JPH0585193B2 - - Google Patents
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- JPH0585193B2 JPH0585193B2 JP3352457A JP35245791A JPH0585193B2 JP H0585193 B2 JPH0585193 B2 JP H0585193B2 JP 3352457 A JP3352457 A JP 3352457A JP 35245791 A JP35245791 A JP 35245791A JP H0585193 B2 JPH0585193 B2 JP H0585193B2
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- suction
- feces
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B2017/22037—Fecal impaction removal
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、排便困難症患
者等の直腸内に挿入し、糞便を円滑かつ安全に破
砕吸引除去するための排泄処理装置に関する。
者等の直腸内に挿入し、糞便を円滑かつ安全に破
砕吸引除去するための排泄処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 人口の高齢化が進むに従い、寝
たきり老人が益々増加の傾向にある。また、交通
事故や先天的要因による肢体不自由者も多く、そ
の約半数が神経麻痺を伴つている。これらの人々
にとつて、排泄物の処理は日常生活上の一大問題
であるにも拘らず、排泄機器としては採尿器が開
発されている程度であり、糞便の排泄処理に対し
ては依然として緩下剤、浣腸あるいは摘便などに
よつて排便を促す方法が採られている。とくに糞
便の固い排便困難症状を呈する患者に対しては、
高圧浣腸、摘便、坐剤などによる処置を組み合わ
せて強制的に排泄する手段が施されているが、こ
れらの処置は患者にとつて肉体的、精神的に著し
い苦痛を与えるとともに、排便施術者側にとつて
も長時間に亘る排便作業に携わらねばならず、し
かも糞便の臭気に耐えねばならない嫌悪的な作業
を余儀なくされる。
たきり老人が益々増加の傾向にある。また、交通
事故や先天的要因による肢体不自由者も多く、そ
の約半数が神経麻痺を伴つている。これらの人々
にとつて、排泄物の処理は日常生活上の一大問題
であるにも拘らず、排泄機器としては採尿器が開
発されている程度であり、糞便の排泄処理に対し
ては依然として緩下剤、浣腸あるいは摘便などに
よつて排便を促す方法が採られている。とくに糞
便の固い排便困難症状を呈する患者に対しては、
高圧浣腸、摘便、坐剤などによる処置を組み合わ
せて強制的に排泄する手段が施されているが、こ
れらの処置は患者にとつて肉体的、精神的に著し
い苦痛を与えるとともに、排便施術者側にとつて
も長時間に亘る排便作業に携わらねばならず、し
かも糞便の臭気に耐えねばならない嫌悪的な作業
を余儀なくされる。
【0003】 このような排便処理上の諸問題を解消
するための手段として、本発明者らは機械的な振
動を利用して直腸内の糞便を効率よく破砕吸引除
去する排泄処置装置を開発している(特開平1−
198540号公報、特開平2−218362号公報)。
するための手段として、本発明者らは機械的な振
動を利用して直腸内の糞便を効率よく破砕吸引除
去する排泄処置装置を開発している(特開平1−
198540号公報、特開平2−218362号公報)。
【0004】 これら先行技術による排泄処理装置に
よれば、排便困難症患者が難渋する固い糞便であ
つても、糞便が直腸内に存在し、挿入具の先端が
糞便に接触している状態であれば効率よく破砕・
吸引による排泄処理を進行させることが可能とな
る。ところが、糞便が直腸内に存在しない場合に
排泄処置を施すと挿入具の先端が直接に直腸壁に
接触し、ホーンの機械的振動によつて直腸を傷つ
ける危険性を生じる。
よれば、排便困難症患者が難渋する固い糞便であ
つても、糞便が直腸内に存在し、挿入具の先端が
糞便に接触している状態であれば効率よく破砕・
吸引による排泄処理を進行させることが可能とな
る。ところが、糞便が直腸内に存在しない場合に
排泄処置を施すと挿入具の先端が直接に直腸壁に
