JPH0586556A - 織機の不良緯糸除去装置 - Google Patents
織機の不良緯糸除去装置Info
- Publication number
- JPH0586556A JPH0586556A JP24174191A JP24174191A JPH0586556A JP H0586556 A JPH0586556 A JP H0586556A JP 24174191 A JP24174191 A JP 24174191A JP 24174191 A JP24174191 A JP 24174191A JP H0586556 A JPH0586556 A JP H0586556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weft
- weft yarns
- suction
- yarn
- reed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 胴切れにより反緯入れ側に残った不良緯糸を
確実に除去する。 【構成】 不良緯糸Yがリング67,68に引き通されるよ
うにし、織機停止後に筬13を前進動作させ、リング67,
68間の緯糸Yをサクションパイプ70側に持ち来してこれ
に吸引させる。そして、筬13の最前進位置で、把持部材
71,73によりリング67,68間の緯糸Yを把持する。そし
て、筬13の前後動を繰り返し、後退動作中に把持部材7
1,73により緯糸Yを把持して、経糸W列内から緯糸Y
を引き出し、前進動作中に把持部材71,73を開放して、
サクションパイプ70内に緯糸Yを吸引する。
確実に除去する。 【構成】 不良緯糸Yがリング67,68に引き通されるよ
うにし、織機停止後に筬13を前進動作させ、リング67,
68間の緯糸Yをサクションパイプ70側に持ち来してこれ
に吸引させる。そして、筬13の最前進位置で、把持部材
71,73によりリング67,68間の緯糸Yを把持する。そし
て、筬13の前後動を繰り返し、後退動作中に把持部材7
1,73により緯糸Yを把持して、経糸W列内から緯糸Y
を引き出し、前進動作中に把持部材71,73を開放して、
サクションパイプ70内に緯糸Yを吸引する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の再始動のための
不良緯糸除去装置に関する。
不良緯糸除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】緯入れ中に緯糸の胴切れや吹切れが発生
した場合、織機を停止して、反緯入れ側に残った不良緯
糸を除去する必要がある。このため、従来は、反緯入れ
側に残った不良緯糸を反緯入れ側に設けたサクションパ
イプにて吸引除去している(特開昭63−135546
号参照)。
した場合、織機を停止して、反緯入れ側に残った不良緯
糸を除去する必要がある。このため、従来は、反緯入れ
側に残った不良緯糸を反緯入れ側に設けたサクションパ
イプにて吸引除去している(特開昭63−135546
号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の不良緯糸除去装置にあっては、例えば胴切れ
が発生してから織機が停止するまでに胴切れ糸を筬打し
てしまうため、胴切れ糸が経糸に強く捕捉され、引き出
し抵抗が大きいときは、除去できないことがあるという
問題点があった。
うな従来の不良緯糸除去装置にあっては、例えば胴切れ
が発生してから織機が停止するまでに胴切れ糸を筬打し
てしまうため、胴切れ糸が経糸に強く捕捉され、引き出
し抵抗が大きいときは、除去できないことがあるという
問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、反緯入れ側に残った不良緯糸を確実に除去できるよ
うにすることを目的とする。
み、反緯入れ側に残った不良緯糸を確実に除去できるよ
うにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、緯
入れ経路の反緯入れ側で正常な緯入れによっては緯糸が
到達しない位置に筬と一体動するように設けられて緯入
れ経路より反筬側に掛止部を有する緯糸掛止部材と、織
前側の固定位置に前記緯糸掛止部材に対向して設けられ
た吸引装置と、筬の前進動作により前記吸引装置側に持
ち来された不良緯糸の前記掛止部より反緯入れ側の部分
を筬の後退動作中把持する把持装置とにより、織機の不
良緯糸除去装置を構成する。
入れ経路の反緯入れ側で正常な緯入れによっては緯糸が
到達しない位置に筬と一体動するように設けられて緯入
れ経路より反筬側に掛止部を有する緯糸掛止部材と、織
前側の固定位置に前記緯糸掛止部材に対向して設けられ
た吸引装置と、筬の前進動作により前記吸引装置側に持
ち来された不良緯糸の前記掛止部より反緯入れ側の部分
を筬の後退動作中把持する把持装置とにより、織機の不
良緯糸除去装置を構成する。
【0006】ここで、前記緯糸掛止部材は緯入れ経路を
囲むリングにより構成できる。
囲むリングにより構成できる。
【0007】
【作用】上記の構成においては、例えば胴切れが生じる
と、不良緯糸が緯糸掛止部材に到達しその掛止部に掛止
された状態で織機が停止する。ここで、緯糸掛止部材が
リングにより構成される場合は、このリングに不良緯糸
が引き通されて掛止される。
と、不良緯糸が緯糸掛止部材に到達しその掛止部に掛止
された状態で織機が停止する。ここで、緯糸掛止部材が
リングにより構成される場合は、このリングに不良緯糸
が引き通されて掛止される。
【0008】不良緯糸の除去に際しては、先ず、筬を前
進動作させ、不良緯糸を吸引装置側に持ち来してこれに
一旦吸引させる。そして、筬の最前進位置で吸引装置側
の把持装置により不良緯糸の掛止部より反緯入れ側の部
分を把持する。次に、筬を後退動作させるが、この後退
動作中、把持装置により不良緯糸を把持し続ける。する
と、筬の後退動作に伴って、把持装置と緯糸掛止部材と
の距離が長くなるので、この長さ分の緯糸が緯糸掛止部
材を介して経糸列内から引き出される。そして、筬の最
後退位置で把持装置を開放することにより、経糸列内か
ら引き出した分を吸引装置に吸引させる。
進動作させ、不良緯糸を吸引装置側に持ち来してこれに
一旦吸引させる。そして、筬の最前進位置で吸引装置側
の把持装置により不良緯糸の掛止部より反緯入れ側の部
分を把持する。次に、筬を後退動作させるが、この後退
動作中、把持装置により不良緯糸を把持し続ける。する
と、筬の後退動作に伴って、把持装置と緯糸掛止部材と
の距離が長くなるので、この長さ分の緯糸が緯糸掛止部
材を介して経糸列内から引き出される。そして、筬の最
後退位置で把持装置を開放することにより、経糸列内か
ら引き出した分を吸引装置に吸引させる。
【0009】また、1回の筬の前後動で不良緯糸を除去
できない場合は、筬の前後動を複数回繰り返す。これに
より、筬の後退動作中、把持装置により把持されること
により、後退動作に伴って引き出された緯糸が、引き続
く筬の前進動作に伴ってゆるみ、この前進動作中、把持
装置を開放することにより、このゆるみ分を吸引装置に
より吸引する。このような動作の繰り返しにより不良緯
糸を手繰りつつ確実に除去することができる。
できない場合は、筬の前後動を複数回繰り返す。これに
より、筬の後退動作中、把持装置により把持されること
により、後退動作に伴って引き出された緯糸が、引き続
く筬の前進動作に伴ってゆるみ、この前進動作中、把持
装置を開放することにより、このゆるみ分を吸引装置に
より吸引する。このような動作の繰り返しにより不良緯
