JPH0584479A - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH0584479A JPH0584479A JP34437491A JP34437491A JPH0584479A JP H0584479 A JPH0584479 A JP H0584479A JP 34437491 A JP34437491 A JP 34437491A JP 34437491 A JP34437491 A JP 34437491A JP H0584479 A JPH0584479 A JP H0584479A
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- cartridge
- water
- passage
- water purification
- spool
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、水浄化カートリッジのボデーに装着
される面側に、浄水入口通路に接続する第1接続口及び
浄水出口通路に接続する第2接続口を設け、前記第1接
続口から前記水浄化カートリッジ内に流入した原水が水
浄化処理材によって浄化されて前記第2接続口から流出
する密閉構造とするとともに、前記水浄化カートリッジ
をおおいかつ前記ボデーの円筒状カートリッジ受部端
に、着脱自在に回動装着させてなるカートリッジカバー
を設けたことを特徴とするものである。 【効果】水浄化カートリッジの交換作業の際にも水浄化
カートリッジの通水部などを汚染する心配がなくかつ水
浄化カートリッジをボデーに装着するだけで通水路の接
続を完了させることができ、水浄化カートリッジの交換
作業が容易である。
される面側に、浄水入口通路に接続する第1接続口及び
浄水出口通路に接続する第2接続口を設け、前記第1接
続口から前記水浄化カートリッジ内に流入した原水が水
浄化処理材によって浄化されて前記第2接続口から流出
する密閉構造とするとともに、前記水浄化カートリッジ
をおおいかつ前記ボデーの円筒状カートリッジ受部端
に、着脱自在に回動装着させてなるカートリッジカバー
を設けたことを特徴とするものである。 【効果】水浄化カートリッジの交換作業の際にも水浄化
カートリッジの通水部などを汚染する心配がなくかつ水
浄化カートリッジをボデーに装着するだけで通水路の接
続を完了させることができ、水浄化カートリッジの交換
作業が容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水浄化カートリッジが
着脱自在に装着される浄水器に関するものである。
着脱自在に装着される浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭の水道水等の飲料水を対象と
する浄水装置は、取付け自在の活性炭,フィルター等か
らなる水浄化カートリッジによっての、除塩素臭,除濁
を目的としているため、使用場所,環境により、その効
果は、ある一定の期間に限られており、一定期間経過後
は、顧客が前記水浄化カートリッジを別途購入のうえ交
換し、その機能を確保するようにしている。
する浄水装置は、取付け自在の活性炭,フィルター等か
らなる水浄化カートリッジによっての、除塩素臭,除濁
を目的としているため、使用場所,環境により、その効
果は、ある一定の期間に限られており、一定期間経過後
は、顧客が前記水浄化カートリッジを別途購入のうえ交
換し、その機能を確保するようにしている。
【0003】しかして、従来の水浄化カートリッジは、
ボデーと連通する通路と、活性炭などの処理材,フィル
ターなどを収納した水浄化室とを有し、前記通路と水浄
化室のそれぞれ両側が開放されており、前記通路と水浄
化室とを連通する連通路を形成せしめる外殻がボデーに
着脱自在に取付けられて実性さらに衛生面でも問題があ
った。
ボデーと連通する通路と、活性炭などの処理材,フィル
ターなどを収納した水浄化室とを有し、前記通路と水浄
化室のそれぞれ両側が開放されており、前記通路と水浄
化室とを連通する連通路を形成せしめる外殻がボデーに
