JPH0586820U - 搬送用スチールボックス - Google Patents

搬送用スチールボックス

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Publication number
JPH0586820U
JPH0586820U JP6538391U JP6538391U JPH0586820U JP H0586820 U JPH0586820 U JP H0586820U JP 6538391 U JP6538391 U JP 6538391U JP 6538391 U JP6538391 U JP 6538391U JP H0586820 U JPH0586820 U JP H0586820U
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JP
Japan
Prior art keywords
steel
steel box
frame
crushed
transportation
Prior art date
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Pending
Application number
JP6538391U
Other languages
English (en)
Inventor
昭 奥沢
Original Assignee
株式会社光明
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Publication date
Application filed by 株式会社光明 filed Critical 株式会社光明
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一部のスチール板材の代わりにスチール管を
用い、その端部のスポット溶接時に何ら支障がなくて十
分な結合強度が得られ、しかも段積みした時に座屈強度
や剪断力を十分満足できるようにした、搬送用スチール
ボックスを提供する。 【構成】 床部材1と、その床部材1の周囲に立設する
枠状の側面部材2及び端面部材3と、側面部材2の上端
に差し渡して取り付ける支持部材4とから構成されたス
チールボックスであって、少なくとも側面部材2と端面
部材3の支柱22及び筋交い23としてスチール管を用
い、そのスチール管は端部又は全長に亙って一部空隙領
域を残して潰し加工を施す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車部品等を搬送する際に使用されるスチールボックスに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のスチールボックスは、通常図8に示すようにスキットと称する床部材 aと、その床部材の周囲に立設する枠状の側面部材b(サイドフレーム)及び端 面部材c(フロントフレーム)と、側面部材の上端に差し渡して取り付ける支持 部材d(サポートビーム)とから構成され、四隅部の上端にはコーナーブラケッ トeが取り付けられて段積み出来るようになっている(実開平1−158430 号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の搬送用スチールボックスによると、各部材の構成部品は断面が所謂ハッ ト型や溝型を呈するスチール板材が用いられ、これらの端部をスポット溶接する ことによって枠状に組み付けている。しかしながら、スチール板材の断面形状は 種類が多いため加工が面倒であると共にコスト高の原因になり、またスポット溶 接して枠状に組み付ける際若しくはスチールボックスを組み立てる際に、作業者 がスチール板材で怪我をし易い等の問題点があった。 このような問題点を解決するために、例えばスチール板材の代わりにスチール 管を用いる事が考えられるが、切断したままだと両端部の溶接方法がスポット溶 接の専用機となり大掛かりなものとなったり、又アーク溶接となり溶接がし難く なるばかりか、溶着状態により溶接強度が不安定になるため強度的に不安が生じ ることになる。スチール管の端部を押し潰して平らにし、その平らな部分をスポ ット溶接すれば、スポット溶接がし易くなり且つ溶接面積も安定した結合強度が 保持できるが、スチールボックスとして段積みした時に座屈強度や剪断力が弱く て圧縮材として使い物にならないことになる。
【0004】 本考案は、このような従来の事態に鑑みなされたもので、一部のスチール板材 の代わりに圧縮材としてスチール管を用いるにも拘らず、その端部のスポット溶 接に何ら支障がなく十分な結合強度が得られ、しかもスチールボックスとして段 積みした時に耐え得る座屈強度や剪断力も十分満足できるようにした、搬送用ス チールボックスを提供することを課題としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、床部材と、その床 部材の周囲に立設する枠状の側面部材及び端面部材と、側面部材の上端に差し渡 して取り付ける支持部材とから構成された搬送用スチールボックスであって、少 なくとも前記側面部材及び端面部材の支柱や筋交いとしてスチール管を用い、そ のスチール管は端部のみ又は全長に亙って一部空隙の領域を残して潰し加工を施 したことを要旨とするものである。
【0006】
【作 用】
前記スチール管は、端部又は全部に亙って一部空隙の領域を残して潰し加工を 施したので、全く空隙を残さないで偏平に押し潰したものに比べると圧縮力が著 しく強くなり、スチールボックスの少なくとも側面部材及び端面部材の支柱や筋 交いとして使用することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳説する。 図1において、1は床部材であり、格子状に形成されたフレームの上面側にスチ ール板11が取り付けられ、下面側には複数の脚部12が平行に取り付けられてフォ ークリフトの爪を挿入できるようにしてある。
【0008】 2は側面部材であり、長方形に形成されたフレーム21の中間部に2本の支柱22 を取り付けると共に、この支柱により仕切られた3つの区画にそれぞれ筋交い23 を取り付けて形成されている。
【0009】 前記支柱22及び筋交い23は、いずれもスチール管であってその両端部が図3に 示すように中央が押し潰されて平坦部Pとなり、その両側には押し潰さないで残 した空隙領域Qを有し、(ニ) のように断面がほぼ眼鏡状に形成され、その平坦部 Pの部分を側面部材2の上下の横桟21a、21bにそれぞれスポット溶接Sにより 固定してある。
【0010】 3は端面部材であり、長方形に形成されたフレーム31に2本の筋交い32が逆ハ 字状に取り付けられ、これらの筋交い32も前記側面部材2の筋交い23と同様に、 両端部が平坦部Pとその両側に空隙領域Qを有する断面がほぼ眼鏡状に潰し加工 が施され、その中央の平坦部Pが上下の横桟31a、31bにそれぞれスポット溶接 されている。
【0011】 4は支持部材であり、一対のビーム41の両端部に連結材42を取り付けて全体を フレーム状に形成してあり、2本の連結材42はいずれもスチール管であって、両 端部が平坦部Pとその両側に空隙領域Qを有する断面がほぼ眼鏡状に潰し加工が 施され、その中央の平坦部Pが前記ビーム41にそれぞれスポット溶接されている 。
