JP2003081414A - 立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法及び同方法に使用するラックフレーム - Google Patents

立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法及び同方法に使用するラックフレーム

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JP2003081414A
JP2003081414A JP2001279810A JP2001279810A JP2003081414A JP 2003081414 A JP2003081414 A JP 2003081414A JP 2001279810 A JP2001279810 A JP 2001279810A JP 2001279810 A JP2001279810 A JP 2001279810A JP 2003081414 A JP2003081414 A JP 2003081414A
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Rikuji Otani
陸治 大谷
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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NIKKEN PLANT KK
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体倉庫のラックを構築するラックフレーム
を効率的に段積みした輸送荷姿を形成する方法と、その
実施に使用されるラックフレームを提供する。 【解決手段】 ラチスでトラス構造に結合してラックフ
レームを構成する両側の支柱に対し、各段のレベルで対
をなす棚受けピース及び繋ぎ材受けピースの配置を、一
方は支柱の内側面より内方の位置へ、他方は支柱の外側
面に取り付け固定する。棚受けピース及び繋ぎ材受けピ
ースの支柱外面からの張り出し長さを支柱の外径のほぼ
1/2とする。各ラックフレームは、段積みに際し、1
段毎に平面姿勢のまま180度回転させて支柱の下端と
柱頭とを交互に積み重ね、前面側支柱と背面側支柱とを
交互に積み重ねる。各繋ぎ材受けピースと棚受けピース
及びラチスが干渉せず、且つ棚受けピースと繋ぎ材受け
ピースとが干渉しない程度に位置を調整し、支柱の外面
同士を接触させるか接近させて積み重ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パレットを載せ
る棚梁がラックの奥行き方向に中央部をあけて設置され
ている立体倉庫のラックを構築するためのラックフレー
ムを効率的に段積みした輸送荷姿を形成する方法と、同
方法の実施に使用できるように構成されたラックフレー
ムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】立体倉庫のラックは、両側2本の支柱を
斜めラチスや水平ラチス等で結合して平版トラス構造に
構成したラックフレームを基本単位として立て、これら
を単材としての繋ぎ材及びブレース類で連結して組み立
てられる。ラックフレーム及び単材としての繋ぎ材及び
ブレース類は、可能な限りの工場加工を行って現地での
加工及び組立ての手数をできるだけ省き、工期を短縮す
る工夫が行われている。
【0003】一方では、工場で加工したラックフレーム
は、輸送の手間及びコストの低減を図れるように出来る
だけ軽量化し、且つ輸送の荷姿をコンパクト化して輸送
効率を高める工夫も厳しく行われている。人件費が安い
外国で生産し、コンテナで我が国へ輸入する生産計画を
検討するときは、どの程度まで輸送効率を高めて輸送コ
ストを引き下げられるかが成否を左右するからである。
【0004】そうした観点の従来技術として、例えば
(1)特開2000−313506公報に記載された発
明によれば、支柱に対して、横木材を上下動自在にピン
ヒンジで取り付け、輸送時には横木材を支柱に沿う形に
寝かせて段積みの嵩張りを防ぐ工夫が行われている。
【0005】また、(2)特許第2580271号公報
その他に記載された発明によれば、支柱の腕木取り付け
位置に特殊な取り付け手段を加工し、一方、腕木部材の
端部には支柱の側面の上下方向に沿う連結部材を正面側
から見てL形状に一体的に設け、同連結部材を柱に対し
て、取り付け手段としての係止爪を係合穴へ嵌め合わせ
て止める等の方法で取り付け固定する工夫が行われてい
る。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】上記(1)の従来技
術によれば、ラックフレームの輸送荷姿をコンパクト化
して輸送効率を高めることはできる。しかし、図13に
例示したように、依然として、積み重ねた支柱1、1の
間に少なくとも支柱1の外径相当分の隙間Sが発生する
荷姿であり、輸送効率がまだまだ不十分で不満の感を否
