JPH0586606A - 合成樹脂製舗装面の改修方法 - Google Patents

合成樹脂製舗装面の改修方法

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JPH0586606A JP12071191A JP12071191A JPH0586606A JP H0586606 A JPH0586606 A JP H0586606A JP 12071191 A JP12071191 A JP 12071191A JP 12071191 A JP12071191 A JP 12071191A JP H0586606 A JPH0586606 A JP H0586606A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トッピング仕上げされている既設の合成樹脂製
全天候形舗装面を経済的に改修する。 【構成】損傷の激しい部分Aは、表面を削り取って平坦
面4にし、その上にチップ混入のポリウレタン舗装材5
を敷き均して硬化させ、凹凸粗面に仕上げる。損傷の少
ない部分は、表面に有機溶媒6を塗布して、活性処理
し、その後にポリウレタン舗装材7を流し込み、表面を
被覆シールして硬化させ、凹凸粗面に仕上げる。最後に
前記の両部分の表面に全面的にトップコート材8を塗布
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陸上競技場、運動場、テ
ニスコート、遊歩道、ジョギングコースなどに用いられ
ている合成樹脂製舗装表面、いわゆる全天候形グランド
の舗装面の改修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】全天候形のスポーツグランドの表面素材
には、各種の合成高分子素材が用いられている。しか
し、特に陸上競技場などに於いては、我国の気候風土に
適合し、かつ、耐久性に優れた実績を有するホリウレタ
ン弾性舗装材が、公認競技場を初めとして殆ど全てのグ
ランドで採用されている。このポリウレタン舗装の構成
は、先ず、2液形、常温硬化性のポリウレタン弾性材
を、アスファルトコンクリート製下地の上に所定の厚さ
に敷き均し、同時に、その表面に同材質の粒状チップを
散布して、半埋没状に付着させ、一体化させるのであ
る。この舗装形式では、グランドの表面に、多数のチッ
プが突出状に付着した状態となり、一般にトッピング仕
上げと呼ばれ、殆どのグランドで用いられている。
【0003】ところが、このトッピング仕上げグランド
は、使用者としてのランナーにとって必ずしも好ましい
ものではない。なぜなら、グランド表面の粒状チップ
は、その下端の一部が舗装面に埋没しているだけで、大
部分は空中に突出している為、ランナーがトラックのコ
ーナー部で疾走する時に横揺れを体感したり、場合によ
っては転倒事故さえも起こしかねないなどの問題があ
り、記録向上の点からも、安全性の点からも改良が望ま
れている。
【0004】その上、前記トッピング仕上げのグランド
は、維持管理の上でも問題がある。競技グランドは全面
に亙って常に均質な状態に保つことが必要であり、表面
状態が部分的に異なることは許されない。しかし、グラ
ンドの損傷には位置による差が出るのが通常である。な
ぜならトラック走路では内側コースほど使用頻度が高
く、また、助走路の特定部位でも使用度が激しい。従っ
て、これらの箇所では他の箇所よりも早くトッピングの
脱落や、グランド面の磨滅などの損傷が発生するのであ
る。しかし、これは、常に均質なグランド条件の維持を
旨とするグランド維持管理にとって、ゆゆしき問題であ
り、改良が望まれてきた。
【0005】このようなトンピング仕上げグランドの問
題点を解決する為の方策は、本発明者が既に特公昭61
