JPH0586539B2 - - Google Patents

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JPH0586539B2
JPH0586539B2 JP62332588A JP33258887A JPH0586539B2 JP H0586539 B2 JPH0586539 B2 JP H0586539B2 JP 62332588 A JP62332588 A JP 62332588A JP 33258887 A JP33258887 A JP 33258887A JP H0586539 B2 JPH0586539 B2 JP H0586539B2
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Masaharu Sogabe
Akira Horikawa
Yoji Matsui
Masayuki Kamya
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、マルチ型空気調和装置などにおける
制御装置に関し、特に、運転モード切換時の運転
制御対策に係るものである。
(従来の技術) 一般に、空気調和装置には、1台の室外ユニツ
トに複数台の室内ユニツトが接続されて成るマル
チ型の空気調和装置などがあり、該空気調和装置
の室内ユニツトには、特開昭54−33350号公報に
開示されているように、ケーシング内にフアン及
び熱交換器が収納されると共に、吹出口の近傍に
フラツプが設けられて構成されているものがあ
る。そして、上記ケーシング内に吸込まれた空気
は熱交換器で熱交換して吹出口より室内に吹出さ
れると共に、フラツプによつて風向が調節されて
いる。
一方、上記空気調和装置における制御装置に
は、室内ユニツトにリモートコントロールスイツ
チが接続されていて、該リモートコントロールス
イツチによつて冷房運転や暖房運転などの各種運
転モードを切換えると共に、設定温度や風量、風
向などを調節するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した空気調和装置において、従来、運転モ
ードを切換えると、以前の運転モードにおける運
転状態を記憶していないので、その都度運転状態
を設定しなければならないという問題があつた。
つまり、例えば、冷房運転モードより暖房運転モ
ードに切換えると、フラツプを調節して風向を変
更したり、設定温度や風量等を変更する必要があ
り、調節に手間と時間とを要するという問題があ
つた。
本発明は、斯かる点に鑑み、各運転モードにお
ける運転状態を記憶して、運転モードの切換時に
以前の運転状態で空気調和装置を制御することに
より、フラツプ等の調節を不要にし、操作性の向
上を図ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明が講じた手
段は、第1図に示すように、先ず、空気調和装置
Mを切換手段30によつて冷房運転モードと暖房
運転モードとに、或いは上記切換手段30によつ
て冷房運転モードと暖房運転モードと送風運転モ
ードとに切換え制御するようにした空気調和装置
の制御装置を前提としている。
そして、上記切換手段30により設定される各
運転モードの運転時における運転状態が変更され
たか否かを判別し、運転状態が変更される毎に新
たな運転状態信号を各運転モード毎に出力する状
態判別手段33が設けられている。更に、該状態
判別手段33が出力する運転状態信号に基づいて
各運転モード毎に新たな運転状態データのみを順
次書換えて記憶する不揮発性の記憶手段16bが
設けられている。その上、上記切換手段30の切
換信号が入力されると、切換後の運転モードに対
応して上記記憶手段16bが記憶している同一運
転モードにおける最新の運転状態データを読み出
すデータ読出し手段31が設けられている。加え
て、上記切換手段30の切換信号が入力される
と、上記データ読出し手段31が読み出した運転
状態データに基づいて空気調和装置Mの切換初期
状態を設定して空調運転を開始制御する運転制御
手段32が設けられた構成としている。
(作用) 上記構成により、本発明では、空気調和装置M
は切換手段30の切換信号によつて運転モードが
切換えられ、例えば、冷房運転モード、暖房運転