めない。
【0007】上記(2)のように支柱の腕木取り付け位
置に特殊な加工を施し、腕木部材を支柱から完全に分離
すると、ラックフレームの段積みによる輸送効率を高め
るには極めて好都合である。しかし、支柱の加工に手数
が掛かるし、腕木部材をL形状の連結部材を介して例え
ば係止爪を係合穴へ嵌め合わせて止めた程度の取り付け
構造では、強度及び剛性に不安がある。更に、現場での
組立て工数が増えて好ましくない。
【0008】更に、以下の問題点も解決を要する。即
ち、ラックフレームはラックを構築する主たる要素とし
て共通する構成であるが、取付け金物(棚梁、棚受けピ
ース、繋ぎ受けピースなど)の如何によって種類が複数
となり、製作、保管、仕分けが面倒になる。例えば、棚
梁が両面型か片面型かの区別、背面ブレース用ガゼット
プレートの取付け位置による区別、背面ブレース用ガゼ
ットプレートの種類(形状、大きさなど)による区別、
水平ブレース用ガゼットプレートの位置(前側と後側)
による区別が発生するので、大変煩雑なことになる。
【0009】よって、本発明の第1の目的は、ラックフ
レームの支柱の外面同士を直接接触するか接触に近いほ
ど接近させて段積みすることを可能にして輸送効率を十
分に高め、輸送コストの引き下げに格別の利益を得るほ
か、工場加工や現地組立てに格別の面倒がなく、簡単な
構造であり、しかも軽量化にも実効性がある立体倉庫用
ラックフレームの輸送荷姿の形成方法及び同方法の実施
に使用するラックフレームを提供することである。
【0010】本発明の次の目的は、所謂取付け金物につ
いても共通化を進め、ラックフレームの種類を単一化
し、その製作、保管、仕分けの平準化と効率化を達成す
る立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法及び
同方法の実施に使用するラックフレームを提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1に記載した発明に係
る立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法は、
パレットを載せる棚梁がラックの奥行き方向に中央部を
あけて設置されている立体倉庫のラックを構築するため
のラックフレームを段積みして輸送荷姿を形成する方法
であって、ラチスでトラス構造に結合してラックフレー
ムを構成する両側2本の支柱に対して、各段のレベルで
対をなす棚受けピース及び繋ぎ材受けピースの配置をそ
れぞれ、一方は支柱の内側面より内方の位置へ、他方は
支柱の外側面に取り付け固定すると共に、棚受けピース
及び繋ぎ材受けピースの支柱外面からの張り出し長さを
支柱の外径のほぼ1/2程度とすること、各ラックフレ
ームは、段積みに際して、1段毎に平面姿勢のまま18
0度回転させて支柱の下端と柱頭とを交互に積み重ね、
且つ前面側支柱と背面側支柱とを交互に積み重ねると共
に、ラックフレームを構成する各繋ぎ材受けピースと棚
受けピース及びラチスが干渉せず、しかも支柱の外側面
へ取り付けた棚受けピースと繋ぎ材受けピースとがそれ
ぞれ干渉しない程度に支柱の長さ方向へ位置を調整し、
支柱の外面同士を接触させるか接近させて積み重ねるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2に記載した発明に係る立体倉庫用
ラックフレームの輸送荷姿の形成方法は、パレットを載
せる棚梁がラックの奥行き方向に中央部をあけて設置さ
れている立体倉庫のラックを構築するためのラックフレ
ームを段積みして輸送荷姿を形成する方法であって、ラ
チスでトラス構造に結合してラックフレームを構成する
両側2本の支柱に対して、各段のレベルで対をなす棚受
けピース及び繋ぎ材受けピースの配置をそれぞれ、一方
は支柱の内側面より内方の位置へ、他方は支柱の外側面
に取り付け固定すると共に、棚受けピース及び繋ぎ材受
けピースの支柱外面からの張り出し長さを支柱の外径の
ほぼ1/2程度とすること、各ラックフレームは、段積
みに際して、1段毎に支柱と平行な線を中心として上下
に180度反転させて前面側支柱と背面側支柱とを交互
に積み重ね、支柱の外面同士を接触させるか接近させて
積み重ねることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1に記載し
た立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法にお
いて、支柱下端の柱脚プレートが横向きである場合、同
柱脚プレートの支柱外面からの張り出し長さは支柱の外
径よりも小さくし、1段おきのラックフレームに関して
前記柱脚プレート同士が干渉を起こさない程度に柱の長
さ方向へ位置を調整して積み重ねることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1又は2に
記載した立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方
