JP2002370522A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002370522A
JP2002370522A JP2001182173A JP2001182173A JP2002370522A JP 2002370522 A JP2002370522 A JP 2002370522A JP 2001182173 A JP2001182173 A JP 2001182173A JP 2001182173 A JP2001182173 A JP 2001182173A JP 2002370522 A JP2002370522 A JP 2002370522A
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JP2001182173A
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Tatsumi Kumada
辰己 熊田
Nobukazu Kuribayashi
信和 栗林
Shigeki Harada
茂樹 原田
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートエアコンにおいて、車両の空調状態又
は空調環境状態を、全容パターン表示と、現在の空調状
態の表示との組み合せで表示し、現在の空調状態が全容
の中で視覚的に分かるようにする。 【解決手段】 表示器29は、必要吹出温度TAOに対
するブロワレベルの制御パターンBの全容を表示すると
共に、制御装置21で求めた現時点の必要吹出温度TA
O1に応じてブロワの現在レベルCを前記の全容表示と
組み合わせて表示する。これにより、ブロワレベルの制
御パターンの全容がどのようなものであり、それに対し
て現時点はどのレベルにあり、今後どうなってゆくのか
がユーザーに分かり、不要なマニュアル操作を防ぎ、ユ
ーザーに精神的なストレスを与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度設定手段で設
定された設定温度に応じて、車室内の空調状態を自動で
制御する、いわゆるオートエアコンの車両用空調装置に
関し、より詳しくは、制御手段による空調状態の表示に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の車両では、車室内の空調を自動で
行なう自動制御式の空調装置が搭載される傾向にある。
自動制御式の空調装置は、乗員に要求温度を設定させる
設定器を備え、概略的には、設定器でマニュアル設定さ
れた設定温度と実際の車室内温度との偏差に応じた空調
制御状態が形成されるようになっている。
【0003】例えば、炎天下に放置した車両に乗り込ん
だ時のように、車室内温度が極めて高い時には、急速に
車室内温度を低下させるべく急速冷房(いわゆるクール
ダウン)制御状態が形成される。このような状況下で
は、制御手段で計算された必要吹出温度(TAO)に対
応してブロワレベルがしばらく高い状態が続き、車室内
温度が設定温度に近づくにつれて徐々にブロワレベルが
下がってきて安定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般の
ユーザーはこのような空調制御の具体的な制御内容を知
らないのが通例であり、いつになったらブロワレベルが
下がるのかが分からないことなどから、不要なマニュア
ル操作を誘うこととなる。
【0005】また、吹出口や内外気の切り替えについて
も同様のことが言える。ユーザーにとっては、切り替わ
る状況やタイミングが分からないため、勝手に切り替わ
っているという錯覚などから、不要なマニュアル操作を
誘うこととなる。
【0006】そこで本発明は、上記のような点に鑑みて
成されたものであり、その目的は、オートエアコンにお
いて、車両の空調状態又は空調環境状態を、全容パター
ン表示と、現在の空調状態の表示との組み合せで表示
し、現在の空調状態が全容の中で視覚的に分かる車両用
空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では以下の技術的手段を採用する。
【0008】請求項1記載の発明では、表示手段(2
9)は、必要吹出温度(TAO)に対するブロワレベル
の制御パターン(B)の全容を表示すると共に、制御手
段(21)で求めた現時点の必要吹出温度(TAO1)
に応じてブロワの現在レベル(C)を前記の全容表示と
組み合わせて表示することを特徴とする。
【0009】これにより、ブロワレベルの制御パターン
の全容がどのようなものであり、それに対して現時点は
どのレベルにあり、今後どうなってゆくのかがユーザー
に分かり、不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精