−37402号として提案した。この舗装方法は、一般
にシール工法と呼ばれており、その構成は、前記のトッ
ピング仕上げの上に、更に同質のポリウレタン材を塗布
して、表面に被覆層を形成するものである。これによ
り、粒状チップの揺れが抑制され、固着強度が一層高ま
って脱落が防止され、その上、グランド表面の塵埃除去
のための作業性が改善される利点がある。
【0006】前記のグランド舗装方法の他に、最近では
ノントッピング仕上、またはチップレス仕上と呼ばれる
新たな舗装方法が提案されている。この舗装方法は前記
と同様に2液形、常温硬化性のポリウレタン材を使用す
るが、凹凸模様が付き易いように、その粘性を変性さ
せ、これを吹付、ローラー、コテなどによる塗布手段に
よって、グランド表面に凹凸を付して粗面状にエンボス
仕上げするものである。この舗装方法によれば、グラン
ド表面の仕上がり状況は前記シール工法によるものと近
似し、かつ、グランド特性でも同等のものを得ることが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、全国
各地には公認の陸上競技場を初めとして各種のグランド
が存在するが、これらのほとんどがトッピング仕上げで
ある。また、これらの中でグランドの改修時機を迎えて
いるものも相当数に達している。しかし、このような改
修を必要とするグランドでも、損傷が部分的なものが多
い。例えば、陸上競技場では第1コースと第2コースな
どの使用頻度の高いコースのみで粒状チップの脱落や磨
滅を起こしているが、他のコースではチップ残留も充分
で、必ずしも改修を必要としない場合などである。この
ような部分損傷の場合には、グランド面を全面に亙って
改修するのは極めて不経済である。
【0008】本発明はこのような点に鑑み、損傷の激し
い箇所のみをノントッピング仕上方式で改修し、他の箇
所にはシール工法を施すことによって、全面をノントッ
ピング仕上改修したのと同等の仕上効果を得ることので
きる有利な改修方法を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の舗装改修方法の
技術的手段は、トッピング仕上げされている既設のポリ
ウレタン系合成樹脂製舗装面の改修に於いて、表面損傷
の激しい部分については、先ずその既舗装表面をタック
性のある生地が露出するまで削り取って平坦面となし、
次に同材質の粒状チップを混練したポリウレタン系合成
樹脂舗装材を、前記平坦面に敷き均し、硬化させて凹凸
粗面に仕上げ、他方、表面損傷の少ない部分について
は、既舗装表面に有機溶媒を塗布して、表面を活性処理
し、その後、活性表面にポリウレタン系合成樹脂舗装材
を塗布して、表面を被覆シールし、硬化させて前記と同
様の凹凸粗面に仕上げ、更に、前記両部分の表面に全面
に亙ってポリウレタン系合成樹脂製のトップコート材を
塗布することにある。
【0010】また、有機溶媒としては、非極性溶媒と極
性溶媒とからなり、その重量混合比が7:3〜9:1の
範囲にある混合溶媒を用いるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の改修方法では、表面損傷の程度によっ
て改修対象舗装面を2部分に分け、各部分について別個
の改修処理を行う。損傷の激しい部分は舗装表面を削り
取り、その上に新たな舗装材を敷設する。削り取りによ
ってタック性を持った生地が表面に露出しているので、
新旧の舗装材が完全に一体化するようになり、経年変化
による剥離などを起こさない。また、敷設した舗装材に
は粒状チップが混入しているので仕上がり表面は凹凸粗
面になる。
【0012】損傷の少ない部分に対しては、先ず有機溶
媒を塗布して、表面を活性処理し、その後に舗装材を塗
