JP3136691B2 - スクリーン刷版の製造方法 - Google Patents

スクリーン刷版の製造方法

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JP3136691B2 JP24964391A JP24964391A JP3136691B2 JP 3136691 B2 JP3136691 B2 JP 3136691B2 JP 24964391 A JP24964391 A JP 24964391A JP 24964391 A JP24964391 A JP 24964391A JP 3136691 B2 JP3136691 B2 JP 3136691B2
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雅和 新
孝則 戸井
正幸 長谷川
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スクリーン印刷に用
いられるスクリーン刷版の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8および図9には、従来のスクリーン
刷版1が示されている。スクリーン刷版1は、穿孔板ま
たは織物からなるメッシュ材2を備える。メッシュ材2
上には、所望のパターンをもって版膜3が形成される。
したがって、版膜3が形成されない領域は、メッシュ部
分4として残される。
【0003】このようなスクリーン刷版1を用いたスク
リーン印刷は、版膜3が形成されていないメッシュ部分
4を通して被印刷物にインクまたはペーストを転移させ
ることによって行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクリーン刷版
1においては、メッシュ材2が形成するメッシュ開口5
とは無関係に版膜3が形成されるため、メッシュ開口5
のうち、印刷パターンすなわちメッシュ部分4の端縁部
に位置するものが、版膜3によって覆われることにより
小さくなってしまうことがある。このように、メッシュ
開口5が小さくされた場合、インクまたはペーストの転
移が十分に行なわれにくく、それゆえに、図10に示す
ように、印刷膜6のパターンは、所望のパターン7に対
して歪みを生じることがある。そのため、高い印刷精度
を期待することができない。
【0005】このようなスクリーン刷版1を用いたスク
リーン印刷は、たとえば、電子部品の分野において、積
層セラミックコンデンサの内部電極を形成する際に用い
られている。積層セラミックコンデンサが小型化される
に従がって、内部電極のパターンについても高い精度が
要求される。しかしながら、上述したように、従来のス
クリーン刷版1では、内部電極のパターンを高い精度を
もって得るには限界がある。
【0006】それゆえに、この発明の目的は、高精度の
スクリーン印刷を可能とするスクリーン刷版の製造方法
提供することである。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のスクリーン刷版の製造方法は、基材を用意するステ
ップと、前記基材上の、印刷パターンを与えるメッシュ
部分のメッシュ開口となるべき位置に、第1のレジスト
を形成するステップと、前記基材上に、前記第1のレジ
ストの形成領域を除いて、第1の金属膜をめっきにより
形成するステップと、前記第1のレジストおよび前記第
1の金属膜上に、印刷パターンの反転パターンをもって
第2のレジストを形成するステップと、前記第1の金属
膜上に、前記第2のレジストの形成領域を除いて、第2
の金属膜をめっきにより形成するステップと、前記第1
および第2のレジストを除去するステップと、前記基材
から前記第1および第2の金属膜を一体に剥離するステ
ップとを備えることを特徴としている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【作用効果】 この 発明にかかるスクリーン刷版の製造方
法によれば、第1のレジストのパターンがメッシュ開口
を決定するので、メッシュ開口の形状や大きさを、第1
のレジストのパターニングを変更することにより任意に
選ぶことができる。それゆえに、メッシュ開口の形状を
印刷パターンに合わせることや、メッシュ開口の大きさ
を所望の印刷膜厚に合わせて変えることが容易である。
なお、この発明にかかるスクリーン刷版の製造方法は、
上述したように、メッシュ開口の形状が印刷パターンに
合わされていたり、メッシュ開口の大きさが印刷膜厚に
合わされていたりしているスクリーン刷版以外のスクリ
ーン刷版の製造にも適用することができる。
【0013】また、この発明にかかる製造方法によって
得られたスクリーン刷版は、全体として金属から構成さ
れるので、寸法安定性が優れ、また、長寿命を期待する
ことができる。
【0014】
【実施例】図1および図2には、この発明の一実施例に
よるスクリーン刷版11が示されている。スクリーン刷
版11は、メッシュ部分12と版膜部分13とを備え
る。
【0015】図3には、スクリーン刷版11によって与
えられる印刷パターンが示されている。スクリーン刷版
11のメッシュ部分12に注目すると、図1によく示さ
れているように、メッシュ開口14の形状は、図3に示
した印刷パターンに合うように選ばれている。したがっ
て、このスクリーン刷版11によれば、メッシュ部分1
2の端縁部においてメッシュ開口14が小さくされない
ので、メッシュ部分12全域にわたって均一にインクま
たはペーストを転移させることができる。そのため、図
3に示すように、所望の印刷パターンに精度よく合致し
た印刷膜15を得ることができる。この効果は、特に印
刷パターンが微細である場合に高く評価できる。
【0016】図2に示すように、スクリーン刷版11
は、好ましくは、第1および第2の金属膜16および1
7を備え、メッシュ部分12は、第1の金属膜16によ
って与えられ、版膜部分13は、第1および第2の金属
膜16および17によって与えられている。このような
スクリーン刷版11は、たとえば、図4に示すような方
法により有利に製造されることができる。
【0017】図4を参照して、まず、(1)に示すよう
