JPH0584520U - 自動車のシール構造 - Google Patents

自動車のシール構造

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JPH0584520U
JPH0584520U JP033037U JP3303792U JPH0584520U JP H0584520 U JPH0584520 U JP H0584520U JP 033037 U JP033037 U JP 033037U JP 3303792 U JP3303792 U JP 3303792U JP H0584520 U JPH0584520 U JP H0584520U
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hole
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薫 秋山
和久 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウィンドガラスのまわりをウェザストリップ
でシールする自動車のシール構造の排水機能を高める。 【構成】 ウィンドガラス4の縁部に嵌着されたウェザ
ストリップ6に水抜き孔13を形成し、この水抜き孔1
3に対応するドアパネル7に凹部14を形成し、ウェザ
ストリップ6のガラス嵌着溝12に車外Oから侵入した
雨水を水抜き孔13と凹部14を通して車外Oに排出さ
せるシール構造において、凹部14の縁部に凸部19を
形成し、これによってウェザストリップ6のシールリッ
プ17が凹部14に落ち込むことを阻止し、排水機能を
高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車体に固定されたウィンドガラスと車体のボディパネルとの間をウ ェザストリップによってシールし、車内に雨水や外気などが侵入することを防止 した自動車のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記形式のシール構造は、例えば実開昭55−46010号公報に開示されて いるように従来より周知である。以下にかかるシール構造の従来例を明らかにす る。
【0003】 図6は自動車の一例であるトラックの前部を示す側面図であり、その車体、す なわちキャブ1にはフロントウィンドガラス2、サイドウィンドガラス3、ドア ウィンドガラス4などの各種のウィンドガラスが固定されている。これらのウィ ンドガラスはウェザストリップを介して車体に固定され、車内のシール性が確保 される。
【0004】 例えば、キャブ1の一部を構成するドア5に固定されたドアウィンドガラス4 の縁部には、図7及び図8にも示すようにゴム又は軟質合成樹脂などの弾性材よ り成るウェザストリップ6が嵌着されている。すなわちウェザストリップ6は、 ボディパネル(この例ではドアパネル7)の窓孔を閉鎖するウィンドガラス4の 縁部に、その全周に亘って嵌着され、かつ窓孔を区画するドアパネル7のフラン ジ部8に嵌着固定されている。ドアパネル7は車外側のアウタパネル9と車内側 のインナパネル10より成り、これらのパネル9,10は互いに一体化され、そ のほぼ中央部に上述の窓孔が形成されていて、かかる窓孔を区画する両パネル9 ,10のフランジ部8にウェザストリップ6の係止溝11が嵌着されているので ある。
【0005】 このように、ウェザストリップ6を有するシール構造によって、車内Iのシー ル性が保たれるように構成されているのであるが、上述の構成だけであると、図 8に矢印Aで示したように、車外Oからウェザストリップ6のガラス嵌着溝12 に雨水が侵入し、これがウィンドガラス4の縁部を回わって、鎖線矢印Bで示し たようにガラス嵌着溝12から車内Iに侵入するおそれがある。
【0006】 そこで、従来よりウェザストリップ6の適所、通常はその下辺部16(図6) に、図9及び図10にも示す如く、適当な間隔をあけて、ガラス嵌着溝12を車 外Oに連通させる適数の水抜き孔13が形成されている。しかも各水抜き孔13 に対応するボディパネル部分、この例ではドアパネル7のアウタパネル部分に、 図7及び図8に明示する如く凹部14がそれぞれ形成されている。
【0007】 上述のシール構造によれば、車外Oから図8に矢印Aで示した如く、ウェザス トリップ6のガラス嵌着溝12に侵入した雨水は、水抜き孔13を通して矢印C で示す如く溝外に流出し、次いで凹部14を通して車外Oへ案内される。これに より雨水が鎖線矢印Bで示したように車内Iへ侵入することが阻止され、車内I のシール性がより確実に確保される。
【0008】 ところで、上述の凹部14が外部に露出していると、その見ばえが低下する。 そこで各凹部14の水の流れ方向における最下流領域15を除く凹部部分を、図 7及び図8に示したようにウェザストリップ6のシールリップ17によって覆い 隠し、その見ばえ低下を防止すると共に、凹部14の最下流領域15から水を確 実に流出させることができるようにしている。
【0009】 図7に鎖線で示したように、ウェザストリップ6の水抜き孔に対応するドアパ ネル部分に水流出孔18を形成しても、ウェザストリップ6のガラス嵌着溝12 の排水機能が得られるが、このような孔18を形成すると、その縁部における塗 装膜が薄くなるのが普通であるため、この部位に早期に錆が発生するおそれがあ る。これに対し、ボディパネルに水案内用の凹部14を形成すれば、早期の発錆 に関する不具合を阻止することができるため、従来より、水流出孔18ではなく 、凹部14を有するシール構造が一般に採用されている。
【0010】 ところで、先に説明した如く凹部14はその最下流領域15を除く部分が、ウ ェザストリップ6のシールリップ17によって覆われているため、図8及び図1 1に示すようにウェザストリップ6のシールリップ17が凹部14に落ち込んで しまい、これによってシールリップ17に波打ちができ、その見ばえが低下する 。のみならず、シールリップ17の凹部14への落ち込みによって、該リップ1 7と凹部14とにより区画される雨水流路が狭められ、その排水機能が低下する 。またここにごみが詰まり易くなり、これによっても排水機能が一層低下するお それを免れない。排水機能の低下を防止するには、凹部14を大きく形成すれば よいが、このようにするとその見ばえが著しく低下する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって除去した自動車のシー ル構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、ボディパネルの窓孔を閉鎖するウィンド ガラスの縁部に嵌着され、かつ前記窓孔を区画するボディパネルのフランジ部に 嵌着固定されているウェザストリップを有し、該ウェザストリップにはそのガラ ス嵌着溝を車外に連通させる水抜き孔が形成され、該水抜き孔に対応するボディ パネル部分には水抜き孔から流出する水を車外へ案内する凹部が形成されていて 、該凹部の水の流れ方向における最下流領域を除く凹部部分が前記ウェザストリ ップのシールリップによって覆われている自動車のシール構造において、前記凹 部の縁部ないしはその近傍のボディパネル部分に、車外側へ向けて突出し、かつ 前記ウェザストリップのシールリップが当接する凸部が形成されている構成を提 案する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
【0014】 本実施例の基本的な構成は、図6乃至図10を参照して先に説明した従来のシ ール構造と変りはない。よって、以下の説明では従来と相違するところだけを明 らかにし、従来と同一部分についての説明は省略する。
【0015】 図1、図2及び図3は、従来のシール構造を示した図7、図8及び図11にそ れぞれ相当する本実施例に係るシール構造を示す図である。これらの図から判る ように、ウェザストリップ6の各水抜き孔13に対応するボディパネル(ドアパ ネル7)部分に形成された凹部14の縁部には、車外Oの側へ向けて突出し、か つウェザストリップ6のシールリップ17が当接する凸部19が形成されている 。従来のシール構造と相違するところは、この点だけである。
【0016】 このような凸部19をドアパネル7に形成すると、図3から明らかなように、 各凸部19に当接したシールリップ17の部分が、該凸部19の突出形状にほぼ 対応して車外O側へ突出する。このため、各凹部14を覆うシールリップ17の 部分20は、図11に示した場合に比べ、車外O側へ引き出され、凹部14へ大 きく落ち込むことはない。すなわち、凹部14の縁部に凸部19を形成するとい う極く簡単な構成によって、シールリップ17が凹部14に追従して該凹部14 に大きく落ち込むことを阻止できるのである。
【0017】 このようにシールリップ17が凹部14へ落ち込むことを防止できるので、該 リップ17が大きく波打つことを阻止でき、その見ばえを高めることができる。 しかも図3から明らかなように、シールリップ17の部分20と凹部14とによ って区画される雨水流路を拡大でき、その排水機能を高めることができる。また この流路にごみが詰まり難くなり、これによっても排水機能の向上を達成できる 。
【0018】 なお、図1に示すように凸部19は、凹部14の最下流領域15に向けてその 突出高さを漸次低く形成され、最終的にアウタパネル9の一般外面に連続的に移 行している。このように凸部19を形成することにより、これが外部から目立つ ことを阻止でき、外観の低下を阻止できる。
【0019】 図1乃至図3に示した実施例では、各凹部14の縁部に凸部19を形成したが 、図4に示すように凹部14の縁部の近傍のボディパネル部分(本例ではドアパ ネル7の部分)に凸部19を形成し、或いはこの縁部とその近傍の両者に、凸部 を形成しても、先に説明した効果と同じ作用効果を得ることができる。
【0020】 ボディパネルの側に凸部19を形成する代りに、図5に示す如く、ウェザスト リップ6のシールリップ17にこれと一体の凸部21を付設しても同様な効果が 得られるが、ウェザストリップ6にこのような凸部21を追加すると、ウェザス トリップ6の製造コストが上昇するだけでなく、かかる凸部21と凹部14の相 対位置がずれ、凹部14へのシールリップ17の落ち込み防止効果が低下するお それもある。図1乃至図4に示した構成では、このような不具合も阻止できるの である。
【0021】 本考案は、自動車のドアに設けられるドアウィンドガラス用のシール構造に限 らず、図6に示したフロントウィンドガラス2、サイドウィンドガラス3、又は その他の各種ウィンドガラス用のシール構造にも適用できるものである。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、凹部の縁部、ないしはその近傍のボディパネル部分に、車外 側へ突出し、かつウェザストリップのシールリップが当接する凸部を形成すると いう極く簡単な構成によって、シールリップの外観を向上させ、またシール構造 の排水機能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のシール構造を示す斜視図であ
って、ウェザストリップを鎖線で表わした図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図であって、ウェザ
ストリップを実線で表わした図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】他の実施例を示す、図3と同様な断面図であ
る。
【図5】本考案とは異なる構成例を示す、図3と同様な
断面図である。
【図6】トラックの前部を示す側面図である。
【図7】従来のシール構造を示す、図1と同様な斜視図
である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図であって、ウ
ェザストリップを実線で表わした図である。
【図9】ウェザストリップの水抜き孔を図8の下側から
見た図である。
【図10】ウェザストリップの単体の部分断面斜視図で
ある。
【図11】図8のXI−XI線断面図である。
【符号の説明】
2 ウィンドガラス 3 ウィンドガラス 4 ウィンドガラス 6 ウェザストリップ 8 フランジ部 12 ガラス嵌着溝 13 水抜き孔 14 凹部 15 最下流領域 17 シールリップ 19 凸部 I 車内 O 車外

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディパネルの窓孔を閉鎖するウィンド
    ガラスの縁部に嵌着され、かつ前記窓孔を区画するボデ
    ィパネルのフランジ部に嵌着固定されているウェザスト
    リップを有し、該ウェザストリップにはそのガラス嵌着
    溝を車外に連通させる水抜き孔が形成され、該水抜き孔
    に対応するボディパネル部分には水抜き孔から流出する
    水を車外へ案内する凹部が形成されていて、該凹部の水
    の流れ方向における最下流領域を除く凹部部分が前記ウ
    ェザストリップのシールリップによって覆われている自
    動車のシール構造において、 前記凹部の縁部ないしはその近傍のボディパネル部分
    に、車外側へ向けて突出し、かつ前記ウェザストリップ
    のシールリップが当接する凸部が形成されていることを
    特徴とする自動車のシール構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158275A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Mazda Motor Corp 車両のドア開口部構造
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