糸を手繰りつつ確実に除去することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1を参照し、緯糸Yは給糸体(パッケージ)
1から引き出され、テンサー2により所定の抵抗を与え
られた後、ドラム式緯糸測長装置3の回転ヤーンガイド
9に導かれている。
明する。図1を参照し、緯糸Yは給糸体(パッケージ)
1から引き出され、テンサー2により所定の抵抗を与え
られた後、ドラム式緯糸測長装置3の回転ヤーンガイド
9に導かれている。
【0011】緯糸測長装置3は、モータ4により回転駆
動される回転軸5(図6参照)と、この回転軸5に相対
回転自在に支持されて静止状態に保持された綛枠状のド
ラム(ワイヤドラム)6と、ソレノイド7により駆動さ
れてドラム6の先端側周面にて凹部(ドラムを構成する
ワイヤ間)に突入・退出する測長爪8と、回転軸5に取
付けられてこれと一体に回転し緯糸Yをドラム6に巻付
けるパイプ状の回転ヤーンガイド9とを備える。ここ
で、回転ヤーンガイド9は、入口部が回転軸5の中心線
上に位置し、途中で屈曲して、出口部がドラム6回りに
位置し、この出口部の回転により緯糸Yをドラム6に巻
付ける。尚、図5及び図6には緯糸測長装置3の詳細を
示してあり、固定部10、ドラム6を静止状態に保持する
ための磁石11等も示されている。
動される回転軸5(図6参照)と、この回転軸5に相対
回転自在に支持されて静止状態に保持された綛枠状のド
ラム(ワイヤドラム)6と、ソレノイド7により駆動さ
れてドラム6の先端側周面にて凹部(ドラムを構成する
ワイヤ間)に突入・退出する測長爪8と、回転軸5に取
付けられてこれと一体に回転し緯糸Yをドラム6に巻付
けるパイプ状の回転ヤーンガイド9とを備える。ここ
で、回転ヤーンガイド9は、入口部が回転軸5の中心線
上に位置し、途中で屈曲して、出口部がドラム6回りに
位置し、この出口部の回転により緯糸Yをドラム6に巻
付ける。尚、図5及び図6には緯糸測長装置3の詳細を
示してあり、固定部10、ドラム6を静止状態に保持する
ための磁石11等も示されている。
【0012】緯糸測長装置3からの緯糸Yは緯入れ用の
主ノズル12に導かれている。この主ノズル12は筬13と共
に筬保持体14に取付けられている(図4参照)。織機の
運転中は、モータ4により回転ヤーンガイド9がドラム
6回りを回転し、緯糸Yをドラム6に巻付けて測長貯留
する。緯入れに際しては、主ノズル12の空気噴射が開始
され、所定の先行噴射がなされた後、ソレノイド7によ
り測長爪8が退出し、これにより緯糸Yに対する係止が
解除され、主ノズル12での空気噴射により緯糸Yが引き
出されて緯入れが開始される。
主ノズル12に導かれている。この主ノズル12は筬13と共
に筬保持体14に取付けられている(図4参照)。織機の
運転中は、モータ4により回転ヤーンガイド9がドラム
6回りを回転し、緯糸Yをドラム6に巻付けて測長貯留
する。緯入れに際しては、主ノズル12の空気噴射が開始
され、所定の先行噴射がなされた後、ソレノイド7によ
り測長爪8が退出し、これにより緯糸Yに対する係止が
解除され、主ノズル12での空気噴射により緯糸Yが引き
出されて緯入れが開始される。
【0013】主ノズル12により経糸Wの開口内に射出さ
れた緯糸Yの先端は、緯入れ方向に所定の間隔で配置し
た補助ノズル15からの噴射空気により次々と吹送られ
て、反緯入れ側へ飛走する。かかる緯入れ中、ドラム6
上の緯糸Yはドラム6回りを巻戻されつつ引き出され
る。そして、ドラム6からの緯糸Yの解舒数をドラム6
の先端側に設けられた光電式の解舒センサ16により監視
しており、1ピック長をN巻とすると、解舒センサ16か
らの信号発生数がN(又はN−1)となったところで、
ソレノイド7により測長爪8が突入し、これによりN巻
解舒されたところで緯糸Yが測長爪8に係止されて、緯
入れが終了する。
れた緯糸Yの先端は、緯入れ方向に所定の間隔で配置し
た補助ノズル15からの噴射空気により次々と吹送られ
て、反緯入れ側へ飛走する。かかる緯入れ中、ドラム6
上の緯糸Yはドラム6回りを巻戻されつつ引き出され
る。そして、ドラム6からの緯糸Yの解舒数をドラム6
の先端側に設けられた光電式の解舒センサ16により監視
しており、1ピック長をN巻とすると、解舒センサ16か
らの信号発生数がN(又はN−1)となったところで、
ソレノイド7により測長爪8が突入し、これによりN巻
解舒されたところで緯糸Yが測長爪8に係止されて、緯
入れが終了する。
【0014】そして、経糸Wの開口内に緯入れされた緯
糸Yは、筬13により織前17へ筬打される。そして、筬打
点付近にて、主ノズル12と織前17との間で、上側の可動
刃と下側の固定刃とからなる電磁駆動式のカッター18に
より緯糸Yが切断される。尚、上側の可動刃に沿ってカ
ッターガイド19(図2参照)が延設され、その下縁に沿
って緯糸Yが案内される。反緯入れ側では、数ピック後
に、カッター20により緯糸Yが切断される。
糸Yは、筬13により織前17へ筬打される。そして、筬打
点付近にて、主ノズル12と織前17との間で、上側の可動
刃と下側の固定刃とからなる電磁駆動式のカッター18に
より緯糸Yが切断される。尚、上側の可動刃に沿ってカ
ッターガイド19(図2参照)が延設され、その下縁に沿
って緯糸Yが案内される。反緯入れ側では、数ピック後
に、カッター20により緯糸Yが切断される。
【0015】次に、本発明に係る不良緯糸除去装置を含
む再始動のための緯糸給糸装置の構成について説明す
る。給糸体1は給糸体自動交換装置21にセットされてい
る。給糸体自動供給装置21は、図2及び図3に示される
ように、モータ22により駆動されるコンベア23上に給糸
体セット治具24があり、上部のA1 位置にて天井をレー
ル25により走行するキャリア26より給糸体1が供給され
てセットされ、側部のA2 位置にある給糸体1が使用さ
れる。そして、自動給糸(パッケージ交換)信号が来る
と、A2 位置の使用済みの給糸体又は使用途中の不良給
糸体は下方のA3 位置に移動されて排出され、上方から
新たな給糸体がA2 位置に移動せしめられる。また、未
使用の給糸体1において緯糸Yの先端は巻管内にセット
されており、給糸体の交換時は給糸ノズル27からの巻管
内への噴射空気により緯糸Yの先端が受渡されるように
なっている。尚、図2は2色織機の例を示しており、2
個の給糸体が同時に使用される。
む再始動のための緯糸給糸装置の構成について説明す
る。給糸体1は給糸体自動交換装置21にセットされてい
る。給糸体自動供給装置21は、図2及び図3に示される
ように、モータ22により駆動されるコンベア23上に給糸
体セット治具24があり、上部のA1 位置にて天井をレー
ル25により走行するキャリア26より給糸体1が供給され
てセットされ、側部のA2 位置にある給糸体1が使用さ
れる。そして、自動給糸(パッケージ交換)信号が来る
と、A2 位置の使用済みの給糸体又は使用途中の不良給
糸体は下方のA3 位置に移動されて排出され、上方から
新たな給糸体がA2 位置に移動せしめられる。また、未
使用の給糸体1において緯糸Yの先端は巻管内にセット
されており、給糸体の交換時は給糸ノズル27からの巻管
内への噴射空気により緯糸Yの先端が受渡されるように
なっている。尚、図2は2色織機の例を示しており、2
個の給糸体が同時に使用される。
【0016】テンサー2は、互いに圧接する一対の板バ
ネよりなるが、これを強制的に開放しうる楕円カム28
と、カム駆動用のロータリーソレノイド29とが設けられ
ている。また、テンサー2の入口側には、引き通し用の
ブースタ30が設けられており、緯糸Yはこのブースタ30
を介してテンサー2に引き通される。また、テンサー2