【0012】 上記のような構成部材でスチールボックスを組み立てるには、先ず図4に示す ように側面部材2の下端部を床部材1のフレーム13の端部に形成された取付部13 aに上から嵌め込んで横桟21bを係止することにより側面部材2を立てる。
【0013】 次に、図5に示すように端面部材3の下端部を床部材1の脚部12に形成された 取付部12aに落とし込んで立てると共に、図6に示すように側面部材2のフレー ム21と端面部材3のフレーム31とをボルト5とナット6で上下2箇所締め付け固 定することにより連結する。この際、コーナーブラケット7を組み込んで同時に 締め付け固定して四隅部の上端に取り付ける。
【0014】 最後に、向かい合う側面部材2の中央部分に支持部材4を差し渡して、そのビ ーム41を側面部材2の横桟21aにそれぞれ嵌合係止すれば支持部材4を取り付け ることができ、スチールボックスが完成する。
【0015】 スチールボックス内への自動車部品等の収納は、組み立て途中の段階で都合の 良い状態の時に行い、収納後のスチールボックスの移動はフォークリフトで行う ことができ、前記コーナーブラケット7の突出部7aを床部材1の脚部12の係合 孔12b(図5)に嵌入すれば安定良く段積みすることも可能である。
【0016】 図7はスチール管の潰し加工の他の実施例を示すもので、(イ) は中央部を空隙 領域Q1 として潰さずに残し、その両側を押し潰して平坦部P1 に形成したもの であり、(ロ) は片側を空隙領域Q2 として潰さずに残し、他側を押し潰して平坦 部P2 に形成したものである。又、前記実施例の場合及び(イ)、(ロ) の場合いずれ も、スチール管の両端部のみ潰し加工を施すのではなく、全長に亙って全体を潰 し加工するようにしても良い。
【0017】 前記実施例では、潰し加工したスチール管を側面部材、端面部材の中間支柱と 筋交いに用い、更に支持部材の連結材として用いたが、これに限定されることな く他の構成部材にも十分適用することが可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、搬送用スチールボックスの少なくとも 側面部材及び端面部材の支柱や筋交いとして、端部のみ又は全長に亙って一部空 隙の領域を残して潰し加工を施したスチール管を用いたので、その平坦部をスポ ット溶接すれば溶接作業がし易くなると共に、溶接面積も大きくなって十分な結 合強度が得られ、段積みした時に座屈強度や剪断力も強いスチールボックスを製 造することができる。 又、従来のように断面形状の異なるスチール板材を各種用意する必要がないの で、製造が簡略化すると共にコストダウンが可能となり、作業時の手の怪我も未 然に防止でき、強度が強いため従来品に比べると側面部材及び端面部材の中間支 柱の数を減らし、中間の横桟も不要となって軽量化が図れ、つまり軽くて強くて 安全なスチールボックスを安価に提供できると云った優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 スチール管の取付状態を示す一部破断の側面
図である。
【図3】 スチール管の潰し加工の一例を示すもので、
(イ) は正面図、(ロ)は側面図、(ハ) は背面図、(ニ) は端
面図である。
【図4】 側面部材の取付要領を示す縦断面図である。
【図5】 端面部材の取付要領を示す縦断面図である。
【図6】 側面部材と端面部材の連結要領を示す横断面
図である。
【図7】 (イ)、(ロ) はスチール管の潰し加工の他の実施
例を示すそれぞれ端面図である。
【図8】 従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1…床部材 11…スチール板 12…脚部 12a…取付部 12b
…係合孔 13…フレーム 13a…取付部 2…側面部材 21…フレーム 21a、21b…横桟 22…支柱 23
…筋交い 3…端面部材 31…フレーム 31a、31b…横桟 32…筋交い 4…支持部材 41…ビーム 42…連結材 5…ボルト 6…ナット 7…コーナーブラケット 7a…突出部 P、P1 、P2 …平坦部 Q、Q1 、Q2 …空隙領域 S…スポット溶接

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材と、その床部材の周囲に立設する
    枠状の側面部材及び端面部材と、側面部材の上端に差し
    渡して取り付ける支持部材とから構成された搬送用スチ
    ールボックスであって、少なくとも前記側面部材及び端
    面部材の支柱や筋交いとしてスチール管を用い、そのス
    チール管は端部のみ又は全長に亙って一部空隙の領域を
    残して潰し加工を施したことを特徴とする搬送用スチー
    ルボックス。
JP6538391U 1991-07-25 1991-07-25 搬送用スチールボックス Pending JPH0586820U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6538391U JPH0586820U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 搬送用スチールボックス

Applications Claiming Priority (1)

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JP6538391U JPH0586820U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 搬送用スチールボックス

Publications (1)

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JPH0586820U true JPH0586820U (ja) 1993-11-22

Family

ID=13285410

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JP6538391U Pending JPH0586820U (ja) 1991-07-25 1991-07-25 搬送用スチールボックス

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JP (1) JPH0586820U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504530A (ja) * 2008-10-02 2012-02-23 マウザー−ヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング パレットコンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504530A (ja) * 2008-10-02 2012-02-23 マウザー−ヴェルケ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング パレットコンテナ

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