JPH0624788U - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JPH0624788U JPH0624788U JP5382592U JP5382592U JPH0624788U JP H0624788 U JPH0624788 U JP H0624788U JP 5382592 U JP5382592 U JP 5382592U JP 5382592 U JP5382592 U JP 5382592U JP H0624788 U JPH0624788 U JP H0624788U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】濾過筒体の水取込口側のフィルタが内部へ入り
込んで、その間隙より水処理材が滲出するのを防止す
る。 【構成】濾過筒体は、上端に水取込口29、下端に水取
出口30を有する筒状ケース40と、筒状ケース40内
に充填される水処理材と、筒状ケース40の水取込口2
9に設けられる端板42とから成る。端板42は、一対
の保持板45,46の中間にフィルタ47を保持した構
造のものである。一方の保持板45の中央に抜止め部を
有する連結軸49が一体形成され、他方の保持板46お
よびフィルタ47の各挿通孔55,56へ連結軸49を
挿入して抜止め部を係合させることにより、保持板4
5,46とフィルタ47とを一体化する。
込んで、その間隙より水処理材が滲出するのを防止す
る。 【構成】濾過筒体は、上端に水取込口29、下端に水取
出口30を有する筒状ケース40と、筒状ケース40内
に充填される水処理材と、筒状ケース40の水取込口2
9に設けられる端板42とから成る。端板42は、一対
の保持板45,46の中間にフィルタ47を保持した構
造のものである。一方の保持板45の中央に抜止め部を
有する連結軸49が一体形成され、他方の保持板46お
よびフィルタ47の各挿通孔55,56へ連結軸49を
挿入して抜止め部を係合させることにより、保持板4
5,46とフィルタ47とを一体化する。
Description
【0001】
この考案は、水道の蛇口などに接続し、内部の濾過筒体内に水を導いて処理す る浄水器の改良に関する。
【0002】
従来の浄水器は、中空ケースの内部に濾過筒体が着脱交換自由に配備された構 造のものである。前記濾過筒体は、筒状ケースの内部に各種水処理材が充填され たものであり、上端の水取込口より水を内部に取り込んで水処理材を通過させ、 処理済みの水は下端の水取出口より放出される。 前記濾過筒体は、製作に際し、内部に水処理材を充填する必要があるため、水 取出口の方は通水性のある端板を筒状ケースと一体に設け、水取込口の方は通水 性のある端板を着脱可能に配備してある。水取込口および水取出口には各通水板 の内側に不織布などから成るフィルタを配備して密栓してあり、このフィルタに より内部の水処理材がケース外へ出てくるのを防いでいる。
【0003】
上記構成の濾過筒体は、長期にわたり使用されると、内部の水処理材が徐々に 消耗して体積が減少するため、水取込口側のフィルタは柔軟で変形し易いため、 その全体または周縁部分が水圧に押されて筒状ケースの内部へ入り込むことがあ る。このフィルタの位置ずれによりフィルタと筒状ケースとの間に間隙が生じ、 内部の水処理材が間隙よりケース外へしみ出る虞がある。 この考案は、上記問題に着目してなされたもので、濾過筒体の水取込口側のフ ィルタが変形して位置ずれしないよう工夫することにより、水処理材の滲出を防 止した浄水器を提供することを目的とする。
【0004】
この考案は、中空ケースの内部に濾過筒体が着脱交換自由に配備された浄水器 において、前記濾過筒体は、上端に水取込口、下端に水取出口を有する筒状ケー スと、筒状ケース内に充填される水処理材と、筒状ケースの水取込口に着脱可能 に設けられる通水性のある端板とから成るものである。 そして前記端板は、互いに係脱可能な一対の保持板の中間にフィルタを保持さ せてある。
【0005】
水取込口側のフィルタは保持板間に保持されているので、内部の水処理材が除 々に消耗して体積が減少しても、フィルタが変形してその全体または周縁部分が 筒状ケースの内部へ入り込むことがなく、フィルタと筒状ケースとの間に間隙を 生じさせない。したがって内部の水処理材が間隙よりケース外へしみ出る虞はな い。
【0006】
図1および図2は、この考案の一実施例にかかる浄水器の構造を示す。 この浄水器1は、合成樹脂製の中空ケース2の内部に濾過筒体3を着脱変換自 由に設置した構造のものである。
【0007】 前記中空ケース2は、水を取り込んで処理を行うか、あるいは処理せずに外部 へ流出させるかを選択する切換部4と、前記濾過筒体3により水処理を行う水処 理部5とから成る。前記切換部4と水処理部5とは連通路6によって繋がれ、水 処理部5へ連通口7から水が流入する。
【0008】 前記切換部4には、処理すべき水を流入する流入口8,水を前記水処理部5へ 送らずにそのまま流出させる通水口9を備え、内部には水の経路を切り換えるた めの弁体10が設けられている。
【0009】 前記流入口8は水栓の蛇口などに接続して中空ケース2内に水を流入する部分 であり、ここでは図示しないが外周面に取付ナット11を固定するためのネジ部 を備えている。接続時には、取付ナット11を蛇口のパイプ12に通し、リング 状のアダプタ(図示せず)をパイプ12の先端に取り付け、アダプタを流入口8 へ挿入した後に前記取付ナット11をアダプタ上に嵌めて前記流入口8のネジ部 にネジ固定する。
【0010】 前記通水口9には外周面にネジ部13が設けられ、複数の通水孔14を配した キャップ15がゴムパッキング16を介在させてネジ固定されている。
【0011】 前記流入口8から流入した水は、処理されずに前記通水孔14から流出される 図2に示す第1の水流路aか、前記連通路6を通って前記水処理部5へ送られる 第2の水流路bかのいずれかの経路をたどる。