布して表面を被覆シールする。活性処理によって表面に
タック性が生じているので、新たに塗布した舗装材とよ
く一体化する。またトッピング面をシールするので、凹
凸の程度は減ずるが、前記のノントッピング改修の表面
と同等の凹凸が残り、適度の粗面となる。
【0013】最後に、前記両部分を全面的にトップコー
ト処理する。これにより両部分は完全に均質となり、部
分的に差のない、全面同一処理改修と変わらない改修効
果を得ることができる。
【0014】
【実施例】本発明の舗装改修方法の実施例について説明
する。本発明の改修方法は、トッピング仕上された既設
のポリウレタン系合成樹脂製のグランド舗装面を改修の
対象とする。即ち、図1に示されるように、下地アスフ
ァルトコンクリート層1の上面に、ポリウレタン系合成
樹脂弾性層2があり、その表面に粒状チップ3が半埋没
状に付着したグランドが対象である。なお、改修に際し
ては、表面損傷の程度によって2部分に分け、各部ごと
にそれぞれ別個の改修処理を行う。
【0015】損傷の激しい部分Aについては、先ずその
舗装表面を削り取って平坦面4にする。削り取り深さは
損傷やポリウレタン劣化の程度により調節し、タック性
を有するポリウレタン生地が現出する深さまで削る。通
常は2〜3mm程度である。削り取りにはベルトサンダ
ー研削機などを用いる。
【0016】削り取った後には、ポリウレタン系の弾性
舗装材5を流し込む。なお、この舗装材には、既設分の
粒状チップと同一粒度のポリウレタン系粒状チップを所
定量混入しておく。舗装材の流し込みには、コテ、刷
毛、ローラー、スプレーなどを用いた塗装方式や、流し
塗り方式などの公知の全ての方式を用いることが可能で
ある。また、この流し込みは、非改修部と同一レベルに
達するまで行い、表面はローラーなどで均一に敷き均ら
すと共に、凹凸粗面にエンボス仕上げする。
【0017】前記の舗装材や粒状チップなどの素材は、
全てポリウレタン系の合成樹脂を用いる。このポリウレ
タン系合成樹脂としては公知の全ての材料システム、例
えば、プレポリマー法、部分プレポリマー法、ワンショ
ット法の2液形ウレタン配合物、湿分硬化形の1液形ウ
レタン配合物、溶液形熱可塑性ウレタン配合物、ウレタ
ンエマルジョン配合物などを自由に用いることができ
る。
【0018】損傷の少ない部分Bについては、先ず、チ
ップの谷間などに残留付着した砂、埃などの塵埃異物
を、スィーパー、ブラシなどで清掃除去した上で、混合
有機溶媒6を塗布して、既設ポリウレタン材の表面を活
性化させる。この混合有機溶媒としては、非極性溶媒
と、極性溶媒との混合溶媒を用いることが望ましい。
【0019】非極性溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ヘキサンなどの芳香族炭化水素から選ば
れる1種または、これらの混合溶媒が適する。通常の場
合、トルエンが最適である。
【0020】極性溶媒としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン、酢酸エチル、酢酸プチル、ジオキサン、テト
ロヒドロフラン、ジメチルスルフオキシド、ジメルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミドなどの1種または、こ
れらの混合溶媒が適する。
【0021】前記溶媒の選定は、既設グランドに用いら
れたポリウレタン材の種類や、経年変化による劣化の程
度により決定する。全天候グランド材として一般に用い
られている2液形常温硬化性ポリウレタン材には、非極
性溶媒と極性溶媒との重量混合比が、7:3〜9:1の
範囲にある混合有機溶媒を用いるのが好ましい。極性溶
媒が3割を越えると、ポリウレタン材の、溶媒による軟