には緯糸Yの有無を検知する光電式のセンサ31が設けら
れている。
ネよりなるが、これを強制的に開放しうる楕円カム28
と、カム駆動用のロータリーソレノイド29とが設けられ
ている。また、テンサー2の入口側には、引き通し用の
ブースタ30が設けられており、緯糸Yはこのブースタ30
を介してテンサー2に引き通される。また、テンサー2
には緯糸Yの有無を検知する光電式のセンサ31が設けら
れている。
【0017】緯糸測長装置3の回転ヤーンガイド9入口
部付近には、ブースタ30の噴射方向と同方向を向き、か
つ回転ヤーンガイド9とは直交するように、ブースタ32
が配置されており、緯糸Yはこのブースタ32を介して回
転ヤーンガイド9に引き通される。このブースタ32の出
口側にも緯糸Yの有無を検知する光電式のセンサ33が設
けられている。
部付近には、ブースタ30の噴射方向と同方向を向き、か
つ回転ヤーンガイド9とは直交するように、ブースタ32
が配置されており、緯糸Yはこのブースタ32を介して回
転ヤーンガイド9に引き通される。このブースタ32の出
口側にも緯糸Yの有無を検知する光電式のセンサ33が設
けられている。
【0018】また、ブースタ32と回転ヤーンガイド9と
の間の糸道を挟んで、把持及び送り出し用の一対のロー
ラ34,35が設けられている。一方のローラ34はモータ36
により回転駆動可能であり、他方のローラ35はシリンダ
37の先端に回転自在に保持されている。従って、シリン
ダ37の突出作動によりローラ35が移動して、ローラ34と
の間に緯糸Yを把持すると共に、この状態でローラ34の
回転に従動するようになっている。
の間の糸道を挟んで、把持及び送り出し用の一対のロー
ラ34,35が設けられている。一方のローラ34はモータ36
により回転駆動可能であり、他方のローラ35はシリンダ
37の先端に回転自在に保持されている。従って、シリン
ダ37の突出作動によりローラ35が移動して、ローラ34と
の間に緯糸Yを把持すると共に、この状態でローラ34の
回転に従動するようになっている。
【0019】また、ブースタ32の噴射方向下流に案内パ
イプ38が設けられ、この案内パイプ38の下流に図示しな
いブロワに接続されたサクションパイプ39が設けられて
いる。そして、案内パイプ38とサクションパイプ39との
間にはカッター40が設けられている。また、回転ヤーン
ガイド9の入口部に対向させて、糸通しノズル41が設け
られている。
イプ38が設けられ、この案内パイプ38の下流に図示しな
いブロワに接続されたサクションパイプ39が設けられて
いる。そして、案内パイプ38とサクションパイプ39との
間にはカッター40が設けられている。また、回転ヤーン
ガイド9の入口部に対向させて、糸通しノズル41が設け
られている。
【0020】緯糸測長装置3には、図5及び図6に示さ
れるように、ロータリーソレノイド42により回動され
て、回動時にドラム6上に巻かれている緯糸Yをドラム
6前方へ押し出す排出アーム43が、2つ設けられてい
る。そして、排出アーム43により押し出された緯糸Yの
落下位置に、図示しないブロワに接続されたサクション
パイプ44が設けられている。
れるように、ロータリーソレノイド42により回動され
て、回動時にドラム6上に巻かれている緯糸Yをドラム
6前方へ押し出す排出アーム43が、2つ設けられてい
る。そして、排出アーム43により押し出された緯糸Yの
落下位置に、図示しないブロワに接続されたサクション
パイプ44が設けられている。
【0021】また、ドラム6上の緯糸Yの有無を検知す
る光電式のセンサ45が設けられている。また、回転ヤー
ンガイド9駆動用のモータ4は、電磁モータ(インダク
ションモータ)とし、正逆転可能であるのみならず、イ
ンバータの制御により、電源周波数を切り替えることが
できるようにして、緩速度での回転を可能とし、また、
電磁ブレーキ46を設けてある。
る光電式のセンサ45が設けられている。また、回転ヤー
ンガイド9駆動用のモータ4は、電磁モータ(インダク
ションモータ)とし、正逆転可能であるのみならず、イ
ンバータの制御により、電源周波数を切り替えることが
できるようにして、緩速度での回転を可能とし、また、
電磁ブレーキ46を設けてある。
【0022】また、回転ヤーンガイド9の回転検知用に
等間隔で4個の近接スイッチ47が設けられると共に、基
準点検知用に1個の近接スイッチ48が設けられている。
これらの近接スイッチ47,48はいずれも回転ヤーンガイ
ド9に取付けられた作用片(図示せず)を検知して信号
を出力する。緯糸測長装置3と主ノズル12との間の糸道
途中には、ブースタ49が設けられ、さらに主ノズル12の
入口側にもブースタ50が設けられており、緯糸Yはブー
スタ49,50を介して主ノズル12に引き通される。ブース
タ49の出口側には緯糸Yの有無を検知する光電式のセン
サ51が設けられている。
等間隔で4個の近接スイッチ47が設けられると共に、基
準点検知用に1個の近接スイッチ48が設けられている。
これらの近接スイッチ47,48はいずれも回転ヤーンガイ
ド9に取付けられた作用片(図示せず)を検知して信号
を出力する。緯糸測長装置3と主ノズル12との間の糸道
途中には、ブースタ49が設けられ、さらに主ノズル12の
入口側にもブースタ50が設けられており、緯糸Yはブー
スタ49,50を介して主ノズル12に引き通される。ブース
タ49の出口側には緯糸Yの有無を検知する光電式のセン
サ51が設けられている。
【0023】経糸W列の緯入れ側には、筬保持体14に取
付けられて第1及び第2の吹上げノズル52,53が設けら
れている(図2参照)。主ノズル12の上方には固定ブラ
ケット54が設けられていて、ここにエアモータ55により
その出力軸回りを揺動するく字状の受渡しアーム56が設
けられている(図2参照)。
付けられて第1及び第2の吹上げノズル52,53が設けら
れている(図2参照)。主ノズル12の上方には固定ブラ
ケット54が設けられていて、ここにエアモータ55により
その出力軸回りを揺動するく字状の受渡しアーム56が設
けられている(図2参照)。
【0024】また、固定ブラケット54上に、吸引噴射パ
イプ57と、一対の巻取りローラ58,59と、図示しないブ
ロワに接続されたサクションパイプ60とが設けられてい
る(図2参照)。吸引噴射パイプ57は、中間部内周に設
けた空気噴射口からの空気噴射により入口側に吸引気流
を生じ、出口側に噴射気流を生じるものであり、図示し
ないエアシリンダにより揺動し、一対の巻取りローラ5
8,59の端面間(中心)を指向する位置と、巻取りロー
ラ58,59の周面に対し接線方向を指向する位置とに揺動
するようになっている。尚、吸引噴射パイプ57の揺動用
のエアシリンダは、受渡しアーム56の揺動用のエアモー
タ55と同一のエア供給回路により同期して作動するよう
になっている。この吸引噴射ノズル57の入口部には緯糸
Yの有無を検知する光電式のセンサ61が設けられてい
る。
イプ57と、一対の巻取りローラ58,59と、図示しないブ
ロワに接続されたサクションパイプ60とが設けられてい
る(図2参照)。吸引噴射パイプ57は、中間部内周に設
けた空気噴射口からの空気噴射により入口側に吸引気流
を生じ、出口側に噴射気流を生じるものであり、図示し
ないエアシリンダにより揺動し、一対の巻取りローラ5
8,59の端面間(中心)を指向する位置と、巻取りロー
ラ58,59の周面に対し接線方向を指向する位置とに揺動
するようになっている。尚、吸引噴射パイプ57の揺動用
のエアシリンダは、受渡しアーム56の揺動用のエアモー
タ55と同一のエア供給回路により同期して作動するよう