着脱自在に取付けられて実性さらに衛生面でも問題があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、水浄化カートリ
ッジの通水部分が外部に露出しないようにするとともに
水浄化カートリッジへの給水圧力が外殻内壁に作用しな
いように水浄化カートリッジ自身を密閉構造とするとと
もに、水浄化カートリッジの交換作業を容易,確実かつ
衛生的に行い得るものを提供するものである。
を解決するためになされたものであり、水浄化カートリ
ッジの通水部分が外部に露出しないようにするとともに
水浄化カートリッジへの給水圧力が外殻内壁に作用しな
いように水浄化カートリッジ自身を密閉構造とするとと
もに、水浄化カートリッジの交換作業を容易,確実かつ
衛生的に行い得るものを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、浄水入口通
路と浄水出口通路とを有し蛇口等に取り付け可能なボデ
ー及びこのボデーの円筒状カートリッジ受部に着脱自在
に装着されかつ水浄化処理材を内蔵してなる円筒状の水
浄化カートリッジを備えた浄水器において、前記カート
リッジの前記ボデーに装着される面側に、前記浄水入口
通路に接続する第1接続口及び前記浄水出口通路に接続
する第2接続口を設け、前記第1接続口から前記水浄化
カートリッジ内に流入した原水が前記水浄化処理材によ
って浄化されて前記第2接続口から流出する密閉構造と
するとともに、前記水浄化カートリッジをおおいかつ前
記ボデーの円筒状カートリッジ受部端に着脱自在に回動
装着させてなるカートリッジカバーを設けることによっ
て、達成される。
路と浄水出口通路とを有し蛇口等に取り付け可能なボデ
ー及びこのボデーの円筒状カートリッジ受部に着脱自在
に装着されかつ水浄化処理材を内蔵してなる円筒状の水
浄化カートリッジを備えた浄水器において、前記カート
リッジの前記ボデーに装着される面側に、前記浄水入口
通路に接続する第1接続口及び前記浄水出口通路に接続
する第2接続口を設け、前記第1接続口から前記水浄化
カートリッジ内に流入した原水が前記水浄化処理材によ
って浄化されて前記第2接続口から流出する密閉構造と
するとともに、前記水浄化カートリッジをおおいかつ前
記ボデーの円筒状カートリッジ受部端に着脱自在に回動
装着させてなるカートリッジカバーを設けることによっ
て、達成される。
【0006】
【作用】本発明によれば水浄化カートリッジのボデーに
装着される側以外は密閉されているので、外気との交流
が減少し水浄化カートリッジ内の活性炭などの処理材の
劣化が少なくなり長期間の性能維持が可能である。浄化
装置の使用に際しては浄水入口孔及び浄水出口との接続
口以外は完全に密閉されているので給水される圧力水の
水圧は水浄化カートリッジ内に封じ込められて外殻に圧
力水が作用しないため、外殻に耐水圧の構造は不要とな
る。さらに本発明によれば水浄化カートリッジはボデー
に対して押し込むだけで装着が完了するので取扱いが容
易であり、かつ確実である。その際水浄化カートリッジ
の密閉された部分に手が触れても水浄化カートリッジの
通水部分に汚染が入り込まないので衛生的かつ安全であ
る。
装着される側以外は密閉されているので、外気との交流
が減少し水浄化カートリッジ内の活性炭などの処理材の
劣化が少なくなり長期間の性能維持が可能である。浄化
装置の使用に際しては浄水入口孔及び浄水出口との接続
口以外は完全に密閉されているので給水される圧力水の
水圧は水浄化カートリッジ内に封じ込められて外殻に圧
力水が作用しないため、外殻に耐水圧の構造は不要とな
る。さらに本発明によれば水浄化カートリッジはボデー
に対して押し込むだけで装着が完了するので取扱いが容
易であり、かつ確実である。その際水浄化カートリッジ
の密閉された部分に手が触れても水浄化カートリッジの
通水部分に汚染が入り込まないので衛生的かつ安全であ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3により
説明する。水栓1は家庭用水道に直結されており、手動
にて開閉できる。浄水器2はボデー部3,カートリッジ