神的なストレスを与えない。
【0010】請求項2記載の発明では、表示手段(2
9)は、同一ブロワレベルの複数の表示(aとb、f〜
h、lとm)に異なる前記必要吹出温度(TAO)の温
度帯を割り当てたことを特徴とする。これにより、例え
ばブロワは同じHIレベルでも表示の位置により、しば
らく今の状態が続くのか、もうすぐ下がりそうなのかが
分かる。
【0011】請求項3記載の発明では、制御手段(2
1)は、車両の環境情報と設定温度とから安定時の必要
吹出温度(TAO2)を推定し、安定時の必要吹出温度
(TAO2)からブロワの安定レベル(A)を表示手段
(29)に表示することを特徴とする。これにより、ブ
ロワレベルが今後どのように推移してどのレベルで安定
するのかが分かり、不要なマニュアル操作を防ぎ、ユー
ザーに精神的なストレスを与えない効果が高まる。
【0012】請求項4記載の発明では、表示手段(2
9)は、乗員の頭部側に向けて冷房風を吹き出すフェイ
ス吹出口に対応した冷房側表示(29a)と、乗員の足
下側に向けて暖房風を吹き出すフット吹出口に対応した
暖房側表示(29b)とを含む吹き出しモードの全容を
表示すると共に、両表示(29a、29b)を吹出風量
の大小レベルを表示するようにし、且つ制御手段(2
1)で求めた現時点の必要吹出温度(TAO1)に応じ
て、冷房側表示(29a)にはフェイス吹出口からの吹
出風量に対応した表示、又は暖房側表示(29b)には
フット吹出口からの吹出風量に対応した表示を、前記の
全容表示と組み合わせて行うことを特徴とする。
【0013】これにより、吹き出しモードの全容がどの
ようなものであり、それに対して現時点はどのモードに
あり、今後どうなってゆくのかがユーザーに分かり(例
えばもうじきバイレベルモードに切り替わり、フェイス
とフットとの風量配分がどのようになるのかが分か
り)、不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精神的
なストレスを与えない。
【0014】請求項5記載の発明では、表示手段(2
9)は、車室外及び車室内の空気の汚染度の検知レンジ
を表示すると共に,両汚染度検知手段(30、31)で
検知した現時点での車室内外の空気汚染度を、検知レン
ジ表示と組み合わせて表示することを特徴とする。これ
により、一目で車室内外の空気汚染度が分かり、いまま
で車室内外の空気汚染状況の情報が無いことにより、汚
染の少ない空気を選択するために闇雲に内外気を切り替
えてみて、官能で比較して選択するというような不要な
マニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精神的なストレスを
与えない。
【0015】請求項6記載の発明では、制御手段(2
1)は、両汚染度検知手段(30、31)からの信号に
より自動で汚染度の低い側の空気を導入する自動内外気
切替機能を持っており、表示手段(29)に空気汚染度
と併せて現時点の内外気選択状況を表示したことを特徴
とする。これにより、車室内外の空気汚染状況と、それ
に対する現時点の内外気選択状況がユーザーに分かり、
不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精神的なスト
レスを与えない。
【0016】請求項7記載の発明では、制御手段(2
1)は、マニュアルで内外気切り替えが行なわれた場
合、その時の内外気汚染度から自動での内外気切り替え
のタイミングを学習することを特徴とする。これによ
り、ユーザーの好みに合ったレベルでの内外気切り替え
タイミングを得ることができる。
【0017】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、図面
に基づき説明する。
【0019】(第1実施形態)本実施形態は、本発明を
水冷エンジン搭載車両の車両用空調装置1に適用したも
のであり、図3は車両用空調装置1の模式図である。空
気流路をなす空調ケース2の空気上流部位には、車室内
気を吸入するための内気吸入口3と外気を吸入するため
の外気吸入口4とが形成されると共に、これらの吸入口
3、4を選択的に開閉する吸入口切換ドア5が設けられ
ている。また、この吸入口切換ドア5は、サーボモータ
6等の駆動手段によって開閉される。
【0020】この吸入口切換ドア5の下流側部位には、
送風ブロワ7が配設されており、この送風ブロワ7によ
り両吸入口3、4から吸入された空気が、後述する各吹
出口14、15、16に向けて送風されている。
【0021】送風ブロワ7の空気下流側には、空気冷却
手段をなすエバポレータ8が配設されており、送風ブロ
ワ7により送風された空気は全てこのエバポレータ8を
通過する。エバポレータ8の空気下流側には、空気加熱
