JPH0585151A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0585151A
JPH0585151A JP3278561A JP27856191A JPH0585151A JP H0585151 A JPH0585151 A JP H0585151A JP 3278561 A JP3278561 A JP 3278561A JP 27856191 A JP27856191 A JP 27856191A JP H0585151 A JPH0585151 A JP H0585151A
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00964Control systems or circuits characterised by including features for automatic and non-automatic control, e.g. for changing from automatic to manual control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D23/00Control of temperature
    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1902Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the use of a variable reference value

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自動制御中の吹出モ−ド等の状態表示の点灯
と調整ダイヤルの回動操作位置表示との相違に基づく違
和感解消と自動から手動制御の移行時の操作容易化。 【構成】 自動制御を開始させる自動スイッチと吹出モ
−ド調整ダイヤルを備え、調整ダイヤルの自動制御時の
回動が手動制御に移行するよう設定されているものとす
る。調整ダイヤルはその回動方式がエンドレス状とされ
ると共に、回動操作位置が無表示とされ、自動か否かを
検出する制御状態検出手段が、自動でない状態を検出し
たとき、調整ダイヤルの回動操作位置検出手段と、この
検出手段が検出する回動操作位置を記憶する手段と、回
動操作位置手段の検出する操作位置と、これの前段階の
操作位置であって記憶手段に基づいて演算し前段階の回
動操作位置を起点として得られる新たな回動操作位置を
手動回動操作位置に設定する設定手段とが備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は車両用空調装置に関する。
【0002】車両用空調装置には、実開平3−2800
9号公報に示すように、自動制御を開始させる自動スイ
ッチと、空調状態を調整する回動式マニュアル操作部材
とを備え、該マニュアル操作部材の自動制御時の回動が
マニュアル制御に移行するように設定されているものが
ある。そして、上記マニュアル操作部材は、その回動方
式が有限(一定の回動範囲でのみ回動)とされる一方、
回動操作位置表示(位置を示す矢印)が付され、マニュ
アル制御時においては、そのマニュアル操作部材の周囲
に配される複数の空調状態表示に上記回動操作位置表示
を合わせることにより、所望の空調状態が得られると共
にそのときの空調状態表示が点灯されることになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記車両用空
調装置においては、マニュアル制御中に、自動スイッチ
をONした場合、そのときの制御状態に対応する自動制
御を開始して、マニュアル操作部材の回動回動操作位置
表示と無関係に、該当する空調状態表示が点灯すること
になっており、空調状態表示の点灯と回動操作位置表示
とが相違する場合がある。このため、このような場合、
その相違に基づき、乗員は違和感を感じることがある。
【0004】また、自動制御中にマニュアル操作部材を