モード、或いは送風運転モード等に切換えられて
いる。
この空気調和装置Mにおいて、上記切換手段3
0により設定される各運転モードの運転時におけ
る運転状態が変更されたか否かを状態判別手段3
3が判別し、該状態判別手段33は運転状態が変
更される毎に新たな運転状態信号を各運転モード
毎に出力する。そして、該状態判別手段33の運
転状態信号に基づいて記憶手段16bは各運転モ
ード毎にそれぞれ新たな運転状態データを順次書
換えて記憶しており、例えば、フラツプの位置、
設定温度、風量及びドライ要求などを変更される
毎に書換えて記憶している。
そこで、上記切換手段30により運転モードを
切換えると、データ読出し手段31が、上記記憶
手段16bが記憶した運転状態データのうち切換
後の運転モードに対応した最新の運転状態データ
を読み出す。そして、この読み出された運転状態
データに基づいて運転制御手段32が空気調和装
置Mの切換初期状態を読み出した運転状態に設定
して空調運転を開始制御することになり、例え
ば、冷房運転モードから暖房運転モード時に合せ
て自動的に変更して制御することになる。
従つて、運転モードを切換えた際、フラツプの
位置などをその都度調節する必要がないので、調
節の手間や時間等をなくすることができ、操作性
を向上させることができる。また、運転状態が自
動的に調節されるので、室内ユニツトに接続され
るリモートコントロールスイツチを省略すること
もできる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図は、本発明に係るマルチ型の空気調和装
置Mの冷媒配管系統を示しており、Aは、例え
ば、高層ビルの屋上に設置された1台の室外ユニ
ツト、B〜Fは各々高層ビルの各室内に配置され
て上記室外ユニツトAに並列に接続された室内ユ
ニツトである。上記室外ユニツトAの内部には、
圧縮機1と、該圧縮機1から吐出されるガス中の
油を分離する油分離器4と、暖房運転時には図中
実線の如く切換わり、冷房運転時には図中破線の
如く切換わる四路切換弁5と、フアン6aを備え
冷房運転時に凝縮器、暖房運転時に蒸発器となる
室外熱交換器6と、過冷却コイル7と、冷房運転
時には冷媒流量を調節し、暖房運転時には冷媒の
絞り作用を行う室外電動膨張弁8と、液化した冷
媒を貯蔵するレシーバ9と、アキユムレータ10
とが主要なアクチユエータとして内蔵されてい
て、該圧縮機1などは各々冷媒配管11で冷媒が
流通可能に接続されている。
また、上記圧縮機1は、出力周波数を30〜70Hz
の範囲で10Hz毎に可変に切換えられるインバータ
2aにより容量が調整される第1圧縮機1aと、
パイロツト圧の高低で作動するアンローダ2bに
より容量がフルロード100%状態及びアンロード
50%状態の2段階に調整される第2圧縮機1bと
が逆止弁1eを介して並列に接続されて構成され
ている。
一方、上記室内ユニツトB〜Fは同一構成であ
り、各々フアン12aを有し冷房運転時には蒸発
器、暖房運転時には凝縮器となる室内熱交換器1
2,12,…を備え、かつ該室内熱交換器12,
12,…に接続された冷媒分岐管11a,11
a,…には、アクチユエータの1つであつて、暖
房運転時に冷媒流量を調節し、冷房運転時に冷媒
の絞り作用を行う室内電動膨張弁13,13,…
がそれぞれ介設されて成り、上記冷媒分岐管11
a,11a,…は連絡配管11bに集合され、手
動閉鎖弁17を介して室外ユニツトAの冷媒配管
11に接続されている。
また、空気調和装置Mには多くのセンサ類が備
えられており、TH1は、各室内熱交換器12の
空気吸込口に配置され、各室内の温度を検知する
室温センサ、TH2及びTH3は、それぞれ各室
内熱交換器12の液側及びガス側配管の温度を検
出する温度センサ、TH4は、圧縮機1の吐出管
温度を検出する温度センサ、TH5は、暖房運転
時に室外熱交換器6の蒸発温度を検出する温度セ
ンサ、TH6は、圧縮機1の吸入ガスの温度を検
出する温度センサ、P1は、暖房運転時には吐出
ガス圧力、冷房運転時には吸入ガス圧力を検出す
る圧力センサである。
尚、第2図において上記各主要なアクチユエー
タ以外に補助用の各種アクチユエータが設けられ
ており、1fは、第2圧縮機1bのバイパス回路
11cに介設され、第2圧縮機1bの停止時及び