になっている。この吸引噴射ノズル57の入口部には緯糸
Yの有無を検知する光電式のセンサ61が設けられてい
る。
【0025】一対の巻取りローラ58,59のうち、下側の
巻取りローラ58は、円錐台状で上端面に凹部を有し、モ
ータ62により回転駆動可能である。上側の巻取りローラ
59は下向きの円錐台状で、シリンダ63の先端に周方向に
回転自在に保持されており、シリンダ63の突出作動によ
り下方に移動して下端部が下側の巻取りローラ58の凹部
に嵌入して緯糸Yを把持すると共に、この状態で下側の
巻取りローラ58の回転に従動するようになっている。
巻取りローラ58は、円錐台状で上端面に凹部を有し、モ
ータ62により回転駆動可能である。上側の巻取りローラ
59は下向きの円錐台状で、シリンダ63の先端に周方向に
回転自在に保持されており、シリンダ63の突出作動によ
り下方に移動して下端部が下側の巻取りローラ58の凹部
に嵌入して緯糸Yを把持すると共に、この状態で下側の
巻取りローラ58の回転に従動するようになっている。
【0026】また、固定ブラケット54に取付けられて吹
上げノズル52,53の上方にこれらにより吹上げられた緯
糸Yを一時的に受けるための金網製のカバー64が設けら
れている。経糸W列の反緯入れ側には、筬保持体14に取
付けられて2つの緯糸センサ65,66が設けられている。
上げノズル52,53の上方にこれらにより吹上げられた緯
糸Yを一時的に受けるための金網製のカバー64が設けら
れている。経糸W列の反緯入れ側には、筬保持体14に取
付けられて2つの緯糸センサ65,66が設けられている。
【0027】一方の緯糸センサ65は、正常な緯入れによ
り緯糸Yの先端が到達する位置に設けられており、この
センサ65が緯入れ後に糸有りを検出しないときにショー
トピックと判断するためのものである。他方の緯糸セン
サ66は、正常な緯入れにより緯糸Yの先端が到達しない
位置に設けられており、このセンサ66が糸有りを検出し
たときに胴切れと判断するためのものである。
り緯糸Yの先端が到達する位置に設けられており、この
センサ65が緯入れ後に糸有りを検出しないときにショー
トピックと判断するためのものである。他方の緯糸セン
サ66は、正常な緯入れにより緯糸Yの先端が到達しない
位置に設けられており、このセンサ66が糸有りを検出し
たときに胴切れと判断するためのものである。
【0028】ここで、筬保持体14に取付けて、緯糸セン
サ65,66間で、かつ正常な緯入れにより緯糸Yの先端が
到達しない位置に、緯糸掛止部材として、リング67を設
け、さらにその反緯入れ側に並べてリング68を設け、胴
切れを生じたときに緯糸Yがリング67,68に挿入される
ようにしてある。このリング67,68は、実施例のリング
のみならず、後述の筬13の後退時に緯糸Yを掛止して筬
13の後退動と共に同行させる機能があればよい。
サ65,66間で、かつ正常な緯入れにより緯糸Yの先端が
到達しない位置に、緯糸掛止部材として、リング67を設
け、さらにその反緯入れ側に並べてリング68を設け、胴
切れを生じたときに緯糸Yがリング67,68に挿入される
ようにしてある。このリング67,68は、実施例のリング
のみならず、後述の筬13の後退時に緯糸Yを掛止して筬
13の後退動と共に同行させる機能があればよい。
【0029】そして、これらのリング67,68よりさらに
反緯入れ側に、図示しないブロワに接続されたサクショ
ンパイプ69を開口させてある。また、これらのリング6
7,68間に対向させて、織前17側の固定位置(テンプル
上)に、吸引装置として、図示しないブロワに接続され
たサクションパイプ70を開口させてある。そして、この
サクションパイプ70の途中に、これに吸引された緯糸Y
を把持しうるように、把持装置として、固定の把持部材
71と、シリンダ72により駆動される可動の把持部材73と
が設けられている。
反緯入れ側に、図示しないブロワに接続されたサクショ
ンパイプ69を開口させてある。また、これらのリング6
7,68間に対向させて、織前17側の固定位置(テンプル
上)に、吸引装置として、図示しないブロワに接続され
たサクションパイプ70を開口させてある。そして、この
サクションパイプ70の途中に、これに吸引された緯糸Y
を把持しうるように、把持装置として、固定の把持部材
71と、シリンダ72により駆動される可動の把持部材73と
が設けられている。
【0030】また、サクションパイプ70の入口部には緯
糸Yの有無を検知する光電式のセンサ74が設けられてい
る。ここにおいて、上記の機器は、各種センサからの信
号を受ける制御装置75により制御される。次に、緯糸給
糸装置の動作について、(1)回転ヤーンガイド切れ、
(2)根元切れ、を例にとって、説明する。
糸Yの有無を検知する光電式のセンサ74が設けられてい
る。ここにおいて、上記の機器は、各種センサからの信
号を受ける制御装置75により制御される。次に、緯糸給
糸装置の動作について、(1)回転ヤーンガイド切れ、
(2)根元切れ、を例にとって、説明する。
【0031】(1)回転ヤーンガイド切れ 回転ヤーンガイド切れとは、回転ヤーンガイド9の出口
部付近のC1 位置(図1参照)で緯糸Yが切れることを
いう。回転ヤーンガイド切れを生じると、これに起因し
て、一般に、緯糸センサ66で糸有り(胴切れ)を検知す
る。
部付近のC1 位置(図1参照)で緯糸Yが切れることを
いう。回転ヤーンガイド切れを生じると、これに起因し
て、一般に、緯糸センサ66で糸有り(胴切れ)を検知す
る。
【0032】この胴切れの場合は、緯糸センサ66からの
信号に基づいて停止信号が発信された次のサイクルの 3
00°(筬13の最前進位置を0°とする)で織機を停止さ
せるが、この停止過程においては、緯糸Yは織前17に強
く押し付けられ、経糸Wに緯糸Yが強く捕捉される。こ
の場合は経糸W列内に残った緯糸Yがリング67,68内に
挿入されている(図7参照)。
信号に基づいて停止信号が発信された次のサイクルの 3
00°(筬13の最前進位置を0°とする)で織機を停止さ
せるが、この停止過程においては、緯糸Yは織前17に強
く押し付けられ、経糸Wに緯糸Yが強く捕捉される。こ
の場合は経糸W列内に残った緯糸Yがリング67,68内に
挿入されている(図7参照)。
【0033】かかる織機停止状態から、経糸W列内に残
った緯糸Yの除去動作を下記のように行う(図8参
照)。サクションパイプ70による吸引を開始した後、織
機主軸を逆転させて、筬13を前進動作させ、リング67,
68間の緯糸Yをサクションパイプ70側に持ち来してこれ
に一旦吸引させる。そして、筬13の最前進位置で、シリ
ンダ72を突出作動させて把持部材71,73によりリング6
7,68間の緯糸Yを把持すると共に、サクションパイプ7
0の吸引をOFFとする。
った緯糸Yの除去動作を下記のように行う(図8参
照)。サクションパイプ70による吸引を開始した後、織
機主軸を逆転させて、筬13を前進動作させ、リング67,
68間の緯糸Yをサクションパイプ70側に持ち来してこれ
に一旦吸引させる。そして、筬13の最前進位置で、シリ
ンダ72を突出作動させて把持部材71,73によりリング6
7,68間の緯糸Yを把持すると共に、サクションパイプ7
0の吸引をOFFとする。
【0034】次いで、織機主軸を逆転させて、筬13を後
退させるが、この後退動作中、把持部材71,73によりリ
ング67,68間の緯糸Yを把持し続ける。すると、筬13の
後退動作に伴って、把持部材71,73とリング67,68との
距離が長くなるので、経糸Wと緯糸Yとの最大摩擦抵抗
を超えて緯糸Yを強制的に牽引することができるから、
この長さ分の緯糸Yがリング67を介して経糸W列内から