接触し、ホーンの機械的振動によつて直腸を傷つ
ける危険性を生じる。
【0005】 このような事態を防止し、直腸内部の
圧力状態を常に検知して状況に応じ自動的に洗
腸、破砕または吸引処理をおこなつて設定圧の範
囲に制御することができる機構として、本発明者
らは先にイリゲーシヨン側およびサクシヨン側の
内圧を検知するための圧力センサーと、該圧力セ
ンサーからの信号を受けてイリゲーシヨンポン
プ、サクシヨンポンプおよび振動源の駆動部を作
動・停止するための圧力制御部を備える排便処理
装置を提案した(特開平3−15851号)。
圧力状態を常に検知して状況に応じ自動的に洗
腸、破砕または吸引処理をおこなつて設定圧の範
囲に制御することができる機構として、本発明者
らは先にイリゲーシヨン側およびサクシヨン側の
内圧を検知するための圧力センサーと、該圧力セ
ンサーからの信号を受けてイリゲーシヨンポン
プ、サクシヨンポンプおよび振動源の駆動部を作
動・停止するための圧力制御部を備える排便処理
装置を提案した(特開平3−15851号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は前記
の先願技術に更に改良を加えて発展させたもの
で、その目的は直腸内の圧力状態を的確に捕捉し
てホーンの機械的振動、洗腸液流量および吸引圧
力を適正範囲に制御し、常に安全かつ効率的に固
形糞便を破砕・吸引除去することができる機構の
圧力センサー付排泄処理装置を提供することにあ
る。
の先願技術に更に改良を加えて発展させたもの
で、その目的は直腸内の圧力状態を的確に捕捉し
てホーンの機械的振動、洗腸液流量および吸引圧
力を適正範囲に制御し、常に安全かつ効率的に固
形糞便を破砕・吸引除去することができる機構の
圧力センサー付排泄処理装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達
成するための本発明による圧力センサー付排泄処
理装置は、機械的振動を発生する振動子とホーン
を内蔵した挿入具を肛門から直腸内に挿入し、洗
腸液の供給手段と破砕糞便の吸引手段を介して糞
便を体外に排泄除去する装置において、挿入具の
ホーンを内蔵した保護カバーの先端部に複数個の
圧力センサーを装着し、このうち一部の圧力セン
サーからの信号を駆動制御器を介してホーンを振
動させるための駆動源に伝達する機構と、別の圧
力センサーからの信号を洗腸液流量制御器を介し
て洗腸液を供給するための供給ポンプに伝達する
機構と、さらに別の圧力センサーからの信号を吸
引圧力制御器を介して破砕糞便を吸引するための
吸引圧力調整手段に伝達する機構とを備えること
を構成上の特徴とするものである。
成するための本発明による圧力センサー付排泄処
理装置は、機械的振動を発生する振動子とホーン
を内蔵した挿入具を肛門から直腸内に挿入し、洗
腸液の供給手段と破砕糞便の吸引手段を介して糞
便を体外に排泄除去する装置において、挿入具の
ホーンを内蔵した保護カバーの先端部に複数個の
圧力センサーを装着し、このうち一部の圧力セン
サーからの信号を駆動制御器を介してホーンを振
動させるための駆動源に伝達する機構と、別の圧
力センサーからの信号を洗腸液流量制御器を介し
て洗腸液を供給するための供給ポンプに伝達する
機構と、さらに別の圧力センサーからの信号を吸
引圧力制御器を介して破砕糞便を吸引するための
吸引圧力調整手段に伝達する機構とを備えること
を構成上の特徴とするものである。
【0008】
【作用】 上記の構成を備える本発明の装置によ
れば、排泄処理時に保護カバーの先端部に装着し
た複数個の圧力センサーが、挿入具の先端位置に
おける糞便有無による圧力変化、直腸内の洗腸液
充満度合、およびサクシヨン時における吸引除去
通路の内圧を的確に捕捉して電気信号に変換し、
その信号を圧力センサー用ケーブルを介してそれ
ぞれ駆動制御器、洗腸液流量制御器および吸引圧
力制御器に伝達する。駆動制御器はこの信号を受
けて駆動源に制御指示を与え、挿入具先端位置の
糞便との接触状態に最適なホーン振動状態に調整
する。洗腸液流量制御器は信号を受けて供給ポン
プを制御し、直腸内が適正な内圧水準になるよう
に洗腸液の供給量を調整する。また吸引圧力制御
器は信号をもとに吸引圧力調整手段を制御し、破
砕糞便の吸引力を適正な圧力範囲に調整する。
れば、排泄処理時に保護カバーの先端部に装着し
た複数個の圧力センサーが、挿入具の先端位置に
おける糞便有無による圧力変化、直腸内の洗腸液
