JPH0329126Y2 - - Google Patents

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JPH0329126Y2
JPH0329126Y2 JP13458887U JP13458887U JPH0329126Y2 JP H0329126 Y2 JPH0329126 Y2 JP H0329126Y2 JP 13458887 U JP13458887 U JP 13458887U JP 13458887 U JP13458887 U JP 13458887U JP H0329126 Y2 JPH0329126 Y2 JP H0329126Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は河川の法面に敷設される法面保護を兼
ねる階段ブロツクの如き、コンクリートブロツク
製造用型枠に係るものである。
(従来の技術) 前記階段ブロツクPは第9図に示すように、法
面に階段を形成するため、下底面pが傾斜面に形
成され、またブロツクに衝突した水の戻りの流れ
がブロツク本体qを透過して地盤内に浸透させ、
水勢を弱めて法面前面の洗掘を防止し、また種々
の中詰材が填装されるように透孔rが穿設されて
いる。
従来このようなコンクリートブロツクの製造に
当つては、第10図に示すように型枠aの底板b
を地盤c面に水平にセツトし、また第11図に示
すように透孔部成形用の中枠dの下端フランジを
底板bに設けた透孔eの周縁のフランジfにボル
トgで接合し、型枠内にコンクリートを打設して
いた。
(考案が解決しようとする問題点) このように従来の型枠では、傾斜底板が地盤上
に水平にセツトされるため、型枠に打設されるコ
ンクリートの仕上げ面が傾斜面となり、施工性が
悪く、また中枠が底板の透孔周縁にフランジ接合
されるので、中枠の位置決めが容易でなく、また
中枠と底板との間よりコンクリートが漏出すると
いう問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、底板と、同底板上に着脱自在に
組立てられる高さの高い前部側板及び高さの低い
後部側板並に同前後両側板間に配設される左右側
板とよりなり、前記底板には前面が開放され、且
つ内周縁に沿つて接合フランジが突設された方形
状の切欠が欠截されるとともに、同切欠の後端縁
及び同後端縁に連らなる左右両側縁の後半部に隣
接する突隆部が設けられ、且つ下底面後部には前
記各側板の上端縁を水平に保持する支脚が垂設さ
れ、前記後部側板には、組立時前記底板上に架乗
して同底板上の左右に相隣る前記突隆部間に嵌合
し、同各突隆部とともに前記切欠に中枠嵌装用透
孔を画成する突隆部が設けられてなる型枠本体
と、中空筒状片を縦割りしてなる複数の中枠構成
部片よりなる中枠とより構成されたことを特徴と
するコンクリートブロツク製造用型枠に係るもの
である。
(作用) 本考案に係る型枠は前記したように構成されて
いるので、底板をその下底面後部に垂設された支
脚を介して基盤面にセツトすることによつて、同
底板上に組立てられた前後左右の側板の上端縁が
水平に支持され、型枠内打設コンクリートの仕上
り面が水平になり、施工性が向上する。
また前記底板には、同底板に欠截され、且つ内
周縁に沿つて接合フランジが突設された切欠の後
端縁、及び同後端縁に連らなる左右両側縁の後半
部に亘つて隣接する突隆条を設け、型枠組立時
に、左右に隣る底板上の突隆部間に前部側板の突
隆部を嵌合し、同各突隆部によつて前記切欠に中
枠嵌装用の透孔を画成することによつて、同透孔
に中空筒状片を縦割りしてなる複数の中枠構成部
片を、前記各突隆部側壁面を案内として順次嵌合
してその下端を、前記接合フランジに接合するこ
とにより中枠を組立て、同中枠を型枠本体に一体
的に取付けるものである。
なお脱型時、前記中枠の構成部片を順次前記透
孔より取外し、簡単に脱型するものである。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
Aは型枠本体の底板を示し、高さの高い前部側
板B、高さの低い後部側板C、及び前後両側板
B,C間に配設される左右の側板Dが底板A上に
着脱自在に組立てられるようになつている。
図中Eは左右側板Dと前部側板Bとの間に介装
される繋ぎ側板である。
前記底板Aの下底面後部には支脚1が垂設さ
れ、同支脚1を介して底板Aを地盤面にセツトし
たとき、前記各側板B,C,Dの上端縁が水平に
保持され、型枠内打設コンクリートの仕上げ面が
水平になるように構成されている。(第4図参照) 前記底板Aには前面に開口し、且つ内周縁に水
平の接合フランジ2が突設された方形状の切欠3
が欠截され、同切欠3の後端縁に隣接して左右方
向に延びる突隆部4、及び前記切欠3の後端縁に
連なる左右両側縁の後半部に隣接して前後方向に
延びる突隆部5が配設されている。
前部側板Bには、組立時、前記底板5上の左右
に相隣る突隆部5間に嵌合し、同各突隆部5と前
記後端縁の突隆部4との間において、切欠3に中
枠嵌装用透孔6を画成するように構成された突隆
部7が突設されている。
図中A′,B′,C′,D′,E′は夫々前記底板A及
び各側板B,C,D,Eの接続縁に設けられた接
合用フランジである。
Fは中枠で、角筒体を縦割りしてなるL型隅角
部片8,9,10,11と、相隣る隅角部片8,
9間に位置する中間部片12との5つの中枠構成
部片より構成されている。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、底板A上の外周縁に、前部側板B、後部側
板C、左右側板C,D及び繋ぎ側板Eを夫々の接
合フランジを介して接合するとともに、前部側板
Bの突隆部7を底板A上の左右に相隣る突隆部5
間に嵌合し、底板A上の突隆部4,5との間に中
枠嵌装用の透孔6を画成する。
更に同透孔6に前記各突隆部4,5,7を案内
としてL型隅角部片8,9,10,11及び中間
部片12を嵌合して、同各部片の各下端縁に設け
たフランジを前記底板Aの透孔3周縁に設けた接
合フランジ2にボルトナツト13で接合して中枠
Fを組立てる。(第4図参照)このように中枠F
が型枠本体に嵌め込み式に取付けられるので、中
枠Fの位置決めが簡単に行なわれ、中枠Fと底板
Aとの一体化が図られ、出来上り寸法が正確にな
り、また中枠Fと底板Aとの間からのコンクリー
トの漏出がない。
更に中枠F間及び同中枠Fと左右側板Dとの上
端部間に押えアングル14を橋架し、更に前後側
枠B,C及び中枠Fの上端縁間と、前記押えアン
グル14と前側板Bの上端縁との間に亘つて夫々
押えアングル15,16を橋架し、前記各側板の
打設コンクリート圧によるふくらみを防止するも
のである。
このようにして組立てられた型枠は底板Aが支
脚1を介して地盤面上にセツトされることによつ
て第4図に示す如く前後側板B,C、左右側板D
の上端縁が水平に位置する。
従つて前記型枠本体と中枠Fとの間にコンクリ
ートを打設した際、コンクリートの仕上り面が水
平になり施工性が向上する。
打設コンクリートが硬化したのち先ず中枠Fを
脱型する。第8A図乃至第8F図は中枠Fの脱型
順序を示し、先ず第8B図に示すように中間部片
12が取外され、次いで第8C図、第8D図、第
8E図及び第8F図に示すように、隅角部片8,
9,10,11の順に取外され、中枠Fの脱型が
簡単に行なわれる。
しかるのち底板Aより前記各側板B,C,D,
Eを取外し、底板Aによつて傾斜底面pが成型さ
れ、底板A及び前記各側板B,C,D,Eによつ
てブロツク本体qが成型され、中枠Fによつて透
孔rが成型された第10図に示す如きコンクリー
トブロツクPが製造される。
(考案の効果) 本考案に係るコンクリートブロツク製造用型枠
においては、同ブロツクの傾斜底面を成型すべき
底板の下底面後部に支脚が垂設され、同支脚を介
して基盤面にセツトすることによつて、同底板上
に組立てられた高さの高い前部側板、及び高さの
低い後部側枠、並に同前後側板を連結する左右側
板の上端縁を同一水平面上に位置せしめ、本考案
の型枠に打設されるコンクリートの仕上げ面を水
平にすることによつて、施工性を向上するもので
ある。
また型枠組立時、前記底板に欠截され、且つ内
周縁に沿つて接合フランジが突設された切欠の後
端縁、及び同後端縁に連らなる左右両側縁の後半
部に亘つて隣接する底板上の突隆部のうち、左右
に相隣る突隆部間に前部側板に突設された突隆部
を嵌合し、同前部側板及び前記底板上の各突隆部
によつて前記切欠に中枠嵌装用透孔を画成し、同
透孔に中空筒状片を縦割りしてなる複数の中枠構
成部片を、前記突隆部を案内として順次嵌合し
て、その下端を前記接合フランジに接合してブロ
ツクの縦貫孔成形用の中枠を組立てるように構成
したことによつて、中枠の位置決めを容易ならし
め、中枠と底板とを一体化し、出来上り寸法を正
確にするとともに、中枠と底枠との間からのコン
クリートの漏出を防止し、更にまた中枠の脱型を
容易ならしめるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンクリートブロツク製
造用型枠の一実施例を示す斜面図、第2図はその
平面図、第3図はその分解斜面図、第4図は第2
図のX−X線に沿つて截断した縦断面図、第5図
は第2図のY−Y線に沿つて截断した縦断側面
図、第6図は中枠の斜面図、第7図はその分解斜
面図、第8A図乃至第8F図は中枠の脱型順序を
示す平面図、第9図は前記型枠によつて製造され
るコンクリートブロツクの斜面図、第10図は従
来の型枠を地盤面にセツトした状態を示す縦断面
図、第11図は従来の型枠における中枠と型枠本
体との接合構造を示す縦断面図である。 A……底板、B……前部側板、C……後部側
板、D……側板、F……中枠、1……支脚、2…
…接合フランジ、3……切欠、4,5……突隆
部、6……中枠嵌装用透孔、7……突隆部、8,
9,10,11……L型隅角部片、12……中間
部片、13……ボルトナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板と、同底板上に着脱自在に組立てられる高
    さの高い前部側板及び高さの低い後部側板並に同
    前後両側板間に配設される左右側板とよりなり、
    前記底板には前面が開放され、且つ内周縁に沿つ
    て接合フランジが突設された方形状の切欠が欠截
    されるとともに、同切欠の後端縁及び同後端縁に
    連らなる左右両側縁の後半部に隣接する突隆部が
    設けられ、且つ下底面後部には前記各側板の上端
    縁を水平に保持する支脚が垂設され、前記後部側
    板には、組立時前記底板上に架乗して同底板上の
    左右に相隣る前記突隆部間に嵌合し、同各突隆部
    とともに前記切欠に中枠嵌装用透孔を画成する突
    隆部が設けられてなる型枠本体と、中空筒状片を
    縦割りしてなる複数の中枠構成部片よりなる中枠
    とより構成されたことを特徴とするコンクリート
    ブロツク製造用型枠。
JP13458887U 1987-09-04 1987-09-04 Expired JPH0329126Y2 (ja)

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