に、たとえばステンレスからなる基材18が用意され
る。この基材18上には、第1のレジスト19が形成さ
れる。第1のレジスト19は、前述したメッシュ部分1
2のメッシュ開口14となるべき位置に形成されるよう
に、たとえばフォトリソグラフィによりパターニングさ
れる。
【0018】次に、(2)に示すように、基材18上
に、第1のレジスト19の形成領域を除いて、たとえば
ニッケルからなる第1の金属膜20が電気めっきにより
形成される。
【0019】次に、(3)に示すように、第1のレジス
ト19および第1の金属膜20上に、印刷パターン、す
なわち図3の印刷膜15が与えるパターンの反転パター
ンをもって第2のレジスト21が形成される。この第2
レジスト21のパターニングも、フォトリソグラフィに
より行なわれる。
【0020】次に、(4)に示すように、第1の金属膜
20上に、第2のレジスト20の形成領域を除いて、た
とえばニッケルからなる第2の金属膜22が電気めっき
により形成される。
【0021】次に、(5)に示すように、第1および第
2のレジスト19および21が剥離される。
【0022】次に、(6)に示すように、基材18から
第1および第2の金属膜20および22が一体に剥離さ
れる。なお、この剥離は、基材18がステンレスから
構成されているので、容易に行なうことができる。この
ようにして、所望のスクリーン刷版23が得られる。
【0023】このようにして得られたスクリーン刷版2
3は、全体として金属から構成されているので、寸法安
定性に優れ、また、長寿命を期待することができる。
【0024】上述したスクリーン刷版23の製造方法に
おいて、(5)のステップと(6)のステップとの順序
を逆に実施してもよい。
【0025】図5および図6には、この発明の他の実施
例によるスクリーン刷版31が示されている。スクリー
ン刷版31は、前述したスクリーン刷版11と同様、メ
ッシュ部分32および33と版膜部分34とを備える。
このスクリーン刷版31も、図4に示した製造方法に従
って製造することができる。
【0026】この実施例では、メッシュ部分32におけ
るメッシュ開口35の大きさとメッシュ部分33におけ
るメッシュ開口36の大きさとが互いに異なっているこ
とが特徴である。すなわち、メッシュ開口35がメッシ
ュ開口36より小さくされている。このように、メッシ
ュ開口35および36の大きさを変えることにより、こ
れらメッシュ開口35および36の各々を通して転移さ
れるインクまたはペーストの転移量を調整することがで
きる。
【0027】より具体的には、図7に示すように、スク
リーン刷版31を用いて被印刷物37上に印刷膜38お
よび39が形成されたとき、それらの膜厚を、互いに異
ならせることができる。すなわち、印刷膜38が、印刷
膜39より薄くされることができる。このように、メッ
シュ開口35および36の各大きさを異ならせることに
より、1回の印刷工程で、膜厚の互いに異なる印刷膜3
8および39を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるスクリーン刷版11
を示す下面図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う切断部端面図であ
る。
【図3】スクリーン刷版11を用いて形成された印刷膜
15を下面から透視して示す図である。
【図4】この発明の一実施例によるスクリーン刷版の製
造方法に含まれる各ステップを示す断面図である。
【図5】この発明の他の実施例によるスクリーン刷版3
1を示す下面図である。
【図6】図5の線VI−VIに沿う切断部端面図であ
る。
【図7】スクリーン刷版31によって形成された印刷膜
38および39を示す断面図である。
【図8】従来のスクリーン刷版1を示す下面図である。
【図9】図8の線IX−IXに沿う切断部端面図であ
る。
【図10】スクリーン刷版1によって形成された印刷膜
6を下面から透視して示す図である。
【符号の説明】
11,23,31 スクリーン刷版 12,32,33 メッシュ部分 13,34 版膜部分 14,35,36 メッシュ開口 15,38,39 印刷膜 16,20 第1の金属膜 17,22 第2の金属膜 18 基材 19 第1のレジスト 21 第2のレジスト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−263156(JP,A) 特開 昭52−37106(JP,A) 実開 平1−171668(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41C 1/14 B41N 1/24 G03F 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材を用意し、 前記基材上の、印刷パターンを与えるメッシュ部分のメ
    ッシュ開口となるべき位置に、第1のレジストを形成
    し、 前記基材上に、前記第1のレジストの形成領域を除い
    て、第1の金属膜をめっきにより形成し、 前記第1のレジストおよび前記第1の金属膜上に、印刷
    パターンの反転パターンをもって第2のレジストを形成
    し、 前記第1の金属膜上に、前記第2のレジストの形成領域
    を除いて、第2の金属膜をめっきにより形成し、 前記第1および第2のレジストを除去し、 前記基材から前記第1および第2の金属膜を一体に剥離
    する、 各ステップを備える、スクリーン刷版の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のレジストを形成するステップ
    において、前記メッシュ部分のメッシュ開口の形状は、
    印刷パターンに合わされる、請求項に記載のスクリー
    ン刷版の製造方法。
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CN102555418A (zh) * 2010-12-06 2012-07-11 财团法人金属工业研究发展中心 一次成型金属网版的制造方法
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