手段をなすヒータコア10が配設されており、このヒー
タコア10は、図示しないエンジンの冷却水を熱源とし
て空気を加熱している。
【0022】また、空調ケース2には、ヒータコア10
をバイパスするバイパス通路12が形成されており、ヒ
ータコア10の空気上流側には、ヒータコア10を通る
風量とバイパス通路12を通る風量との風量割合を調節
するエアミックスドア13が配設されている。そして、
サーボモータ26等の駆動手段にてこのエアミックスド
ア13の開度を調節して、風量割合を調節している。
【0023】また、空調ケース2の最下流側部位には、
車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフェイ
ス開口部14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出すた
めのフット開口部15と、フロントガラスの内面に向か
って空気を吹き出すためのデフロスタ開口部16とが形
成されている。
【0024】そして、上記各開口部14、15、16の
空気上流側部位には、フェイスドア18、フットドア1
9、デフロスタドア20が配設されていて、これらのド
アをサーボモータ17等の駆動手段によって連動させな
がらそれぞれの開口部を開閉することにより、吹出モー
ドが切り換えられる。
【0025】また、21はサーボモータ6、17、26
等の駆動手段及び送風ブロワ7を制御する電子制御装置
(ECU)であり、制御装置21は中央演算装置(CP
U)、随時読み込み書き込み可能な記憶装置(RAM)
及び読み込み専用の記憶装置(ROM)等からなる周知
のマイクロコンピュータである。
【0026】この制御装置21には、所望の車室内温度
を設定する設定器(温度設定手段)22と、車室内の温
度を検出する内気温センサ23と、外気の温度を検出す
る外気温センサ24と、車室内に侵入する日射量を検出
する日射センサ25と、エバポレータ8からの冷気の温
度を検出する出口温センサ9と、エンジン冷却水の温度
を検出する水温センサ11と、サーボモータ26に付い
ていてエアミックスドア13の開度を検出するポテンシ
ョンメーター27と、車室内外の空気の汚染度を検知す
るガスセンサ(車内外汚染度検知手段)30、31とが
入力接続されている。
【0027】制御装置21は、これらセンサ群28から
の入力信号に基づいて後述の手順により、送風ブロワを
駆動するモータコントローラ(図示省略)や、エアミッ
クスドア13を駆動するサーボモータ26や、吸入口切
替ドア5を駆動するサーボモータ6や、モード切替ドア
18、19、20を駆動するサーボモータ17に制御信
号を出力する。
【0028】また、制御装置21は、当該車両のイグニ
ッションスイッチ(図示省略)のON時にバッテリ(図
示省略)から給電されて作動状態になり、この空調装置
1の作動を開始させるエアコンスイッチのON時に制御
装置21内に記憶されたコンピュータプログラムの実行
を開始する。
【0029】以下、この制御装置21が実行する空調制
御について、図4に示す空調装置1の制御プログラムの
一例を示したフローチャートに沿って説明する。本空調
装置1の自動制御処理を開始すると、まずステップS1
で記憶している数値の初期化の処理を行なう。次にステ
ップS2で、乗員が温度設定手段22でセットした設定
温度と、各種センサ群28にて検出された温度等を読み
込み、補正等の処理を行なう。ステップS3では、凍結
防止を含むコンプレッサの稼動に関し、図示しない電磁
クラッチが制御がされる。
【0030】また、図示しないステップとして、ステッ
プS2で読み込んだセンサ値の中で、車室内外の空気の
汚染度を検知するガスセンサ30、31からの信号を比
較し、自動内外気切替機能として汚染度の低い側の空気
を導入するようにサーボモータ6が制御される。
【0031】ステップS4では、ステップS2で入力さ
れた温度条件から車室内を設定温度にしてゆく上で必要
な吹出風の温度TAOを数式から演算する。ステップS
5では、算出された必要吹出温度TAOと送風ブロワ7
の風量(電圧)との関係に基づき、送風ブロワ7を駆動
するモータコントローラの電圧が制御される。
【0032】ステップS6では、ステップS4で算出さ
れた必要吹出温度TAOと、ステップS2で読み込んだ
センサ群28の値による各熱交換器の状態に基づき、必
要吹出温度TAOとするために必要なエアミックスドア
13の開度SWが数式に従って決定されサーボモータ2
6が制御される。
【0033】ステップS7では、必要吹出温度TAOと
車室内へ吹き出す空気流の吹出モードとの関係を表わす
吹出モードパターンデータに基づき、ステップS4で算
出された必要吹出温度TAOから吹出モードをフットモ
ード、バイレベルモード、フェィスモードのいずれかに