化が起こることがあり、また、反対に1割を下まわる
と、溶剤活性の効果として、溶剤処理後のタック性の発
現に時間がかかる欠点がある。更に、工程処理後の溶剤
蒸発速度向上という点などを含めて考えれば、非極性溶
媒としてトルエン8部、極性溶媒としてジメチルスルフ
オキシドまたはジメチルアセトアミド2部からなる混合
溶媒が最も好ましい。
【0022】前記の溶媒は、清浄処理したチップの存在
するグランド表面にローラー刷毛などを用いて擦るよう
に塗布し、チップを含めグランド表面全体を表面活性化
させる。なお溶媒はグランド表面に充分に塗布すること
が必要である。この表面活性処理は、溶媒の乾燥または
拭き取った後に、ポリウレタンの表面にタック性が発現
することにより確認する。
【0023】表面活性処理したグランド面には、前記と
同質のポリウレタン系舗装材7を、ローラー、刷毛、吹
付けなどの塗装方式や、流し塗り法などによって流し込
み、チップ部を含めグランド表面全体を被覆シールす
る。なお、この際、表面の粗面状態が、前記のノントッ
ピング改修部の粗面状態とほぼ同じになるように塗布量
を調整する。粒径、5mm程度のチップが用いられた既
設グランドであれば、その塗布量は1平方メートル当た
り、0.5〜3.0kg程度である。
【0024】グランド面の活性処理後は、塵埃などが付
着し易くなるので、できるだけ早く前記のシール処理を
施すのがよい。活性処理後にシール処理する結果、既設
層と新規塗布層との両ポリウレタン同士がよく一体化
し、長期使用によってもシール層の剥離や脹れを起こさ
なくなる。
【0025】前記のようにそれぞれ改修処理した両部分
の表面には、更にトップコート処理を施す。このトップ
コート材8には、前記と同質のポリウレタン系舗装材
に、適当量のつや消剤、および適当量の極性溶媒を混合
したものを用いる。このつや消剤としては、例えば超微
粒子状のシリカとして市販のエロジール、カーブレック
ス等を、ポリウレタン材100重量部に対し、3〜10
重量部、また、極性溶媒としては、前記のものを50〜
150重量部、添加混合したものがよい。このトップコ
ート材はスプレーまたはローラー刷毛などによって両改
修部の全面に亙って均質に塗布して仕上げる。
【0026】実施例1:ポリウレタン舗装された全天候
形の陸上競技場に対して改修を行った。この陸上競技場
は建設後、8年を経過しており、8コースからなるトラ
ックコースはトッピング仕上げされていた。8コースの
内、第1、第2コースはチップの脱落及び磨滅の程度が
大きかったので、この部分についてはノントッピング方
式による改修を行うこととし、他の第3〜8コースは損
耗の度合が小さかったので、この部分についてはシール
方式による改修を行うこととした。
【0027】第1、第2コースについては、その表面を
ベルトサンダー研削機によって平坦に削り取り、更に吸
引式集塵機でその研削粉を完全に除去して表面を清掃し
た。研削面は他の第3〜8コースに比べて、トッピング
の高さの中心線より約3mmの段差が生じていた。また
その表面にはポリウレタンの生地面が露出しており、タ
ック性があった。ポリウレタン弾性舗装用原液システム
の主剤成分として、平均分子量2000のポリオキシプ
ロピレングリコールと、トリレンジイソミアネートとを
常法により反応させてなる末端イソシアネート基含有量
5.2%のプレポリマーに、硬化剤としてメチレンビス
(O−クロルアニリン)を含む液状ポリアミン、トーナ
ー液状添加剤、安定剤などからなる調合物を1対1で加
えて、撹拌混合し、更に、これに、同質のポリウレタン
製の粒径2〜4mmのチップ材を1部、およびトルエン
0.5部を加えて混練し、舗装材を作った。そして、こ
の舗装材を前記の研削面に、1平方メートル当たり3.