引き出される。これにより、緯糸Yは織前17から引き剥
がされる。
退させるが、この後退動作中、把持部材71,73によりリ
ング67,68間の緯糸Yを把持し続ける。すると、筬13の
後退動作に伴って、把持部材71,73とリング67,68との
距離が長くなるので、経糸Wと緯糸Yとの最大摩擦抵抗
を超えて緯糸Yを強制的に牽引することができるから、
この長さ分の緯糸Yがリング67を介して経糸W列内から
引き出される。これにより、緯糸Yは織前17から引き剥
がされる。
【0035】そして、筬13の最後退位置で、停止させ
て、シリンダ72を非作動として把持部材71,73を開放す
ると共に、サクションパイプ70による吸引を再開する。
これにより、織前17から引き剥がされた緯糸Yは経糸W
との摩擦係数が極めて小さくなるから、経糸W列内から
緯糸Yをサクションパイプ70内に吸引する。また、1回
の筬13の前後動で緯糸Yを除去できない場合は、前述の
筬13の後退動作に引き続いて、織機主軸を正転させて、
筬13を前進動作させ、最前進位置へもたらし、次いで把
持部材71,73により緯糸Yを把持して後、織機主軸を逆
転させて、筬13を後退動作させ、最後退位置で停止し
て、把持部材71,73を開放すると共に、サクションパイ
プ70で吸引することを、複数回繰り返す。
て、シリンダ72を非作動として把持部材71,73を開放す
ると共に、サクションパイプ70による吸引を再開する。
これにより、織前17から引き剥がされた緯糸Yは経糸W
との摩擦係数が極めて小さくなるから、経糸W列内から
緯糸Yをサクションパイプ70内に吸引する。また、1回
の筬13の前後動で緯糸Yを除去できない場合は、前述の
筬13の後退動作に引き続いて、織機主軸を正転させて、
筬13を前進動作させ、最前進位置へもたらし、次いで把
持部材71,73により緯糸Yを把持して後、織機主軸を逆
転させて、筬13を後退動作させ、最後退位置で停止し
て、把持部材71,73を開放すると共に、サクションパイ
プ70で吸引することを、複数回繰り返す。
【0036】従って、筬13の後退動作中、把持部材71,
73により把持されることにより、後退動作に伴って引き
出された緯糸Yが、引き続く筬13の前進動作に伴ってゆ
るみ、この前進動作中、把持部材71,73を開放すること
により、このゆるみ分をサクションパイプ70に吸引す
る。その後も、筬13の前後動を繰り返し、後退動作中に
把持部材71,73により緯糸Yを把持して、経糸W列内か
ら緯糸Yを引き出し、前進動作中に把持部材71,73を開
放して、サクションパイプ70内に緯糸Yを吸引する。
73により把持されることにより、後退動作に伴って引き
出された緯糸Yが、引き続く筬13の前進動作に伴ってゆ
るみ、この前進動作中、把持部材71,73を開放すること
により、このゆるみ分をサクションパイプ70に吸引す
る。その後も、筬13の前後動を繰り返し、後退動作中に
把持部材71,73により緯糸Yを把持して、経糸W列内か
ら緯糸Yを引き出し、前進動作中に把持部材71,73を開
放して、サクションパイプ70内に緯糸Yを吸引する。
【0037】このような動作の繰り返しにより緯糸Yを
完全にサクションパイプ70内に吸引して除去する。そし
て、除去が終了して、サクションパイプ70入口部のセン
サ74が糸無しを検知すると、上記の動作を終了する。次
に回転ヤーンガイド9を定位置に持ち来すべくモータ4
により回転ヤーンガイド9を逆転させる。但し、モータ
4への電源周波数をインバータにより低下させて、緩速
度で回転ヤーンガイド9を逆転させる。この逆転中に基
準点検知用の近接スイッチ48がONとなると、モータ4
への電源を遮断すると共に、電磁ブレーキ46を作動さ
せ、回転ヤーンガイド9を定位置(図5のYG位置)で
停止させる。この停止位置は、回転ヤーンガイド9の出
口部から空気流を噴出させて主ノズル12へ向けて緯糸Y
を飛走させた場合に、緯糸Yが測長爪8等に引っ掛かる
恐れのない位置である。尚、織機は 180°の経糸開口位
相とする。
完全にサクションパイプ70内に吸引して除去する。そし
て、除去が終了して、サクションパイプ70入口部のセン
サ74が糸無しを検知すると、上記の動作を終了する。次
に回転ヤーンガイド9を定位置に持ち来すべくモータ4
により回転ヤーンガイド9を逆転させる。但し、モータ
4への電源周波数をインバータにより低下させて、緩速
度で回転ヤーンガイド9を逆転させる。この逆転中に基
準点検知用の近接スイッチ48がONとなると、モータ4
への電源を遮断すると共に、電磁ブレーキ46を作動さ
せ、回転ヤーンガイド9を定位置(図5のYG位置)で
停止させる。この停止位置は、回転ヤーンガイド9の出
口部から空気流を噴出させて主ノズル12へ向けて緯糸Y
を飛走させた場合に、緯糸Yが測長爪8等に引っ掛かる
恐れのない位置である。尚、織機は 180°の経糸開口位
相とする。
【0038】次にセンサ45によりドラム6上の緯糸Yの
有無を検知し、糸無しであるので、下記のように動作を
行う。ブースタ32を噴射して、回転ヤーンガイド9内の
緯糸Yを引き抜き、同時にサクションパイプ39の吸引を
開始して、緯糸Yの先端を案内パイプ38を介してサクシ
ョンパイプ39内に吸引させる(図9参照)。
有無を検知し、糸無しであるので、下記のように動作を
行う。ブースタ32を噴射して、回転ヤーンガイド9内の
緯糸Yを引き抜き、同時にサクションパイプ39の吸引を
開始して、緯糸Yの先端を案内パイプ38を介してサクシ
ョンパイプ39内に吸引させる(図9参照)。
【0039】そして、ブースタ32の噴射を停止してか
ら、シリンダ37を突出作動させてローラ34,35間に緯糸
Yを把持した後、案内パイプ38とサクションパイプ39と
の間でカッター40により緯糸Yを切断し、把持部から先
端までの糸長を規定する。切断後、サクションパイプ39
による吸引をOFFにする。そして、ロータリーソレノ
イド29をONにして楕円カム28を作動させ、テンサー2
を開放する。
ら、シリンダ37を突出作動させてローラ34,35間に緯糸
Yを把持した後、案内パイプ38とサクションパイプ39と
の間でカッター40により緯糸Yを切断し、把持部から先
端までの糸長を規定する。切断後、サクションパイプ39
による吸引をOFFにする。そして、ロータリーソレノ
イド29をONにして楕円カム28を作動させ、テンサー2
を開放する。
【0040】次に緯糸測長装置3から主ノズル12までの
緯糸Yの引き通し動作を下記のように行う(図10,図11
参照)。糸通しノズル41を噴射させて、噴射空気をロー
ラ34,35と案内パイプ38との間の緯糸Yに作用させ、緯
糸Yを回転ヤーンガイド9内へ吹送る。この噴射空気は
回転ヤーンガイド9内を流れた後、その出口から噴出
し、ブースタ49へ向かう。これにより、ローラ34,35間
の把持部より出ている緯糸Yの回転ヤーンガイド9内へ
の引き通しが開始される。
緯糸Yの引き通し動作を下記のように行う(図10,図11
参照)。糸通しノズル41を噴射させて、噴射空気をロー
ラ34,35と案内パイプ38との間の緯糸Yに作用させ、緯
糸Yを回転ヤーンガイド9内へ吹送る。この噴射空気は
回転ヤーンガイド9内を流れた後、その出口から噴出
し、ブースタ49へ向かう。これにより、ローラ34,35間
の把持部より出ている緯糸Yの回転ヤーンガイド9内へ
の引き通しが開始される。
【0041】同時に、モータ36をONにしてローラ34を
回転させ、従動側のローラ35との共働により緯糸Yを徐
々に送り出す。そして、ローラ34の回転を図示しない近
接スイッチにより検知していて、所定回転を検知したと
ころで、モータ36をOFFにしてローラ34の回転を停止