充満度合、およびサクシヨン時における吸引除去
通路の内圧を的確に捕捉して電気信号に変換し、
その信号を圧力センサー用ケーブルを介してそれ
ぞれ駆動制御器、洗腸液流量制御器および吸引圧
力制御器に伝達する。駆動制御器はこの信号を受
けて駆動源に制御指示を与え、挿入具先端位置の
糞便との接触状態に最適なホーン振動状態に調整
する。洗腸液流量制御器は信号を受けて供給ポン
プを制御し、直腸内が適正な内圧水準になるよう
に洗腸液の供給量を調整する。また吸引圧力制御
器は信号をもとに吸引圧力調整手段を制御し、破
砕糞便の吸引力を適正な圧力範囲に調整する。
【0009】 このような作用により、排泄処置過程
で変動する直腸内圧は自動的に適正範囲内に調整
されて直腸壁の損傷や患者の苦痛、不快感などの
現象は効果的に解消し、安全かつ円滑に排便処理
を進行させることが可能となる。
で変動する直腸内圧は自動的に適正範囲内に調整
されて直腸壁の損傷や患者の苦痛、不快感などの
現象は効果的に解消し、安全かつ円滑に排便処理
を進行させることが可能となる。
【0010】
【実施例】 以下、本発明を図示の実施例に基づ
いて詳細に説明する。 図1は、本発明の圧力センサー付排泄処理装置に
取り付ける挿入具1の全体を示した部分断面を有
する側面図である。本体は広径の振動子カバー部
2と、その前軸方向にテーパー部を介して連設さ
れた保護カバー3および後端部にイリゲーシヨン
ニツプル4、振動子用ケーブル5などを付設する
裏蓋6を連結して構成され、振動子カバー部2の
内部には振動子が内蔵されており、保護カバー3
内の中心部にはホーン7がセツトされている。テ
ーパー部には破砕糞便を排出するための吸引除去
通路8に通ずるサクシヨンニツプル9が設置され
ており、中心軸には振動子とホーン7を貫通して
イリゲーシヨンニツプル4に連通する洗腸液供給
孔が形成された構造となつている。
いて詳細に説明する。 図1は、本発明の圧力センサー付排泄処理装置に
取り付ける挿入具1の全体を示した部分断面を有
する側面図である。本体は広径の振動子カバー部
2と、その前軸方向にテーパー部を介して連設さ
れた保護カバー3および後端部にイリゲーシヨン
ニツプル4、振動子用ケーブル5などを付設する
裏蓋6を連結して構成され、振動子カバー部2の
内部には振動子が内蔵されており、保護カバー3
内の中心部にはホーン7がセツトされている。テ
ーパー部には破砕糞便を排出するための吸引除去
通路8に通ずるサクシヨンニツプル9が設置され
ており、中心軸には振動子とホーン7を貫通して
イリゲーシヨンニツプル4に連通する洗腸液供給
孔が形成された構造となつている。
【0011】 保護カバー3は、肛門挿入時に良好な
滑りと感触を与えるため、例えばプラスチツク、
合成ゴム、天然ゴムまたはこれらの材料を組み合
わせて形成される。また、振動子カバー部2も同
様の材質で構成することが好ましい。ホーン7の
材質は、例えばステンレス鋼、ジユラルミン等の
アルミ合金もしくはチタン合金のような耐腐食性
が高く、振動を吸収しない靱性に優れた金属類で
構成される。振動子の機構としては、機械的なモ
ーター駆動によるカム式または不平衡質量回転
式、電気的な圧電型、電歪型、磁歪型、電磁型な
どの各種素子を用いた振動方式を適用でき、とく
に限定はない。
滑りと感触を与えるため、例えばプラスチツク、
合成ゴム、天然ゴムまたはこれらの材料を組み合
わせて形成される。また、振動子カバー部2も同
様の材質で構成することが好ましい。ホーン7の
材質は、例えばステンレス鋼、ジユラルミン等の
アルミ合金もしくはチタン合金のような耐腐食性
が高く、振動を吸収しない靱性に優れた金属類で
構成される。振動子の機構としては、機械的なモ
ーター駆動によるカム式または不平衡質量回転
式、電気的な圧電型、電歪型、磁歪型、電磁型な
どの各種素子を用いた振動方式を適用でき、とく
に限定はない。
【0012】 保護カバー3の先端部に装着する複数
個の圧力センサーには、正圧またた負圧を電気信
号に変換する機能をもつ小型で薄型のものが使用
され、図1のA区画部分を拡大図示した図2のよ
うに、前面圧力センサー10、側面圧力センサー
11および裏面圧力センサー12と設置位置を分
けて装着することが好ましい設計態様となる。各
圧力センサーの好適な装着位置は、図3(図2の
B区画部分を具体的に例示した部分断面図)のよ
うに、また前面圧力センサー10は糞便による接
触圧を正確に検知させるため可及的に保護カバー
3の前面部分に、側面圧力センサー11は保護カ
バー3の側面にかかる直腸内の内圧を的確に検知
できるような側面部分とする。しかし、これらの
装着位置は状況に応じて適宜に変更されるため、
限定的ではない。前面圧力センサー10および側
面圧力センサー11は、保護カバー3を貫通して
その内面を這わせて外部の制御機構と連結する前
面圧力センサー用ケーブル13および側面圧力セ
ンサー用ケーブル14にそれぞれ接続させる。
個の圧力センサーには、正圧またた負圧を電気信
号に変換する機能をもつ小型で薄型のものが使用
され、図1のA区画部分を拡大図示した図2のよ
うに、前面圧力センサー10、側面圧力センサー
11および裏面圧力センサー12と設置位置を分
けて装着することが好ましい設計態様となる。各
圧力センサーの好適な装着位置は、図3(図2の
B区画部分を具体的に例示した部分断面図)のよ
うに、また前面圧力センサー10は糞便による接
触圧を正確に検知させるため可及的に保護カバー
3の前面部分に、側面圧力センサー11は保護カ
バー3の側面にかかる直腸内の内圧を的確に検知
できるような側面部分とする。しかし、これらの
装着位置は状況に応じて適宜に変更されるため、
限定的ではない。前面圧力センサー10および側
面圧力センサー11は、保護カバー3を貫通して
その内面を這わせて外部の制御機構と連結する前
面圧力センサー用ケーブル13および側面圧力セ
ンサー用ケーブル14にそれぞれ接続させる。
【0013】 裏面圧力センサー12は、図4(図2
のC−C′線に沿う部分断面図)のように保護カバ
ー3の内面に装着して吸引除去通路8内の内圧を
検知させるために機能させるが、具体的な装着位
置は保護カバー3の内面であれば特に限定されな
い。該裏面圧力センサー12は、保護カバー3の
内面を這わせた裏面圧力センサー用ケーブル。
のC−C′線に沿う部分断面図)のように保護カバ
ー3の内面に装着して吸引除去通路8内の内圧を
検知させるために機能させるが、具体的な装着位
置は保護カバー3の内面であれば特に限定されな
い。該裏面圧力センサー12は、保護カバー3の
内面を這わせた裏面圧力センサー用ケーブル。
【0014】 各圧力センサーのうち、前面圧力セン
サー10および側面圧力センサー11はそれぞれ
複数個として装着することができる。例えば図5
〜7(図2の先端正面図)に示したように保護カ
バー3の前面および側面に等間隔または対角的な
位置に装着することができるが、設置数は4個に
限定されるものではなく多いほど厳密な圧力情報
が得られる。これに対し裏面圧力センサー12は
1個の設置でよく、図8(図2のD−D′線に沿
う断面図)に例示したように他の圧力センサー用
ケーブル13等と重ならない位置に装着される。
サー10および側面圧力センサー11はそれぞれ
複数個として装着することができる。例えば図5
〜7(図2の先端正面図)に示したように保護カ
バー3の前面および側面に等間隔または対角的な
位置に装着することができるが、設置数は4個に
限定されるものではなく多いほど厳密な圧力情報
が得られる。これに対し裏面圧力センサー12は
1個の設置でよく、図8(図2のD−D′線に沿
う断面図)に例示したように他の圧力センサー用
ケーブル13等と重ならない位置に装着される。
【0015】 図9は、上記の挿入具1を装備した本
発明による圧力センサー付排泄処理装置の全体構
成図で、制御ルートは前面圧力センサー用ケーブ
ル13の経路となる駆動系、側面圧力センサー用
ケーブル14の経路となる洗腸液供給系、および
裏面圧力センサー用ケーブル15の経路となる吸
引除去系に大別される。このうち、駆動系は前面
圧力センサー用ケーブル13から駆動制御器16
を介して挿入具1の振動子を作動させるための駆
動源17に至るルートで、駆動制御器16は駆動
源17の始動・停止および振幅の調整をおこな
い、駆動源17は例えば磁歪型振動子を使用した
場合には発振器を主体に構成され、交流波を振動
子に伝達してホーン7に機械的振動を与える。し
たがつて、処理時に保護カバー先端部18に装着
した一部の圧力センサー(前面圧力センサー1
0)が糞便または破砕過程の軟便との接触圧度合
を電気信号に変換して駆動制御器16に伝達し、
駆動源17の始動・停止の選択または発振器の発
振振幅を調整する。この機能により、挿入具1の
先端部分に糞便が存在しない場合はホーン7の振
動が停止するか振幅が小さくなつて直腸壁の損傷
を防止する。
