JPH0584731U - 樹脂製床材へのタイルの取付構造 - Google Patents

樹脂製床材へのタイルの取付構造

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JPH0584731U
JPH0584731U JP3752492U JP3752492U JPH0584731U JP H0584731 U JPH0584731 U JP H0584731U JP 3752492 U JP3752492 U JP 3752492U JP 3752492 U JP3752492 U JP 3752492U JP H0584731 U JPH0584731 U JP H0584731U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾式工法により簡単にタイル床面を施工す
る。 【構成】 裏面に裏足が突設された樹脂製床材1のタイ
ル取付面2に複数に縦分割された突起3が形成され、該
突起3の中央部に床材裏面1aまで貫通する注入孔7が
設けられ、タイル10には裏面側に前記床材1の突起3
を収納可能で且つ内部空間が開口部11bよりも大きく
形成された凹部11が設けられ、前記タイル10を前記
床材1のタイル取付面2上に配置すると共に前記タイル
10の凹部11内に前記床材1の突起3を収納させ、前
記床材1の注入孔7から注入した固定剤20によって前
記突起3の分割片3dを拡開させた。 【効果】 熟練を要することなく、タイルを床材へ簡単
に取り付けることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タイル床面を乾式施工するための一手法を提供するものであって、 下地として樹脂製の床材を用い、その表面にタイルを取り付けることにより簡単 にタイル床面を構築することのできる技術に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
タイル床面を施工するにあたり、湿式工法を採用する場合、専門の職人が必要 であり、誰にでも施工ができるというものではない。しかも、室内での床面施工 を行う場合は、内装を汚すおそれがあり、内装を損なったときには、後処理が必 要となり、大変手間を要するという問題点がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、乾式工法によりタイル床面を簡単に施工することのできるタイルの 取付構造を提供するものであって、その特徴とするところは、裏面に裏足が突設 された樹脂製床材の表面のタイル取付面に複数に縦分割された突起が形成され、 該突起の中央部に床材裏面まで貫通する注入孔が設けられ、前記タイルには裏面 側に前記床材の突起を収納可能で且つ内部空間が開口部よりも大きく形成された 凹部が設けられ、前記タイルが前記床材のタイル取付面上に配置されると共に前 記タイルの凹部内に前記床材の突起が収納され、前記床材の注入孔から注入した 固定剤によって前記突起の分割片が拡開されていることである。
【0004】 なお、タイルが取り付けられる床材として、その表面に複数のタイル取付面が 設けられ、各取付面ごとに縦分割された突起を形成したものを用いて、複数のタ イルを取り付けるようにしてもよい。
【0005】
【作用】
本考案に係るタイルの取付構造は、タイルの裏面に形成した凹部内に、樹脂製 床材のタイル取付面に形成した突起を収納せしめたのち、床材の注入口から固定 剤を注入し、これを固化させる。床材の突起は、縦分割されているため、固定剤 の注入により、タイルの凹部内で拡開する。その結果、固定剤の固化後は、床材 の突起をタイルの凹部から引き抜くことが困難になるから、タイルと床材とが機 械的に一体化することになる。
【0006】 一般に、セラミック製のタイルと合成樹脂製の床材とを接着剤で接合すること は困難である。しかるに本考案では、タイルと床材とを機械的に結合したので、 固定剤とタイル又は床材との接着性を持たない場合でも、両者が分離することは ない。
【0007】 なお、床材の裏面に突設した裏足は、当該床材の下側に空間を形成するための ものであり、該空間は、排水用の通路として活用することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例) 図1乃至図3は、本考案の基本的な構造例を示すものである。本考案は、図1 に示すように、タイル10を合成樹脂製の床材1の表面へ取り付けるためのもの である。
【0009】 本考案で使用するタイル10は、図2に示すように、裏面10aの中央部に凹 部11が形成されている。この凹部11は、内部空間が開口部11aよりも大き く形成されている。依って、凹部11の内周面11bは、奥側へ向かって拡開す るテーパ状になされている。