回動させた場合には、その回動によって、少なくとも、
そのマニュアル操作部材に対応する空調制御要素(例え
ば吹出しモ−ド)に関し、マニュアル制御になるが、自
動制御中の空調状態表示の点灯が、マニュアル操作部材
の回動操作位置表示が指す空調状態表示と異なっている
場合に、乗員が無造作にマニュアル操作部材を回動させ
てマニュアル制御に戻すと、その際の回動操作位置表示
が指す空調状態表示の空調状態となり、自動制御中の空
調状態に慣れていた乗員にとっては、思いもかけない空
調状態となることがある。このため、自動制御からマニ
ュアル制御に戻し、そのマニュアル制御の下で所望の空
調状態を得るためには、マニュアル操作部材の回動操作
位置表示が指す空調状態表示を、常時、見ていなければ
ならず、煩雑とならざるを得ない。本発明は、上記実情
を鑑みてなされたもので、その目的は、自動制御中の空
調状態表示の点灯とマニュアル操作部材の回動操作位置
表示との相違に基づく、違和感を解消すると共に、自動
制御からマニュアル制御への移行時において、所望の空
調状態へのマニュアル回動操作を容易にすることができ
る車両用空調装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明にあっては、自動制御を開始させる自動スイ
ッチと、空調状態を調整する回動式マニュアル操作部材
とを備え、該マニュアル操作部材の自動制御時の回動が
マニュアル制御に移行するように設定されている車両用
空調装置において、前記マニュアル操作部材は、その回
動方式がエンドレス状とされると共に、回動操作位置表
示が無表示とされ、しかも、自動制御状態か否かを検出
する制御状態検出手段と、前記制御状態検出手段が自動
制御状態でない状態を検出したとき、前記マニュアル操
作部材の回動操作位置を検出する回動操作位置検出手段
と、前記回動操作位置検出手段が検出する回動操作位置
を記憶する記憶手段と、前記回動操作位置検出手段が検
出する回動操作位置と、該回動操作位置の前段階の回動
操作位置であって前記記憶手段が記憶する回動操作位置
とに基づいて、実質的な回動量と回動方向とを演算する
演算手段と、空調状態を記憶更新する記憶更新手段と、
前記演算手段の実質的な回動量と回動方向とに基づき、
前記記憶更新手段が記憶する空調状態に対応する回動操
作位置であって前記回動操作位置検出手段が検出を開始
する前段階の回動操作位置を起点として得られる新たな
回動操作位置を、マニュアル回動操作位置に設定する設
定手段と、を備える構成としてある。上述の構成によ
り、マニュアル操作部材の回動操作位置表示に関し、無
表示とすることによって、自動制御に移行した際に、回
動操作位置表示と空調状態表示の点灯との相違というこ
とはなくなる。このため、その相違に基づく乗員の違和
感を解消できることになる。その一方、マニュアル操作
部材を回動操作した際の実質的な回動量と回動方向に基
づき該マニュアル操作部材を回動操作する前段階の空調
状態を起点として新たな空調状態が得られることにな
り、特に、自動制御からマニュアル制御ヘの移行時、マ
ニュアル回動操作により得られる空調状態の順序を、自
動制御中の空調状態を起点として考えることができ、そ
の考え通りの空調状態が得られることになる。このた
め、空調状態の態様変化の順序を予め記憶しておけば、
マニュアル回動操作に際し、空調状態表示の点灯を見な
くても、所望の空調状態が得られることになり、自動制
御からマニュアル制御への移行時において、所望の空調
状態へのマニュアル回動操作を容易にすることができる
ことになる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付した図面に基づいて説
明する。図1は本発明を適用する空気調和装置100の
全体系統図であり、主ダクト1は、上流端部に、外気取
入口2と、車室内空気を吸い込む内気取入口3とを有
し、他方、下流端部に、第1流出口4と、第2流出口5
と、第3流出口6とを有している。そして、第1流出口
4はヒータダクト7に連通され、第2流出口5はデフダ