決定されサーボモータ17が制御される。
【0034】以上説明したような、図4のフローチャー
トに示すサイクルを約4秒に1回の周期で繰り返すこと
により空調制御を行なう。そして、これらの空調状態
は、車両のインパネに設定器22と一緒に設けられた表
示器(表示手段)29に表示してユーザーに知らせられ
る。
【0035】次に、本発明の第1実施形態の要部につい
て説明する。図1は、上記のステップS5のブロワ制御
に用いられるマップと、本発明の第1実施形態における
表示器29でのブロワ表示例である。図に示すように表
示器29を、必要吹出温度TAOに対するブロワレベル
の制御パターンBに対応した表示パターンとしている。
図2の表は、具体的なTAOの温度に対するブロワ表示
例の各セグメントa〜mとの対応例を表わしてある。
【0036】表に示すように、15〜35℃の中央温度
帯はブロワのLOレベルに対応させて短いセグメントg
に割り当て、冷房側と暖房側の中間という意味で白色と
している。それより低い温度を割り当てたセグメントa
〜fは冷房側という意味で寒色の青色とし、高い温度を
割り当てたセグメントh〜mは暖房側という意味で暖色
の赤色としている。
【0037】また、冷房側で説明すれば、マップでは1
0℃までブロワはLOレベルなので、10〜15℃を割
り当てたセグメントfはセグメントgと同様に短く、そ
れ以下のセグメントb〜eは、対応するブロワレベルに
合せて順次長くしている。しかし、−20℃以下のブロ
ワレベルはHIで固定なので、−25℃以下を割り当て
たセグメントaは、−20〜−25℃を割り当てたセグ
メントbと同様の長さとしている。
【0038】このように、同一ブロワレベルの複数の表
示に、異なるTAOの温度帯を割り当てていることで、
例えばブロワは同じHIレベルでも表示の位置により、
しばらく今の状態が続くのか、もうすぐ下がりそうなの
かが分かる。
【0039】制御装置21は、車両の環境条件と設定温
度とから安定時の必要吹出温度TAO2を推定し、その
安定時の必要吹出温度TAO2からブロワの安定レベル
Aを、表示器29に表示する。図5のフローチャート
に、より具体的なステップを示す。
【0040】前述のステップS5で、現時点の必要吹出
温度TAO1に対するマップからのブロワの現在レベル
Cを割り出した後に、ステップS51で外気温度や日射
量等の環境条件に設定温度を当てはめ、安定時の必要吹
出温度TAO2を算出する。
【0041】次に、ステップS52で、その安定時の必
要吹出温度TAO2に対するマップからのブロワの安定
レベルAを割り出し、対応する表示セグメントを例えば
点灯させて表示する。そして、ステップS53で、前述
のステップS4で演算した現時点の必要吹出温度TAO
1に対するマップからのブロワの現在レベルCを、対応
する表示セグメントを例えば点滅させて表示する。
【0042】これらにより、ブロワレベルの制御パター
ンが概略どのようなものであり、それに対して現時点は
どのレベルにあり、今後どのように推移してどのレベル
で安定するのかが分かるため、不要なマニュアル操作を
防ぎ、ユーザーに精神的なストレスを与えない効果が高
まる。図6は、図1に示すブロワ表示例の変形例を示
す。これらの表示は、ブロワレベルの推移だけを表わす
のであれば、片側だけのバーの構成であっても良い。
【0043】(第2実施形態)基本的構成は第1実施形
態と同じであり、制御装置21で求めた必要吹出温度T
AO(図4参照)に応じて、車室内への吹出モードを含
む空調状態が自動制御される。第2実施形態は吹出モー
ドの選択状況を表示する例である。
【0044】図7は、吹出モード表示例を示す図であ
る。表示器29を、乗員の頭部側に向けて冷房風を吹き
出すフェイス吹出口に対応した冷房側表示29aと、乗
員の足下側に向けて暖房風を吹き出すフット吹出口に対
応した暖房側表示29bとを含む吹出モードの全容を表
示すると共に、両表示29a、29bを吹出風量の大小
レベルを表わせる表示としている。
【0045】そのうえ、制御装置21は、冷房側表示2
9aにはフェイス吹出口からの吹出風量に対応した表示
をし、暖房側表示29bにはフット吹出口からの吹出風
量に対応した表示としている。
【0046】これらにより、吹出モードの全容がどのよ
うなものであり、それに対して現時点はどのモードにあ
り、今後どうなってゆくのかがユーザーに分かる。例え
ばもうじきバイレベルモードに切り替わり、フェイスと
フットとの風量配分がどのようになるのかが分かる。図
7に示すような多段バイレベルのものであれば、風量配
分がどのように推移して行くのかが分かる。これより、
不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精神的なスト
レスも与えない。