発明による圧力センサー付排泄処理装置の全体構
成図で、制御ルートは前面圧力センサー用ケーブ
ル13の経路となる駆動系、側面圧力センサー用
ケーブル14の経路となる洗腸液供給系、および
裏面圧力センサー用ケーブル15の経路となる吸
引除去系に大別される。このうち、駆動系は前面
圧力センサー用ケーブル13から駆動制御器16
を介して挿入具1の振動子を作動させるための駆
動源17に至るルートで、駆動制御器16は駆動
源17の始動・停止および振幅の調整をおこな
い、駆動源17は例えば磁歪型振動子を使用した
場合には発振器を主体に構成され、交流波を振動
子に伝達してホーン7に機械的振動を与える。し
たがつて、処理時に保護カバー先端部18に装着
した一部の圧力センサー(前面圧力センサー1
0)が糞便または破砕過程の軟便との接触圧度合
を電気信号に変換して駆動制御器16に伝達し、
駆動源17の始動・停止の選択または発振器の発
振振幅を調整する。この機能により、挿入具1の
先端部分に糞便が存在しない場合はホーン7の振
動が停止するか振幅が小さくなつて直腸壁の損傷
を防止する。
【0016】 洗腸液供給系は、生理食塩水のような
洗腸液を満たした洗腸液容器18から供給ポンプ
20(ローラーポンプ)により洗腸液を熱交換器
21を通して挿入具1のイリゲーシヨンニツプル
4に接続する経路に、側面圧力センサー用ケーブ
ル14から洗腸液流量制御器22を介して前記供
給ポンプ20に接続するルートを介設することに
より形成されている。この系の制御機構は、直腸
内における洗腸液の充満度合を保護カバー先端部
18に装着された別の圧力センサー(側面圧力セ
ンサー11)が内圧変化として捕捉して電気信号
に変換し、この信号を受けた洗腸液流量制御器2
2の作動で供給ポンプ20が適度の流量調整をお
こなう。この機能により、直腸内部の極度な内圧
変化は抑制され、患者の苦痛や不快感は効果的に
減少する。
洗腸液を満たした洗腸液容器18から供給ポンプ
20(ローラーポンプ)により洗腸液を熱交換器
21を通して挿入具1のイリゲーシヨンニツプル
4に接続する経路に、側面圧力センサー用ケーブ
ル14から洗腸液流量制御器22を介して前記供
給ポンプ20に接続するルートを介設することに
より形成されている。この系の制御機構は、直腸
内における洗腸液の充満度合を保護カバー先端部
18に装着された別の圧力センサー(側面圧力セ
ンサー11)が内圧変化として捕捉して電気信号
に変換し、この信号を受けた洗腸液流量制御器2
2の作動で供給ポンプ20が適度の流量調整をお
こなう。この機能により、直腸内部の極度な内圧
変化は抑制され、患者の苦痛や不快感は効果的に
減少する。
【0017】 吸引除去系は、挿入具1のサクシヨン
ニツプル9から吸引圧力調整手段23、貯溜容器
24、調圧バルブ25および吸引ポンプ26に連
結する経路に、裏面圧力センサー用ケーブル15
から吸引圧力制御器27を介して前記吸引圧力調
整手段23に接続するルートを介設することによ
り形成されている。該吸引除去系の制御機構は、
保護カバー先端部18に装着されたさらに別の圧
力センサー(裏面圧力センサー12)が吸引除去
通路8内の内圧変化を検知して電気信号に変換
し、この信号を受けた吸引圧力制御器27が吸引
圧力調整手段23を制御して一定範囲の吸引圧に
調整する機能を果たす。
ニツプル9から吸引圧力調整手段23、貯溜容器
24、調圧バルブ25および吸引ポンプ26に連
結する経路に、裏面圧力センサー用ケーブル15
から吸引圧力制御器27を介して前記吸引圧力調
整手段23に接続するルートを介設することによ
り形成されている。該吸引除去系の制御機構は、
保護カバー先端部18に装着されたさらに別の圧
力センサー(裏面圧力センサー12)が吸引除去
通路8内の内圧変化を検知して電気信号に変換
し、この信号を受けた吸引圧力制御器27が吸引
圧力調整手段23を制御して一定範囲の吸引圧に
調整する機能を果たす。
【0018】 上記の駆動系、洗腸液供給系および吸
引除去系の機構は各単独で作動させることもでき
るが、これらを連動させることにより排泄処理を
一層効果的に進行させることができる。
引除去系の機構は各単独で作動させることもでき
るが、これらを連動させることにより排泄処理を
一層効果的に進行させることができる。
【0019】
【発明の効果】 以上のとおり、本発明による排
泄処理装置を用いれば、挿入具の先端部分と糞便
の接触状態に応じてホーン振動を始動・停止また
は適正な振幅範囲に制御し、同時に直腸内の内圧
および破砕糞便の吸引圧を安全な水準に調整しな
がら洗腸液の注入と糞便吸引除去をおこなうこと
が可能となる。したがつて、従来装置で問題とさ
れていた直腸内に糞便が存在しない状態での機械
的振動や洗腸液過剰供給、あるいは吸引除去時の
過剰吸引等に伴う直腸の損傷や患者の受ける苦
痛、不快感などが一掃されるから、医療産業上極
めて有用である。
泄処理装置を用いれば、挿入具の先端部分と糞便
の接触状態に応じてホーン振動を始動・停止また
は適正な振幅範囲に制御し、同時に直腸内の内圧
および破砕糞便の吸引圧を安全な水準に調整しな
がら洗腸液の注入と糞便吸引除去をおこなうこと
が可能となる。したがつて、従来装置で問題とさ
れていた直腸内に糞便が存在しない状態での機械
的振動や洗腸液過剰供給、あるいは吸引除去時の
過剰吸引等に伴う直腸の損傷や患者の受ける苦
痛、不快感などが一掃されるから、医療産業上極
めて有用である。
【図1】本発明の圧力センサー付排出処理装置に
取り付ける挿入具を示した部分断面を有する側面
図である。
取り付ける挿入具を示した部分断面を有する側面
図である。
【図2】図1のA区画部分を拡大図示した断面図
である。
である。
【図3】図2のB区画部分を具体的に例示した部
分断面図である。
分断面図である。
【図4】図2のC−C′線に沿つた部分断面図であ
る。
る。
【図5】圧力センサーの装着態様を例示した図2
の先端正面図である。
の先端正面図である。
【図6】圧力センサーの別の装着態様を例示した
図2の先端正面図である。
図2の先端正面図である。
【図7】圧力センサーの別の装着態様を例示した
図2の先端正面図である。
図2の先端正面図である。
【図8】図2のD−D′線に沿つた断面図である。
【図9】本発明による圧力センサー付排泄処理装
置の全体構成図である。
置の全体構成図である。
1……挿入具
2……振動子カバー部
3……保護カバー
4……イリゲーシヨンニツプル
5……振動子用ケーブル
6……裏蓋
7……ホーン
8……吸引除去通路
9……サクシヨンポンプ
10……前面圧力センサー
11……側面圧力センサー
12……裏面圧力センサー
13……前面圧力センサー用ケーブル
14……側面圧力センサー用ケーブル
15……裏面圧力センサー用ケーブル
16……駆動制御器
17……駆動源
18……保護カバー先端部
19……洗腸液容器
20……供給ポンプ
21……熱交換器
22……洗腸液流量制御器
23……吸引圧力調整手段
24……貯溜容器
25……調圧バルブ
26……吸引ポンプ
27……吸引圧力制御器。
Claims (1)
- 【請求項1】 機械的振動を発生する振動子とホ
ーンを内蔵した挿入具を肛門から直腸内に挿入
し、洗腸液の供給手段と破砕糞便の吸引手段を介
して糞便を体外に排泄除去する装置において、挿
入具のホーンを内蔵した保護カバーの先端部に複
数個の圧力センサーを装着し、このうち一部の圧
力センサーからの信号を駆動制御器を介してホー
ンを振動させるための駆動源に伝達する機構と、
さらに別の圧力センサーからの信号を洗腸液流量
制御器を介して洗腸液を供給するための供給ポン
プに伝達する機構と、別の圧力センサーからの信
号を吸引圧力制御器を介して破砕糞便を吸引する
ための吸引圧力調整手段に伝達する機構とを備え
ることを特徴とする圧力センサー付排泄処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352457A JPH05161711A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 圧力センサー付排泄処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3352457A JPH05161711A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 圧力センサー付排泄処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161711A JPH05161711A (ja) | 1993-06-29 |
