JPH0585889U - 内装材 - Google Patents

内装材

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JPH0585889U
JPH0585889U JP1346993U JP1346993U JPH0585889U JP H0585889 U JPH0585889 U JP H0585889U JP 1346993 U JP1346993 U JP 1346993U JP 1346993 U JP1346993 U JP 1346993U JP H0585889 U JPH0585889 U JP H0585889U
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JP
Japan
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interior material
heat
fibers
mat
needle punch
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Pending
Application number
JP1346993U
Other languages
English (en)
Inventor
勲 一貫坂
Original Assignee
金井 宏之
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Filing date
Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦に対して堅牢であり、表面が均一で、し
かも軽量で成型加工性に富む内装材を安価に提供する。 【構成】 ポリエステル繊維７０％と、熱収縮性ポリエ
ステル繊維３０％とよりなる、均一に開繊積層し、上下
方向からニードルパンチ加工して成るニードルパンチマ
ット(1) の表裏面をガスバーナーにより加熱し、熱収縮
性ポリエステル繊維の溶融により成る梨地状表面(3) を
形成し、内装材(4) を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車の天井材，リヤパッケージ，トランクルーム，ドアトリムや建 物の壁材等の内装に用いられる内装材の構成に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来この種の内装材としては、シボ付ポリ塩化ビニールシートとポリウレタン スポンジとの積層材，繊維編織布或はその起毛布，塩化ビニールシート他各種樹 脂シートへ短繊維を植毛したフロッキー加工品等が使用されているが、近年自動 車等の用途に於いては、軽量化，低価格化，繊維化指向が高まり、不織布基材が 多く用いられるようになって来た。特に天井材，トランクルーム，リヤパッケー ジ，ドアトリム等は通常加熱プレス機による成型加工が行なわれ、その加工適応 性の良さから不織布使用の傾向がますます高まっている。 さらに従来より比較的上級車天井用表皮材として用いられてきた、ナイロント リコット布等の表面を起毛処理して得た、いわゆるベロア調起毛布は豪華ではあ るが、通常多くの加工工程を要するため、安価に供給する事が不可能で、このベ ロア調起毛布の代替を不織布に求める動きが活発となって来ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、樹脂シート等へ短繊維を植毛して得たフロッキー加工品は、毛 足のそろった均一な表面を有するため精度感があり外観上優れているが、熱プレ ス成型加工性に劣るという欠点があった。 不織布に於いても起毛処理する事により、ベロア調起毛布を得ようとする試み がなされたり、不織布基材へのフロッキー加工等の試みがなされているが、毛足 が不揃いで均一度、精度感が不足であったり、耐摩耗性に問題を生じたり（特に 一旦手垢その他の汚れ，シミ等が付着した場合、無造作に拭き取る事が不可能で ある）、起毛工程，フロッキー工程の付加によるコスト高等多くの問題点がある 。
【０００４】 本考案の目的は、摩擦に対して堅牢であり、表面が均一で、しかも軽量で成型 加工性に富む内装材を安価に提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案は、比較的低温度により熱収縮を生じる熱収縮性繊維を少なくとも１０ ％以上含有する化学繊維を主体として構成する上下方向からニードリングしたニ ードルパンチマットの両面に、表面繊維が溶融固着化した梨地状表面を形成した ことを特徴とする内装材である。 また本考案は、ニードルパンチマットの一方面が、表面繊維の溶融固着と同時 に形成された熱融着性樹脂フィルム層を有することを特徴とする。
【０００６】
【作用】
本考案に従えば、不織布繊維層に一部混入した熱収縮性繊維がニードルパンチ マットの両面において、収縮及び一部溶融固着し、梨地状表面となっているため 、耐摩擦堅牢度に非常に優れたものとすることができる。 また本考案に従えば、ニードルパンチマットの一方面に形成された熱融着性樹 脂フィルムは、例えば発泡ポリエチレン，発泡ポリスチレン，フェノール含浸フ ェルト，ダンボール等の成型用基材との直接成型接着加工が可能であり、特に通 気性を有しない為、真空成型加工性に優れた内装材とすることができる。
【０００７】
【実施例】
以下本考案を実施例に基づき詳しく説明する。
【０００８】 図１は本考案の一実施例を示す内装材の概略構成断面図であり、(1) は、予め 所要の色、例えばブラウン色に染色されたポリエステル繊維２ｄ×５１mm７０％ と同色に染色された熱収縮性ポリエステル繊維1.５ｄ×３８mm（ユニチカエステ ルＴＹＰＥ１４３）３０％とよりなる、均一に開繊，積層された繊維マットを、 ニードルパンチ機により上下方向により、例えば打込深さ９mmで均等に各々２５ ０P/cm2 のニードルパンチ加工(2) が施された目付１５０g/m2，厚さ1.５mmのニ ードルパンチマットである。
【０００９】 尚、上記繊維マットに用いられる繊維はポリエステルに制限されるものではな く、ポリアミド系，アクリル系，ポリオレフィン系，塩化ビニル系，レーヨン等 の市販されている化繊，合成繊維を全て用いることができる。
【００１０】 上記ニードルパンチマット(1) の表，裏面は直火ガスバーナー加熱溶融装置に より瞬間的に加熱され、上記マットは熱収縮性繊維の熱収縮により収縮緻密化す ると共に表裏両面の表層繊維が溶融，固着化して恰も梨地状表面(3) を有する内 装材(4)を構成している。
【００１１】 また、図２は本考案の他の実施例を示す概略構成断面図であり、上記と同様に して形成したニードルパンチマット(1) の表裏両面を直火ガスバーナー加熱装置 を有するラミネート装置により瞬間的に加熱し、該マットを収縮させると共に表 面繊維を溶融させることにより、片面には熱融着性樹脂フィルム或はシート(5) 例えばポリアミドフィルム（ダイアミド＃３１００，厚さ３０μ，ダイセル化学 (株) 製）を一体に溶着積層し、片面は表面繊維が溶融固化した梨地状表面(3) を有する内装材を形成する。
【００１２】 このように形成された内装材は熱融着性樹脂フィルム(5) とニードルパンチマ ット(1) の溶融表面が充分に溶着されており、容易に剥離を生じるものではない 。また、マットの他面は突出した毛羽がガスバーナーにより溶融し、冷却ロール で均一に加圧されるため、毛羽のない梨地状表面(3) を形成する。
【００１３】 かかる製品内装材の目付は２１５g/m2、厚さ1.３mmである。尚、内装材の目付 ，厚みは使用目的に応じて適宜変更することができる。
【００１４】
【考案の効果】 以上のように、本考案によれば表面の耐摩耗性が向上し、かつ耐摩擦堅牢度も 非常に優れ、また手垢等の汚れの除去に対しても、塩ビレザーシートと同様に、 中性洗剤をしみ込ませた布で毛羽立たせることなく、表面風合いを損わせること なく、簡単に拭き取る事ができる。
【００１５】 更に本考案の内装材は結合剤を使用していないため成型加工性に優れ、又、表 面にラミネートされた熱融着性樹脂フィルムは、発泡ポリエチレン，発泡ポリス チレン，フェノール含浸フェルト，ダンボール等の成型用基材との直接成型接着 加工が可能であり、特に通気性を有しない為、真空成型加工性に優れている等種 々の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例を示す内装材の概略構成断面
図である。
【図２】本考案の他の実施例を示す内装材の概略構成断
面図である。
【符号の説明】
(1) ニードルパンチマット (2) ニードルパンチ加工 (3) 梨地状表面 (4) 内装材 (5) 熱融着性樹脂フィルム，シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 比較的低温度により熱収縮を生じる熱収
    縮性繊維を少なくとも１０％以上含有する化学繊維を主
    体として構成する上下方向からニードリングしたニード
    ルパンチマットの両面に、表面繊維が溶融固着化した梨
    地状表面を形成したことを特徴とする内装材。
  2. 【請求項２】 ニードルパンチマットの一方面が、表面
    繊維の溶融固着と同時に形成された熱融着性樹脂フィル
    ム層を有する請求項１記載の内装材。
JP1346993U 1993-03-23 1993-03-23 内装材 Pending JPH0585889U (ja)

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JP1346993U JPH0585889U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 内装材

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JP1346993U JPH0585889U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 内装材

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JPH0585889U true JPH0585889U (ja) 1993-11-19

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ID=11834001

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JP1346993U Pending JPH0585889U (ja) 1993-03-23 1993-03-23 内装材

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5164069A (ja) * 1974-11-27 1976-06-03 Kojin Kk
JPH0551698A (ja) * 1991-03-26 1993-03-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐火性に優れたボルトおよびナツト用鋼

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5164069A (ja) * 1974-11-27 1976-06-03 Kojin Kk
JPH0551698A (ja) * 1991-03-26 1993-03-02 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐火性に優れたボルトおよびナツト用鋼

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