【0010】 他方、床材1は、図3に示す如く、平面形状がタイルとほぼ等しく形成された タイル取付面2を表面に備え、中央部に突起3が形成され、裏面1aには適宜間 隔で裏足4が突設されたものである。上記突起3は、基部3aよりも上端部3c の方が大径となるように形成され、具体的には、側面上部に突出部3bを設けて ある。また、当該突起3は縦方向に分割されており、図示した実施例では、平面 視して十文字に四等分され、従って、各分割片3dは、平面形状が4分の1円の 扇形になっている。さらに、突起3の中央部には、床材裏面1aまで貫通する注 入孔7が形成されている。なお、床材1の材質としては、耐久性に優れたものが 好ましく、エチレンビニルアルコール樹脂や、塩化ビニール樹脂等が使用される 。
【0011】 前記床材1にタイル10を取り付けるには、まず、図4の(A)に示すように 、タイル10の凹部11内に床材1の突起3を挿入し、タイル10を床材1の上 に重ね合わせる。当該突起3の上端の径寸法dは、タイル10の凹部11の開口 寸法Dよりも小さく設定されているので、該凹部11内へ突起3を容易に収納す ることができる。
【0012】 次に、床材1の裏面1a側から、ノズル8等により、固定剤を貫通孔7を通じ てタイル凹部11内へ加圧注入する。すると、図4の(B)に示す如く、突起3 の各分割片3dが注入された固定剤20によって拡開し、側面の突出部3bをタ イル凹部11の内周面11bに当接させるようになる。従って、この固定剤20 が固化したのちは、突起3を凹部11から引き抜くことが極めて困難になるので 、タイル10と床材1とは、強固に結合し一体化することになる。
【0013】 ところで、固定剤20としては一般に接着剤が用いられ、その場合には、該固 定剤20とタイル10及び/又は床材1との間で接着力が作用し、強固な取付状 態が得られる。しかしながら、本考案では、タイル10と床材1との一体化は機 械的な結合に基づいているから、たとえ接着性を持たない場合であっても、充分 な取付強度を得ることができるという利点を有している。それ故、固定剤20と しては、接着性を持たないものであっても、熱溶融性樹脂の如く、当初は流動性 を示し、所定時間の経過後、固化する性質を有するものであれば使用することが できる。
【0014】 (第2実施例) 図5の実施例は、床材1におけるタイル取付面2を、格子状に形成することに より、床材1の軽量化及び樹脂使用量の低減化を意図したものである。これ以外 にも、図示は省略したが、床材1の強度を損なうことなく軽量化を図る手段とし ては、タイル取付面2に多数の開孔を打ち抜き形成することが考えられる。
【0015】 (第3実施例) 床材1に設ける突起3及びタイル10に形成する凹部11の位置は、必ずしも 中央部である必要はなく、また単数である必要もない。例えば、図6に例示する 床材1のように、4個の突起3を、タイル取付面2の四隅近くへ均等配置するこ とも可能である。また、この場合には、床材1の中央部にも裏足4を設けること ができるので、耐荷重強度の向上がもたらされる。
【0016】 (第4実施例) 床材1に設ける突起3及びタイル10に形成する凹部11の形状は、前述した 実施例のような平面視して円形にする以外に、矩形等も採用可能である。例えば 、図7に示すような、床材1のタイル取付面2にこれを二等分するが如き長尺の 突起3を設け、他方、タイル10の裏面10a中央部に蟻足状の溝からなる凹部 11を形成することも可能である。なお、本実施例のように、長さ寸法の大きい 突起3を形成する場合は、固定剤の注入口を、各分割片3d間に適宜間隔で複数 個設けるようにすることが望ましい。
【0017】 (第5実施例) 図8及び図9は、床材1が、複数のタイル取付面2を有する場合の実施例を示 すものである。なお、図面には、4個のタイル取付面2を備えた床材1を図示し たが、床材1が備えるタイル取付面2の個数に、特に制限はない。
【0018】 本実施例におけるタイル10と床材1との基本的な取付構造は、第1実施例の ものと共通である。すなわち、当該床材1にタイル10を取り付けるには、床材 1の各タイル取付面2ごとにタイル10を重ね合わせ、床材1の各突起3を各タ イル10の凹部11内へ挿入したのち、各突起3ごとに設けた注入口7から固定 剤を加圧注入すればよい。
【0019】 ところで、本第5実施例では、床材1の各タイル取付面2が相互にわずかな間 隙5を置いて配置され、この間隙5に、図9に示す如き、排水用の開孔6を形成 した点に特色を有している。従って、この床材1にタイル10を取り付けて構築 したタイル床面Aは、水が上記開孔6を通って床材1の裏面側へ移動し、裏足4 により形成された裏面側の通水路から排水がなされるので、表面に水が溜まるこ とがないという利点を有するものである。