【0047】図8、9は図7に示すモード表示例の変形
例を示し、いずれもバイレベル状態を表示している例で
ある。図8では、前述の例と同様にバーの長さで、冷房
側表示29aとしてフェイス吹出口からの吹出風量表示
を行ない、暖房側表示29bとしてフット吹出口からの
吹出風量表示を行なっている。また、図9では、それら
を矢印の大きさで表わしたものである。
【0048】(第3実施形態)設定温度と、車室内外の
空気の汚染度を検知するガスセンサ30、31での情報
を含む車両の環境情報に基づいて、車室内へ導入する内
外気切替モードを含む車室内の空調状態が自動制御され
る。
【0049】図10は、本発明の第3実施形態における
車室外空気と車室内空気との汚染度を表示した一例を示
す図である。表示器29は、車室外及び車室内の空気の
汚染度の検知レンジを表示すると共に,両ガスセンサ3
0、31で検知した現時点での車室内外の空気汚染度
を、検知レンジ表示と組み合わせて表示している。
【0050】これにより、一目で車室内外の空気汚染度
が分かり、いままで車室内外の空気汚染状況の情報が無
いことにより、汚染の少ない空気を選択するために闇雲
に内外気を切り替えてみて、官能で比較して選択すると
いうような不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精
神的なストレスを与えない。
【0051】また、制御装置21は、両ガスセンサ3
0、31からの信号により自動で汚染度の低い側の空気
を導入する自動内外気切替機能を持っており、表示器2
9に空気汚染度と併せて現時点の内外気選択状況を表示
している。これにより、車室内外の空気汚染状況と、そ
れに対する現時点の内外気選択状況がユーザーに分か
り、不要なマニュアル操作を防ぎ、ユーザーに精神的な
ストレスを与えない。
【0052】また、制御装置21は、マニュアルで内外
気切り替えが行なわれた場合、その時の内外気汚染度か
ら自動での内外気切り替えのタイミングを学習するよう
になっている。これにより、ユーザーの好みに合ったレ
ベルでの内外気切り替えタイミングを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロワ制御に用いられるマップと、本発明の第
1実施形態におけるブロワ表示例を示す図である。
【図2】TAOの温度に対するブロワ表示セグメントa
〜mの対応を表わす表である。
【図3】車両用空調装置の模式図である。
【図4】車両用空調装置の制御プログラムの一例を示し
たフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態におけるブロワ表示に関
するフローチャートである。
【図6】図1に示すブロワ表示例の変形例を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態におけるモード表示例を
示す図である。
【図8】図7に示すモード表示例の変形例を示す図であ
る。
【図9】図7に示すモード表示例の変形例を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3実施形態における室外空気と室
内空気との汚染度を表示した一例を示す図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 21 制御装置(制御手段) 22 設定器(温度設定手段) 29 表示器(表示手段) 29a 冷房側表示 29b 暖房側表示 30 ガスセンサ(車外汚染度検知手段) 1 ガスセンサ(車内汚染度検知手段) TAO 必要吹出温度 TAO1 現時点の必要吹出温度 TAO2 安定時の必要吹出温度 A ブロワの安定レベル B 必要吹出温度(TAO)に対するブロワレベルの制
御パターン C ブロワの現在レベル a〜m セグメント(表示)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60H 1/24 661 B60H 1/24 661A (72)発明者 原田 茂樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L011 AF02 AP02 BJ00 CS00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の車室内温度を設定する温度設定手
    段(22)と、 前記温度設定手段(22)で設定された設定温度と車両
    の環境情報に基づいて必要吹出温度(TAO)を求めて
    車室内の空調状態を自動制御する制御手段(21)と、 前記制御手段(21)による空調状態を表示する表示手
    段(29)とを備える車両用空調装置において、 前記表示手段(29)は、前記必要吹出温度(TAO)
