、心出しについて説明する。図1と図2から分かるように、ステータコア 支持体22の軸方向面22Bが、ハウジング19,20の軸方向嵌合面19B, 20Bに当接するように、ステータコア支持体22は嵌合される。このような嵌 合によって、複数個のステータコア21が円形に配設されるから、その円形の中 心がどこになるかは、軸方向嵌合面19B,20Bの位置によって決まる。
【0023】 つまりステータコア21の心出しは、軸方向嵌合面19B,20Bによってな されることになる。そして、ステータコア21の心出し精度は、軸方向嵌合面1 9B,20Bの加工精度により決定される。ところが、深い穴等を加工するので はなく、このような外に開放した面を精度よく加工することは、容易に出来る。 従って、ステータコア21の心出しを、ノックピン等の部品を使用することなく 、精度よく行うことが出来る。
【0024】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案の回生リターダによれば、ステータコア支持体および 各ハウジングに、回転軸方向に延びる面と、それに垂直な方向に延びる面とを設 け、それらの面を当接し、ハウジング合体時の力を利用して挟持する。そのため 、ステータコアの心出しにノックピン等の特別の部品を用いる必要がなくなると 共に、ステータコア支持体のハウジングへの取り付けのために、ハウジングに深 いボルト穴を開ける必要がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回生リターダの構造を示す図
【図2】本考案の回生リターダのステータコア支持体挟
持構造を示す図
【図3】本考案の回生リターダのボルト締部を側方から
見た図
【図4】回生リターダの搭載位置を示す図
【図5】従来の回生リターダの構造を示す図
【図6】ノックピンの使用状態を示す図
【図7】ノックピンの所在位置を示す図
【符号の説明】
1…エンジン部、2…回生リターダ部、3…クラッチ
部、4…トランスミッション部、5…クランクシャフ
ト、19,20…ハウジング、19−1,20−1…ボ
ルト穴、19A,20A…軸垂直方向嵌合面、19B,
20B…軸方向嵌合面、19C,20C…フランジ、2
1…ステータコア、22…ステータコア支持体、22−
1…ボルト挿通孔、23…ロータコア、24…回転軸、
25…フィールドコイル、26…フィールドコイル支持
体、27…ボルト、28…ノックピン、29,30…ノ
ックピン圧入孔、31…ノックピン貫通孔、S…隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両減速時には発電機として動作し、発
    進時や加速時には電動機として動作する回生リターダに
    おいて、回転軸の方向に延びる軸方向面(22B)と軸
    垂直方向面(22A)とを有するステータコア支持体
    (22)と、ハウジング合体時に対向する部分に軸方向
    嵌合面(19B,20B)と軸垂直方向嵌合面(19
    A,20A)とをそれぞれ有する分割された2つのハウ
    ジング(19,20)と、ハウジング同士のみを結合す
    るハウジング合体手段(27)とを具え、前記軸方向面
    (22B)を前記軸方向嵌合面(19B,20B)と当
    接すると共に前記軸垂直方向面(22A)を前記軸垂直
    方向嵌合面(19A,20A)に当接し、前記ハウジン
    グ合体手段(27)の力により前記2つのハウジング
    (19,20)でステータコア支持体(22)を挟持し
    たことを特徴とする回生リターダ。
JP035130U 1992-04-27 1992-04-27 回生リターダ Pending JPH0587234U (ja)

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