アンロード状態時には「開」となり、フルロード
状態時では「閉」となるアンローダ用電磁弁であ
り、該パイパス回路11cにはキヤピラリーチユ
ーブ1gが介設されている。21は、吐出管と吸
入管とを接続する均圧ホツトガスバイパス回路1
1dに介設され、冷房運転時の低負荷時及び室外
熱交換器6の除霜運転時等に開動作するホツトガ
ス用電磁弁である。
また、11eは、暖房過負荷制御用バイパス回
路であつて、該バイパス回路11eには、補助コ
ンデンサ22と、第1逆止弁23と、冷媒の高圧
時に開く高圧制御弁24と、第2逆止弁25とが
順次直列に接続されており、その一部には運転停
止時に液封を防止するための液封防止バイパス回
路11f,11f′が第3逆止弁27及びキヤピラ
リーチユーブCP3を介して分岐接続されている。
更に、11gは、冷房運転時に吸入ガスの過熱度
を調節するためのリキツドインジエクシヨンバイ
パス回路であつて、該リキツドインジエクシヨン
バイパス回路11gには、圧縮機1のオン・オフ
と連動して開閉するインジエクシヨン用電磁弁2
9と、感温筒TP1により検出される吸入ガスの
過熱度に応じて開度を調節される自動膨張弁30
とが介設されている。
また、第2図中、HPS圧縮機保護用の高圧圧
力開閉器、SPはサービスポートである。
そして、上記各電磁弁及びセンサ類は、各主要
機器と共に後述のコントロールユニツト15,1
6に信号線で接続され、該コントロールユニツト
15,16により各アクチユエータを制御して上
記室外ユニツトA及び各室内ユニツトB〜Fの運
転が制御されるようになされている。
そこで、上記室内ユニツトB〜Fの内部構成を
第5図に示す縦断面に基づいて説明する。該室内
ユニツトB〜Fは天井埋込型に構成されており、
ケーシング40の下面中央に吸込口41が、下面
の四方に吹出口42がそれぞれ開設されており、
上記ケーシング40内には左右に一対の室内熱交
換器12,12が配設されると共に、該両室内熱
交換器12,12の間に室内フアン12aが配設
されている。
更に、上記ケーシング40内には上記熱交換器
12,12の下方に仕切板43が設けられて、該
仕切板43の内側には上記吸込口41に連通する
吸込通路51が、外側には吹出口42に連通する
吹出通路52がそれぞれ形成されている。そし
て、該吹出通路52には各吹出口42の近傍に水
平羽根よりなるフラツプ44がピン44aによつ
て回動自在に枢支され、該フラツプ44は自在継
手によつて連結されると共に、モータ45が連結
されており、上記室内熱交換器12で熱交換した
冷風又は温風の風向を上記フラツプ44の回動に
よつて調節するように成つている。
第3図は室外コントロールユニツト15の内部
の回路構成及び該室外コントロールユニツト15
に接続される各機器の配線関係を示す電気回路図
である。この第3図中において、MC1は、イン
バータ2aの周波数変換回路INVに接続された
第1圧縮機1aのモータ、MC2は、第2圧縮機
1bのモータ、MFは、室外フアン6aのモー
タ、52F,52C1及び52C2は各々フアン
モータMF、周波数変換回路INV及びモータMC
2を作動させる電磁接触器で、上記各機器はヒユ
ーズボツクスFS、漏電ブレーカBR1を介して三
相交流電源に接続される共に、室外コントロール
ユニツト15とは単相交流電源で接続されてい
る。
次に、上記室外コントロールユニツト15の内
部にあつては、電磁リレーの常開接点RY1〜
RY7が単相交流電源に対して並列に接続され、
これらは、それぞれ四路切換弁5の電磁リレー2
0S、周波数変換回路INVの電磁接触器52C
1、第2圧縮機1bの電磁接触器52C2、室外
フアン用電磁接触器52F、アンローダ用電磁弁
1fの電磁リレーSVL、ホツトガス用電磁弁2
1の電磁リレーSVP及びインジエクシヨン用電
磁弁29の電磁リレーSVTのコイルに直列に接
続されており、室温センサTH1及び温度センサ
TH2〜TH6の信号に応じて開閉されて、上記
各電磁接触器あるいは電磁リレーの接点を開閉さ
せるものである。また、端子CNには、室外電動
膨張弁8の開度を調節するパルスモータEVのコ
イルが接続されている。
尚、図中右側の回路において、CH1,CH2
はそれぞれ第1圧縮機1a、第2圧縮機1bのオ
イルフオーミング防止用ヒータで、これらヒータ