部4,スプール部5,水栓接続部6とよりなっている。
ボデー部3は射出成形により形成された合成樹脂製ボデ
ー本体7で構成されている。ボデー本体7は通水路切換
部7aとカートリッジ受部7bとよりなっている。通水
切換部7aは左右に延びる横通水路7cと上下に延びる
縦通水路7dとが連通するように設けられている。横通
水路7cは一端がボデー本体7の側面に開口しており、
他端がカートリッジ受部7bの浄水入口通路7eに連通
している。この横通水路7cは、開口端側に大径部7
f,カートリッジ側に小径部7gが同心に設けられてい
る。この大径部7fは縦通水路7dはこの大径部7fに
連通しており、且つボデー本体7の上下面に開口してい
る。横通水路7cの大径部7fと小径部7gとが連続す
る部分7hはなめらかな円弧状に形成されている。縦通
水路7dの横通水路7cに連通する部分7i,7jは絞
られている。カートリッジ受部7bは浄水入口通路7e
と浄水出口通路7kとが設けられている。
説明する。水栓1は家庭用水道に直結されており、手動
にて開閉できる。浄水器2はボデー部3,カートリッジ
部4,スプール部5,水栓接続部6とよりなっている。
ボデー部3は射出成形により形成された合成樹脂製ボデ
ー本体7で構成されている。ボデー本体7は通水路切換
部7aとカートリッジ受部7bとよりなっている。通水
切換部7aは左右に延びる横通水路7cと上下に延びる
縦通水路7dとが連通するように設けられている。横通
水路7cは一端がボデー本体7の側面に開口しており、
他端がカートリッジ受部7bの浄水入口通路7eに連通
している。この横通水路7cは、開口端側に大径部7
f,カートリッジ側に小径部7gが同心に設けられてい
る。この大径部7fは縦通水路7dはこの大径部7fに
連通しており、且つボデー本体7の上下面に開口してい
る。横通水路7cの大径部7fと小径部7gとが連続す
る部分7hはなめらかな円弧状に形成されている。縦通
水路7dの横通水路7cに連通する部分7i,7jは絞
られている。カートリッジ受部7bは浄水入口通路7e
と浄水出口通路7kとが設けられている。
【0008】カートリッジ部4は水浄化カートリッジ
(以下、カートリッジと称す)8とカートリッジカバー
9とよりなっている。カートリッジ8は円筒状のカート
リッジ本体10と逆止弁11と密閉蓋12と活性炭押え
13と活性炭14とフィルタ15と3個のOリング1
6,17,18とよりなっている。カートリッジ本体10
は浄水導入路10aと活性炭収納室10bとが設けら
れ、Oリング16,17を介してカートリッジ受部7b
に着脱自在に取り付けられる。カートリッジ本体10が
取り付けられた状態では浄水導入路10aと活性炭収納
室10bとがカートリッジ受部7bの浄水入口通路7e
と浄水出口通路7kに夫々連通されるようになってい
る。逆止弁11は浄水導入路10aの内部に配置され、
水圧が加わったときに開路するようになっている。密閉
蓋12はOリング18を介してカートリッジ本体10の
上面に取り付けられ、浄水導入路10aと活性炭収納部
10bとを連通するようになっている。活性炭押え13
は多数の小孔13aが設けられ、密閉蓋12の一部分で
押えられている。活性炭14は粒状であり、フィルタ1
5を介して活性炭収納室10b内に収納されている。
(以下、カートリッジと称す)8とカートリッジカバー
9とよりなっている。カートリッジ8は円筒状のカート
リッジ本体10と逆止弁11と密閉蓋12と活性炭押え
13と活性炭14とフィルタ15と3個のOリング1
6,17,18とよりなっている。カートリッジ本体10
は浄水導入路10aと活性炭収納室10bとが設けら
れ、Oリング16,17を介してカートリッジ受部7b
に着脱自在に取り付けられる。カートリッジ本体10が
取り付けられた状態では浄水導入路10aと活性炭収納
室10bとがカートリッジ受部7bの浄水入口通路7e
と浄水出口通路7kに夫々連通されるようになってい
る。逆止弁11は浄水導入路10aの内部に配置され、
水圧が加わったときに開路するようになっている。密閉
蓋12はOリング18を介してカートリッジ本体10の
上面に取り付けられ、浄水導入路10aと活性炭収納部