5kgの割合で流し込み、コテにて敷均し、その上から
マスチックローラーをかけ、均一な凹凸粗面に仕上げ、
1日放置して硬化させた。
【0028】第3〜8コースについては、先ず、吸引式
集塵機によってチップの表面およびその谷間に残留して
いる砂などの塵埃異物を除去した。次に、非極性溶媒と
してトルエン8部と、極性溶媒としてジメチルスルフオ
キシド2部とからなる混合溶媒を、ウーローラーを用い
てチップの上から擦り込むように、かつ、塗り残しのな
いように塗布し、既設ポリウレタン材の表面を活性化さ
せ、そのまま1時間放置し、その後、乾いたモップを用
いて未蒸発で残っている混合溶媒を拭き取った。そし
て、この活性処理した表面に、時間を置かず、前記ポリ
ウレタン主剤および硬化剤の1対1混合物を、マスチッ
クローラーを用いて1平方メートル当たり平均1kgの
割合で、チップの上から擦り込むように塗布し、1日放
置して硬化させた。
【0029】硬化後の第1,2コース及び第3〜9コー
スの表面状態は、共に殆ど同じ程度の凹凸粗面に仕上が
っていた。次に前記ポリウレタン主剤100部、硬化剤
100部、エロジール#200(平均粒子径30mμ以
下、比表面積100の超微粒子状シリカ)15部、メチ
ルエチルケトン150部を撹拌混合した材料を、エアス
プレーによって1平方メートル当たり300gの割合
で、第1〜8コースの全面に亙って均一に塗布した。1
時間後には、つや消しで美麗、かつ均質な凹凸エンボス
粗面に仕上がった。更にその後、表面にホワイトライン
を施した。
【0030】以上の改修手順により、均質な凹凸粗面を
有するポリウレタン製全天候形トラック走路の改修が完
了した。改修された走路は、コーナー部で疾走しても横
揺れを体感することはなく、また、ゴムシューズ使用の
場合でも雨天時の滑りや転倒は起こらず、安全で、清掃
管理や維持管理の容易な走路となった。
【0031】実施例2:第3〜8コースへの活性処理の
溶媒として、トルエン単体を用いた。この他は実施例1
と同一にした。チップ部への溶剤活性効果は実施例1に
比べ、タック性の発現に乏しく、経年変化では部分的に
シール材に小さな脹れを生じた。
【0032】実施例3:第3〜8コースのシール処理に
おける塗布量を1平方メートル当たり2kgの割合と
し、ローラー塗布で行った。これ以外は全て実施例1と
同一にした。チップ部に対するシール効果は一層顕著と
なり、チップの固定化が進んだパターンとなり、凹凸の
程度はやや小さくなった。しかし、第1、2コースとの
間の違和感は殆どなく、全コースが均質な凹凸粗面に仕
上がった。また、第3〜8コースの滑り抵抗は、雨天時
のジョギングシューズ使用でも全く問題はなかった。
【0033】
【発明の効果】本発明の改修方法では、表面損傷の程度
に応じて、別の改修処理を行い、材料の節約を図るの
で、改修コストを低くできる。また、異なった改修によ
っても完成後の改修表面は同一状態になり、全面に亙っ
て均質なグランドとなる。更に、改修後の表面は適度の
凹凸粗面を呈し、チップ脱落のおそれなどはなくて耐久
性に富み、清掃などの維持管理も容易である。また、本
発明の改修方法は施工が簡単で、現場での作業でも間違
いなく行うことができ、改修工事の精度を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の改修方法の手順を段階的に示した断面
図である。
【符号の説明】
1 下地アスファルトコンクリート層 2 ポリウレタン弾性層 3 粒状チップ 4 削り取った平坦面 5 チップ混入のポリウレタン舗装材 6 塗布した有機溶媒 7 ポリウレタン舗装材 8 トップコート材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トッピング仕上げされている既設のポリウ
    レタン系合成樹脂製舗装面の改修に於いて、表面損傷の
    激しい部分については、先ずその既舗装表面をタック性
    のある生地が露出するまで削り取って平坦面となし、次
    に同材質の粒状チップを混練したポリウレタン系合成樹
    脂舗装材を、前記平坦面に敷き均し、硬化させて凹凸粗
    面に仕上げ、他方、表面損傷の少ない部分については、
    既舗装表面に有機溶媒を塗布して、表面を活性処理し、
    その後、活性表面にポリウレタン系合成樹脂舗装材を塗
    布して、表面を被覆シールし、硬化させて前記と同様の
    凹凸粗面に仕上げ、更に、前記両部分の表面に全面に亙
    ってポリウレタン系合成樹脂製のトップコート材を塗布
    することを特徴とする合成樹脂製舗装表面の改修方法。
  2. 【請求項2】有機溶媒として、非極性溶媒と極性溶媒と
    からなり、その重量混合比が7:3〜9:1の範囲にあ
    る混合溶媒を用いる請求項1記載の合成樹脂製舗装表面
    の改修方法。
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