クト8に連通され、第3流出口6はベントダクト9に連
通されて、これらダクト1、7、8、9によってエア通
路が形成されている。
【0007】ここで、上記ヒ−タダクト7はその吹出口
7aが前席乗員の足元に配置され、上記デフダクト8
は、その第1吹出口8aがウインドガラスの下端縁に沿
って配置され、また第2の吹出口8bがインストルメン
トパネルの左右両端部に配置されて、この第2の吹出口
8bはフロントウインドガラスのコーナ部に指向されて
いる。上記ベントダクト9はその吹出口9aから吹出さ
れる空調エアが前席乗員の顔に当たるように配置されて
いる。
【0008】前記主ダクト1の内部には、上流側から順
に、送風機11と、エバポレータ12と、ヒータコア1
3とが配設され、上記送風機11は電動モータ(ブロア
モータ)10によって駆動される。上記エバポレータ1
2は、コンデンサ14、エンジン15により機械的に駆
動されるコンプレッサ16、膨張弁17等とともに冷却
回路を構成しており、矢印の如く冷媒が循環する。上記
ヒータコア13は、配管18を介してエンジン15内冷
却水通路と接続され、エンジン15内冷却水通路から導
出された冷却水は上流側配管18aを通ってヒータコア
13に導かれ、ヒ−タコア13を通った冷却水は下流側
配管18bを通ってエンジン15へ還流される。このヒ
ータコア13を通過する冷却水は、その量が流量制御弁
20によって調整され、該流量制御弁20は上記上流側
配管18aに配設されている。尚、符号19はラジエタ
であり、矢印は冷却水の流れ方向を示すものである。
【0009】前記主ダクト1には、内外気ドア21、エ
アミックスドア22、第1モードドア23、第2モード
ドア24とが配設されている。上記内外気ドア21は、
前記外気取入口2と内気取入口3との間に配設されて、
外気取入量と、車室内空気の取入量との割合を調整する
ものである。上記エアミックスドア22は、エバポレー
タ12とヒータコア13との間に配設されて、ヒータコ
ア13を通る空気の量と、このヒータコア13をバイパ
スする空気の量との割合を調整するものである(空調エ
アの温度調節)。このエアミックスドア22はベルクラ
ンク25を介して前記流量制御弁20と連係され、また
このベルクランク25は電動モータ(第1モータ)26
に連係されて、この電動モータ26によってエアミック
スドア22が開閉されると共に流量制御弁20の開弁量
が調整される。電動モータ26の作動量、つまりエアミ
ックスドア22の開度はポテンショメータ27によって
検出される。上記第1モードドア23は上記ヒータダク
ト7の上流端に配設されている。上記第2モードドア2
4は、デフダクト8の上流端と、べントダクト9の上流
端との間に配設されている。これら第1、第2モードド
ア23、24によって、ヒータダクト7、デフダクト
8、べントダクト9に導かれる空調エア量の割合が調整
される(吹き出しモードの切換)。
【0010】図1、図2における符号Uは、例えばマイ
クロコンピュータで構成されたコントロールユニット
で、このユニットUは、既知のように、CPU、RO
M、RAM等を有している。コントロールユニットUに
は、センサあるいはスイッチ31〜35からの各種信号
が入力される。上記センサ31は車室内に配置されて車
室内の温度を検出する室温センサである。上記センサ3
2は外気の温度を検出する外気センサである。上記セン
サ33は車室内に侵入する日射量を検出する日射センサ
である。上記センサ34は、主ダクト1内におけるエバ
ポレータ12の下流側に配置されて、エバポレータ12
を通過した後の空気の温度を検出するダクトセンサであ
る。上記スイッチ35はエンジン冷却水の温度を検出す
る水温スイッチである。
【0011】また、上記コントロ−ルユニットUには、
車室に設けられた設定器36からの信号が入力される。
この設定器36の操作パネル50には、図3に示すよう
に、自動(AUTO)スイッチ51が設けられると共
に、マニュアル時の操作部材として、温度調整ダイヤル
52、内気循環/外気循環導入選択スイッチ53a、5
3b、吹出しモ−ド調整ダイヤル54、ブロア調整ダイ