10bとを連通するようになっている。活性炭押え13
は多数の小孔13aが設けられ、密閉蓋12の一部分で
押えられている。活性炭14は粒状であり、フィルタ1
5を介して活性炭収納室10b内に収納されている。
【0009】カートリッジカバー9はカートリッジ8を
覆ってカートリッジ受部7bにねじ込まれて取り付けら
れる。
覆ってカートリッジ受部7bにねじ込まれて取り付けら
れる。
【0010】カートリッジ本体10の外周側面下部に山
形の凹部10cを2ケ所設け、カートリッジ受部7bに
設けられた2ケ所の凸部7Lに係合するようになってい
る。この山形凹部10cの上端部は突条7Lの横幅より
極わずか広い横幅の部分10c′ を有し、その高さ寸法
L1 はカートリッジ本体10の下面に設けられた第1接
続口となる突部10d及び第2接続口となる突部10e
が浄水入口通路7e,浄水出口通路7kに重合する寸法
L2より大きく設定してある。凸部7Lはカートリッジ
受部7bに縦長に一体に設けられている。
形の凹部10cを2ケ所設け、カートリッジ受部7bに
設けられた2ケ所の凸部7Lに係合するようになってい
る。この山形凹部10cの上端部は突条7Lの横幅より
極わずか広い横幅の部分10c′ を有し、その高さ寸法
L1 はカートリッジ本体10の下面に設けられた第1接
続口となる突部10d及び第2接続口となる突部10e
が浄水入口通路7e,浄水出口通路7kに重合する寸法
L2より大きく設定してある。凸部7Lはカートリッジ
受部7bに縦長に一体に設けられている。
【0011】又、カートリッジ受部7bの一部には透孔
7mが2ケ所設けられ、カートリッジ8が見えるように
なっている。透孔7mの周囲に配置されるリング部材1
9は、透孔7mに対応する部分のみ透明になっている。
7mが2ケ所設けられ、カートリッジ8が見えるように
なっている。透孔7mの周囲に配置されるリング部材1
9は、透孔7mに対応する部分のみ透明になっている。
【0012】スプール部5はスプールスリープ20とス
プール本体21とスプールダイアル部22と3つのOリ
ング23,24,25,26とよりなっている。スプー
ルスリーブ20は、その外径が通水路切換部7aの大径
部7fの内径より若干小さく、その内径が小径部7gの
内径と同一に設定されており、大径部7f内にOリング
23,24を介して配置され、その先端部20dは円弧
状に形成されている。スプールスリーブ20に連通孔2
0aが設けられ、縦導水通路7dの連通部7jに連通し
ている。スプール本体21はスプールスリーブ20内お
よび横導水通路7c内に左右動自在に配置されている。
スプール本体21の小径部7g内に位置する先端部分は
断面形状を星形としている。スプール本体21の外周に
2条のゴム製Oリング25,26が取り付けられてい
る。一方のOリング25はスリーブ本体21が右に押さ
れたときに通水路切換部7aの大径部7fと小径部7g
との連続部7hに接触し、左へ引かれたときにスプール
スリーブ20の円弧状先端部20aに接触するようにな
っている。他方のOリング26は常時スプールスリーブ
20の内面に接触し、連通孔20aより左側に位置され
ている。スプール本体21に設けられた突起21aはス
プールスリーブ20の凹部20bに係合され、スプール
本体21が回転しないようになっている。スプールダイ
アル部22はスプール本体21の一端に取り付けられ、
ボデー本体7外に露出している。
プール本体21とスプールダイアル部22と3つのOリ
ング23,24,25,26とよりなっている。スプー
ルスリーブ20は、その外径が通水路切換部7aの大径
部7fの内径より若干小さく、その内径が小径部7gの
内径と同一に設定されており、大径部7f内にOリング
23,24を介して配置され、その先端部20dは円弧
状に形成されている。スプールスリーブ20に連通孔2
0aが設けられ、縦導水通路7dの連通部7jに連通し
ている。スプール本体21はスプールスリーブ20内お
よび横導水通路7c内に左右動自在に配置されている。
スプール本体21の小径部7g内に位置する先端部分は
断面形状を星形としている。スプール本体21の外周に
2条のゴム製Oリング25,26が取り付けられてい