【0012】 経路の切り換えは、前記切換部4に設けられた弁体10によって行われる。 前記弁体10は、図6および図7に示すごとく、操作部17と弁軸18とから 成り、前記操作部17にはハンドル19が設けてある。弁軸18には径方向に貫 通する通水路20と、周面を切り欠いた案内溝21とが図7に示すように90度 の角度をもって設けられている。前記ハンドル19が上方に位置する図の状態で は、通水路20が上下方向に位置して流入口8と通水口9とを連通させ、水は第 1の水流路aを通って前記通水口9から流出される。一方ハンドル19を90度 回動させると、案内溝21の溝開口が上方を向いて流入口8と対向するため、案 内溝21が前記連通路6と連通し、水は第2の水流路bを通って前記水処理部5 へ流れる。
【0013】 中空ケース2は、濾過筒体3の下部を嵌合支持するための上面開口部31を有 しており、この上面開口部31の開口縁内周面には筒状キャップ22の下端部の ネジ部32をネジ込むためのネジ部23が形成してある。前記上面開口部31の 内部には錘状部33が形成され、この錐状部33の下端に処理済みの水を流出さ せる流出口24が開口してある。
【0014】 なお図中、25,26は上面開口部31の内部に配備されるゴムパッキングで あって、一方のゴムパッキング25は中空ケース2と筒状キャップ22との間を 、他方のゴムパッキング26は中空ケース2と濾過筒体3との間を、それぞれ水 密状態にシールする。
【0015】 前記筒状キャップ22は、透明な合成樹脂製の内側キャップ体34の外周面に 、不透明な合成樹脂製の外側キャップ体35を緊密嵌合しかつ全面を接着剤で接 合した二重構造のものであって、内側キャップ体34の開口端縁を外側キャップ 体35の開口端縁より突出させ、その外周面に前記ネジ部32が形成してある。 外側キャップ体35の上端面には濾過筒体3の上端部との対向位置に内側キャッ プ34により塞がれた円形の透視窓36が形成され、内部を透視することができ る。
【0016】 前記濾過筒体3と中空ケース2との間には、周回通路28が形成され、連通口 7から水処理部5へ入った水は、この周回通路28を周回しつつ下方から上方へ 導かれる。濾過筒体3は上端部が水取込口29、下端部が水取出口30であり、 前記濾過筒体3の上端部に達した水は前記水取込口29から濾過筒体3の内部へ 取り込まれて処理され、処理済の水が水取出口30より出て前記流出口24から 外部へ流出される。
【0017】 前記濾過筒体3は、図3に示すごとく、上端に水取込口29、下端に水取出口 30を有する筒状ケース40と、この筒状ケース40内に装填される水処理材4 1(図5に示す)と、前記水取込口29に着脱可能に設けられる端板42とから 成る。 前記筒状ケース40の水取出口30には放射状壁(図示せず)が一体形成され ており、この放射状壁の開口部分より水の流出が可能となっている。筒状ケース 40はジルコニア,ジルコン,アルミナ,シリカなどの遠赤外線放射物質を主原 料とするセラミックにより形成されたもので、周面には複数の突壁43が長さ方 向に一体に設けられている。筒状ケース40の内周面には、水取込口29の近傍 位置に前記端板42の外周縁を支持する段部44が一体形成されている。
【0018】 前記端板42は、互いに係脱可能な一対の合成樹脂製の保持板45,46の中 間にフィルタ47を保持したものである。
【0019】 内側の保持板45は、一定幅で一周する外周部48と、中心に位置する連結軸 49と、外周部48と連結軸49とを90度等角の位置で連結する4本の放射状 の腕部50とが一体形成されたものであり、各腕部50間の開口部を通水孔51 となす。
【0020】 前記連結軸49は、図4に示すごとく、保持板45の面内中央に突出形成され ており、この連結軸49を全長にわたり4分割して、割溝52が形成してある。 また連結軸49の先端部には基端部が軸径より大きな先細の抜止め部53が一体 形成される。
【0021】 外側の保持板46は、放射状壁37間に複数の扇形の開口部が形成されたもの であって、各開口部を通水孔54となしている。この保持板46の中心部には前 記連結軸49を挿通するための挿通孔55が開設されている。この挿通孔55は 、前記割溝52が開いた状態での前記抜止め部53の径より小さく、かつ割溝5 2が閉じた状態での前記抜止め部53の径より大きい径に形成されている。
【0022】 前記フィルタ47は、不織布から成り、中心部には前記連結軸49を挿通する ための挿通孔56が貫通して形成されている。
【0023】 図5は前記水処理材41の構成を示す説明図である。 前記水処理材41は、4層の処理層57,58,59,60より成り、上端に は前記端板42が、下端にはフィルタ部61,62が配してある。
【0024】 フィルタ部61,62は不織布から成り、水道水に含まれるサビや水アカなど の汚れを取り除く。なお最下位のフィルター62には抗菌作用を得るため不織布 に銀処理を施した活性炭が練り込んである。
【0025】 第1の水処理層57には水中の塩素を除去するための亜硫酸カルシウムの顆粒 が、また第2の水処理層58には前記亜硫酸カルシウムと塩素との化学反応によ り水中に溶けだして水の硬度を上げる水酸化マグネシウムの顆粒が、それぞれ用 いてある。第3の水処理層59には濾過作用があり雑菌の繁殖もおさえる二酸化 ケイ素を主成分とした多孔質性のクリスバライト顆粒が、また第4の水処理層6 0には遠赤外線を水に作用しておいしい水を生成するための遠赤外線セラミック の顆粒が、それぞれ用いてある。
【0026】 しかして、筒状ケース40の水取込口29に端板42を取り付けるのに、まず フィルタ47の挿通孔56へ内側の保持板45の連結軸49を挿通し、続いて外 側の保持板46の挿通孔55へ連結軸49を挿通する。このとき連結軸49は、 割溝52が閉じて小径となるから、抜止め部53が挿通孔55,56を通過し、 通過後に割溝52が開くと、抜止め部53が挿通孔55の開口周縁に係合して、 保持板45,46とフィルタ47とが一体結合される。このようにして組み立て られた端板42を筒状ケース40の水取込口29へ嵌め込むと、端板42は筒状 ケース40の段部44に支持され、筒状ケース40の上端に定位する。 浄水器1を長期にわたり使用した結果、筒状ケース40内に充填された水処理 材41の体積が減少しても、水取込口29のフィルタ47は上下の保持板45, 46によりしっかりと保持されているので、変形して筒状ケース40の内部に入 り込むことがなく、フィルタ47と筒状ケース40との間に間隙が生じない。
【0027】
この考案は上記の如く、濾過筒体の水取込口に配備されるフィルタを互いに係 脱可能な一対の保持板の中間に保持してあるから、フィルタが内部に入り込んで 間隙を生じさせることがなく、水処理材が間隙よりケース外へ滲出するのを防止 できるという効果がある。
【図1】この考案の一実施例にかかる浄水器の構成を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】水の経路を示す一部を破断した正面図である。
【図3】端板の分解斜視図である。
【図4】端板の断面図である。
【図5】濾過筒体の内部構成を示す説明図である。
【図6】浄水器における切換部の弁体の一部を破断した
断面図である。
断面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う断面図である。
1 浄水器 2 中空ケース 3 濾過筒体 29 水取込口 30 水取出口 40 筒状ケース 41 水処理材 42 端板 45,46 保持板 47 フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 中空ケースの内部に濾過筒体が着脱交換
自由に配備された浄水器において、 前記濾過筒体は、上端に水取込口、下端に水取出口を有
する筒状ケースと、筒状ケース内に充填される水処理材
と、筒状ケースの水取込口に着脱可能に設けられる通水
性のある端板とから成り、 前記端板は、互いに係脱可能な一対の保持板の中間にフ
ィルタを保持して成る浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992053825U JP2518389Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992053825U JP2518389Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624788U true JPH0624788U (ja) | 1994-04-05 |
JP2518389Y2 JP2518389Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=12953574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992053825U Expired - Lifetime JP2518389Y2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518389Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269017A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Orion Mach Co Ltd | フィルタエレメント、油水分離装置および油水分離システム |
JP2016083608A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 欣也 鈴木 | 落差式ろ過装置 |
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---|---|---|---|---|
KR100760023B1 (ko) | 2007-02-16 | 2007-10-04 | 유인수 | 필터부재 지지수단을 구비한 정수필터 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61187289U (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-21 | ||
JPH0225095U (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-19 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP1992053825U patent/JP2518389Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61187289U (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-21 | ||
JPH0225095U (ja) * | 1988-08-08 | 1990-02-19 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009269017A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Orion Mach Co Ltd | フィルタエレメント、油水分離装置および油水分離システム |
JP2009269016A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-19 | Orion Mach Co Ltd | フィルタエレメント用容器、フィルタエレメントおよび油水分離装置 |
JP2016083608A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 欣也 鈴木 | 落差式ろ過装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2518389Y2 (ja) | 1996-11-27 |
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