法において、棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが支柱
外面から張り出す長さは支柱の外径の1/2以下とする
ことを特徴とする。
【0015】請求項5に記載した発明に係る立体倉庫用
のラックフレームは、ラチスでトラス構造に結合してラ
ックフレームを構成する両側2本の支柱に対して、各段
のレベルで対をなす棚梁を取り付ける棚受けピース及び
繋ぎ材受けピースはそれぞれ、一方は支柱の内側面より
内方の位置に、他方は支柱の外側面に取り付け固定され
ており、棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが支柱外面
から張り出す長さは支柱の外径のほぼ1/2程度とされ
ていることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項5に記載し
た立体倉庫用のラックフレームにおいて、棚受けピース
は、棚梁の腕部がほぼ密接に収まる形状、大きさの溝形
鋼状をなし、両面型の棚梁は平面形状を全体として矩形
枠状とされ、その短辺をなす一方の腕部と残るU字形部
分とは分離されており、短辺をなす一方の腕部及びU字
形部分の腕部がそれぞれ、各段のレベルで対をなす棚受
けピースへ密接に嵌め込まれボルト止め等の手段で取り
付けが行われ、更に短辺をなす一方の腕部と残るU字形
部分の梁先端部とが一体的に接合されることを特徴とす
る。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項5に記載し
た立体倉庫用のラックフレームにおいて、棚受けピース
は、棚梁の腕部がほぼ密接に収まる形状、大きさの溝形
鋼状をなし、片面型の棚梁は平面形状を全体としてコ字
形状とされ、その短辺をなす腕部がそれぞれ、各段のレ
ベルで対をなす棚受けピースへ密接に嵌め込まれボルト
止め等の手段で取り付けが行われることを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項5〜7のい
ずれか一に記載した立体倉庫用のラックフレームにおい
て、両面型の棚梁を取り付ける棚受けピースと、片面型
の棚梁を取り付ける棚受けピースとはそれぞれ共通仕様
であることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、請求項5に記載し
た立体倉庫用のラックフレームにおいて、繋ぎ材受けピ
ースにはガセットプレートがボルト止め等の手段で接合
され、このガゼットプレートを利用して繋ぎ材、ブレー
ス等の取付が行われることを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明は、請求項5又は9
に記載した立体倉庫用のラックフレームにおいて、繋ぎ
材受けピースには、支柱の外面同士を接触させるか接近
させて積み重ねる作業を容易にする逃げが設けられてい
ることを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項5〜10
のいずれか一に記載した立体倉庫用のラックフレームに
おいて、棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが柱外面か
ら張り出す長さは、支柱の外径の1/2以下とされてい
ることを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項5に記載
した立体倉庫用のラックフレームにおいて、ラックフレ
ームを構成する水平ラチスの両端部に、水平ブレースを
連結するボルト孔が必要数だけ、必要な配置に設けられ
ていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施形態】以下に、図示した本発明の実施形態
を説明する。先ず図1は、柱の外面同士を直接接触させ
るか又は接触に近く接近させて段積みすることが可能に
本発明で改良したラックフレーム10の概念図、及びこ
れに取り付ける両面型の棚梁11及び片面型の棚梁12
を例示している。図中の「前面側」とは、図2において
スタッカークレーン13が走行してパレットの出し入れ
が行われる側を意味し、「背面側」とはその反対面側を
指している。
【0024】このラックフレーム10の形態と構造は、
図2及び図3を参照して明らかなように、パレットを載
せる棚梁11及び12がラックの奥行き方向に中央部を
あけて設置される形式の立体倉庫ラックを構築するため
にユニット化しており、基本単位をなすものである。こ
のラックフレーム10は、既往のものと画期的に異なる
構成ではなく、両側2本の支柱1a及び1bを、図4〜
図6のように直接接触させるか接触に近く接近させて段
積みした輸送荷姿を形成するため、以下の点について改
良、工夫を行ったことを特徴とする。
【0025】先ずラックフレーム10を構成する前面側
及び背面側に位置する両側2本の支柱1a、1bは、水
平ラチス4及び斜めラチス4’により平版トラス構造に