る。一方のOリング25はスリーブ本体21が右に押さ
れたときに通水路切換部7aの大径部7fと小径部7g
との連続部7hに接触し、左へ引かれたときにスプール
スリーブ20の円弧状先端部20aに接触するようにな
っている。他方のOリング26は常時スプールスリーブ
20の内面に接触し、連通孔20aより左側に位置され
ている。スプール本体21に設けられた突起21aはス
プールスリーブ20の凹部20bに係合され、スプール
本体21が回転しないようになっている。スプールダイ
アル部22はスプール本体21の一端に取り付けられ、
ボデー本体7外に露出している。
【0013】水栓接続部6はボデー部3を水栓1に取り
付けるものであり、ねじ27を緩めればボデー部3と共
に水栓1から外れるものである。
付けるものであり、ねじ27を緩めればボデー部3と共
に水栓1から外れるものである。
【0014】次に、かかる浄水器における原水の流出
と、浄水の流出とについて説明する。まず、原水を取り
出す場合には、ダイアル部22を押して図2の状態にす
る。即ち、スプール本体21に取り付けられたOリング
25は、ボデー本体7の大径部7fから小径部7gに至
る連続部7hの円弧面に接触する。これによって、横通
水路7cは、このOリング25の位置する部分より右側
への連通が閉じられると共に、縦通水路7dの連通部7
iと7jとが横通水路7cの中央部およびスプールスリ
ーブ20の連通孔20aを介して連通される。この状態
で水栓1を開くと、水道の原水は図2実線矢印のように
カートリッジ部4を通ることなく、縦通水路7dを通っ
て原水出口部28より原水のまま流出させることができ
る。
と、浄水の流出とについて説明する。まず、原水を取り
出す場合には、ダイアル部22を押して図2の状態にす
る。即ち、スプール本体21に取り付けられたOリング
25は、ボデー本体7の大径部7fから小径部7gに至
る連続部7hの円弧面に接触する。これによって、横通
水路7cは、このOリング25の位置する部分より右側
への連通が閉じられると共に、縦通水路7dの連通部7
iと7jとが横通水路7cの中央部およびスプールスリ
ーブ20の連通孔20aを介して連通される。この状態
で水栓1を開くと、水道の原水は図2実線矢印のように
カートリッジ部4を通ることなく、縦通水路7dを通っ
て原水出口部28より原水のまま流出させることができ
る。
【0015】次いで、浄水を取り出す場合には、ダイア
ル部22を引いて、Oリング25をスプールスリーブ2
0の先端部20dの円弧面に接触すると、横通水路7c
のスプールスリーブ20の左側への連通が閉じられ、縦
通水路7dの入口側の連通部7iと横通水路7cのスプ
ールスリーブ20より右側の部分とが連通する。この状
態で水栓1を開くと、水道の原水は縦通水路7dから横
通水路7cを通って浄水入口通路7eに至り、図2点線
矢印に示すように流れる。即ち、原水は浄水導入路10
aを通って逆止弁11を押し上げて密閉蓋12の下面に
至り、活性炭押え13の孔13aを通って活性炭14内
へ侵入し、この部分で浄化されてフィルタ5を通って浄
水出口通路7kから浄水として外部へ流出する。
ル部22を引いて、Oリング25をスプールスリーブ2
0の先端部20dの円弧面に接触すると、横通水路7c
のスプールスリーブ20の左側への連通が閉じられ、縦
通水路7dの入口側の連通部7iと横通水路7cのスプ
ールスリーブ20より右側の部分とが連通する。この状
態で水栓1を開くと、水道の原水は縦通水路7dから横
通水路7cを通って浄水入口通路7eに至り、図2点線
矢印に示すように流れる。即ち、原水は浄水導入路10
aを通って逆止弁11を押し上げて密閉蓋12の下面に
至り、活性炭押え13の孔13aを通って活性炭14内
へ侵入し、この部分で浄化されてフィルタ5を通って浄
水出口通路7kから浄水として外部へ流出する。
【0016】前記カートリッジ8の水浄化機能が低下す
ると、具体的に言えば活性炭14の水浄化機能が低下す
ると、カートリッジ8を取換える訳であるが、その取換
えは次のように行う。まず、カートリッジカバー9をカ
ートリッジ受部7bから外す。次いで、カートリッジ8