ヤル55が設けられている。自動スイッチ51は、ON
されたとき自動制御を行わせ、OFFされたとき、マニ
ュアル制御を行わせる信号を出力させる機能を有してい
る。温度調整ダイヤル52は、18度〜32度まで1度
刻みに温度設定可能な信号を出力させる機能を有してい
る。内気循環/外気循環導入選択スイッチ53a、53
bは、本来の内気循環・外気導入の選択信号を出力させ
る機能の他に、メインスイッチとしての機能も兼ね備え
ている。
【0012】吹出しモ−ド調整ダイヤル54は、エンド
レス回転式とされ、その表面には、回動操作位置表示
(矢印表示)が省かれている。そして、この吹出しモ−
ド調整ダイヤル54は、該吹出しモ−ド調整ダイヤル5
4を回動させることにより、自動制御中でも、吹出しモ
−ドに関し、マニュアル制御にすると共に、その回動量
に応じた吹出しモ−ドを選択する信号を出力させる機能
を有している。上記内容を具体的に説明すると、上記吹
出しモ−ド調整ダイヤル54は、図4に示すように回転
軸56を備えており、その回転軸56は、操作パネル5
0を貫通して該操作パネル50下方の基板57に回転可
能に支持されている。この基板57の上端部には操作部
58が取付けられている一方、回転軸56の下端部には
導電性のブラシ保持具59が、基板57表面上方におい
て取付けられ、そのブラシ保持具59には、複数のブラ
シ60が回転軸56の径方向外方に向けて順次、取付け
られている。この複数のブラシ60は基板表面上を摺動
しており、基板57表面上には、その各ブラシ60の摺
動領域において、固定端子61がそれぞれプリントさ
れ、その各固定端子61の組合せは、周回り方向に一定
間隔毎にビットパタ−ンを形成している。そして、図示
を略す電源において、各ブラシ60、各固定端子61に
対して電圧を作用させて、その電圧の降下の有無により
「0」、「1」信号を出力させ、これにより、吹出しモ
−ド信号等として、いくつかの複数ビット信号が得られ
ることになっている。本実施例においては、8態様の4
ビット信号が出力され、そのうち、5態様の4ビット信
号が、吹出しモ−ド調整ダイヤルの回動方向に順に、V
ENT、BILEBEL、HEAT、DEF/HEA
T、DEF信号として利用されている。また、本実施例
においては、基板57に、図4に示すように、テルテ−
ル用接触端子62が、上記各態様の出力位置毎にそれぞ
れ設けられ、そのテルテ−ル用接触端子62に摺接する
ブラシ63が前記ブラシ保持具59に設けられている一
方、操作パネル50上に空調状態表示(吹出しモ−ド表
示)としてのテルテ−ル64が設けられている。これに
より、マニュアル制御時には、ブラシ63とテルテ−ル
用端子62との接触により、該当するテルテ−ル64が
点灯表示されることになっている。尚、本実施例におい
ては、図3に示すように、操作パネル50上に、吹出し
モ−ド調整ダイヤル54の周囲において複数のテルテ−
ル64が配設されているが、これに限られるものではな
く、別の個所でもよく、また、配設はどのようなもので
あってもかまわない。また、複数のテルテ−ル64を敢
て設ける必要もない。
【0013】ブロア調整ダイヤル55も、前記吹出しモ
−ル調整ダイヤル54と同様に構成に基づき、回動操作
位置表示に関し、無表示、且つエンドレス回転式とさ
れ、ブロアモ−タ10の回転数を弱から強まで8態様を
選択する信号を出力させる機能を有しており、その選択
はテルテ−ル65により点灯表示されることになってい
る。
【0014】一方、上記コントロ−ルユニットUから、
図2に示すように、駆動回路40を介して、前記ミック
スドア22用モ−タ(第1モ−タ)26、モ−ドドア2
3、24用モ−タ(第2モ−タ)29、内外気ドア21
用モ−タ(第3モ−タ)30並びにコンプレッサ16用
リレ−41に制御信号が出力される。そして、このよう
な制御信号及び設定温度(要求室温)は、インストルメ
ントパネルに配置された表示器42(図1参照)に出力
されて、表示器42で風量等の表示を行うようになって
いる。
【0015】次に、コントロ−ルユニットUによる制御
内容の概略について、吹出しモ−ドを例にとって説明す
る。自動スイッチ51がONされると、自動制御とな
り、そのときの制御状態に応じた空調制御が行われるこ
とになり、これに伴って、その制御状態に応じたテルテ
−ル54が、前記テルテ−ル用端子62ブラシ63との
接触関係に無関係に点灯表示されることになる。この場
合、吹出しモ−ド調整ダイヤル54には、回動操作位置
表示が付されていないため、テルテ−ル64の点灯と回
動操作位置表示との相違が問題となることはない。その
一方、自動スイッチ51がOFFされているときには、
設定器36でマニュアル的に設定された吹出しモ−ドに
基づく制御条件が生成されて、その制御信号が出力され
る(マニュアル制御)。このとき、設定された吹出しモ
−ドに対応するテルテ−ル64が点灯表示される。
【0016】また、自動制御中に吹出しモ−ド調整ダイ
ヤル54を回動させたときには、吹出しモ−ド調整ダイ
ヤル54からの信号により、自動制御中でも、吹出しモ
−ドに関し、マニュアル制御となる。この場合、そのマ
ニュアル制御状態における吹出しモ−ド(空調状態)
は、上記自動制御中に吹出しモ−ドを起点として、乗員
が、吹出しモ−ド調整ダイヤル54を回した分だけの位
置に相当するものとなる。このため、上記のような自動
制御からマニュアル制御への移行に際しては、自動制御
中の吹出しモ−ドを起点としてマニュアル回動操作を考
えることができることになり、空調状態の態様変化の順
序を予め記憶しておけば、マニュアル回動操作に関し、
テルテ−ル64の点灯表示を見ながら操作しなくても、
所望の吹出しモ−ドが得られることになる。したがっ
て、上記移行時において、所望の吹出しモ−ドへのマニ
ュアル回動操作を容易にできることは勿論、簡素化を図
る観点からすれば、テルテ−ル64を省くこともでき
る。尚、このような制御はブロア調整においても行われ
る。
【0017】次に、上記制御内容を、図5〜図7に示す
フロ−チャ−トに基づいて具体的に説明する。先ず、メ
インスイッチを兼ねる内気循環/外気導入スイッチ53
a、53bのいずれかを選択することを条件として(S
1)、各種信号が読込まれ(S2)、吹出しモ−ドMが
設定される(S3)。そして、その吹出しモ−ドMは、
前回の吹出しモ−ドMに代えて記憶更新される(S
4)。
【0018】次に、自動スイッチ51がONされている
か否かが判別され(S5)、自動スイッチ51がONさ
れているときには、自動運転制御がなされ、そのときの
制御状態に対応する吹出しモ−ドをテルテ−ル64によ
り点灯表示する(S6)。一方、自動スイッチ51がO
FFのときは、自動スイッチ51自体がOFFとされる
場合と、吹出しモ−ド調整ダイヤル54を回動させるこ
とにより吹出しモ−ドに関し、自動制御がOFFされる
場合(マニュアル制御)とがあり、この場合には、吹出
しモ−ド調整ダイヤル54の回動操作位置D1 (吹出し
モ−ド調整ダイヤル54の場合には、出力点が8つある
ことに伴い1〜8の数字をもって示される)が検出され
(S8)、それと、その回動操作前のマニュアル回動操
作位置D0 (S10参照)との差分Dが演算される(S
9)。そして、この演算の後、次回の演算のために、S
8のD1 がD0 とされる(S10)。
【0019】次に、S9の差分Dが正か否かが判別され
(S11)、S11がYESのときには差分DがD<4
か否かが判別される(S12)。ここでS12の「4」
は、30msecで、吹出しモ−ド調整ダイヤル54を
半回転以上(出力点が8つのうち4つ以上)、回動させ
ることが困難であるとの前提条件を判断するための基準
値である。このため、S12がYESのときには、操作
可能との判断に基づき吹出しモ−ド調整ダイヤル54が
右回動(時計方向)されたとして右回動フラグFRがセ
ットされる(S13)と共にその回動量BがB=Dとさ
れる(S14)。その一方、S12がNOのときには、
前提条件を満たさないとして、吹出しモ−ド調整ダイヤ
ル54の回動方向が左回動とされ、左回動フラグFLが
セットされる(S15)と共にその回動量BがB=8−
Dとされる(S16)。
【0020】前記S11がNOのときには、先ず、S9
のDがD=0か否かが判別され、そのD=0の状態(自
動スイッチ51をOFFとする場合や吹出しモ−ド調整
ダイヤル54を回動させて元の位置に戻す場合)のとき
には、S3の吹出しモ−ドMにセットされ、吹出しモ−
ドMの状態が維持される(S17−2)。そして、次の
S18において、吹出しモ−ド調整ダイヤル54の左回
動操作において、前述のS12同様、操作可能か否かが
判別される。S18がYESのときには、操作可能とし
て、左回動フラグFRがセットされる(S19)と共に
その際の回動量がB=|D|とされる(S20)。その
一方、S18がNOのときには、操作不可能として、右
回動フラグFRがセットされる(S21)と共にその際
の回動量BがB=8+Dとされる(S22)。
【0021】次に、右回動フラグFRがセットされてい
るか否かが判別され(S23)、S23がYESのとき
には、吹出しモ−ド調整ダイヤル54を右回動されてい
るとして、次のS24において、前述のS4の吹出しモ
−ドMがVENTか否かが判別される。S4の吹出しモ
−ドMがVENTのときには、回動量Bから1が引か
れ、それがBとされ(S25)、次のステップで、B=
0か否かが判別される(S26)。S26がYESのと
きには、VENT状態から吹出しモ−ドを隣の状態(回
動量が1)に回動させたとして、吹出しモ−ドがBI−
LEVEL状態にセットされることになり、これに伴っ
て、その状態を表示するテルテ−ル64が点灯される
(S27)。したがって、特に、自動制御状態から吹出
しモ−ド調整ダイヤル54を回動させて吹出しモ−ドに
関し、マニュアル制御に移行させても、自動制御時の吹
出しモ−ドを起点として、吹出しモ−ド調整ダイヤルの
回動に応じた吹出しモ−ドがセットされることから、所
望空調状態へのマニュアル回動操作は容易となる。そし
て、この後、右回動フラグFRはリセットされる(S2
8)。
【0022】前記S26がNOのときには、回動量が1
でないとして、S25の回動量Bから、さらに1が引か
れ、それが回動量Bとされ(S29)、その回動量Bが
B=0か否かが判別される(S30)。S30がYES
のときには、VENT状態を起点として2つの隣りの状
態であるとして、吹出しモ−ドがHEAT状態にセット
され、この状態を表示するテルテ−ル64が点灯される
(S31)。そして、この後、前述のS28に進むこと
になる。
【0023】前記S30がNOのときには、前述のS2
9、S30と同様の処理が行われ(S32、S33)、
S33がYESのときには、VENT状態を起点として
3つ隣りの状態にあるとして、吹出しモ−ドがDEF/
HEAT状態にセットされると共に、その状態を表示す
るテルテ−ル64が点灯される(S34)。
【0024】前記S33がNOのときには、直ちに、D
EF状態にセットされる(S35)。これは、吹出しモ
−ド調整ダイヤル54がエンドレス回転式であることに
鑑み、VENT状態を起点として、回動量が4以上の場
合には、DEF状態が維持されるようにしているのであ
る。
【0025】前記S24がNOのときには、S4の吹出
しモ−ドMがVENT状態でないとして、S4の吹出し
モ−ドMがBI−LEBELか否かが判別される(S3
6)。S36がYESのときには、S4の吹出しモ−ド
MがBI−LEVEL状態であるとして、前述のS29
に進む一方、S36がNOのときには、今度は、S4の
吹出しモ−ドMがHEAT状態か否かが判別される(S
37)。S37がYESのときには、S4の吹出しモ−
ドMがHEAT状態であるとして、前述のS32に進む
一方、S37がNOのときには、S4の吹出しモ−ドM
がDEF/HEAT、或いはDEF状態であり、この状
態を起点として吹出しモ−ド調整ダイヤルを回動させて
も吹出しモ−ドがDEF状態以外にはなり得ないことか
ら、前述のS35に進むことになる。
【0026】前記S23がNOのときには、左回動フラ
グがセットされているとして、先ず、S4の吹出しモ−
ドMがDEF状態か否かが判別される(S38)、この