結合されている。そして、両側2本の支柱1a、1bに
対して、各段のレベルにおいて前面側と背面側で対をな
す棚受けピース2a、2bの配置を、図示例の場合、背
面側の棚受けピース2bは支柱1bの内側面に、前面側
の棚受けピース2aは支柱1aの外側面に取り付け固定
されている。もっとも、上記とは正反対に、前面側の棚
受けピース2aを支柱1aの内側面に、背面側の棚受け
ピース2bは支柱1bの外側面へ取り付けても、支柱1
a及び1bを図5のように直接接触させるか接近する状
態に段積みした輸送荷姿を形成することができる。
【0026】繋ぎ材受けピース3a、3bに関しては、
図1Aにおける下から2段目のものが象徴的に表れてい
るように、前面側の繋ぎ材受けピース3aは、前面側支
柱1aの内側面より内方の水平ラチス4の上面に、図1
Bに示したように、段積み時に背面側支柱1bとの間で
迫りが発生しないだけの逃げ(隙間m)を開けた位置に
取り付けられている。この前面側繋ぎ材受けピース3a
はまた、やはり図1Bに示したように、水平ラチス4の
上面にスペーサ22を挟み、もって段積み時に水平ラチ
ス4との間で迫りが発生しないだけの逃げ(隙間t)を
開けて取り付けられている。前記のように繋ぎ材受けピ
ース3aを支柱1aの内側面より内方に取り付けると
は、直接内側面の位置を指す場合のほか、支柱内側面よ
り内方の適宜の位置をも含む意味である。
【0027】背面側の繋ぎ材受けピース3bは、背面側
支柱1bの背面(外側面)に取り付けられている。この
背面側繋ぎ材受けピース3bの場合は、図9Aに例示し
たように、背面側支柱1bの外面へベタ付けした部分の
両側を少し曲げて逃がし、段積み時に前面側支柱1aと
の間で迫りが発生しないだけの逃げ(隙間m)を形成す
るように取り付けられている。或いは図9Bに示したよ
うにスペーサ22を挟んで取り付けることにより、段積
み時に前面側支柱1aとの間で迫りが発生しないだけの
逃げ(隙間m)を設けることも実施される。
【0028】もっとも、上記とは正反対に、前面側の繋
ぎ材受けピース3aを前面側の支柱1aの外側面へ取り
付け、背面側の繋ぎ材受けピース3bを背面側支柱1b
の内側面より内方の水平ラチス4の上面に取り付けて
も、支柱1a及び1bを図5のように直接接触させるか
接近する状態に段積みした輸送荷姿を形成することがで
きる。
【0029】図示した実施形態の場合、支柱1a、1b
には断面が75×75mm位の角鋼管が使用されている。
前後の棚受けピース2aと2bには、棚梁11又は12
の腕部11aと11b及び12aと12bがそれぞれ共
通にほぼぴったり内接して収まる形状、大きさの溝形鋼
状材が使用されている。棚受けピース2a、2bの溝内
へぴったり内接して収まった腕部11aと11b及び1
2aと12bは、溝形鋼状材による形状効果として、パ
レットの負荷Wに対して必要十分に大きい反力(偶力)
Nを与える構成とされている(請求項6、7記載の発明
=図8A、B)。具体的に棚受けピース2a及び2bは
溝幅が52mm、フランジ高さが30mm、そして、支柱外
面から左右への張り出し長さx(図8B)が支柱1a、
1bの外径(75mm)の1/2以下となるように、長さ
が150mm弱の溝形材が使用され、そのウエブ中央が支
柱1a、1bへ溶接等で固定されている(請求項11記
載の発明)。なお、棚受けピース2a及び2bが支柱外
面から左右へ張り出す長さxは、支柱外径の1/2以下
の限りではない。支柱外径の1/2より少し大きくて
も、その結果は支柱1a、1bの外面同士が接触しない
で若干の隙間を形成するだけであるから、輸送の荷姿の
コンパクト化、及び輸送効率などの観点で許容できる範
囲において支柱外径の1/2よりも大きく張り出す長さ
でも実施可能である。
【0030】いずれにしても、本発明によれば、形状、
大きさ等が共通仕様の棚受けピース2a、2bが片面型
及び両面型の棚梁11と12に共通に使用されており、
その分、ラックフレームの種類が減るのである。
【0031】前記棚受けピース2aと2bに対する両面
型棚梁11の取り付け方法は、図1に示したように、短
辺をなす一方(背面側)の腕部11bと残るU字形部分
とに予め分離させておく。そして、背面側の腕部11b
及びU字形部分の腕部11a(前面側)をそれぞれ各段
のレベルで対をなす背面側の棚受けピース2bおよび前
面側の棚受けピース2aへ別々に嵌め込み、図8に示す
通り両者に予め開けてあるボルト孔11b’と2b’及
び11a’と2a’をそれぞれ一致させ、共通にボルト
5を通しナット6を締結して少なくとも抜け落ちる心配
のないだけの取り付けが行われる。更に、背面側の腕部
11bとU字形部分の梁部先端とは、同梁部先端に予め
用意した接合金物13を利用してボルト5、ナット6で
一体的に接合して、両面型棚梁11の組立てと取付けが
完成する。前記のボルト止めに代えて、溶接等の手段を
採用し実施することもできる。
【0032】片面型の棚梁12の場合、図1Aに示した
ように初めからコ字形に形成されているので、前後の棚
受けピース2aと2bの溝部に沿うように横方向から両
腕部12a、12bを溝内へ挿入してゆき、両者に予め
開けてあるボルト孔12a’と2a’および12b’と
2b’をそれぞれ一致させ、共通にボルトを通しナット
を締結して強固な取り付けが行われる。いずれの場合に
も、溝形鋼状材を使用した棚受けピース2a、2bは共
通に使用され、その溝内へぴったり内接して収まった腕
部11aと11b及び12aと12bは、剛な形状効果
により、棚梁11、12にパレットの負荷Wに対する必
要十分に大きい反力(偶力)Nを与え、剛性比と安全性
の高い取付け構造とされる(図8)。こうして、棚梁1
1、12の取り付けは、いずれも現地において必要十分
に大きい強度と剛性の下に効率よく省力化して行うこと
ができる。
【0033】一方、繋ぎ材受けピース3aと3bには、
例えば幅60mm位の平鋼板材が使用され、しかも支柱外
面からの張り出し長さが各支柱1a、1bの外径(75
mm)の1/2以下となるように長さ150mm弱のものが
使用され(請求項11記載の発明)、上記したように前
面側のものは水平ラチス4の上面に、背面側のものは支
柱1bの外面へ溶接等の手段で取り付け固定されてい
る。
【0034】その上で、例えば図11のように、ラック
を構成する水平繋ぎ材7やブレース材8が多節点に連結
される背面側の繋ぎ材受けピース3bには、多節点連結
の目的を達成する形状、大きさで別途用意したガゼット
プレート9をボルト止め等の手段で取り付ける。
【0035】なお、背面ブレース用ガゼットプレート
は、図11に奇数列用の例を示しているが、ラックの偶
数列と奇数列とによって形状、大きさが異なる。そこ
で、予めこの2種類を用意して使い分けることにより背
面側ブレース及び水平繋ぎ材の連結に十分対応できるの
である。
【0036】背面側の繋ぎ材受けピース3bは、上述し
たように両側2本の支柱1aと1bを、図5、図6のよ
うに段積みした輸送荷姿を形成するにあたり、前面側支
柱1aとの間に迫りが発生して積み重ね作業が困難にな
ることを防ぐために、図9A、Bに例示したように、逃
げの寸法mを約5mm程度有する形態とすることは既に述
べた。前面側の繋ぎ材受けピース3aについても逃げの
寸法mを設けていることは、図1Bに基づいて上述した
通りである。
【0037】図示したラックフレーム10の前後の支柱
1a、1bは、上述した通り水平ラチス4及び斜めラチ
ス4’により連結して平版トラス構造に構成されてお
り、各支柱の下端には柱脚プレート14が、上端には柱
頭プレート15がそれぞれ工場加工として取り付けられ
ている。柱脚プレート14は、ラックフレーム10を立
てた際の建て方安定性を高める配慮からは、図1のよう
に横向き方向(図2のスタッカークレーン13の走行方
向と平行な向き)に取り付けるのが通例である。しか
し、例えば請求項2記載の発明に係る輸送荷姿の形成方
法を実施する場合には、柱脚プレート14を90度回転
した縦向き方向に取り付けて実施する。
【0038】ラックフレーム10の全長は、通例11m
以内の長さに工場加工して輸送に供される。
【0039】次に、上記構成のラックフレーム10を段
積みして輸送荷姿を形成する方法、特に請求項1記載の
発明に係る形成方法について説明する。
【0040】図4にラックフレーム10を段積みする要
領を示し、図5に輸送荷姿の一例を示している。
【0041】図5は、地面上に置いた台20の上に上記
構成のラックフレーム10を6段積み上げた荷姿を示し
ている。図4は前記の荷姿を形成する場合に、各段のラ
ックフレーム10がどのような要領で段積みされるか
を、2段ずつの組みに分けて示している。
【0042】先ず最上段のラックフレーム10は、例え
ば図1のように垂直に立てたラックフレーム10を矢印
(イ)の方向へ倒して水平姿勢にした状態に等しく、柱
脚プレート14が左方に、柱頭プレート15が右方に向
いた姿勢であり、背面側支柱1bの繋ぎ材受けピース3
bが実線で見えている。次下段のラックフレーム10
は、前記最上段のラックフレーム10を図4に示す水平
姿勢のまま180度回転させた状態であり、柱脚プレー
ト14が右方に、柱頭プレート15が左方に向いてお
り、前面側支柱1aの棚受けピース2aが実線で見えて
いる。その結果、紙面の手前側には前面側支柱1aの上
に背面側支柱1bが積み重なった状態が見えている。紙
面の向こう側では逆に、背面側支柱の上に前面側支柱が
積み重なった状態となっている。この関係は次下位の3
段目と4段目、及び5段目と6段目のラックフレーム1
0についても同じであり、必ず前面側支柱と背面側支柱
とが交互に積み重なった状態とされる。
【0043】従ってこの場合に、ラックフレーム10の
棚受けピース2aと2b及び繋ぎ材受けピース3aと3
bが180度回転して干渉(ぶつかり合い)を生ずる関
係は次のようになる。 (i) 背面側の繋ぎ材受けピース3bと前面側の棚受
けピース2aとの干渉。 (ii) 背面側の棚受けピース2bと前面側の繋ぎ材受
けピース3aとの干渉。 (iii) 棚受けピース2aと2bとラチス4及び4’の
干渉。
【0044】しかし、上記(i)〜(iii) の干渉は、
ラックフレーム10の段積み作業に際して、1段毎に、
各棚受けピース2aと2b及び繋ぎ材受けピース3aと
3bがそれぞれ干渉しない程度に支柱1の長さ方向へ位
置をずらす調整を行うことにより、支柱1a、1bの外
面同士を直接上下に接触させるか又は接触に近く接近さ
せて積み重ねることができる(以上、請求項1記載の発
明)。図4中の符号nが前記支柱1の長さ方向へ位置を
調整した長さを表している。具体的に前記のn寸法の一
例を表すと、全長11m余のラックフレーム10におい
てn=400mm程度とされる。
【0045】なお、上記方法の場合、柱脚プレート14
と柱頭プレート15とが交互に左右方向に逆向きとなる
が、柱脚プレート14は図5Bに示したように支柱の外
面から同支柱の外径前後の長さ張り出すので、柱脚プレ
ート14、14同士が干渉を起こす虞もある。そこで図
5Bに示したように、棚受けピース2aと2b及び繋ぎ
材受けピース3aと3bの干渉を防ぐ支柱長さ方向への
調整寸法nに加えて、柱脚プレート14の板厚相当の寸
法kだけ位置を調整して干渉を防ぐ必要がある。前記の
調整寸法kは20mm位である。
【0046】上記のようにして支柱1の外面同士を直接
上下に接触させるか又は接触に近く接近させて積み重ね
た輸送荷姿の場合は、棚受けピース2a、2b及び繋ぎ
材受けピース3aと3bが相互に拘束し合う関係(図6
A、Bを参照)となるので非常にがっちりと安定した荷
姿となり、輸送上に好都合である。勿論、図5と図13
の従来例を対比すると明らかな通り、本発明の形成方法
による荷姿の嵩は約1/3位となって輸送効率が大きく
向上する。
【0047】上記のように段積みしたラックフレーム1
0は、例えば図7Aに示すようにコンテナ21の中へ縦
及び横に積み込み、或いは図7Bのように横一列にのみ
積み込んで効率よく荷造りすることができる。
【0048】なお、ラックフレーム10を段積みして輸
送荷姿を形成する他の方法として、請求項2記載の発明
に係る形成方法を以下に説明する。
【0049】この第2の形成方法は、ラックフレーム1
0を図4に示す水平姿勢のまま180度回転(反転)さ
せる工程に代えて、ラックフレーム10を1段毎に、図
4に示すラックフレーム10の支柱と平行な線を中心と
して上下に180度回転させて積み重ねる(つまり裏返
しにして積み重ねる)ことを特徴とする。
【0050】この第2の形成方法の場合、各段のラック
フレーム10の柱脚プレート14及び柱頭プレート15
は常に同じ向きとされる。よってこの第2の形成方法が
実施される場合は、図6に示したように、ラックフレー
ム10において各段のレベルで対をなす棚受けピース2
a、2bに関しては、先ず支柱同士の重ねをずらし重な
り代eを確保して干渉を防ぐ。繋ぎ材受けピース3a、
3bに関しては、上記したように逃げの寸法m(但し、
m>e)を確保することによって干渉を防いでいる。し
たがって、この第2の形成方法の場合は、支柱の長さ方
向へずらす位置の調整は基本的に無用であるが、上記第
1の形成方法と全く同じ原理で、支柱1a、1bの外面
同士を直接上下に接触させるか又は接近させて積み重ね
ることが出来る(請求項2記載の発明)。つまり、ラッ
クフレーム10を段積みするに際しては、反転させる内
容だけが請求項1の発明と異なるのである。この第2の
形成方法は、柱脚プレート14が縦向きである場合に好
適に実施される。
【0051】ところで、ラックフレーム10を用いて図
2、図3に示すような立体倉庫のラックを構築するにあ
たっては、水平繋ぎ材7やブレース材8の連結は次のよ
うに行われる。
【0052】図10は、図2B中に円Pで囲んだ背面側
の水平連結構造を示している。背面支柱1bの外面へ上
記したように取り付けた繋ぎ材受けピース3bへ先ずガ
ゼットプレート9がボルト止め等の手段で取り付けられ
る。次いで同ガゼットプレート9に用意してあるボルト
孔を利用して、左右の水平繋ぎ材7、7が連結されてい
る。2本の水平ブレース材8’は、それぞれ水平ラチス
4の端部近傍に予め用意してある複数のボルト孔4a、
4bを利用して連結されている。
【0053】図11は、図3B中に円Qで囲んだ奇数列
部位の垂直面連結構造を示している。背面側支柱1bの
外面へ上記したように取り付けた繋ぎ材受けピース3b
へ、先ずガゼットプレート9をボルト止め等の手段で取
り付ける。次いで、同ガゼットプレート9に左右に2
列、上下に3個ずつ用意したボルト孔9aを利用して、
左右の水平繋ぎ材7、7、及び上下2本の斜めブレース
材8の端部が、前記ガゼットプレート9を利用してたす
き掛け状態に連結されている。
【0054】図12は、図2B中に円Rで囲んだ前面側
の水平連結構造を示している。水平ラチス4の上面の前
面側支柱1aの内面近傍位置へ取付けた繋ぎ材受けピー
ス3aの両端へ直接、左右の水平繋ぎ材7、7がボルト
止め等の手段で連結されている。2本の水平ブレース材
8’は、やはり水平ラチス4の端部近傍に予め用意した
複数のボルト孔4a、4bを利用して連結されている
(請求項12記載の発明)。
【0055】
【本発明が奏する効果】請求項5〜12に記載した発明
に係る立体倉庫用ラックフレームを用い、請求項1〜4
に記載した発明に係る輸送荷姿の形成方法を実施する
と、ラックフレームの支柱の外面同士を直接接触させる
か又は十分に接近させて段積みすることが可能である。
よって荷姿の嵩は従来の数分の一に小さくなるので、そ
の分輸送効率が高くなり、輸送コストの引き下げに格別
の利益が得られる。
【0056】それでいて、ラックフレームの構造は簡単
であり、工場加工は必要十分に進められるし、現地での
組立て作業も難しくなく、省力化を図れる。棚梁の取り
付け強度と剛性も申し分ない。しかも軽量化にも実効性
がある。
【0057】その上、ラックフレームの取付け金物の共
通化、共用化を進めているので、種類の低減化と製作、
保管、仕分けの平準化と効率化にも優れた利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明に係るラックフレームの構造と棚梁
との関係を示した斜視図、Bは前面側の繋ぎ材受けピー
スの取り付け状態を説明する斜視図である。
【図2】Aは構築された倉庫用ラックを、図3Aの矢印
II−IIのように棚梁を俯瞰した平面図、Bは図3Aの矢
印II’−II’のように水平繋ぎ材を俯瞰した平面図であ
る。
【図3】Aは構築された倉庫用ラックの前面側立面図、
Bは背面側立面図である。
【図4】図5のように段積みされるラックフレームを上
下2段ずつの組みに分けて示した説明図である。
【図5】Aは請求項1記載の発明に係る形成方法による
ラックフレームの段積み荷姿を示した立面図、Bは柱脚
プレートの干渉を防止する説明図である。
【図6】Aは図4中に指示した矢印a−aのように切断
して見た上下2段のラックフレームの端面図、Bは図4
中に指示した矢印b−bのように切断して見た上下2段
のラックフレームの端面図である。
【図7】A、Bは段積みしたラックフレームをコンテナ
へ収納させた荷造り状体を示す断面図である。
【図8】Aは両面型棚梁の取り付け状態を示す平面図、
Bは図8A中に指示したc−c線矢視図である。
【図9】Aは背面側繋ぎ材受けピースの取り付け状態を
示す平面図、Bは同繋ぎ材受けピースの異なる取り付け
状態を示す斜視図である。
【図10】図2B中の円P部の拡大図である。
【図11】図3B中の円Q部の拡大図である。
【図12】図2B中の円R部の拡大図である。
【図13】従来方法でラックフレームを段積みした荷姿
を示した説明図である。
【符号の説明】
11、12 棚梁 10 ラックフレーム 4 水平ラチス 4’ 斜めラチス 1a 前面側支柱 1b 背面側支柱 2a、2b 棚受けピース 3a、3b 繋ぎ材受けピース x 棚受けピースの張り出し長さ 11a、11b 腕部 5 ボルト 13 接合金物 12a、12b 腕部 9 ガゼットプレート m 逃げの寸法
フロントページの続き Fターム(参考) 3B054 AA02 BA04 BA09 BB03 BB08 FA01 3F022 EE02 FF01 JJ09 3F029 AA04 BA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パレットを載せる棚梁がラックの奥行き方
    向に中央部をあけて設置されている立体倉庫のラックを
    構築するためのラックフレームを段積みして輸送荷姿を
    形成する方法であって、 ラチスでトラス構造に結合してラックフレームを構成す
    る両側2本の支柱に対して、各段のレベルで対をなす棚
    受けピース及び繋ぎ材受けピースの配置をそれぞれ、一
    方は支柱の内側面より内方の位置へ、他方は支柱の外側
    面に取り付け固定すると共に、棚受けピース及び繋ぎ材
    受けピースの支柱外面からの張り出し長さを支柱の外径
    のほぼ1/2程度とすること、 各ラックフレームは、段積みに際して、1段毎に平面姿
    勢のまま180度回転させて支柱の下端と柱頭とを交互
    に積み重ね、且つ前面側支柱と背面側支柱とを交互に積
    み重ねると共に、ラックフレームを構成する各繋ぎ材受
    けピースと棚受けピース及びラチスが干渉せず、しかも
    支柱の外側面へ取り付けた棚受けピースと繋ぎ材受けピ
    ースとがそれぞれ干渉しない程度に支柱の長さ方向へ位
    置を調整し、支柱の外面同士を接触させるか接近させて
    積み重ねることを特徴とする、立体倉庫用ラックフレー
    ムの輸送荷姿の形成方法。
  2. 【請求項2】パレットを載せる棚梁がラックの奥行き方
    向に中央部をあけて設置されている立体倉庫のラックを
    構築するためのラックフレームを段積みして輸送荷姿を
    形成する方法であって、 ラチスでトラス構造に結合してラックフレームを構成す
    る両側2本の支柱に対して、各段のレベルで対をなす棚
    受けピース及び繋ぎ材受けピースの配置をそれぞれ、一
    方は支柱の内側面より内方の位置へ、他方は支柱の外側
    面に取り付け固定すると共に、棚受けピース及び繋ぎ材
    受けピースの支柱外面からの張り出し長さを支柱の外径
    のほぼ1/2程度とすること、 各ラックフレームは、段積みに際して、1段毎に支柱と
    平行な線を中心として上下に180度反転させて前面側
    支柱と背面側支柱とを交互に積み重ね、支柱の外面同士
    を接触させるか接近させて積み重ねることを特徴とす
    る、立体倉庫用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法。
  3. 【請求項3】支柱下端の柱脚プレートが横向きである場
    合、同柱脚プレートの支柱外面からの張り出し長さは支
    柱の外径よりも小さくし、1段おきのラックフレームに
    関して前記柱脚プレート同士が干渉を起こさない程度に
    柱の長さ方向へ位置を調整して積み重ねることを特徴と
    する、請求項1に記載した立体倉庫用ラックフレームの
    輸送荷姿の形成方法。
  4. 【請求項4】棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが支柱
    外面から張り出す長さは支柱の外径の1/2以下とする
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載した立体倉庫
    用ラックフレームの輸送荷姿の形成方法。
  5. 【請求項5】ラチスでトラス構造に結合してラックフレ
    ームを構成する両側2本の支柱に対して、各段のレベル
    で対をなす棚梁を取り付ける棚受けピース及び繋ぎ材受
    けピースはそれぞれ、一方は支柱の内側面より内方の位
    置に、他方は支柱の外側面に取り付け固定されており、
    棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが支柱外面から張り
    出す長さは支柱の外径のほぼ1/2程度とされているこ
    とを特徴とする、立体倉庫用のラックフレーム。
  6. 【請求項6】棚受けピースは、棚梁の腕部がほぼ密接に
    収まる形状、大きさの溝形鋼状をなし、両面型の棚梁は
    平面形状を全体として矩形枠状とされ、その短辺をなす
    一方の腕部と残るU字形部分とは分離されており、短辺
    をなす一方の腕部及びU字形部分の腕部がそれぞれ、各
    段のレベルで対をなす棚受けピースへ密接に嵌め込まれ
    ボルト止め等の手段で取り付けが行われ、更に短辺をな
    す一方の腕部と残るU字形部分の梁先端部とが一体的に
    接合されることを特徴とする、請求項5に記載した立体
    倉庫用のラックフレーム。
  7. 【請求項7】棚受けピースは、棚梁の腕部がほぼ密接に
    収まる形状、大きさの溝形鋼状をなし、片面型の棚梁は
    平面形状を全体としてコ字形状とされ、その短辺をなす
    腕部がそれぞれ、各段のレベルで対をなす棚受けピース
    へ密接に嵌め込まれボルト止め等の手段で取り付けが行
    われることを特徴とする、請求項5に記載した立体倉庫
    用のラックフレーム。
  8. 【請求項8】両面型の棚梁を取り付ける棚受けピース
    と、片面型の棚梁を取り付ける棚受けピースとはそれぞ
    れ共通仕様であることを特徴とする、請求項5〜7のい
    ずれか一に記載した立体倉庫用のラックフレーム。
  9. 【請求項9】繋ぎ材受けピースにはガセットプレートが
    ボルト止め等の手段で接合され、このガゼットプレート
    を利用して繋ぎ材、ブレース等の取付が行われることを
    特徴とする、請求項5に記載した立体倉庫用のラックフ
    レーム。
  10. 【請求項10】繋ぎ材受けピースには、支柱の外面同士
    を接触させるか接近させて積み重ねる作業を容易にする
    逃げが設けられていることを特徴とする、請求項5又は
    9に記載した立体倉庫用のラックフレーム。
  11. 【請求項11】棚受けピース及び繋ぎ材受けピースが柱
    外面から張り出す長さは、支柱の外径の1/2以下とさ
    れていることを特徴とする、請求項5〜10のいずれか
    一に記載した立体倉庫用のラックフレーム。
  12. 【請求項12】ラックフレームを構成する水平ラチスの
    両端部に、水平ブレースを連結するボルト孔が必要数だ
    け、必要な配置に設けられていることを特徴とする、請
    求項5に記載した立体倉庫用のラックフレーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109911494A (zh) * 2019-04-29 2019-06-21 无锡中鼎集成技术有限公司 一种用于堆垛机的密集型货架结构
KR20200035772A (ko) * 2018-09-27 2020-04-06 서림산업(주) 팔레트랙용 수직프레임 보강체

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