を上方へ持上げてカートリッジ受部7bから外す。しか
る後、新しいカートリッジ8をカートリッジ受部7bに
上方から取り付ける。この場合、カートリッジ本体10
の外周側面に設けられた2つの山形凹部10cがカート
リッジ受部7bの2つの凸部7Lに係合させれば、自然
とカートリッジ8をカートリッジ受部7bの所定位置に
取り付けることができる。即ち、山形凹部10cはカー
トリッジ本体10の外周側面に設けられているので、取
換える人が容易に確認することができる。又、凹部10
cが入口の広い山形であるので、カートリッジ8がカー
トリッジ受部7bに対して正確な位置より若干ずれた状
態で取り付けようとしても、凸部7Lが凹部10c内に
挿入でき、その後は凸部7Lに沿ってカートリッジ8の
位置が調整される。更には、山形凹部10cの上端部に
は、凸部7Lの横幅より極わずか広い横幅の部分10
c′を有し、その高さ寸法L1 はカートリッジ本体10
の下面に設けられた突部10d,10eが浄水入口通路
7e,浄水出口通路7kに重合する寸法L2より大きく
設定してあるので、突部10d,10eが浄水通路7
e,浄水出口通路7kに垂直方向に嵌合され、嵌合性が
良好である。しかも、凸部7Lはカートリッジ受部7b
の内面に縦長に一体に設けてあるので、カートリッジ受
部7bの補強効果を奏するものである。
ると、具体的に言えば活性炭14の水浄化機能が低下す
ると、カートリッジ8を取換える訳であるが、その取換
えは次のように行う。まず、カートリッジカバー9をカ
ートリッジ受部7bから外す。次いで、カートリッジ8
を上方へ持上げてカートリッジ受部7bから外す。しか
る後、新しいカートリッジ8をカートリッジ受部7bに
上方から取り付ける。この場合、カートリッジ本体10
の外周側面に設けられた2つの山形凹部10cがカート
リッジ受部7bの2つの凸部7Lに係合させれば、自然
とカートリッジ8をカートリッジ受部7bの所定位置に
取り付けることができる。即ち、山形凹部10cはカー
トリッジ本体10の外周側面に設けられているので、取
換える人が容易に確認することができる。又、凹部10
cが入口の広い山形であるので、カートリッジ8がカー
トリッジ受部7bに対して正確な位置より若干ずれた状
態で取り付けようとしても、凸部7Lが凹部10c内に
挿入でき、その後は凸部7Lに沿ってカートリッジ8の
位置が調整される。更には、山形凹部10cの上端部に
は、凸部7Lの横幅より極わずか広い横幅の部分10
c′を有し、その高さ寸法L1 はカートリッジ本体10
の下面に設けられた突部10d,10eが浄水入口通路
7e,浄水出口通路7kに重合する寸法L2より大きく
設定してあるので、突部10d,10eが浄水通路7
e,浄水出口通路7kに垂直方向に嵌合され、嵌合性が
良好である。しかも、凸部7Lはカートリッジ受部7b
の内面に縦長に一体に設けてあるので、カートリッジ受
部7bの補強効果を奏するものである。
【0017】而して、かかる実施例によれば、ボデー部
3を構成するボデー本体7に大径部7fと小径部7gと
を有する横通水路7cを設け、小径部7gをカートリッ
ジ部4に連通し、大径部7fをボデー本体7外に開口
し、ボデー本体7に縦通水路7dを大径部7fに連通し
て設け、大径部7f内にスプールスリーブ20を配置
し、縦通水路7iと大径部7fとの連通縁部に当接しな
いで、大径部7fから小径部7gへ至る連続部7hとス
プールスリーブ20とに選択的に接触して横通水路7c
の流れを切換えるようにOリング25を備えたスプール
本体21を移動可能に配置したので、Oリング25が損
傷する虞れがなくなり、浄水器の寿命を著しく長くする
ことができる。Oリング25はスプール本体21と同心
に一重に巻かれているので、Oリング25がスプール本
体21から浮上するようなこともない。しかも、Oリン
グ25はなめらかな円弧状の連続部7hおよびスプール
スリーブ20に接触するので、水封性が良好であり、O
リング25の摩耗による劣化が少ない。長年の使用でO
リング25が摩耗したとしても、スプール本体21の移
動距離を大きくできるようにすれば、水封に必要な接触
力は常時確保できる。原水流出時および浄水流出時に