S38がYESのときには、前述のS25、S26同様
の処理がなされ(S39、S40)、S40がYESの
ときには、回動量Bが1であるとして、吹出しモ−ドが
DEF/HEATにセットされ(S41)、左回動フラ
グFLがリセットされる(S42)。
【0027】前記S40がNOのときには、前述のS2
9、S30の処理がなされ(S43、S44)、S44
がYESのときには、DEF状態を起点として回動量B
が2であるとして、吹出しモ−ドがHEAT状態にセッ
トされる(S45)。
【0028】前記S44がNOのときには、前述のS3
2、S33と同様の処理がなされ(S46、S47)、
S47がYESのときには、DEF状態を起点として回
動量が3であるとして、吹出しモ−ドがBI−LEVE
Lにセットされる(S48)。
【0029】前記S47がNOのときには、DEF状態
を起点として、回動量Bが4以上であるときには、吹出
しモ−ドがVENT状態以外ないとして、VENT状態
にセットされる(S49)。
【0030】一方、前記S38がNOのときには、S4
の吹出しモ−ドMがDEF/HEAT状態か否かが判別
され(S50)、S50がYESのときには前述のS4
3に進む一方、S50がNOのときにはS4の吹出しモ
−ドMFHEAT状態か否かが判別される(S51)。
このS51がYESのときには、前述のS46に進む一
方、S51がNOのときには、前述のS49に進むこと
になる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記上述べたように、自動制御
中の空調状態表示の点灯とマニュアル操作部材の回動操
作位置表示との相違に基づく、違和感を解消すると共
に、自動制御からマニュアル制御への移行時において、
所望の空調状態へのマニュアル回動操作を容易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和装置の全体構成図。
【図2】空調制御の全体系統図。
【図3】設定器の操作パネルを示す正面図。
【図4】吹出しモ−ド調整ダイヤルの内部構造を説明す
る説明図。
【図5】空調制御の一例を示すフロ−チャ−ト。
【図6】図5のフロ−チャ−トの続きを示すフロ−チャ
−ト。
【図7】図6のフロ−チャ−トの続きを示すフロ−チャ
−ト。
【符号の説明】
51 自動スイッチ 54 吹出しモ−ド調整ダイヤル U コントロ−ルユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動制御を開始させる自動スイッチと、
    空調状態を調整する回動式マニュアル操作部材とを備
    え、該マニュアル操作部材の自動制御時の回動がマニュ
    アル制御に移行するように設定されている車両用空調装
    置において、 前記マニュアル操作部材は、その回動方式がエンドレス
    状とされると共に、回動操作位置表示が無表示とされ、 しかも、 自動制御状態か否かを検出する制御状態検出手段と、 前記制御状態検出手段が自動制御状態でない状態を検出
    したとき、前記マニュアル操作部材の回動操作位置を検
    出する回動操作位置検出手段と、 前記回動操作位置検出手段が検出する回動操作位置を記
    憶する記憶手段と、 前記回動操作位置検出手段が検出する回動操作位置と、
    該回動操作位置の前段階の回動操作位置であって前記記
    憶手段が記憶する回動操作位置とに基づいて、実質的な
    回動量と回動方向とを演算する演算手段と、 空調状態を記憶更新する記憶更新手段と、 前記演算手段の実質的な回動量と回動方向とに基づき、
    前記記憶更新手段が記憶する空調状態に対応する回動操
    作位置であって前記回動操作位置検出手段が検出を開始
    する前段階の回動操作位置を起点として得られる新たな
    回動操作位置を、マニュアル回動操作位置に設定する設
    定手段と、を備える、ことを特徴とする車両用空調装
    置。
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