させる。
回転させ、従動側のローラ35との共働により緯糸Yを徐
々に送り出す。そして、ローラ34の回転を図示しない近
接スイッチにより検知していて、所定回転を検知したと
ころで、モータ36をOFFにしてローラ34の回転を停止
させる。
【0042】これらにより、ローラ34,35間の把持部よ
り出ている緯糸Yが回転ヤーンガイド9内へ安定して引
き通されると共に、ローラ34,35による所定量の送り出
し作用により緯糸Yの先端が回転ヤーンガイド9の出口
部より所定長突出した位置に来る(図10参照)。このよ
うに、回転ヤーンガイド9への緯糸Yの引き通しに際
し、回転ヤーンガイド9以前の所定位置にて緯糸Yを一
時的に把持しつつ送り出し、この状態で空気流を作用さ
せることで、回転ヤーンガイド9内に一直線状に緯糸Y
が引き通されると共に、緯糸Yの先端を最適な位置まで
持ち来すことができる。
り出ている緯糸Yが回転ヤーンガイド9内へ安定して引
き通されると共に、ローラ34,35による所定量の送り出
し作用により緯糸Yの先端が回転ヤーンガイド9の出口
部より所定長突出した位置に来る(図10参照)。このよ
うに、回転ヤーンガイド9への緯糸Yの引き通しに際
し、回転ヤーンガイド9以前の所定位置にて緯糸Yを一
時的に把持しつつ送り出し、この状態で空気流を作用さ
せることで、回転ヤーンガイド9内に一直線状に緯糸Y
が引き通されると共に、緯糸Yの先端を最適な位置まで
持ち来すことができる。
【0043】そして、ローラ34の回転停止と同時に、糸
通しノズル41の噴射を一旦停止させた後、間欠噴射に移
行させる。また、シリンダ37を非作動にして、ローラ3
4,35を離間させ、緯糸Yに対する把持を解除する。ま
た、ブースタ49,50の噴射を開始し、同時に主ノズル12
の噴射も開始する。これらにより、緯糸Yが吹送られ、
その先端はブースタ49及びブースタ50を経て主ノズル12
に引き通される。そしてさらに主ノズル12により経糸W
の開口内へ飛走する(図11参照)。
通しノズル41の噴射を一旦停止させた後、間欠噴射に移
行させる。また、シリンダ37を非作動にして、ローラ3
4,35を離間させ、緯糸Yに対する把持を解除する。ま
た、ブースタ49,50の噴射を開始し、同時に主ノズル12
の噴射も開始する。これらにより、緯糸Yが吹送られ、
その先端はブースタ49及びブースタ50を経て主ノズル12
に引き通される。そしてさらに主ノズル12により経糸W
の開口内へ飛走する(図11参照)。
【0044】但し、センサ51が糸有りを検知したところ
で、糸通しノズル41の噴射を停止させる。すなわち、回
転ヤーンガイド9とメインノズル12との間の所定位置に
て緯糸Yの到達を検知して、糸通しノズル41の噴射を停
止し、その後はブースタ49,50及び主ノズル12により引
き通しを行う。これにより、緯糸Yを一直線状に飛走さ
せて、絡みを防止できる。
で、糸通しノズル41の噴射を停止させる。すなわち、回
転ヤーンガイド9とメインノズル12との間の所定位置に
て緯糸Yの到達を検知して、糸通しノズル41の噴射を停
止し、その後はブースタ49,50及び主ノズル12により引
き通しを行う。これにより、緯糸Yを一直線状に飛走さ
せて、絡みを防止できる。
【0045】そして、センサ51の糸有り検知後、緯糸Y
が経糸Wの開口内へ挿入されるのを所定時間待つ。そし
て、所定時間経過後、シリンダ37を突出作動させ、ロー
ラ34,35により緯糸Yを把持して、緯糸Yの飛走を終了
させる。同時に、ブースタ49,50の噴射を停止し、また
主ノズル12の噴射も停止する。
が経糸Wの開口内へ挿入されるのを所定時間待つ。そし
て、所定時間経過後、シリンダ37を突出作動させ、ロー
ラ34,35により緯糸Yを把持して、緯糸Yの飛走を終了
させる。同時に、ブースタ49,50の噴射を停止し、また
主ノズル12の噴射も停止する。
【0046】次にワインディング処理を下記のように行
う(図12参照)。モータ4により回転ヤーンガイド9を
正転させて、測長爪8に緯糸Yを係止させた後、ドラム
6に所定量の緯糸Yを巻付ける。その後、ソレノイド7
により測長爪8を退出させて緯糸Yを解舒させる。そし
て、解舒センサ16により解舒数を検知していて、2巻分
解舒されたところでソレノイド7により測長爪8を突入
させる。
う(図12参照)。モータ4により回転ヤーンガイド9を
正転させて、測長爪8に緯糸Yを係止させた後、ドラム
6に所定量の緯糸Yを巻付ける。その後、ソレノイド7
により測長爪8を退出させて緯糸Yを解舒させる。そし
て、解舒センサ16により解舒数を検知していて、2巻分
解舒されたところでソレノイド7により測長爪8を突入
させる。
【0047】次にひ口処理を下記のように行う(図13参
照)。エアモータ54により受渡しアーム56を受渡し開始
位置(図2の位置)に持ち来す。尚、受渡しアーム56が
揺動すると、吸引噴射パイプ57も揺動する。そして、第
1の吹上げノズル52の間欠噴射を開始し、同時に吸引噴
射パイプ57の噴射を開始する。
照)。エアモータ54により受渡しアーム56を受渡し開始
位置(図2の位置)に持ち来す。尚、受渡しアーム56が
揺動すると、吸引噴射パイプ57も揺動する。そして、第
1の吹上げノズル52の間欠噴射を開始し、同時に吸引噴
射パイプ57の噴射を開始する。
【0048】これにより、すでにドラム6から解舒され
てたるんでいる緯糸Yが緯入れノズル12の先端側(詳し
くはカッターガイド19と経糸Wとの間)で逆U字状とな
って、第1の吹上げノズル52により吹上げられる(図13
の実線の状態)。ここで、吹上げられた緯糸Yはカバー
64により受ける。そして、織機の逆転インチングを開始
する。これはカッター18による切断を可能とするためで
ある。
てたるんでいる緯糸Yが緯入れノズル12の先端側(詳し
くはカッターガイド19と経糸Wとの間)で逆U字状とな
って、第1の吹上げノズル52により吹上げられる(図13
の実線の状態)。ここで、吹上げられた緯糸Yはカバー
64により受ける。そして、織機の逆転インチングを開始
する。これはカッター18による切断を可能とするためで
ある。
【0049】この逆転と同時に第1の吹上げノズル52の
間欠噴射を停止し、第2の吹上げノズル53の空気噴射を
開始する。これは第1の吹上げノズル52は織前17側への
移動によりカッター18の下に隠れてしまうからであり、
また常に第2の吹上げノズル53により緯糸Yを吹くと経
糸Wに絡まるおそれがあるからである。そして、逆転イ
ンチング開始から所定時間後に、エアモータ54により受
渡しアーム56を回動させ、逆U字状の緯糸Yを連行して
吸引噴射パイプ57の入口部へ受渡し、これに吸引させ
る。尚、この受渡しの直前に第2の吹上げノズル53の噴
射を停止させる。吸引噴射パイプ57内に吸引された緯糸
Yは、さらに噴射空気の作用を受け、巻取りローラ58,
59の端面間の把持部に引き通される(図13の破線の状
態)。
間欠噴射を停止し、第2の吹上げノズル53の空気噴射を
開始する。これは第1の吹上げノズル52は織前17側への
移動によりカッター18の下に隠れてしまうからであり、
また常に第2の吹上げノズル53により緯糸Yを吹くと経
糸Wに絡まるおそれがあるからである。そして、逆転イ
ンチング開始から所定時間後に、エアモータ54により受
渡しアーム56を回動させ、逆U字状の緯糸Yを連行して
吸引噴射パイプ57の入口部へ受渡し、これに吸引させ
る。尚、この受渡しの直前に第2の吹上げノズル53の噴
射を停止させる。吸引噴射パイプ57内に吸引された緯糸
Yは、さらに噴射空気の作用を受け、巻取りローラ58,
59の端面間の把持部に引き通される(図13の破線の状
態)。