は、Oリング25に水封をより強くする方向に水圧が加
わるために、より確実な水封ができ、Oリング25の摩
耗に対しても有効である。
3を構成するボデー本体7に大径部7fと小径部7gと
を有する横通水路7cを設け、小径部7gをカートリッ
ジ部4に連通し、大径部7fをボデー本体7外に開口
し、ボデー本体7に縦通水路7dを大径部7fに連通し
て設け、大径部7f内にスプールスリーブ20を配置
し、縦通水路7iと大径部7fとの連通縁部に当接しな
いで、大径部7fから小径部7gへ至る連続部7hとス
プールスリーブ20とに選択的に接触して横通水路7c
の流れを切換えるようにOリング25を備えたスプール
本体21を移動可能に配置したので、Oリング25が損
傷する虞れがなくなり、浄水器の寿命を著しく長くする
ことができる。Oリング25はスプール本体21と同心
に一重に巻かれているので、Oリング25がスプール本
体21から浮上するようなこともない。しかも、Oリン
グ25はなめらかな円弧状の連続部7hおよびスプール
スリーブ20に接触するので、水封性が良好であり、O
リング25の摩耗による劣化が少ない。長年の使用でO
リング25が摩耗したとしても、スプール本体21の移
動距離を大きくできるようにすれば、水封に必要な接触
力は常時確保できる。原水流出時および浄水流出時に
は、Oリング25に水封をより強くする方向に水圧が加
わるために、より確実な水封ができ、Oリング25の摩
耗に対しても有効である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、水浄化カートリッジは
同カートリッジをボデーに装着することによりボデーの
浄水出口及び同じくボデーの浄水入口孔へ接続される接
続口を有し、それ以外は密閉されているので、カートリ
ッジの輸送,貯蔵などの段階で活性炭などの第1処理材
やフィルターなど第2処理材が汚染,劣化することがす
くなくなり、カートリッジの通水部分が外部に露出して
いないため、カートリッジの交換作業の際にもカートリ
ッジの通水部などを汚染する心配がなくかつカートリッ
ジをボデーに装着するだけで通水路の接続を完了させる
ことができ、カートリッジの交換作業が容易である。ま
た浄水装置への給水圧力が外殻内壁に作用することがな
いので浄水装置の水密性が損なわれることなく耐久性を
高めることができる。
同カートリッジをボデーに装着することによりボデーの
浄水出口及び同じくボデーの浄水入口孔へ接続される接
続口を有し、それ以外は密閉されているので、カートリ
ッジの輸送,貯蔵などの段階で活性炭などの第1処理材
やフィルターなど第2処理材が汚染,劣化することがす
くなくなり、カートリッジの通水部分が外部に露出して
いないため、カートリッジの交換作業の際にもカートリ
ッジの通水部などを汚染する心配がなくかつカートリッ
ジをボデーに装着するだけで通水路の接続を完了させる
ことができ、カートリッジの交換作業が容易である。ま
た浄水装置への給水圧力が外殻内壁に作用することがな
いので浄水装置の水密性が損なわれることなく耐久性を
高めることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す浄水器の一部断面斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す浄水器の中央縦断面図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例を示す浄水器の分解斜視図で
ある。
ある。
1…水栓、2…浄水器、3…ボデー部、4…カートリッ
ジ部、5…スプール部、6…水栓接続部、7…ボデー本
体、7a…通水路切換部、7b…カートリッジ受部、7
c…横通水路、7d…縦通水路、7e…浄水入口通路、
7f…大径部、7g…小径部、7h…連続部、7i,7
j…連通部、7k…浄水出口通路、7L…凸部、7m…
透孔、8…カートリッジ、9…カートリッジカバー、1
0…カートリッジ本体、10a…導水道入路、10b…
活性炭収納室、10c…山形状の凹部、10d…突部
(第1接続口)、10e…突部(第2接続口)、11…
逆止弁、12…密閉蓋、13…活性炭押え、13a…