CHI1,CH2はそれぞれ電磁接触器52C1,
52C2と直列に接続されていて上記各圧縮機1
a,1bの停止時に電流が流れるようになされて
いる。更に、51C2は、モータMC2の過電流
リレー、49C1,49C2は、それぞれ第1圧
縮機1a及び第2圧縮機1bの圧力上昇保護用ス
イツチ、51Fは、フアンモータMFの過電流リ
レーであつて、これらは直列に接続されていて、
起動時には電磁リレー30Fxをオン状態にし、
故障にはオフ状態にして上記第1圧縮機1a、第
2圧縮機1b及び室外フアン6aを非常停止させ
る保護回路を構成している。
加えて、上記室外コントロールユニツト15に
は、室内コントロールユニツト16が信号伝送可
能に接続されると共に、CPU15a並びにRAM
15b等が内蔵されている。該CPU15aは、
室内コントロールユニツト16及びRAM15a
との間の信号伝送を行うと共に、上記インバータ
INVやパルスモータEV等の各種アクチユエータ
との間の信号伝送を行つている。また、上記
RAM15bは、例えば、2Kビツトの記憶容量
を有しており、室外電動膨張弁8の開度、インバ
ータINVの周波数及び温度センサTH4〜TH6
の検出温度などの各種制御データを記憶するよう
に構成されている。
次に、第4図は室内コントロールユニツト16
の内部の回路構成及び該室内コントロールユニツ
ト16に接続される各機器の配線関係を示す電気
回路図である。この第4図中において、MFは、
室内フアン12aのモータで、単相交流電源を受
けて各リレー端子RY1〜RY3によつてフアン
風量を強風と弱風とに切換えると共に、暖房運転
時における室温センサTH1の信号による暖房停
止時のみ微風になるように構成されている。そし
て、上記室内コントロールユニツト16のプリン
ト基板の端子CNには、室内電動膨張弁13の開
度を調節するパルスモータEVが接続される一方、
室温センサTH1及び温度センサTH2,TH3
の信号が入力されている。
また、各室内コントロールユニツト16には、
上記フラツプ44のモータ45が接続されると共
に、室外コントロールユニツト15が信号線を介
して信号伝送可能に接続され、且つ、リモートコ
ントロールスイツチRCSが信号伝送可能に接続
されている。
更に、上記室内コントロールユニツト16に
は、CPU16a及び不揮発性の記憶手段である
EEPROM16b等が内蔵されている。該CPU1
6aは、室外コントロールユニツト15やリモー
トコントロールスイツチRCSとの間の信号伝送
を行うと共に、パルスモータEV等の各種アクチ
ユエータとの間の信号伝送を行つている。
一方、本発明の特徴として上記EEPROM16
bには、各運転モード毎に新たな運転状態データ
を順次書換えて記憶するように構成されている。
具体的に、上記EEPROM16bは、各運転モー
ドの運転時における運転状態が変更されると、変
更される毎に新たな運転状態信号を受けて各運転
モード毎に運転状態データを書換え、例えば、上
記フラツプ44の位置、設定温度、室内フアン1
2aの風量、ドライ要求などが記憶されるように
成つている。
そして、上記CPU16aにはフラツプ駆動回
路16cが接続され、該フラツプ駆動回路16c
の制御信号により上記フラツプ44のモータ45
が制御されている。更に、上記CPU16aは、
リモートコントロールスイツチRCSに設けられ
た切換スイツチ等の切換手段30より切換信号が
入力されると、例えば、冷房運転モード、暖房運
転モードあるいは送風運転モードに切換えると、
各運転モードに対応した以前の最も新しい同一運
転モードの運転状態データをEEPROM16bよ
り読み出し、該運転状態データに基づいて空気調
和装置Mの切換初期状態を設定して空調運転を開
始制御するように構成され、例えば、上記フラツ
プ44の位置や設定温度を変更して冷房運転等を
開始するようにしている。
次に、上記空気調和装置Mの動作について説明
するに、第2図において、空気調和装置の冷暖房
運転時、各室内ユニツトB〜Fでは、各室内の設
定温度等に応じて室内熱交換器12,12,…に
おける冷媒の流量(または絞り)及び室内フアン
12a,12a,…の風量が制御されると共に、
フラツプ44の位置により風向が制御される一
方、室外ユニツトA側では、各室内ユニツトB〜
Fの運転状態に応じて室外熱交換器8の流量制御
と、圧縮機1の容量制御が行われ、各室内の空調
負荷に応じた適切な運転制御が行われる。
次に、本発明の構成並びに作用について、第6
図及び第7図に示す運転モード切換え時の制御フ
ローに基づき説明する。
先ず、第6図はフラツプ44の位置調節を示し
ており、電源をオンすると、ステツプST1におい
て、切換手段30の切換信号に基づいて運転状態
データをEEPROM16bより読み出すことにな
る。つまり、このステツプST1は上記切換手段3
0によつて切換えられた冷房運転モードあるいは
暖房運転モードに対応し、以前に運転されて記憶
した各運転モードのフラツプ44位置を
EEPROM16bより読み出しすことになる。
続いて、上記ステツプST1よりステツプST2に
移り、切換え後の運転モードが冷房運転モードで
あるか否かを判定し、冷房運転モードであるとき
は判定がYESとなつてステツプST3に、また暖
房運転モードであるときには判定がNOとなつて
ステツプST4に移ることになり、このステツプ
ST1及びST2によつてデータ読出し手段31が構
成されている。
また、上記ステツプST3及びST4は運転制御手
段32を構成しており、ステツプST3においては
フラツプ44の位置を以前の冷房運転時に設定さ
れた位置にフラツプ駆動回路16cにより回動調
節する一方、ステツプST4においてはフラツプ4
4の位置を以前の暖房運転時に設定された位置に
フラツプ駆動回路16cにより回動調節する。こ
のフラツプ44の調節によつて吹出口42より吹
出す冷風あるいは温風の風向きが運転モードに応
じて変更されることになる。例えば、冷房運転モ
ード時には水平吹出しに、暖房運転モード時には
斜め下方吹出しに変更される。
その後、ステツプST3及びST4よりステツプ
ST5に移り、フラツプ44の位置っが変更された
か否かを判定することになる。つまり、同一運転
モード内において、フラツプ44の位置を調節し
て風向を変更したか否かを判定し、変更しないと
きは判定がNOとなつてステツプST2に戻り、運
転モードが変更されるまで現状のフラツプ44位
置を維持する一方、運転モードが切換えられる
と、ステツプST3或いはステツプST4に変わり、
フラツプ44位置が自動的に調節されることにな
る。
また、同一運転モード内でフラツプ44の位置
を変更すると、ステツプST5からステツプST6に
移り、EEPROM16bに書込み、ステツプST5
に戻ることになる。つまり、フラツプ44の位置
が変更された否かを判別し、該フラツプ44の位
置を変更すると、変更される毎に新たな位置状態
信号を各運転モード毎に出力し、以前に記憶した
各運転モードのフラツプ44位置に代えて各運転
モード毎の新たなフラツプ44位置を書換えるこ
とになり、次回にこの運転モードに切換えられる
と、変更後のフラツプ44位置に制御されること
になる。そして、該ステツプST5が状態判別手段
33を構成している。
また、第7図は設定温度、風量、ドライ要求な
どの調節を示しており、第6図の制御フローにほ
ぼ対応している。先ず、ステツプST11において、
データ読出し手段31が各運転モードに対応した
運転状態データをEEPROM16bより読み出し
た後、ステツプST21において、運転モードを判
定する。そして、冷房運転モードのときはステツ
プST7に、暖房運転モードのときはステツプST8
に、送風運転モードのときにはステツプST9にそ
れぞれ移ることになる。この各ステツプST7〜
ST9において、運転制御手段32が各運転モード
に応じて設定温度や風量などを調節してステツプ
ST51に移り、同一運転モード内で設定温度等が
変更されるまで、ステツプST21に戻り、上述の
動作を繰り返し、運転モードは切換わると、それ
ぞれ設定温度等を自動的に調節することになる。
また、同一運転モード内で設定温度等を変更する
と、ステツプST51からステツプST61に移り、状
態判別手段33が運転状態信号を出力して、設定
温度等がEEPROM16bに書換えられることに
なる。
従つて、運転モードを切換手段30でもつて切
換えると、以前の同一運転モードの運転状態に自
動的に変更されるので、フラツプ44の位置や設
定温度等をその都度調節する必要がないので、調
節の手間や時間をなくすことができ、極めて操作
性を向上させることができる。
また、各室内ユニツトB〜Fの運転モードを集
中コントローラ等の切換手段で切換えるようにす
ると、上述の如く切換信号により運転状態が自動
的に調節されるので、リモートコントロールスイ
ツチRCSを省略することができる。
また、EEPROM16bには最新の運転状態デ
ータのみを書込むようにしているので、少ない記
憶容量でもつて切換え後の運転状態を快適状態に
設定することができることから、上記EEPROM
16bの記憶エリアを他の制御データに使用する
ことができ、制御制度の向上を図ることができ
る。
尚、本実施例において、フラツプ44の位置と
設定温度等とは別個の制御フローで個別に制御す
るようにしたが同時に制御するようにしてもよ
く、また逆に、フラツプ44の位置や設定温度等
のいずれか一つのみ制御するようにしてもよい。
また、上記切換手段30は、室外コントロール
ユニツト15に接続するようにしてもよい。
また、本発明の空気調和装置Mは実施例の天井
埋込型に限られることはない。
(発明の効果) 以上のように、本発明の空気調和装置における
制御装置によれば、各運転モードにおける運転状
態データを記憶し、該運転モードの切換時に以前
の運転状態データを読み出し、この運転状態デー
タに基づいて空気調和装置を制御するようにした
ために、運転モードの切換時にその都度フラツプ
の位置などを調節する必要がないので、調節の手
間や時間などをなくすることができ、操作性を向
上させることができる。
また、運転状態を自動的に調節するので、室内
ユニツトに接続されるリモートコントロールスイ
ツチを省略することもできる。
また、記憶手段には最新の運転状態データのみ
を書込むようにしているので、少ない記憶容量で
もつて切換え後の運転状態を快適状態に設定する
ことができることから、上記記憶手段の記憶エリ
アを他の制御データに使用することができ、制御
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロツク図であ
る。第2図〜第7図は本発明の一実施例を示し、
第2図は空気調和装置の冷媒配管系統図、第3図
は室外ユニツトの電気回路図、第4図は室内ユニ
ツトの電気回路図、第5図は室内ユニツトの断面
図である。第6図はフラツプ位置の調節動作を示
す制御フロー図、第7図は設定温度等の調節動作
を示す制御フロー図である。 M……空気調和装置、A……室外ユニツト、B
〜F……室内ユニツト、1……圧縮機、8,13
……電動膨張弁、15……室外コントロールユニ
ツト、16……室内コントロールユニツト、15
a,16a……CPU、15b……RAM、16b
……EEPROM(記憶手段)、30……切換手段、
31……データ読出し手段、32……運転制御手
段、33……状態判別手段、44……フラツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空気調和装置Mを切換手段30によつて冷房
    運転モードと暖房運転モードとに、或いは上記切
    換手段30によつて冷房運転モードと暖房運転モ
    ードと送風運転モードとに切換え制御するように
    した空気調和装置の制御装置において、 上記切換手段30により設定される各運転モー
    ドの運転時における運転状態が変更されたか否か
    を判別し、運転状態が変更される毎に新たな運転
    状態信号を各運転モード毎に出力する状態判別手
    段33と、 該状態判別手段33が出力する運転状態信号に
    基づいて各運転モード毎に新たな運転状態データ
    のみを順次書換えて記憶する不揮発性の記憶手段
    16bと、 上記切換手段30の切換信号が入力されると、
    切換後の運転モードに対応して上記記憶手段16
    bが記憶している同一運転モードにおける最新の
    運転状態データを読み出すデータ読出し手段31
    と、 上記切換手段30の切換信号が入力されると、
    上記データ読出し手段31が読み出した運転状態
    データに基づいて空気調和装置Mの切換初期状態
    を設定して空調運転を開始制御する運転制御手段
    32と、 を備えていることを特徴とする空気調和装置の制
    御装置。
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