    に対するブロワレベルの制御パターン(B)の全容を表
    示すると共に、前記制御手段(21)で求めた現時点の
    必要吹出温度(TAO1)に応じてブロワの現在レベル
    (C)を前記の全容表示と組み合わせて表示することを
    特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段(29)は、同一ブロワレ
    ベルの複数の表示(aとb、f〜h、lとm)に異なる
    前記必要吹出温度(TAO)の温度帯を割り当てたこと
    を特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(21)は、車両の環境情
    報と前記設定温度とから安定時の必要吹出温度(TAO
    2)を推定し、前記安定時の必要吹出温度(TAO2)
    からブロワの安定レベル(A)を前記表示手段(29)
    に表示することを特徴とする請求項1に記載の車両用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 所望の車室内温度を設定する温度設定手
    段(22)と、 前記温度設定手段(22)で設定された設定温度と車両
    の環境情報に基づいて必要吹出温度(TAO)を求め、
    車室内への吹き出しモードを含む車室内の空調状態を自
    動制御する制御手段(21)と、 前記制御手段(21)による空調状態を表示する表示手
    段(29)とを備える車両用空調装置において、 前記表示手段(29)は、乗員の頭部側に向けて冷房風
    を吹き出すフェイス吹出口に対応した冷房側表示(29
    a)と、乗員の足下側に向けて暖房風を吹き出すフット
    吹出口に対応した暖房側表示(29b)とを含む前記吹
    き出しモードの全容を表示すると共に、前記両表示(2
    9a、29b)を吹出風量の大小レベルを表示するよう
    にし、且つ前記制御手段(21)で求めた現時点の必要
    吹出温度(TAO1)に応じて、前記冷房側表示(29
    a)にはフェイス吹出口からの吹出風量に対応した表
    示、又は前記暖房側表示(29b)にはフット吹出口か
    らの吹出風量に対応した表示を、前記の全容表示と組み
    合わせて行うことを特徴とする車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 所望の車室内温度を設定する温度設定手
    段(22)と、 車室外の空気の汚染度を検知する車外汚染度検知手段
    (30)と、 車室内の空気の汚染度を検知する車内汚染度検知手段
    (31)と、 前記温度設定手段(22)で設定された設定温度と、前
    記車外汚染度検知手段(30)及び前記車内汚染度検知
    手段(31)を含む車両の環境情報に基づいて、車室内
    へ導入する内外気切替モードを含む車室内の空調状態を
    自動制御する制御手段(21)と、 前記制御手段(21)による空調状態を表示する表示手
    段(29)とを備える車両用空調装置において、 前記表示手段(29)は、車室外及び車室内の空気の汚
    染度の検知レンジを表示すると共に,前記両汚染度検知
    手段(30、31)で検知した現時点での車室内外の空
    気汚染度を、前記検知レンジ表示と組み合わせて表示す
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段(21)は、前記両汚染度
    検知手段(30、31)からの信号により自動で汚染度
    の低い側の空気を導入する自動内外気切替機能を持って
    おり、前記表示手段(29)に前記空気汚染度と併せて
    現時点の内外気選択状況を表示したことを特徴とする請
    求項5に記載の車両用空調装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段(21)は、マニュアルで
    内外気切り替えが行なわれた場合、その時の内外気汚染
    度から自動での内外気切り替えのタイミングを学習する
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置。
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US9981342B2 (en) 2013-04-04 2018-05-29 Keylex Corporation Method for assembling fuel supply pipe, and fuel supply pipe assembly device

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