孔、14…活性炭、15…フィルタ、16,17,1
8,23,24,25,26…Oリング、19…リング
部材、20…スプールスリーブ、21…スプール本体、
22…スプールダイアル部、27…ねじ、28…原水出
口部。
ジ部、5…スプール部、6…水栓接続部、7…ボデー本
体、7a…通水路切換部、7b…カートリッジ受部、7
c…横通水路、7d…縦通水路、7e…浄水入口通路、
7f…大径部、7g…小径部、7h…連続部、7i,7
j…連通部、7k…浄水出口通路、7L…凸部、7m…
透孔、8…カートリッジ、9…カートリッジカバー、1
0…カートリッジ本体、10a…導水道入路、10b…
活性炭収納室、10c…山形状の凹部、10d…突部
(第1接続口)、10e…突部(第2接続口)、11…
逆止弁、12…密閉蓋、13…活性炭押え、13a…
孔、14…活性炭、15…フィルタ、16,17,1
8,23,24,25,26…Oリング、19…リング
部材、20…スプールスリーブ、21…スプール本体、
22…スプールダイアル部、27…ねじ、28…原水出
口部。
Claims (1)
- 【請求項1】浄水入口通路と浄水出口通路とを有し蛇口
等に取り付け可能なボデー及びこのボデーの円筒状カー
トリッジ受部に着脱自在に装着されかつ水浄化処理材を
内蔵してなる円筒状の水浄化カートリッジを備えた浄水
器において、前記カートリッジの前記ボデーに装着され
る面側に、前記浄水入口通路に接続する第1接続口及び
前記浄水出口通路に接続する第2接続口を設け、前記第
1接続口から前記水浄化カートリッジ内に流入した原水
が前記水浄化処理材によって浄化されて前記第2接続口
から流出する密閉構造とするとともに、前記水浄化カー
トリッジをおおいかつ前記ボデーの円筒状カートリッジ
受部端に着脱自在に回動装着させてなるカートリッジカ
バーを設けたことを特徴とする浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344374A JPH06102190B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344374A JPH06102190B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 浄水器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59034254A Division JPS60179189A (ja) | 1984-02-27 | 1984-02-27 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584479A true JPH0584479A (ja) | 1993-04-06 |
JPH06102190B2 JPH06102190B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=18368748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344374A Expired - Lifetime JPH06102190B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102190B2 (ja) |
Citations (16)
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-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344374A patent/JPH06102190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (16)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06102190B2 (ja) | 1994-12-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |