JPH0585077A - スクリーン刷版およびその製造方法 - Google Patents
スクリーン刷版およびその製造方法Info
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- JPH0585077A JPH0585077A JP24964391A JP24964391A JPH0585077A JP H0585077 A JPH0585077 A JP H0585077A JP 24964391 A JP24964391 A JP 24964391A JP 24964391 A JP24964391 A JP 24964391A JP H0585077 A JPH0585077 A JP H0585077A
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Abstract
刷版およびその製造方法を提供する。 【構成】 メッシュ部分12におけるメッシュ開口14
の形状を、所望の印刷パターンに合わせる。このような
スクリーン刷版11を得るため、フォトリソグラフィに
よりパターニングされるレジストをマスクとして電気め
っきが行なわれる。この電気めっきにより得られた金属
膜をもってスクリーン刷版11とされる。
Description
いられるスクリーン刷版およびその製造方法に関するも
のである。
刷版1が示されている。スクリーン刷版1は、穿孔板ま
たは織物からなるメッシュ材2を備える。メッシュ材2
上には、所望のパターンをもって版膜3が形成される。
したがって、版膜3が形成されない領域は、メッシュ部
分4として残される。
リーン印刷は、版膜3が形成されていないメッシュ部分
4を通して被印刷物にインクまたはペーストを転移させ
ることによって行なわれる。
1においては、メッシュ材2が形成するメッシュ開口5
とは無関係に版膜3が形成されるため、メッシュ開口5
のうち、印刷パターンすなわちメッシュ部分4の端縁部
に位置するものが、版膜3によって覆われることにより
小さくなってしまうことがある。このように、メッシュ
開口5が小さくされた場合、インクまたはペーストの転
移が十分に行なわれにくく、それゆえに、図10に示す
ように、印刷膜6のパターンは、所望のパターン7に対
して歪みを生じることがある。そのため、高い印刷精度
を期待することができない。
リーン印刷は、たとえば、電子部品の分野において、積
層セラミックコンデンサの内部電極を形成する際に用い
られている。積層セラミックコンデンサが小型化される
に従がって、内部電極のパターンについても高い精度が
要求される。しかしながら、上述したように、従来のス
クリーン刷版1では、内部電極のパターンを高い精度を
もって得るには限界がある。
スクリーン印刷を可能とするスクリーン刷版およびその
製造方法を提供しようとすることである。
シュ部分と版膜部分とを備える、スクリーン刷版に向け
られるものであって、上述した技術的課題を解決するた
め、当該刷版によって与えられる印刷パターンに合わせ
て前記メッシュ部分におけるメッシュ開口の形状が選ば
れたことを特徴としている。
リーン刷版を製造するための方法も提供される。この方
法は、基材を用意するステップと、前記基材上の、印刷
パターンを与えるメッシュ部分のメッシュ開口となるべ
き位置に、第1のレジストを形成するステップと、前記
基材上に、前記第1のレジストの形成領域を除いて、第
1の金属膜をめっきにより形成するステップと、前記第
1のレジストおよび前記第1の金属膜上に、印刷パター
ンの反転パターンをもって第2のレジストを形成するス
テップと、前記第1の金属膜上に、前記第2のレジスト
の形成領域を除いて、第2の金属膜をめっきにより形成
するステップと、前記第1および第2のレジストを除去
するステップと、前記基材から前記第1および第2の金
属膜を一体に剥離するステップとを備えることを特徴と
している。
開口の形状が印刷パターンに合わされているので、メッ
シュ部分の端縁部に位置するメッシュ開口が版膜によっ
て覆われて小さくされてしまうことがない。
ン刷版によれば、高精度の印刷を行なうことができる。
また、微細なパターンの印刷も行なえるようになる。
てメッシュ開口の形状が選ばれるとともに、メッシュ開
口の大きさを当該刷版によって与えられる印刷膜厚に合
わせて変えることにより、1回の印刷工程で、互いに異
なる膜厚を有する印刷膜を形成することが可能になる。
製造方法によれば、第1のレジストのパターンがメッシ
ュ開口を決定するので、メッシュ開口の形状や大きさ
を、第1のレジストのパターニングを変更することによ
り任意に選ぶことができる。それゆえに、メッシュ開口
の形状を印刷パターンに合わせることや、メッシュ開口
の大きさを所望の印刷膜厚に合わせて変えることが容易
である。なお、この発明にかかるスクリーン刷版の製造
方法は、上述したように、メッシュ開口の形状が印刷パ
ターンに合わされていたり、メッシュ開口の大きさが印
刷膜厚に合わされていたりしているスクリーン刷版以外
のスクリーン刷版の製造にも適用することができる。
得られたスクリーン刷版は、全体として金属から構成さ
れるので、寸法安定性が優れ、また、長寿命を期待する
ことができる。
よるスクリーン刷版11が示されている。スクリーン刷
版11は、メッシュ部分12と版膜部分13とを備え
る。
えられる印刷パターンが示されている。スクリーン刷版
11のメッシュ部分12に注目すると、図1によく示さ
れているように、メッシュ開口14の形状は、図3に示
した印刷パターンに合うように選ばれている。したがっ
て、このスクリーン刷版11によれば、メッシュ部分1
2の端縁部においてメッシュ開口14が小さくされない
ので、メッシュ部分12全域にわたって均一にインクま
たはペーストを転移させることができる。そのため、図
3に示すように、所望の印刷パターンに精度よく合致し
た印刷膜15を得ることができる。この効果は、特に印
刷パターンが微細である場合に高く評価できる。
は、好ましくは、第1および第2の金属膜16および1
7を備え、メッシュ部分12は、第1の金属膜16によ
って与えられ、版膜部分13は、第1および第2の金属
膜16および17によって与えられている。このような
スクリーン刷版11は、たとえば、図4に示すような方
法により有利に製造されることができる。
に、たとえばステンレス綱からなる基材18が用意され
る。この基材18上には、第1のレジスト19が形成さ
れる。第1のレジスト19は、前述したメッシュ部分1
2のメッシュ開口14となるべき位置に形成されるよう
に、たとえばフォトリソグラフィによりパターニングさ
れる。
に、第1のレジスト19の形成領域を除いて、たとえば
ニッケルからなる第1の金属膜20が電気めっきにより
形成される。
ト19および第1の金属膜20上に、印刷パターン、す
なわち図3の印刷膜15が与えるパターンの反転パター
ンをもって第2のレジスト21が形成される。この第2
レジスト21のパターニングも、フォトリソグラフィに
より行なわれる。
20上に、第2のレジスト20の形成領域を除いて、た
とえばニッケルからなる第2の金属膜22が電気めっき
により形成される。
2のレジスト19および21が剥離される。
第1および第2の金属膜20および22が一体に剥離さ
れる。なお、この剥離は、基材18がステンレス綱から
構成されているので、容易に行なうことができる。この
ようにして、所望のスクリーン刷版23が得られる。
3は、全体として金属から構成されているので、寸法安
定性に優れ、また、長寿命を期待することができる。
おいて、(5)のステップと(6)のステップとの順序
を逆に実施してもよい。
例によるスクリーン刷版31が示されている。スクリー
ン刷版31は、前述したスクリーン刷版11と同様、メ
ッシュ部分32および33と版膜部分34とを備える。
このスクリーン刷版31も、図4に示した製造方法に従
って製造することができる。
るメッシュ開口35の大きさとメッシュ部分33におけ
るメッシュ開口36の大きさとが互いに異なっているこ
とが特徴である。すなわち、メッシュ開口35がメッシ
ュ開口36より小さくされている。このように、メッシ
ュ開口35および36の大きさを変えることにより、こ
れらメッシュ開口35および36の各々を通して転移さ
れるインクまたはペーストの転移量を調整することがで
きる。
リーン刷版31を用いて被印刷物37上に印刷膜38お
よび39が形成されたとき、それらの膜厚を、互いに異
ならせることができる。すなわち、印刷膜38が、印刷
膜39より薄くされることができる。このように、メッ
シュ開口35および36の各大きさを異ならせることに
より、1回の印刷工程で、膜厚の互いに異なる印刷膜3
8および39を得ることができる。
を示す下面図である。
る。
15を下面から透視して示す図である。
造方法に含まれる各ステップを示す断面図である。
1を示す下面図である。
る。
38および39を示す断面図である。
る。
6を下面から透視して示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 メッシュ部分と版膜部分とを備える、ス
クリーン刷版において、 当該刷版によって与えられる印刷パターンに合わせて前
記メッシュ部分におけるメッシュ開口の形状が選ばれた
ことを特徴とする、スクリーン刷版。 - 【請求項2】 前記メッシュ開口の大きさが当該刷版に
よって与えられる印刷膜厚に合わせて変えられた、請求
項1に記載のスクリーン刷版。 - 【請求項3】 第1および第2の金属膜を備え、前記メ
ッシュ部分は、前記第1の金属膜によって与えられ、前
記版膜部分は、前記第1および第2の金属膜によって与
えられる、請求項1または2に記載のスクリーン刷版。 - 【請求項4】 基材を用意し、 前記基材上の、印刷パターンを与えるメッシュ部分のメ
ッシュ開口となるべき位置に、第1のレジストを形成
し、 前記基材上に、前記第1のレジストの形成領域を除い
て、第1の金属膜をめっきにより形成し、 前記第1のレジストおよび前記第1の金属膜上に、印刷
パターンの反転パターンをもって第2のレジストを形成
し、 前記第1の金属膜上に、前記第2のレジストの形成領域
を除いて、第2の金属膜をめっきにより形成し、 前記第1および第2のレジストを除去し、 前記基材から前記第1および第2の金属膜を一体に剥離
する、各ステップを備える、スクリーン刷版の製造方
法。 - 【請求項5】 前記第1のレジストを形成するステップ
において、前記メッシュ部分のメッシュ開口の形状は、
印刷パターンに合わされる、請求項4に記載のスクリー
ン刷版の製造方法。
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JP24964391A JP3136691B2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | スクリーン刷版の製造方法 |
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ID=17196076
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-
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- 1991-09-27 JP JP24964391A patent/JP3136691B2/ja not_active Expired - Lifetime
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