【0020】 (その他の実施例) 本考案の実施例は前述に限定されるものではなく、様々な応用が可能である。 例えば、床材どうしを連結可能に構成すれば、タイルを表面に取り付けた多数の 床材を連結することにより、広い面積を有するタイル床面を容易に施工すること ができる。また、床材に設ける突起は、固定剤の注入により、分割片がタイル凹 部の開口寸法よりも大きく拡開し得るものであれば、必ずしも上端側に突出部を 形成する必要はない。さらに、本考案により構築されたタイル床面は、原則とし て、目地間隙を目地材で充填しないため、目地通りに不良が有った場合、これが 目立つ。そこで、タイルには、四周縁に面取りを施したものを使用すれば、目地 通りの不良を目立たせないようにすることができる。しかも、タイルに面取りを 施すことにより、タイルに立体感を与えて、高級感を持たせることができる。そ の他、本考案は、実施の態様に応じた種々の変更を妨げるものではない。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、樹脂性の床材表面へタイルを乾式工法により簡単に取り付け ることができ、このタイルを取り付けた床材を並べるだけで、簡単にタイル床面 を構築することができる。従って、専門の職人が不要であり、熟練を要すること なく誰にでも施工が可能である。その上、施工にあたり周囲を汚すおそれがない ので、室内床面への適用も可能である。
【0022】 また、床材を設置領域から取り外し自在にしておけば、点検や修理,清掃等が 容易になる。
【0023】 さらに、各タイル間に排水用の開孔又は溝を設けておけば、床材下面が裏足に より通水路となっているから、表面に水が溜まることがない。それ故、本考案に 係る取付構造を用いて構築したタイル床面は、水はけが良好なので、プールサイ ドやバルコニー等、多量の水がかかる場所へ施工する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るものであって、タイ
ルと床材とを分解して示す斜視図である。
【図2】本考案の第1実施例に係るタイルの取付構造に
使用するタイルを裏面側から見た斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例に係るタイルの取付構造に
使用する床材を示すものであって、(A)は平面図、
(B)は図(A)のb−b線における正面断面図であ
る。
【図4】本考案の第1実施例に基づいてタイルを床材に
取り付ける要領を示すものであって、(A)は床材の突
起をタイルの凹部に挿入した状態を示す要部拡大断面
図、(B)は固定材を注入した状態を示す要部拡大断面
図である。
【図5】本考案の第2実施例に係る床材を示す平面図で
ある。
【図6】本考案の第3実施例に係る床材を示す平面図で
ある。
【図7】本考案の第4実施例に係るものであって、タイ
ルと床材とを分解して示す斜視図である。
【図8】本考案の第5実施例に係るものであって、タイ
ルと床材とを分解して示す斜視図である。
【図9】本考案の第5実施例に係るタイルの取付構造に
より構築されたタイル床面を示す平面図である。
【符号の説明】
1 床材 1a 床材裏面 2 タイル取付面 3 突起 3a 基部 3b 突出部 3c 上端部 3d 分割片 4 裏足 5 間隙 6 開孔 10 タイル 10a タイル裏面 11 凹部 11a 開口部 11b 凹部内周面 20 固定剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に裏足が突設され表面にタイル取付
    面を備えた樹脂製の床材にタイルを取り付けるための構
    造であって、前記床材のタイル取付面に複数に縦分割さ
    れた突起が形成され、該突起の中央部に床材裏面まで貫
    通する注入孔が設けられ、前記タイルには裏面側に前記
    床材の突起を収納可能で且つ内部空間が開口部よりも大
    きく形成された凹部が設けられ、前記タイルが前記床材
    のタイル取付面上に配置されると共に前記タイルの凹部
    内に前記床材の突起が収納され、前記床材の注入孔から
    注入した固定剤によって前記突起の分割片が拡開されて
    いることを特徴とする樹脂製床材へのタイルの取付構
    造。
  2. 【請求項2】 裏面に裏足が突設され表面に複数のタイ
    ル取付面が適宜間隔を置いて設けられ各タイル取付面間
    に排水用の開孔又は溝が形成された樹脂製の床材に複数
    のタイルを取り付けるための構造であって、前記床材の
    各タイル取付面に複数に縦分割された突起が形成され、
    各突起の中央部には床材裏面まで貫通する注入孔が設け
    られ、前記タイルには裏面側に前記床材の突起を収納可
    能で且つ内部空間が開口部よりも大きく形成された凹部
    が設けられ、前記タイルが前記床材の各タイル取付面そ
    れぞれに配置されると共に前記各タイルの凹部内に前記
    床材の各突起がそれぞれ収納され、前記床材の各注入孔
    から注入した固定剤によって前記各突起の分割片が拡開
    されていることを特徴とする樹脂製床材へのタイルの取
    付構造。
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