JP3059886B2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP3059886B2
JP3059886B2 JP6110355A JP11035594A JP3059886B2 JP 3059886 B2 JP3059886 B2 JP 3059886B2 JP 6110355 A JP6110355 A JP 6110355A JP 11035594 A JP11035594 A JP 11035594A JP 3059886 B2 JP3059886 B2 JP 3059886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有段の容量制御可能な
圧縮機を備える冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、室外機に複数の室内機をつな
ぎ、空調負荷に応じてこれら複数の室内機の運転台数を
制御する空気調和装置は知られている。
【0003】この種の例えばビル用マルチ形空気調和装
置では、空調負荷に応じて複数台の室内機の運転台数を
制御するので、室外機に設けられる圧縮機には、容量制
御が可能なインバータ制御による圧縮機が一般に用いら
れる。
【0004】ところが、この種のインバータ制御による
圧縮機は高価であるので、近年ではローコスト化を図る
ために、比較的安価な、例えば有段の容量制御可能なス
クロール式や、ロータリー式などの圧縮機(例えば、特
公昭60−4044号公報)が用いられるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の圧縮機の容量制御では、圧縮過程のガスを途中からバ
イパスさせて低圧側に戻すので、容量制御率があまり良
くない。
【0006】冷房運転時には、容量制御率が良くないと
しても、高圧ガスの圧力が低下するので、その容量制御
率と入力セーブ率とがリニアに近い特性になるのであま
り問題はない。しかしながら、暖房運転時には高圧ガス
の圧力が上昇するので、容量制御率が良くないと、容量
制御性が悪くなるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、暖房運転時の容量制御性
が悪くならないようにした、有段の容量制御可能な圧縮
機を備える冷凍装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室外機に複数の室内機をつなぎ、空調負
荷に応じてこれら複数の室内機の運転台数を制御する冷
凍装置において、室外機には有段の容量制御可能な圧縮
機と複数の室外熱交換器を設け、夫々の室外熱交換器に
電子制御弁を設け、暖房運転時に空調負荷に応じて室内
機の運転台数を制御する時、まず前記圧縮機の容量を制
御すると共に、この容量制御によっても室内熱交換器の
コイル温度が所定の温度に至らない場合、すべての電子
制御弁の弁開度を制御して夫々の室外熱交換器に流れる
冷媒の量を制御し、この制御を実行しても室内熱交換器
のコイル温度が所定の温度に至らない場合、いずれか一
方の電子制御弁の弁開度を全閉する制御手段を設けたも
のである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】 本発明では、 室外熱交換器が複数台設けられる
ので、冷媒の蒸発量を減少させるに際して、より細かく
制御することができるので、それによって暖房運転時の
圧縮機の容量制御性が向上する
【0014】
【実施例】以下、本発明による冷凍装置の一実施例を図
面を参照して説明する。
【0015】図1はマルチ形空気調和装置を示してお
り、室外機1と、複数台の室内機31,32 ,…3
n と、これらをつなぐユニット間配管5とからなる。
【0016】室外機1は、アキュームレータ10と、2
台の圧縮機111 ,112 と、油分離器12と、四方弁
13と、2台の室外熱交換器141 ,142 と、夫々の
室外熱交換器141 ,142 につながる2台の室外電動
式膨脹弁(以下、電子制御弁という)MV1 ,MV2
を備え、これらは冷媒管によりつながれている。101
は結氷防止用のコイルである。
【0017】ここで圧縮機111 ,112 は有段の容量
制御可能なスクロール式(或いはロータリー式など)の
圧縮機である。この2台の圧縮機111 ,112 は互い
に異なる容量のものであっても、同じ容量のものであっ
てもよく、また、この圧縮機の台数は、2台に限定され
ることはなく、1台であっても3台以上であってもよ
い。なお、100は油面センサである。
【0018】夫々の圧縮機111 ,112 には、圧縮過
程にあるガスを導出するための中圧吐出管161 ,16
2 が設けられ、この中圧吐出管161 ,162 はアキュ
ームレータ10につながれる。このアキュームレータ1
0にはバイパス管17が設けられ、このバイパス管17
は液管5bにつながれる。バイパス管17には電磁弁S
6 が設けられる。また、上述した中圧吐出管161
162 には、電磁弁SV1 ,SV2 が設けられると共
に、圧縮機111 ,112 の出口の高圧吐出管18に
は、同じく電磁弁SV3 が設けられる。
【0019】そして、例えば、圧縮機の容量を絞り方向
に制御する時には、電磁弁SV1 ,SV2 (或いは電磁
弁SV3 )を開いて圧縮過程にあるガスを圧縮機の吸込
管に導くことにより容量制御する。
【0020】上記の油分離器12は、圧縮機111 ,1
2 から吐出される冷媒中の油を分離するものであり、
ここで分離された油は、戻し管21を通じて夫々の圧縮
機111 ,112 に戻される。この戻し管21には、油
量の調整用の弁SV4 ,SV5 が設けられる。
【0021】上記のユニット間配管5は、四方弁13に
つながるガス管5aと、電子制御弁MV1 ,MV2 につ
ながる液管5bとからなり、これらは室内機31
2 ,…3n の側へ延びている。
【0022】室内機31 を例にとって構成を説明する
と、室内機31 は室内熱交換器34と室内電動式膨脹弁
35とを備えこれらは冷媒管によりつながれる。
【0023】この室内機31 には、コイル温度を検知す
るためのセンサ37が設けられ、このセンサ37は制御
器51につながれると共に、この制御器51には電磁弁
SV1 ,SV2 ,SV3 がつながれる。
【0024】なお、センサ37の代りに、ほかの実施例
として室外熱交換器14の高圧圧力を検出するセンサ
(図示せず)を設けてもよい。
【0025】つぎに、この実施例の作用を説明する。
【0026】冷房運転時には、四方弁13が図示の位置
に切り替えられ、冷媒は実線の矢印で示す方向に流れ
る。この時に、室外熱交換器14は凝縮器となり、室内
熱交換器34は蒸発器となり、よって室内には冷風が送
られる。暖房運転時には、四方弁13が図示と反対の位
置(点線)に切り替えられ、冷媒は点線の矢印で示す方
向に流れる。この時に、室外熱交換器14は蒸発器とな
り、室内熱交換器34は凝縮器となり、よって室内には
温風が送られる。
【0027】いずれの運転時においても、センサ37で
検出されたコイル温度に基づいて空調負荷を演算し、こ
の演算した空調負荷の値に応じて、電磁弁SV1 ,SV
2 ,SV3 を開閉制御して、圧縮機111 ,112 の容
量制御を行なう。
【0028】この容量制御によっても室内熱交換器34
のコイル温度が所定の温度に至らない場合には、室外熱
交換器141 ,142 につながる2台の電子制御弁MV
1 ,MV2 の開度を調節することにより、夫々の室外熱
交換器141 ,142 に流れる冷媒の量を制御する。
【0029】上記の制御は制御器51が司る。
【0030】更に、電子制御弁MV1 ,MV2 の開度を
調節しても室内熱交換器34のコイル温度が所定の温度
に至らない場合には、いずれか一方の電子制御弁M
1 ,MV2 の開度を全閉にする。
【0031】なお、この制御時には、室外熱交換器14
に着霜したことを検知しても除霜運転には入らないよう
に制御する。
【0032】これによれば、とくに暖房運転時において
効果を発揮する。
【0033】即ち、冷房運転時では、通常、外気温度が
高く、高圧ガスの圧力が低下するので、負荷変動時に、
圧縮機111 ,112 の容量制御をしただけで、室内熱
交換器34のコイル温度が容易に所定の温度に至り易
い。
【0034】これに対して、暖房運転時には、外気温度
が低く、高圧ガスの圧力が上昇するので、負荷変動時
に、圧縮機111 ,112 の容量制御をしただけでは、
室内熱交換器34のコイル温度が容易に所定の温度に至
り難い。
【0035】その場合には、上述したように、室外熱交
換器141 ,142 につながる2台の電子制御弁M
1 ,MV2 の開度を調節したり、いずれか一方の電子
制御弁MV1 ,MV2 の開度を全閉にしたりすることに
より、夫々の室外熱交換器141,142 に流れる冷媒
の量を制御する。
【0036】これによれば、例えば冷媒の蒸発量を減少
させることにより、低圧圧力が低下するので、暖房運転
時の圧縮機111 ,112 の容量制御に対し、その容量
制御性を向上させることができるという効果が得られ
る。
【0037】以上、マルチ形空気調和機について一実施
例を説明したが、この発明はそれに限定されるものでは
なく、冷凍サイクルを備える冷凍装置全般に広く適用で
きることは言うまでもない。
【0038】
【0039】
【発明の効果】 本発明では、 暖房運転時の負荷変動時
に、圧縮機の容量制御をしただけでは、例えば室内熱交
換器のコイル温度が容易に所定の温度に至り難いような
場合、電子制御弁により室外熱交換器に流れる冷媒の量
を制御するので、圧縮機の容量制御性を向上させること
ができる。従って、マルチ形空気調和機などにおいて、
比較的安価な、有段の容量制御可能なスクロール式や、
ロータリー式などの圧縮機を用いることにより、システ
ムのローコスト化を達成することができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍装置の一実施例を示す冷媒回
路図である。
【符号の説明】
1 室外機 31 ,32 ,…3n 室内機 5 ユニット間配管 10 アキュームレータ 111 ,112 圧縮機 12 油分離器 13 四方弁 141 ,142 室外熱交換器 MV1 ,MV2 電子制御弁 51 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 13/00 F25B 13/00 104 F25B 1/00 304 F25B 1/00 361

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機に複数の室内機をつなぎ、空調負
    荷に応じてこれら複数の室内機の運転台数を制御する冷
    凍装置において、 室外機には有段の容量制御可能な圧縮機と複数の室外熱
    交換器を設け、 夫々の室外熱交換器に電子制御弁を設け、 暖房運転時に空調負荷に応じて室内機の運転台数を制御
    する時、まず前記圧縮機の容量を制御すると共に、この
    容量制御によっても室内熱交換器のコイル温度が所定の
    温度に至らない場合、すべての電子制御弁の弁開度を制
    御して夫々の室外熱交換器に流れる冷媒の量を制御し、
    この制御を実行しても室内熱交換器のコイル温度が所定
    の温度に至らない場合、いずれか一方の電子制御弁の弁
    開度を全閉する制御手段を設けたことを特徴とする冷凍
    装置。
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JP4629083B2 (ja) * 2007-11-12 2011-02-09 三星電子株式会社 空気調和装置
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