【0050】そして、45°で逆転インチングを停止させ
る。そして、受渡しアーム56を再び受渡し開始位置に戻
してから、センサ61により緯糸Yの有無を検知する。受
渡しアーム56を戻すのはセンシングの邪魔になるからで
ある。センサ61により糸有りが検知されると、受渡しア
ーム56と共に吸引噴射パイプ57を揺動させて、その先端
を巻取りローラ58,59の端面間(中心)に指向させる。
る。そして、受渡しアーム56を再び受渡し開始位置に戻
してから、センサ61により緯糸Yの有無を検知する。受
渡しアーム56を戻すのはセンシングの邪魔になるからで
ある。センサ61により糸有りが検知されると、受渡しア
ーム56と共に吸引噴射パイプ57を揺動させて、その先端
を巻取りローラ58,59の端面間(中心)に指向させる。
【0051】そして、所定時間後に、吸引噴射パイプ57
の噴射を停止させる。これは引続く巻取りローラ58,59
による緯糸Yの把持に際して噴射空気のはね返りを防止
するためである。そして、所定時間後に、シリンダ63に
より巻取りローラ59を下動させて、巻取りローラ58に圧
接し、これらの間に緯糸Yを把持する。
の噴射を停止させる。これは引続く巻取りローラ58,59
による緯糸Yの把持に際して噴射空気のはね返りを防止
するためである。そして、所定時間後に、シリンダ63に
より巻取りローラ59を下動させて、巻取りローラ58に圧
接し、これらの間に緯糸Yを把持する。
【0052】そして、カッター18を5回程度切断動作さ
せて、主ノズル12の先端付近(図13のS点)で緯糸Yを
切断する。5回程度切断動作するのは、低張力ゆえ、確
実に切断するのに必要だからである。そして、受渡しア
ーム56と共に吸引噴射パイプ57を揺動させて、その先端
を巻取りローラ58,59の周面に対し接線方向に指向させ
る。これは円滑な巻取りの準備のためである。
せて、主ノズル12の先端付近(図13のS点)で緯糸Yを
切断する。5回程度切断動作するのは、低張力ゆえ、確
実に切断するのに必要だからである。そして、受渡しア
ーム56と共に吸引噴射パイプ57を揺動させて、その先端
を巻取りローラ58,59の周面に対し接線方向に指向させ
る。これは円滑な巻取りの準備のためである。
【0053】そして、吸引噴射パイプ57の噴射を開始す
る。同時に織機の正転インチングを行い、経糸開口位相
の 180°で停止させる。そして、駆動側巻取りローラ58
をモータ62により回転駆動する。これにより、従動側巻
取りローラ59も回転する。これによって、吸引噴射パイ
プ57の噴射により緯糸Yを巻付け方向に牽引しつつ、巻
取りローラ58,59の周囲に緯糸Yを巻取る。これによ
り、経糸Wの開口から緯糸Yが引き抜かれる。
る。同時に織機の正転インチングを行い、経糸開口位相
の 180°で停止させる。そして、駆動側巻取りローラ58
をモータ62により回転駆動する。これにより、従動側巻
取りローラ59も回転する。これによって、吸引噴射パイ
プ57の噴射により緯糸Yを巻付け方向に牽引しつつ、巻
取りローラ58,59の周囲に緯糸Yを巻取る。これによ
り、経糸Wの開口から緯糸Yが引き抜かれる。
【0054】そして、センサ61の糸無し検知により巻取
り完了を知り、シリンダ63により巻取りローラ58,59を
開放する。同時に、モータ62により巻取りローラ58,59
の回転を停止する。これにより、巻取りローラ58,59に
把持されかつ巻取られていた緯糸Yが解放され、吸引噴
射パイプ57の噴射空気に吹飛ばされつつ、サクションパ
イプ60内に吸引されて除去される。
り完了を知り、シリンダ63により巻取りローラ58,59を
開放する。同時に、モータ62により巻取りローラ58,59
の回転を停止する。これにより、巻取りローラ58,59に
把持されかつ巻取られていた緯糸Yが解放され、吸引噴
射パイプ57の噴射空気に吹飛ばされつつ、サクションパ
イプ60内に吸引されて除去される。
【0055】その後は、受渡しアーム56を定位置(受渡
し終了位置)に戻し、吸引噴射パイプ57の噴射を停止
し、またサクションパイプ60の吸引をOFFとする。ま
た、ロータリーソレノイド29によりテンサー2を閉じ
る。以上により織機の再始動の準備が整い、織機が再始
動される。 (2)根元切れ 根元切れとは、ドラム6と主ノズル12との間のC2 位置
(図1参照)で緯糸Yが切れることをいう。
し終了位置)に戻し、吸引噴射パイプ57の噴射を停止
し、またサクションパイプ60の吸引をOFFとする。ま
た、ロータリーソレノイド29によりテンサー2を閉じ
る。以上により織機の再始動の準備が整い、織機が再始
動される。 (2)根元切れ 根元切れとは、ドラム6と主ノズル12との間のC2 位置
(図1参照)で緯糸Yが切れることをいう。
【0056】根元切れを生じた場合は、胴切れを生じ
て、緯糸センサ66が糸有りを検知する。従って、緯糸セ
ンサ66からの信号に基づいて織機を停止させる。この場
合、緯糸Yはリング67,68内に挿入されている(図14参
照)。よって、回転ヤーンガイド切れの場合と同様に、
筬13の前後動により経糸Wの開口中の緯糸Yをサクショ
ンパイプ70内に吸引除去する(図15参照)。
て、緯糸センサ66が糸有りを検知する。従って、緯糸セ
ンサ66からの信号に基づいて織機を停止させる。この場
合、緯糸Yはリング67,68内に挿入されている(図14参
照)。よって、回転ヤーンガイド切れの場合と同様に、
筬13の前後動により経糸Wの開口中の緯糸Yをサクショ
ンパイプ70内に吸引除去する(図15参照)。
【0057】この後は、緯糸測長装置3の回転ヤーンガ
イド9を前述と同様に定位置停止した後、センサ45によ
りドラム6上の緯糸Yの有無を検知し、糸有りであるの
で、下記のように動作を行う。ロータリーソレノイド42
をONにして排出アーム43を作動させ、ドラム6上に巻
かれている緯糸Yをドラム6先端側へ押し出す。同時に
サクションパイプ44の吸引を開始する。そして、センサ
45が糸無しを検知するまで、ローターソレノイド42をO
FF・ONして、排出アーム43による押し出し動作を繰
り返す。これにより、ドラム6上に巻かれていた緯糸Y
がドラム6から落下してサクションパイプ44により吸引
される(図15参照)。センサ45が糸無しを確認すると、
ロータリーソレノイド42がOFFとなり、またサクショ
ンパイプ44による吸引もOFFとなる。
イド9を前述と同様に定位置停止した後、センサ45によ
りドラム6上の緯糸Yの有無を検知し、糸有りであるの
で、下記のように動作を行う。ロータリーソレノイド42
をONにして排出アーム43を作動させ、ドラム6上に巻
かれている緯糸Yをドラム6先端側へ押し出す。同時に
サクションパイプ44の吸引を開始する。そして、センサ
45が糸無しを検知するまで、ローターソレノイド42をO
FF・ONして、排出アーム43による押し出し動作を繰
り返す。これにより、ドラム6上に巻かれていた緯糸Y
がドラム6から落下してサクションパイプ44により吸引
される(図15参照)。センサ45が糸無しを確認すると、
ロータリーソレノイド42がOFFとなり、またサクショ
ンパイプ44による吸引もOFFとなる。
【0058】次にロータリソレノイド29によりテンサー
2を開放し、ブースタ32の噴射を開始させる。これによ
り、給糸体1から緯糸Yを引き出す。同時にサクション
パイプ39の吸引を開始して、緯糸Yを案内パイプ38を介
してサクションパイプ39内に吸引させる(図16参照)。
そして、ブースタ32の噴射を停止してから、シリンダ37
を作動させてローラ34,35間に緯糸Yを把持した後、案
内パイプ38とサクションパイプ39との間でカッター40に
より緯糸Yを2本まとめて切断し、把持部から先端まで
の糸長を規定する(図17参照)。切断された緯糸Yはサ
クションパイプ39により吸引除去し、この後サクション
パイプ39による吸引をOFFにする。
2を開放し、ブースタ32の噴射を開始させる。これによ
り、給糸体1から緯糸Yを引き出す。同時にサクション
パイプ39の吸引を開始して、緯糸Yを案内パイプ38を介
してサクションパイプ39内に吸引させる(図16参照)。
そして、ブースタ32の噴射を停止してから、シリンダ37
を作動させてローラ34,35間に緯糸Yを把持した後、案
内パイプ38とサクションパイプ39との間でカッター40に
より緯糸Yを2本まとめて切断し、把持部から先端まで
の糸長を規定する(図17参照)。切断された緯糸Yはサ
クションパイプ39により吸引除去し、この後サクション
パイプ39による吸引をOFFにする。
【0059】次に、サクションパイプ44の吸引を開始し
て、回転ヤーンガイド9内に残っている緯糸Yを吸引除
去し、この後サクションパイプ44による吸引をOFFに
する。この後は、回転ヤーンガイド切れの場合の緯糸測
長装置3から主ノズル12までの緯糸Yの引き通し動作以
降を実行すればよい。
て、回転ヤーンガイド9内に残っている緯糸Yを吸引除
去し、この後サクションパイプ44による吸引をOFFに
する。この後は、回転ヤーンガイド切れの場合の緯糸測
長装置3から主ノズル12までの緯糸Yの引き通し動作以
降を実行すればよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、反
緯入れ側に残った不良緯糸を、筬の前後動を利用して、
経糸列内から確実に除去することができるという効果が
得られる。
緯入れ側に残った不良緯糸を、筬の前後動を利用して、
経糸列内から確実に除去することができるという効果が
得られる。
【図1】 本発明の一実施例を示す概略図
【図2】 全体斜視図
【図3】 給糸体自動交換装置の側面図
【図4】 主ノズル部分の正面図
【図5】 緯糸測長装置の正面図
【図6】 図5のA方向から見た部分断面図
【図7】 動作例1−1を示す概略図
【図8】 動作例1−2を示す概略図
【図9】 動作例1−3を示す概略図
【図10】 動作例1−4を示す概略図
【図11】 動作例1−5を示す概略図
【図12】 動作例1−6を示す概略図
【図13】 動作例1−7を示す概略図
【図14】 動作例2−1を示す概略図
【図15】 動作例2−2を示す概略図
【図16】 動作例2−3を示す概略図
【図17】 動作例2−4を示す概略図
1 給糸体 3 緯糸測長装置 12 主ノズル 13 筬 65,66 緯糸センサ 67,68 リング 70 サクションパイプ 71,73 把持部材 72 シリンダ 74 センサ 75 制御装置
Claims (2)
- 【請求項1】緯入れ経路の反緯入れ側で正常な緯入れに
よっては緯糸が到達しない位置に筬と一体動するように
設けられて緯入れ経路より反筬側に掛止部を有する緯糸
掛止部材と、 織前側の固定位置に前記緯糸掛止部材に対向して設けら
れた吸引装置と、 筬の前進動作により前記吸引装置側に持ち来された不良
緯糸の前記掛止部より反緯入れ側の部分を筬の後退動作
中把持する把持装置と、 を含んで構成されることを特徴とする織機の不良緯糸除
去装置。 - 【請求項2】前記緯糸掛止部材が緯入れ経路を囲むリン
グであることを特徴とする請求項1記載の織機の不良緯
糸除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24174191A JPH0586556A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 織機の不良緯糸除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24174191A JPH0586556A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 織機の不良緯糸除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586556A true JPH0586556A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17078856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24174191A Pending JPH0586556A (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | 織機の不良緯糸除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0586556A (ja) |
-
1991
- 1991-09-20 JP JP24174191A patent/JPH0586556A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2642180B2 (ja) | 空気圧式撚り機構と共に作動する紡糸装置で紡糸を始める方法および装置 | |
EP0269140B1 (en) | Method and mechanism for repairing the weft supply on weaving machines in case of an interruption between the supply package and the weft accumulator | |
JPH0586556A (ja) | 織機の不良緯糸除去装置 | |
JPH0586550A (ja) | 織機の緯糸給糸装置 | |
JPS62191550A (ja) | 無杼織機の不完全緯入れ糸除去装置 | |
JPH04241134A (ja) | 不良糸除去方法 | |
JPH0586552A (ja) | 織機の不良緯糸除去装置 | |
JPH0586553A (ja) | 緯糸測長装置の定位置停止装置 | |
JPH0586547A (ja) | 織機の緯糸給糸装置 | |
JPH0586551A (ja) | 織機の緯糸給糸装置 | |
JPH0480127B2 (ja) | ||
JP3734200B2 (ja) | 無杼織機における不良糸除去方法 | |
JP2561084Y2 (ja) | ジェットルームにおける緯糸処理装置 | |
JP4092823B2 (ja) | ジェットルームにおける緯糸処理方法及び装置 | |
JPH0461103B2 (ja) | ||
JP3180066B2 (ja) | 流体噴射式織機の給糸緯糸継ぎ目の排除方法 | |
JPH08311745A (ja) | ジェットルームの給糸装置 | |
JPH0679782U (ja) | 織機の不良緯糸除去装置 | |
JPH04257348A (ja) | 織機の緯入れ不良糸除去装置 | |
JPH06306740A (ja) | 織機の緯糸通し装置 | |
JPS59216948A (ja) | 無杼織機における緯糸処理方法 | |
EP0478498A1 (en) | Weft handling apparatus in a jet loom and air jet loom with such a weft handling apparatus | |
JPH0457780B2 (ja) | ||
JPH01156553A (ja) | 無杼織機のミス糸自動除去装置におけるミス糸搬送装置 | |
JPS6321952A (ja) | 流体噴射式織機における給糸替の結び目除去方法 |