JPH0585193B2 true JPH0585193B2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=18424207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3352457A Granted JPH05161711A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 圧力センサー付排泄処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05161711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103751862A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-30 | 苏州天臣国际医疗科技有限公司 | 肠道手术用减压收集器 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5274062B2 (ja) * | 2008-03-17 | 2013-08-28 | 株式会社 エピア | 簡易型便吸引器具 |
MX2012008056A (es) * | 2010-01-11 | 2012-11-23 | Motus Gi Medical Technologies Ltd | Sistemas y metodos para limpiar cavidades corporales. |
MX2012014692A (es) * | 2010-06-13 | 2013-06-28 | Motus Gi Medical Technologies Ltd | Sistemas y metodos para limpiar cavidades corporales. |
WO2015029039A1 (en) * | 2013-08-29 | 2015-03-05 | Motus Gi Medical Technologies Ltd. | Colon cleaning system with automatic self-purging features |
US9949618B2 (en) | 2013-11-21 | 2018-04-24 | Motus Gi Medical Technologies Ltd. | Apparatus and method for coupling between a colonoscope and add-on tubes |
JP6478999B2 (ja) | 2013-11-21 | 2019-03-06 | モータス・ジィ・アイ・メディカル・テクノロジーズ・リミテッドMotus Gi Medical Technologies Ltd. | 吸引装置を備えた内視鏡の位置調整のための遠位前端部 |
EP3128893B1 (en) | 2014-04-09 | 2020-10-07 | Motus GI Medical Technologies Ltd. | Fecal waste evacuation channel |
JP2018075122A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 東洋化工株式会社 | 排便溶解装置 |
WO2020035868A1 (en) | 2018-08-16 | 2020-02-20 | Motus Gi Medical Technologies Ltd. | Integrated endoscope cleansing system |
CN114129804B (zh) * | 2021-11-04 | 2023-10-20 | 四川大学华西医院 | 一种用于危重患者灌肠及直肠压力检测的装置 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3352457A patent/JPH05161711A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103751862A (zh) * | 2013-12-31 | 2014-04-30 | 苏州天臣国际医疗科技有限公司 | 肠道手术用减压收集器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05161711A (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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